JP4836475B2 - 基材レス両面粘着シート - Google Patents

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Description

本発明は基材レス両面粘着シートに関し、外部刺激により剥離力を低下させることができる基材レス両面粘着シートに関する。
従来、物体間を面接着する粘着シートは種々知られており、粘着シートの1つとして基材レス両面粘着シートが知られている。基材レス両面粘着シートは、粘着剤層の両面に剥離力の相対的に低い軽剥離シートと、剥離力の相対的に高い重剥離シートが積層されて構成される。基材レス両面粘着シートは、まず軽剥離シートが剥がされ、露出された粘着剤層の一方の面が物体面に接着され、その接着後、さらに重剥離シートが剥がされ、露出された粘着剤層の他方の面が、異なる物体面に接着され、これにより物体間が面接着される。
特許文献1には基材レス両面粘着シートについて記載されており、重剥離シートにおける剥離力を25〜200g/50mmに、軽剥離シートにおける剥離力を5〜80g/50mmに、両剥離力の差を20g/50mm以上に定めることが記載されている。基材レス両面粘着シートにおいて、両剥離力の差が上記所定範囲に定められることにより、軽剥離シートを剥がす際に、粘着剤層が追従して軽剥離シートに転着する剥離不良が防止される。さらには軽剥離シートの剥離力を上述したように所定量以上にすることにより、使用前に軽剥離シートが粘着剤層から剥がれたり、浮いたりすることも防止される。
また従来、2つの基材を接着するための接着剤として、発泡剤および変性シリコーン樹脂が含有された接着剤が知られている(例えば特許文献2)。この接着剤は、2つの基材を剥離させるとき、加熱により発泡剤を発泡させ2つの基材間の接着力を低下させているので、2つの基材を容易に剥離させることができる。
特開平7−41736号公報 特開2003−238721号公報
ところで、基材レス両面粘着シートにおいて、重剥離シートの剥離力が高すぎる場合、軽剥離シートを剥離し粘着剤層を物体に接着させた後、重剥離シートを剥離させる時、重剥離シートに粘着剤が部分的に残留してしまう転写不良が生じる場合ある。
また、重剥離シートの剥離力が高すぎる場合、重剥離シートを剥離させる際、粘着剤層にディッピングが生じ、粘着剤層の接着面に凹凸が生じる場合がある。一方、基材レス両面粘着シートは、近年その用途が広がりつつあり、偏光板の透過面等に、フィルム等他の部材を貼り合わせるために使用される場合がある。このような用途において、粘着剤層の接着面に凹凸が生じると、光がその接着面で乱反射するので、偏光板の光透過性等を低下させてしまうことになる。
すなわち、重剥離シートを剥離する際のこれら不都合を解決するためには、重剥離シートの剥離力を低く設定しなければならない。しかし、重剥離シートの剥離力を低く設定すると、重剥離シートと軽剥離シートとの剥離力差を大きく設定することができず、軽剥離シートを剥離する際の剥離不良が生じやすくなる。
さらに、剥離シートの剥離力は一般的に経時的に変化し、重剥離シートの剥離力が軽剥離シートの剥離力に近づいていく場合がある。このような場合、重剥離シートの剥離力が低く、両シートの初期の剥離力差が小さく設定されていると、経時変化により、重剥離シートと軽剥離シートとの剥離力差がほとんどなくなってしまい、軽剥離シートを剥離する際の剥離不良が生じやすくなる。
そこで、本願発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、重剥離シートの剥離力が低く、剥離力差を大きく設定できないような場合でも、剥離シートの剥離が良好な基材レス両面粘着シートを得ることを主たる目的とする。
本発明に係る基材レス両面粘着シートは、第1剥離シート、粘着剤層、第2剥離シートがこの順に積層される基材レス両面粘着シートである。そして、前記第1剥離シートは少なくとも支持体と第1剥離剤層とを有する構成からなり、前記第1剥離剤層は、外部刺激を受けることにより、第1剥離シートの粘着剤層に対する剥離力を低下させ、その低下させられた剥離力が、第2剥離シートの粘着剤層に対する剥離力より低いことを特徴とする。本発明に係る基材レス両面粘着シートにおいては、例えば外部刺激が与えられ第1剥離シートの剥離力が低下した後、第1剥離シートが剥離される。次に、粘着剤層が物体面に接着された後、第2剥離シートが剥離される。
