JP4260159B2 - 車両のピラーガーニッシュの取付構造 - Google Patents

車両のピラーガーニッシュの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は車両のピラーの外面を被覆するピラーガーニッシュの取付構造に関する。
従来、自動車には、フロントピラーの外面をピラーガーニッシュで被覆し、フロントピラーの外面とその側縁に接着したフロントガラスの側縁との接着部を見栄えよく覆い隠すようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この種のピラーガーニッシュは、薄肉の合成樹脂の長尺の成形体または金属薄板からなる長尺の成形体で構成され、裏面の長手方向に沿う複数カ所が所定の間隔をおいてピラー外面に係止されている。図9は合成樹脂のピラーガーニッシュの従来の代表的な取付構造を示すもので、ピラーガーニッシュ1の裏面の取付座面に、先端に弾性係止爪90を有する合成樹脂のクリップ9を設け、該クリップ9をピラー2の外板に設けた係合穴29に圧入し、係合穴29の周縁に弾性係止爪90を係止している。
また図8は金属板からなるピラーガーニッシュの代表的な取付構造を示し、ピラーガーニッシュ1にはその側縁にピラー側へ突出する側縁フランジ11を設け、側縁フランジ11に係合穴12を設けている。ピラー2には上記側縁フランジ11に対応して、ピラー外面に合成樹脂のクリップ7が取付けられている。クリップ7は断面ほぼL字形で、ベース部70がピラー外面にリベット止めされ、ベース部70の端縁から屈曲して起立する係合面71には先端に、係合穴12に嵌合可能な係止突起72が形成されている。かつ係合面71には係止突起72とは互い違いとなる位置に、係合面71と近接対向する弾性挟持片73が設けられている。ピラーガーニッシュ1は、側縁フランジ11をクリップ7の係合面71と弾性支持片73との間に圧入せしめ、係合穴12を係止突起72に嵌合係止せしめるとともに、弾性挟持片73により側縁フランジ11を係合面71側に寄せて係合穴12と係止突起72との係止状態を保持するようにしている。
特開2002−283932号公報
ところで、従来の取付構造ではピラーガーニッシュ1の側縁を片側ずつ個別の係合手段7,9等で係止しているので、ピラーガーニッシュ1の幅方向の張り剛性が充分でなく、ドア開口の前縁を構成するフロントピラー2では、乗員が車両へ乗降する際に手を掛けることがあり、フロントピラー2に手を掛けるとピラー外面を被覆したピラーガーニッシュ1が撓み、特に金属薄板からなるピラーガーニッシュ1はその傾向が大きい。このためピラーガーニッシュ1の撓みが繰り返されると、ピラー2との係止部に緩みやガタツキが生じ、係止部が外れやすくなり、車両の高速走行時にピラーガーニッシュ1が強い風圧を受けて離脱するおそれがある。
そこで本発明は、ピラーガーニッシュの張り剛性が強化され、撓みにくく、もってピラーとの係止部の緩みやガタツキによる係止部の外れを防止するピラーガーニッシュの取付構造を提供することを課題としてなされたものである。
本発明は、車両のピラーの外面を被覆するピラーガーニッシュを、ピラー外面に係合手段を介して係止せしめるピラーガーニッシュの取付構造において、上記ピラーガーニッシュの幅方向の両側縁に、これらの側縁から屈曲してピラー側へ張り出す側縁フランジを形成し、上記係合手段として幅方向の両側に、上記ピラーガーニッシュの上記両側縁フランジをそれぞれ係止せしめる係合部を具備するリテーナを用い、上記リテーナはこれを、上記ピラーガーニッシュの裏面と近接して対面する上面部と、該上面部の幅方向両側縁からそれぞれ屈曲して下方へ張り出す側面部とで断面ほぼコ字形をなし、上記上面部の複数個所に凹陥状の取付部を形成するとともに、上記両側面部に上記係合部を形成した合成樹脂の一体成形品で構成し、上記リテーナは、上記取付部の底部でピラー外面に固定し、上記ピラーガーニッシュの両側の側縁フランジを上記リテーナの両側の上記係合部に係合する(請求項1)。
両側に係止部を備えたリテーナを用いることで、ピラーガーニッシュの幅方向の張り剛性を強化でき、撓みにくい安定な状態に取付けることができる。側面部を利用して係止部を形成するから係止部の設計自由度が大きい。
