JP4828573B2 - 車体上部構造 - Google Patents
車体上部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4828573B2 JP4828573B2 JP2008136463A JP2008136463A JP4828573B2 JP 4828573 B2 JP4828573 B2 JP 4828573B2 JP 2008136463 A JP2008136463 A JP 2008136463A JP 2008136463 A JP2008136463 A JP 2008136463A JP 4828573 B2 JP4828573 B2 JP 4828573B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- vehicle body
- bracing member
- joined
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
この種の車体上部構造は、例えば、ワゴン車などの後部座席の中央シートに3点式のリヤシートベルトを採用するときに用いられる構造であり、適宜、サイドレール、リヤレール及びリヤピラー廻りの剛性を確保するように設計がなされていた。
なお、ワゴン車などでは、一般的に、車体前方からAピラー(フロントピラー)、Bピラー(センタピラー)、Cピラー、Dピラー(リヤピラー)が両サイドに設けられている。
また、車体上部構造では、右のサイドレールとリヤレールとのコーナ部分にブラケットが渡されているので、後部座席が後方に設定する必要があり、荷室のスペースを圧迫することがある。後部座席を前方に設定するためには、新たにリヤシートベルトのガイド等を設ける必要があり、ガイドを取付けるために、さらなる補強部材が必要となり、コストの高騰を招くことがあった。
これらのサイドレールの後部からそれぞれ下方に延ばした左右のリヤピラーと、これらのリヤピラー上端近傍にて左右のサイドレールを車幅方向に連結するリヤレールとを備えた車体上部構造において、リヤレールとサイドレールとを斜めに連結する閉断面を有する筋交い部材が設けられ、この筋交い部材に後部座席の乗員を拘束するリヤシートベルトのベルトガイドが配置され、筋交い部材に、平板状の上板と上向き開口の断面視凹状の下板を接合した閉断面を有し、リヤレールに、断面視箱状の閉断面を有し、筋交い部材の一端が、サイドレールの上フランジへ上板と下板を重ね合わせて接合され、筋交い部材の他端が、リヤレールの上部へ上板が接合されるとともに、リヤレールの前面壁若しくは下面壁へ下板が接合されて、リヤレールの閉断面に筋交い部材の閉断面が接合されることを特徴とする。
リヤレールとサイドレールとを斜めに連結する閉断面を有する筋交い部材が設けられるので、ボディの主骨格であるリヤレールとサイドレールとに最短距離で繋ぐことができる。これにより、重量増加を最小限に抑えて車体上部の補強をすることができる。
筋交い部材に後部座席の乗員を拘束するリヤシートベルトのベルトガイドが配置されるので、リヤシートベルトの張力を十分支持することができ、車体上部の撓みを防止することができる。これにより、後部座席の中央シートに3点式のリヤシートベルトを採用する場合にも後部座席の位置に制約を課すことがなく、設計の自由度を十分に確保することができる。
また、筋交い部材が、平板状の上板と上向き開口の断面視凹状の下板を接合した閉断面を有し、リヤレールが、断面視箱状の閉断面を有する。
筋交い部材の一端は、サイドレールの上フランジへ上板と下板を重ね合わせて接合されたので、例えば、ルーフモールを取付ける溝部を遮ることがない。これにより、ボディデザインに制約を課すことがなく、意匠の自由度の向上を図ることができる。
さらに、筋交い部材の他端は、リヤレールの上部へ上板が接合されるとともに、リヤレールの前面壁若しくは下面壁へ下板が接合されて、リヤレールの閉断面に筋交い部材の閉断面が接合されるので、リヤレールと筋交い部材とは一体的な補強メンバの機能を有し、リヤシートベルトから荷重が筋交い部材に作用する場合にも、筋交い部材で十分に支えることができる。この結果、車体上部の剛性の向上を図ることができる。
図1は本発明に係る車体上部構造の斜視図であり、図2は図1に示された車体上部構造の平面図であり、図3は図1に示された車体上部構造の底面図である。
シートベルト装置21は、後部座席27の中央部に着座する乗員を拘束する後部座席27の中央部に設けられるリヤシートベルトであり、後部座席27は、3人の乗員が着座できるシートである。
の6−6線断面図であり、図7は図1に示された車体上部構造に採用されたシートベルト装置の斜視図である。
アッパ部材41は、車体前方に設けられた前アッパフランジ部44と、この前アッパフランジ部44から車体後方に且つルーフパネル25に沿って延ばされた上部平面部45と、この上部平面部45の後部から垂下された垂下部46と、この垂下部46から車体後方に延ばされた後部平坦部47と、この後部平坦部47から斜め上方に延ばされた後アッパフランジ48とが形成される。
アウタ部材71は、外部上方に向けて突出させたアウタ本体73と、このアウタ本体73の上方に設けたアウタ上フランジ74と、アウタ本体73の下方に設けたアウタ下フランジ75とを備える。
図2及び図8に示されたように、車体上部構造では、車体上部で車体前後方向に左右のサイドレール13,13(一方不図示)が設けられ、これらのサイドレール13,13の後部から左右のリヤピラー15,15(一方不図示)がそれぞれ下方に延ばされ、これらのリヤピラー15,15(一方不図示)上端近傍にて左右のサイドレール13,13が車幅方向のリヤレール16に連結される。
別実施例の車体上部構造は、車体上部で車体前後方向に設けられる左右のサイドレール13,13(一方不図示)と、左右のサイドレール13,13に車幅方向に繋ぐリヤレール16(図1参照)と、このリヤレール16と右のサイドレール13とに車体前方にて斜めに連結され、リヤレール16と右のサイドレール13との剛性を増す筋交い部材17と、左右のサイドレール13,13、リヤレール16及び筋交い部材17の上部に設けられるルーフパネル25とを備え、サイドレール13のインナ部材72と筋交い部材17の下板85との間にガセット105が設けられ、筋交い部材17のサイドフレーム接合部86のさらなる補強がされたものである。これにより、車体上部構造のさらなる剛性の向上を図ることができる。
Claims (3)
- 車体上部で車体前後方向に設けられる左右のサイドレールと、これらのサイドレールの後部からそれぞれ下方に延ばした左右のリヤピラーと、これらのリヤピラー上端近傍にて左右のサイドレールを車幅方向に連結するリヤレールとを備えた車体上部構造において、
前記リヤレールと前記サイドレールとを斜めに連結する閉断面を有する筋交い部材が設けられ、この筋交い部材に後部座席の乗員を拘束するリヤシートベルトのベルトガイドが配置され、
