JPH09210576A - 二重管式熱交換器 - Google Patents

二重管式熱交換器

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JPH09210576A
JPH09210576A JP1483496A JP1483496A JPH09210576A JP H09210576 A JPH09210576 A JP H09210576A JP 1483496 A JP1483496 A JP 1483496A JP 1483496 A JP1483496 A JP 1483496A JP H09210576 A JPH09210576 A JP H09210576A
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JP
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tube
end side
parallel group
fluid
pipe
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Application number
JP1483496A
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English (en)
Inventor
Yasuo Uchikawa
靖夫 内川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH09210576A publication Critical patent/JPH09210576A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/10Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged one within the other, e.g. concentrically
    • F28D7/106Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged one within the other, e.g. concentrically consisting of two coaxial conduits or modules of two coaxial conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/26Arrangements for connecting different sections of heat-exchange elements, e.g. of radiators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重管式熱交換器の構造を簡略化する。 【解決手段】 二重管3を並列に配置した二重管並列群
Gにおいて、外管1の端部を支持する外管用管板4a,
4bと、内管2の端部を支持する内管用管板5a,5b
との間に、各二重管3における内管2と外管1の間の管
間流路oに対する第1流体A用のヘッダ室7a,7bを
形成し、内管用管板5a,5bと蓋6a,6bとの間
に、各二重管3における内管2の内部流路iの夫々に対
する第2流体B用のヘッダ室8a,8bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外管の内部に伝熱
用の内管を配置した二重管の複数を並列に配置し、この
二重管並列群における前記二重管の夫々において、前記
外管と前記内管との間の管間流路に第1流体を流通さ
せ、かつ、前記内管の内部流路に、前記第1流体と熱交
換させる第2流体を流通させ、これにより、いわゆるシ
ェルアンドチューブ式の熱交換器に比べ、内管外側の第
1流体を内管の外面に対し伝熱性の高い流動状態で流動
させて熱交換の効率を高く確保するようにした二重管式
熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二重管式熱交換器では、基本構造
として、図14に示すように、2本の二重管3を並列に
配置し、この二重管並列群の一端側において、外管1の
夫々に、管間流路oに対する第1流体入口・出口として
の管路接続部xを形成し、各外管1の閉塞端部から突出
させた内管2夫々の端部に、内管2の内部流路iに対す
る第2流体入口・出口としての管路接続部yを形成し、
一方、二重管並列群の他端側において、外管1どうしを
渡り管16を介して接続するとともに、各外管1の閉塞
端部から突出させた内管2どうしを渡り管15を介して
接続する構造を採っていた。
【0003】そして、伝熱面積を大きく確保するにあた
り、この基本構造の組み合わせとして、例えば図15に
示すように、上記基本構造の3組L1〜L3を並列に配
置して、第1基本構造L1における第1流体出口用とし
ての管路接続部xaと、第2基本構造L2における第1
流体入口用としての管路接続部xbとを接続するととも
に、第2基本構造L2における第1流体出口用としての
管路接続部xcと、第3基本構造L3における第1流体
入口用としての管路接続部xdとを接続し、これに対
し、各基本構造L1〜L3における第2流体入口用とし
ての管路接続部yaの夫々を、第2流体分配用のヘッダ
管Psに接続するとともに、各基本構造L1〜L3にお
ける第2流体出口用としての管路接続部ybの夫々を、
第2流体集合用のヘッダ管Peに接続するなどの構造を
採るようにしていた。(熱交換器設計ハンドブック 初
版 工学図書株式会社版 666頁〜685頁 参照、
特開昭54−83162号公報 参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
造では、二重管並列群中の複数の管間流路oに対する第
1流体Aの給排のための管路構造、及び、二重管並列群
中の複数の内部流路o(内管2の内部流路)に対する第
2流体Bの給排のための管路構造が複雑となり、この
為、装置コストが高く付くとともに、装置が大型化する
問題があった。
【0005】また、このように構造が複雑になることか
ら、管間流路oの夫々、及び、内部流路iの夫々に対す
る清掃や点検・補修が難しい問題もあった。
【0006】さらにまた、複数の管間流路oに対し第1
流体Aを並列に流通させたり、複数の内部流路iに対し
第2流体Bを並列に流通させたりする場合、図15の例
における第2流体用ヘッダ管Ps,Peの如く、第1流
体入口・出口としての管路接続部xの夫々を、第1流体
用の分配ヘッダ管や集合ヘッダ管に接続したり、第2流
体入口・出口としての管路接続部yの夫々を、第2流体
用の分配ヘッダ管や集合ヘッダ管に接続する構造となる
為、各管路接続部における管路抵抗、及び、分配ヘッダ
管や集合ヘッダ管における管路抵抗の影響で、複数の管
間流路oに対する第1流体Aの分配や、複数の内部流路
iに対する第2流体Bの分配が不均一になり易く、これ
が原因で、熱交換効率の低下を生じ易い問題もあった。
【0007】以上の実情に対し、本発明の主たる課題
は、装置構造を簡単にし、また合わせて、複数の管間流
路に対する第1流体の分配、及び、複数の内部流路に対
する第2流体の分配を均一にする点にある。
【0008】また、本発明の付加的課題は、冷凍回路の
蒸発器や凝縮器として使用するにあたり、高い蒸発器性
能、凝縮器性能を得られるようにする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1記載の発明〕請求項1記載の発明では(図1
参照)、一端側の第1流体ヘッダ室7aと他端側の第1
流体ヘッダ室7bとのいずれか一方を、二重管並列群G
中の複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッダ
室(すなわち、第1流体供給側のヘッダ室)とし、か
つ、他方を二重管並列群G中の複数の管間流路oに対す
る第1流体集合用のヘッダ室(すなわち、第1流体排出
側のヘッダ室)とする。
【0010】また、一端側の第2流体ヘッダ室8aと他
端側の第2流体ヘッダ室8bとのいずれか一方を、二重
管並列群G中の複数の内部流路i(内管2の内部流路)
に対する第2流体分配用のヘッダ室(すなわち、第2流
体供給側のヘッダ室)とし、かつ、他方を二重管並列群
G中の複数の内部流路iに対する第2流体集合用のヘッ
ダ室(すなわち、第2流体排出側のヘッダ室)とする。
【0011】つまり、請求項1記載の発明によれば、二
重管並列群Gの一端側及び他端側の夫々において、外管
用管板4a,4bと内管用管板5a,5bとの間に、複
数の管間流路oに対する第1流体ヘッダ室7a,7bを
形成し、また、内管用管板5a,5bと蓋6a,6bと
の間に複数の内部流路iに対する第2流体ヘッダ室8,
8bを形成するから、先述の従来構造、すなわち、外管
1の夫々に、管間流路oに対する第1流体入口・出口と
しての管路接続部xを形成するとともに、内管2夫々の
端部に、内部流路iに対する第2流体入口・出口として
の管路接続部yを形成し、また、第1流体入口・出口と
しての管路接続部xの夫々を、第1流体用の分配ヘッダ
管や集合ヘッダ管に接続したり、第2流体入口・出口と
しての管路接続部yの夫々を、第2流体用の分配ヘッダ
管や集合ヘッダ管に接続する構造に比べ、装置構造を簡
単にすることができ、これにより、装置コストを低減し
得るとともに、装置を小型化し得る。
【0012】また、この構造の簡略化により分解・組み