上記リテーナの一方の側面部には、上記係合部として、該側面部から突出して上記ピラーガーニッシュの一方の側縁フランジに形成した係合穴に嵌合する係止突起と、上記一方の側面部から延出して該側面部とで上記ピラーガーニッシュの一方の側縁フランジを挟む弾性挟持片を設ける。上記リテーナの他方の側面部には、上記係合部として、該側面部から下方斜め外方へ舌片状に延出して、下端部が上記ピラーガーニッシュの他方の側縁フランジの端縁と係合する弾性係止片を設ける(請求項2)。一方の側を係止突起と挟持片でガーニッシュを取付けるから、ピラーガーニッシュの上下方向および幅方向の移動が規制される。
上記係止突起を、上記一方の側面部から下方斜め外方へ向けて爪状に突出する形状に形成し、上記弾性挟持片を上記一方の側面部から外方へ延出し屈曲して上記一方の側面部に沿って上方へ延出するほぼL字形に形成して上記係止突起および上記弾性挟持片とを上記一方の側面部に互いに近接させて並設する。上記弾性係止片を、上記他方の側面部から切り起こし状に延出せしめる(請求項3)。ピラーガーニッシュはその両側の側縁フランジをリテーナの両側の側面部に沿って上から押し込むことで容易に取付けられる。
上記リテーナには、その本体の下端から延出して上記本体の下端との間に、上端が開口し、該開口部から湾曲して上記本体側へ延びて内端が閉鎖された溝を有するフック部を延設し、上記ピラーガーニッシュの裏面には上記フック部と対応する位置に、下方へ突出し突出端に上記リテーナの幅方向に沿う横向きのピンを有する掛止部を設け、上記ピンを上記リテーナの溝に嵌入させ該溝の上記内端に掛止せしめる(請求項4)。仮に係止部で緩みやガタツキが生じても、高速走行時に下から押し上げる風圧により外れることがない。
図1、図2に示す車体のフロントガラスGの側縁に沿うフロントピラー2の外面を被覆するピラーガーニッシュ1の取付けに本発明を適用した実施形態を説明する。アウタパネル21とインナパネル22およびリィンフォースメント23とで閉断面をなすフロントピラー2は、車体中央側で両パネル21,22およびリィンフォースメント23の側縁を接合した一方の端縁がフロントウィンドウ開口の側縁を構成し、該端縁の外面にはフロントガラスGの側縁が接着剤により接着してある。フロントピラー2の他方の端縁は車体側面側の位置でフィックスウィンドウFおよびフロントドアD開口の前縁をなす。そして、フロントガラスG側の接合部から車体側面側に至るピラー外面20をピラーガーニッシュ1で被覆してある。
ピラーガーニッシュ1はピラー外面20に沿って延びる縦長の金属パネルからなるプレス成形品で、上端および下端がピラー外面20に設けたリテーナ3,3により係止され、かつ長手方向に沿う中間部が係合手段7,8を介してピラー外面20に係止固定してある。
図2に示すように、ピラーガーニッシュ1のフロントガラスG側の端縁は、長手方向の全長にわたり、パネル端末を裏面側に折り返した2重構造とし、折り返し端が上記裏面側よりピラー外面20へ向けて突出するように屈曲して側縁フランジ11が形成してある。側縁フランジ11には、長手方向に沿って所定の間隔をおいて複数の角形の係合穴12が形成してある。上記2重構造部の裏面側にはフロントガラスGとの隙間を塞ぐシール部材13が設けてある。
ピラーガーニッシュ1の車体側面側の端縁は、長手方向の全長にわたり、ピラー外面20側へ断面ほぼく字状に屈曲した側縁フランジ14が形成してあり、側縁フランジ14にはピラー外面10との隙間を塞ぐシール部材15が設けてある。
図2および図3に示すように、ピラーガーニッシュ1の上端を係止するリテーナ3は合成樹脂の成形品で、ピラー外面20に沿う縦長状をなし、横幅はピラーガーニッシュ1裏面側の両側縁フランジ11,14間の横幅に合わせてある。リテーナ3は、ピラーガーニッシュ1の裏面と近接して対面する上面部30と、上面部30の両側縁から屈曲して下方へ突出する両側の側面部31,32とで浅い断面ほぼコ字形をなす。上面部30の裏面にはこれから下方へ突出する複数の補強リブ300が形成してある。
リテーナ3は、その上面部30を凹陥状に形成した複数の取付部33が設けてあり、各取付部33の底部をピラー外面20に重ね合わせ、各取付部33の底部の貫通穴34を貫通するリベットRによりピラー外面20に締結してある。
