JPH06156319A - 自動車の車体構造及びその組立方法 - Google Patents

自動車の車体構造及びその組立方法

Info

Publication number
JPH06156319A
JPH06156319A JP31525292A JP31525292A JPH06156319A JP H06156319 A JPH06156319 A JP H06156319A JP 31525292 A JP31525292 A JP 31525292A JP 31525292 A JP31525292 A JP 31525292A JP H06156319 A JPH06156319 A JP H06156319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base member
vehicle body
reference hole
equipment
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31525292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Osumi
正宏 大隅
Tetsuya Murakami
哲也 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP31525292A priority Critical patent/JPH06156319A/ja
Publication of JPH06156319A publication Critical patent/JPH06156319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体に設置される装備品の組付け位置を容易
かつ正確に設定することができるようにする。 【構成】 車体に設置されるバンパ1、インストルメン
トパネル及びマスタバック等の装備品と、この装備品が
組付けられるシュラウドパネル2a等のベース部材とを
有し、このベース部材に装備品の設置位置を位置決めす
る取付け孔7等からなる第1基準孔を形成するととも
に、上記ベース部材が取付けられる車体側部材に、ベー
ス部材の設置位置を位置決めする第2基準孔18を設
け、この第2基準孔18と上記第1基準孔とを同軸上に
配設してなる車体構造及びその組立方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装備品が組付けられる
ベース部材とこのベース部材が取付けられる車体側部材
とを有する自動車の車体構造及びその組立方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平2−26978号公
報に示されるように、自動車の車体を複数のユニットに
分割し、各ユニット毎にパネルの塗装を行なうととも
に、補機類及び電装部品等の装備品を組付けた後、各ユ
ニットを相互に連結するように構成することにより、車
体の組立作業を合理化するようにした車体構造が知られ
ている。この車体構造は、各ユニットのパネルに形成さ
れた基準孔を利用して装備品を位置決めした状態で組付
けるとともに、上記パネルに突設された位置決めピンを
パネル取付け部に形成された位置決め孔に挿入する等に
より、各ユニットの位置合わせを行なうように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の車体構造によれ
ば、各ユニットのパネルに装備品を正確に位置決めして
組付けたとしても、上記ユニットに対する装備品の組付
け位置と、上記装備品の車体に対する設置位置とが正確
に相対応していないと、この装備品を適正位置に設置す
ることができないことがある。このため、上記ユニット
を車体に組付けた時点で装備品の設置位置がずれている
ことが確認された場合には、上記ユニットを再度車体か
ら取外した状態で装備品の設置位置を微調節する必要が
あり、この作業が極めて煩雑であるという問題がある。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、車体に設置される装備品の組付け位
置を容易かつ正確に設定することができる自動車の車体
構造及びその組立方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
車体に設置される装備品と、この装備品が組付けられる
ベース部材とを有し、このベース部材に装備品の設置位
置を位置決めする第1基準孔を形成するとともに、上記
ベース部材が取付けられる車体側部材に、ベース部材の
設置位置を位置決めする第2基準孔を設け、この第2基
準孔と上記第1基準孔とを同軸上に配設したものであ
る。
【0006】請求項2に係る発明は、バンパ等の装備品
が組付けられるシュラウドパネルを有するベース部材に
第1基準孔を形成するとともに、上記シュラウドパネル
が取付けられるフロントサイドフレームの先端部に第2
基準孔を設けたものである。
【0007】請求項3に係る発明は、インストルメント
