JP4327486B2 - 回転電機のコイル用のセグメントの成形装置、セグメントの成形方法及びそれを用いたセグメント - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転電機のコイル用のセグメントの成形装置、セグメントの成形方法及びそれを用いたセグメント、特に、再現性のある安定した形状のセグメントを容易に成形することのできる成形装置、成形方法、及びそれを用いたセグメントの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータや発電機等の回転電機のステータコイルやロータコイルの形態には、様々なものがある。例えば、ステータコアやロータコアに直接コイル線材を巻回してコイルを形成するものや、別途巻き型等を用いてコイルを巻回し、ステータコアやロータコアに装着するものが一般的である。一方、ステータコアやロータコアに形成されたスロットにセグメントと呼ばれる松葉状導体(略U字形状の導体)を挿入し、各セグメントの端部をコアの一端側で順次溶接等により接合し全体としてコイルを形成するものがある。このセグメントタイプのコイルの場合、いわゆるコイルの巻回工程を必要としないので、コイル(セグメント)の断面をコアのスロットの占有空間断面に略等しい矩形断面とすることが可能で、スロットの占積率を容易に向上可能であり、小型で高出力の回転電機を得られるという点で有効である。
【0003】
図6は、従来の略U字形状のセグメント100の単体形状を説明する図であり、図6(a)がU字の湾曲部分(後述するコイルエンドの形成領域)を上から見た上面図、図6(b)は、平面図、図6(c)は側面図、図6(d)は斜視図である。セグメント100は、所定長さの平角線をU字状に曲げることにより、図示しないステータ等のコアのスロットに挿入されるスロット挿入部102と、このスロット挿入部102を接続しコアの端面部で所定のスロットから他の所定のスロットに渡るためのコイルエンド形成部(渡り部)104とを構成する。また、各図から明らかなように、コイルエンド形成部104の略中央付近では、平角線を180°捻った捻り部106を形成している。
【0004】
図7(a),(b)には、複数のセグメント100をコアのスロット(不図示)に挿入して円環状に配列した状態を示す上面図及び側面図が示されている。図7(a),(b)から明らかなように、セグメント100を円環状に配列する場合、コイルエンド形成部104は、セグメント100のスロット挿入部102が飛び越えるスロット数分だけ他のセグメント100を飛び越えなければならない。この時、セグメント100があるスロットから出てきて、所定数離れたスロットに入る場合、同じ径で入ろうとすると他のセグメント100と干渉してしまうので、セグメント100は2本のスロット挿入部102が別々に、その径方向にずれてスロットに入るようにする必要がある。そのため、コイルエンド形成部104で捻りを加え、捻り部106の前後で、線材がずれるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−75334号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したような180°の捻り部106を伴うセグメント100は、円環配列した時に捻り部106がかさばり、コイルエンド部分が大型化してしまう。すなわち、回転電機のステータ等のコアの軸方向及び径方向の寸法が増大し、結果的に回転電機自体の大型化を招いてしまうという問題を有する。また、捻り部106を成形する場合、両端のスロット挿入部102をクランプして、そのクランプの一方を捻る等の方法により成形するため、捻り部106の形状を安定させることが困難であるという問題がある。各セグメント100の形状ばらつき、形状再現性が低い場合には、前述した円環配列時の軸方向及び径方向の大型化をさらに促進する。
【0007】
また、上述したようなセグメント100を成形する場合、コイルエンド形成部104を山形に曲げる工程、捻る工程、スロット挿入部102を形成するために肩部100aで90°近く曲げる工程等、複数の工程が必要になるが、各工程間で成形途中の平角線(半製品)を前記成形型に出し入れしたり、搬送する必要が生じる。この時、半製品のハンドリングにより折角成形した形状を崩してしまったり、平角線の被覆表面に傷を付けてしまう等の問題が生じていた。また、これらの成形を自動機で行おうとした場合、複数の成形型の並列配置やその成形型間で半製品を順次搬送する搬送装置等が必要になり、自動機全体が大型化してしまうと共に、搬送を伴うことにより成形時間が長くなってしまうという問題がある。