立てが容易になることに加え、蓋6a,6bを取り外す
だけで、各内管2の内部流路iを外部に臨ませることが
でき、また、内管用管板5a,5bを取り外すだけで、
各管間流路oを外部に臨ませることができるから、管間
流路oの夫々、及び、内部流路iの夫々に対する清掃や
点検・補修を容易にし得る。
【0013】さらにまた、外管用管板4a,4aと内管
用管板5a,5bとの間に形成した第1流体ヘッダ室7
a,7bにより、各管間流路oに対する第1流体Aの分
配と集合を行い、また、内管用管板5a,5bと蓋6
a,6bとの間に形成した第2流体ヘッダ室8a,8b
により、各内部流路iに対する第2流体Bの分配と集合
を行うから、管路抵抗の影響による第1流体分配の不均
一化や第2流体分配の不均一化を回避して、各管間流路
oに対する第1流体Aの分配、及び、各内部流路iに対
する第2流体Bの分配を均一にすることができ、この均
一化により、従来構造に比べ、熱交換効率を高く確保す
ることができる。
【0014】〔請求項2記載の発明〕請求項2記載の発
明では(図3参照)、平行に配置した二つの二重管並列
群である第1並列群G1と第2並列群G2との夫々につ
いて各別に、前記した請求項1記載の発明と同様の使用
形態を採る。
【0015】すなわち、第1並列群G1については、第
1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第1並
列群用の他端側の第1流体ヘッダ室7bとのいずれか一
方を、第1並列群G1中の複数の管間流路oに対する第
1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を第1並列群
G1中の複数の管間流路oに対する第1流体集合用のヘ
ッダ室とし、これに対し、第1並列群用の一端側の第2
流体ヘッダ室8aと、第1並列群用の他端側の第2流体
ヘッダ室8bとのいずれか一方を、第1並列群G1中の
複数の内部流路iに対する第2流体分配用のヘッダ室と
し、かつ、他方を第1並列群G1中の複数の内部流路i
に対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0016】また、第2並列群G2については、第2並
列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7cと、第2並列群
用の他端側の第1流体ヘッダ室7dとのいずれか一方
を、第2並列群G2中の複数の管間流路oに対する第1
流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、第2並列群
G2中の複数の管間流路oに対する第1流体集合用のヘ
ッダ室とし、これに対し、第2並列群用の一端側の第2
流体ヘッダ室8cと、第2並列群用の他端側の第2流体
ヘッダ室8dとのいずれか一方を、第2並列群G2中の
複数の内部流路iに対する第2流体分配用のヘッダ室と
し、かつ、他方を、第2並列群G2中の複数の内部流路
iに対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0017】つまり、請求項2記載の発明によれば、第
1及び第2並列群G1,G2の一端側及び他端側の夫々
において、外管用管板4a,4bと内管用管板5a,5
bとの間に、第1並列群G1中の複数の管間流路oに対
する第1流体ヘッダ室7a,7bと、第2並列群G2中
の複数の管間流路oに対する第1流体ヘッダ室7c,7
dとを区画して形成し、また、内管用管板5a,5bと
蓋6a,6bとの間に、第1並列群G1中の複数の内部
流路iに対する第2流体ヘッダ室8a,8bと、第2並
列群G2中の複数の内部流路iに対する第2流体ヘッダ
室8c,8dとを区画して形成するから、二つの熱交換
器を一体化したものでありながらも、前記した請求項1
記載の発明と同様に、従来構造に比べ装置構造を簡単に
することができて、装置コストを低減し得るとともに、
装置を小型化し得る。
【0018】そして、二つの熱交換器を一体化してある
ことで、別体の二つの熱交換器を装備するに比べ、装置
のコンパクト化、省スペース化を効果的に達成できる。
【0019】また、清掃や点検・補修についても、請求
項1記載の発明と同様、蓋6a,6bや内管用管板5
a,5bを取り外すだけで、第1及び第2並列群G1,
G2における管間流路oの夫々、及び、内部流路iの夫
々に対する清掃や点検・補修を容易に行うことができ、
さらにまた、第1及び第2流体A,Bの分配の均一化に
ついても、請求項1記載の発明と同様、第1及び第2並
列群G1,G2の各々につき、各管間流路oに対する第
1流体Aの分配、及び、各内部流路iに対する第2流体
Bの分配を均一にすることができて、熱交換効率を高く
確保することができる。
【0020】〔請求項3記載の発明〕請求項3記載の発
明では(図5参照)、平行に配置した二つの二重管並列
群である第1並列群G1と第2並列群G2とを、第1及
び第2流体A,Bの各経路について直列に接続した形態
で、一つの熱交換器として使用する。
【0021】すなわち、群間渡り用の他端側の第1流体
ヘッダ室7mにより、第1並列群G1中の複数の管間流
路oと第2並列群G2中の複数の管間流路oとを直列に
連通させ、また、群間渡り用の他端側の第2流体ヘッダ
室8mにより、第1並列群G1中の複数の内部流路iと
第2並列群G2中の複数の内部流路iとを直列に連通さ
せる。
【0022】そして、この他端側での第1並列群G1と
第2並列群G2との直列接続に対し、一端側において、
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7bとのいずれか
一方を、直列接続した第1並列群G1と第2並列群G2
との複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッダ
室とし、かつ、他方を、直列接続した第1並列群G1と
第2並列群G2との複数の管間流路oに対する第1流体
集合用のヘッダ室とする。
【0023】また、第1並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8aと、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bとのいずれか一方を、直列接続した第1並列群G
1と第2並列群G2との複数の内部流路iに対する第2
流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続し
た第1並列群G1と第2並列群G2との複数の内部流路
iに対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0024】つまり、請求項3記載の発明によれば、第
1及び第2並列群G1,G2の一端側において、外管用
管板4aと内管用管板5aとの間に、第1並列群G1中
の複数の管間流路oに対する第1流体ヘッダ室7aと、
第2並列群G2中の複数の管間流路oに対する第1流体
ヘッダ室7bとを区画して形成し、内管用管板5aと蓋
6aとの間に、第1並列群G1中の複数の内部流路iに
対する第2流体ヘッダ室8aと、第2並列群G2中の複
数の内部流路iに対する第2流体ヘッダ室8bとを区画
して形成し、そして、第1及び第2並列群G1,G2の
他端側において、外管用管板4bと内管用管板5bとの
間に、第1及び第2並列群G1,G2中の複数の管間流
路oに対する群間渡り用(換言すれば、直列接続用)の
第1流体ヘッダ室7mを形成し、内管用管板5bと蓋6
bとの間に、第1及び第2並列群G1,G2中の複数の
内部流路iに対する群間渡り用の第2流体ヘッダ室8m
を形成するから、実質的には二つの熱交換器を直列接続
した形態としながらも、前記した請求項1記載の発明と
同様に、従来構造に比べ装置構造を簡単にすることがで
きて、装置コストを低減し得るとともに、装置を小型化
し得る。
【0025】そして、他端側の群間渡り用のヘッダ室7
m,8mで第1流体A及び第2流体Bの流動向きを反転
させる構造を採るから、二つの熱交換器を一列状に配置
して直列接続する構造を採るに比べ、装置のコンパクト
化、省スペース化を効果的に達成できる。
【0026】また、清掃や点検・補修、並びに、第1及
び第2流体A,Bの分配の均一化についても、請求項1
記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0027】〔請求項4記載の発明〕請求項4記載の発
明では(図6参照)、平行に配置した二つの二重管並列
群である第1並列群G1と第2並列群G2とを、第1及
び第2流体A,Bの各経路について直列に接続した形態
で、また、その直列接続にあたり第1流体経路について
の直列接続箇所と第2流体経路についての直列接続箇所
とを一端側と他端側との振り分けた形態で、一つの熱交
換器として使用する。
【0028】すなわち、群間渡り用の他端側の第1流体
ヘッダ室7mにより、第1並列群G1中の複数の管間流
路oと第2並列群G2中の複数の管間流路oとを他端側
で直列に連通させ、また、群間渡り用の一端側の第2流
体ヘッダ室8mにより、第1並列群G1中の複数の内部
流路iと第2並列群G2中の複数の内部流路iとを一端
側で直列に連通させる。
【0029】そして、この一端側及び他端側での振り分
け形態の直列接続に対し、一端側において、第1並列群
用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列群用の
一端側の第1流体ヘッダ室7bとのいずれか一方を、他
端側で直列接続した第1並列群G1と第2並列群G2と