このような構成によれば、第2剥離シートの剥離力を低く設定しなければならず、初期の両剥離力差を大きく設定できないような場合でも、外部刺激を与えることにより、剥離時の両剥離シートの剥離力差を所定量以上に設定することができ、第1剥離シートを剥離する際の剥離不良を防止することができる。ここで、第2剥離シートは、第2剥離シートに使用する材料自体が粘着剤層に対して所定の剥離性を有する場合には、剥離剤層を設けなくても良い。第2剥離シートに剥離剤層(以下第2剥離剤層という)を設ける場合、第1剥離剤層に使用できる剥離剤と同様のものが使用できる。
第1剥離剤層は、剥離剤と外部刺激により膨張する膨張性微粒子とを含有して構成されることが好ましい。
膨張性微粒子は、殻壁と、殻壁内に内包され、所定温度以上に加熱されると気化し殻壁を外部に向けて膨張させる膨張性物質とを有する。この場合、殻壁は熱可塑性樹脂を含むことが好ましい。
膨張性微粒子の平均粒径は、例えば1〜50μmである。また、膨張性微粒子は、剥離剤のポリマー成分100重量部に対して、5〜50重量部であることが好ましい。さらに第1剥離剤層の平均層厚は、例えば0.5〜15μmであることが好ましい。
また第1剥離剤層は、剥離剤と発泡剤とを含有して構成され、発泡剤が、殻壁と、殻壁内に内包される内包物質を有する場合、外部刺激により発泡剤の殻壁が破壊され、気化された内包物質が外部に放出されることが好ましい。
さらに前記第2剥離シートは、少なくとも支持体と第2剥離剤層とを有する構成からなり、第1剥離剤層および第2剥離剤層それぞれの剥離剤のポリマー成分は、同一であることが好ましい。剥離剤のポリマー成分が同一の化合物であるならば、第1剥離剤層と第2剥離剤層の経時変化を略同一にすることができ、長時間経過した後においても、外部刺激を受けたときの両剥離力の差を所定量以上に維持することができる。
外部刺激は、熱または活性エネルギー線のいずれかであることが好ましい。したがって、第1剥離剤層は、例えば所定の温度以上に加熱されることにより、第1剥離シートの粘着剤層に対する剥離力を低下させる。また例えば所定の強さの活性エネルギー線を照射されることにより、第1剥離シートの粘着剤層に対する剥離力を低下させる。すなわち、膨張性微粒子は、例えば所定の温度以上に加熱されると、膨張する微粒子であっても良い。また、膨張性微粒子は、所定の強さの活性エネルギー線を受けると膨張する微粒子であっても良い。ここで、活性エネルギー線とは、電磁波又は荷電粒子線の中でエネルギー量子を有するもの、すなわち、紫外線又は電子線などを指す。
外部刺激を受ける前の第1剥離シートの剥離力は、第2剥離シートの剥離力以下であることが好ましい。これにより、外部刺激を受けた後の両剥離力の差を大きくすることができ、剥離不良を起こりにくくすることができる。
また、第1剥離シートを、剥離剤層、中間層、支持体の順に構成することも好ましい。前記剥離剤層と中間層の多層積層構造に、膨張性微粒子を含有させ、膨張性微粒子を前記多層積層構造中にほぼ埋設することにより、第1剥離シートの表面平滑度を向上させることができる。ここで、前記剥離剤層と中間層の多層積層構造の平均層厚は、膨張性微粒子の平均粒径以上であることが好ましい。
本発明によれば、重剥離シートの剥離力を低く設定しなければならず、初期の軽重両剥離シートの剥離力差を大きく設定できないような場合でも、剥離時の両剥離力差を所定量以上に設定することができ、軽剥離シートを剥離する際の剥離不良を防止することができる。
図1は、本願発明の実施形態に係る基材レス両面粘着シートを示す模式的な断面図である。図1に示すように、基材レス両面粘着シート10は、粘着剤層11の両面に、第1および第2剥離シート30、31が積層されて構成される。第1および第2剥離シート30、31は、粘着剤層11と接する面に第1および第2剥離剤層15、16を有し、それぞれ第1および第2剥離シートの支持体12、13が積層されて構成される。
粘着剤層11は、ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系等の粘着剤によって構成される。第1および第2剥離シートの支持体12、13は、特に限定されるわけではないが、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、ポリアミドフィルム、アクリル樹脂フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、シクロオレフィン樹脂フィルム等を挙げることができる。第1剥離剤層15は、加熱により膨張する膨張性微粒子を含有する剥離剤から構成される。第2剥離剤層16は、同様に剥離剤から構成されるが、その剥離剤は膨張性微粒子を含有しない。