【0008】
さらに、完成したセグメント100は、通常自動機によりステータ等のスロットに自動挿入される。そのため、肩部100aの曲げ角度は設計値に基づき正確に曲げ成形する必要があるが、平角線のスプリングバック効果により所望の角度が安定して得られないという問題がある。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、安定した形状のセグメントを容易に高速で成形することのできるコンパクトな形態の成形装置、成形方法及びそれを用いたセグメントを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明は、回転電機のコアの各スロットに挿入され端部を順次接続することによりコイルを成形するセグメントの成形装置であって、セグメントを形成する線材を所定の保持位置に保持する保持部と、前記保持位置を含む第1平面上で、前記線材を前記保持部に保持させながら略クランク形状を呈する2次元クランク線材に成形する接離自在な一対の第1成形型と、前記保持位置に保持された状態の2次元クランク線材に対し、前記第1平面と略直交する第2平面に沿って接離自在な凹凸形状の一対の成形型であって、成形した2次元クランク線材をワーク保持ピン間に保持させた前記クランク部分を略頂点とした3次元山形形状の3次元山形線材に成形する第2成形型と、前記第2成形型にクランプされた状態の3次元山形線材の前記頂点部分を含むコイルエンド形成領域より外側部分に対し、前記第2平面に沿う方向に前記凸型の第2成形型の側面に沿って移動自在な一対のローラであって、前記3次元山形線材を前記スロットの挿入方向に曲げてセグメント形状に形成する成形ローラと、前記第2成形型によるクランプ解放時に凸型の第2成形型のクランプ面側に開設されたスリットから突出し、前記セグメントをワーク保持ピンより高い位置まで持ち上げ、その斜面に沿って成形完了したセグメントを第2成形型から排出させる排出アームと、を含むことを特徴とする。
【0011】
ここで、略クランク形状とは、特定の1形状を意味するものではなく、線材が連続的な曲がりを有することを意味し、例えば、S字形状等滑らかな曲がりも含むものとする。また、略直交とは、完全な直角を意味するのではなく、実質的に直交と認められる程度を意味する。更に、略頂点とは完全な1点を意味するのではなく、頂点及びその周辺を含むものとする。
【0012】
この構成によれば、セグメントを形成する線材は、保持位置に保持された状態で、第1成形型、第2成形型、成形ローラにより移動を伴うことなく順次3次元形状に成形される。その結果、成形途中のハンドリングが不要になるので、成形したセグメントの形状を崩したり、表面被覆にダメージを与える不具合を解消し、高精度の成形を行うことができると共に、成形中の移動を伴わないため、成形時間の短縮を行うことができる。
【0013】
上記のような目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記凸型の第2成形型の側面は、前記頂点部から遠ざかる方向に対し互いに接近する所定角度のテーパー面を有し、前記成形ローラは、前記テーパー面に向かって付勢され、前記3次元山形線材を前記テーパー面に沿って、スロット挿入時より過剰に曲げ変形させることを特徴とする。
【0014】
ここで、テーパー面の所定角度とは、セグメントを形成する線材の材質や太さ、設計上の曲げ角度等に基づき算出された線材のスプリングバック量に応じた角度ある。また、成形ローラが発生する付勢力は、例えば、付勢スプリング等により発生可能な付勢力である。
【0015】
この構成によれば、線材のスプリングバック効果を考慮した過剰曲げ加工を容易に行うことができる。この時、成形ローラはテーパー面に向けて付勢されるので、第2平面に沿う方向に移動させるのみで、3次元山形線材を任意の角度に曲げ加工することができる。その結果、成形装置の構成を簡略化することができる。
【0016】
上記のような目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記排出アームは、成形完了したセグメントを排出シューターに導く斜面を有するプレート形状を呈することを特徴とする。
【0017】
ここで、排出アームは、例えば、三角形状を呈するプレートであり、プレートの斜面が排出シューターの傾斜と同じかそれより大きいことが望ましい。
【0018】
