JP4742767B2 - 車体前部構造及びその組付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部構造及びその組付け方法に関し、特にラジエータ支持部材及びバンパリインフォースの組付けについての車体前部構造及びその組付け方法に関する。
従来の車体前部構造の組付け方法としては、車体のフロントサイドメンバ、バンパリインフォース及びフロントエンドパネルの各部材を、取付け治具で位置決めした状態で同時に締結するものが開示されている(特許文献1参照)。
特開平11−139345号公報
しかしながら、上記した従来例のように、取付け治具のガイドロッドをバンパリインフォースの第1ガイド穴及びフロントエンドパネルの第2ガイド穴に同時に嵌入させて位置決めする場合には、第1ガイド穴及び第2ガイド穴の加工精度によって、バンパリインフォース及びフロントエンドパネルの車幅方向の位置が決まってしまうため、例えば該バンパリインフォース及びフロントエンドパネルの車幅方向中心位置を互いに揃えることが難しく、該中心位置を基準として組み付けられる部品の建付け精度を高め難かった。
本発明は、上記事実を考慮して、車体前部に組み付けられる部品の建付け精度を高めて、車両の品質感を向上させることを目的とする。
請求項1の発明は、バンパリインフォースに車幅方向のバンパ側基準を設け、該バンパリインフォースの後部に、車体側取付け部への組付け時に用いる位置決め用の基準孔が設けられた一対の調整ブラケットを固着する第1工程と、ラジエータ支持部材に車幅方向のラジエータ側基準を設け、前記基準孔よりも大径の逃がし孔が少なくとも該基準孔に対応して設けられた中間ブラケットを、前記調整ブラケットに対応して前記ラジエータ支持部材の車幅方向両側に固着する第2工程と、前記バンパ側基準と前記ラジエータ側基準とを、車幅方向に相当する方向において一致させた状態で、前記調整ブラケットを前記中間ブラケットの前側から重ね、前記基準孔が前記逃がし孔に連通した状態で、前記ラジエータ支持部材の前側に前記バンパリインフォースを組み付けて前部ユニットとする第3工程と、該前部ユニットの前記中間ブラケットを前記車体側取付け部に合わせてから、前記基準孔とすきまばめで嵌合する程度の直径に形成された大径部を有する位置決め用の締結部材を該基準孔から差し込み、前記逃がし孔を通じて前記車体側取付け部に締結し、前記車体側取付け部を前記締結部材により矯正しつつ前記前部ユニットを該車体側取付け部に組み付ける第4工程と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の車体前部構造の組付け方法では、バンパリインフォースのバンパ側基準とラジエータ支持部材のラジエータ側基準とを車幅方向に相当する方向において一致させた状態で、バンパリインフォース側の調整ブラケットをラジエータ支持部材側の中間ブラケットに前側から重ねることで、ラジエータ支持部材の前側にバンパリインフォースを組み付けて前部ユニットとするので、車体側へ組み付ける前の前部ユニットの状態で、既にバンパ側基準とラジエータ側基準とを車幅方向に相当する方向に揃えてしまうことができる。このため、バンパ側基準やラジエータ側基準を利用して組み付けられる部品の建付け精度を容易に高めることが可能である。
また、前部ユニットの組み立て段階において、調整ブラケットにおける基準孔が、中間ブラケットの逃がし孔に連通した状態となるようにしておき、前部ユニットの中間ブラケットを車体側取付け部に合わせてから、基準孔とすきまばめで嵌合する程度の直径に形成された大径部を有する位置決め用の締結部材を該基準孔から差し込み、逃がし孔を通じて車体側取付け部に締結し、車体側取付け部を締結部材により矯正しつつ前部ユニットを該車体側取付け部に組み付けるので、車体側取付け部を締結部材に引き寄せることができ、該車体側取付け部とバンパ側基準及びラジエータ側基準との相対的な位置精度をも高めることができる。
このように請求項1に記載の車体前部構造の組付け方法によれば、車体前部に組み付けられる部品の建付け精度を高めて、車両の品質感を向上させることが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車体前部構造の組付け方法において、前記調整ブラケットには、前記基準孔に対応しない前記逃がし孔より小径かつ前記締結部材の前記大径部よりも大径で、該逃がし孔に連通する貫通孔が形成され、前記第4工程において、該貫通孔からも前記締結部材を差し込み、前記基準孔に対応しない前記逃がし孔を通じて前記車体側取付け部に締結する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造の組付け方法において、前記締結部材として、先端側に形成されたねじ部と、該ねじ部の終端からボルト頭側へ次第に大径化するテーパ部と、を有し、前記大径部が、該テーパ部の最大径位置からボルト頭の首下まで一定径で、かつ前記調整ブラケットの板厚よりも短く形成されたセンタリングボルトを用いる。
