JP4728796B2 - 車両用モールのクリップ取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に設けられる車両用モールのクリップ取付構造に関するものである。
自動車の例えばフロントウィンドウ部もしくはルーフ部には、ガラスの端末及びボディ溝部が露出して外観を損うことがないように被覆するモールが設定されており、その取付構造に樹脂製クリップが使用されている。具体的に、金属製モールを車体側に取り付ける場合、金属製モールに一対のフランジ部を形成し、これらフランジ部間に樹脂一体形成品であるクリップを嵌合させ、このクリップを車体側に取り付ける構造が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−315879号公報
ところで、金属製モールが幅広である場合には、フランジ部の加工性に鑑みてフランジ部間も幅広に形成されることが多い。かかる場合には、フランジ部間の寸法精度が十分ではなく、その結果、一対のフランジ部間の間隔精度を確保しにくい。そして、これら一対のフランジ部間の間隔が広いと、金属製モールとクリップとに十分な保持力が得られず、金属製モール及びクリップを車体側から取り外そうとした場合に金属製モールがクリップから外れクリップだけが車体側に残ってしまうことがあった。
特に、一対のフランジ部が対称形状でない場合には、金属製モールにおけるクリップの保持力が不均一になり易く、例え保持力が十分な場所があっても保持力が十分でない場所から外れてしまう。このような状況を回避するためには、精度誤差を含んでクリップの金属製モールへの組み付け時の係り代を多くとる必要があるが、このようにした場合、金属製モールへのクリップの組み付け荷重が高くなって組み付け作業の作業性が低下してしまう。
また、クリップは、金属製モールの取り外し方向への荷重に対して、金属製モールへの取付部と車体側への取付部とに剛性の均衡が求められるが、金属製モールへの取付部と車体側への取付部とが一体成形で形成されていることから、どちらかが弱く破損し易い場合に、補強形状の追加しか手段がなく、しかも形状変更及び材質変更の自由度が低いため、金属製モールと車体側との間の限られたスペースでの補強は、困難な場合があった。
したがって、本発明は、金属製モール及びクリップが十分な保持力を得ることができ、且つ金属製モールへのクリップの組み付け作業の作業性をも向上できる上、クリップにおける金属製モール及び車体側への取付部位の剛性向上を大型化を伴わずに簡易に行うことが可能な車両用モールのクリップ取付構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、金属製モールに車体側への取り付け用のクリップを取り付ける車両用モールのクリップ取付構造であって、前記金属製モールに係合穴を有するフランジ部を形成する一方、前記クリップは、第1クリップ部材及び第2クリップ部材で構成されるとともに、前記第1クリップ部材に形成された係合部を前記係合穴に係合させ且つこれら第1クリップ部材及び第2クリップ部材で前記フランジ部を挟持することによって前記金属製モールに取り付けられる。
かかる構成とすることによって、金属製モールに形成されたフランジ部に対し、その係合穴に第1クリップ部材に形成された係合部を係合させ、かつこの第1クリップ部材とでフランジ部を挟持するように第1クリップ部材に第2クリップ部材を取り付けることで、第1クリップ部材と第2クリップ部材とからなるクリップが金属製モールに取り付けられる。
このように、金属製モールへのクリップへの取り付けは、第1クリップ部材の係合部の金属製モールの係合穴への係合で成り立っているため、金属製モールの一対のフランジ部間にクリップを嵌合させる構造のように金属製モールの外形形状や寸法精度でクリップの金属製モールに対する保持力及び組み付け荷重に影響を受けることがなくなる。
また、クリップを第1クリップ部材と第2クリップ部材との二部品構成とし、金属製モールへのクリップへの取り付けを、第1クリップ部材の係合部の金属製モールの係合穴への係合で成立させているため、クリップにおける金属製モールへの取付剛性の向上が係合部及び係合穴の形状や材質変更等で対応でき、クリップの大型化を伴わずに簡易に行うことが可能となる。