の複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッダ室
とし、かつ、他方を、他端側で直列接続した第1並列群
G1と第2並列群G2との複数の管間流路oに対する第
1流体集合用のヘッダ室とする。
【0030】また、他端側において、第1並列群用の他
端側の第2流体ヘッダ室8aと、第2並列群用の他端側
の第2流体ヘッダ室8bとのいずれか一方を、一端側で
直列接続した第1並列群G1と第2並列群G2との複数
の内部流路iに対する第2流体分配用のヘッダ室とし、
かつ、他方を、一端側で直列接続した第1並列群G1と
第2並列群G2との複数の内部流路iに対する第2流体
集合用のヘッダ室とする。
【0031】つまり、請求項4記載の発明によれば、第
1及び第2並列群G1,G2の一端側において、外管用
管板4aと内管用管板5aとの間に、第1並列群G1中
の複数の管間流路oに対する第1流体ヘッダ室7aと、
第2並列群G2中の複数の管間流路oに対する第1流体
ヘッダ室7bとを区画して形成し、内管用管板5aと蓋
6aとの間に、第1及び第2並列群G1,G2中の複数
の内部流路iに対する群間渡り用の第2流体ヘッダ室8
mを形成し、そして、第1及び第2並列群G1,G2の
他端側において、外管用管板4bと内管用管板5bとの
間に、第1及び第2並列群G1,G2中の複数の管間流
路oに対する群間渡り用の第1流体ヘッダ室7mを形成
し、内管用管板5bと蓋6bとの間に、第1並列群G1
中の複数の内部流路iに対する第2流体ヘッダ室8a
と、第2並列群G2中の複数の内部流路iに対する第2
流体ヘッダ室8bとを区画して形成するから、実質的に
は、第1流体Aの入口・出口の位置と第2流体Bの入口
・出口の位置とを流体経路上でズラせるようにして、2
つの熱交換器を第1及び第2流体A,Bの各経路につき
直列に接続した形態としながらも、前記した請求項1記
載の発明と同様に、従来構造に比べ装置構造を簡単にす
ることができて、装置コストを低減し得るとともに、装
置を小型化し得る。
【0032】そして、他端側及び一端側の群間渡り用の
ヘッダ室7m,8mで第1流体A及び第2流体Bの流動
向きを反転させる構造を採るから、前記した請求項3記
載の発明と同様、二つの熱交換器を一列状に配置して同
様の接続形態を採るに比べ、装置のコンパクト化、省ス
ペース化を効果的に達成できる。
【0033】また、清掃や点検・補修、並びに、第1及
び第2流体A,Bの分配の均一化についても、請求項1
記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0034】〔請求項5記載の発明〕請求項5記載の発
明では(図7参照)、平行に配置した二つの二重管並列
群である第1並列群G1と第2並列群G2とを、第1流
体Aの経路については直列接続し、かつ、第2流体Bの
経路については互いに独立の2経路を設けた形態で使用
する。
【0035】すなわち、群間渡り用の他端側の第1流体
ヘッダ室7mにより、第1並列群G1中の複数の管間流
路oと第2並列群G2中の複数の管間流路oとを直列に
連通させ、この他端側での管間流路oについての直列接
続に対し、一端側において、第1並列群用の一端側の第
1流体ヘッダ室7aと、第2並列群用の一端側の第1流
体ヘッダ室7bとのいずれか一方を、他端側で直列接続
した第1並列群G1と第2並列群G2との複数の管間流
路oに対する第1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他
方を、他端側で直列接続した第1並列群G1と第2並列
群G2との複数の管間流路oに対する第1流体集合用の
ヘッダ室とする。
【0036】そして、内部流路iについては、第1並列
群用の一端側の第2流体ヘッダ室8aと、第1並列群用
の他端側の第2流体ヘッダ室8bとのいずれか一方を、
第1並列群G1の複数の内部流路iに対する第2流体分
配用のヘッダ室とし、かつ、他方を第1並列群G1の複
数の内部流路iに対する第2流体集合用のヘッダ室とす
る。
【0037】また、第2並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8cと、第2並列群用の他端側の第2流体ヘッダ
室8dとのいずれか一方を、第2並列群G2の複数の内
部流路iに対する第2流体分配用のヘッダ室とし、か
つ、他方を第2並列群G2の複数の内部流路iに対する
第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0038】つまり、請求項5記載の発明によれば、第
1及び第2並列群G1,G2の一端側において、外管用
管板4aと内管用管板5aとの間に、第1並列群G1中
の複数の管間流路oに対する第1流体ヘッダ室7aと、
第2並列群G2中の複数の管間流路oに対する第1流体
ヘッダ室7bとを区画して形成し、内管用管板5aと蓋
6aとの間に、第1並列群G1中の複数の内部流路iに
対する第2流体ヘッダ室8aと、第2並列群G2中の複
数の内部流路iに対する第2流体ヘッダ室8cとを区画
して形成し、そして、第1及び第2並列群G1,G2の
他端側において、外管用管板4bと内管用管板5bとの
間に、第1及び第2並列群G1,G2中の複数の管間流
路oに対する群間渡り用の第1流体ヘッダ室7mを形成
し、内管用管板5bと蓋6bとの間に、第1並列群G1
中の複数の内部流路iに対する第2流体ヘッダ室8b
と、第2並列群G2中の複数の内部流路iに対する第2
流体ヘッダ室8dとを区画して形成するから、実質的に
は二つの熱交換器を、第1流体Aの経路については直列
接続し、かつ、第2流体Bの経路については互いに独立
の2経路を設けるように接続した形態としながらも、前
記した請求項1記載の発明と同様に、従来構造に比べ装
置構造を簡単にすることができて、装置コストを低減し
得るとともに、装置を小型化し得る。
【0039】そして、他端側の群間渡り用のヘッダ室7
mで第1流体Aの流動向きを反転させ、かつ、第2流体
Bについては、並列配置した第1及び第2並列群G1,
G2により独立の2経路を形成する構造を採るから、二
つの熱交換器を一列状に配置して、第1流体経路のみを
直列接続する構造を採るに比べ、装置のコンパクト化、
省スペース化を効果的に達成できる。
【0040】また、清掃や点検・補修、並びに、第1及
び第2流体A,Bの分配の均一化についても、請求項1
記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0041】〔請求項6記載の発明〕請求項6記載の発
明では(図9参照)、前記した請求項3記載の発明と同
様、平行に配置した二つの二重管並列群である第1並列
群G1と第2並列群G2とを、第1及び第2流体A,B
の各経路について直列に接続した形態で、一つの熱交換
器として使用する。
【0042】すなわち、群間渡り用の他端側の第1流体
ヘッダ室7mにより、第1並列群G1中の複数の管間流
路oと第2並列群G2中の複数の管間流路oとを直列に
連通させ、また、この群間渡り用の他端側の第1流体ヘ
ッダ室7mの内部での内管用渡り管15による個別接続
により、第1並列群G1中の複数の内部流路iと第2並
列群G2中の複数の内部流路iとを直列に連通させる。
【0043】そして、この他端側での第1並列群G1と
第2並列群G2との直列接続に対し、一端側において、
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7bとのいずれか
一方を、直列接続した第1並列群G1と第2並列群G2
との複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッダ
室とし、かつ、他方を、直列接続した第1並列群G1と
第2並列群G2との複数の管間流路oに対する第1流体
集合用のヘッダ室とする。
【0044】また、第1並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8aと、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bとのいずれか一方を、直列接続した第1並列群G
1と第2並列群G2との複数の内部流路iに対する第2
流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続し
た第1並列群G1と第2並列群G2との複数の内部流路
iに対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0045】つまり、請求項6記載の発明によれば、第
1並列群G1中の内管2と第2並列群G2中の内管2と
は、第1及び第2並列群G1,G2の他端側において内
管用渡り管15により個別接続する構造を採るが、第1
及び第2並列群G1,G2の一端側において、外管用管
板4aと内管用管板5aとの間に、第1並列群G1中の
複数の管間流路oに対する第1流体ヘッダ室7aと、第
2並列群G2中の複数の管間流路oに対する第1流体ヘ
ッダ室7bとを区画して形成し、内管用管板5aと蓋6
aとの間に、第1並列群G1中の複数の内部流路iに対
する第2流体ヘッダ室8aと、第2並列群G2中の複数
の内部流路iに対する第2流体ヘッダ室8bとを区画し
て形成する点において、また、第1及び第2並列群G
1,G2の他端側において、外管用管板4bと蓋6bと
の間に、第1及び第2並列群G1,G2中の複数の管間
流路oに対する群間渡り用(すなわち、直列接続用)の
第1流体ヘッダ室7mを形成する点において、前記した
請求項1記載の発明と同様に、従来構造に比べ装置構造
を簡単にすることができ、これにより、装置コストを低
減し得るとともに、装置を小型化し得る。
【0046】そして、他端側の群間渡り用の第1流体ヘ
ッダ室7m、及び、内管用渡り管15で第1流体A及び
第2流体Bの流動向きを反転させる構造を採るから、前
記した請求項3記載の発明と同様、二つの熱交換器を一
列状に配置して直列接続する構造を採るに比べ、装置の
コンパクト化、省スペース化を効果的に達成することが
できる。
【0047】また、清掃や点検・補修、並びに、第1及
び第2流体A,Bの分配の均一化についても、請求項1
記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0048】〔請求項7記載の発明〕請求項7記載の発
明では(図10参照)、前記した請求項3及び6記載の
発明と同様、平行に配置した二つの二重管並列群である
第1並列群G1と第2並列群G2とを、第1及び第2流
体A,Bの各経路について直列に接続した形態で、一つ
の熱交換器として使用する。
【0049】すなわち、第1及び第2並列群G1,G2
の他端側において、外管用渡り管16による個別接続に
より、第1並列群G1中の複数の管間流路oと第2並列
群G2中の複数の管間流路oとを直列に連通させ、ま
た、内管用渡り管15による個別接続により、第1並列
群G1中の複数の内部流路iと第2並列群G2中の複数
の内部流路iとを直列に連通させる。
【0050】そして、この他端側での第1並列群G1と
第2並列群G2との直列接続に対し、一端側において、
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7bとのいずれか
一方を、直列接続した第1並列群G1と第2並列群G2
との複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッダ
室とし、かつ、他方を、直列接続した第1並列群G1と
第2並列群G2との複数の管間流路oに対する第1流体
集合用のヘッダ室とする。
【0051】また、第1並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8aと、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bとのいずれか一方を、直列接続した第1並列群G
1と第2並列群G2との複数の内部流路iに対する第2
流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続し
た第1並列群G1と第2並列群G2との複数の内部流路
iに対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0052】つまり、請求項7記載の発明によれば、第
1並列群G1中の外管1と第2並列群G2中の外管1と
は、第1及び第2並列群G1,G2の他端側において外
管用渡り管16により個別接続し、また、第1並列群G
1中の内管2と第2並列群G2中の内管2とは、第1及
び第2並列群G1,G2の他端側において内管用渡り管
15により個別接続する構造を採るが、第1及び第2並
列群G1,G2の一端側において、外管用管板4aと内
管用管板5aとの間に、第1並列群G1中の複数の管間
流路oに対する第1流体ヘッダ室7aと、第2並列群G
2中の複数の管間流路oに対する第1流体ヘッダ室7b
とを区画して形成し、また、内管用管板5aと蓋6aと
の間に、第1並列群G1中の複数の内部流路iに対する
第2流体ヘッダ室8aと、第2並列群G2中の複数の内
部流路iに対する第2流体ヘッダ室8bとを区画して形
成する点において、前記した請求項1記載の発明と同様
に、従来構造に比べ装置構造を簡単にすることができ、
これにより、装置コストを低減し得るとともに、装置を
小型化し得る。
【0053】そして、他端側の外管用渡り管16、及
び、内管用渡り管15で第1流体A及び第2流体Bの流
動向きを反転させる構造を採るから、前記した請求項3
及び6記載の発明と同様、二つの熱交換器を一列状に配
置して直列接続する構造を採るに比べ、装置のコンパク
ト化、省スペース化を効果的に達成できる。
【0054】また、清掃や点検・補修、並びに、第1及
び第2流体A,Bの分配の均一化についても、請求項1
記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0055】〔請求項8記載の発明〕請求項8記載の発
明では、管方向が横向きとなる装置姿勢において、各管
間流路oに冷凍回路における蒸発対象冷媒を流通させ、
かつ、各内部流路iに吸熱対象流体を流通させることに
より、蒸発対象冷媒を、吸熱対象流体からの吸熱によ
り、管間流路o中の流通過程で漸次的に蒸発させる。
【0056】そして、このように二重管式熱交換器を冷
凍回路の蒸発器として使用するにあたり、管間流路oの
下流側において、内管2を外管1の中心に対し下側に偏
芯させる構造(図12の(イ)参照)を採ることによ
り、管間流路oの上流側では、未蒸発の蒸発対象冷媒A
が多いことに対し、内管2の下側における内管2と外管
1との間の隙間を大きく確保して、内管2の下側にも未
蒸発の蒸発対象冷媒Aを充分に流通させるようにしなが
らも、管間流路oの下流側では、未蒸発の蒸発対象冷媒
Aが少ないことに対し、上記内管2の下方偏芯配置をも
って未蒸発の蒸発対象冷媒Aと内管2との接触面積を大
きく確保するようにし、これにより、未蒸発の蒸発対象
冷媒Aと内管2の内部を流通する吸熱対象流体Bとの熱
交換の効率を、管間流路o下流側についても高く確保す
る。
【0057】したがって、請求項8記載の発明によれ
ば、冷凍回路における蒸発器としての使用において、高
い蒸発器性能を得ることができる。
【0058】〔請求項9記載の発明〕請求項9記載の発
明では、上記した請求項8記載の発明を実施するにあた
り、管間流路oの下流側において、内管2を外管1の内
周面底部に接触させる構造(図12の(ロ)参照)を採
ることにより、未蒸発の蒸発対象冷媒Aが少ない管間流
路oの下流側では、上記の接触部を介しての内管2と外
管1との熱伝導により、未蒸発の蒸発対象冷媒Aを、内
管2からの吸熱とともに外管1からも吸熱させるように
して、伝熱面積を大きく確保する。
【0059】したがって、請求項9記載の発明によれ
ば、冷凍回路における蒸発器としての使用において、一
層高い蒸発器性能を得ることができる。
【0060】〔請求項10記載の発明〕請求項10記載
の発明では、管方向が横向きとなる装置姿勢において、
各管間流路oに冷凍回路における凝縮対象冷媒を流通さ
せ、かつ、各内部流路iに放熱対象流体を流通させるこ
とにより、凝縮対象冷媒を、放熱対象流体への放熱によ
り、管間流路o中の流通過程で漸次的に凝縮させる。
【0061】そして、このように二重管式熱交換器を冷
凍回路の凝縮器として使用するにあたり、管間流路oの
下流側において、内管2を外管1の中心に対し上側に偏
芯させる構造(図13の(イ)参照)を採ることによ
り、管間流路oの上流側では、未凝縮の凝縮対象冷媒A
が多いことに対し、内管2の上側における内管2と外管
1との間の隙間を大きく確保して、内管2の上側にも未
凝縮の凝縮対象冷媒Aを充分に流通させるようにしなが
らも、管間流路oの下流側では、未凝縮の凝縮対象冷媒
Aが少ないことに対し、上記内管2の上方偏芯配置をも
って未凝縮の凝縮対象冷媒Aと内管2との接触面積を大
きく確保するようにし、これにより、未凝縮の凝縮対象
冷媒Aと内管2の内部を流通する放熱対象流体Bとの熱
交換の効率を、管間流路o下流側についても高く確保す
る。
【0062】したがって、請求項10記載の発明によれ
ば、冷凍回路における凝縮器としての使用において、高
い凝縮器性能を得ることができる。
【0063】〔請求項11記載の発明〕請求項11記載
の発明では、上記した請求項10記載の発明を実施する
にあたり、管間流路oの下流側において、内管2を外管
1の内周面上部に接触させる構造(図13の(ロ)参
照)を採ることにより、未凝縮の凝縮対象冷媒Aが少な
い管間流路oの下流側では、上記の接触部を介しての内
管2と外管1との熱伝導により、未凝縮の凝縮対象冷媒
Aを、内管2への放熱とともに外管1へも放熱させるよ
うにして、伝熱面積を大きく確保する。
【0064】したがって、請求項11記載の発明によれ
ば、冷凍回路における凝縮器としての使用において、一
層高い凝縮器性能を得ることができる。
【0065】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1及び図2は第1実施形態の二重管
式熱交換器を示し、外管1の内部に伝熱用の内管2を配
置した二重管3の複数を並列に配置し、この二重管並列
群Gにおける二重管3の夫々において、外管1と内管2
との間の管間流路oに第1流体Aを流通させ、かつ、内
管2の内部流路iに、第1流体Aと熱交換させる第2流
体Bを流通させる。
【0066】二重管並列群Gの一端側においては、外管
1夫々の一端部を支持する一端側の外管用管板4aと、
外管1の一端よりも突出させた内管2夫々の一端部を支
持する一端側の内管用管板5aと、この一端側の内管用
管板5aよりも管方向の外側に配置する一端側の蓋6a
とを設けてある。
【0067】そして、一端側の外管用管板4aと一端側
の内管用管板5aとを連結することにより、これら一端
側における外管用管板4aと内管用管板5aとの間に、
二重管並列群G中の管間流路oの夫々に対する一端側の
第1流体ヘッダ室7aを形成し、また、一端側の内管用