請求項の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車体前部構造の組付け方法における前記第2工程において、車体前部における外装部品の車幅方向位置を定めるための取付けブラケットを、前記ラジエータ支持部材に固着することを特徴としている。
請求項に記載の車体前部構造の組付け方法では、第2工程において、車体前部における外装部品の車幅方向位置を定めるための取付けブラケットを、ラジエータ支持部材に固着するので、ラジエータ支持部材に外装部品の取付け基準を設けることができる。このため、該取付けブラケットを利用すれば、ラジエータ側基準を直接利用できない位置に組み付けられる外装部品であっても、その建付け精度を容易に高めることができる。
請求項の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車体前部構造の組付け方法における前記第2工程において、フードロック機構を設置するためのロック基準を、前記ラジエータ側基準に基づいて設けることを特徴としている。
請求項に記載の車体前部構造の組付け方法では、第2工程において、フードロック機構を設置するためのロック基準をラジエータ側基準に基づいて設けるので、ラジエータ支持部材の車幅方向中心位置に精度よくフードロック機構を設けることができ、これによって例えばエンジンコンパートメントを覆うフードの建付け精度をも高めることができる。
請求項の発明は、車幅方向におけるバンパ側基準が設けられると共に、車体側取付け部への組付け時における該車体側取付け部の位置決め用の基準孔を有する一対の調整ブラケットが後部に固着されたバンパリインフォースと、車幅方向におけるラジエータ側基準が設けられると共に、少なくとも前記基準孔に対応して該基準孔よりも大径の逃がし孔を有する中間ブラケットが前記調整ブラケットに対応して車幅方向両側に設けられ、前記バンパ側基準と前記ラジエータ側基準とを車幅方向に相当する方向において一致させた状態で前記調整ブラケットを前側から重ねるようにして前記バンパリインフォースを組み付けることで前部ユニットを構成可能なラジエータ支持部材と、を有し、前記バンパリインフォースと前記ラジエータ支持部材とが前記前部ユニットとなった状態において、前記基準孔は前記逃がし孔に連通しており、前記前部ユニットは、前記基準孔から前記逃がし孔を通じて差し込まれ大径部において該基準孔にすきまばめで嵌合した状態で前記車体側取付け部に締結された位置決め用の締結部材により、前記車体側取付け部に組み付けられている
請求項に記載の車体前部構造では、バンパリインフォースのバンパ側基準とラジエータ支持部材のラジエータ側基準とを車幅方向に相当する方向において一致させた状態で、ラジエータ支持部材の前側にバンパリインフォースを組み付けることができ、これによって前部ユニットを構成することができるので、前部ユニットを組み立てただけで、バンパ側基準とラジエータ側基準とを車幅方向に相当する方向において揃えることができる。このため、バンパ側基準やラジエータ側基準を利用して組み付けられる部品の建付け精度を容易に高めることが可能である。
また前部ユニットの状態において、調整ブラケットの基準孔が中間ブラケットの逃がし孔に連通しているので、該基準孔に適合する位置決め用の締結部材を該基準孔に対して正しく嵌合させることができる。また、前部ユニットを車体側取付け部に組み付ける際に、締結部材を基準孔にすきまばめで嵌合させることにより、車体側取付け部を該締結部材に引き寄せることができ、該車体側取付け部とバンパ側基準及びラジエータ側基準との相対的な位置精度をも高めることができる。
請求項7の発明は、請求項6に記載の車体前部構造において、前記調整ブラケットには、前記基準孔に対応しない前記逃がし孔より小径かつ前記締結部材の前記大径部よりも大径で、該逃がし孔に連通する貫通孔が形成されており、前記締結部材は、該貫通孔からも差し込まれ、前記基準孔に対応しない前記逃がし孔を通じて前記車体側取付け部に締結されている。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載の車体前部構造において、前記締結部材は、先端側に形成されたねじ部と、該ねじ部の終端からボルト頭側へ次第に大径化するテーパ部と、を有し、前記大径部が、該テーパ部の最大径位置からボルト頭の首下まで一定径で、かつ前記調整ブラケットの板厚よりも短く形成されたセンタリングボルトである。