しかも、クリップを第1クリップ部材と第2クリップ部材との二部品構成としたため、第1クリップ部材及び第2クリップ部材の形状変更及び材質変更の自由度が増し、クリップにおける車体側への取付部位の剛性向上も、クリップの大型化を伴わずに簡易に行うことが可能となる。
この場合、前記係合穴は前記フランジ部の延在方向に沿う長穴形状をなしており、前記係合部は直線状のリブ形状をなしている構成としてもよい。
かかる構成とすることによって、金属製モールの長穴形状の係合穴に、第1クリップ部材の係合部、つまり、直線状のリブ形状をなす係合部を係合させるため、第1クリップ部材に対する金属製モールの回り止めを図ることができる。
この場合、前記第1クリップ部材は、基板部と、前記基板部から立ち上がる前記係合部と、前記基板部から前記係合部と同側に立ち上がる第1荷重受部と、前記基板部から前記係合部と反対側に立ち上がる第2荷重受部とを有する構成としてもよい。
かかる構成とすることによって、例えば、第1クリップ部材のみを耐荷重性の高い強固な材質のものにすれば、クリップの金属製モールへの取付剛性及び車体からの取り外し時の耐荷重性を向上できる。
この場合、前記第1クリップ部材及び前記第2クリップ部材は、いずれか一方に形成された結合爪で互いに結合される構成としてもよい。
かかる構成とすることによって、結合爪の結合によって、第1クリップ部材及び第2クリップ部材が互いに結合されるため、容易に組み付けることができる。しかも、例えば、第1クリップ部材を耐荷重性の高い強固な材質のものとしたとき、第1クリップ部材に結合爪が形成されている場合に、この結合爪に結合する第2クリップ部材を係合容易な撓み性の高い材質のものにすれば、第1クリップ部材と第2クリップ部材との組み付け荷重を軽減でき、あるいは、第2クリップ部材に結合爪が形成されている場合でも、この結合爪を有する第2クリップ部材を係合容易な撓み性の高い材質のものにすれば、第1クリップ部材と第2クリップ部材との組み付け荷重を軽減できて、いずれにおいてもさらに容易に組み付けることができる。
本発明によれば、金属製モール及びクリップが十分な保持力を得ることができ、且つ金属製モールへのクリップの組み付け作業の作業性をも向上できる上、クリップにおける金属製モール及び車体側への取付部位の剛性向上を大型化を伴わずに簡易に行うことができる。
以下、本発明に係る車両用モールのクリップ取付構造の一実施形態を図面を参照して以下に説明する。
図1は、本実施形態が適用された自動車10の左側部の一部を示すもので、車両用モール11がフロントウインドウガラス12の側部端末と車体13側のフロントピラー14との隙間を被覆するように取り付けられている。
車両用モール11は、フロントウインドウガラス12の側部端末とフロントピラー14との隙間を被覆する金属製モール16と、この金属製モール16つまり車両用モール11のフロントピラー14への取り付け用の図2及び図3に示す樹脂製のクリップ17とを有している。
金属製モール16は、全体として長尺形状をなしており、金属製モール16の長手方向に沿って帯板状に延在するとともに幅方向において表側に凸状に若干湾曲する主板部20と、長手方向に沿って延在するように主板部20の幅方向の一端縁部から主板部20に対し裏側に折り曲げられて延出する延出板部21と、長手方向に沿って延在するように主板部20の幅方向の他端縁部から主板部20に対し裏側に略180度折り返された折返板部22と、長手方向に沿って延在するように折返板部22の主板部20とは反対側の端縁部から折返板部22及び主板部20に対し裏側に略垂直に折り曲げられて延出するフランジ部23とを有する形状をなしており、一枚の金属プレートがプレス成形されることで形成されている。
なお、折返板部22は、主板部20の前記他端縁部側にあって主板部20に対し全体として略等間隔をなす板部24と、この板部24の前記他端縁部とは反対側の端縁部から主板部20と離れる方向に若干突出する段板部25と、この段板部25の板部24とは反対側から主板部20に沿って平板状に延出する平板部26とを有している。
ここで、折返板部22は、主板部20の幅方向の中央よりも前記他端縁部側の範囲内に形成されており、その結果、フランジ部23は、主板部20の幅方向の中間位置であって若干前記他端縁部側に偏って配設されている。
