JP5428931B2 - スタータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スタータの制御装置に関し、詳しくは、クランキングの終了後にピニオンとリングギヤとの噛み合わせを解除する技術に関するものである。
一般に、エンジンを停止状態から始動させる際には、スタータによりエンジンの出力軸(クランク軸)に初期回転が付与される。具体的には、スタータにおいて、通電制御によりまずピニオンをその回転軸の軸線方向、すなわちリングギヤに向かう方向へ押出し、クランク軸に連結されたリングギヤにピニオンを噛み合わせる。その後、モータの通電が開始されることによりピニオンが回転され、その回転力によりリングギヤを回転させる。これにより、エンジンのクランキングが開始され、エンジン始動が行われる。また、クランキング終了に際しては、スタータへの通電を停止することで、ピニオンの回転を停止させるとともに、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせを解除する(例えば、特許文献1など)。
特許文献1のスタータでは、ピニオンの駆動に用いるソレノイドの通電/非通電を切り替えるリレースイッチ及びトランジスタと、モータの通電/非通電を切り替えるリレースイッチ及びトランジスタとが別個に設けられており、それらの通電タイミングをそれぞれ制御することにより、ピニオンの押出し動作とモータの回転動作とを個別に制御可能になっている。また、特許文献1には、スタータによる初期回転の付与後においてエンジンが始動されたとき、モータの通電を停止し、次いでエンジンからスタータの切り離しを行うことが開示されている。
特開2002−70699号公報
クランキング終了に際してエンジンからスタータを切り離す場合、上記特許文献1のように、モータの通電停止によりピニオンの回転を停止し、その後、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせを解除すると、モータの通電オフ後であってスタータがエンジンから実際に切り離されるまでの間では、モータによるピニオンの回転がない状態でピニオンがリングギヤによって回転される状態になる。この場合、リングギヤがピニオンを押し回す力が比較的大きく、ピニオンの磨耗が生じることが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、スタータの各部の磨耗をできるだけ抑制することができるスタータの制御装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、エンジンの出力軸に連結されたリングギヤに噛み合い可能なピニオンと、該ピニオンを回転させるモータとを備えるスタータに適用され、エンジン始動に際して、前記リングギヤに前記ピニオンを噛み合わせた状態で前記モータを回転させることにより前記エンジンのクランキングを実施し、前記クランキングの終了に際し前記モータの回転停止及び前記噛み合わせの解除を実施するスタータの制御装置に関する。そして、請求項1に記載の発明は、前記クランキングの開始後において前記エンジンが自立運転可能になったことを判定する運転状態判定手段と、前記運転状態判定手段により前記自立運転可能になったと判定された場合に、前記モータにより前記ピニオンを回転させたままの状態において前記噛み合わせの解除を実施する噛み合い解除手段と、を備えることを特徴とする。
要するに、上記構成では、スタータによるエンジンのクランキング終了に際しエンジンからスタータを切り離す場合に、モータによりピニオンを回転させたままの状態でピニオンとリングギヤとの噛み合わせ解除を実施する。これにより、ピニオンがリングギヤに噛み合わされている状態では、モータによってピニオンが回転されている状態が維持されるようにする。
ここで、リングギヤによってピニオンが回転される場合(例えば、リングギヤの回転速度がモータのクランキング回転速度よりも高い場合)では、モータが通電されている状態(モータの回転力が生じている状態)と通電されていない状態とを比較すると、前者の方が、リングギヤがピニオンを押し回す力が小さいと考えられる。つまり、モータの回転が生じている方が、リングギヤによってピニオンが回転される場合にピニオンの磨耗が抑制されると言える。ゆえに、上記構成によれば、リングギヤからピニオンに掛かる力をできるだけ小さくすることができ、ひいては、ピニオンの磨耗を抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、前記噛み合わせ解除の指令からその噛み合わせ解除が完了するまでに要する所要時間に基づいて前記ピニオンの回転停止タイミングを決定する。噛み合わせ解除の指令後、その噛み合わせの解除が実際に完了するまでに要する所要時間は、例えば、個体差や経時劣化、あるいはスタータの温度等といったスタータの状態に応じて相違することが考えられる。具体的には、スタータの劣化が進行するほど、グリスが摺動部から抜けて少なくなったり各部の磨耗が進行したりすることに起因して、上記所要時間が長くなることが考えられる。また、スタータの温度が低いほど、スタータの摺動部に塗布されたグリスの粘度が高くなり、これにより、上記所要時間が長くなることが考えられる。
その点、上記構成によれば、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせ解除を指令してからその噛み合わせ解除が完了するまでに要する時間に応じてピニオンの回転停止タイミングを決定するため、ピニオンがリングギヤに噛み合わされている状態において、モータによってピニオンが回転される状態をできるだけ維持することができ、その結果、ピニオンの磨耗を極力抑制できる。また、モータの回転停止を上記所要時間に応じた適正なタイミングで実施することができ、その結果、モータの回転が必要以上に継続されるのを抑制することができる。