請求項の発明は、請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の車体前部構造において、前記ラジエータ支持部材には、車体前部における外装部品の車幅方向位置を定めるための取付けブラケットが固着されていることを特徴としている。
請求項に記載の車体前部構造では、ラジエータ支持部材に、車体前部における外装部品の車幅方向位置を定めるための取付けブラケットが固着されているので、該取付けブラケットを外装部品の取付け基準として使用することができる。このため、該取付けブラケットを利用すれば、ラジエータ側基準を直接利用できない位置に組み付けられる外装部品であっても、その建付け精度を容易に高めることができる。
請求項10の発明は、請求項6〜請求項9の何れか1項に記載の車体前部構造において、前記ラジエータ支持部材には、フードロック機構を設置するためのロック基準が、前記ラジエータ側基準に基づいて設けられていることを特徴としている。
請求項10に記載の車体前部構造では、ラジエータ支持部材に、フードロック機構を設置するためのロック基準が、ラジエータ側基準に基づいて設けられているので、該ロック基準を用いれば、ラジエータ支持部材の車幅方向中心位置に精度よくフードロック機構を設けることができ、これによって例えばエンジンコンパートメントを覆うフードの建付け精度をも高めることができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車体前部構造の組付け方法によれば、車体前部に組み付けられる部品の建付け精度を高めて、車両の品質感を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項に記載の車体前部構造の組付け方法によれば、ラジエータ側基準を直接利用できない位置に組み付けられる外装部品であっても、その建付け精度を容易に高めることができる、という優れた効果が得られる。
請求項に記載の車体前部構造の組付け方法によれば、例えばエンジンコンパートメントを覆うフードの建付け精度をも高めることができる、という優れた効果が得られる。
請求項に記載の車体前部構造によれば、バンパ側基準やラジエータ側基準を利用して組み付けられる部品の建付け精度を容易に高めることができる、という優れた効果が得られる。
請求項に記載の車体前部構造によれば、取付けブラケットを利用することにより、ラジエータ側基準を直接利用できない位置に組み付けられる外装部品であっても、その建付け精度を容易に高めることができる、という優れた効果が得られる。
請求項10に記載の車体前部構造によれば、例えばエンジンコンパートメントを覆うフードの建付け精度をも高めることができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係る車体前部構造Sは、バンパリインフォース10とラジエータ支持部材12とを組み立ててなる前部ユニット14を、車体側取付け部の一例たるフロントサイドメンバ16に組み付けて構成されている。
バンパリインフォース10は、車幅方向における例えば中心位置であるバンパ側基準10Aが設けられると共に、フロントサイドメンバ16への組付け時における該フロントサイドメンバ16の位置決め用の基準孔18Aを有する一対の調整ブラケット18が後部に固着されたものである。バンパリインフォース10の後側には、一対のクラッシュボックス20が設けられており、調整ブラケット18は、該一対のクラッシュボックス20の後端に固着されたフランジ状の板状部材である。ここで、クラッシュボックス20とは、予め脆弱部20Aを設けておくことで、例えば車両前後方向の軸圧縮荷重に対して潰れ易いようにした部材であって、車体前部構造Sを有する車両50(図11)が前面衝突してバンパリインフォース10から衝突荷重が入力された際に、車両前後方向に潰れてある程度の衝突エネルギーを吸収できるようになっている。
