JP4727051B2 - インタークーラ及びco2冷媒車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インタークーラ及びCO2冷媒車両用空調装置に係り、特に、車両への搭載性を向上させたインタークーラ及びCO2冷媒車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の車両用空調装置の一例を示す構成図である。空調装置本体としてのケーシング50は、その内空間が車室内へ導入される空気の流路となるもので、後述するように種々の構成機器を収容している。
送風ブロワ51は、内気口52あるいは外気口53を通じてケーシング50内に空気を導入するものであり、この導入された空気はエバポレータ(冷却器)54を通過する。なお、符号の55は内気口52と外気口53との切り換えを行う内外気切換ダンパである。
エバポレータ54の導入空気の下流側には、エアミックスダンパ56及びヒータコア(加熱器)57が設けられている。また、図中の符号58,59,60はそれぞれフェイス吹出口、フット吹出口、デフロスト吹出口を示しており、各吹出口58,59,60は、それぞれがフェイスダンパ61,フットダンパ62、デフロストダンパ63によって開閉される。なお、各吹出口58,59,60は図示しないダクトを介して車室内に通じている。
制御装置64は、送風ブロワ51の制御、各ダンパ55,56,61,62,63を駆動するためのモータ(不図示)の制御、さらには後述する圧縮機66のオン・オフ等の制御を行うものである。
【0003】
このように構成された車両用空調装置では、内気口52あるいは外気口53より導入した空気は、その全量がエバポレータ54を通り、後述する冷凍サイクル65の冷媒と熱交換して冷却される。この後、ヒータコア57を通過して加熱される空気量はエアミックスダンパ56の開度に応じて分配されるので、所定の温度に調整されて吹出口58,59,60の少なくとも1つから車室内に導入される。なお、ヒータコア57には、一般的には図示しない内燃機関の駆動源を冷却して高温となった冷却水が供給されるようになっている。
【0004】
次に、冷凍サイクル65について説明すると、圧縮機66は図示しない駆動源(例えば車両走行用のエンジン等)から駆動力を得て駆動し、気相状態の冷媒を圧縮する。ガスクーラ(放熱器)67は、圧縮機66で圧縮された冷媒を外気等との間で熱交換して冷却する。符号の68は、ガスクーラ67の出口側で冷媒を減圧して低温低圧の気液2相状態とする絞り装置である。
エバポレータ54は、車室内の空気冷却手段をなす蒸発器(吸熱器)で、気液2相状態の冷媒は蒸発器内で気化(蒸発)する際に、車室内空気あるいは車室外空気から蒸発潜熱を奪って冷却する。そして、圧縮機66,ガスクーラ67、絞り装置68及びエバポレータ54は冷媒配管69により直列に接続され、冷媒が状態変化を繰り返して循環する冷凍サイクルとしての閉回路を構成する。
ここで用いられる冷媒には、例えばR134aといった代替フロン冷媒などがある。このR134aが冷却器54の内部で蒸発することにより、送風ブロワ51より送られる空気から吸熱し、冷却を行う。なお、圧縮機66、ガスクーラ67、及び絞り装置68はエンジンルーム内などに設置されている。
【0005】
ところで、近年、地球環境の保全に対する関心が高まっているが、車両用空調装置の冷媒として従来用いられているR134aといった代替フロンは、地球温暖化に対して影響を与えることが懸念されている。このため、このような代替フロン冷媒に代わる物質として、元来自然界に存在する物質、いわゆる自然冷媒を用いた車両用空調装置の研究が行われている。
このような自然冷媒の候補として、二酸化炭素(CO2)が注目されている。このCO2は、地球温暖化に対する寄与が代替フロンよりもはるかに小さいだけでなく、可燃性がないうえ、基本的には人体に無害である。
【0006】
このような背景から、二酸化炭素を使用した蒸気圧縮式冷凍サイクル(以下、CO2冷凍サイクルと略す)が提案されている。このCO2冷凍サイクルの作動は、フロンを使用した従来の蒸気圧縮式冷凍サイクルと同様である。すなわち、図10(CO2モリエル線図)のA−B−C−D−Aで示されるように、圧縮機で気相状態のCO2を圧縮し(A−B)、この高温圧縮の気相状態のCO2を放熱器(ガスクーラ)にて冷却する(B−C)。そして、減圧器(絞り装置)により減圧して(C−D)、気液相状態となったCO2を冷却器(エバポレータ)で蒸発させて(D−A)、蒸発潜熱を空気等の外部流体から奪って外部流体を冷却する。
【0007】