第1および第2剥離剤層15、16を構成する剥離剤のポリマー成分としては、例えばシリコーン樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン変性アルキッド樹脂、または、長鎖アルキル基含有ポリマー等の単体、またはこれらの混合物が使用される。ここで、シリコーン樹脂としては、例えば光照射または加熱等によって硬化する硬化型シリコーン樹脂が使用される。硬化型シリコーン樹脂が熱硬化型シリコーン樹脂である場合、例えば主鎖としてポリジメチルシロキサンを含むものであり、例えば官能基としてビニル基を有するポリジメチルシロキサンが重合されて得られるものである。また、ポリマー成分としてシリコーン変性アルキッド樹脂を用いる場合、さらにアミノ樹脂等の他の樹脂がポリマー成分として含まれていても良い。なお、剥離剤は必要に応じてポリマー成分に各種添加剤が配合されて構成される。
膨張性微粒子は、例えば熱可塑性樹脂から形成される殻壁と、殻壁内に内包される熱膨張性物質または活性エネルギー線膨張性物質から成る。熱膨張性物質は、例えばブタン、ペンタン、ヘキサン等の低沸点炭化水素を用いる物理発泡剤、重炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム等の無機発泡剤、2,2'-アゾビス(4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリル)、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)、2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオニリル)、2,2'-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)、1,1'-アゾビス(シクロヘキサノン-1-カルボニトリル)、1-[(1-シアノ-1-メチルエチル)アゾ]ホルムアミド、2-フェニルアゾ-4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリルなどのアゾニトリル系化合物、2,2'-アゾビス(2-メチル-N-フェニルプロピオン−アミジン)ジヒドロクロライド、2,2'-アゾビス[N-(4-クロロフェニル)-2-メチルプロピオンアミジン)、2,2'-アゾビス[N-(4-ヒドロキシフェニル)-2-メチルプロピオンアミジン]ジヒドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-メチル-N-(フェニルメチル)-プロピオンアミジン]ジヒドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-メチル-N-(2-プロペニル)プロピオンアミジン]ジヒドロクロライド、2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロライド、2,2'-アゾビス[N-(2-ヒドキシエチル)-2-メチルプロピオンアミジンなどのアゾアミジン系化合物、2,2'-アゾビス[2-(5-メチル-2-イミダゾリン-2-イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-(2-イミダゾリン-2-イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-(4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-1,3-ジアゼピン-2-イル)プロパン]ヒドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-(3,4,5,6-テトラヒドロピリミジン-2- イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-(5-ヒドロキシ-3,4,5,6- テトラヒドロピリミジン-2-イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビス{2-[1-(2-ヒドロオキシエチル)-2-イミダゾリン-2-イル]プロパン}ジハイドロクロライド、2,2'-アゾビス[2-(2-イミダゾリン-2-イル)プロパン]などのシクロアゾアミジン系化合物、2,2'-アゾビス{2-メチル-N-[1,1-ビス(ヒドロキシメチル)-2-ヒドロキシエチル]ピロピオンアミド}、2,2'-アゾビス{2-メチル-N-[1,1-ビス(ヒドロキシメチル)エチル]ピロピオンアミド}、 