パネルが組付けられるインパネ支持部材からなるベース
部材に第1基準孔を形成するとともに、上記インパネ支
持部材が取付けられる車体側部材に第2基準孔を設けた
ものである。
【0008】請求項4に係る発明は、マスタバック等の
装備品が組付けられるベース部材に第1基準孔を形成す
るとともに、このベース部材が取付けられるダッシュパ
ネルからなる車体側部材に第2基準孔を設けたものであ
る。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項1記載の自
動車の車体組立方法であって、装備品が組付けられるベ
ース部材を車体側部材に取付けた状態で塗装を行った
後、上記ベース部材を車体側部材から取外した状態で、
このベース部材の第1基準孔を基準に上記装備品を位置
決めして組付けるとともに、上記車体側部材の第2基準
孔を基準にベース部材を位置決めした状態で、車体側部
材にベース部材を取付けるようにしたものである。
【0010】請求項6に係る発明は、装備品に突設され
た取付け用ボルトの軸部にカラーを装着した状態で、こ
の取付け用ボルトをベース部材の第1基準孔に挿通させ
て上記装備品の位置決めを行った後、上記取付けボルト
の先端部にナット部材を螺着して装備品をベース部材に
組付け、その後上記ナット部材に突設された突起を車体
側部材の第2基準孔に挿入してベース部材を位置決めし
た状態で、車体側部材にベース部材を取付けるように構
成したものである。
【0011】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、装備品をベ
ース部材に組付ける際に、このベース部材に形成された
第1基準孔を基準にして装備品の設置位置が位置決めさ
れるとともに、上記ベース部材を車体側部材に取付ける
際に、上記第1基準孔と同軸上に配設された第2基準孔
を基準にしてベース部材の設置位置が位置決めされるこ
とになる。
【0012】上記請求項2記載の発明によれば、バンパ
をシュラウドパネルに組付ける際に、このシュラウドパ
ネルに形成された第1基準孔を基準にしてバンパの設置
位置が位置決めされるとともに、上記シュラウドパネル
をフロントサイドフレームに取付ける際に、上記第1基
準孔と同軸上に配設された第2基準孔を基準にしてシュ
ラウドパネルの設置位置が位置決めされることにより、
車体側部材に対する装備品の設置位置が位置合わせされ
ることになる。
【0013】上記請求項3記載の発明によれば、インス
トルメントパネルをインパネ支持部材に組付ける際に、
このインパネ支持部材に形成された第1基準孔を基準に
してインストルメントパネルの設置位置が位置決めされ
るとともに、上記インパネ支持部材を車体側部材に取付
ける際に、上記第1基準孔と同軸上に配設された第2基
準孔を基準にしてインパネ支持部材の設置位置が位置決
めされることにより、車体側部材に対するインストルメ
ントパネルの設置位置が位置合わせされることになる。
【0014】上記請求項4記載の発明によれば、マスタ
バックをベース部材に組付ける際に、このベース部材に
形成された第1基準孔を基準にしてマスタバックの設置
位置が位置決めされるとともに、上記ベース部材をダッ
シュパネルに取付ける際に、上記第1基準孔と同軸上に
配設された第2基準孔を基準にしてベース部材の設置位
置が位置決めされることにより、車体側部材に対するマ
スタバックの設置位置が位置合わせされることになる。
【0015】上記請求項5記載の発明によれば、ベース
部材が車体側部材に取付けられた組立状態で塗装が行な
われるとともに、上記ベース部材が車体側部材から取外
された状態でこのベース部材に対する装備品の組付けが
ベース部材の第1基準孔を基準にして行なわれる。ま
た、上記車体側部材に対するベース部材の取付けが、上
記第1基準孔と同軸上に配設された車体側部材の第2基
準孔を基準にして行なわれることになる。
【0016】上記請求項6記載の発明によれば、装備品
の取付けボルトの軸部をカラーを装着した状態で、この
カラー及び上記取付けボルトの先端部をベース部材の第
1基準孔に挿入することにより、ベース部材に対する装
備品の位置決めが行なわれ、上記取付けボルトの先端部
にナット部材を螺着することにより、装備品がベース部
材に取付けられることになる。そして上記ナット部材に
突設された突起を車体側部材の第2基準孔に挿入するこ
とにより、車体側部材に対するベース部材の位置決めが
行なわれることになる。
【0017】
【実施例】図1は本発明に係る自動車の車体構造の実施
例を示している。この車体構造は、バンパ1からなる装
備品と、このバンパ1が組付けられるシュラウドパネル
2aを備えたベース部材2と、先端部にベース部材2が
取付けられるフロントサイドフレーム3からなる車体側
部材とを有している。
【0018】上記シュラウドパネル2aは、車体前端部
のクロスメンバ(No.1クロスメンバ)4及びその上
方に配設されたシュラウドアッパメンバ5の左右両端部
に配設されている。そして、上記シュラウドパネル2
a、No.1クロスメンバ4及びシュラウドアッパメン