請求項3に記載の発明では、前記噛み合わせ解除の指令後に同噛み合わせ解除が完了したか否かを判定する解除判定手段を備え、前記解除判定手段の判定結果に基づいて前記ピニオンの回転停止タイミングを決定する。この構成によれば、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせの解除が確実に完了した後にモータによるピニオンの回転を停止させることができる。また、噛み合わせ解除の判定後に速やかにモータの回転を停止させることにより、モータの回転が必要以上に継続されるのを好適に抑制することができる。
請求項4に記載の発明では、前記ピニオンが、前記噛み合わせ前において前記リングギヤに対して非接触の状態で配置されており、前記ピニオンを前記リングギヤに向かう方向へ移動させる第1ソレノイドと、該第1ソレノイドの通電状態を制御する第1スイッチ手段と、前記モータの通電及び非通電を切り替えるモータ通電用の接点を開閉する第2ソレノイドと、該第2ソレノイドの通電状態を制御する第2スイッチ手段と、を備えるスタータに適用され、前記第1スイッチ手段により前記第1ソレノイドの通電状態をオン状態からオフ状態に切り替えてから、前記噛み合わせの解除が完了するまでに要する所要時間に基づいて、前記第2スイッチ手段により前記モータの通電状態をオン状態からオフ状態に切り替える。
ピニオンとリングギヤとの噛み合わせ及びその噛み合わせ解除を上記の第1ソレノイド及び第1スイッチ手段によって行い、モータの回転及び回転停止を上記の第2ソレノイド及び第2スイッチ手段によって行う構成では、噛み合わせ解除の指令からその噛み合わせ解除が実際に完了するまでに要する所要時間と、ピニオンの回転停止の指令から実際にピニオンの回転が停止するまでに要する所要時間とが相違することが考えられる。
具体的には、上記構成では、モータ通電用の第2ソレノイドは、接点を開閉することでモータの通電/非通電を切り替えるものであるのに対し、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせ実行用の第1ソレノイドは、ピニオンをリングギヤに向かう方向へ移動させるか又はその移動後にピニオンを戻すことで、上記の噛み合わせ/噛み合わせ解除を切り替えるものである。かかる構成では、それぞれの制御対象を作動させる場合に、第1ソレノイドに対しては第2ソレノイドよりも大きな起磁力が必要になるため、同一電源を用いる場合には、第1ソレノイドでは第2ソレノイドよりもインダクタンスを大きくする必要がある。そのため、第2ソレノイドの通電状態をオン状態からオフ状態に切り替えてモータの回転を停止させる場合と、第1ソレノイドの通電状態をオン状態からオフ状態に切り替えて上記噛み合わせを解除する場合とを比較すると、通電状態の切り替えに際し発生する誘導起電力が、第2ソレノイドよりも第1ソレノイドの方が大きくなると考えられる。そのため、通電状態の切り替えに対する動作遅れが、上記噛み合わせの解除のときにはモータの回転停止のときよりも大きくなり、結果として、噛み合わせ解除の完了までに要する所要時間が、モータの回転停止までに要する所要時間よりも長くなると考えられる。したがって、上記構成のスタータに適用される場合には、通電オフからの動作の遅れ時間を考慮してモータの回転を停止させることにより、ピニオンがリングギヤに噛み合わされている状態においてモータによってピニオンが回転される状態をできるだけ維持することをより好適に行うことができる。
ピニオンとリングギヤとの噛み合わせを解除した後であってエンジンの完爆前の期間において、例えば失火によりエンジンが自力で回転を維持できなくなった場合、上記噛み合わせを再度実施することにより、スタータによってエンジンに初期回転を再度付与できる。この点に鑑み、請求項5に記載の発明では、前記クランキングの開始後に前記エンジンが完爆に至ったことを判定する完爆判定手段を備え、前記完爆判定手段により前記エンジンが完爆に至ったと判定されるまでの期間、前記ピニオンの回転停止を禁止する。この構成によれば、噛み合わせの解除後であってエンジンが完爆に至るまでの期間ではピニオンの回転が継続されるため、エンジンの完爆前にスタータによるエンジンへの初期回転の付与を再度実施する場合において、ピニオンを回転させたまま上記噛み合わせを実施することができる。これにより、エンジン始動を速やかに実施することができる。
ここで、本明細書において「完爆」とは、エンジン始動時のスタータによる初期回転の付与後に、エンジンが自力で回転を維持できるようになる状態を意味する。
請求項6に記載の発明では、前記モータによる前記ピニオンの回転を停止させる回転停止タイミングを設定する設定手段を備え、前記設定手段により設定される回転停止タイミングよりも前に前記噛み合わせの解除を実施する。例えば、本構成とは逆に、モータによるピニオンの回転を停止する回転停止タイミングよりも後にピニオンとリングギヤとの噛み合わせを解除する場合、ピニオンの回転停止後において両者の噛み合い状態が継続される結果、リングギヤによってピニオンが回転される期間が長くなる。かかる場合、スタータにおいて、ピニオンやピニオンの回転軸などといった機械的に回転される箇所の磨耗等が生じることが懸念される。これに対し、本構成では、回転停止タイミングよりも前に上記噛み合わせの解除を完了させることにより、リングギヤによってピニオンが回転される期間をできるだけ短くすることができ、その結果、スタータの各部の磨耗等といった劣化をできるだけ抑制することができる。
エンジン制御システムの全体概略構成図。 スタータ停止制御の処理手順を示すフローチャート。 スタータ駆動制御の具体的態様を示すタイムチャート。 他の実施形態のスタータ駆動制御の具体的態様を示すタイムチャート。