前記筋交い部材は、平板状の上板と上向き開口の断面視凹状の下板を接合した閉断面を有し、前記リヤレールは、断面視箱状の閉断面を有し、
前記筋交い部材の一端は、前記サイドレールの上フランジへ前記上板と前記下板を重ね合わせて接合され、
前記筋交い部材の他端は、前記リヤレールの上部へ前記上板が接合されるとともに、前記リヤレールの前面壁若しくは下面壁へ下板が接合されて、前記リヤレールの閉断面に前記筋交い部材の閉断面が接合されることを特徴とする車体上部構造。 - 前記筋交い部材の一端は、前記リヤピラーの直前に配置されるCピラー近傍で前記サイドレールに連結することを特徴とする請求項1記載の車体上部構造。
- 前記リヤシートベルトのリトラクタを前記リヤレールの後方に配置することを特徴とする請求項1記載の車体上部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008136463A JP4828573B2 (ja) | 2008-05-26 | 2008-05-26 | 車体上部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008136463A JP4828573B2 (ja) | 2008-05-26 | 2008-05-26 | 車体上部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009280153A JP2009280153A (ja) | 2009-12-03 |
JP4828573B2 true JP4828573B2 (ja) | 2011-11-30 |
Family
ID=41451082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008136463A Expired - Fee Related JP4828573B2 (ja) | 2008-05-26 | 2008-05-26 | 車体上部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4828573B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5888270B2 (ja) * | 2013-03-05 | 2016-03-16 | マツダ株式会社 | 車両の上部車体構造 |
JP6834530B2 (ja) * | 2017-01-26 | 2021-02-24 | いすゞ自動車株式会社 | 車両のシートベルト装置 |
JP7188151B2 (ja) * | 2019-02-04 | 2022-12-13 | スズキ株式会社 | 車体後部構造 |
JP6837509B2 (ja) * | 2019-03-28 | 2021-03-03 | 本田技研工業株式会社 | 車体後部構造 |
KR20220161968A (ko) * | 2021-05-31 | 2022-12-07 | 현대자동차주식회사 | 시트벨트 마운팅 구조 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3572875B2 (ja) * | 1997-07-02 | 2004-10-06 | 三菱自動車エンジニアリング株式会社 | 車体構造 |
JP3716400B2 (ja) * | 1998-06-16 | 2005-11-16 | 富士重工業株式会社 | リヤシート用シートベルト装置の取付構造 |
JP4271055B2 (ja) * | 2004-02-16 | 2009-06-03 | 富士重工業株式会社 | 車両用シートベルト装置支持構造 |
-
2008
- 2008-05-26 JP JP2008136463A patent/JP4828573B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009280153A (ja) | 2009-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4917932B2 (ja) | 車体側部構造 | |
JP5439805B2 (ja) | 車両のドア構造 | |
JP5515809B2 (ja) | 車両の後部車体構造 | |
US10315704B2 (en) | Side vehicle-body structure of vehicle | |
JP4556674B2 (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP2008238885A (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
JP2014118109A (ja) | 車両のセンターピラー下部車体構造 | |
JP4828573B2 (ja) | 車体上部構造 | |
JP7131601B2 (ja) | 車両用乗員拘束構造 | |
JP5002624B2 (ja) | スライドドア付き車体構造 | |
JP2005001473A (ja) | 自動車の下部車体構造 | |
US20240166273A1 (en) | Vehicle body structure of cab-over type vehicle | |
JP2007261481A (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP2011201389A (ja) | 車両の車体上部構造 | |
JP2007161074A (ja) | 車体後部構造 | |
JP4843643B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP5852623B2 (ja) | 車体構造 | |
JP6645455B2 (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP6001324B2 (ja) | 車両の車体構造 | |
JP5012381B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP2008110634A (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP4004202B2 (ja) | トラックのキャブ | |
JP2008110636A (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP2008068755A (ja) | 自動車用シートベルト装置の取付構造 | |
JP5477536B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110906 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |