JP4739481B2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車体前部構造に関し、特に左右のサイドフレーム間にサスペンションクロスメンバが架設されると共に、サイドフレームの下方にサブフレームが配設された自動車の車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の前部は、例えば特開平7−61243号公報に開示され、かつ図4に要部斜視図を示すように車体両側に沿って前後方向に延在する一対のサイドフレーム101が配設され、サスペンションクロスメンバ102が左右のサイドフレーム101に両端が接合されて車幅方向に延在して設けられると共に、サスペンションクロスメンバ102の両側下部にサスペンションロアアーム103(一方のみ図示)が揺動可能に支持され、かつサスペンションクロスメンバ102にはマウント部材104等を介してエンジン及びミッション等のパワーユニット(図示せず)が搭載されている。
【0003】
また、自動車の前部には図5に要部斜視図を示すように、サイドフレーム101の下方に沿って前後に延在する左右の縦フレーム106及び、この左右の縦フレーム106の前端間と後端間に各々車幅方向に延在して架設された前横フレーム107と後横フレーム108を有するサブフレーム105をサイドフレーム101の下方に配設することによって、前方からの衝撃荷重の入力に対して有効な衝撃エネルギ吸収機能を発生させる自動車の前部構造がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平7−61243号公報によると、左右のサイドフレーム101から下方に突出して架設されるサスペンションクロスメンバ102に単に揺動自在にサスペンションロアアーム103が支持されることから、サスペンションロアアーム103の支持剛性が十分に確保できず、旋回時、駆動や制動時等においてサスペンションロアアーム103の外側先端に支持された車輪から入力される横力や抗力及び繰返し入力される上下方向の荷重により操縦安定性の低下を招くと共に、ロードノイズの発生が懸念される。
【0005】
この対策としてサスペンションクロスメンバ102の剛性を確保するために板厚の増加や補強部材の追加等が推考できるが、構造の複雑化や車体重量の増大の要因となる。
【0006】
一方、図5に示すようにサイドフレーム101の下方にサブフレーム105を配設した車体において、サブフレーム105の前方から過大な衝撃荷重が作用した際に、縦フレーム106の中間部において座屈変形すると、十分な衝撃エネルギ吸収機能が達成されないことが懸念される。
【0007】
本発明の目的は、かかる点に着目することで構造の複雑及び車体重量の増加を招くことなくサスペンションの支持剛性の向上及びサブフレームによる衝撃エネルギ吸収機能が確保される車体前部構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載の自動車の前部車体構造の発明は、車体前後方向に延在する左右のサイドフレーム間にサスペンションクロスメンバが掛け渡されて結合されると共に、上記左右のサイドフレームの下方に各々前後方向に延在して後端が上記サイドフレームに結合される左右の縦フレーム及び該両縦フレームの前部を連結する横フレームを有するサブフレームを備えた自動車の車体前部構造において、上記サスペンションクロスメンバとサブフレームの縦フレームとを連結すると共にロアアームブッシュ取付部を有する支持ブラケットを備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項1の発明によると、サイドフレームに結合されたサスペンションクロメンバとサブフレームの縦フレームとの間に架設されて剛性が確保された支持ブラケットにロアアームブッシュ取付部が形成され、ロアアームブッシュによって支持されるサスペンションロアアームの支持剛性が確保されてサスペンションの支持剛性の向上が得られ、走行安定性が向上する。
【0010】