管板5aと一端側の蓋6aとを連結することにより、こ
れら一端側における内管用管板5aと蓋6aとの間に、
二重管並列群G中の内部流路i(内管2の内部流路)の
夫々に対する一端側の第2流体ヘッダ室8aを形成する
構造としてある。
【0068】9aは、一端側の第1流体ヘッダ室7aに
対する第1流体入口・出口としての管路接続部、10a
は、一端側の第2流体ヘッダ室8aに対する第2流体入
口・出口としての管路接続部である。
【0069】一方、二重管並列群Gの他端側において
は、外管1夫々の他端部を支持する他端側の外管用管板
4bと、外管1の他端よりも突出させた内管2夫々の他
端部を支持する他端側の内管用管板5bと、この他端側
の内管用管板5bよりも管方向の外側に配置する他端側
の蓋6bとを設けてある。
【0070】そして、他端側の外管用管板4bと他端側
の内管用管板5bとを連結することにより、これら他端
側における外管用管板4bと内管用管板5bとの間に、
二重管並列群G中の管間流路oの夫々に対する他端側の
第1流体ヘッダ室7bを形成し、また、他端側の内管用
管板5bと他端側の蓋6bとを連結することにより、こ
れら他端側における内管用管板5bと蓋6bとの間に、
二重管並列群G中の内部流路iの夫々に対する他端側の
第2流体ヘッダ室8bを形成する構造としてある。
【0071】9bは、他端側の第1流体ヘッダ室7bに
対する第1流体入口・出口としての管路接続部、10b
は、他端側の第2流体ヘッダ室8bに対する第2流体入
口・出口としての管路接続部である。
【0072】11は二重管並列群Gを囲む筒胴であり、
この筒胴11の一端には前記の一端側の外管用管板4a
を、他端には前記の他端側の外管用管板4bを連結して
ある。また、図示しないが、筒胴11の内周面部(場合
によっては、二重管3どうしの間を含む筒胴11の内部
全体)には断熱材を設け、放熱損失を防止する。
【0073】この二重管式熱交換器では、使用形態とし
て、一端側の第1流体ヘッダ室7aと他端側の第1流体
ヘッダ室7bとのいずれか一方を、二重管並列群G中の
複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッダ室
(すなわち、第1流体供給側のヘッダ室)とし、かつ、
他方を二重管並列群G中の複数の管間流路oに対する第
1流体集合用のヘッダ室(すなわち、第1流体排出側の
ヘッダ室)とする。
【0074】また、一端側の第2流体ヘッダ室8aと他
端側の第2流体ヘッダ室8bとのいずれか一方を、二重
管並列群G中の複数の内部流路iに対する第2流体分配
用のヘッダ室(すなわち、第2流体供給側のヘッダ室)
とし、かつ、他方を二重管並列群G中の複数の内部流路
iに対する第2流体集合用のヘッダ室(すなわち、第2
流体排出側のヘッダ室)とする。
【0075】つまり、一端側の第1流体ヘッダ室7aを
第1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他端側の第2流
体ヘッダ室8bを第2流体分配用のヘッダ室とする使用
例の場合、第1流体Aは、図中に実線の矢印で示す如
く、一端側の管路接続部9aから一端側の第1流体ヘッ
ダ室7aに供給して、この一端側の第1流体ヘッダ室7
aから各管間流路oに分配する。そして、各管間流路o
を通過した熱交換済の第1流体Aは他端側の第1流体ヘ
ッダ室7bに集合させ、この集合させた熱交換済の第1
流体Aを他端側の管路接続部9bから器外へ送出する。
【0076】これに対し、第2流体Bは、図中に破線の
矢印で示す如く、他端側の管路接続部10bから他端側
の第2流体ヘッダ室8bに供給して、この他端側の第2
流体ヘッダ室8bから各内部流路iに分配する。そし
て、各内部流路iを通過した熱交換済の第2流体Bは一
端側の第2流体ヘッダ室8aに集合させ、この集合させ
た熱交換済の第2流体Bを一端側の管路接続部10aか
ら器外へ送出する。
【0077】各管間流路oや各内部流路iに対する清掃
や点検・補修は、一端側及び他端側の蓋6a,6bを取
り外して、各内管2の内部流路iを外部に臨ませた状態
で、また、一端側及び他端側の内管用管板5a,5bを
取り外して、各管間流路oを外部に臨ませた状態で実施
する。
【0078】なお、この二重管式熱交換器を管方向が横
向きとなる姿勢に配置した状態で、第1流体Aとして冷
凍回路における蒸発対象冷媒を各管間流路oに流通さ
せ、かつ、第2流体Bとして吸熱対象流体を各内部流路
iに流通させる蒸発器としての使用の場合、蒸発対象冷
媒Aの漸次的蒸発に伴い管間流路oの下流側ほど未蒸発
の蒸発対象冷媒Aが減少することに対応させて、各管間
流路oの上流側では、図11に示す如く、内管2を外管
1の中心部に位置させるのに対し、各管間流路oの下流
側に向かうほど、図12の(イ)に示す如く、内管2を
外管1の中心に対し下側に偏芯させる内管傾斜配置の偏
芯二重管構造を採用し、これにより、蒸発器性能の向上
を図るようにしてもよい。
【0079】また、この二重管式熱交換器を管方向が横
向きとなる姿勢に配置した状態で、第1流体Aとして冷
凍回路における凝縮対象冷媒を各管間流路oに流通さ
せ、かつ、第2流体Bとして放熱対象流体を各内部流路
iに流通させる凝縮器としての使用の場合、内管傾斜配
置の偏芯二重管構造を採用した上記の二重管式熱交換器
を上下反転させて使用する形態、すなわち、凝縮対象冷
媒Aの漸次的凝縮に伴い管間流路oの下流側ほど未凝縮
の凝縮対象冷媒Aが減少することに対応させて、各管間
流路oの上流側では、図11に示す如く、内管2を外管
1の中心部に位置させるのに対し、各管間流路oの下流
側に向かうほど、図13の(イ)に示す如く、内管2を
外管1の中心に対し上側に偏芯させる形態を採り、これ
により、凝縮器性能の向上を図るようにしてもよい。
【0080】さらにまた、上記の如き内管傾斜配置の偏
芯二重管構造を採用するにあたり、蒸発器としての使用
では、各管間流路oの下流側で、図12の(ロ)に示す
如く、内管2を最終的に外管1の内周面底部に接触させ
る構造、また、凝縮器としての使用では、各管間流路o
の下流側で、図13の(ロ)に示す如く、内管2を最終
的に外管1の内周面上部に接触させる構造とし、これに
より、未蒸発の蒸発対象冷媒や未凝縮の凝縮対象冷媒が
少なくなる各管間流路oの下流側では、上記の接触部を
介しての内管2と外管1との熱伝導により、内管2に加
えて外管1も伝熱面の構成材として機能させるようにし
てよい。
【0081】〔第2実施形態〕図3及び図4は第2実施
形態の二重管式熱交換器を示し、二重管3の複数を並列
に配置した二重管並列群として、第1並列群G1と第2
並列群G2とを平行に配置し、この配置構成において、
二つの二重管式熱交換器を一体化したものとしてある。
【0082】具体的には、第1及び第2並列群G1,G
2の一端側において、外管1夫々の一端部を支持する一
端側の外管用管板4aと、外管1の一端よりも突出させ
た内管2夫々の一端部を支持する一端側の内管用管板5
aと、この一端側の内管用管板5aよりも管方向の外側
に配置する一端側の蓋6aとを設けてある。
【0083】そして、一端側の外管用管板4aと一端側
の内管用管板5aとを連結することにより、管板4aな
いし5aに形成の内壁部12aを仕切りとして、これら
一端側における外管用管板4aと内管用管板5aの間
に、第1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列
群G2中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の一
端側の第1流体ヘッダ室7cとを区画形成し、また、一
端側の内管用管板5aと一端側の蓋6aとを連結するこ
とにより、管板5aないし蓋6aに形成の内壁部13a
を仕切りとして、これら一端側における内管用管板5a
と蓋6aとの間に、第1並列群G1中の内部流路iの夫
々に対する第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8
aと、第2並列群G2中の内部流路iの夫々に対する第
2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8cとを区画形
成する構造としてある。
【0084】9aは、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aに対する第1流体入口・出口としての管路
接続部、9cは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7cに対する第1流体入口・出口としての管路接続
部、10aは、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8aに対する第2流体入口・出口としての管路接続
部、10cは、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8cに対する第2流体入口・出口としての管路接続部
である。
【0085】一方、第1及び第2並列群G1,G2の他
端側においては、外管1夫々の他端部を支持する他端側
の外管用管板4bと、外管1の他端よりも突出させた内
管2夫々の他端部を支持する他端側の内管用管板5b
と、この他端側の内管用管板5bよりも管方向の外側に
配置する他端側の蓋6bとを設けてある。
【0086】そして、他端側の外管用管板4bと他端側
の内管用管板5bとを連結することにより、管板4bな
いし5bに形成の内壁部12bを仕切りとして、これら
他端側における外管用管板4bと内管用管板5bの間