2,2'-アゾビス[2-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-プロピオンアミド]、2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオンアミド)ジハイドレイトなどのアゾアミド系化合物、2,2'-アゾビス(2,4,4-トリメチルペンテン)、2,2'-アゾビス(2-メチルプロパン)などのアルキルアゾ系化合物、その他ジメチル 2,2'-アゾビス(2-メチルプロピオネート)、4,4'-アゾビス(4-シアメバレリックアシド)、2,2'-アゾビス[2-(ヒドロキシメチル)プロピオンニトリル、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカルボンアミド、パラトルエンスルフロォニルヒドラジッド、パラトルエンスルホニルアセトンヒドラゾーン、4,4'-オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジッド)等の有機発泡剤である。これらを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。熱膨張性微粒子は、熱膨張開始温度以上の所定温度に加熱されると、熱膨張性物質が気化されるか、または分解してガスを発生することにより、殻壁が外側に向けて膨張させられる。なお、膨張性微粒子は発泡剤であっても良く、所定の加熱温度に加熱されると、殻壁が破壊され、気化された膨張性物質または分解して発生したガスが外部に放出されても良い。
また、活性エネルギー線膨張性物質は、例えば紫外線により分解しガスを発生する光分解化合物である。光分解化合物としてはたとえば、アジド基またはジアゾ基をもつ化合物などが挙げられる。アジド基をもつ化合物としては、p-アジドベンズアルデヒド、p-アジドアセトフェノン、p-アジド安息香酸、p-アジドベンズアルデヒド-2-スルホン酸ナトリウム、p-アジドベンザルアセトフェノン、4,4-ジアジドカルコン、2,6-ビス(4'-アジドベンザル)シクロヘキサノン、2,6-ビス(4'-アジドベンザル)4-メチルシクロヘキサノン、1,3-ビス(4'-アジドベンザル)-2-プロパノン、p-アジドベンザルアセトン、p-アジドベンザルアセトン-2-スルホン酸ナトリウム、1,3-ビス(4'-アジドシンナミリデン)-2-プロパノン、1,3-ビス(4'-アジドベンザル)-2-プロパノン2'-スルホン酸、4,4'-ジアジドスチルベン-2,2'-ジスルホン酸、4,4'-ジアジドスチルベン-2,2'-ジスルホン酸ナトリウム、1,3-ビス(4'-アジドベンザル)-2-プロパノン2,2'-ジスルホン酸,1,3-ビス(4'-アジドベンザル)-2-プロパノン2,2'-ジスルホン酸ナトリウム、2,6-ビス(4'-アジドベンザル)シクロヘキサノン-2,2'-ジスルホン酸、2,6-ビス(4'-アジドベンザル)シクロヘキサノン-2,2-ジスルホン酸ナトリウム、2,6-ビス(4'-アジドベンザル)メチルシクロヘキサノン-2,2-ジスルホン酸、2,6-ビス(4'-アジドベンザル)メチルシクロヘキサノン-2,2-ジスルホン酸ナトリウム、1-アジドピレン、3-スルホニルアジド安息香酸、4-スルホニルアジド安息香酸、2,6-ジクロル-4-ニトロアジドベンゼン、アジドジフェニルアミンなどが挙げられる。ジアゾ基をもつ化合物としては、p-ジアゾジフェニルアミン、1,2-ナフトキノン-2-ジアジド-5-スルホン酸イソブチルエステル、2,3,4-トリオキシベンゾフェノン3,4-ビス(ナフトキノン-1,2-ジアジド-5-スルホン酸)エステル、2-(ナフトキノン-1,2-ジアジド-5-スルホニルオキシ)-7-オキシナフタリン、ナフトキノン1,2-ジアジド-5-スルファニリド、ナフトキノン-1,2-ジアジド-5-スルホン酸ノボラックエステルなどが挙げられる。これらを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。活性エネルギー線膨張性微粒子は、所定の強さの活性エネルギー線を受けると、ガスが発生し、殻壁が外側に向けて膨張させられる。
第1剥離剤層15において、膨張性微粒子が外部刺激により熱膨張すると、粘着剤層11に対する膨張性微粒子の接触面積が増大し、これにより、粘着剤層11に対する剥離剤の接触面積が減少する。ここで、粘着剤層11に対する剥離剤の接触面積の減少は、第1剥離シート30の粘着剤層11に対する剥離力を低下させることになる。一方、第2剥離剤層16は膨張性微粒子を含有せず、第2剥離シート31の粘着剤層11に対する剥離力は、外部刺激を受けても低下させられることはない。以上により本実施形態では、基材レス両面粘着シート10が外部刺激を受けると、第1剥離シート30の剥離力は、第2剥離シート31の剥離力より低くされる。