図2に示されるように、各々の調整ブラケット18には、例えばバンパリインフォース10を挟んだ上下に計5箇所の孔が夫々形成されており、最も車幅方向外側の上側の1箇所に車幅方向に長い長孔18Bが形成され、最も車幅方向内側の上下2箇所に貫通孔18Cが形成され、長孔18Bと貫通孔18Cの間の位置の上下2箇所に例えば円形の基準孔18Aが形成されている。基準孔18Aの直径は、例えば14mmであり、位置決めの基準とならない貫通孔18Cの直径は基準孔18Aよりも大きく、例えば16mmである。長孔18Bの寸法は、例えば直径が10mmで、車幅方向長さが16mmである。
調整ブラケット18をクラッシュボックス20に固着する際には、両側の基準孔18A間の幅ピッチWを正確に位置決めすると共に、バンパ側基準10Aから各々の基準孔18Aまでの距離が等しくなるように位置決めすることが望ましい。
図3から図5において、ラジエータ支持部材12は、車幅方向における例えば中心位置であるラジエータ側基準12Aが上部メンバ12Uに設けられると共に、基準孔18Aに対応して該基準孔18Aよりも大径の逃がし孔22Aを有する中間ブラケット22が調整ブラケット18に対応して車幅方向両側に設けられている。ラジエータ支持部材12には、フードロック機構(図示せず)を設置するためのロック基準12Bが、ラジエータ側基準12Aに基づいて設けられている。また、ラジエータ支持部材12には、車体前部における外装部品の一例たるヘッドランプ24(図11)の車幅方向位置を定めるための取付けブラケット26が、ボルト28を用いて固着されており、該取付けブラケット26がヘッドランプ24の取付け位置を定める基準の1つとなる。なお、ラジエータ支持部材12へのブラケット26の固着手段は、ボルト28に限られず、例えば溶接であってもよい。
中間ブラケット22は、例えばL字形に折り曲げられた板状部材であり、ラジエータ支持部材12への取付け面22Dと、調整ブラケット18と同様の外形を有するフランジ面22Fとを有している。取付け面22Dは、例えば上下2本のボルト30によりラジエータ支持部材12の側面12Cに取り付けられ、該ボルト30は、ラジエータ支持部材12内部に溶接されたナット32に締結されている(図9)。フランジ面22Fには、調整ブラケット18に対応して5箇所の孔が形成されており、具体的には、調整ブラケット18の基準孔18A及び貫通孔18Cに対応した逃がし孔22Aが4箇所、長孔18Bに対応した貫通孔22Bが1箇所形成されている。フランジ面22Fの裏面には、貫通孔22Bに対応してナット34が溶接されている(図9)。逃がし孔22Aの直径は、例えば18mmであり、調整ブラケット18の貫通孔18Cの16mmよりも大きく設定されている。
図6,図7に示されるように、バンパ側基準10Aとラジエータ側基準12Aとを車幅方向に相当する方向において一致させた状態で調整ブラケット18を中間ブラケット22の前側から重ね、ボルト36をナット34に締結すると、ラジエータ支持部材12にバンパリインフォース10が組み付けられて、前部ユニット14が構成される。バンパ側基準10Aとラジエータ側基準12Aとを一致させる際には、図示しないセンタリング用の治具が用いられる。
図8,図9に示されるように、フロントサイドメンバ16の前端には、前部ユニット14の組付け時に中間ブラケット22と当接するフランジ部38が設けられ、フランジ部38の後面には、ナット42,62が溶接されている。該ナット42には、基準孔18Aから逃がし孔22Aを通じて差し込まれた位置決め用の締結部材の一例たるセンタリングボルト40が螺合している。図9に示されるように、センタリングボルト40は、先端側に形成されたねじ部40Aの他に、該ねじ部40Aの終端からボルト頭側へ次第に大径化するテーパ部40Bと、該テーパ部40Bの最大径位置からボルト頭の首下まで一定径に形成された大径部40Cとを有している。大径部40Cは、ボルト頭よりも小さく、調整ブラケット18の基準孔18Aに対して、例えばすきまばめで嵌合する程度の直径に形成されている。図9に示されるように、本実施形態における大径部40Cの長さは、調整ブラケット18の板厚よりも短い。
前部ユニット14の状態において、基準孔18Aは逃がし孔22Aに連通しているので、センタリングボルト40を基準孔18Aから逃がし孔22Aを通じて差し込むことができる。なお、基準孔18Aは、逃がし孔22Aに対して、少なくともセンタリングボルト40のねじ部40Aが通る程度に連通している必要がある。