一方、サブフレームの縦フレームとサイドフレームに結合されたサスペンションクロメンバが支持ブラケットによって連結されることからサブフレームがサイドフレームに支持されて前方からの衝撃荷重に対するサブフレームの抗力が確保されて衝撃エネルギ吸収機能が向上する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1の自動車の車体前部構造において、上記支持ブラケットは、縦フレームとの結合部に近接する部位に上記ロアアームブッシュ取付部を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明によると、ロアアームブッシュ取付部が、特に剛性強度が得られる縦フレームと支持ブラケットとの結合部近傍に配設されてロアアームブッシュの支持剛性が更に向上し、サスペンションの支持剛性が更に向上してより走行安定性の向上がもたらされる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2の自動車の車体前部構造において、上記支持ブラケットは、上部が上記サスペンションクロスメンバの前部に結合され下端が上記縦フレームに結合された前部支持ブラケットと、上部が上記サスペンションクロスメンバの後部に結合され下端が上記縦フレームに結合された後部支持ブラケットとを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明によると、前部支持ブラケットの上部及び後部ブラケットの上部が各々サスペンションクロスメンバの前部及び後部に結合されると共に、各支持ブラケットの下端が各々サブフレームの各縦フレームに結合されことからサスペンションクロスメンバの剛性が増大してサスペンションロアアームからの入力荷重に伴う前後方向の揺れの低減がもたらされて静粛性及び居住性の向上が得られる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項3の自動車の車体前部構造において、上記サスペンションクロスメンバは、上面と該上面の前縁及び後縁に沿って各々下方に折曲形成された前側フランジ及び後側フランジを備えた車幅方向に延在する断面略コ字状であって、上記前部支持ブラケットの上端が上記前側フランジに結合され、かつ上記後部支持ブラケットの上端が上記後側フランジに結合されたことを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明によると、前部支持ブラケット及び後部ブラケットの各上部が各々サスペンションクロスメンバの前側フランジ及び後側フランジに結合されると共に、各支持ブラケットの下端が各々サブフレームの各縦フレームに結合されことから断面コ字状に形成されたサスペンションクロスメンバの剛性が増大して前後方向の固有振動数が増大され、サスペンションロアアームからの入力荷重に伴うロードノイズの低減がもたらされて騒音及び振動が抑制される。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の自動車の前部車体構造において、上記前部支持ブラケットは、スタビライザ固定部を備え、上記後部支持ブラケットは、ロアアームブッシュ取付部を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項5によると、前部支持ブラケットにスタビライザ固定部を備え、後部支持ブラケットにロアアームブッシュ取付部を備えることから、前部支持ブラケット及び後部支持ブラケットがそれぞれスタビライザ取付機能及びロアアームブッシュ取付機能を備え、構成の簡素化がもたらされる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかの自動車の前部車体構造において、上記支持ブラケットの下端は、上記縦フレームの形状変化点或いは該形状変化点の近傍部位に結合されたことを特徴とする。
【0020】
請求項6によると、支持ブラケットの下端を縦フレームの剛性上の不連続となる形状変化点或いはその近傍部位に結合してサブフレームを支持することから、前方からの衝撃荷重に対するサブフレームの抗力が確保されて衝撃エネルギ吸収機能が確保される。
【0021】
【発明に実施の形態】
以下、本発明による自動車の前部車体構造の実施の形態を図1乃至図3によって説明する。
【0022】
図1は本実施の形態の概要を示す要部斜視図であり、図2は図1のA部拡大図であり、矢印Fは車体前方方向を示している。
【0023】
図中11、12は車体前部、即ちエンジンルームの左右の側壁に沿って前後方向に延在するサイドフレームであり、左右のサイドフレーム11と12の間には車幅方向に延在するスペンションクロスメンバ20が架設され、かつサイドフレーム11、12の下方にサブフレーム40が配設されている。
【0024】