バ5等により、上記フロントサイドフレーム3の先端部
に取付けられるベース部材2が構成され、このベース部
材2に上記バンパ1を組付けることによってフロントエ
ンドユニットが形成されるようになっている。
【0019】また、上記シュラウドパネル2aには、図
2に示すように、バンパ1の左右両端部の裏面に突設さ
れた取付けボルト6の取付け孔7が形成され、この取付
け孔7によってシュラウドパネル2aに対するバンパ1
の設置位置を位置決めする第1基準孔が形成されてい
る。すなわち上記取付け孔7は、上記取付けボルト6の
突設位置に対応する位置に配設されるとともに、取付け
ボルト6の軸部に装着されるカラー8の外径に対応する
大きさに形成されている。そして、上記カラー8を取付
けボルト6の軸部に装着した状態で上記取付け孔7に取
付けボルト6を挿通させ、この取付けボルト6の先端部
にナット部材9を螺着することにより、上記シュラウド
パネル2aに対するバンパ1の設置位置が位置決めされ
るようになっている。
【0020】上記ナット部材9は、上記取付けボルト6
に螺着されるねじ孔を有するナット本体10と、このナ
ット本体10の基端部に外周に突設されたフランジ部1
1と、上記ナット本体10の端面に形成された突起12
とからなり、この突起12の先端部には、先窄まりの円
錐状部12aが形成されている。
【0021】また、上記フロントサイドフレーム3は、
断面ハット形のインナパネル13と、その外面に溶接に
よって固着されるプレート状のアウタパネル14とを有
し、上記インナパネル13の側壁面の先端部には、ブラ
ケット15が固着されている。このブラケット15は、
上記インナパネル13の側壁面に固着される取付け部1
6と、この取付け部16の前端部から車体の内方側に突
設された突部17とからなっている。
【0022】上記突部17には、シュラウドパネル2a
の設置位置を位置決めする第2基準孔18が上記シュラ
ウドパネル2aの取付け孔7と同軸上に配設されてい
る。すなわち、上記フロントエンドユニットの組付け時
に、シュラウドパネル2aに形成された取付け孔7から
なる第1基準孔の中心と、上記ブラケット15に形成さ
れた第2基準孔18の中心が一致するように、両基準孔
の位置が設定されいる。
【0023】上記車体を組立方法について以下に説明す
る。まず、車体の製造ラインから塗装ラインに搬送され
た上記フロントサイドフレーム3を有する車体側部材の
先端部に、上記シュラウドパネル2a、クロスメンバ4
及びシュラウドアッパメンバ5からなるベース部材2を
設置する。そして上記シュラウドパネル2aの取付け孔
7及びブラケット15の第2基準孔18に図外の位置決
めピンを挿入する等により、上記ベース部材2とフロン
トサイドフレーム3との位置決めを行なった状態で、両
者をボルト止めする等によって仮止めする。
【0024】上記のようにしてフロントサイドフレーム
3の先端部にベース部材2を取付けた状態で塗装装置に
よって塗装を施し、乾燥後に上記ベース部材2をフロン
トサイドフレーム3から取外す。そして上記シュラウド
パネル2aの取付け孔7にバンパ1の取付けボルト6を
挿通させてその軸部に装着されたカラー8を上記取付け
孔7に嵌着することにより、シュラウドパネル2aに対
するバンパ1の位置決めを行う。その後、図3に示すよ
うに、上記取付けボルト6の先端部にナット部材9を螺
着してバンパ1をシュラウドパネル2aに組付ける。
【0025】上記バンパ1をシュラウドパネル2aに組
付けることによって形成したフロントエンドユニットを
フロントサイドフレーム3の先端部に配設し、上記ナッ
ト部材9に突設された突起12を上記ブラケット15の
第2基準孔18に挿入することにより、上記フロントサ
イドフレーム3に対するベース部材2及びバンパ1の位
置決めを行なった後、図外の取付けボルトによって上記
ベース部材2をフロントサイドフレーム3に取付ける。
【0026】このようにバンパ1が組付けられるベース
部材2を構成するシュラウドパネル2aに取付け孔7か
らなる第1基準孔を形成するとともに、上記ベース部材
2が取付けられるフロントサイドフレーム3の先端部に
設けられたブラケット15に第2基準孔18を形成し、
この第2基準孔18と上記取付け孔7とを同軸上に配設
したため、この取付け孔7を利用してベース部材2に対
するバンパ1の設置位置を位置決めすると、上記第2基
準孔18に対するバンパ1の位置合わせが予め行なわれ
たことになる。
【0027】したがって、上記取付け孔7と第2基準孔
18とを一致させてフロントサイドフレーム3に対する
ベース部材2の位置決めを行なうことにより、上記フロ
ントサイドフレーム3からなる車体側部材に対するバン
パ1の設置位置が自動的かつ正確に位置決めされること
になる。このため、上記ベース部材2に対するバンパ1
の位置決め部と、車体側部材に対するベース部材2の位
置決め部とを別位置に配設した場合にのように、製作時
に上記両位置決め部の設置位置に誤差が生じることに起
因してバンパ1の設置位置がずれるという事態の発生を
防止することができ、これによって車体側部材に対する