この構成によれば、成形が完了したセグメントの変形や被覆破損等を招くことなく、セグメントをスムーズに成形装置から自動排出することができる。
【0019】
上記のような目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記第2成形型と前記成形ローラは、同軸配置された2種類のカムにより駆動することを特徴とする。
【0020】
前記第2成形型と成形ローラは、同一平面に対し平行に移動するため、同軸配置された2種類のカムによる駆動が可能になり、駆動源の共用による成形装置の小型化を行うことができる。
【0021】
上記のような目的を達成するために、本発明は、回転電機のコアの各スロットに挿入され端部を順次接続することによりコイルを成形するセグメントの成形方法であって、セグメントを成形する線材を所定の保持位置に保持するステップと、前記保持位置を含む第1平面上で前記線材を前記保持位置に保持させながら略クランク形状を呈する2次元クランク線材に成形するステップと、前記2次元クランク線材を前記保持位置に保持した状態で、当該2次元クランク線材をワーク保持ピン間に保持させた前記クランク部分を略頂点に前記第1平面と略直交する第2平面に沿って曲げて3次元山形形状の3次元山形線材に成形するステップと、前記3次元山形線材の成形のためのクランプが行われた状態で、前記頂点部分を含むコイルエンド形成領域より外側部分に対し、前記第2平面に沿う方向にローラを摺動させて、前記3次元山形線材を前記スロットの挿入方向に対し曲げてセグメント形状に成形するステップと、前記3次元山形線材の成形のためのクランプが開放されると、ワーク保持ピンが設けられた面側に開設されたスリットから排出アームを突出させ、前記セグメントをワーク保持ピンより高い位置まで持ち上げ、その斜面に沿って成形完了したセグメントを前記保持位置から排出させるステップと、を含むことを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、保持位置に保持された状態で、セグメントを形成する線材は、搬送されること順次3次元形状に成形される。その結果、成形中に線材のハンドリングを伴うことがなく、成形したセグメントの形状を崩したり、表面被覆にダメージを与える不具合を解消し、高精度の成形を行うことができると共に、成形中の移動を伴わないため、成形時間の短縮を行うことができる。
【0023】
上記のような目的を達成するために、本発明は、上記構成において、前記3次元山形線材を前記スロットの挿入方向に対し曲げてセグメント形状に成形するステップは、前記スロット挿入時より、過剰に曲げ変形させることを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、線材のスプリングバック効果を考慮した曲げ加工を容易に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
【0027】
図1は、本実施形態の回転電機のコイル用のセグメントの成形装置及び成形方法により成形されるセグメント10の形状を示している。セグメント10は、従来のものと同様に、所定長さ銅材等から構成される平角線を略U字状に曲げることにより、図示しないステータ等のコアのスロットに挿入されるスロット挿入部12と、このスロット挿入部12を接続しコアの端面部で所定のスロットから他の所定のスロットに渡るためのコイルエンド形成部(渡り部)14とを構成する。なお、図1(a)がコイルエンド形成部14を上から見た上面図、図1(b)は、セグメント10の平面図、図1(c)はセグメント10の側面図、図1(d)はセグメント10の斜視図である。
【0028】
図1(a)〜(d)から明らかなように、セグメント10はコイルエンド形成部14に捻り部を含んでいない。捻り部を含まないことにより、コイルエンド形成部14のかさばりを抑制し、回転電機の軸方向や径方向の突出量を縮小することが可能になり、図7に示すように、円環配列した時に、コイルエンド形成部14の高さhを低減することができる。つまり、セグメント10を円環配列した場合に、回転電機の軸方向及び径方向の寸法を縮小することができる。
【0029】