しかしながら、CO2の臨界温度は約31℃と従来の冷媒であるフロンの臨界温度と比べて低いので、夏場等外気温の高いときには、放熱器側でのCO2の温度がCO2の臨界点温度よりも高くなってしまう。つまり、放熱器出口側においてCO2は凝縮しない(線分BCが飽和液線SLと交差しない)。
また、放熱器出口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力と放熱器出口側でのCO2温度によって決定され、放熱器出口側でのCO2温度は放熱器の放熱能力と外気温度(制御不可)とによって決定するので、放熱器出口での温度は、実質的には制御することができない。従って、放熱器出口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力(放熱器出口側圧力)を制御することによって制御可能となる。つまり、夏場等外気温の高いときには、十分な冷却能力(エンタルピ差)を確保するためには、モリエル線図にE−FG−H−Eで示されるように、放熱器出口側圧力を高くする必要がある。そのために、圧縮機の運転圧力は、従来のフロンを用いた冷凍サイクルに比べて高くする必要がある。
【0008】
車両用空調装置を例にすると、前記圧縮機の運転圧力は、従来のR134(フロン)では3kg/cm2程度であるのに対して、CO2では40kg/cm2程度と高くなり、また、運転停止圧力は、R134(フロン)では15kg/cm2程度であるのに対して、CO2では100kg/cm2程度と高くなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
さて、上述したCO2冷凍サイクルにおいて、その能力増大要件に対する応答速度を改善するためには、インタークーラと呼ばれる熱交換器の設置が有効であることが知られている。このインタークーラは、ガスクーラ(放熱器)を通過した液冷媒とエバポレータ(冷却器)を通過した気体冷媒との間で熱交換を行うように構成された熱交換器(いわゆる向流型熱交換器)であり、例えば図11に示すように、高温高圧冷媒流路71と低温低圧冷媒流路72とを2重管構造にして、多重のトラック(長円)巻きや円形巻きの立体構造としたインタークーラ70が従来より採用されている。
【0010】
しかしながら、上述したインタークーラ70をCO2冷媒車両用空調装置に採用する場合、その設置位置は、圧縮機66やガスクーラ67などと同様にエンジンルーム内とするのが一般的である。このため、上述した従来構造(立体構造)のインタークーラ70では、駆動源のエンジンやトランスミッションなど各種の機器類がぎっしりと配置されたエンジンルーム内に適当な設置スペースを確保するのが困難な状況にある。換言すれば、従来のフロン冷媒を使用した車両用空調装置では不要のインタークーラ70を設置するためには、立体的に大きなスペースを新たに確保する必要が生じるため、車両側においてエンジンルーム内のレイアウトを大幅に変更するなどの対応が必要となる。
また、上記のような2重管構造にあっては、熱交換効率に限度があり、さらに良好に熱交換を行うことが可能なインタークーラが要求されている。
【0011】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、エンジンルーム内に容易に設置することができる極めて効率の高いインタークーラ及びこのインタークーラを備えたCO2冷媒車両用空調装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のインタークーラは、高温高圧状態の冷媒と、低温低圧状態の冷媒とを熱交換させるインタークーラであって、前記冷媒同士の熱交換が行われる熱交換部と、該熱交換部の両端が連結されたヘッダとを有し、該ヘッダは、前記高温高圧冷媒伝熱管の端部が連結された高温高圧冷媒ヘッダ部と、前記低温低圧冷媒伝熱管の端部が連結された低温低圧冷媒ヘッダ部とを有し、前記熱交換部は、前記高温高圧状態の冷媒が流される複数の高温高圧冷媒伝熱管と、前記低温低圧状態の冷媒が流される複数の低温低圧冷媒伝熱管とが交互に積層されて構成され、これら高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管は、冷媒が通される複数の冷媒流路が幅方向へ配列された断面偏平形状に形成され、積層された前記高温高圧冷媒伝熱管および前記低温低圧冷媒伝熱管の各両端は、前記ヘッダに連結される手前位置で、互いに離反し、隣り合う前記伝熱管の間に所定間隔を有した状態で、前記高温高圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路の両端は、前記高温高圧冷媒ヘッダ部に連結されており、前記低温低圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路の両端は、前記低温低圧冷媒ヘッダ部に連結されており、前記高温高圧冷媒伝熱管が、前記低温低圧冷媒ヘッダ部を貫通して前記高温高圧冷媒ヘッダ部に連結されることを特徴としている。
