JP3030870B2 - 両面粘着テープ - Google Patents

両面粘着テープ

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JP3030870B2 JP2412497A JP41249790A JP3030870B2 JP 3030870 B2 JP3030870 B2 JP 3030870B2 JP 2412497 A JP2412497 A JP 2412497A JP 41249790 A JP41249790 A JP 41249790A JP 3030870 B2 JP3030870 B2 JP 3030870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ基材の両面にそ
れぞれ異なる粘着剤層を形成した両面粘着テープに関
し、更に詳述すると、剥離シートを用いることなくロー
ル状に券回した場合でも巻戻し作業を容易に行うことが
できる両面粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、基材の表裏両面に粘着剤層を形成した両面粘着テー
プは広く知られており、現在ではあらゆる産業において
利用されている。
【0003】通常、両面粘着テープは、両方の粘着剤を
乖離するために剥離シートを利用してロール状に巻回
し、両方の粘着剤が互いに接着固化するのを防止してい
る。しかしながら、剥離シートを利用すると、粘着テー
プの価格が割高となる一方、両面粘着テープの使用に際
して、剥離除去したシートを処分する必要がある。
【0004】また、テープ基材の両面にそれぞれアクリ
ル酸系ポリマーを主剤とし、互いに配合組成の異なる粘
着剤層を形成し、剥離シートを用いることなく、巻戻し
性良好に巻回し得る両面粘着テープも提案されている
(特公昭35−7480号公報)。
【0005】この両面粘着テープは、ロール状に巻回し
たとき、粘着剤同志が接触することにより双方の配合成
分が互いに相互拡散して両者が強固に接着することを防
止するため、それぞれの配合組成を変えているが、この
ような両面粘着テープは、その製造に際し、互いに配合
成分が相互拡散することがなく、かつ良好な粘着性を有
するアクリル酸系ポリマーを主剤とした2種類の粘着剤
を調製することが非常に難しく、配合組成の決定に厳密
な検討が必要で、このため粘着剤の選定及び調製に手間
を要するという欠点がある。
【0006】一方、両面粘着テープの使用対象分野は、
ますます拡大しているが、それぞれ異なる性質を有する
2種類の被着体を接着する場合は、両面に同種の粘着剤
を用いた両面粘着テープにあっては強固な接着が得られ
ない場合がある。例えばアクリル系粘着剤は、ポリオレ
フィン系又はフッ素系等の樹脂フィルム面、シリコーン
ゴム,シリコーン塗料等の樹脂フィルム面には良好な接
着性を示さず、これらを強固に接着することができな
い。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、剥離シートを用いることなく、巻戻し性良好に巻回
することができ、かつ粘着剤の調製など、その製造工程
において煩雑な作業を要することなく、しかも良好な接
着性を有し、従来両面粘着テープによる接着は困難であ
った性質の異なる2種類の被着体を良好に接着し得る両
面粘着テープを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、可撓性テープ基材の一面側にアクリル系粘
着剤層を形成すると共に、他面側にビニル基を有するオ
ルガノシロキサンとSiH基を有するオルガノポリシロ
キサンとを架橋させる付加重合型のシリコーン系粘着剤
からなるシリコーン系粘着剤層を形成してなり、剥離シ
ートを介装することなくロール状に巻回したことを特徴
とする両面粘着テープを提供する。
【0009】
【作用】本発明の両面粘着テープは、ロール状に巻回し
て保存及び搬送するもので、使用時には巻回ロールから
両面粘着テープを使用分だけ巻戻して使用するものであ
る。
【0010】この場合、本発明の両面粘着テープを構成
する粘着剤層は、一方がアクリル系粘着剤からなり、他
方はビニル基を有するオルガノシロキサンとSiH基を
有するオルガノポリシロキサンとを架橋させる付加重合
型のシリコーン系粘着剤により形成されているので、巻
回積重された場合、上記付加重合型のシリコーン系粘着
剤はそれ自体アクリル系粘着剤に対して剥離性を有し、
アクリル系粘着剤の剥離剤として作用するため、両方の
粘着剤層間に剥離シートを用いる必要がなく、しかも自
然に解巻してしまうようなことのない適度な粘着性をも
って巻回されるものである。また、上記両粘着剤層はア
クリル系のものと、ビニル基を有するオルガノシロキサ
ンとSiH基を有するオルガノポリシロキサンとを架橋
させる付加重合型のシリコーン系粘着剤からなるもので
あればよく、特に配合組成等に注意を払うことなく容易
に調製することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例につき、図1及び図