以下、本発明を具体化した実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施の形態は、エンジン制御システムのエンジン停止始動制御装置に具体化している。当該制御システムにおいては、電子制御ユニット(以下、ECUという)を中枢として燃料噴射量の制御や点火時期の制御、アイドルストップ制御等を実施する。この制御システムの全体概略を示す構成図を図1に示す。
図1において、スタータ10にはモータ11が設けられており、バッテリ12からの電力供給によりモータ11が回転駆動されるようになっている。モータ11の図示しない回転軸にはピニオン軸13が係合されており、そのピニオン軸13の一端において、ピニオン14が、ピニオン軸13とピニオン14との間で動力の伝達を断続するワンウエイクラッチ15と一体に支持されている。
ピニオン軸13は、軸16を中心に回動するレバー17の一端に支持されている。レバー17の他端には、コイル18及びプランジャ19により構成される第1ソレノイドSL1が配置されており、コイル18内に配置されたプランジャ19がレバー17によって支持されている。コイル18の非通電状態では、ピニオン14が、エンジン20の出力軸(クランク軸)21に連結されたリングギヤ22に対して非接触の状態で配置されている。ピニオン14とリングギヤ22との非接触状態において、バッテリ12からコイル18に通電されると、その通電によりプランジャ19が軸線方向に移動し、その移動に伴いレバー17が軸16を中心に回動する。これにより、ピニオン14がリングギヤ22に向かう方向に押し出されて、ピニオン14とリングギヤ22とが噛み合わされる。
また、ピニオン14とリングギヤ22とが噛み合わされた状態において、コイル18の通電が遮断されることにより、図示しないスプリングの付勢力によりピニオン軸13がリングギヤ22に向かう方向とは反対方向に変位する。このピニオン軸13の変位により、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合いが解除され、両者の接触状態が解除される。
スタータ10とバッテリ12との間にはIGスイッチ23が設けられており、ドライバの操作に基づくIGスイッチ23のオンにより、バッテリ12からスタータ10への通電が可能になる。また、コイル18とバッテリ12との間には、制御信号に基づいて第1ソレノイドSL1の通電/非通電を切り替えるSL1駆動リレー24が設けられており、モータ11とバッテリ12との間には、モータ11の電磁子に接続され接点の開閉により通電/非通電が切り替えられる第2ソレノイドSL2と、制御信号に基づいて第2ソレノイドSL2の通電/非通電を切り替えるSL2駆動リレー25とが設けられている。
なお、第1ソレノイドSL1及び第2ソレノイドSL2について、モータ通電用の第2ソレノイドSL2は、接点の開閉によりモータ11の通電/非通電を切り替える構成であるのに対し、ピニオン押出し用の第1ソレノイドSL1は、プランジャ19の変位によりピニオン14の押出し/押出し解除を切り替える構成となっている。そのため、モータ11又はピニオン14を作動させる場合に、第1ソレノイドSL1に対しては第2ソレノイドSL2よりも大きな起磁力が必要になる。これに鑑み、本実施形態では、第1ソレノイドSL1の方が第2ソレノイドSL2よりもインダクタンスが大きくなるように構成されている。
その他、本システムには、エンジン20の所定クランク角毎に(例えば30°CA周期で)矩形状のクランク角信号を出力するクランク角センサ26や、エンジン冷却水の温度を検出する冷却水温センサ27などの各種センサが設けられている。
ECU30は、周知のマイクロコンピュータ等を備えてなる電子制御装置であり、本システムに設けられている各種センサの検出結果等に基づいて、吸入空気量制御や燃料噴射量制御、アイドルストップ制御などの各種エンジン制御や、スタータ10の駆動制御等を実施する。
上記のシステム構成において実施されるアイドルストップ制御について詳述する。アイドルストップ制御は、エンジン20のアイドル運転時に所定の停止条件が成立すると当該エンジン20を自動停止させるとともに、その後、所定の再始動条件が成立するとエンジン20を再始動させるものである。エンジン停止条件としては、例えば、アクセル操作量がゼロになったこと(アイドル状態になったこと)、ブレーキペダルの踏込み操作が行われたこと、車速が所定値以下まで低下したこと等の少なくともいずれかが含まれる。エンジン再始動条件としては、例えばアクセルの踏込み操作が行われたこと、ブレーキ操作量がゼロになったこと、バッテリ12の充電状態が所定の低下状態になったこと等の少なくともいずれかが含まれる。
スタータ10の駆動制御についてECU30は、SL1駆動リレー24のオン/オフ信号を出力する出力ポートP1と、SL2駆動リレー25のオン/オフ信号を出力する出力ポートP2とを備えている。この出力ポートP1,P2からの制御信号により、スタータ10の通電を自動的に(図示しないスタータスイッチの切り替え状態にかかわらず)行うことが可能になっており、またモータ11及びコイル18の通電状態をそれぞれ個別に切り替え可能になっている。
次に、エンジン20のクランキングを実施する場合のスタータ10の動作について説明する。
まず、エンジン20のクランキング開始時の動作について説明する。ここでは、IGスイッチ23がオフからオンに切り替えられた場合にエンジン20を始動させるときを一例に挙げて説明する。
IGスイッチ23のオンによるエンジン20の始動要求があった場合、ECU30は、まず、SL1駆動リレー24にオン信号を出力する。これにより、コイル18の通電が開始され、ピニオン14がリングギヤ22に向かう方向へ押し出される。また、ピニオン14の押出しにより、ピニオン14がリングギヤ22に噛み合わされる。その後、ECU30は、SL2駆動リレー25にオン信号を出力する。これにより、モータ11の通電が開始され、そのモータ11の回転に伴いピニオン14が回転される。そして、そのピニオン14の回転力によりリングギヤ22が回転され、エンジン20のクランキングが行われる。