【0013】
このように、冷媒同士の熱交換が行われる熱交換部を構成する高温高圧状態の冷媒が流される高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧状態の冷媒が流される低温低圧冷媒伝熱管が、それぞれ冷媒が通される複数の冷媒流路を幅方向へ配列させた断面偏平形状に形成され、さらに、これらが交互に積層されているので、高温高圧状態の冷媒と低温低圧状態の冷媒とを極めて効率的に熱交換させることができるとともに、小型化を図ることができ、狭隘なエンジンルーム内に配置する際にも有利である。
【0014】
請求項2記載のインタークーラは、高温高圧状態の冷媒と、低温低圧状態の冷媒とを熱交換させるインタークーラであって、前記冷媒同士の熱交換が行われる熱交換部と、該熱交換部の両端が連結されたヘッダとを有し、該ヘッダは、前記高温高圧冷媒伝熱管の端部が連結された高温高圧冷媒ヘッダ部と、前記低温低圧冷媒伝熱管の端部が連結された低温低圧冷媒ヘッダ部とを有し、前記熱交換部は、前記高温高圧状態の冷媒が流される複数の高温高圧冷媒伝熱管と、前記低温低圧状態の冷媒が流される複数の低温低圧冷媒伝熱管とが交互に積層されて構成され、これら高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管は、冷媒が通される複数の冷媒流路が幅方向へ配列された断面偏平形状に形成され、積層された前記高温高圧冷媒伝熱管および前記低温高圧冷媒伝熱管の各両端は、前記ヘッダに連結される手前位置で、互いに離反し、隣り合う前記伝熱管の間に所定間隔を有した状態で、前記高温高圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路の両端は、前記高温高圧冷媒ヘッダ部に連結されており、前記低温低圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路の両端は、前記低温低圧冷媒ヘッダ部に連結されており、前記低温低圧冷媒伝熱管が、前記高温高圧冷媒ヘッダ部を貫通して前記低温低圧冷媒ヘッダ部に連結されることを特徴としている。
【0015】
つまり、ヘッダを構成する高温高圧冷媒ヘッダ部及び低温低圧冷媒ヘッダ部の連通路と、高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路とが連通されているので、高温高圧冷媒ヘッダ部及び低温低圧冷媒ヘッダ部のそれぞれの連通路を介して、高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路への冷媒の送り込み、送り出しを一括して行うことができる。したがって、高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路への冷媒の送り込み、送り出しを個別に行う構造と比較して、その構造の簡略化を図ることができ、これにより、さらなる小型化が可能である。
【0016】
本発明の参考例のインタークーラは、前記低温低圧冷媒ヘッダ部及び前記高温高圧冷媒ヘッダ部が、前記熱交換部側から順に設けられ、前記高温高圧冷媒伝熱管が、前記低温低圧冷媒ヘッダ部に貫通していることを特徴としている。
【0017】
すなわち、高温高圧冷媒伝熱管を低温低圧冷媒ヘッダ部に貫通させることにより、低温低圧冷媒ヘッダ部及び高温高圧冷媒ヘッダ部を熱交換部側から順に配設させたので、ヘッダにおける幅寸法を最小限に抑えることができ、これにより、小型化とともに薄型化が可能となり、狭隘なスペースへの設置にさらに有利である。
【0018】
本発明の参考例のインタークーラは、前前記高温高圧冷媒ヘッダ部及び前記低温低圧冷媒ヘッダ部が、前記熱交換部側から順に設けられ、前記低温低圧冷媒伝熱管が、前記高温高圧冷媒ヘッダ部に貫通していることを特徴としている。
【0019】
つまり、低温低圧冷媒伝熱管を高温高圧冷媒ヘッダ部に貫通させることにより、高温高圧冷媒ヘッダ部及び低温低圧冷媒ヘッダ部を熱交換部側から順に配設させたので、ヘッダにおける幅寸法を最小限に抑えることができ、これにより、小型化とともに薄型化が可能となり、狭隘なスペースへの設置にさらに有利である。
【0020】
請求項3記載のインタークーラは、請求項1または2項記載のインタークーラにおいて、前記高温高圧冷媒ヘッダ部及び前記低温低圧冷媒ヘッダ部が一体化されていることを特徴としている。
【0021】
このように、高温高圧冷媒ヘッダ部と低温低圧ヘッダ部とを一体構造としたので、構造の簡略化、部品点数の削減を図ることができ、コスト低減及びさらなるコンパクト化を図ることができる。