フランジ部38の後面のナット62には、調整ブラケット18に残った貫通孔18Cから逃がし孔22Aを通じて差し込まれたセンタリングボルト60が締結されている。センタリングボルト60には、センタリングボルト40と同様に、ねじ部60A、テーパ部60B及び大径部60Cが形成され、センタリングボルト40と実質的に同一の部品である。貫通孔18Cの直径は例えば16mmで、直径14mmの大径部60Cよりも大きいので、貫通孔18Cにおいて位置決めは行われず、センタリングボルト60は、単にフロントサイドメンバ16に対する締結点となって、フロントサイドメンバ16への前部ユニット14の取付け剛性高めている。なお、貫通孔18Cでは位置決めを行わないので、センタリングボルト60を使用する必要はなく、一般の六角ボルト等を用いてもよい。
このようにして、前部ユニット14は、センタリングボルト40,60により、フロントサイドメンバ16に組み付けられている。
なお、図示の実施形態では、バンパ側基準10A及びラジエータ側基準12Aを、車幅方向における中心位置に設けているが、必ずしも中心位置に限られず、バンパリインフォース10及びラジエータ支持部材12の車幅方向位置を正しく揃えることができれば、車幅方向の中心位置と異なる位置に設けてもよい。
(組付け方法)
次に、上記した車体前部構造Sの組付け方法について説明する。まず、第1工程において、バンパリインフォース10に車幅方向のバンパ側基準10Aを設け、該バンパリインフォース10の後部に一対のクラッシュボックス20を固着し、更に該一対のクラッシュボックス20の後端に調整ブラケット18を夫々固着する。このとき、図2において、両側の基準孔18A間の幅ピッチWを正確に位置決めすると共に、バンパ側基準10Aから各々の基準孔18Aまでの距離がW/2となるように位置決めする。
次に、図3から図5に示されるように、第2工程において、ラジエータ支持部材12の上部メンバ12Uに車幅方向のラジエータ側基準12Aを設け、該ラジエータ側基準12Aに基づいて、該上部メンバ12Uにフードロック機構を設置するためのロック基準12Bを設ける。また、基準孔18Aよりも大径の逃がし孔22Aが該基準孔18Aに対応して設けられた中間ブラケット22を、ボルト30を用いて、調整ブラケット18に対応してラジエータ支持部材12の車幅方向両側の側面12Cに固着する。更に、ラジエータ支持部材12の側面12Cに、ボルト28を用いて、ヘッドランプ24の車幅方向位置を定めるための取付けブラケット26を固着する。なお、ブラケット26を溶接により側面12Cへ固着してもよい。
次に、図6及び図7に示されるように、第3工程において、バンパ側基準10Aとラジエータ側基準12Aとを、センタリング用の治具を用いて車幅方向に相当する方向において一致させた状態で、調整ブラケット18を中間ブラケット22の前側から重ね、基準孔18Aが逃がし孔22Aに連通した状態で、ボルト36を長孔18Bから差し込み、中間ブラケット22のナット34に締結する(図9も参照)。
基準孔18Aは、逃がし孔22Aに対して、少なくともセンタリングボルト40のねじ部大径部40Cが通る程度に連通している必要があるが、基準孔18A及び逃がし孔22Aの位置が精度よく加工されていれば、バンパリインフォース10及びラジエータ支持部材12のセンタリングを適切に行うことで、適切な連通状態になる。なお、ボルト36は調整ブラケット18の長孔18Bを通って中間ブラケット22のナット34に締結されているので、車幅方向に相当する方向においてナット34の溶接位置が若干ばらついていても問題なく締結が可能である。
このようにして、ラジエータ支持部材12の前側に、バンパリインフォース10を組み付けて前部ユニット14とすることで、車体側へ組み付ける前の前部ユニット14の状態で、既にバンパ側基準10Aとラジエータ側基準12Aとを車幅方向に相当する方向に揃えてしまうことができる。なお、前部ユニット14の状態において、調整ブラケット18と中間ブラケット22とを溶接してしまってもよい。
次に、第4工程において、フロントサイドメンバ16への前部ユニット14の組付けを行う。具体的には、図1,図8,図10に示されるように、前部ユニット14の中間ブラケット22をフロントサイドメンバ16に合わせてから、基準孔18Aと嵌合する4本のセンタリングボルト40を該基準孔18Aから差し込み、逃がし孔22Aを通じてフロントサイドメンバ16のナット42に夫々締結する。このとき、図9に示されるように、センタリングボルト40は、大径部40Cにおいて基準孔18Aと嵌合し、調整ブラケット18と略一体化した状態となるので、センタリングボルト40のねじ部40Aをフロントサイドメンバ16のナット42に締め込んで行ったときに、センタリングボルト40の位置は変化せず、フロントサイドメンバ16側がセンタリングボルト40の位置へと引き寄せられ矯正される。なお、逃がし孔22Aは、基準孔18Aよりも大径に形成されているので、センタリングボルト40と干渉することはない。