続いて、クランキング終了に際してのスタータ10の動作について、以下に詳しく説明する。本実施形態では、スタータ10によるクランキングの開始後、エンジン20が自立運転可能と判定された場合、例えば、エンジン20のクランキング開始後にエンジン回転速度が始動回転速度NE1(例えば400〜500rpm)に達した場合に、スタータ10によってエンジン20に初期回転を付与するのを停止する。
クランキングの終了に際し、本実施形態では、モータ11によってピニオン14が回転されたままの状態においてピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせの解除を実施することとしている。より具体的には、モータ11によりピニオン14が回転された状態でピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせの解除を指令することとしており、特に本実施形態では、噛み合わせ解除の指令後、その噛み合わせの解除が完了した後にモータ11によるピニオン14の回転を停止させることとしている。これにより、ピニオン14とリングギヤ22とが噛み合わされた状態では、モータ11によってピニオン14が回転される状態ができるだけ長く維持されるようにしている。
すなわち、クランキングの開始後においてエンジン20が自立運転可能になり、それに伴いクランキングを完了する場合、リングギヤ22によってピニオン14が回転される状態(例えば、リングギヤ回転速度がモータのクランキング回転速度よりも高い状態)になっていることが考えられる。この場合において、モータ11が通電されている状態(モータ11の回転力が生じている状態)と通電されていない状態とを比較すると、モータ11が通電されている状態の方が、リングギヤ22がピニオン14を押し回す力が小さいと考えられる。よって、モータ11の回転が生じている方が、リングギヤ22によってピニオン14が回転される場合にピニオン14の磨耗を抑制可能と言える。そこで、本実施形態では、モータ11によりピニオン14が回転された状態でピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせの解除を実施することにより、ピニオン14がリングギヤ22に噛み合わされている状態ではモータ11によってピニオン14が回転されている状態をできるだけ維持することにより、ピニオン14の磨耗をできるだけ抑制するようにしている。
ここで、本システムのスタータ10では、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせの解除を指令してから、実際にその噛み合わせ解除が完了するまでには時間を要し、噛み合わせの解除指令から所定時間経過した後にその噛み合わせの解除が完了する。また、モータ11の回転停止を指令してから、実際にその回転停止されるまでに要する時間と比較した場合、噛み合わせに要する時間の方が、モータ11の回転停止に要する時間よりも長くなる。
すなわち、本システムでは、第1ソレノイドSL1の通電制御によりピニオン14を変位させるにはその変位のために大きな励磁力が必要になるため、第1ソレノイドSL1ではインダクタンスが比較的大きくなっている。そのため、第1ソレノイドSL1を通電オンからオフに切り替えた場合、第1ソレノイドSL1では誘導起電力が大きくなり、この誘導起電力により動作遅れが大きくなる。これに対し、第2ソレノイドSL2は、接点の開閉によりモータ11の通電/非通電を切り替える構成であるため、モータ11を作動させるのに第1ソレノイドSL1ほど起磁力を必要とせず、結果として通電状態の切り替え時に発生する誘導起電力が、第1ソレノイドSL1のそれよりも小さい。したがって、通電状態の切り替えに対する動作の遅れは、モータ11の回転停止時ではさほど大きくない。したがって、噛み合わせ解除の指令後(SL1駆動リレー24のオフ信号出力後)、その噛み合わせの解除が完了するまでの時間(解除所要時間TP)と、回転停止の指令後(SL2駆動リレー25のオフ信号出力後)、モータ11の回転が停止するまでの時間(回転停止所要時間)とを比較すると、解除所要時間TPの方が回転停止所要時間よりも長くなる。
一方で、ピニオン14とリングギヤ22とが噛み合わされた状態において、モータ11によってピニオン14が回転される状態をできるだけ長く維持するには、噛み合わせ解除の指令後、その噛み合わせの解除が完了した後にモータ11によるピニオン14の回転を停止させるのが望ましい。
そこで、本実施形態では、解除所要時間TPに基づいて第2ソレノイドSL2の通電オフタイミングを決定している。具体的には、回転停止所要時間はわずかであるものとして、第1ソレノイドSL1の通電オフタイミングから解除所要時間TPが経過した後のタイミングを、第2ソレノイドSL2の通電オフタイミングとしている。これにより、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせの解除が確実に完了した後にモータ11の回転(ピニオン14の回転)を停止させるようにしている。
次に、図2のフローチャートを用いて、クランキング終了に際しスタータ10の駆動を停止させるときの制御(スタータ停止制御)の処理手順について説明する。この処理は、ECU30により所定周期毎に実行される。