基材レス両面粘着シート10は、使用される際、外部刺激を与えて、第1剥離剤層15が、第1剥離シート30の粘着剤層11に対する剥離力を低下させることで、容易に第1剥離シート30を剥離することができる。ここで、外部刺激により低下した第1剥離シート30の剥離力は、第2剥離シート31の剥離力との差が20mN/20mm以上に設定されており、これにより、剥離される際、粘着剤が第1剥離シート30側に転着する剥離不良は発生しない。第1剥離シート30を剥離することで、粘着剤層11が露出し、この粘着剤層11の露出された面が物体面に接着される。接着後、第2剥離シート31を粘着剤層11から剥離し、粘着剤層11の接着された面と反対の面が露出される。この粘着剤層11の露出された面は、異なる物体の面にさらに接着させられ、以上により2つの物体間が面接着させられる。
なお、外部刺激を与える前においては、第1および第2剥離シート30、31の粘着剤層11に対する剥離力は、それぞれ、50mN/20mm以上に設定される。使用前に剥離シート30、31が粘着剤層11から剥がれることを防止するためである。ただし、第2剥離シート31の剥離力は2000mN/20mm以下に設定されることが好ましい。第2剥離シート31の剥離力が低く設定されると、第2剥離シート31を剥がす際に、粘着剤が第2剥離シート31に転着する剥離不良が発生しにくいからである。また、第2剥離シート31が剥離される際に、粘着剤層11にディッピングが生じず、粘着剤層11の接着面に凹凸が生じないからである。粘着剤層11の接着面に凹凸がないと、粘着剤層11に光が入射されたとき、粘着剤層11で乱反射等が生じない。したがって、基材レス両面粘着シート10は、光学素子(例えば偏光板)の光入射面、光出射面または光反射面等に他の部材を貼り合わせるために好適に使用される。
また、外部刺激を与える前における第1剥離シート30の粘着剤層11に対する剥離力は、第2剥離シート31の粘着剤層11に対する剥離力以下であることが好ましい。第1剥離シート30の剥離力を第2剥離シート31の剥離力以下に設定すると、外部刺激により第1剥離シート30の剥離力を低下させたとき、両剥離力の差を大きくすることができる。
第1および第2剥離剤層15、16を構成する剥離剤のポリマー成分は、特に限定されるわけではないが、同系の化合物が使用されることが好ましい。すなわち、例えば第1剥離剤層15のポリマー成分としてシリコーン樹脂が使用される場合、第2剥離剤層16のポリマー成分もシリコーン樹脂が使用されることが好ましく、ポリマー成分は同一化合物で構成されるほうがさらに好ましい。さらに、剥離剤の配合も同一であったほうが良い。このように、第1剥離剤層および第2剥離剤層の剥離剤を近似させ、また同一にすることにより、第1および第2剥離シートの粘着剤層11に対する剥離力の経時変化を、近似、または同一にすることができるからである。両剥離力の経時変化が近似、または同一であると、経時変化した場合でも初期の両剥離力差をほぼ維持できる。したがって、粘着シート10を長時間放置した後においても、外部刺激により第1剥離シート30の剥離力を低下させると、第1および第2剥離シート30、31の剥離力差を20mN/20mm以上に設定することができる。
膨張性微粒子は、剥離剤のポリマー成分100重量部に対して、5〜50重量部であることが好ましい。5重量部未満であると、膨張性微粒子が膨張したとき、剥離力を充分に低下させることができない。一方、50重量部を越えると、第1剥離シートの支持体12上において、剥離剤のポリマー成分を重合または架橋させる場合、重合または架橋ができない等の不都合も生じる。
第1剥離剤層15の平均層厚は、0.5〜15μmであって、好ましくは1〜15μmである。一方、膨張性微粒子の平均粒径は、1〜50μmであって、好ましくは1〜20μmである。膨張性微粒子の平均粒径が50μmを超えると、膨張性微粒子を剥離剤層15に定着させることが難しくなる。膨張性微粒子の平均粒径は、第1剥離剤層15の平均層厚以下であっても良いし、平均層厚より大きくても良い。第2剥離剤層16の平均層厚は、0.1μm〜15μmであって、好ましくは0.2〜5.0μmである。
図2は、第1剥離剤層15を模式的に示す図である。図2に示すように、膨張性微粒子20の平均粒径が第1剥離剤層15の平均層厚以下であるとき、膨張性微粒子20は、第1剥離剤層15内に埋設されるので、第1剥離剤層15と粘着剤層11の界面を平滑にすることができる。