サスペンションクロスメンバ20は、上面21の左右両端が各々左右のサイドフレーム11、12の下面にボルト及びナット(図示せず)によって固設され、上面21の前縁及び後縁に沿って前側フランジ22及び後側フランジ23が下方に折曲形成されて車幅方向に連続する下方が開放された断面略コ字状で、かつ上面21の左右両端縁に下方に折曲されて前端及び後端が各々前側フランジ22及び後側フランジ23の側端に連続する側部フランジ24が形成されている。
【0025】
サスペンションクロスメンバ20の上面21にパワーユニット(図示せず)を支持すると共に、パワーユニットからの振動を遮断するエンジンマウントを取り付けるための座面25が左右に配設され、かつサスペンションクロスメンバ20の内側、即ち上面21の下側には車幅方向に沿ってステアリングギヤボックス(図示せず)がブラケットを介して取り付けられている。
【0026】
更に、サスペンションクロスメンバ20の前側フランジ22の後面、即ち車体後方側の面の側端近傍に取り付けられて下方に突出する前部支持ブラケット31が設けられ、後側フランジ23の前面、即ち車体前方側の面の側端近傍に後部支持ブラケット34が下方に突出して取り付けられている。
【0027】
前部支持ブラケット31は、左右のサスペンションロアアーム50をスタビライザリンク48を介在して連結して車体のローリングをコントロールするスタビライザ47が固定されると共に、前部支持ブラケット31の下端側部に下面32a及び側面32b、32cを有する断面コ字状で前後方向に延在するサブフレーム接続用ブラケット32が溶接され、下面32aにウエルディングナット33が取り付けられている。このように前部支持ブラケット31にスタビライザ47を固定するスタビライザ固定部が形成される。
【0028】
一方、後部支持ブラケット34は、後側フランジ23の前面に取り付けられて下方に突出する後側ブラケット35と、上面21に取り付けられて後側ブラケット35に略平行で下方に突出する前側ブラケット36とを有している。
【0029】
後側ブラケット35と前側ブラケット36との下端近傍部位間にサスペンションロアアーム50の前部基端50aを支持するロアアームブッシュ51が前後方向に軸が延在する状態で嵌装され、ロアアームブッシュ51を前後方向に貫通するボルト52及びナット53によって後側ブラケット35と前側ブラケット36に支持することによってサスペンションアームロア50の前端基部50aが揺動自在に支持され、サスペンションロアアーム50の後端50bは車体部材にブッシュ(図示せず)等を介して回転自在に支持される。このロアアームブッシュ51をボルト52及びナット53によって支持する後側ブラケット35及び前側ブラケット36の下端近傍位置がロアアームブッシュ取付部となる。
【0030】
更に、後側ブラケット35の下端にはサブフレーム接続用ブラケット37が溶接され、サブフレーム接続用ブラケット37にウエルディングナット38が取り付けられている。
【0031】
サブフレーム40は、後端が各々左右のサイドフレーム11、12の下面に結合されて前後方向に延在する左右の縦フレーム41と42、及び車幅方向に延在して左右の縦フレーム41と42の前端を連結する横フレーム43を有し、縦フレーム41及び42はサスペンションやパワーユニット等のレイアウト上の制約から屈曲する曲がり部、即ち形状が変化する形状変化点41a、41bと42a、42bが形成されている。
【0032】
この形状変化点41a、42a或いは近傍部位を各々左右の前部支持ブラケット31の下端に設けられたサブフレーム接続用ブラケット32の下面32aに下方から当接してウエルディングナット33に螺合する取付ボルト(図示せず)によって取り付けると共に、形状変化点41b、42b或いは近傍部位を各々左右の後部支持ブラケット34の後側ブラケット35の下端に設けられたサブフレーム接続用ブラケット37の下面に下方から当接してウエルディングナット38に螺合する取付ボルト(図示せず)によって取り付けることによって、縦フレーム41、42の中間部が前部支持ブラケット31及び後部支持ブラケット34によってサスペンションクロスメンバ20に結合される。
【0033】
このように構成された車体前部構造によると、サスペンションロアアーム50の前部基端50aを揺動自在に支持するロアアームブッシュ51が、サイドフレーム11、12に固設されたサスペンションクロスメンバ20とサブフレーム40とに架設された後部支持ブラケット34のサブフレーム40との結合部に近接して極めて剛性が確保された部位に取り付けられたことから、ロアアームブッシュ51の支持剛性が確保され、ロアアームブッシュ51によって支持されるサスペンションロアアーム50の十分な取付剛性が得られる。