バンパ1の設置位置を正確に位置決めすることができ
る。
【0028】そして、上記のようにベース部材2をフロ
ントサイドフレーム3の先端部に仮止めした状態で車体
の塗装を行った後、上記ベース部材2を車体側部材から
取外してこれに上記バンパ1を取付けるように構成した
ため、車体を本来の形に組立てた状態で塗装を行なうこ
とができ、必要個所に塗料を適正に塗布することができ
る。しかも、上記フロントサイドフレーム3の先端部を
上記ベース部材2によって補強した状態で、上記塗装作
業が行なわれるため、この塗装作業時に車体が変形する
のを効果的に防止することができる。
【0029】また、上記実施例では、バンパ1の取付け
ボルト6の軸部にカラー8を装着した状態で、上記取付
けボルト6及びカラー8をベース部材2の取付け孔7に
嵌入して位置決めするように構成したため、上記取付け
ボルト6の軸部を取付け孔7に直接嵌着するようにした
場合のように、ねじ部の凹凸部が板厚の薄いシュラウド
パネル2aの板面に食い込んで上記位置決め機能が損な
われるという事態の発生を防止し、上記バンパー1の位
置決めを正確に行なうことができる。
【0030】なお、上記実施例に示すように、取付けボ
ルト6の先端部に螺着されるナット部材9の端面に設け
た突起12を車体側部材の第2基準孔18に嵌入するこ
とにより、この車体側部材に対する上記ベース部材2の
位置決めを行なうようにした構成に代え、図4に示すよ
うに、バンパ1の取付けボルト6に通常のナット19を
螺着して取付けボルト6の先端部をベース部材2から突
出させるようにしてもよい。そして、上記取付けボトル
6の先端部にゴムキャップ20を嵌着し、このゴムキャ
ップ20及び取付けボルト6の先端部を車体側部材の第
2基準孔18に嵌入することにより、車体側部材に対す
るベース部材2及びバンパ1の位置決めを行なうように
構成してもよい。
【0031】また、図5に示すように、上記第2基準孔
18に対する取付けボルト6の挿通部にカラー21を装
着するとともに、上記取付けボルト6の先端部にナット
22を螺着するように構成することにより、上記取付け
ボルト6にベース部材2をフロントサイドフレーム3に
位置決めして固定する機能と、上記ベース部材2をフロ
ントサイドフレーム3に位置決めして固定する機能とを
兼ね備えさせるようにしてもよい。
【0032】また、本発明は、上記シュラウドパネル2
aからなるベース部材2と、フロントサイドフレーム3
からなる車体側部材との接合部に限られず、車体に設置
される装備品がベース部材を介して車体側部材に取付け
られる種々の個所に適用可能である。
【0033】例えば、図6及び図7に示すように、パイ
プ材23の両端部にブラケット24が固着されることに
よって形成されたインパネ支持部材25からなるベース
部材と、フロントピラー26からなる車体側部材の基端
部に設けられたブラケット27との連結部において、上
記インパネ支持部材25に形成された第1基準孔28
と、上記ブラケット27に形成された第2基準孔29と
を同軸上に配設した構造としてもよい。
【0034】上記の構成によれば、インストルメントパ
ネル30を上記インパネ支持部材25に取付ける取付け
ボルト6の先端部にゴムキャップ20を嵌着し、このゴ
ムキャップ20を上記ブラケット27の第2基準孔29
に挿入することにより、インストルメントパネル30及
びインパネ支持部材25の設置位置を上記フロントピラ
ー26からなる車体側部材に対して正確に位置決めする
ことができる。また、上記インパネ支持部材25を取付
けボルト31によってブラケット27に取付けることに
より、このインパネ支持部材25を介して上記インスト
ルメントパネル30が車体側部材に取付けられることに
なる。
【0035】また、図8に示すように、マスタバック3
2及びインシュレータ33が組付けられるプレート状の
ベース部材34と、このベース部材34が取付けられる
ダッシュパネル35からなる車体側部材との連結部にお
いて、上記ベース部材34に形成された第1基準孔36
と、上記ダッシュパネル35に形成された第2基準孔3
7とを同軸上に配設した構造としてもよい。
【0036】上記の構成によれば、マスタバック32を
上記ベース部材34に取付ける取付けボルト6の先端部
にナット部材9を嵌着し、このナット部材9に突設され
た突起12を上記ダッシュパネル35の第2基準孔37
に挿入することにより、マスタバック32及びベース部
材34の設置位置をダッシュパネル35からなる車体側
部材に対して正確に位置決めすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、バン
パ、インストルメントパネル及びマスタバック等の装備
品が組付けられるベース部材に第1基準孔を形成すると
ともに、上記ベース部材が取付けられる車体側部材に第
2基準孔を形成し、この第2基準孔と上記第1基準孔と
を同軸上に配設したため、この第1基準孔を基準にして
ベース部材に対する装備品の設置位置を位置決めするこ
とにより、上記第2基準孔に対する装備品の位置合わせ
を同時に行なうことができる。
