JPH079805Y2 - 容器口部密封用インナーシール材 - Google Patents

容器口部密封用インナーシール材

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JPH079805Y2
JPH079805Y2 JP40106390U JP40106390U JPH079805Y2 JP H079805 Y2 JPH079805 Y2 JP H079805Y2 JP 40106390 U JP40106390 U JP 40106390U JP 40106390 U JP40106390 U JP 40106390U JP H079805 Y2 JPH079805 Y2 JP H079805Y2
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JP
Japan
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layer
inner seal
container
reseal
seal material
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JP40106390U
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JPH0491866U (ja
Inventor
正史 高橋
正和 遠藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は容器口部を密封するため
のインナーシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】インスタントコーヒー等の容器の口部に
取り付けることにより内容物の防湿を図る所謂インナー
シールが、従来から一般に知られている。このようなイ
ンナーシールは、厚紙を主材とするリシール層と金属箔
を主材とするシール層の積層体により形成されるのが普
通であり、使用時に容器のキャップをはずしたとき、リ
シール層がキャップの内側に残るとともにシール層が容
器本体の口部に密着して内容物の防湿が図られるように
なっている。
【0003】ところで、インナーシールを容器口部にシ
ールする際には、例えば特公昭56−35544号公
報,実公昭50−32540号公報等に記載のような高
周波誘導加熱方式によるものが知られている。すなわ
ち、この方式では、シール層の上面側にアルミ箔層、下
面側に熱可塑性樹脂層をそれぞれ設けるとともに、リシ
ール層の下面側にプラスチックフィルム層を設け、か
つ、シール層とリシール層との間に界面活性剤を介在さ
せることによってインナーシール材を構成し、このイン
ナーシール材を挿嵌したキャップを容器本体に冠着した
まま、上方から容器口部のリング形状に合わせて高周波
を当ててシール層内のアルミ箔を発熱させることによ
り、シール層下面の熱可塑性樹脂を溶かしてインナーシ
ール材を容器口部に接着するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインナーシール材ではシール層とリシール層とが界
面活性剤を介して接着されているために、高周波誘導加
熱を行った場合にこれら両層間の剥離強度が大きくなっ
て、容器のキャップを開けるときにリシール層とシール
層との剥離が確実になされないという問題があった。
【0005】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、インナーシール材を容器口部にシールするま
ではリシール層とシール層とが剥がれにくく、また、容
器開封時にはこれらを容易に剥がすことができるように
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本考案に係る容器口部密封用インナーシール材は、
リシール層とシール層の積層構造からなり高周波誘導加
熱によって容器口部にヒートシール接着されるインナー
シール材において、リシール層の最下面およびシール層
の最上面にそれぞれ紙等の吸収性材料を積層するととも
に、これらリシール層とシール層とをホットメルト接着
剤層を介して積層するよう構成している。
【0007】
【作用】本考案においては、リシール層の最下面とシー
ル層の最上面にそれぞれ紙等の吸収性材料が積層され、
これらが互いにホットメルト接着剤を介して接着されて
いることによって、インナーシール材を容器口部にシー
ルするまではリシール層とシール層とが確実に接着され
て剥がれることがなく、一方、高周波誘導加熱によって
容器口部にヒートシール接着すると、ホットメルト接着
剤が溶融して隣接するリシール層およびシール層の吸収
性材料に吸収されることによって、高周波加熱部におけ
るリシール層,シール層間の剥離強度がほぼゼロとなる
ため、これら両層が容易に剥がせるようになる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1は本考案の一実施例に係る容器口部密
封用インナーシール材の層構成図である。
【0010】この実施例において、インナーシール材1
は、シール層2とリシール層3とから構成されている。
このうちシール層2は、厚さ50μのサーリン4の上面
にドライラミネート層5を介して厚さ30μのアルミ箔
6が貼り合わせられ、このアルミ箔6の上面に印刷絵柄
層7が設けられ、そしてその上面に、厚さ15μのポリ
エチレンの押し出しコート層8を介して坪量16g/m
2の純白,上質の薄洋紙(カーボン挟み紙)9が設けら
れることにより形成される。一方、リシール層3は、坪