図2において、まずステップS11では、エンジン20の始動開始後であって、エンジン20の完爆前のエンジン始動期間であるか否かを判定する。エンジン始動期間の場合には、ステップS12へ進み、そのエンジン始動期間において第1ソレノイドSL1を通電オンから通電オフへ切り替えた後か否か、すなわちピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除の実施中又は実施後であるか否かを判定する。エンジン始動期間の比較的初期の段階であれば、ここでは否定判定されてステップS13へ進む。
ステップS13では、スタータ10によるエンジン20のクランキング中であるか否か、具体的には第1ソレノイドSL1及び第2ソレノイドSL2がオン状態であるか否かを判定する。第1ソレノイドSL1及び第2ソレノイドSL2がオン状態であれば、ステップS14へ進み、クランク角センサ26により検出されるエンジン回転速度が始動回転速度NE1(例えば、400〜500rpm)以上であるか否かを判定する。この始動回転速度NE1は、クランキング回転速度よりも所定速度だけ高い値に設定してある。そして、エンジン回転速度が始動回転速度NE1未満の場合には、本ルーチンを一旦終了する。一方、エンジン回転速度が始動回転速度NE1以上の場合には、ステップS15以降の処理を実行する。
ステップS15では、SL1駆動リレー24にオフ信号を出力することにより、第1ソレノイドSL1を通電オン状態からオフ状態に切り替える。この通電切り替えに伴いプランジャ19が変位し、そのプランジャ19の変位に伴い、ピニオン軸13が、モータ11により回転力が付与された状態のままリングギヤ22に向かう方向とは逆方向に変位する。
ステップS16では、第1ソレノイドSL1の通電オフタイミングから所定時間TA(例えば解除所要時間TP、又はTP+α)が経過したか否かを判定する。このとき、第1ソレノイドSL1の通電オフタイミングから所定時間TAが経過していない場合には、本ルーチンを一旦終了する。一方、第1ソレノイドSL1の通電オフタイミングから所定時間TAが経過した場合には、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせが解除されたものとして、ステップS17へ進み、SL2駆動リレー25にオフ信号を出力することにより、第2ソレノイドSL2を通電オン状態からオフ状態に切り替える。これにより、モータ11の回転が停止され、ピニオン14の回転が停止される。
図3は、本システムのスタータ駆動制御の具体的態様を示すタイムチャートである。図中、(a)はエンジン回転速度NEの推移を示し、(b)は第1ソレノイドSL1の通電オン/オフの推移を示し、(c)は第2ソレノイドSL2の通電オン/オフの推移を示す。なお、(b)及び(c)中における一点鎖線は、モータ11の回転を停止させた後、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせを解除する場合を示している。また、図3では、エンジン停止状態からエンジン20の始動を行う場合を想定している。
図3において、IGスイッチ23のオンからオフへの切り替えや、エンジン20の自動停止後において再始動条件が成立すると、そのタイミングt10でSL1駆動リレー24にオン信号が出力されて第1ソレノイドSL1の通電が開始される。これにより、ピニオン14がリングギヤ22に向かって押し出される。また、ピニオン押出し後のタイミングt11では、SL2駆動リレー25にオン信号が出力されて第2ソレノイドSL2の通電が開始される。これにより、モータ11の回転が開始され、その回転力によりピニオン14が回転されることでエンジン20に初期回転が付与される。
なお、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせは、ピニオン14のリングギヤ22への押出しによって両者の歯部が噛み合うか、又はピニオン14の押出しによってピニオン14の側面とリングギヤ22の側面とが当接した状態においてモータ11が回転されることによって実施される。
そして、エンジン20の初回の燃焼(初爆)が行われ、エンジン回転速度NEが始動回転速度NE1以上になると、そのタイミングt12でSL1駆動リレー24にオフ信号が出力されて第1ソレノイドSL1の通電が停止される。これにより、ピニオン14がリングギヤ22から離間する方向に戻され、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせが解除される。また、タイミングt12から所定時間TAが経過したタイミングt13で、SL2駆動リレー25にオフ信号が出力されて第2ソレノイドSL2の通電が停止される。これにより、モータ11の回転が停止される。
なお、一般に用いられているスタータでは、通電制御によりピニオンの押出しとピニオンの回転とが連動して制御される。すなわち、スタータの通電開始により、まずピニオンがリングギヤに向かって押し出され、その押出しに伴いモータ通電用の接点が接続されることによりモータの回転が開始される。また、スタータの通電をオフした場合、まず、モータ通電用の接点が開放されることによりモータの回転が停止され、その後、ピニオンがリングギヤから離間する方向に移動される。したがって、従来のスタータでは、必然的に、モータの回転停止後にピニオンとリングギヤとの噛み合わせが解除される。
これに照らし、本構成とは逆に、第1ソレノイドSL1を通電オフした後、第2ソレノイドSL2を通電オフする場合について考える。この場合、例えばタイミングt12で第2ソレノイドSL2の通電がオフされ、これによりモータ11の回転が速やかに停止される。また、タイミングt12よりも後のタイミングで、第1ソレノイドSL1の通電がオフされ、これにより、その通電オフタイミングから時間TA後にピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除が完了する。すなわち、従来の構成では、タイミングt12以降の時間TNの間、モータ11の非通電状態においてピニオン14がリングギヤ22に連れ回された状態になり、この時間TNにおいて、リングギヤ22がピニオン14を押し回す力がピニオン14に対して大きく作用する。これに対し、本構成では、ピニオン14がリングギヤ22に連れ回される期間において、モータ11によってピニオン14が回転されており、その結果、ピニオン14等の磨耗をできるだけ抑制することが可能になる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