【0038】したがって、上記第1基準孔と第2基準孔
とを一致させて車体側部材にに対するベース部材の位置
決めを行なうことにより、上記車体側部材に対する装備
品の設置位置が自動的かつ正確に位置決めされることに
なり、製作時に生じる製作誤差の影響を受けることな
く、車体側部材に対する装備品の設置位置を正確に位置
決めできるという利点がある。
【0039】また、上記ベース部材を車体側部材に取付
けた状態で車体の塗装を行った後、上記ベース部材を車
体側部材から取外してこれに上記装備品を取付けるよう
に構成した場合には、車体を本来の形に組立てた状態で
塗装を行なうことができ、必要個所に塗料を適正に塗布
することができる。しかも、上記車体側部材を上記ベー
ス部材2によって補強した状態で、上記塗装作業が行な
われるため、この塗装作業時に車体が変形するのを効果
的に防止できるという利点がある。
【0040】また、上記装備品の取付けボルトの軸部に
カラーを装着した状態で、上記取付けボルト及びカラー
をベース部材の第1基準孔に嵌入して位置決めするよう
に構成した場合には、上記取付けボルトの軸部を取付け
孔に直接嵌着するようにした場合のように、ねじ部の凹
凸部が板厚の薄いベース部材の板面に食い込んで上記位
置決め機能が損なわれるという事態の発生を防止し、上
記ベース部材に対する装備品の位置決めを正確に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車体構造の実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】上記車体構造の分解状態を示す断面図である。
【図3】上記車体構造の組立状態を示す断面図である。
【図4】上記車体構造の別の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】上記車体構造のさらに別の実施例を示す断面図
である。
【図6】上記車体構造のさらに別の実施例を示す分解斜
視図である。
【図7】図6に示す車体構造の組立状態を示す断面図で
ある。
【図8】上記車体構造のさらに別の実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 バンパ(装備品) 2 ベース部材 2a シュラウドパネル(ベース部材) 3 フロントサイドフレーム(車体側部材) 6 取付けボルト 7 取付け孔(第1基準孔) 8 カラー 9 ナット 12 突起 18 第2基準孔 19 ナット部材 20 キャップ(突起) 25 インパネ支持部材(ベース部材) 26 フロントピラー(車体側部材) 28 第1基準孔 29 第2基準孔 30 インストルメントパネル(装備品) 32 マスタバック(装備品) 34 ベース部材 35 ダッシュパネル(車体側部材) 36 第1基準孔 37 第2基準孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設置される装備品と、この装備品
    が組付けられるベース部材とを有し、このベース部材に
    装備品の設置位置を位置決めする第1基準孔を形成する
    とともに、上記ベース部材が取付けられる車体側部材
    に、ベース部材の設置位置を位置決めする第2基準孔を
    設け、この第2基準孔と上記第1基準孔とを同軸上に配
    設したことを特徴とする自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 バンパ等の装備品が組付けられるシュラ
    ウドパネルを有するベース部材に第1基準孔を形成する
    とともに、上記シュラウドパネルが取付けられるフロン
    トサイドフレームの先端部に第2基準孔を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 インストルメントパネルが組付けられる
    インパネ支持部材からなるベース部材に第1基準孔を形
    成するとともに、上記インパネ支持部材が取付けられる
    車体側部材に第2基準孔を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の自動車の車体構造。
  4. 【請求項4】 マスタバック等の装備品が組付けられる
    ベース部材に第1基準孔を形成するとともに、このベー
    ス部材が取付けられるダッシュパネルに第2基準孔を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の自動車の車体構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の自動車の車体組立方法で
    あって、装備品が組付けられるベース部材を車体側部材
    に取付けた状態で塗装を行った後、上記ベース部材を車
    体側部材から取外した状態で、このベース部材の第1基
    準孔を基準に上記装備品を位置決めして組付けるととも
    に、上記車体側部材の第2基準孔を基準にベース部材を
    位置決めした状態で、車体側部材にベース部材を取付け
