JP2558531Y2 - 車体ルーフ用モールの取付けクリップ - Google Patents

車体ルーフ用モールの取付けクリップ

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JP2558531Y2
JP2558531Y2 JP1990104724U JP10472490U JP2558531Y2 JP 2558531 Y2 JP2558531 Y2 JP 2558531Y2 JP 1990104724 U JP1990104724 U JP 1990104724U JP 10472490 U JP10472490 U JP 10472490U JP 2558531 Y2 JP2558531 Y2 JP 2558531Y2
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徳義 佐々木
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] <産業上の利用分野> 本考案は、主ルーフパネルとサイドルーフパネルとの
接合部に形成された溝に対してモール部材を固定するた
めのクリップに関するものである。
<従来の技術> 互いに別個に形成された車幅方向中央部分と側方部分
とを車体前後方向に沿って溶接接合し、かつ接合部に形
成された溝にモール部材を嵌め込むことによって溶接部
を隠蔽するようにした構成の自動車用ルーフ構造が知ら
れている(実開昭59−163567号公報など参照)。このよ
うなルーフ構造においては、モール部材の取付け手段が
問題となる。
このモール部材は、車体に対する取付けが容易かつ確
実であり、しかも経年変化によって車体外面から浮上が
ったりすることがないようにするために、何等かのアン
カ手段をもって溝内に固定されることが好ましく、従
来、溝の底面の要所に金属性のTスタッドを溶接し、こ
のTスタッドに対して合成樹脂性のクリップを介してモ
ール部材を係合させるようにした構成が周智となってい
る。
<考案が解決しようとする課題> この構造によると、溝に対するモール部材の収まりを
良くして外観を向上するには、Tスタッドの取付け精度
を相応に高める必要がある。そして、その位置精度を高
めるべくTスタッドの溶接作業性を確保しようとする
と、溝幅をある程度広くとらざるを得ないため、モール
が太めとなって外観の洗練度を損ねかねない面があっ
た。
本考案は、このような不都合を改善するべく案出され
たものであり、狭い溝幅であってもモール部材の取付け
が可能であり、しかも溝幅の許容誤差範囲が幾分大きめ
であっても対応できるように改善された車体ルーフ用モ
ールの取付けクリップを提供することを目的としてい
る。
[考案の構成] <課題を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、主ルーフパネル
とサイドルーフパネルとの接合部に車体前後方向に沿っ
て形成された溝の開口面にモール部材を固定するべく、
前記溝の一方の内壁との間に隙間をおいたうえで前記溝
の他方の内壁面に当接し得ると共に前記モール部材の保
持部を有する第1の部分と、前記隙間に緊密に嵌入し得
る第2の部分とからなる車体ルーフ用モールの取付けク
リップの構成を、前記溝の底壁と内壁とのなす角度が両
側共鋭角をなしており、前記第1の部分と前記第2の部
分との当接面が前記溝の一方の内壁の傾斜に概ね沿う傾
きを有しているものとすることにより達成される。
<作用> このような構成によれば、溝の一方の内壁と第1の部
分との隙間が溝の深さ方向について略平行となるので、
第2の部分を隙間に押し込み易くなる。しかも、第1・
第2両部分が互いに係合した状態でモール部材に引き抜
き力が作用すると、溝の開口側が狭くなっているので、
第1・第2両部分の当接面にはむしろこれらを圧接する
力が作用することとなる。また、別途アンカ部材などを
設ける必要が無いので、溝幅を最低限度に抑えることが
できる。
<実施例> 以下に添付の図面に示された具体的な実施例に基づい
て本考案の構成について詳細に説明する。
第1図は、本考案が適用された車体1の全体を示して
おり、図に示すように、車体1のルーフは、車幅方向中
央部におけるルーフの大部分を占める主ルーフパネル2
と、その両側の窓枠に隣接する部分を形成するサイドル
ーフパネル3とからなっている。これら両部分2・3
は、車体前後方向に延在する接合線Lに沿って一体的に
溶接接合されている。また、ルーフの前縁にはフロント
ガラス4が接続し、後縁にはテールゲート5が接続して
いる。
主ルーフパネル2並びにサイドルーフパネル3の互い
に接合されるべき各側端縁は、第2図に想像線にて示す
ように、下方へ屈曲された後に互いに向合うように側方
へ屈曲されており、一方がZ字形断面を、他方がS字形
断面をなすように形成されていう。そしてこれによって
形成された両端縁の段部2a・3a同士を重ね合わせて溶接
することにより、両ルーフパネル2・3が一体的に接合
され、かつこの接合部に、車体前後方向に延在する溝6
が形成されるようになっている。
この溝6は、底壁と内壁とのなす角度が両側共鋭角を
なし、底が広く開口側が狭くなっており、その開口縁に