そして、調整ブラケット18に残った貫通孔18Cから、4本のセンタリングボルト60を締め込むと、前部ユニット14の組付けが完了する。貫通孔18Cの直径は例えば16mmで、直径14mmの大径部60Cよりも大きいので、貫通孔18Cにおいて位置決めは行われず、単にフロントサイドメンバ16に対する締結点となる。なお、貫通孔18Cでは位置決めを行わないので、センタリングボルト60を使用する必要はなく、一般の六角ボルト等を用いてもよい。本実施形態では、組付け作業時の便宜を考慮して、ボルトの種類を増やさないために、基準孔18Aに用いるセンタリングボルト40と実質的に同一のセンタリングボルト60を貫通孔18Cに用いている。
このように、第4工程では、フロントサイドメンバ16をセンタリングボルト40により矯正しつつ前部ユニット14を該フロントサイドメンバ16に組み付けることが可能であり、これによって車体側のフロントサイドメンバ16のばらつきを抑制することができる。また、バンパ側基準10Aとラジエータ側基準12Aとが車幅方向において一致しているので、図11に示されるように、これらの基準を利用して組み付けられるグリル44、バンパカバー46、ヘッドランプ24、フード48等の取付け位置が適正となり、これら外装部品の建付け精度は自ずと高くなる。
具体的には、図1,図11において、グリル44やバンパカバー46は、バンパ側基準10Aやラジエータ側基準12Aを適宜利用することで、車幅方向中央に正確に取り付けることが可能である。また、例えばエンジンコンパートメントを覆うフード48のロック機構(図示せず)は、ラジエータ側基準12Aに基づいて設けられたロック基準12Bを利用して取り付けられるので、フード48の建付け精度も高い。更に、ヘッドランプ24の取り付けにあたっては、取付けブラケット26を基準として利用することができるので、グリル44の左右におけるヘッドランプ24との隙間Pを等しくして建付け精度を高めることが容易である。
上記のように、車体前部構造の組付け方法によれば、フロントサイドメンバ16とバンパ側基準10A及びラジエータ側基準12Aとの相対的な位置精度をも高めることができ、車体前部に組み付けられる部品の建付け精度を高めることができる。また、これによって、外観上の見栄えを向上させ、車両の品質感を向上させることが可能である。
車体前部構造の斜視図である。 調整ブラケットが固着されたバンパリインフォースの正面図である。 ラジエータ支持部材、中間ブラケット及び取付けブラケットの分解斜視図である。 中間ブラケット及び取付けブラケットが固着されたラジエータ支持部材の斜視図である。 中間ブラケット及び取付けブラケットが固着されたラジエータ支持部材の正面図である。 ラジエータ支持部材に対してバンパリインフォースを組み付ける状態を示す分解斜視図である。 ラジエータ支持部材に対してバンパリインフォースが組み付けられてなる前部ユニットの斜視図である。 フロントサイドメンバに対して前部ユニットを組み付ける状態を示す分解斜視図である。 車体前部構造において、フロントサイドメンバと前部ユニットの締結状態を示す、図1における9−9矢視断面図である。 前部ユニットが組み付けられた車体前部構造の部分横断面平面図である。 車両におけるフード、バンパカバーの建付け、及びグリルとヘッドライトとの間の建付け状態を示す正面図である。
10 バンパリインフォース
10A バンパ側基準
12 ラジエータ支持部材
12A ラジエータ側基準
12B ロック基準
14 前部ユニット
16 フロントサイドメンバ(車体側取付け部)
18A 基準孔
18C 貫通孔
18 調整ブラケット
22 中間ブラケット
22A 逃がし孔
24 ヘッドランプ(外装部品)
26 取付けブラケット
40 センタリングボルト(締結部材)
40A ねじ部
40B テーパ部
40C 大径部
44 グリル(外装部品)
46 バンパカバー(外装部品)
48 フード(外装部品)
S 車体前部構造

Claims (10)

  1. バンパリインフォースに車幅方向のバンパ側基準を設け、該バンパリインフォースの後部に、車体側取付け部への組付け時に用いる位置決め用の基準孔が設けられた一対の調整ブラケットを固着する第1工程と、
    ラジエータ支持部材に車幅方向のラジエータ側基準を設け、前記基準孔よりも大径の逃がし孔が少なくとも該基準孔に対応して設けられた中間ブラケットを、前記調整ブラケットに対応して前記ラジエータ支持部材の車幅方向両側に固着する第2工程と、