そして、金属製モール16のフランジ部23には、図4にも示すように、その長手方向に沿って延在する長穴形状の係合穴28が板厚方向に貫通形成されている。言い換えれば、金属製モール16に係合穴28を有するフランジ部23が形成されている。この係合穴28もプレス成形で形成されている。
図3に示すように、上記金属製モール16の折返板部22の板部24の裏側には、その長手方向に沿ってゴム製のシール部材30が貼り付けられており、このシール部材30は、接着層31によって金属製モール16の板部24に貼り付けられる接着板部32と、接着板部32のフランジ部23とは反対側の端縁部から先端側が折返板部22から離れるように斜めに延出するリップ板部33とを有している。
クリップ17は、いずれも樹脂製の第1クリップ部材41と第2クリップ部材42との二部品のみで構成されている。
第1クリップ部材41は、図5及び図6に示すもので、略長方形状をなす板部44とこの板部44の長手方向の中央部から板部44と同一面をなして板部44の幅方向外方に突出する略正方形状の板部45とを有する基板部46と、この基板部46の板部44の中間部から板部44に対し垂直に立ち上がる係合リブ(係合部)47と、板部45の板部44とは反対側の端縁部から板部45に対し垂直に係合リブ47と同側に突出する結合爪48と、板部45の残りの互いに平行な一対の端縁部からそれぞれ板部45に対し垂直に係合リブ47と同側に突出する一対の結合爪49,49と、板部45の結合爪49,49間の中央部から板部45に対し垂直に係合リブ47と同側に立ち上がる略円筒状の荷重受リブ(荷重受部)51と、板部45の係合爪49,49間の中央部から板部45に対し垂直に係合リブ47とは反対側に立ち上がる荷重受リブ(荷重受部)52とを有している。
係合リブ47は、板部44の長手方向に沿って長い直線状をなしており、その先端部の全周縁部にわたって面取部55が形成されている。また、板部44の係合リブ47の周囲には凹部56が全周にわたって形成されている。なお、板部44の係合リブ47側は、係合リブ47及び凹部56を除いて平坦な挟持面57とされている。
結合爪48は、板部45から係合リブ47と略同高さまで延出する垂直板部58と、垂直板部58の先端側から板厚方向の板部45とは反対側に突出する爪部59とを有している。垂直板部58の先端側には幅方向の両側に面取部60が形成されており、爪部59は、これら面取部60,60の間に形成されるとともに、その板部45とは反対側に、垂直板部58の延出先端側ほど垂直板部58からの高さが低くなるように傾斜する傾斜面61が形成されている。
一対の結合爪49,49は、同形状をなしており、板部45から係合リブ47と略同高さまで延出する垂直板部63と、垂直板部63の先端側から板厚方向の板部45とは反対側に突出する爪部64とを有している。垂直板部63の先端側には幅方向の両側に面取部65が形成されており、爪部64は、これら面取部65,65の間に形成されるとともに、その板部45とは反対側に、垂直板部63の延出先端側ほど垂直板部63からの高さが低くなるように傾斜する傾斜面66が形成されている。
荷重受リブ51は、板部45から垂直に略円筒状をなして係合リブ47及び結合爪48,49よりも突出しており、その外周面68は円筒面をなし内周面64は板部45側ほど小径となるテーパ面をなしている。
荷重受リブ52は、板部45から垂直に略円筒状をなして、上記した荷重受リブ51と同軸状にこれよりも短い長さで反対側に突出しており、外周面70は円筒面をなし内周面71は板部45側ほど小径となるテーパ面をなしている。また、板部45の荷重受リブ52の周囲には凹部72が全周にわたって形成されている。
以上の第1クリップ部材41は、結合爪49,49同士を結んだ線の中心及び荷重受リブ51,52の中心を通る面を中心とした鏡面対称形状をなしている。
第2クリップ部材42は、図7及び図8に示すもので、略長方形状の基板部75と、基板部75の長手方向の一側から基板部75の板厚方向に若干傾斜しつつ先細形状をなして延出する先細板部76とを有しており、基板部75の幅方向両側には一対の凹部77,77が若干先細板部76側に偏った位置に形成されている。