    るようにしたことを特徴とする自動車の車体の組立方
    法。
  6. 【請求項6】 装備品に突設された取付け用ボルトの軸
    部にカラーを装着した状態で、この取付け用ボルトをベ
    ース部材の第1基準孔に挿通させて上記装備品の位置決
    めを行った後、上記取付けボルトの先端部にナット部材
    を螺着して装備品をベース部材に組付け、その後上記ナ
    ット部材に突設された突起を車体側部材の第2基準孔に
    挿入してベース部材を位置決めした状態で、車体側部材
    にベース部材を取付けるように構成したことを特徴とす
    る請求項5記載の自動車の車体の組立方法。
JP31525292A 1992-11-25 1992-11-25 自動車の車体構造及びその組立方法 Pending JPH06156319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31525292A JPH06156319A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 自動車の車体構造及びその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31525292A JPH06156319A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 自動車の車体構造及びその組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06156319A true JPH06156319A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18063200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31525292A Pending JPH06156319A (ja) 1992-11-25 1992-11-25 自動車の車体構造及びその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06156319A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076523A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Toyota Motor Corp 車体前部構造及びその組付け方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076523A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Toyota Motor Corp 車体前部構造及びその組付け方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2222126A (en) Vehicle engine mounting
US10843640B2 (en) Vehicle with locator device configured to maintain outer body panel alignment, and corresponding method
CN212125302U (zh) 机动车辆
WO2018188219A1 (zh) 翼子板安装结构及安装方法
JPH06156319A (ja) 自動車の車体構造及びその組立方法
KR100297841B1 (ko) 자동차몸체를제조하기위한공정
WO2020165279A1 (en) Camera mirror vehicle mounting system
US11767072B2 (en) Method for mounting vehicle elements to a motor vehicle rear end
JP2751524B2 (ja) エンジンマウントの支持構造
JPH03248913A (ja) 自動車用ドアヒンジの取付構造
JP2888254B2 (ja) 板状部材組み付け方法
JP2577678Y2 (ja) ライセンスプレート取付構造
JP2001163084A (ja) インストルメントパネル取り付け構造
JPS60121146A (ja) 自動車用バンパ−の取付構造
JPH11351212A (ja) 部品の保持構造
JPH0318262Y2 (ja)
JPH06200847A (ja) レゾネータの取付装置
JPH062842Y2 (ja) 自動車のガーニッシュの取付構造
JP2534528Y2 (ja) バンパーの側部取付構造
KR0120197Y1 (ko) 자동차의 도어힌지 간격조절구조
JPH081147Y2 (ja) バンパの取付け構造
JPH10338163A (ja) マウント構造
JPH0568754U (ja) エアーバッグモジュールの取り付け構造
JPS63265786A (ja) 自動車の製造方法
JPH0139667Y2 (ja)