リテーナ3の車体中央側の側面部31には、ピラーガーニッシュ1の側縁フランジ11を係止する係合部として、側縁フランジ11の各係合穴12に対応して、側面部31の長手方向に所定の間隔をおいて車体中央側へ突出する複数の係止突起35が形成してある。各係止突起35は外面を傾斜面とし、下面を側面部31に対して直交面とする縦断面略直角三角形の爪状に形成してある。また係止突起35は先端部の横幅寸法が狭くなるように、両側の突起側面がテーパー状に形成してある。
また、側面部31には、係止突起35と互い違い位置に、側面部31と所定の間隔をおいて近接対向して側面部31とでピラーガーニッシュ2の側縁フランジ11を挟み込む複数の弾性挟持片36が設けてある。各弾性挟持片36は、側面部31の下端から車体中央側へ延出する基端部と、該基端部から上方へ向かって屈曲して側面部31と平行に延びる縦片部とで断面ほぼL字状に形成してある。また各弾性挟持片36には上記縦片部の上端から側面部31側斜め下方へ向かって斜めに切り起こした舌片状の弾性当接部360が形成してある。
リテーナ3の車体外側の側面部32には、ピラーガーニッシュ1の側縁フランジ14を係止する係合部として、側面部32の長手方向に所定の間隔をおいて複数の弾性係止片37が形成してある。各弾性係止片37は、両側縁が平行一対のスリットにより側面部32とは切り離され、側面部32の上端から下方斜め外方へ延びる舌片状に延出して、先端にピラーガーニッシュの側縁フランジ14の先端縁と係合する段部を有する。
図4ないし図6に示すように、ピラーガーニッシュ1の下端を支持するリテーナ3は、ピラーガーニッシュ1の下端を係止する本体3aと、本体3aの下端から延出するフック部50とが一体に形成してある。本体3aは、上端のリテーナ3と同様に、上面部30と、その両側の側面部31,32とを備え、車体中央側の側面部31には係止突起35と、当接部360を備えた弾性挟持部36が形成してある。車体外側の側面部32には弾性係止片37と、ピラー外面に当接せしめる複数の当接フランジ321が形成してある。
フック部50は、幅方向の中間位置に設けたスリット51により所定の間隔をおいて離間する二股状に形成してある。フック部50は、湾曲しつつ上方へ延び、本体3aの下端末部との間に、先端側が上方へ向かって開口する開口部52を有し、該開口部52から本体3a側へ向けてほぼL字状ないしC字状に延び、内端が閉鎖された溝53が形成してある。
フック部50を備えたリテーナ3は、本体3aの上面部30を凹状に形成した複数の取付部33の貫通穴34を貫通するリベットによりピラー外面20に締結してある。
リテーナ3のフック部50に対応して、ピラーガーニッシュ1の裏面の下端には、ピラー側へ向かって突出する合成樹脂の角形材からなる掛止部60が突設してある。掛止部60は、上端にスリット61が形成してあり、該スリット61をピラーガーニッシュ1の側縁フランジ11と嵌合せしめ、掛止部60の上端および側縁フランジ11とを一連に貫通するリベット62により締結してある。そして、掛止部60の突出端側には、リテーナ3のフック部50の幅方向に沿うように、丸棒状のピン63を貫通固着せしめて、両端が掛止部60の両側に突出する横向きのピン63が設けてある。
図2、図5、図6に示すように、ピラーガーニッシュ1の上端および下端をそれぞれ、ピラー外面20の上端および下端のリテーナ3,3に係止するには、まず、ピラーガーニッシュ1の裏面の下端の掛止部60を車外側からフック部50のスリット51内へ挿入しつつ、ピン63の両端をそれぞれ、フック部50の開口部52から53内へ挿入する。そして、ピラーガーニッシュ1がピラー外面20の全面を覆うように位置合わせし、ピラーガーニッシュ1の側縁フランジ11の各係合穴12と各リテーナ3の係止突起35とを合わせる。この時、掛止部60のピン63は溝53内の内端手前に形成したの溝幅の若干広い部分に位置し、溝53の周壁と干渉しない。
そして、ピラーガーニッシュ1をピラー外面20側へ車外側から押し付け、一方の側縁フランジ11を上下の各リテーナ3,3の側面部31と各弾性挟持片36との隙間に圧入し、各係合穴12に各係止突起35を嵌合係止せしめる。係合穴12と係止突起35とを係合した状態で、弾性挟持片36の当接部360が側縁フランジ11に当接し、これを側面部31側へ寄せることにより係止突起35と係合穴12との係合状態を保持する。