図2には、本実施形態のセグメントの成形装置16に含まれる主要部材及びその移動方向を示す概念説明図が示されている。線材(例えば、銅等の平角線)18の両端部は、成形過程の前半の時間を保持部20により所定の保持位置に保持される。この保持部20は、成形装置16の全体構造の説明で詳細に説明するが、例えば、流体圧を使用したアクチュエータにより開閉するチャック装置で構成される。また、前記保持部20により規定される保持位置を含む第1平面(図2においては、水平面)に線材18を図1(a)に示すような略クランク形状(図1の符号14a)を呈する2次元クランク線材に成形する接離自在な一対に第1成形型22a,22b、及び保持位置に保持された状態の2次元クランク線材に対し、第1平面と略直交する第2平面(図2においては垂直面)に沿って接離自在な凹凸形状の一対の成形型であって、成形した2次元クランク線材のクランク部分を略頂点(図1の符号14b)とした3次元山形形状の3次元山形線材に成形する第2成形型24a,24bと、当該第2成形型24a,24bにクランプされた状態の3次元山形線材の頂点部分を含むコイルエンド形成領域より外側部分に対し、前記第2平面に沿う方向で第2成形型24a(凸型)の側面に沿って移動自在な一対のローラであって、3次元山形線材をスロットの挿入方向に対し曲げてセグメント形状に形成する成形ローラ26a,26bとを含んでいる。
【0030】
なお、第2成形型24aのクランプ面には、第2成形型24a,24bによるクランプ解放時に当該クランプ面から突出し成形が完了したセグメント10を第2成形型24aから排出する排出アーム28が配置されている。本実施形態のおいて、この排出アーム28はセグメント10の排出方向に下向き傾斜した排出シューター30に連なるように、斜面を有する略三角形のプレート形状を呈している。また、直線形状の線材18を山形の第2成形型24aのクランプ面に裁置する場合に、線材18を保持固定するワーク保持ピン32が複数立設されている。このワーク保持ピン32は、第2成形型24a,24bの係合時には、凹型である第2成形型24b内部に収納可能である。つまり、第2成形型24bの係合面にはピン収納用の開孔(付図示)が形成されている。
【0031】
上述したような構成を有する成形装置16によるセグメント10の形成手順を図3及び図4に示す各成形型の動作を参照しながら説明する。
【0032】
図3(a)に示すように、平角線である線材18は、保持部20に保持され、第1平面(第1成形型22a,22bが接離する平面と同一平面)に保持される。この時、第1成形型22a,22b及び第2成形型24a,24bは、互いに離反位置で待機している。なお、第2成形型24aが離反位置に待機しているので、排出アーム28は、第2成形型24aのクランプ面から突出している。この状態で、第1成形型22a,22bのみが第1平面上で互いに接近し、線材18を所定の2次元クランク形状に成形する。
【0033】
図3(b)に示すように、線材18が2次元クランク線材18aに成形される場合、線材18の変形により一対の保持部20の間隔は狭くなる。そのため、保持部20は線材18をしっかり保持した状態で、所定値以上の力が加わったときに、個々の保持部20が任意の方向に移動し、その保持姿勢が変化できるようになっている。そして、図3(b)に示すように、第1成形型22a,22bによる成形が完了し、互いに離反方向に分離が完了すると、図3(c)に示すように第2成形型24aが第1平面と略直交する第2平面に沿って上昇し、ワーク保持ピン32で2次元クランク線材18aを位置決めしながら第2成形型24aのクランプ面に載置する。ワーク保持ピン32は望ましくは、先端側が細くなったテーパーピンを呈し、第2成形型24aの上昇動作のみで、2次元クランク線材18aを互いに千鳥配置されたピン間に導き入れ保持できるようになっている。図3(c)からも明らかなように、この時、排出アーム28は、第2成形型24aのクランプ面には突出していない。そして、図3(d)に示すように、第2成形型24bを同じく第2平面に沿って降下させ、第2成形型24aと第2成形型24bとにより2次元クランク線材18aをプレスし、当該2次元クランク線材18aのクランク部分を略頂点とした3次元山形形状の3次元山形線材18bに成形する。この時点で、3次元山形線材18bは第2成形型24a,24bにより挟持固定されているので、保持部20はその保持を開放してもよい。
【0034】
なお、後述するが、第2成形型24bは、例えばカム機構を用いて昇降移動する。そのため、第2成形型24bの昇降動作を高速に行うと共に、プレス荷重を均一にして、成形する3次元山形線材18bの形状バラツキや被覆ダメージを抑制するために、第2成形型24bは、図3(e)に示すように、カムが当たるカムフォロアー34が皿バネ36等により上方に付勢されている。この皿バネ36により、カムフォロアー34がカムにより降下したときフレーム38を、常時均一の安定した力で、かつスムーズに押し下げ、第2成形型24bの降下動作を実現する。その結果、安定した成形処理が可能となる。そして、3次元山形線材18bの形状バラツキが低減されることにより、完成したセグメント10をスロットに挿入する場合の不必要な接触を低減し、絶縁被覆へのダメージを抑制することも可能となる。