また、基板部75の先細板部76とは反対側の端縁部には、基板部75の板厚方向一側に立ち上がる立壁部79が形成されており、基板部75の残りの互いに平行な一対の端縁部には、それぞれ立壁部79と同側に立ち上がる、凹部77,77を含む一対の立壁部80,80が形成されている。一対の立壁部80,80には、それぞれの凹部77の底部の位置の立ち上がり先端側に面取部81が形成されている。
基板部75の先細板部76とは反対側の立壁部79に近接して基板部75の幅方向に長い長穴形状の挿入穴84が基板部75を貫通して形成され、この挿入穴84の全周は、立壁部79及びこの立壁部79と同じ高さでこの立壁部79と連続するように基板部75から立ち上がる立壁部85とで囲まれている。
さらに、基板部75の中間部には丸穴形状の挿通穴87が基板部75を貫通して形成され、この挿通穴87の全周は、基板部75から立壁部79と同側に立ち上がる円筒状の立壁部88で囲まれている。この立壁部88と立壁部85とは基板部75の幅方向の中央に形成された立壁部89を介して繋げられている。この立壁部89の基板部75とは反対側には、挿通穴87側が高い段差部90が形成されており、立壁部89の段差部90よりも立壁部79側は、立壁部79,85及び立壁部80,80の立壁部79側と同一高さの平坦な挟持面86とされている。
凹部77,77の位置の立壁部80,80には、それぞれ、凹部77の開口側を立壁部80よりも高い位置で結ぶように架設板部91が形成されており、これら架設板部91,91にも、それぞれ基板部75の板厚方向から見たときに凹部77と対向するように凹部92が形成されて、凹部77,92で結合穴93が形成されている。
基板部75と先細板部76との境界位置には、基板部75の幅方向に長い角穴95が形成されており、この角穴95の全周は、基板部75から立壁部79と同側に立ち上がる角筒状の立壁部96で囲まれている。この立壁部96は円筒状の立壁部88と繋がっており、立壁部88側が低く、立壁部88とは反対側が架設板部91と同高さで高い段差状をなしている。
また、角穴95の中央部を架設壁部91と同高さで基板部75の幅方向に跨ぐように架設板部98が形成されており、立壁部96の挿通穴87側の部分の角穴95側且つ先端側には面取部99が形成されている。架設板部98と角穴95の面取部99側とで結合穴100が形成されている。
先細板部76には、その基板部75側を除く端縁部に、板厚方向一側に立ち上がるV字状の立壁部103が形成されており、この立壁部103の先端位置と立壁部96とを結ぶように立壁部104が形成されている。なお、立壁部103,104の先細板部76とは反対側の面は、先細板部76と逆向きに傾斜している。これにより、第2クリップ部材42の先細板部76側は、幅方向及び厚さ方向の両方向において先細形状をなしている。
以上の第1クリップ部材41及び第2クリップ部材42からなるクリップ17を金属製モール16に対し取り付ける場合には、図4に示すように、第1クリップ部材41に形成された係合リブ47を金属製モール16のフランジ部23に形成された係合穴28に係合させた後、係合穴28を通過した第1クリップ部材41の係合リブ47を第2クリップ部材42の挿入穴84に挿入するとともに、第1クリップ部材41の荷重受リブ51を第2クリップ部材42の挿通穴87に挿通させて、図7に示す結合穴100に、図5に示す結合爪48を、図7に示す一対の結合穴93,93に、図5に示す一対の結合爪49,49をそれぞれ押し込む。
すると、結合爪48は、その爪部59が傾斜面61の案内で、架設板部98を、自ら変形しつつこれを変形させながら乗り越え、面取部99で案内されて結合穴100に入り込んで、爪部59で架設板部98に係合され、これと同時に、一対の結合爪49,49は、それぞれの爪部64が傾斜面66の案内で、架設板部91を、自ら変形しつつこれを変形させながら乗り越え、面取部81で案内されて結合穴93に入り込んで、爪部64で架設板部91に係合される。これにより、図9及び図10に示すように、第1クリップ部材41と第2クリップ部材42とがガタツキなく結合する。