【0022】
請求項4記載のインタークーラは、請求項1〜3のいずれか1項記載のインタークーラにおいて、前記低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路が、前記高温高圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路よりも大径に形成されていることを特徴としている。
【0023】
すなわち、低温低圧冷媒伝熱管に形成された冷媒流路の径が、高温高圧冷媒伝熱管に形成された冷媒流路よりも大きく形成されているので、圧力の異なる冷媒同士の熱交換のバランスが改善され、良好な熱交換を行うことが可能となる。
【0024】
請求項5記載のインタークーラは、請求項1〜4のいずれか1項記載のインタークーラにおいて、前記低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路が、前記高温高圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路よりも多く形成されていることを特徴としている。
つまり、低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路が、高温高圧冷媒伝熱管の冷媒流路よりも多く形成されているので、圧力の異なる冷媒同士の熱交換のバランスが改善され、良好な熱交換を行うことが可能となる。
【0025】
請求項6記載のインタークーラは、請求項1〜5のいずれか1項記載のインタークーラにおいて、前記高温高圧冷媒伝熱管及び前記低温低圧冷媒伝熱管に、前記冷媒がそれぞれ逆方向へ流されることを特徴としている。
【0026】
このように、高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管に、それぞれ逆方向へ冷媒を流す向流型であるので、冷媒同士の熱交換性を大幅に向上させることができる。
【0027】
請求項7記載のCO2冷媒車両用空調装置は、ケーシング内に導入した空気を冷却する冷却器がCO2を冷媒とする冷凍サイクルの一部を構成するCO2冷媒車両用空調装置において、前記冷凍サイクルに、請求項1〜6のいずれか1項記載のインタークーラが設けられていることを特徴としている。
【0028】
すなわち、小型化、構造の簡略化が図られ、しかも冷媒同士の熱交換性に優れたインタークーラを用いているので、例えば、自動車等の車両のエンジンルームなどの狭隘な設置場所への組み込み作業性を大幅に向上させることができるとともに、冷凍サイクルの能力増大要件に対する応答速度を効率良く改善することができ、冷凍サイクルの能力を向上させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明および本発明の参考例に係るインタークーラ及びCO2冷媒車両用空調装置の実施形態例を、図面に基づいて説明する。
図1に示すものは、CO2冷凍サイクルを適用した車両用空調装置であり、図中の符号1は気相状態のCO2を圧縮する圧縮機である。圧縮機1は、図示しない駆動源(例えば内燃機関エンジン等)から駆動力を得て駆動する。符号の2は圧縮機1で圧縮されたCO2を外気等との間で熱交換して冷却するガスクーラ(放熱器)であり、符号の3は後述するインタークーラ7出口側の配管に設けられた圧力制御弁である。この圧力制御弁3は、ガスクーラ2出口側において後述する感温筒11により検知されたCO2温度(冷媒温度)に応じてガスクーラ2出口側圧力(本例ではインタークーラ7出口側の高サイド圧力)を制御する。
なお、圧力制御弁3は高圧力を制御するとともに減圧器を兼ねたものであり、CO2冷媒は、この圧力制御弁3により減圧されて低温低圧の気液2相状態のCO2となり、さらに絞り抵抗4a(絞り手段)により減圧される。
【0030】
図中の符号4は、車室内の空気冷却手段(冷却器)として機能するエバポレータ(蒸発器)で、気液2相状態のCO2はエバポレータ4内で気化(蒸発)する際に、車室内空気から蒸発潜熱を奪って車室内空気を冷却する。符号の5は液体冷媒5aを貯留する液溜容器であり、この液溜容器5にはエバポレータ4出口側の配管6が上下に貫通しており、液溜容器5内の液体冷媒5aと配管6内の液体冷媒とが熱交換される構成になっている。液溜容器5の配管6の貫通部は、液溜容器5内が密閉空間となるようにシール(不図示)されている。また、液溜容器5の底部は、連通管5bにより、圧力制御弁3および絞り抵抗4a間の配管6に連通している。
【0031】