スタータ10によるエンジン20のクランキング終了に際してエンジン20からスタータ10を切り離す場合に、モータ11によりピニオン14を回転させたままの状態でピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除を実施する構成としたため、ピニオン14がリングギヤ22に噛み合わされている状態において、モータ11によってピニオン14が回転されている状態をできるだけ維持させることができる。これにより、クランキングの完了に際してリングギヤ回転速度がピニオン回転速度よりも高くなり、リングギヤ22によってピニオン14が回転される場合に、リングギヤ22がピニオン14を押し回す力を極力小さくすることができ、ひいてはピニオン14の磨耗をできるだけ抑制することができる。
ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除を指令してから、その噛み合わせ解除が完了するまでに要する所要時間に基づいて、モータ11の回転停止タイミングを決定する構成としたため、噛み合わせ解除の指令後、その噛み合わせが継続される時間を考慮してモータ11の回転を停止させることができる。これにより、ピニオン14がリングギヤ22に噛み合わされている場合に、モータ11によってピニオン14が回転される状態をできるだけ維持することができ、その結果、ピニオン14の磨耗を極力抑制できる。また、モータ11の回転停止を上記所要時間に応じた適正なタイミングで実施することができ、その結果、モータ11の回転が必要以上に継続されるのを抑制することができる。
特に、上記実施形態では、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除の指令タイミング(第1駆動リレー24へのオフ信号の出力タイミング)から、噛み合わせに要する時間(解除所要時間TP)が経過したタイミングで、第2駆動リレー25にオフ信号を出力してモータ11の回転を停止させる構成としたため、噛み合わせ解除の指令からその噛み合わせ解除が完了するまでの間において、モータ11によるピニオン14の回転を維持することができる。したがって、ピニオン14の磨耗を一層抑制することができる。
本システムのように、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ及びその噛み合わせ解除を第1ソレノイドSL1及び第1駆動リレー24によって行い、モータ11の回転及び回転停止を第2ソレノイドSL2及び第2駆動リレー25によって行う構成では、コイルインダクタンスの相違に起因して、制御対象への通電指令からその動作が完了するまでに要する時間が相違し、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除を指令してからその噛み合わせ解除が完了するまでに要する時間の方が、モータ11の回転停止を指令してから回転停止するまでに要する時間よりも長くなる。したがって、上記構成に適用することにより、噛み合わせ解除の指令からその噛み合わせ解除が完了するまでの期間においても、モータ11によってピニオン14が回転されている状態を維持することができる。つまり、噛み合わせ解除の指令からその噛み合わせ解除が完了するまでの期間において、リングギヤ22がピニオン14を押し回す力を極力小さくすることができ、ひいてはピニオン14の磨耗をできるだけ抑制することができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除の指令からその噛み合わせの解除が完了されるまでに要する所要時間に基づいて、ピニオン14の回転停止タイミングを設定する構成とする。すなわち、第1ソレノイドSL1の通電オフタイミングから所定時間TAが経過した場合に第2ソレノイドSL2を通電オフに切り替える構成において、所定時間TAを可変にする。
具体的には、(1)スタータ10の温度が低いほど、スタータ10の摺動部に塗布されたグリスの粘度が高くなる、(2)スタータ10の劣化が進行するほど、グリスが摺動部から抜けて少なくなったりスタータ10の各部の磨耗が進行したりする等の理由から、上記(1)や(2)の場合には、噛み合わせの解除の指令後、その噛み合わせの解除が実際に完了するまでの時間が、スタータ10の温度低下やスタータ10の劣化に応じて長くなることが考えられる。したがって、上記構成とすることにより、噛み合わせ解除の完了までに要する時間に応じてピニオン14の回転を停止させることができる。これにより、ピニオン14がリングギヤ22に噛み合わされている状態において、モータ11によってピニオン14が回転される状態をできるだけ維持することができ、その結果、ピニオン14の磨耗を極力抑制できる。また、モータ11の回転停止を上記所要時間に応じた適正なタイミングで実施することができ、その結果、モータ11の回転が必要以上に継続されるのを抑制することができる。
なお、スタータ10の温度については、例えば冷却水温センサ27により検出される冷却水温を用いたり、あるいはスタータ10の温度を直接検出可能なセンサを設け、同センサにより検出したりする。また、スタータ10の劣化については、例えばスタータ10によるエンジン始動の積算回数を計測し、その計測値に基づいて推定したり、あるいは工場出荷からの時間に基づいて推定したりする。
・ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除の指令後にその噛み合わせ解除が完了したことを判定するための手段(解除判定手段)を備え、同手段による判定結果に基づいてピニオン14の回転を停止するタイミングを設定する構成とする。この構成によれば、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除の完了をより正確に判断することができ、これにより、ピニオン14等の磨耗をできるだけ抑制するといった効果をより好適に得ることができる。また、噛み合わせ解除の判定後に速やかにモータ11を回転停止させることにより、モータ11の回転が必要以上に継続されるのを抑制することができる。
解除判定手段として具体的には、例えばピニオン14又はリングギヤ22の近傍に、光学式や磁気式などのセンサを配置し、同センサによりピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除が完了したことを判定する構成としてもよい。あるいは、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合い時に両者間で通電可能に構成し、その通電が検出されなくなった場合に噛み合わせ解除が完了したものと判定する。その他、例えばプランジャ19のコイル18内への入り込み量(すなわち、ピニオン14の軸方向における位置)に応じてコイル18のインダクタンスが変化するように第1ソレノイドSL1を構成しておき、そのインダクタンスの変化に基づいてプランジャ19のストロークを検出する。そして、その検出値に基づいて噛み合わせ解除が完了したか否かを判定する。
また、モータ11には、トルクと電流値とが比例関係にあるといった電流特性がある。そのため、リングギヤ22に噛み合った状態でのピニオン14の回転時とピニオン14の空転時とではモータ11の電流値が相違し、噛み合い状態での回転時の方が、空転時よりもモータ11の電流値が大きくなる。この事象を利用し、モータ11の電流値に基づいて、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除が完了したことを判定してもよい。
・ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除後において、エンジン20が完爆に至るまでの期間、ピニオン14の回転停止を禁止する構成とする。同噛み合わせの解除後から完爆前の期間において、エンジン20の混合気が着火又は点火しない失火の発生等によりエンジン20が自力で回転を維持できなくなった場合、ピニオン14の押出しを実施してスタータ10によるエンジン20のクランキングを再度実施することが考えられる。この場合、上記構成によれば、ピニオン14を回転させたままの状態でピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせを実施することができ、その結果、エンジン始動を速やかに実施することができる。特に、アイドルストップ機能を備えるシステムでは、IGオンによるエンジン始動の場合に比べ、エンジン自動停止後の再始動時において失火が発生しやすいことが考えられ、エンジン20のクランキング終了後においてエンジン20が自力で回転を維持できないといった事象が発生する可能性が高いと考えられる。したがって、アイドルストップ機能を備えるシステムにおいて上記構成を適用することにより、エンジン始動を速やかに実施するといった効果を好適に得ることができる。
図4は、上記構成の具体的態様を示すタイムチャートである。図中、(a)はエンジン回転速度NEの推移を示し、(b)は第1ソレノイドSL1の通電オン/オフの推移を示し、(c)は第2ソレノイドSL2の通電オン/オフの推移を示す。なお、図4では、エンジン停止状態からエンジン20の始動を行う場合を想定している。
図3において、エンジン20の始動要求があった場合、タイミングt20で第1ソレノイドSL1の通電が開始されることによりピニオン14がリングギヤ22に向かって押し出され、タイミングt21で第2ソレノイドSL2の通電が開始されることによりモータ11の回転が開始されてエンジン20に初期回転が付与される。また、エンジン20の初爆によってエンジン回転速度NEが始動回転速度NE1以上になると、そのタイミングt22で第1ソレノイドSL1の通電が停止されることにより、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせが解除される。その噛み合わせ解除後であって、エンジン20の完爆前にエンジン20が失火し、エンジン回転速度NEが低下した場合を考える。この場合、本実施形態ではモータ11の回転が継続されている。したがって、エンジン回転速度NEが、例えばクランキング回転速度近傍まで低下したタイミングt23で第1ソレノイドSL1の通電が開始されることにより、ピニオン14の回転速度とリングギヤ22の回転速度との同期状態においてピニオン14がリングギヤ22に噛み合わされる。これにより、エンジン20のクランキングが再度実施され、エンジン回転速度NEが始動回転速度NE1以上になると、そのタイミングt24で第1ソレノイドSL1の通電が停止される。また、エンジン回転速度NEが、エンジン20の完爆判定のための回転速度NE2以上になると、そのタイミングt25で第2ソレノイドSL2の通電が停止される。
・上記実施形態では、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除の指令後、その噛み合わせ解除が完了した場合にモータ11の回転を停止したが、噛み合わせ解除の指令後であって、その噛み合わせ解除が完了する前にモータ11の回転を停止する構成としてもよい。この構成によれば、従来のスタータのようにモータの回転停止後にピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせを解除する場合に比べ、リングギヤ22によってピニオン14が回転される状態において、モータ11によってピニオン14が回転される状態をできるだけ維持することができ、よって、ピニオン14の磨耗が抑制される。