【0035】
続いて、図4(a)に示すように、第2成形型24a,24bによる3次元山形線材18bの挟持固定を維持した状態で、コイルエンド形成部(領域)14(図1参照)より外側部分に対し、成形ローラ26a,26bを第2平面に沿う方向で第2成形型24aの側面40に沿って降下させる。図4(a)から明らかなように、第2成形型24aの側面40は、図中下方に向う方向(前記頂点部から遠ざかる方向)に対し互いに接近する所定角度のテーパー面を有している。このテーパー面の角度は、セグメント10を形成する線材18の材質や太さ、設計上の曲げ角度等に基づき算出された線材18のスプリングバック量に応じた角度であり、例えば、所望の曲げ角度+5°である。
【0036】
後述するが、本実施形態においては、成形ローラ26a,26bもカム機構によって昇降動作をしている。ただし、前述したように、成形ローラ26a,26bをテーパー面である第2成形型24aの側面40に沿って移動させるために、図4(b)に示すように、成形ローラ26a(26b)は、ハウジング42に形成された回動軸42aを中心に回動自在に支持され、付勢手段、例えばスプリング44により常時図中矢印A方向(側面40側)に付勢されている。その結果、成形ローラ26a,26bは、図示しないカム機構の昇降動作のみで、側面40に沿った斜め方向の移動を安定的に行うことが可能となる。
【0037】
また、この成形ローラ26a,26bは、図4(b)中の矢印B方向に回転しながら3次元山形線材18bを側面40に沿って曲げるので、摩擦力の付与を抑制しながら曲げ成形のみを行う。その結果、3次元山形線材18bの被覆表面にダメージを与えることがない。さらに、前述したように、3次元山形線材18b等線材18は、曲げ成形を行うとスプリングバックにより、実際の曲げ角度より直線に近づいた状態で安定する。本実施形態では、スプリング44の付勢力により3次元山形線材18bの過剰曲げ変形を行うので、成形後に所望の曲げ角度を容易かつ安定的に得ることができる。
【0038】
成形ローラ26a,26bが所定の降下位置まで移動し曲げ成形が完了したら、図4(c)に示すように、成形ローラ26a,26bを上昇退避させ、第2成形型24aを降下させる。また、第2成形型24bも上昇退避させる。この第2成形型24aの降下により、図4(d)に示すように、第2成形型24aのクランプ面側に開設されたスリット46(図3(c)参照)から排出アーム28が突出し、完成したセグメント10を第2成形型24aのワーク保持ピン32より高い位置まで持ち上げ、排出アーム28の斜面に沿って、排出シューター30へと導き排出する。なお、排出シューター30の終点には、セグメント10を配列収納するストッカーが配置されている。もちろん、ステータコア等のスロットにセグメント10を自動挿入する装置が接続されていてもよい。
【0039】
図5には、図3、図4で説明した各成形型を現実に動作させる駆動機構を含む、成形装置16の概念構成図が示されている。
【0040】
本実施形態の場合、各成形型は、流体圧シリンダ(油圧や空圧等)とカムやモータを用いたリンク機構により駆動している。なお、図5(a)には、第1成形型22a,22bが接離動作する第1平面を上方から見た平面図であり、図5(b)は、第2成形型24a,24bが接離動作する第2平面を正面から見た正面図であり、図5(c)は、側面図である。
【0041】
前述したように直線状の線材18を所定位置に保持する保持部20は、流体圧シリンダ等で駆動するチャック装置あり、成形途中でチャックが不要になった場合は、成形装置16の背面側(図5(a)の上側)に待避できるように待避機構を含んでいる。なお、チャック部分は、線材18を手動または自動で容易に供給、排出できるように、チャック解放時には大きく開くことが望ましい。また、図5(a)に2点鎖線で示すように、第1成形型22a,22bにより直線状の線材18が2次元クランク形状の2次元クランク線材18aに成形される場合、線材18の曲がりに応じて、保持部20の距離は間隔は狭くなる。そのため、保持部20は、例えば、スプリング等により、所定以上の負荷、すなわち2次元クランク線材18aの成形時の引っ張り力が働いた場合に、間隔変化分に応じて移動を許容する機構を有している。