に、第1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1
並列群用の他端側の第1流体ヘッダ室7bと、第2並列
群G2中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の他
端側の第1流体ヘッダ室7dとを区画形成し、また、他
端側の内管用管板5bと他端側の蓋6bとを連結するこ
とにより、管板5bないし蓋6bに形成の内壁部13b
を仕切りとして、これら他端側における内管用管板5b
と蓋6bとの間に、第1並列群G1中の内部流路iの夫
々に対する第1並列群用の他端側の第2流体ヘッダ室8
bと、第2並列群G2中の内部流路iの夫々に対する第
2並列群用の他端側の第2流体ヘッダ室8dとを区画形
成する構造としてある。
【0087】9bは、第1並列群用の他端側の第1流体
ヘッダ室7bに対する第1流体入口・出口としての管路
接続部、9dは、第2並列群用の他端側の第1流体ヘッ
ダ室7dに対する第1流体入口・出口としての管路接続
部、10bは、第1並列群用の他端側の第2流体ヘッダ
室8bに対する第2流体入口・出口としての管路接続
部、10dは、第2並列群用の他端側の第2流体ヘッダ
室8dに対する第2流体入口・出口としての管路接続部
である。
【0088】11は第1及び第2並列群G1,G2を囲
む筒胴であり、前述の第1実施形態のものと同様、この
筒胴11の一端には前記の一端側の外管用管板4aを、
他端には前記の他端側の外管用管板4bを連結してあ
る。また、この筒胴11の内部は、内壁部14により、
第1並列群G1を内装する部分と第2並列群G2を内装
する部分とに区画し、これら区画部分の夫々において、
筒胴11の内周面部及び内壁部14の壁面部(場合によ
っては、二重管3どうしの間を含む各区画部分の内部全
体)には断熱材(図示せず)を設け、これにより、器外
への放熱損失とともに、第1並列群G1と第2並列群G
2との間での熱移動による放熱損失を防止する。
【0089】この二重管式熱交換器では、使用形態とし
て、第1並列群G1については、第1並列群用の一端側
の第1流体ヘッダ室7aと、第1並列群用の他端側の第
1流体ヘッダ室7bとのいずれか一方を、第1並列群G
1中の複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッ
ダ室とし、かつ、他方を第1並列群G1中の複数の管間
流路oに対する第1流体集合用のヘッダ室とし、これに
対し、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8a
と、第1並列群用の他端側の第2流体ヘッダ室8bとの
いずれか一方を、第1並列群G1中の複数の内部流路i
に対する第2流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を
第1並列群G1中の複数の内部流路iに対する第2流体
集合用のヘッダ室とする。
【0090】また、これと同様に第2並列群G2につい
ては、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7c
と、第2並列群用の他端側の第1流体ヘッダ室7dとの
いずれか一方を、第2並列群G2中の複数の管間流路o
に対する第1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を
第2並列群G2中の複数の管間流路oに対する第1流体
集合用のヘッダ室とし、これに対し、第2並列群用の一
端側の第2流体ヘッダ室8cと、第2並列群用の他端側
の第2流体ヘッダ室8dとのいずれか一方を、第2並列
群G2中の複数の内部流路iに対する第2流体分配用の
ヘッダ室とし、かつ、他方を第2並列群G2中の複数の
内部流路iに対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0091】つまり、第1並列群G1側の熱交換器につ
いては、一端側の第1流体ヘッダ室7aを第1流体分配
用のヘッダ室とし、かつ、他端側の第2流体ヘッダ室8
bを第2流体分配用のヘッダ室とする使用例の場合、第
1流体A(A1)は、図中に実線の矢印で示す如く、一
端側の管路接続部9aから一端側の第1流体ヘッダ室7
aに供給して、この一端側の第1流体ヘッダ室7aから
第1並列群G1の各管間流路oに分配する。そして、第
1並列群G1の各管間流路oを通過した熱交換済の第1
流体A(A1)は、他端側の第1流体ヘッダ室7bに集
合させ、この集合させた熱交換済の第1流体A(A1)
を他端側の管路接続部9bから器外へ送出する。
【0092】これに対し、第2流体B(B1)は、図中
に破線の矢印で示す如く、他端側の管路接続部10bか
ら他端側の第2流体ヘッダ室8bに供給して、この他端
側の第2流体ヘッダ室8bから第1並列群G1の各内部
流路iに分配する。そして、第1並列群G1の各内部流
路iを通過した熱交換済の第2流体B(B1)は、一端
側の第2流体ヘッダ室8aに集合させ、この集合させた
熱交換済の第2流体B(B1)を一端側の管路接続部1
0aから器外へ送出する。
【0093】一方、第2並列群G2側の熱交換器につい
ては、他端側の第1流体ヘッダ室7dを第1流体分配用
のヘッダ室とし、かつ、一端側の第2流体ヘッダ室8c
を第2流体分配用のヘッダ室とする使用例の場合、第1
流体A(A2)は、図中に実線の矢印で示す如く、他端
側の管路接続部9dから他端側の第1流体ヘッダ室7d
に供給して、この他端側の第1流体ヘッダ室7dから第
2並列群G2の各管間流路oに分配する。そして、第2
並列群G2の各管間流路oを通過した熱交換済の第1流
体A(A2)は、一端側の第1流体ヘッダ室7cに集合
させ、この集合させた熱交換済の第1流体A(A2)を
他端側の管路接続部9cから器外へ送出する。
【0094】これに対し、第2流体B(B2)は、図中
に破線の矢印で示す如く、一端側の管路接続部10cか
ら一端側の第2流体ヘッダ室8cに供給して、この一端
側の第2流体ヘッダ室8cから第2並列群G2の各内部
流路iに分配する。そして、第2並列群G2の各内部流
路iを通過した熱交換済の第2流体B(B2)は、他端
側の第2流体ヘッダ室8dに集合させ、この集合させた
熱交換済の第2流体B(B2)を他端側の管路接続部1
0dから器外へ送出する。
【0095】なお、第1並列群G1の管間流路oに流通
させる第1流体A1と、第2並列群G2の管間流路oに
流通させる第1流体A2とは、互いに別種のもの、ある
いは、同種のもの、いずれであってもよい。また、第1
並列群G1の内部流路iに流通させる第2流体B1と、
第2並列群G2の内部流路iに流通させる第2流体B2
も、互いに別種のもの、あるいは、同種のもの、いずれ
であってもよい。
【0096】第1及び第2並列群G1,G2の各管間流
路oや各内部流路iに対する清掃や点検・補修は、前述
の第1実施形態のものと同様、一端側及び他端側の蓋6
a,6bを取り外して、第1及び第2並列群G1,G2
における各内管2の内部流路iを外部に臨ませた状態
で、また、一端側及び他端側の内管用管板5a,5bを
取り外して、第1及び第2並列群G1,G2における各
管間流路oを外部に臨ませた状態で実施する。
【0097】第1並列群G1側の熱交換器、及び、第2
並列群G2側の熱交換器の各々について、管方向が横向
きとなる装置姿勢で、第1流体Aとして冷凍回路におけ
る蒸発対象冷媒を各管間流路oに流通させ、かつ、第2
流体Bとして吸熱対象流体を各内部流路iに流通させる
蒸発器としての使用の場合、前述の第1実施形態の場合
と同様、各管間流路oの上流側では、図11に示す如
く、内管2を外管1の中心部に位置させるのに対し、各
管間流路oの下流側に向かうほど、図12の(イ)に示
す如く、内管2を外管1の中心に対し下側に偏芯させる
内管傾斜配置の偏芯二重管構造を採用してもよく、さら
に、この内管傾斜配置の偏芯二重管構造を採用するにあ
たり、各管間流路oの下流側において、図12の(ロ)
に示す如く、内管2を最終的に外管1の内周面底部に接
触させる構造を採用してもよい。
【0098】また、第1並列群G1側の熱交換器、及
び、第2並列群G2側の熱交換器の各々について、管方
向が横向きとなる装置姿勢で、第1流体Aとして冷凍回
路における凝縮対象冷媒を各管間流路oに流通させ、か
つ、第2流体Bとして放熱対象流体を各内部流路iに流
通させる凝縮器としての使用の場合、これも前述の第1
実施形態の場合と同様、各管間流路oの上流側では、図
11に示す如く、内管2を外管1の中心部に位置させる
のに対し、各管間流路oの下流側に向かうほど、図13
の(イ)に示す如く、内管2を外管1の中心に対し上側
に偏芯させる内管傾斜配置の偏芯二重管構造を採用して
もよく、さらに、この内管傾斜配置の偏芯二重管構造を
採用するにあたり、各管間流路oの下流側において、図
13の(ロ)に示す如く、内管2を最終的に外管1の内
周面上部に接触させる構造を採用してもよい。
【0099】〔第3実施形態〕図5は第3実施形態の二
重管式熱交換器を示し、二重管3の複数を並列に配置し
た二重管並列群として、第1並列群G1と第2並列群G
2とを平行に配置し、この配置構成において、実質的に
二つの二重管式熱交換器を直列に接続したものとしてあ
る。
【0100】具体的には、第1及び第2並列群G1,G
2の一端側において、外管1夫々の一端部を支持する一
端側の外管用管板4aと、外管1の一端よりも突出させ
た内管2夫々の一端部を支持する一端側の内管用管板5
aと、この一端側の内管用管板5aよりも管方向の外側
に配置する一端側の蓋6aとを設けてある。
