JP3666070B2 - フレーム付車両の車体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレームを有する車両において、フレームに対するボディの搭載構造を改良した車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8はフレーム付の車両の一般的な構造を示すもので、フレーム付車両1は、フレーム10の上に取付部30によってボディ20が搭載される。
図9は、取付部30の構造を示すもので、フレーム10とボディ20は、両者を貫通するボルト32と、ゴム製の防振材36,38を介し、ナット34で固着される。必要に応じてワッシャ33,35が装着される。
【0003】
このような取付構造にあっては、車両の衝突等によりボディ20に衝撃が加えられると、図10に示すように取付部30が変形し、ボディ20の取付位置A1とフレーム10の取付位置A2の間にズレD1が発生する。
このズレD1の発生は、ボディ20の変形量が増加する原因となり、乗員の生存空間を減少させる。また、取付部30が外れたりすると、車体全体の変形モードが不安定となって、衝撃の吸収性能が劣化する等の原因となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上述したフレームに対するボディの取付部に加えて、キャブストッパと称するフレームに対するボディの相対的な移動を規制する部材が装備される。
このキャブストッパーはフレームに対するキャブ、ボディの取付位置を正確に規制し、車両が衝突したときにボディが変形して衝撃を吸収する際の変形モードを一定に保つ機能を有する。
すなわち、衝突時に、ボディが変形して、ボディがフレームと一体となるまでのボディとフレームの間の距離を一定に保つことで、車両の変形モードを予め設計された変形モードと一致させることで、衝撃吸収性能を設計値と一致させることができる。
【0005】
図11は、本発明に先行して本出願人によって提案された車体構造を示す。
フレーム110のサイド部材110にブラケット130かボルト132とナット112により固着され、ブラケット130のフランジ部130bに、差し込まれたボルト180は、ワッシャ184、ナット182によってフレーム110の一方のサイド部材110bに固着される。パイプ部材134の外周部には弾性部材の円筒部材170が配設され、この弾性部材170の外周に連結部材150と一体のリング状のロッド部材160が嵌装される連結部材150は、長穴を有する板材であって、ボルトによってキャブ側へ固着される連結部材150をフレーム110側に予め装着しておき、長穴を介してボルトでキャブ側へ固着するので、フレーム110とキャブの位置が公差内で変動しても、長穴がこの差を吸収し、キャブとフレームの間隔を一定の位置関係で取り付けることができる。
【0006】
したがって、フレーム110に加えられた衝撃は、キャブストッパとして作用するパイプ134とロッド160を介して迅速にキャブ側へ伝達され、エアバッグ等を機能させる。
以上の車体構造にあっては、フレーム110のサイド部材110bが衝撃を受けるので、このサイド部材の肉厚を充分にとる必要がある。
本発明は、より合理的なキャブストッパを備えた車体構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の車体構造は、車両の断面ボックス形の中空フレームに対して、取付部とキャブストッパを介して搭載されるボディを有する車体構造において、キャブストッパは、ボディに対して長穴を介して位置調整可能に固される板状の本体及び本体に固着されるリング部付ロッド部材からなる連結部材と、中央部にフランジ部を固着したシャフト部の一端がフレームを貫通してフレームの一方の側面に溶接固着されるとともに、フランジ部がフレームの他方の側面に溶接固着されて、シャフト部の他端を片持突出させてなるピンブラケットと、連結部材のロッド部材におけるリング部とピンブラケットの片持突出するシャフト部との間に圧入される円筒状の弾性部材とを備えるものである。
【0008】
フレームに対して固定されるブラケットに、予め連結部材を取り付けておき、ボディをフレーム上に組付ける際に、連結部材の板状の本体を長穴を介してボルトで結合する。
この際に、連結部材のロッド部とブラケットのピン部材との間の間隙寸法は、ピン部材とロッド部材との間に配設される円筒状の弾性部材によって、自動的に一定の寸法に調整される。
したがって、連結部材の板状の本体をボルトによってボディ側の取付部に締付けるだけで、フレーム側の剛性部材であるピン部材とボディ側の剛性部材であるロッド部材との間の間隙寸法は一定に保たれる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の車体構造の要部を示す断面図である。
全体を符号100で示す車体構造は、フレーム110とボディ120を有する。
フレーム110は、例えば断面がボックス形の中空フレームであって、フレーム110の両側壁110a,110bは貫通穴が形成され、この穴を貫通してピンブラケット200が挿入される。
【0010】
図2はピンブラケット200の構造を示すもので、ピンブラケット200は、シャフト部210と、シャフト部210の中央部に固着されるフランジ部220とを有する。ピンブラケット200のシャフト部210のうち、フレーム110に挿入されるシャフト部210aは、フレーム110の穴を貫通し、その先端部は溶接手段Wによりフレーム110の一方の側面110aに固着される。
フランジ部220は、フレーム110の他方の側面110bに溶接手段Wにより固着される。