    前記バンパ側基準と前記ラジエータ側基準とを、車幅方向に相当する方向において一致させた状態で、前記調整ブラケットを前記中間ブラケットの前側から重ね、前記基準孔が前記逃がし孔に連通した状態で、前記ラジエータ支持部材の前側に前記バンパリインフォースを組み付けて前部ユニットとする第3工程と、
    該前部ユニットの前記中間ブラケットを前記車体側取付け部に合わせてから、前記基準孔とすきまばめで嵌合する程度の直径に形成された大径部を有する位置決め用の締結部材を該基準孔から差し込み、前記逃がし孔を通じて前記車体側取付け部に締結し、前記車体側取付け部を前記締結部材により矯正しつつ前記前部ユニットを該車体側取付け部に組み付ける第4工程と、
    を有することを特徴とする車体前部構造の組付け方法。
  2. 前記調整ブラケットには、前記基準孔に対応しない前記逃がし孔より小径かつ前記締結部材の前記大径部よりも大径で、該逃がし孔に連通する貫通孔が形成され、
    前記第4工程において、該貫通孔からも前記締結部材を差し込み、前記基準孔に対応しない前記逃がし孔を通じて前記車体側取付け部に締結する請求項1に記載の車体前部構造の組付け方法。
  3. 前記締結部材として、先端側に形成されたねじ部と、該ねじ部の終端からボルト頭側へ次第に大径化するテーパ部と、を有し、前記大径部が、該テーパ部の最大径位置からボルト頭の首下まで一定径で、かつ前記調整ブラケットの板厚よりも短く形成されたセンタリングボルトを用いる請求項1又は請求項2に記載の車体前部構造の組付け方法。
  4. 前記第2工程において、車体前部における外装部品の車幅方向位置を定めるための取付けブラケットを、前記ラジエータ支持部材に固着することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車体前部構造の組付け方法。
  5. 前記第2工程において、フードロック機構を設置するためのロック基準を、前記ラジエータ側基準に基づいて設けることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車体前部構造の組付け方法。
  6. 車幅方向におけるバンパ側基準が設けられると共に、車体側取付け部への組付け時における該車体側取付け部の位置決め用の基準孔を有する一対の調整ブラケットが後部に固着されたバンパリインフォースと、
    車幅方向におけるラジエータ側基準が設けられると共に、少なくとも前記基準孔に対応して該基準孔よりも大径の逃がし孔を有する中間ブラケットが前記調整ブラケットに対応して車幅方向両側に設けられ、前記バンパ側基準と前記ラジエータ側基準とを車幅方向に相当する方向において一致させた状態で前記調整ブラケットを前側から重ねるようにして前記バンパリインフォースを組み付けることで前部ユニットを構成可能なラジエータ支持部材と、を有し、
    前記バンパリインフォースと前記ラジエータ支持部材とが前記前部ユニットとなった状態において、前記基準孔は前記逃がし孔に連通しており、
    前記前部ユニットは、前記基準孔から前記逃がし孔を通じて差し込まれ大径部において該基準孔にすきまばめで嵌合した状態で前記車体側取付け部に締結された位置決め用の締結部材により、前記車体側取付け部に組み付けられている車体前部構造。
  7. 前記調整ブラケットには、前記基準孔に対応しない前記逃がし孔より小径かつ前記締結部材の前記大径部よりも大径で、該逃がし孔に連通する貫通孔が形成されており、
    前記締結部材は、該貫通孔からも差し込まれ、前記基準孔に対応しない前記逃がし孔を通じて前記車体側取付け部に締結されている請求項6に記載の車体前部構造。
  8. 前記締結部材は、先端側に形成されたねじ部と、該ねじ部の終端からボルト頭側へ次第に大径化するテーパ部と、を有し、前記大径部が、該テーパ部の最大径位置からボルト頭の首下まで一定径で、かつ前記調整ブラケットの板厚よりも短く形成されたセンタリングボルトである請求項6又は請求項7に記載の車体前部構造。
  9. 前記ラジエータ支持部材には、車体前部における外装部品の車幅方向位置を定めるための取付けブラケットが固着されていることを特徴とする請求項6〜請求項8の何れか1項に記載の車体前部構造。
  10. 前記ラジエータ支持部材には、フードロック機構を設置するためのロック基準が、前記ラジエータ側基準に基づいて設けられていることを特徴とする請求項6〜請求項9の何れか1項に記載の車体前部構造。
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