インタークーラ7は、ガスクーラ2を通過した高温高圧の液体冷媒とエバポレータ4を通過した低温低圧の気体冷媒との間で熱交換を行う向流型熱交換器であり、このインタークーラ7は、CO2冷凍サイクルの能力増大要件に対する応答速度を改善する機能を有するものである。なお、インタークーラ7の構成および設置位置については、後に詳細に説明する。
そして、圧縮機1、ガスクーラ2、インタークーラ7、圧力制御弁3、絞り抵抗4aおよびエバポレータ4は、それぞれが配管6によって接続されて、閉回路(CO2冷凍サイクル)を形成している。なお、符号の8は圧縮機1から吐出された冷媒ガスより潤滑油を捕集するオイルセパレータであり、捕集された潤滑油は油戻し管9を通って圧縮機1内に戻される。
【0032】
次に、インタークーラ7についてさらに詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、このインタークーラ7は、熱交換が行われる向流型熱交換部(熱交換部)21と、この向流型熱交換部21の両端部に設けられたヘッダ22とを有している。
向流型熱交換部21は、複数の伝熱管23を積層させた構造とされている。これら伝熱管23は、図4に示すように、断面偏平形状に形成されたもので、その内部には、複数の冷媒流路24が幅方向へ配列されて形成されている。
【0033】
これら伝熱管23は、高温高圧冷媒が流される高温高圧冷媒伝熱管23aと、低温低圧冷媒が流される低温低圧冷媒伝熱管23bとに区別されており、これら高温高圧冷媒伝熱管23a及び低温低圧冷媒伝熱管23bが交互に積層された構造とされて、それぞれロー付けによって一体化されている。
上記のように構成された向流型熱交換部21は、その両端部がヘッダ22に連結されている。
なお、高温高圧冷媒伝熱管23a及び低温低圧冷媒伝熱管23bを1本ずつ交互に積層しているが、複数本ずつ例えば2本ずつ交互に積層しても良い。
【0034】
図5及び図6に示すように、このヘッダ22は、それぞれ長手方向にわたって連通路31が形成された高温高圧冷媒ヘッダ部22a及び低温低圧冷媒ヘッダ部22bとから構成されており、低温低圧冷媒ヘッダ部22b及び高温高圧冷媒ヘッダ部22aが向流型熱交換部21側から順に設けられている。
低温低圧冷媒伝熱管23bは、その端部が低温低圧冷媒ヘッダ部22bの連通路31内にて開口され、また、高温高圧冷媒伝熱管23aは、その端部が、低温低圧冷媒ヘッダ部22bを貫通し、高温高圧冷媒ヘッダ部22aの連通管31内にて開口されている。
【0035】
なお、低温低圧冷媒ヘッダ部22bの連通路31は、その幅寸法が伝熱管23の幅寸法よりも十分に大きくされており、したがって、この低温低圧冷媒ヘッダ部22bの連通路31は、貫通された高温高圧冷媒伝熱管23aによって閉鎖されることなく、その両側部に長手方向へわたる流路が確保されるようになっている。
また、各ヘッダ22と伝熱管23との連結箇所は、それぞれロー付けによって固定されてシールされている。
【0036】
上記構造のインタークーラ7では、ガスクーラ2から送り出された高温高圧冷媒が、一端側のヘッダ22の高温高圧冷媒ヘッダ部22aから、その連通路31へ送り込まれ、その後、この連通路31からそれぞれの高温高圧冷媒伝熱管23aの冷媒流路24を通過して、他端側の高温高圧冷媒ヘッダ部22aの連通路31へ送り出され、この他端側の高温高圧冷媒ヘッダ部22aに接続された配管6を介して圧力制御弁3へ送り出されるようになっている。
【0037】
また、エバポレータ4から送り出されて液溜容器5内を通された低温低圧冷媒は、他端側のヘッダ22の低温低圧冷媒ヘッダ部22bから、その連通路31へ送り込まれ、その後、この連通路31からそれぞれの低温低圧冷媒伝熱管23bの冷媒流路24を通過して、一端側の低温低圧冷媒ヘッダ部22bの連通路31へ送り出され、この一端側の低温低圧冷媒ヘッダ部22bに接続された配管6を介して圧縮機1へ送り出されるようになっている。
【0038】
そして、このように、高温高圧冷媒及び低温低圧冷媒がそれぞれインタークーラ7の高温高圧冷媒伝熱管23a及び低温低圧冷媒伝熱管23bを逆向きに流されることにより、これら高温高圧冷媒伝熱管23aと低温低圧冷媒伝熱管23bとの間にて熱交換が行われる。つまり、ガスクーラ2から送り出される高温高圧冷媒の熱が低温低圧冷媒に伝達されることにより、上記圧縮式冷凍サイクルの能力増大要件に対する応答速度が改善される。
【0039】
このように、上記構造のインタークーラ7によれば、冷媒同士の熱交換が行われる向流型熱交換部21を構成する高温高圧状態の冷媒が流される高温高圧冷媒伝熱管23a及び低温低圧状態の冷媒が流される低温低圧冷媒伝熱管23bが、それぞれ冷媒が通される複数の冷媒流路24を幅方向へ配列させた断面偏平形状に形成され、さらに、これらが交互に積層されているので、高温高圧状態の冷媒と低温低圧状態の冷媒とを極めて効率的に熱交換させることができるとともに、小型化を図ることができ、狭隘なエンジンルーム内に配置する際にも有利である。