量230g/m2の厚紙10の上面に、厚さ15μのポ
リエチレンの押出しコート層11を介して坪量52.3
g/m2の薄洋紙12が積層されることにより形成され
る。そして、上記シール層2の最上面およびリシール層
3の最下面に積層された各薄洋紙9,12間にはホット
メルト接着剤層13が設けられる。このホットメルト接
着剤としては、パラフィン系ワックスを主体とし、数パ
ーセントのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹
脂を含有してなるワックスが用いられる。なお、このワ
ックスはEVAの含有量によってその軟化点を変えるこ
とができる。具体的には、日本精蝋製「ネオパラックス
3240」(通常時)または同「ネオパラックス345
5」(夏場等気温が高い時)が使用される。ここで、上
記「ネオパラックス3240」は、軟化点70℃,粘度
(120℃)1350CPSであり、また、「ネオパラ
ックス3455」は、軟化点75℃,粘度(120℃)
1800CPSである。
【0011】上記構成からなるインナーシール材1は、
所定の大きさの円形形状に打ち抜かれてシール層2が容
器口部側となるようキャップ内に挿嵌される。次いで、
上記キャップを容器本体に装着した後、キャップの上方
から高周波発生装置によって容器口部の形状に沿うよう
にリング状の高周波が当てられる。そうすると、シール
層2内のアルミ箔6が誘導発熱することにより、シール
層2最下面のサーリン4が溶けてインナーシール材1が
容器口部に冠着される。
【0012】このとき、ホットメルト接着剤層13の両
側に各薄洋紙9,12が積層されていることによって、
高周波で加熱されたホットメルト接着剤が溶融してこれ
らの各薄洋紙9,12に吸収され、加熱部におけるリシ
ール層3,シール層2間の剥離強度がほぼゼロとなる。
そのため、使用時にリシール層3とシール層2との剥離
が容易となる。なお、高周波による加熱はインナーシー
ル材1の周辺部のみであるが、リシール層3の剥離は該
周辺部からなされるため、中央部のリシール層3,シー
ル層2間の剥離強度が多少大きくてもスムーズに剥離す
ることができる。
【0013】なお、上記実施例においては、ホットメル
ト接着剤層の両側に薄洋紙を積層するように構成した
が、これらは必ずしも薄洋紙に限定されるものではな
く、ワックスを吸収できるものであれば他の材料を用い
てもよい。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、インナーシール材を容器口部にシールするまではリ
シール層とシール層は確実に接着されて剥がれにくく、
また、容器開封時にはこれらを容易に剥がすことがで
き、しかも、リシール層とシール層とを剥がした時に接
着剤が表面に残らず外観不良が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る容器口部密封用インナ
ーシール材の層構成図
【符号の説明】 1 インナーシール材 2 シール層 3 リシール層 9,12 薄洋紙(吸収性材料) 13 ホットメルト接着剤層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リシール層とシール層の積層構造からな
    り高周波誘導加熱によって容器口部にヒートシール接着
    されるインナーシール材において、前記リシール層の最
    下面および前記シール層の最上面にそれぞれ紙等の吸収
    性材料を積層するとともに、これらリシール層とシール
    層とをホットメルト接着剤層を介して積層したことを特
    徴とする容器口部密封用インナーシール材。
JP40106390U 1990-12-19 1990-12-19 容器口部密封用インナーシール材 Expired - Lifetime JPH079805Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP40106390U JPH079805Y2 (ja) 1990-12-19 1990-12-19 容器口部密封用インナーシール材

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JP40106390U JPH079805Y2 (ja) 1990-12-19 1990-12-19 容器口部密封用インナーシール材

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Publication Number Publication Date
JPH0491866U JPH0491866U (ja) 1992-08-11
JPH079805Y2 true JPH079805Y2 (ja) 1995-03-08

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ID=31879219

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JP6205794B2 (ja) * 2013-04-02 2017-10-04 凸版印刷株式会社 インナーシール材及びその製造方法
JP6255702B2 (ja) * 2013-04-17 2018-01-10 凸版印刷株式会社 インナーシール材の製造方法

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JPH0491866U (ja) 1992-08-11

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