上記押し付けにより、ピラーガーニッシュ1の他の側縁フランジ14側では、側縁フランジ14の端縁が、上下の各リテーナ3,3の各側面部32の各弾性係止片37を内側へ撓ませつつ各弾性係止片37の先端の段部と係止する。
ピラーガーニッシュ1の側縁フランジ11の中間位置をピラー外面20へ取付ける係合手段7は、図8に示すように従来構造と同様、合成樹脂のクリップ7を用いる。尚、ピラー外面20から起立する係合面71に設けた係合部はリテーナ3の側面部31の係合部と同様な構造で、係合面71から突出する係止突起72と、弾性挟持片73を備え、上記押し付けによりピラーガーニッシュ1の側縁フランジ11を係合面71と弾性挟持片73との間に圧入し、係合穴12を係止突起72に嵌合係止せしめるとともに、弾性挟持片73により側縁フランジ11を係合面71側に寄せて係合穴12と係止突起72との係止状態を保持する。
ピラーガーニッシュ1の他の側縁フランジ14の中間位置をピラー外面20へ取付ける係合手段8は、図7に示すように、ピラー外面20側に設けた合成樹脂の突起8aを、ピラーガーニッシュ1の裏面側に設けた合成樹脂の受け部材8bの嵌合穴80に嵌合係止せしめる。
突起8aはベース板81から上方へ起立する角柱状の突起で、先端に爪部82を備えている。突起8aはベース板81の複数の係止脚83,83をピラー外面20の取付穴に圧入係止して取付けてある。突起8aの起立姿勢はピラーガーニッシュ1の上記押し付け方向とほぼ平行に設定してある。
受け部材8bは、ピラーガーニッシュ1の両側縁フランジ11,14間を幅方向に架けわたす合成樹脂板からなり、両端縁に設けた係合部84,85をそれぞれ、両側縁フランジ11,14に係止固定してある。受け部材8bには、突起8aに対応して嵌合穴80が形成してあり、嵌合穴80には周縁に突起8aの爪部82に応じて弾性を有する爪受けが形成してある。そして、係合手段8は、上記押し付けにより突起8aを受け部材8bの嵌合穴80へ圧入し、突起8aの爪部82を嵌合穴80の上記爪受けに係止せしめる。
本実施形態の取付構造によれば、ピラーガーニッシュ1の上端および下端をそれぞれ、両側の側縁フランジ11,14を一体に係止するリテーナ3により係止したので、ピラーガーニッシュ1の全体の張り剛性を強化でき、取付け安定性を向上することができる。特に、乗員が乗降時にピラーガーニッシュ1に手を掛けても、ピラーガーニッシュ1の裏面と近接対面するリテーナ3の上面部30が支えとなってピラーガーニッシュ1の撓みを抑制し、ピラー2との係止部の緩みやガタツキの発生を防ぎ、これらにより不用意なピラーガーニッシュ1の外れを防止する。
仮にピラーガーニッシュ1とピラー2との係止部に緩みやガタツキが発生したとすると、例えば車両の高速走行時にその風圧により、ピラーガーニッシュ1が下から押し上げられてピラー2から引き剥がされるおそれがあるが、ピラーガーニッシュ1の下端の掛止部60のピン63がリテーナ3のフック部50の溝53の内端に掛止するので(図6)、風圧によるピラーガーニッシュ1の離脱を防止する。
ピラーガーニッシュ1はこれをピラー外面20に取付ける際、ピラーガーニッシュ1をピラー外面20側へ同一方向に押し付けることにより、上下の各リテーナ3および各係合手段7,8に係止できるので、取付け作業性が良好である。
一方、ピラーガーニッシュ1は、フロントガラスGの交換をするときにピラー2から外す必要があるが、この場合、ピラーガーニッシュ1の側縁フランジ14側をマイナスドライバー等の工具を用いてピラー外面20より浮き上がり方向(図2、図7の矢印方向)にこじるように操作をすることで、リテーナ3の各弾性係止片32および係合手段8の係合解除してピラーガーニッシュ1の片側を外すことができる(図2、図7の仮想線)。その後、ピラーガーニッシュ1を長手方向に沿って上方または下方へ移動させて、リテーナ3および係合手段7の係止突起35,7とピラーガーニッシュ1の各係合穴12との係合を解除することで容易にピラーガーニッシュ1を取外すことができる。