・バッテリ12の電気残量を検出し、その検出したバッテリ12の電気残量に基づいて、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除と、モータ11の通電停止との順序を設定する構成とする。ワンウエイクラッチ15やピニオン14等の磨耗を抑制する観点からすると、噛み合わせ解除を実施した後にモータ11の通電を停止させるのが好ましい。その反面、噛み合わせを先に実施する場合には、モータ11の通電停止を先に実施する場合に比べてモータ11の通電時間が長くなり、バッテリ12の消費電力が大きくなることが考えられる。これに鑑み、バッテリ12の電気残量が所定の悪化状態の場合には、モータ11の通電停止を先に実施するか、又は噛み合わせ解除とモータ通電停止とを同時に実施することにより、スタータ10の劣化抑制とバッテリ12の電気残量の確保とをバランスよく実施することができる。
・上記実施形態では、コイル18の通電/非通電を制御するSL1駆動リレー24と、モータ11の通電/非通電を制御するSL2駆動リレー25とを有するスタータ10を本発明に適用する場合について説明したが、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ解除とモータ11の回転停止とを独立して制御可能なスタータであればよく、例えば従来のスタータにおいてモータ通電制御用のリレーを設けたものを本発明に適用してもよい。すなわち、この構成では、図1のスタータ10における第2ソレノイドSL2に代えて、プランジャ19において、レバー17とは反対側の端部にモータ通電用の接点が設けられている。また、本構成では、モータ11とバッテリ12との間において、ECU30からの制御信号に基づいてオン/オフの切り替え可能なモータ通電制御用のリレーが設けられている。この構成においても、SL1駆動リレー24とモータ通電制御用のリレーとを個別に制御することにより、ピニオン14とリングギヤ22との噛み合わせ動作とモータ11の回転動作とを独立して制御可能である。
10…スタータ、11…モータ、14…ピニオン、15…ワンウエイクラッチ、18…コイル、20…エンジン、21…クランク軸、22…リングギヤ、24…SL1駆動リレー(第1スイッチ手段)、25…SL2駆動リレー(第2スイッチ手段)、30…ECU、SL1…第1ソレノイド、SL2…第2ソレノイド。

Claims (6)

  1. エンジンの出力軸に連結されたリングギヤに噛み合い可能なピニオンと、該ピニオンを回転させるモータとを備えるスタータに適用され、
    エンジン始動に際して、前記リングギヤに前記ピニオンを噛み合わせた状態で前記モータを回転させることにより前記エンジンのクランキングを実施し、前記クランキングの終了に際し前記モータの回転停止及び前記噛み合わせの解除を実施するスタータの制御装置であって、
    前記クランキングの開始後において前記エンジンが自立運転可能になったことを判定する運転状態判定手段と、
    前記運転状態判定手段により前記自立運転可能になったと判定された場合に、前記モータにより前記ピニオンを回転させたままの状態において前記噛み合わせの解除を実施する噛み合い解除手段と、
    を備えることを特徴とするスタータの制御装置。
  2. 前記噛み合わせ解除の指令からその噛み合わせ解除が完了するまでに要する所要時間に基づいて前記ピニオンの回転停止タイミングを決定する請求項1に記載のスタータの制御装置。
  3. 前記噛み合わせ解除の指令後に同噛み合わせ解除が完了したか否かを判定する解除判定手段を備え、
    前記解除判定手段の判定結果に基づいて前記ピニオンの回転停止タイミングを決定する請求項1又は2に記載のスタータの制御装置。
  4. 前記ピニオンが、前記噛み合わせ前において前記リングギヤに対して非接触の状態で配置されており、
    前記ピニオンを前記リングギヤに向かう方向へ移動させる第1ソレノイドと、該第1ソレノイドの通電状態を制御する第1スイッチ手段と、前記モータの通電及び非通電を切り替えるモータ通電用の接点を開閉する第2ソレノイドと、該第2ソレノイドの通電状態を制御する第2スイッチ手段と、を備えるスタータに適用され、
    前記第1スイッチ手段により前記第1ソレノイドの通電状態をオン状態からオフ状態に切り替えてから、前記噛み合わせの解除が完了するまでに要する所要時間に基づいて、前記第2スイッチ手段により前記モータの通電状態をオン状態からオフ状態に切り替える請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスタータの制御装置。
  5. 前記クランキングの開始後に前記エンジンが完爆に至ったことを判定する完爆判定手段を備え、
    前記完爆判定手段により前記エンジンが完爆に至ったと判定されるまでの期間、前記ピニオンの回転停止を禁止する請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスタータの制御装置。
  6. 前記モータによる前記ピニオンの回転を停止させる回転停止タイミングを設定する設定手段を備え、
    前記噛み合い解除手段は、前記設定手段により設定される回転停止タイミングよりも前に前記噛み合わせの解除を実施する請求項1乃至5のいずれか一項に記載のスタータの制御装置。
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