このとき、金属製モール16のフランジ部23の係合穴28に、クリップ17の係合リブ47が長手方向及び幅方向の両方向において隙間なく係合されることになり、しかも、第1クリップ部材41の長方形状の板部44の図3に示す挟持面57と、第2クリップ部材42の立壁部79,85および立壁部80,89の立壁部79,80側の図3に示す挟持面86とで金属製モール16のフランジ部23を隙間なく挟持することになり、その結果、金属製モール16にクリップ17が主板部20から裏側に延出する状態で回り止めされて固定される。
そして、上記のようにしてクリップ17が金属製モール16に取り付けられて構成された車両用モール11を、金属製モール16でフロントウインドウガラス12の側部端末とフロントピラー14との隙間を被覆するようにして、フロントピラー14の樹脂製の図3に示すリテーナ110に荷重受リブ51,52を嵌合させて取り付けられる(嵌合構造は図示略)。
このような取り付け状態で車両用モール11は、金属製モール16に貼り付けられた一方のシール部材30のリップ板部33がフロントウインドウガラス12の外面に当接してこれらの隙間をシールすることになり、他方のシール部材(図示略)が車体13のフロントピラー14の外面に当接してこれらの隙間をシールすることになる。
また、メンテナンス等のため車両用モール11が車体13側から取り外される際には、車体13側のリテーナ110からの荷重をクリップ17が荷重受リブ51,52で受け、また金属製モール16がクリップ17からの荷重をその係合リブ47を係合させたフランジ部23の係合穴28で受けながら、取り外されることになる。
以上に述べた本実施形態によれば、金属製モール16に形成されたフランジ部23に対し、その係合穴28に第1クリップ部材41に形成された係合リブ47を係合させ、かつこの第1クリップ部材41とでフランジ部23を挟持するように第1クリップ部材41に第2クリップ部材42を取り付けることで、第1クリップ部材41と第2クリップ部材42とからなるクリップ17が金属製モール16に取り付けられる。
このように、金属製モール16へのクリップ17の取り付けは、第1クリップ部材41の係合リブ47の金属製モール16の係合穴28への係合で成り立っているため、金属製モールの一対のフランジ部間にクリップを嵌合させる構造のように比較的精度の出にくい金属製モール16の外形形状や寸法精度でクリップ17の金属製モール16に対する保持力及び組み付け荷重に影響を受けることがなくなる。
また、クリップ17を第1クリップ部材41と第2クリップ部材42との二部品構成とし、金属製モール16へのクリップ17への取り付けを、第1クリップ部材41の係合リブ47の金属製モール16の係合穴28への係合で成立させているため、クリップ17における金属製モール16への取付剛性の向上が係合リブ47及び係合穴28の形状(大きさ含む)や材質変更等で対応でき、クリップ17の大型化を伴わずに簡易に行うことが可能となる。
しかも、クリップ17を第1クリップ部材41と第2クリップ部材42との二部品構成としたため、第1クリップ部材41及び第2クリップ部材42の形状変更及び材質変更の自由度が増し、クリップ17における車体13側への取付部位の剛性向上も、クリップ17の大型化を伴わずに簡易に行うことが可能となる。
また、金属製モール16の長穴形状の係合穴28に、第1クリップ部材41の直線状の係合リブ47を係合させるため、金属製モール16に対する第1クリップ部材41つまりクリップ17の回り止めを図ることが簡易な構成でできる。
さらに、第1クリップ部材41に、金属製モール16の係合穴28に係合する係合リブ47と、車体13側からの取り外し時の荷重を受ける荷重受リブ51,52とが形成されることになるため、第1クリップ部材41のみを耐荷重性の高い強固な材質のものにすれば、クリップ17の金属製モール16への取付剛性及び車体13からの取り外し時の耐荷重性を向上できる。例えば、第1クリップ部材41を繊維入り樹脂材料(CFRP,GFRP,KFRP)等で形成するのである。