尚、本実施形態では、下端のリテーナ3にフック部50を設けたが、フック部50のないリテーナを用いてもよい。しかしながら、不用意な離脱防止を考慮してフック部50を設けた方がよい。また、本実施形態では金属板のピラーガーニッシュの取付け構造に本発明を適用したが、これに限らず、合成樹脂のピラーガーニッシュに本発明を適用してもよい。
車両のフロントピラーの外面を被覆するピラーガーニッシュを示す斜視図である。 図1および図3のII−II線に沿う断面図である。 本発明の取付構造に用いるリテーナの斜視図である。 本発明の取付構造に用いるフック部を有する他のリテーナと、フック部に係合する掛止部を示す分解斜視図である。 図4のV−V線に沿う位置で、上記フック部と上記掛止部との係合状態を示す断面図である。 上記フック部と掛止部との掛止作用を示す概略側面図である。 図1のVII −VII 線に沿う位置での取付構造を示す断面図である。 図1のVIII−VIII線に沿う位置での断面図で、ピラーガーニッシュの代表的な取付構造を示す断面図である。 従来の他のピラーガーニッシュの取付け構造を示す断面図である。
符号の説明
1 ピラーガーニッシュ
11,14 側縁フランジ
12 係合穴
2 ピラー
20 ピラー外面
3 リテーナ(係合手段)
3a 本体
30 上面部
31,32 側面部
33 取付部
35 係止突起(係合部)
36 弾性挟持片(係合部)
37 弾性係止片(係合部)
50 フック部
53 溝
60 掛止部
63 ピン

Claims (4)

  1. 車両のピラーの外面を被覆するピラーガーニッシュを、ピラー外面に係合手段を介して係止せしめるピラーガーニッシュの取付構造において、
    上記ピラーガーニッシュの幅方向の両側縁に、これらの側縁から屈曲してピラー側へ張り出す側縁フランジを形成し、
    上記係合手段として幅方向の両側に、上記ピラーガーニッシュの上記両側縁フランジをそれぞれ係止せしめる係合部を具備するリテーナを用い
    上記リテーナはこれを、上記ピラーガーニッシュの裏面と近接して対面する上面部と、該上面部の幅方向両側縁からそれぞれ屈曲して下方へ張り出す側面部とで断面ほぼコ字形をなし、上記上面部の複数個所に凹陥状の取付部を形成するとともに、上記両側面部に上記係合部を形成した合成樹脂の一体成形品で構成し、
    上記リテーナは、上記取付部の底部でピラー外面に固定し、
    上記ピラーガーニッシュの両側の側縁フランジを上記リテーナの両側の上記係合部に係合するようになした車両のピラーガーニッシュの取付構造。
  2. 上記リテーナの一方の側面部には、上記係合部として、該側面部から突出して上記ピラーガーニッシュの一方の側縁フランジに形成した係合穴に嵌合する係止突起と、上記一方の側面部から延出して該側面部とで上記ピラーガーニッシュの一方の側縁フランジを挟む弾性挟持片を設け、
    上記リテーナの他方の側面部には、上記係合部として、該側面部から下方斜め外方へ舌片状に延出して、延出端部が上記ピラーガーニッシュの他方の側縁フランジの端縁と係合する弾性係止片を設けた請求項1に記載の車両のピラーガーニッシュの取付構造。
  3. 上記係止突起を、上記一方の側面部から下方斜め外方へ向けて爪状に突出する形状に形成し、上記弾性挟持片を上記一方の側面部から外方へ延出し屈曲して上記一方の側面部に沿って上方へ延出するほぼL字形に形成して上記係止突起および上記弾性挟持片とを上記一方の側面部に互いに近接させて並設し、
    上記弾性係止片を、上記他方の側面部から切り起こし状に延出する構造とした請求項2に記載の車両のピラーガーニッシュの取付構造。
  4. 上記リテーナには、その本体の端部下端から延出して上記本体の下端との間に、上端が開口し、該開口部から湾曲して上記本体側へ延びて内端が閉鎖された溝を形成するフック部を延設し、
    上記ピラーガーニッシュの裏面には上記フック部と対応する位置に、下方へ突出し突出端に上記リテーナの幅方向に沿う横向きのピンを有する掛止部を設け、上記ピンを上記リテーナの溝に嵌入させ該溝の上記内端に掛止せしめるようになした請求項1ないし3のいずれかに記載の車両のピラーガーニッシュの取付構造。
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