【0101】そして、一端側の外管用管板4aと一端側
の内管用管板5aとを連結することにより、管板4aな
いし5aに形成の内壁部12aを仕切りとして、これら
一端側における外管用管板4aと内管用管板5aの間
に、第1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列
群G2中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の一
端側の第1流体ヘッダ室7bとを区画形成し、また、一
端側の内管用管板5aと一端側の蓋6aとを連結するこ
とにより、管板5aないし蓋6aに形成の内壁部13a
を仕切りとして、これら一端側における内管用管板5a
と蓋6aとの間に、第1並列群G1中の内部流路iの夫
々に対する第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8
aと、第2並列群G2中の内部流路iの夫々に対する第
2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bとを区画形
成する構造としてある。
【0102】9aは、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aに対する第1流体入口・出口としての管路
接続部、9bは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7bに対する第1流体入口・出口としての管路接続
部、10aは、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8aに対する第2流体入口・出口としての管路接続
部、10bは、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bに対する第2流体入口・出口としての管路接続部
である。
【0103】一方、第1及び第2並列群G1,G2の他
端側においては、外管1夫々の他端部を支持する他端側
の外管用管板4bと、外管1の他端よりも突出させた内
管2夫々の他端部を支持する他端側の内管用管板5b
と、この他端側の内管用管板5bよりも管方向の外側に
配置する他端側の蓋6bとを設けてある。
【0104】そして、他端側の外管用管板4bと他端側
の内管用管板5bとを連結することにより、これら他端
側における外管用管板4bと内管用管板5bの間に、第
1及び第2並列群G1,G2中の管間流路oの夫々に対
する群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mを形成
し、また、他端側の内管用管板5bと他端側の蓋6bと
を連結することにより、これら他端側における内管用管
板5bと蓋6bとの間に、第1及び第2並列群G1,G
2中の内部流路iの夫々に対する群間渡り用の他端側の
第2流体ヘッダ室8mを形成する構造としてある。
【0105】すなわち、第1及び第2並列群G1,G2
の他端側においては、上記群間渡り用の第1流体ヘッダ
室7mにより、第1並列群G1中の複数の管間流路oと
第2並列群G2中の複数の管間流路oとを直列に連通さ
せ、また、上記群間渡り用の第2流体ヘッダ室8mによ
り、第1並列群G1中の複数の内部流路oと第2並列群
G2中の複数の内部流路oとを直列に連通させるように
してある。
【0106】11は第1及び第2並列群G1,G2を囲
む筒胴であり、前述の第2実施形態のものと同様、この
筒胴11の一端には前記の一端側の外管用管板4aを、
他端には前記の他端側の外管用管板4bを連結してあ
る。また、この筒胴11の内部は、内壁部14により、
第1並列群G1を内装する部分と第2並列群G2を内装
する部分とに区画し、これら区画部分の夫々において、
筒胴11の内周面部及び内壁部14の壁面部(場合によ
っては、二重管3どうしの間を含む各区画部分の内部全
体)には断熱材(図示せず)を設ける。
【0107】なお、この第3実施形態における二重管式
熱交換器の横断面構造は前述の図4に示す構造に等し
い。
【0108】この二重管式熱交換器では、使用形態とし
て、他端側での第1並列群G1と第2並列群G2との直
列接続に対し、一端側において、第1並列群用の一端側
の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列群用の一端側の第
1流体ヘッダ室7bとのいずれか一方を、直列接続した
第1並列群G1と第2並列群G2との複数の管間流路o
に対する第1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方
を、直列接続した第1並列群G1と第2並列群G2との
複数の管間流路oに対する第1流体集合用のヘッダ室と
する。
【0109】また、第1並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8aと、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bとのいずれか一方を、直列接続した第1並列群G
1と第2並列群G2との複数の内部流路iに対する第2
流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続し
た第1並列群G1と第2並列群G2との複数の内部流路
iに対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0110】つまり、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aを第1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、
第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bを第2流
体分配用のヘッダ室とする使用例の場合、第1流体A
は、図中に実線の矢印で示す如く、管路接続部9aから
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aに供給し
て、この第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7a
から第1並列群G1の各管間流路oに分配し、第1並列
群G1の各管間流路oを通過した第1流体Aは、群間渡
り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mに集合させるとと
もに、この群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7m
から第2並列群G2の各管間流路oに再分配する。そし
て、第2並列群G2の各管間流路oを通過した熱交換済
の第1流体Aは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7bに集合させ、この集合させた熱交換済の第1流
体Aを管路接続部9bから器外へ送出する。
【0111】これに対し、第2流体Bは、図中に破線の
矢印で示す如く、管路接続部10bから第2並列群用の
一端側の第2流体ヘッダ室8bに供給して、この第2並
列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bから第2並列群
G2の各内部流路iに分配し、第2並列群G2の各内部
流路iを通過した第2流体Bは、群間渡り用の他端側の
第2流体ヘッダ室8mに集合させるとともに、この群間
渡り用の他端側の第2流体ヘッダ室8mから第1並列群
G1の各内部流路iに再分配する。そして、第1並列群
G1の各内部流路iを通過した熱交換済の第2流体B
は、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8aに集
合させ、この集合させた熱交換済の第2流体Bを管路接
続部10aから器外へ送出する。
【0112】第1及び第2並列群G1,G2の各管間流
路oや各内部流路iに対する清掃や点検・補修は、前述
の第2実施形態のものと同様、一端側及び他端側の蓋6
a,6bを取り外して、第1及び第2並列群G1,G2
における各内管2の内部流路iを外部に臨ませた状態
で、また、一端側及び他端側の内管用管板5a,5bを
取り外して、第1及び第2並列群G1,G2における各
管間流路oを外部に臨ませた状態で実施する。
【0113】なお、管方向が横向きとなる装置姿勢で、
第1流体Aとして冷凍回路における蒸発対象冷媒を各管
間流路oに流通させ、かつ、第2流体Bとして吸熱対象
流体を各内部流路iに流通させる蒸発器としての使用の
場合、蒸発対象冷媒Aの漸次的蒸発に伴い管間流路oの
下流側ほど未蒸発の蒸発対象冷媒Aが減少することに対
応させて、第1並列群G1と第2並列群G2とのうち、
第1流体流通の上流側に位置する並列群では、図11に
示す如く、内管2を外管1の中心部に位置させるのに対
し、第1流体流通の下流側に位置する並列群では、図1
2の(イ)に示すように、内管2を外管1の全長におい
て外管1の中心に対し下側に偏芯させる偏芯二重管構造
を採用し、これにより、蒸発器性能の向上を図るように
してもよい。
【0114】また、管方向が横向きとなる装置姿勢で、
第1流体Aとして冷凍回路における凝縮対象冷媒を各管
間流路oに流通させ、かつ、第2流体Bとして放熱対象
流体を各内部流路iに流通させる凝縮器としての使用の
場合、凝縮対象冷媒Aの漸次的凝縮に伴い管間流路oの
下流側ほど未凝縮の凝縮対象冷媒Aが減少することに対
応させて、第1並列群G1と第2並列群G2とのうち、