2を参照して説明すると、図中1は、本発明の一実施例
に係る両面粘着テープを示すもので、この両面粘着テー
プ1は、可撓性を有する帯状のテープ基材2の一面側に
アクリル系粘着剤層3を形成すると共に、他面側にシリ
コーン系粘着剤層4を形成してなるものである。
【0012】ここで、テープ基材2としては、粘着剤層
3,4の加工時に必要とする加熱温度に耐えるだけの耐
熱性を有するもので、またテープとして使用されたとき
の機械的強度を有することが必要であり、例えば紙、不
織布、織布、ポリエステル,ポリプロピレン,ポリイミ
ド等の樹脂フィルム、アルミニウム箔などの金属箔等の
厚さ3〜30ミクロン程度の可撓性素材が使用される。
【0013】また、アクリル系粘着剤層3を形成するア
クリル系粘着剤としては、その配合組成に制限はなく、
種々のものを用いることができるが、特にアルキル基の
炭素数が2〜12のアクリル酸エステル又はメタアクリ
ル酸エステルと、カルボキシル基、水酸基を有するモノ
マーとの共重合体で、イソシアネート、メラミン等で架
橋した粘着剤が好適に用いられる。
【0014】アクリル系粘着剤を上記テープ基材2に成
層する場合は、通常転写法といわれる塗工法が利用さ
れ、シリコーン等で剥離処理を行ったキャリヤ体の剥離
処理面にアクリル系粘着剤溶液を所定量塗布し、乾燥さ
せた後、テープ基材2を前記粘着材面に貼着して圧着
し、その後前記キャリヤ体から剥離し、テープ基材2の
一面側に前記粘着剤を転写させる方法で成層される。な
お、必要に応じてテープ基材2とアクリル系粘着剤層3
との間に両者の結合力を強める目的で下引き層(プライ
マー)を形成することもできる。
【0015】一方、シリコーン系粘着剤層4を形成する
シリコーン系粘着剤としては、ビニル基を有するオルガ
ノポリシロキサンとSiH基を有するオルガノポリシロ
キサンとを白金触媒で架橋させる付加重合型のシリコー
ン粘着剤を使用することができる。
【0016】上記シリコーン系粘着剤を用いてシリコー
ン系粘着剤層4を形成するには、前述したアクリル系粘
着剤層3の形成時に剥離キャリヤから剥離する前のテー
プ基材2、即ち剥離キャリヤ/アクリル系粘着剤/基材
の状態になっているテープ基材2の未塗工の基材面にシ
リコーン系粘着剤を直接塗布することにより形成し、キ
ャリヤから剥離すれば、本発明の両面粘着テープ1を得
ることができる。なお、この場合もテープ基材2とシリ
コーン系粘着材層4との間に下引層(プライマー)を形
成することは差し支えない。
【0017】この両面粘着テープ1は、通常図2に示し
たようにロール状に巻回されて保存及び搬送される。こ
の場合、テープ1はそのアクリル系粘着剤層3上にシリ
コーン系粘着剤層4が積重された状態又はその逆の状
態、即ちシリコーン系粘着剤層4にアクリル系粘着剤層
3が積重された状態に巻回されるが(図2では前者の状
態を示した。)、このとき粘着剤層3,4間の粘着作用
によってテープ1の巻回状態が良好に保持され、自然に
解巻するようなことはない。
【0018】また、この両面粘着テープを使用する場
合、両面に同じ系統の粘着剤を用いていないので、両粘
着剤中の成分が相互に拡散することがなく、しかも前に
説明したように、シリコーン粘着剤がアクリル系粘着剤
に対して剥離性を示すため、両面粘着テープの巻戻しは
極めて円滑に行うことができる。
【0019】なお、本発明の両面粘着テープは、上記実
施例に限定されるものではなく、例えば各粘着剤の種類
やテープ基剤の材質等は上記実施例で例示したものに限
定されず、本発明の要旨を逸脱しないかぎり、種々変更
して差し支えない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の両面粘着
テープは、剥離シートを介装することなく、巻戻し性良
好に巻回することができ、かつ粘着剤の調製などの製造
工程において特に煩雑な作業を要することなく、しかも
良好な接着性を有し、例えば鉄板とシリコーンゴムとい
った互いに異なる性質を有する2種類の被着体であって
も良好に接着し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る両面粘着テープを示す
部分断面図である。
【図2】同両面粘着テープをロール状に巻回した状態を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 両面粘着テープ 2 テープ基材 3 アクリル系粘着剤層 4 シリコーン系粘着剤層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性テープ基材の一面側にアクリル系
    粘着剤層を形成すると共に、他面側にビニル基を有する
    オルガノシロキサンとSiH基を有するオルガノポリシ
    ロキサンとを架橋させる付加重合型のシリコーン系粘着
    剤からなるシリコーン系粘着剤層を形成してなり、剥離
    シートを介装することなくロール状に巻回したことを特
    徴とする両面粘着テープ。
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