【0042】
また、本実施形態において、第1平面に沿って移動する第1成形型22aは、図5(a)、(c)に示すように、モータ47とリンク48とによって動作する。一方、第1成形型22bは、流体圧シリンダ50によって第1平面に沿って移動し、第1成形型22a,22bが相互に係合し、2次元クランク線材18aを成形する。このとき、モータ47と流体圧シリンダ50とを組み合わせて使用することにより、第1成形型22a,22bの係合時の過剰な力が流体圧シリンダ50側で吸収可能となり、各成形型の係合力バランスを高精度で調整する必要がなくなると共に、成形装置16の動作時の負荷ストレスを軽減することができるためである。
【0043】
同様に、第2成形型24aは、流体圧シリンダ52によって、第2平面に沿った方向に移動(図5(b)では上下方向に移動)し、第2成形型24bはカム54とリンク56によって第2平面に沿った方向に移動するようになっている。この場合も流体圧シリンダ52側で過剰な力を吸収することが可能となるので、装置側の負荷ストレスを低減できる。また、カム機構を用いることにより、高速かつ高精度の第2成形型24bの移動が可能になり、成形するセグメント10の効率的な生産に寄与することができる。
【0044】
成形ローラ26a,26bは、カム58で駆動するリンク60に支持されている。成形ローラ26a,26bの先端部は、図4(b)に示すような構造を呈し、カム58の回転により適切なタイミングで昇降動作を行う。なお、本実施形態において、成形ローラ26a,26bは、第2成形型24aの斜面に沿って内側に付勢された状態で昇降するもののリンク56,60自体は第2平面に沿って垂直に昇降動作するのみであるため、カム54,58は単一のモータ62の軸64に位相を変えて固定可能であり、単一駆動源により動作させることができる。もちろん、カム機構による動作であるため、成形ローラ26a,26bも正確な高速動作が可能であると共に、駆動源の共用により成形装置16の設備構成が簡略化可能となり、装置全体の大きさを小型化することができる。
【0045】
なお、排出アーム28は、第2成形型24aが下降位置にある時に、第2成形型24aのクランプ面から所定量突出する位置に固定されているので、何ら駆動機構は必要としない。また、図5(c)に示すように、排出シューター30の斜面と排出アーム28の斜面を一致させるように、両者を配置することにより、成形が完成したセグメント10の排出をスムーズに行うことができる。
【0046】
上述の装置構成からも明らかなように、線材18は、一度、成形装置16に供給されれば、ハンドリング等を伴うことなく、最終形状まで成形が行われるので、安定した形状のセグメントをコンパクトな装置により容易に高速で成形することができる。
【0047】
なお、図5に示す装置構成は、一例であり、セグメントを形成する線材が、保持位置に保持された状態で、第1成形型22a,22b、第2成形型24a,24b、成形ローラ26a,26bにより、線材の実質的移動(ハンドリング)を伴うことなく順次3次元形状に成形されるものであれば、各成形型の駆動方法や駆動方向等は、適宜変更可能であり、本実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0048】
また、本実施形態で示した各成形型の形状は、セグメント10の形状に対応したものであり、適宜変更可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、セグメントを形成する線材は、保持位置に保持された状態で、第1成形型、第2成形型、成形ローラにより移動を伴うことなく順次3次元形状に成形される。その結果、成形したセグメントの形状を崩したり、表面被覆にダメージを与える不具合を解消し、高精度の成形を行うことができると共に、成形中の移動を伴わないため、成形時間の短縮を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るセグメントの成形装置により成形されるセグメントの形状を説明する説明図である。
【図2】 本発明の実施形態に係るセグメントの成形装置に含まれる主要部材及びその移動方向を示す概念説明図である。
【図3】 本発明の実施形態に係るセグメントの成形装置によるセグメントの形成手順前半部分を説明する説明図である。
【図4】 本発明の実施形態に係るセグメントの成形装置によるセグメントの形成手順後半部分を説明する説明図である。