以下基材レス両面粘着シート10の製造方法について説明する。まず、第1および第2剥離シートの支持体12、13が用意される。次に、剥離剤および膨張性微粒子が、トルエン、MEK(メチルエチルケトン)等の溶剤に、希釈または分散され、これら混合物が第1剥離シートの支持体12に塗工され、加熱乾燥されることにより、第1剥離シートの支持体12の一方の面に第1剥離剤層15が形成される。ただし、加熱乾燥における加熱温度は、熱膨張性微粒子の膨張開始温度より低く設定される。また、第1剥離剤層15の剥離剤のポリマー成分が塗工後シート上で重合または架橋される場合、この加熱乾燥工程において、重合または架橋させられても良く、この場合加熱乾燥における加熱温度は、重合または架橋開始温度より高く膨張開始温度より低く設定される。第2剥離剤層16も同様に、剥離剤がトルエン、MEK等の溶剤に、希釈または分散させたものを、第2剥離シートの支持体13に塗工後、加熱乾燥されることにより形成される。
粘着剤層11は、第1または第2剥離シート30、31のいずれか一方の剥離剤層15、16が形成された面上に粘着剤が塗工され形成される。粘着剤層11が積層された一方の剥離シートは、その粘着剤層11が積層された面が、他方の剥離シートの剥離剤層が積層された面に貼り合わせられ、これにより基材レス両面粘着シート10が得られる。基材レス両面粘着シート10は、通常巻き取られロール状に形成される。なお、剥離剤、粘着剤はマイヤーバー、ロールコーター等を用いて公知の方法により塗工される。
なお、第1剥離シートの支持体12と第1剥離剤層15との間、および(または)第2剥離シートの支持体13と第2剥離剤層16との間に、プライマー層が積層されても良い。プライマー層は、例えば有機アルミニウム化合物と有機ケイ素化合物の混合物で構成される。有機アルミニウム化合物としては例えばアルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、有機ケイ素化合物としては例えばγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランが使用される。このようなプライマー層が設けられることにより、支持体と剥離剤層の密着性が悪い場合、その密着性を向上させることができる。
また、プライマー層は、例えば金属アルコキドおよび(または)金属アルコキシド部分加水分解物縮合重合体により構成される。このようなプライマー層は帯電防止効果を有し、ロール状の基材レス両面粘着シート10からシートを繰り出すとき、静電気の発生を防止することができる。
さらに、第1剥離シートの支持体12と第1剥離剤層15との間に、膨張性微粒子を含有する中間層を設けることもできる。すなわち、中間層と第1剥離剤層15の多重積層構造が膨張性微粒子を含有し、保持することとなる。
また、中間層は、図3に示すように、第1剥離剤層15と中間層21の合計平均層厚を、膨張性微粒子20の平均粒径以上にすると、膨張性微粒子20は、プライマー層21と、第1剥離剤層15の中に完全に埋設され、第1剥離剤層15と粘着剤層11の界面を平滑にすることができる。
さらに、第1剥離剤層と中間層の合計平均層厚は、微粒子の平均粒径と略同一であることが好ましい。平均層厚と平均粒径が略同一であると、微粒子が膨張した場合、剥離力を効率的に低下させることができる。なお、中間層が設けられない場合は、同様の理由により第1剥離剤層15の平均層厚と、膨張性微粒子の平均粒径は略同一であることが好ましい。
ここで、中間層に用いられる材料として、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂、酢酸ビニル樹脂、セルロース樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、NBRのような合成ゴムなどが挙げられる。また、これらの樹脂を溶解して溶液を調製するために使用することができる有機溶剤としては、樹脂成分に対する良溶媒であり、かつ、溶液塗工後の乾燥工程で容易に塗布層から除去することができるものであれば特に制限はないが、トルエンやノルマルヘキサンなどが挙げられる。中間層も、剥離剤や粘着剤と同様に塗工されることにより形成される。すなわち、中間層の塗工剤に熱膨張性微粒子が分散されたものが、第1剥離シートの支持体12に塗工され、形成される。この場合、第1剥離剤層は、熱膨張性微粒子を含有しない剥離剤が中間層上に塗工され、形成される。その他の製造方法は、中間層が設けられない場合と同様であるのでその記載は省略する。
本実施形態について、以下実施例を用いて説明するが、本発明は以下の実施例の構成に限定されるわけではない。
[実施例1]