【0034】
従って、走行時における旋回時、駆動や制動時等においてサスペンションロアアーム50の外側先端50cに支持された車輪から入力される横力や前後力及び繰返し入力される上下方向の荷重に起因する操縦安定性の低下が回避され、操縦安定性が確保される。
【0035】
また、各前部支持ブラケット31の上端及び後部ブラケット34の上部が各々サスペンションクロスメンバ20の前側フランジ22及び後側フランジ23に結合されると共に、各支持ブラケット31、34の下端が各々サブフレーム40の各縦フレーム41、42に結合されことから断面コ字状に形成されたサスペンションクロスメンバ20の剛性が増大して前後方向の固有振動数が増大され、サスペンションロアアーム50からの入力荷重に伴う前後方向の揺れ、即ちロードノイズの低減がもたらされて騒音及び振動が抑制されて静粛性及び居住性の向上が得られる。
【0036】
一方、仮にサブフレーム40が前部及び後部支持ブラケット31、34に結合されていない状態で例えば前面衝突等によって、図1に示すようにサブフレーム40の横フレーム43に前方から衝撃荷重P1が作用すると、サブフレーム40の縦フレーム41、42の形状変化点41a、41b及び42a、42bにおいて比較的容易に座屈変形して衝撃抗力が得られず、その衝撃エネルギ吸収特性は、図3にG波形(エネルギ吸収波形)を実線で示すように衝突初期から急激に増大し、ピークを過ぎると急激に減少する傾向有し、十分な衝撃エネルギの吸収が達成されないことが懸念される。
【0037】
しかし、本実施の形態によると縦フレーム41、42の各々の形状変化点41a、41b及び42a、42b或いはこれら変化点の近傍が前部支持ブラケット31及び後部支持ブラケット34によって支持されるて形状変化点41a、41b及び42a、42bにおける座屈変形が抑制されて衝撃荷重に対する抗力が発生し、衝撃エネルギ吸収特性は、図3にG波形を破線で示すように衝突初期から緩やかに増大してピークを過ぎた後も継続されると共にピック値が抑制されて十分な衝撃エネルギの吸収が確保される。
【0038】
また、仮にサブフレーム40が前部支持ブラケット31及び後部支持ブラケット34に結合されていない状態で図1に示すように、サブフレーム40の横フレーム42の端部近傍に前方から衝撃荷重P2、例えば運転席側にオフセットして衝撃荷重P2が作用すると、運転席側の縦フレーム42に主に入力されて運転席側の縦フレーム42の変化点42a及び42bが比較的容易に座屈変形し、しかもそのG波形が衝突初期から急激に増大し、ピークを過ぎると急激に減少する傾向を有し、有効的な衝撃エネルギ吸収が達成されないことが懸念される。
【0039】
しかし、本実施の形態によると縦フレーム42の形状変化点42a及び42b或いはこれらの近傍部位と、他方の縦フレーム41の変化点41a及び41b或いはこれらの近傍部位とが互いにサスペンションクロスメンバ20及び前部支持ブラケット31及び後部ブラケット34によって連結されことから、左右の縦フレーム41と42の一体化が得られ、例えば運転席側にオフセットした衝撃荷重P2が作用すると、その衝撃荷重P2は、左側の縦フレーム42からサスペンションクロスメンバ20等を介して他方の縦フレーム41、即ち助手席側の縦フレーム41にも分散伝達される。その結果、左右の縦フレーム41、42の衝撃エネルギ吸収特性のG波形は衝突初期から緩やかに増大し、ピークを過ぎた後も継続されると共に、ピーク値が抑制されて十分な衝撃エネルギの吸収が確保される。
【0040】
また、サスペンションクロスメンバ20とサブフレーム40とを結合する前部支持ブラケット31がスタビライザ取付用のブラケットを兼ね、かつロアアームブッシュ51を支持する後部支持ブラケット34の下端をサブフレーム40に結合する構造であることから、従来の車体前部構造に比べ構造の複雑化や追加部品の増加が抑制されて車体重量や製造コストの増大を招くことなく、上記サスペンションの支持剛性の向上及びサブフレームによる衝撃エネルギが確保される。
【0041】