は、浅い段部2b・3bが形成されている。そしてこの段部
2b・3bに合成樹脂製のモール部材7を嵌着することによ
り、両ルーフパネル2・3の接合部が体裁良く隠蔽され
るようになっている。
モール部材7は、溝6との対向面に下向きに突条8が
突設されて概ねT字形断面をなしており、次に説明する
クリップを介して両ルーフパネル2・3の接合部に固定
されるようになっている。
クリップ9は、第3図に併せて示すように、合成樹脂
材からなり溝6に係合する2つの部分9a・9bと、これら
2つの部分のうちの第1部分9aにモール部材7の突条8
を連結するためのばね材からなる金属クリップ9cとから
なっている。
第1部分9aは、溝6の内面形状に概ね沿う裾広がりな
断面形状をなしており、その一側には、溝6の他方の内
面および開口の段部2bに当接する当接部10が形成され、
その他側には、第2部分9bを係合させるための突起11が
形成されている。そしてその内側には、金属クリップ9c
を保持するための保持爪12が形成されている。
第2部分9bは、溝6の一方の内面に突き当たる突部13
と、第1部分9aの突起11に対する係合部14とが形成され
ている。
金属クリップ9cは、平板を概ねU字形断面に曲げると
共にその中間部が切込まれており、切込みの上側を内向
きに折曲げることによりモール部材7の突条8を保持す
るための保持爪15が形成され、また中間部の下側を外向
きに折曲げることにより第1部分9aの保持爪12に係合す
る係合爪16が形成されている。なお、モール部材7の突
条8には、断面が鋸刃状をなす多条溝17が形成されてお
り、これにより、内向き保持爪15の爪先が食い込むよう
にされている。
次に上記実施例の取付け要領について説明する。
先ず、金属クリップ9cを第1部分9aに予め取付けてお
く。そしてこの第1部分9aを溝6内の適所に置き、溝6
の一方の内壁と第1部分9aとの間の隙間に第2部分9bを
押し込む。ここで第1部分9aの突起11の外面は、溝6の
一方の内壁の傾斜に概ね沿う傾きを有していて、第1・
第2両部分9a・9bは、溝6の内壁の傾斜に沿って相対的
に摺動し得るようになっており、また、第2部分9bにお
ける溝6の内壁との当接面にはテーパ18が形成されてい
るので、上方から第2部分9bを押し込むことにより、第
1・第2両部分9a・9bがその材料自体の弾性により互い
に強固に結合すると共に、溝6の内壁に外向きの押圧力
を作用させる。これにより、溝6内にクリップ9が固定
される。この時、溝6の断面形状が開口側が狭くなって
いるので、クリップ9は溝6から容易に脱落することが
なく、またクリップ9の組合わせ寸法を溝幅よりも大き
くしておけば、その分溝幅の寸法誤差を吸収し得る。
次に、金属クリップ9cの内向きの保持爪15間に突条8
を食いこませるようにしてモール部材7を押込むことに
より、モール部材7が車体1に固定されることとなる。
[考案の効果] このように、予め溝内にセットされた第1部分と溝の
内壁との隙間に第2部分を押込むことによってクリップ
全体が溝にしっかりと固定されるように構成された本考
案のクリップによれば、クリップ自体を取付けるための
別部材を予め溝底に設けておく必要が無いため、溝幅の
設定をより一層小さくすることができ、しかも製造工程
を簡略化することができる。また、第1・第2両部分が
互いに係合した状態でモール部材に引き抜き力が作用す
ると、溝の開口側が狭くなっているので、第1・第2両
部分の当接面にはむしろこれらを圧接する力が作用して
強固な結合力が得られるため、溝幅の誤差に比較的影響
されずに済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案が適用された車体の全体斜視図であ
り、第2図は、第1図のII−II線に沿う部分的な断面図
であり、第3図は、クリップの構成を示す分解斜視図で
ある。 1…車体、2…主ルーフパネル、3…サイドルーフパネ
ル、4…フロントガラス、5…テールゲート、6…溝、
7…モール部材、8…突条、9…クリップ、9a…第1部
分、9b…第2部分、10…当接部、11…突起、12…保持
爪、13…突部、14…係合部、15…保持爪、16…係合爪、
17…多条溝、18…テーパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主ルーフパネルとサイドルーフパネルとの
    接合部に車体前後方向に沿って形成された溝の開口面に
    モール部材を固定するべく、前記溝の一方の内壁との間
    に隙間をおいたうえで前記溝の他方の内壁面に当接し得
    ると共に前記モール部材の保持部を有する第1の部分
    と、前記隙間に緊密に嵌入し得る第2の部分とからなる
    車体ルーフ用モールの取付けクリップであって、 前記溝の底壁と内壁とのなす角度は、両側共鋭角をなし
    ており、 前記第1の部分と前記第2の部分との当接面は、前記溝
    の一方の内壁の傾斜に概ね沿う傾きを有していることを
    特徴とする車体ルーフ用モールの取付けクリップ。
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