【0040】
しかも、ヘッダ22を構成する高温高圧冷媒ヘッダ部22a及び低温低圧冷媒ヘッダ部22bの連通路31と、高温高圧冷媒伝熱管23a及び低温低圧冷媒伝熱管23bの冷媒流路24とが連通されているので、高温高圧冷媒ヘッダ部22a及び低温低圧冷媒ヘッダ部22bのそれぞれの連通路31を介して、高温高圧冷媒伝熱管23a及び低温低圧冷媒伝熱管23bの冷媒流路24への冷媒の送り込み、送り出しを一括して行うことができる。したがって、高温高圧冷媒伝熱管23a及び低温低圧冷媒伝熱管23bの冷媒流路24への冷媒の送り込み、送り出しを個別に行う構造と比較して、その構造の簡略化を図ることができ、これにより、さらなる小型化が可能である。
【0041】
さらには、高温高圧冷媒伝熱管23aを低温低圧冷媒ヘッダ部22bに貫通させることにより、高温低圧冷媒ヘッダ部22a及び低温低圧冷媒ヘッダ部22bを向流型熱交換部21側から順に配設させたので、ヘッダ22における幅寸法を最小限に抑えることができ、これにより、小型化とともに薄型化が可能となり、狭隘なスペースへの設置にさらに有利である。
なお、低温低圧冷媒伝熱管23bを高温高圧冷媒ヘッダ部22aに貫通させて、高温高圧冷媒ヘッダ部22a及び低温低圧冷媒ヘッダ部22bを向流型熱交換部21側から順に配設させても良く、この場合も、ヘッダ22における幅寸法を最小限に抑え、小型化とともに薄型化を図ることができる。
【0042】
しかも、上記のインタークーラ7は、高温高圧冷媒伝熱管23a及び低温低圧冷媒伝熱管23bに、それぞれ逆方向へ冷媒を流す向流型であるので、冷媒同士の熱交換性を大幅に向上させることができる。
そして、上記構造のインタークーラ7を備えたCO2冷媒車両用空調装置によれば、小型化、構造の簡略化が図られ、しかも冷媒同士の熱交換性に優れたインタークーラ7を用いているので、例えば、自動車等の車両のエンジンルームなどの狭隘な設置場所への組み込み作業性を大幅に向上させることができるとともに、冷凍サイクルの能力増大要件に対する応答速度を効率良く改善することができ、冷凍サイクルの能力を向上させることができる。
【0043】
なお、上記構造のインタークーラ7では、ヘッダ22を、高温高圧冷媒ヘッダ部22aと低温低圧冷媒ヘッダ部22bとに分割した構造としたが、図7に示すように、高温高圧冷媒ヘッダ部22aと低温低圧冷媒ヘッダ部22bとを一体化させても良く、このようにすると、部品点数の削減が図れ、コスト低減及びさらなるコンパクト化を図ることができる。
【0044】
また、図8に示すものは、他の構造の向流型熱交換部21を有するインタークーラ7である。
このインタークーラ7では、向流型熱交換部21を構成する低温低圧冷媒伝熱管23bに形成された冷媒流路24の径が、高温高圧冷媒伝熱管23aに形成された冷媒流路24aよりも大きく形成されている。
つまり、高温高圧冷媒伝熱管23aの冷媒流路24に対して、流される冷媒が気液二相であるために圧損が大きい低温低圧冷媒伝熱管23bの冷媒流路24の径を大きくしたので、熱交換のバランスが改善され、良好な熱交換を行うことが可能となる。
【0045】
なお、低温低圧冷媒伝熱管23bの冷媒流路24を、高温高圧冷媒伝熱管23aの冷媒流路24よりも多く形成しても、圧力の異なる冷媒同士の熱交換のバランスを改善して、良好な熱交換を行うことを可能とすることができる。
【0046】
なおまた、これまで説明した実施形態及び変形例ではいずれもCO2冷媒を使用するものとして説明したが、本発明および本発明の参考例は上述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、たとえばCO2冷媒のように臨界温度が低い他の冷媒を用いたものへの適用も可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明および本発明の参考例のインタークーラ及びCO2冷媒車両用空調装置によれば、下記の効果を得ることができる。
請求項1記載のインタークーラによれば、冷媒同士の熱交換が行われる熱交換部を構成する高温高圧状態の冷媒が流される高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧状態の冷媒が流される低温低圧冷媒伝熱管が、それぞれ冷媒が通される複数の冷媒流路を幅方向へ配列させた断面偏平形状に形成され、さらに、これらが交互に積層されているので、高温高圧状態の冷媒と低温低圧状態の冷媒とを極めて効率的に熱交換させることができるとともに、小型化を図ることができ、狭隘なエンジンルーム内に配置する際にも有利である。