第1および第2剥離シートの支持体として、厚さ38μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(三菱ポリエステル社製、商品名「T−100」)を用意した。また、熱硬化型シリコーン樹脂(商品名.LTC1056L、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)100重量部に金属触媒(商品名.SRX212、信越化学工業(株)製)1重量部を配合し、トルエンで希釈し、固形分濃度80重量%の塗工液を調整した。なお、熱硬化型シリコーン樹脂は、ビニル基を官能基とするポリジメチルシロキサンを主成分とするものであった。
この塗工液に熱膨張性微粒子(商品名.熱膨張性マイクロカプセルM330、大日精化(株)製)20重量部を添加し、分散させたものを、第1剥離シートの支持体上に、均一に塗工した。塗工は、マイヤーバーによって行い、乾燥後の層厚が11μmとなるようにした。熱膨張性微粒子は、平均粒径が11μmであり、膨張開始温度が104℃であった。第2剥離シートの支持体には、熱膨張性微粒子が添加されていない上記塗工液を、乾燥後の層厚が1μmとなるように同様に塗工した。塗工液が塗工された第1および第2剥離シートは、90℃で1分間乾燥し、これにより第1および第2剥離シートの支持体上に第1および第2剥離剤層を形成した。乾燥工程においては、溶剤であるトルエンを気化させるとともに、熱硬化型シリコーン樹脂を加熱により硬化させた。
次に、第1剥離シートの剥離剤層が形成された面に、アクリル樹脂系の粘着剤(商品名.BPS5127、東洋インキ(株)製)をマイヤーバーにて乾燥後の厚さが30μmとなるように塗工した後、90℃で2分間乾燥し、粘着剤層を形成した。次に、第1剥離シートの粘着剤層が積層された面を、第2剥離シートの剥離剤層が積層された面に貼り合わせ、これにより実施例1の基材レス両面粘着シートを得た。
[実施例2]
実施例2において、第1および第2剥離剤層を形成するために使用した塗工液は、シリコーン変性アルキッド樹脂とアミノ樹脂の混合物(商品名.KS−882、信越化学工業(株)製)100重量部にp−トルエンスルホン酸1重量部を添加し、トルエン溶液で希釈して得られた固形分濃度50重量%の塗工液とした。実施例2においては、剥離剤層の塗工液以外の構成は実施例1と同一であるのでその他の説明は省略する。
[比較例1]
比較例1の基材レス両面粘着シートを、熱膨張性微粒子が添加されていない塗工液によって第1剥離剤層を形成した以外は、実施例1と同様の方法により作成した。
[比較例2]
比較例2の基材レス両面粘着シートを、熱膨張性微粒子が添加されていない塗工液によって第1剥離剤層を形成した以外は、実施例2と同様の方法により作成した。
上記各基材レス両面粘着シートについて、以下のように評価した。評価結果を表1に示す。
(1)剥離力
剥離力の測定においては、幅20mmの基材レス両面粘着シートを用いた。各基材レス両面粘着シートを23℃湿度50%の条件下、2時間放置した後、125℃で1分間加熱し、熱膨張性微粒子を膨張させ、第1および第2剥離シートの粘着剤に対する剥離力をそれぞれ測定した。また、各基材レス両面粘着シートを、23℃湿度50%の条件下、2時間放置した後、加熱せずに(微粒子膨張前の)、第1剥離シートの粘着剤に対する剥離力についても測定した。
剥離力の測定においては、各基材レス両面粘着シートの第2剥離シートを固定し、第1剥離シートを剥離角180°、速度0.3m/分で剥離し、第1剥離シートの粘着剤に対する剥離力を測定した。そして、第1剥離シートを剥離した基材レス両面粘着シートについて、粘着剤が露出する面をSUS板に貼り付け、第2剥離シートを第1剥離シートの剥離と同様の条件で剥離し、第2剥離シートの粘着剤に対する剥離力を測定した。剥離力は測定回数3回の平均により算出した。なお、微粒子膨張前の第1剥離シートの剥離力についても同様に測定した。また、第1および第2剥離シートの剥離力は、引張試験機を用いて測定した。
(2)剥離性試験
各基材レス両面粘着シートを6週間40℃の乾燥条件下(湿度0%)で放置し、125℃で1分間加熱した後、上記剥離力の測定方法と同様の条件で第1剥離シートを剥離した。第1剥離シートを剥離したときの、第1剥離シート側への粘着剤の転着の有無により剥離不良の有無を評価した。
Figure 0004836475
以上のように、熱膨張性微粒子を20重量部配合した実施例1および実施例2においては、加熱後の第1剥離シートの剥離力を、第2剥離シートの剥離力に比べて、低くすることができた。そして、その両剥離力差は、いずれにおいても20mN/20mm以上であり、所定量以上の剥離力差を生じさせることができたため、剥離性試験においては、剥離不良が生じなかった。さらに、実施例1においては、第2剥離シートの剥離力が200mN/20mm以下であり、重剥離側の剥離力が比較的低い場合でも、剥離不良が生じていないことが理解できる。
