JP4765299B2 - 高周波シール用インナーシール材 - Google Patents
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Description
このインナーシール材は、バージンパルプを用いた板紙等の弾性を有する台紙や発泡プラスチック等を主材とするリシール部と、アルミニウム箔等の金属箔を主材とするメンブレン部との積層物からなり、キャップをはずした時にリシール部とメンブレン部とが互いに分離して、リシール部はキャップの内側に残り、メンブレン部は容器口元部に残るように構成されており、そしてキャップを再び容器口元部に冠着した時には、リシール部がメンブレン部に重層され、キャップと共に容器内部への湿気、酸素等の再侵入を防止する役目を果している。
されたもので、熱伝導によるエネルギーロスを防止し、中央部分発熱により内容物に異臭をつける懸念のあるシーラント材の低分子量成分などの発生を抑えた高周波シール用のインナーシール材を提供することを課題とする。
にある導電性アルミニウム微粉末と、バインダー樹脂とを主材料として構成された金属ペースト層が印刷塗工されていることを特徴とする高周波シール用インナーシール材である。
本発明のインナーシール材(1)は、例えば、図1に示すように、少なくともシーラント層(11)を有するメンブレン部(10)と、少なくとも弾性シート層(21)を有するリシール部(20)とからなる。
このような条件を満たすものとして、例えば、上質紙、晒クラフト紙などが好ましく使用できる。突き刺し性の問題から坪量は100g/m2 程度までが望ましい。また、アルミニウムペーストなどとの塗工性を向上させるために、紙面にクレーコートのような目止め剤を塗布しても構わない。
台紙は、100%バージンパルプを用いた厚みが0.3mm以上の板紙が好ましい。発泡体は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ウレタンなどの熱可塑性樹脂の発泡シートが使用できる。使用時にそれぞれ単品、または2種以上を複合して用いても構わない。また、後記する接着層(22)との界面にフィルム(図示せず)を貼っても構わない。
キャップ(3)を容器口元部に冠着すると、弾性シート層(21)の弾力でキャップ(3)内部のインナーシール材(1)は、容器口元部先端に接触し、高周波誘導加熱法による磁界内を通過せしめることにより、容器口元部先端とインナーシール材(1)のシーラント層(11)とが完全に接着される。
アルミニウムペースト中のアルミニウム微粉末の大きさは1μm〜3μm、アルミニウム含有量としては60%にして、20%をアクリル樹脂、残り20%を溶剤成分としたものを用いた。
ついで、このメンブレン部の剥離層側に実施例1と同様の材料、方法を用いてリシール部を作製した。最後に実施例1と同様に直径51mmの円形に打ち抜き、実施例3のインナーシール材とした。
・密封性 … 手で開封し,未接着部分がないかを目視にて確認
・パンク強度… 容器内に空気を送り込み、シール面が剥がれるときの強度を測
定
・臭気 … 空の瓶を用いて溶着し、すぐに開封して瓶内の臭気を官能にて
評価した(順位付け)、いいものから◎→○→△→×
・指突刺性 … シールしメンブレン部だけの状態にし、指で簡単に穴が開けら
れるかを官能試験
・突刺強度 … 先端φ1、R0.5の針により突き刺し強度を数値的に測定
2‥‥容器口元部
3‥‥キャップ
4‥‥容器本体
5‥‥キャップ側部内側に突設されたリブ
6‥‥容器口元部外面のねじ山
7‥‥キャップ側部内側のねじ山
10‥‥メンブレン部
11‥‥シーラント層
12‥‥メンブレン基材
13‥‥金属ペースト層
20‥‥リシール部
21‥‥弾性シート層
22‥‥接着層
23‥‥剥離層
Claims (2)
- 少なくともシーラント層を有するメンブレン部と、少なくとも弾性シート層を有するリシール部とからなり、前記メンブレン部とリシール部とが剥離可能であって、前記メンブレン部は容器口元部に接する最下層のシーラント層と、その上に位置するメンブレン基材とからなるインナーシール材において、メンブレン基材が紙製基材であって、該メンブレン基材のシーラント層と接する側の周縁には、容器口元部に重なるように、大きさが5×10-2μm〜1×102 μm、添加量が20〜90%の範囲にある導電性アルミニウム微粉末と、バインダー樹脂とを主材料として構成された金属ペースト層が印刷塗工されていることを特徴とする高周波シール用インナーシール材。
- 少なくともシーラント層を有するメンブレン部と、少なくとも弾性シート層を有するリシール部とからなり、前記メンブレン部とリシール部とが剥離可能であって、前記メンブレン部は容器口元部に接する最下層のシーラント層と、その上に位置するメンブレン基材とからなるインナーシール材において、メンブレン基材が、指等で突き破り可能な突き刺し性を備え、且つシーラント層を高周波にて加熱シールするための金属ペースト層を印刷可能な紙製基材であって、該メンブレン基材のシーラント層と接する側の周縁には、容器口元部に重なるように、大きさが5×10-2μm〜1×102 μm、添加量が20〜90%の範囲にある導電性アルミニウム微粉末と、バインダー樹脂とを主材料として構成された金属ペースト層が印刷塗工されていることを特徴とする高周波シール用インナーシール材。
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JP2004330320A JP4765299B2 (ja) | 2004-11-15 | 2004-11-15 | 高周波シール用インナーシール材 |
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