【0048】
請求項2記載のインタークーラによれば、ヘッダを構成する高温高圧冷媒ヘッダ部及び低温低圧冷媒ヘッダ部の連通路と、高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路とが連通されているので、高温高圧冷媒ヘッダ部及び低温低圧冷媒ヘッダ部のそれぞれの連通路を介して、高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路への冷媒の送り込み、送り出しを一括して行うことができる。したがって、高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路への冷媒の送り込み、送り出しを個別に行う構造と比較して、その構造の簡略化を図ることができ、これにより、さらなる小型化が可能である。
【0049】
本発明の参考例のインタークーラによれば、高温高圧冷媒伝熱管を低温低圧冷媒ヘッダ部に貫通させることにより、低温低圧冷媒ヘッダ部及び高温高圧冷媒ヘッダ部を熱交換部側から順に配設させたので、ヘッダにおける幅寸法を最小限に抑えることができ、これにより、小型化とともに薄型化が可能となり、狭隘なスペースへの設置にさらに有利である。
【0050】
本発明の参考例のインタークーラによれば、低温低圧冷媒伝熱管を高温高圧冷媒ヘッダ部に貫通させることにより、高温高圧冷媒ヘッダ部及び低温低圧冷媒ヘッダ部を熱交換部側から順に配設させたので、ヘッダにおける幅寸法を最小限に抑えることができ、これにより、小型化とともに薄型化が可能となり、狭隘なスペースへの設置にさらに有利である。
【0051】
請求項3記載のインタークーラによれば、高温高圧冷媒ヘッダ部と低温低圧ヘッダ部とを一体構造としたので、構造の簡略化、部品点数の削減を図ることができ、コスト低減及びさらなるコンパクト化を図ることができる。
【0052】
請求項4記載のインタークーラによれば、低温低圧冷媒伝熱管に形成された冷媒流路の径が、高温高圧冷媒伝熱管に形成された冷媒流路よりも大きく形成されているので、圧力の異なる冷媒同士の熱交換のバランスが改善され、良好な熱交換を行うことが可能となる。
【0053】
請求項5記載のインタークーラによれば、低温低圧冷媒伝熱管の冷媒流路が、高温高圧冷媒伝熱管の冷媒流路よりも多く形成されているので、圧力の異なる冷媒同士の熱交換のバランスが改善され、良好な熱交換を行うことが可能となる。
【0054】
請求項6記載のインタークーラによれば、高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管に、それぞれ逆方向へ冷媒を流す向流型であるので、冷媒同士の熱交換性を大幅に向上させることができる。
【0055】
請求項7記載のCO2冷媒車両用空調装置によれば、小型化、構造の簡略化が図られ、しかも冷媒同士の熱交換性に優れたインタークーラを用いているので、例えば、自動車等の車両のエンジンルームなどの狭隘な設置場所への組み込み作業性を大幅に向上させることができるとともに、冷凍サイクルの能力増大要件に対する応答速度を効率良く改善することができ、冷凍サイクルの能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明および本発明の参考例の実施形態例を説明するインタークーラを備えたCO2冷凍サイクルの構成図である。
【図2】 本発明および本発明の参考例の実施形態例のインタークーラの構成及び構造を説明するインタークーラの正面図である。
【図3】 本発明および本発明の参考例の実施形態例のインタークーラの構成及び構造を説明するインタークーラの平面図である。
【図4】 本発明および本発明の参考例の実施形態例のインタークーラを構成する向流型熱交換部の構造を説明する向流型熱交換部の断面図である。
【図5】 本発明および本発明の参考例の実施形態例のインタークーラの構成及び構造を説明するヘッダの一部を断面視した側面図である。
【図6】 本発明および本発明の参考例の実施形態例のインタークーラの構成及び構造を説明するヘッダの平断面図である。
【図7】 本発明および本発明の参考例の実施形態例のインタークーラを構成するヘッダの他の例を説明するヘッダの平断面図である。
【図8】 本発明および本発明の参考例の実施形態例のインタークーラを構成する他の向流型熱交換部の断面図である。
【図9】 従来の車両用空調装置の一例を示す構成図である。
【図10】 CO2のモリエル線図である。
【図11】 従来のインタークーラを示す図で、(a)は斜視図、(b)は2重管構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 ガスクーラ(放熱器)
4 エバポレータ(蒸発器)
7 インタークーラ
21 向流型熱交換部(熱交換部)
22 ヘッダ
22a 高温高圧冷媒ヘッダ部
22b 低温低圧冷媒ヘッダ部
23、23a 高温高圧冷媒伝熱管
23、23b 低温低圧冷媒伝熱管
24 冷媒流路
31 連通路
Claims (7)
- 高温高圧状態の冷媒と、低温低圧状態の冷媒とを熱交換させるインタークーラであって、
前記冷媒同士の熱交換が行われる熱交換部と、該熱交換部の両端が連結されたヘッダとを有し、
該ヘッダは、前記高温高圧冷媒伝熱管の端部が連結された高温高圧冷媒ヘッダ部と、前記低温低圧冷媒伝熱管の端部が連結された低温低圧冷媒ヘッダ部とを有し、
前記熱交換部は、前記高温高圧状態の冷媒が流される複数の高温高圧冷媒伝熱管と、前記低温低圧状態の冷媒が流される複数の低温低圧冷媒伝熱管とが交互に積層されて構成され、
これら高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管は、冷媒が通される複数の冷媒流路が幅方向へ配列された断面偏平形状に形成され、
積層された前記高温高圧冷媒伝熱管および前記低温低圧冷媒伝熱管の各両端は、前記ヘッダに連結される手前位置で、互いに離反し、隣り合う前記伝熱管の間に所定間隔を有した状態で、前記高温高圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路の両端は、前記高温高圧冷媒ヘッダ部に連結されており、前記低温低圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路の両端は、前記低温低圧冷媒ヘッダ部に連結されており、
前記高温高圧冷媒伝熱管が、前記低温低圧冷媒ヘッダ部を貫通して前記高温高圧冷媒ヘッダ部に連結されることを特徴とするインタークーラ。 - 高温高圧状態の冷媒と、低温低圧状態の冷媒とを熱交換させるインタークーラであって、
前記冷媒同士の熱交換が行われる熱交換部と、該熱交換部の両端が連結されたヘッダとを有し、
該ヘッダは、前記高温高圧冷媒伝熱管の端部が連結された高温高圧冷媒ヘッダ部と、前記低温低圧冷媒伝熱管の端部が連結された低温低圧冷媒ヘッダ部とを有し、
前記熱交換部は、前記高温高圧状態の冷媒が流される複数の高温高圧冷媒伝熱管と、前記低温低圧状態の冷媒が流される複数の低温低圧冷媒伝熱管とが交互に積層されて構成され、
これら高温高圧冷媒伝熱管及び低温低圧冷媒伝熱管は、冷媒が通される複数の冷媒流路が幅方向へ配列された断面偏平形状に形成され、
積層された前記高温高圧冷媒伝熱管および前記低温高圧冷媒伝熱管の各両端は、前記ヘッダに連結される手前位置で、互いに離反し、隣り合う前記伝熱管の間に所定間隔を有した状態で、前記高温高圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路の両端は、前記高温高圧冷媒ヘッダ部に連結されており、前記低温低圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路の両端は、前記低温低圧冷媒ヘッダ部に連結されており、
前記低温低圧冷媒伝熱管が、前記高温高圧冷媒ヘッダ部を貫通して前記低温低圧冷媒ヘッダ部に連結されることを特徴とするインタークーラ。 - 前記高温高圧冷媒ヘッダ部及び前記低温低圧冷媒ヘッダ部が一体化されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインタークーラ。
- 前記低温低圧冷媒伝熱管は、その冷媒流路が、前記高温高圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路よりも大径に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のインタークーラ。
- 前記低温低圧冷媒伝熱管は、その冷媒流路が、前記高温高圧冷媒伝熱管の前記冷媒流路よりも多く形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のインタークーラ。
- 前記高温高圧冷媒伝熱管及び前記低温低圧冷媒伝熱管には、前記冷媒がそれぞれ逆方向へ流されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のインタークーラ。
- ケーシング内に導入した空気を冷却する冷却器がCO2を冷媒とする冷凍サイクルの一部を構成するCO2冷媒車両用空調装置において、
前記冷凍サイクルに、請求項1〜6のいずれか1項記載のインタークーラが設けられていることを特徴とするCO2冷媒車両用空調装置。
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