本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えばサスペンションクロスメンバ20と前部支持ブラケット31及び後部支持ブラケット34とを一体形成することも可能であり、また後部支持ブラケット34の前側ブラケット36の下端をサイドフレーム40に結合してサイドフレーム40及びロアアームブッシュ51の支持剛性を更に増大することも、更に前部ブラケット31と後部支持ブラケット34との間に更にサスペンションクロスメンバ20とサイドフレーム40とを連結する支持ブラケットを追加することも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明した本発明の車体前部構造によると、サイドフレームに結合されたサスペンションクロメンバとサブフレームの縦フレームに架設されて剛性が確保された支持ブラケットにロアアームブッシュ取付部が形成され、ロアアームブッシュによって支持されるサスペンションロアアームの支持剛性が確保されてサスペンションの支持剛性の向上が得られて操縦安定性が向上し、かつサブフレームの縦フレームとサイドフレームに結合されたサスペンションクロメンバが支持ブラケットによって連結されることからサブフレームがサイドフレームに支持されて前方からの衝撃荷重に対するサブフレームの抗力が確保されて衝撃エネルギ吸収機能が確保されると共に、この構造が比較的簡単で車体重量の増加を招くことがないことと相まって自動車製造産業に貢献すること大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の車体前部構造の実施の形態の概要を示す要部斜視図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】衝撃エネルギ吸収特性の説明図である。
【図4】従来の車体前部構造の概要を示す要部斜視図である。
【図5】従来の車体前部構造の概要を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
11、12 サイドフレーム
20 サスペンションクロスメンバ
21 上面
22 前側フランジ
23 後側フランジ
31 前部支持ブラケット
32 サブフレーム接続用ブラケット
34 後部支持ブラケット
35 後側ブラケット
36 前側ブラケット
37 サブフレーム接続用ブラケット
41、42 縦フレーム
41a、41b、42a、42b 形状変化点
43 横フレーム
47 スタビライザ
50 サスペンションロアアーム
51 ロアアームブッシュ

Claims (6)

  1. 車体前後方向に延在する左右のサイドフレーム間にサスペンションクロスメンバが掛け渡されて結合されると共に、上記左右のサイドフレームの下方に各々前後方向に延在して後端が上記サイドフレームに結合される左右の縦フレーム及び該両縦フレームの前部を連結する横フレームを有するサブフレームを備えた自動車の車体前部構造において、
    上記サスペンションクロスメンバと上記サブフレームの縦フレームとを連結すると共にロアアームブッシュ取付部を有する支持ブラケットを備えたことを特徴とする自動車の車体前部構造。
  2. 上記支持ブラケットは、
    上記縦フレームとの結合部に近接する部位に上記ロアアームブッシュ取付部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体前部構造。
  3. 上記支持ブラケットは、
    上部が上記サスペンションクロスメンバの前部に結合され下端が上記縦フレームに結合された前部支持ブラケットと、
    上部が上記サスペンションクロスメンバの後部に結合され下端が上記縦フレームに結合された後部支持ブラケットとを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の車体前部構造。
  4. 上記サスペンションクロスメンバは、
    上面と該上面の前縁及び後縁に沿って各々下方に折曲形成された前側フランジ及び後側フランジを備えた車幅方向に延在する断面略コ字状であって、
    上記前部支持ブラケットの上部が上記前側フランジに結合され、かつ上記後部支持ブラケットの上部が上記後側フランジに結合されたことを特徴とする請求項3に記載の自動車の車体前部構造。
  5. 上記前部支持ブラケットは、
    スタビライザ固定部を備え、
    上記後部支持ブラケットは、
    上記ロアアームブッシュ取付部を備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の自動車の前部車体構造。
  6. 上記支持ブラケットの下端は、
    上記縦フレームの形状変化点或いは該形状変化点の近傍部位に結合されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動車の前部車体構造。
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