【0011】
図3は、フレーム110に対するピンブラケット200の取付構造を示すもので、フレーム110が平面上で湾曲した位置にピンブラケット200が固着される場合を示している。
ピンブラケット200のシャフト部210は車軸に直交する方向に配設される。このために、フランジ部220のフレーム110に対向する折曲部の長さ寸法L,Lはフレーム110の湾曲に合うように設定されている。
ピンブラケット200のシャフト部210のうちの、フレーム110から突出するシャフト部210bはピンとして作用し、円筒状の弾性部材170が挿入される。さらに、この弾性部材170の外周部には、キャブボディ120側に固着される連結部材150のリング部付ロッド部材160が圧入される。
【0012】
シャフト部210bの先端が貫通する弾性部材170は、シャフト部210bに形成されるねじ部230に螺合するナットによりシャフト部に対して固着される。
ボディ120に対して取り付けられる連結部材150は、プレート状の本体151を有し、本体151には車軸方向の長穴のボルト穴152を設ける。この長穴のボルト穴152を貫通するボルトによって、ボディ120側の取付部122に対して固着される。
【0013】
図4,図5,図6は連結部材150の詳細を示すもので、プレート状の本体151は2個の長穴152を有するとともに、本体151の一側部にリング部付ロッド160が溶接手段Wにより固着される。ロッド160は、その内周部がほぼ円弧状に形成される。
【0014】
次に、本発明のキャブストッパの組立工程を説明する。
フレーム110に固着されたピンブラケット200のシャフト部210bに円筒状の弾性部材170を嵌合し、弾性部材170の外周部に連結部材150におけるロッド部材160のリング部を嵌合させる。この状態で弾性部材170の外れ防止の為に、ワッシャー260をナット250によってピンブラケット200のねじ部230に締付ける。
【0015】
次に、フレーム110上にキャブボディ120を載置し、連結部材150の板状の本体151の長穴152に対してボルトを挿入し、ボディ120側のナット部材122に締付ける。
この際に、図7に示すように、フレーム側のシャフト部210と連結部材150におけるロッド部材160のリング部との間の距離 ,M は、円筒状の弾性部材170の存在によって、常時一定の値に保たれる。そこで、連結部材150の板状の本体151に設ける長穴152を、フレームとボディの公差に起因する寸法差を吸収する寸法に形成しておくことによって、本体151は自動的に適正位置に位置決めされ、ボルト154を締付けるだけで組立作業は完了する。
【0016】
【発明の効果】
本発明は以上のように、フレームの上に取付部とキャブストッパを介して搭載されるボディとを有する車両にあって、キャブストッパをフレーム側に固着されるピンブラケットと、ボディ側に固着される連結部材とで構成したものである。ピンブラケットはフレームを貫通してフレームに溶接されるシャフト状のもので、ボディ側の連結部材のリング部を貫通するシャフト部を有し、連結部材はリング部付ロッドと長穴を設けた板状の本体を有する。そして、ブラケットのシャフト部と連結部材のリング部との間に弾性部材が圧入される。
【0017】
フレームに対してピンブラケットを固着する際に、ピンブラケットの片持突出するシャフト部に対して弾性部材を介して予め連結部材を装着しておく。そして、フレーム上にボディを搭載すると、連結部材の板状の本体はボディ側に固着したナットに対して公差分だけ移動する。板状の本体にはこの公差を吸収する長さをもつ長穴が設けられているので、長穴を貫通するボルトで板状の本体をボディに固着することによって、フレームの剛性部材とボディの剛性部材の間の距離を所定の値に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車体構造の断面図。
【図2】ピンブラケットの側面図。
【図3】車体構造の要部の平面図。
【図4】連結部材の平面図。
【図5】連結部材の側面図。
【図6】連結部材の斜視図。
【図7】本発明の作用を示す説明図。
【図8】フレームとボディの取付部を示す説明図。
【図9】取付部の構造を示す断面図。
【図10】取付部の構造を示す断面図。
【図11】従来のキャブストッパの構造を示す説明図。
【符号の説明】
100 キャブストッパ
110 フレーム
120 ボディ
150 連結部材
151 プレート
160 ロッド部材
170 弾性部材
200 ピンブラケット
210 シャフト部
220 ブラケット部

Claims (2)

  1. 車両の断面ボックス形の中空フレームに対して、取付部とキャブストッパを介して搭載されるボディを有する車体構造において、
    キャブストッパは、ボディに対して長穴を介して位置調整可能に固される板状の本体及び本体に固着されるリング部付ロッド部材からなる連結部材と、中央部にフランジ部を固着したシャフト部の一端がフレームを貫通してフレームの一方の側面に溶接固着されるとともに、フランジ部がフレームの他方の側面に溶接固着されて、シャフト部の他端を片持突出させてなるピンブラケットと、連結部材のロッド部材におけるリング部とピンブラケットの片持突出するシャフト部との間に圧入される円筒状の弾性部材とを備えることを特徴とするフレーム付車両の車体構造。
  2. ピンブラケットのフランジ部は、フレームの湾曲に合わせてフレームに対向する折曲部の長さ寸法を設定したことを特徴とする請求項1に記載のフレーム付車両の車体構造。
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