それに対して、比較例1および2は、熱膨張性微粒子を含有させなかったため、第1および第2剥離シートの剥離力差を生じさせることができなかった。したがって、剥離性試験においては、剥離不良が生じた。
さらに、本発明においては、実施例1、2に示すように第1および第2剥離剤層の剥離剤の配合が同一の場合においても、剥離性が良好な基材レス両面粘着シートが得られることが理解できる。このように、両剥離面の剥離剤の配合が同一であるならば、両剥離面の剥離力は同一の経時変化を示すので、長時間放置した後においても、第1および第2剥離剤層の剥離力のバランスを維持でき、使用時に外部刺激を加えることで、第1剥離剤層の剥離力を低下させることにより、剥離不良を生じることなく第1剥離シートを剥離することができる。
基材レス両面粘着シートを示す模式的な断面図である。 第1剥離剤層の構成を示すための模式的な断面図である。 中間層が設けられたときの第1剥離剤層の構成を示すための模式的な断面図である。
符号の説明
10 基材レス両面粘着シート
11 粘着剤層
12 第1剥離シートの支持体
13 第2剥離シートの支持体
15 第1剥離剤層
16 第2剥離剤層
20 膨張性微粒子
21 中間層
30 第1剥離シート
31 第2剥離シート

Claims (9)

  1. 第1剥離シート、粘着剤層、第2剥離シートがこの順に積層される基材レス両面粘着シートであって、
    前記第1剥離シートは少なくとも支持体と第1剥離剤層とを有し、
    前記第1剥離剤層は、剥離剤と、熱または活性エネルギー線の少なくともいずれかの外部刺激により膨張する膨張性微粒子とを含有して構成され、
    前記第1剥離剤層は、前記外部刺激を受けることにより、前記第1剥離シートの前記粘着剤層に対する剥離力を低下させる機能を有し、前記外部刺激を受けた後の剥離力が、前記第2剥離シートの前記粘着剤層に対する剥離力より低くされることを特徴とする基材レス両面粘着シート。
  2. 第1剥離シート、粘着剤層、第2剥離シートがこの順に積層される基材レス両面粘着シートであって、
    前記第1剥離シートは少なくとも支持体と第1剥離剤層とを有し、
    前記第1剥離剤層は、剥離剤と発泡剤とを含有して構成され、
    前記発泡剤は、殻壁と、殻壁内に内包される内包物質を有し、
    前記第1剥離剤層は、熱または活性エネルギー線の少なくともいずれかの外部刺激を受けることにより、前記殻壁が破壊され、気化された前記内包物質が外部に放出されることにより、前記第1剥離シートの前記粘着剤層に対する剥離力を低下させる機能を有し、前記外部刺激を受けた後の剥離力が、前記第2剥離シートの前記粘着剤層に対する剥離力より低くされることを特徴とする基材レス両面粘着シート。
  3. 前記膨張性微粒子は、殻壁と、殻壁内に内包され、所定温度以上に加熱されると気化し前記殻壁を外部に向けて膨張させる膨張性物質とを有することを特徴とする請求項1に記載の基材レス両面粘着シート。
  4. 前記膨張性微粒子の平均粒径は、1〜50μmであることを特徴とする請求項1に記載の基材レス両面粘着シート。
  5. 前記膨張性微粒子は、前記剥離剤のポリマー成分100重量部に対して、5〜50重量部であることを特徴とする請求項1に記載の基材レス両面粘着シート。
  6. 前記第1剥離剤層の平均層厚は、0.5〜15μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の基材レス両面粘着シート。
  7. 前記第2剥離シートは少なくとも支持体と第2剥離剤層とを有し、
    前記第1および第2剥離剤層は、それぞれ剥離剤を含み、それら剥離剤のポリマー成分は同一であることを特徴とする請求項1または2に記載の基材レス両面粘着シート。
  8. 外部刺激を受ける前の前記第1剥離シートの剥離力は、前記第2剥離シートの剥離力以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の基材レス両面粘着シート。
  9. 前記第1剥離剤層と前記第1剥離シートの間には、さらに中間層が積層され、前記第1剥離剤層と前記中間層の多層積層構造は、前記膨張性微粒子又は発泡剤を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の基材レス両面粘着シート。
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