【図5】 本発明の実施形態に係るセグメントの成形装置の各成形型を動作させる駆動機構を含む概念構成図である。
【図6】 従来のセグメントの形状を説明する説明図である。
【図7】 複数のセグメントを円環配置した状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 セグメント、12 スロット挿入部、14 コイルエンド形成部、16成形装置、18 線材、18a 2次元クランク線材、18b 3次元山形線材、20 保持部、22a,22b 第1成形型、24a,24b 第2成形型、26a,26b 成形ローラ、28 排出アーム、30 排出シューター、32 ワーク保持ピン。
Claims (6)
- 回転電機のコアの各スロットに挿入され端部を順次接続することによりコイルを成形するセグメントの成形装置であって、
セグメントを形成する線材を所定の保持位置に保持する保持部と、
前記保持位置を含む第1平面上で、前記線材を前記保持部に保持させながら略クランク形状を呈する2次元クランク線材に成形する接離自在な一対の第1成形型と、
前記保持位置に保持された状態の2次元クランク線材に対し、前記第1平面と略直交する第2平面に沿って接離自在な凹凸形状の一対の成形型であって、成形した2次元クランク線材をワーク保持ピン間に保持させた前記クランク部分を略頂点とした3次元山形形状の3次元山形線材に成形する第2成形型と、
前記第2成形型にクランプされた状態の3次元山形線材の前記頂点部分を含むコイルエンド形成領域より外側部分に対し、前記第2平面に沿う方向に前記凸型の第2成形型の側面に沿って移動自在な一対のローラであって、前記3次元山形線材を前記スロットの挿入方向に曲げてセグメント形状に形成する成形ローラと、
前記第2成形型によるクランプ解放時に凸型の第2成形型のクランプ面側に開設されたスリットから突出し、前記セグメントをワーク保持ピンより高い位置まで持ち上げ、その斜面に沿って成形完了したセグメントを第2成形型から排出させる排出アームと、を含むことを特徴とするセグメントの成形装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記凸型の第2成形型の側面は、前記頂点部から遠ざかる方向に対し互いに接近する所定角度のテーパー面を有し、
前記成形ローラは、前記テーパー面に向かって付勢され、前記3次元山形線材を前記テーパー面に沿って、スロット挿入時より過剰に曲げ変形させることを特徴とするセグメントの成形装置。 - 請求項1または請求項2記載の装置において、
前記排出アームは、成形完了したセグメントを排出シューターに導く斜面を有するプレート形状を呈することを特徴とするセグメントの成形装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の装置において、
前記第2成形型と前記成形ローラは、同軸配置された2種類のカムにより駆動することを特徴とするセグメントの成形装置。 - 回転電機のコアの各スロットに挿入され端部を順次接続することによりコイルを成形するセグメントの成形方法であって、
セグメントを成形する線材を所定の保持位置に保持するステップと、
前記保持位置を含む第1平面上で前記線材を前記保持位置に保持させながら略クランク形状を呈する2次元クランク線材に成形するステップと、
前記2次元クランク線材を前記保持位置に保持した状態で、当該2次元クランク線材をワーク保持ピン間に保持させた前記クランク部分を略頂点に前記第1平面と略直交する第2平面に沿って曲げて3次元山形形状の3次元山形線材に成形するステップと、
前記3次元山形線材の成形のためのクランプが行われた状態で、前記頂点部分を含むコイルエンド形成領域より外側部分に対し、前記第2平面に沿う方向にローラを摺動させて、前記3次元山形線材を前記スロットの挿入方向に対し曲げてセグメント形状に成形するステップと、
前記3次元山形線材の成形のためのクランプが開放されると、ワーク保持ピンが設けられた面側に開設されたスリットから排出アームを突出させ、前記セグメントをワーク保持ピンより高い位置まで持ち上げ、その斜面に沿って成形完了したセグメントを前記保持位置から排出させるステップと、
を含むことを特徴とするセグメントの成形方法。 - 請求項5記載の方法において、
前記3次元山形線材を前記スロットの挿入方向に対し曲げてセグメント形状に成形するステップは、前記スロット挿入時より、過剰に曲げ変形させることを特徴とするセグメントの成形方法。
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