加えて、結合爪48,49,49の結合によって、第1クリップ部材41及び第2クリップ部材42が互いに結合されるため、容易に組み付けることができる。しかも、上記のように、金属製モール16の係合穴28に係合する係合リブ47と、車体13側からの取り外し時の荷重を受ける荷重受リブ51,52とが形成された第1クリップ部材41を耐荷重性の高い強固な材質のものとしたとき、この第1クリップ部材41に形成された結合爪48,49,49に結合する架設板部98,91,91を有する第2クリップ部材42を係合容易な撓み性の高い材質(例えばPOM)のものにすれば、第1クリップ部材41と第2クリップ部材42との組み付け荷重を軽減できて、さらに容易に組み付けることができる。なお、結合爪48,49,49を第2クリップ部材42側に形成しても同様である。
以上の実施形態において、図示は略すが、第1クリップ部材41の板部44の板部45とは反対側の端縁部から外側に弾性変形可能な爪部を複数突出形成し、これらの爪部を弾性変形させながら金属製モール16の折返板部22に当接させることで、第1クリップ部材41の係合リブ47を金属製モール16の係合穴28の折返板部22とは反対側に押し付けるようにしてガタツキをさらに抑えるようにしても良い。
また、以上の実施形態においては、金属製モール16に形成された一つの係合穴28にクリップ17の第1クリップ部材41の一つの係合リブ47を係合させる場合を例にとり説明したが、複数の係合穴28に複数の係合リブ47を係合させることもできる。このようにすれば、クリップ17を車体13側への取り付け幅を広げるようにその幅を広くしても確実に金属製モール16に固定できる。また、この場合、複数の係合穴28に係合する複数の係合リブ47が形成された一つの第1クリップ部材に対して、個々の係合リブ47に係合するように複数の第2クリップ部材を結合させても良い。
加えて、以上の実施形態においては、車両のフロントウインドウガラス12と右側のフロントピラー14との隙間を被覆する車両用モール11を例にとり説明したが、本発明は、フロントウインドウガラス12と左側のフロントピラーとの隙間を被覆する車両用モールは勿論、例えば図1の鎖線で示すルーフピラー120等、他の種々の車両用モールの取り付けにも適用できる。
また、金属製モールは、金属プレートをロール成形することによっても製造可能である。
本発明に係る車両用モールのクリップ取付構造の一実施形態が適用された車両の部分斜視図。 同実施形態の分解斜視図。 図2に示すA−A断面図。 同実施形態の別角度の分解斜視図。 (a)〜(d)は同実施形態の第1クリップ部材の4面図。 同実施形態の第1クリップ部材の斜視図。 (a)〜(d)は同実施形態の第2クリップ部材の4面図。 同実施形態の第2クリップ部材の斜視図。 (a)〜(d)は同実施形態のクリップの4面図。 同実施形態のクリップの斜視図。
符号の説明
11…車両用モール、13…車体、16…金属製モール、17…クリップ、23…フランジ部、28…係合穴、41…第1クリップ部材、42…第2クリップ部材、47…係合リブ(係合部)、51,52…荷重受リブ(荷重受部)、48,49…結合爪。

Claims (3)

  1. 金属製モールに車体側への取り付け用のクリップを取り付ける車両用モールのクリップ取付構造であって、
    前記金属製モールに係合穴を有するフランジ部を形成する一方、
    前記クリップは、第1クリップ部材及び第2クリップ部材で構成されるとともに、前記第1クリップ部材に形成された係合部を前記係合穴に係合させ且つこれら第1クリップ部材及び第2クリップ部材で前記フランジ部を挟持することによって前記金属製モールに取り付けられ、
    前記係合穴は前記フランジ部の延在方向に沿う長穴形状をなしており、前記係合部は直線状のリブ形状をなしている車両用モールのクリップ取付構造。
  2. 請求項1に記載の車両用モールのクリップ取付構造において、
    前記第1クリップ部材は、基板部と、前記基板部から立ち上がる前記係合部と、前記基板部から前記係合部と同側に立ち上がる第1荷重受部と、前記基板部から前記係合部と反対側に立ち上がる第2荷重受部とを有する車両用モールのクリップ取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用モールのクリップ取付構造において、
    前記第1クリップ部材及び前記第2クリップ部材は、いずれか一方に形成された結合爪で互いに結合される車両用モールのクリップ取付構造。
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