第1流体流通の上流側に位置する並列群では、図11に
示す如く、内管2を外管1の中心部に位置させるのに対
し、第1流体流通の下流側に位置する並列群では、図1
3の(イ)に示すように、内管2を外管1の全長にわた
らせて外管1の中心に対し上側に偏芯させる偏芯二重管
構造を採用し、これにより、凝縮器性能の向上を図るよ
うにしてもよい。
【0115】さらにまた、このような偏芯二重管構造を
採用するにあたり、蒸発器としての使用では、第1流体
流通の下流側に位置する並列群において、図12の
(ロ)に示す如く、内管2を外管1の全長にわたらせて
外管1の内周面底部に接触させる構造、また、凝縮器と
しての使用では、第1流体流通の下流側に位置する並列
群において、図13の(ロ)に示す如く、内管2を外管
1の全長にわたらせて外管1の内周面上部に接触させる
構造とし、これにより、未蒸発の蒸発対象冷媒や未凝縮
の凝縮対象冷媒が少なくなる下流側の並列群では、上記
の接触部を介しての内管2と外管1との熱伝導により、
内管2に加えて外管1も伝熱面の構成材として機能させ
るようにしてよい。
【0116】〔第4実施形態〕図6は第4実施形態の二
重管式熱交換器を示し、二重管3の複数を並列に配置し
た二重管並列群として、第1並列群G1と第2並列群G
2とを平行に配置し、この配置構成において、第1並列
群G1と第2並列群G2とを、第1及び第2流体A,B
の各経路について直列に接続し、また、この直列接続に
あたり、第1流体経路についての直列接続箇所と第2流
体経路についての直列接続箇所とを一端側と他端側とに
振り分けた形態で、一つの熱交換器として使用するもの
としてある。
【0117】具体的には、第1及び第2並列群G1,G
2の一端側において、外管1夫々の一端部を支持する一
端側の外管用管板4aと、外管1の一端よりも突出させ
た内管2夫々の一端部を支持する一端側の内管用管板5
aと、この一端側の内管用管板5aよりも管方向の外側
に配置する一端側の蓋6aとを設けてある。
【0118】そして、一端側の外管用管板4aと一端側
の内管用管板5aとを連結することにより、管板4aな
いし5aに形成の内壁部12aを仕切りとして、これら
一端側における外管用管板4aと内管用管板5aの間
に、第1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列
群G2中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の一
端側の第1流体ヘッダ室7bとを区画形成し、また、一
端側の内管用管板5aと一端側の蓋6aとを連結するこ
とにより、これら一端側における内管用管板5aと蓋6
aとの間に、第1及び第2並列群G1,G2中の内部流
路iの夫々に対する群間渡り用の一端側の第2流体ヘッ
ダ室8mを形成する構造としてある。
【0119】9aは、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aに対する第1流体入口・出口としての管路
接続部、9bは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7bに対する第1流体入口・出口としての管路接続
部である。
【0120】一方、第1及び第2並列群G1,G2の他
端側においては、外管1夫々の他端部を支持する他端側
の外管用管板4bと、外管1の他端よりも突出させた内
管2夫々の他端部を支持する他端側の内管用管板5b
と、この他端側の内管用管板5bよりも管方向の外側に
配置する他端側の蓋6bとを設けてある。
【0121】そして、他端側の外管用管板4bと他端側
の内管用管板5bとを連結することにより、これら他端
側における外管用管板4bと内管用管板5bの間に、第
1及び第2並列群G1,G2中の管間流路oの夫々に対
する群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mを形成
し、また、他端側の内管用管板5bと他端側の蓋6bと
を連結することにより、管板5bないし蓋6bに形成の
内壁部13aを仕切りとして、これら他端側における内
管用管板5bと蓋6bとの間に、第1並列群G1中の内
部流路iの夫々に対する第1並列群用の他端側の第2流
体ヘッダ室8aと、第2並列群G2中の内部流路iの夫
々に対する第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8
bとを区画形成する構造としてある。
【0122】10aは、第1並列群用の他端側の第2流
体ヘッダ室8aに対する第2流体入口・出口としての管
路接続部、10bは、第2並列群用の他端側の第2流体
ヘッダ室8bに対する第2流体入口・出口としての管路
接続部である。
【0123】すなわち、第1及び第2並列群G1,G2
の他端側においては、上記群間渡り用の第1流体ヘッダ
室7mにより、第1並列群G1中の複数の管間流路oと
第2並列群G2中の複数の管間流路oとを直列に連通さ
せ、また、第1及び第2並列群G1,G2の一端側にお
いては、上記群間渡り用の第2流体ヘッダ室8mによ
り、第1並列群G1中の複数の内部流路oと第2並列群
G2中の複数の内部流路oとを直列に連通させるように
してある。
【0124】11は第1及び第2並列群G1,G2を囲
む筒胴であり、前述の第2及び第3実施形態のものと同
様、この筒胴11の一端には前記の一端側の外管用管板
4aを、他端には前記の他端側の外管用管板4bを連結
してある。また、この筒胴11の内部は、内壁部14に
より、第1並列群G1を内装する部分と第2並列群G2
を内装する部分とに区画し、これら区画部分の夫々にお
いて、筒胴11の内周面部及び内壁部14の壁面部(場
合によっては、二重管3どうしの間を含む各区画部分の
内部全体)には断熱材(図示せず)を設ける。
【0125】なお、この第4実施形態における二重管式
熱交換器の横断面構造は前述の図4に示す構造に等し
い。
【0126】この二重管式熱交換器では、使用形態とし
て、他端側での管間流路oについての第1並列群G1と
第2並列群G2との直列接続に対し、一端側において、
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7bとのいずれか
一方を、直列接続した第1並列群G1と第2並列群G2
との複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッダ
室とし、かつ、他方を、直列接続した第1並列群G1と
第2並列群G2との複数の管間流路oに対する第1流体
集合用のヘッダ室とする。
【0127】また、一端側での内部流路iについての第
1並列群G1と第2並列群G2との直列接続に対し、他
端側において、第1並列群用の他端側の第2流体ヘッダ
室8aと、第2並列群用の他端側の第2流体ヘッダ室8
bとのいずれか一方を、直列接続した第1並列群G1と
第2並列群G2との複数の内部流路iに対する第2流体
分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続した第
1並列群G1と第2並列群G2との複数の内部流路iに
対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0128】つまり、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aを第1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、
第1並列群用の他端側の第2流体ヘッダ室8aを第2流
体分配用のヘッダ室とする使用例の場合、第1流体A
は、図中に実線の矢印で示す如く、管路接続部9aから
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aに供給し
て、この第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7a
から第1並列群G1の各管間流路oに分配し、第1並列
群G1の各管間流路oを通過した第1流体Aは、群間渡
り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mに集合させるとと
もに、この群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7m
から第2並列群G2の各管間流路oに再分配する。そし
て、第2並列群G2の各管間流路oを通過した熱交換済
の第1流体Aは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7bに集合させ、この集合させた熱交換済の第1流
体Aを管路接続部9bから器外へ送出する。
【0129】これに対し、第2流体Bは、図中に破線の
矢印で示す如く、管路接続部10aから第1並列群用の
他端側の第2流体ヘッダ室8aに供給して、この第1並
列群用の他端側の第2流体ヘッダ室8aから第1並列群
G1の各内部流路iに分配し、第1並列群G1の各内部
流路iを通過した第2流体Bは、群間渡り用の一端側の
第2流体ヘッダ室8mに集合させるとともに、この群間
渡り用の一端側の第2流体ヘッダ室8mから第2並列群
G2の各内部流路iに再分配する。そして、第2並列群
G2の各内部流路iを通過した熱交換済の第2流体B
は、第2並列群用の他端側の第2流体ヘッダ室8bに集
合させ、この集合させた熱交換済の第2流体Bを管路接
続部10bから器外へ送出する。
【0130】第1及び第2並列群G1,G2の各管間流
路oや各内部流路iに対する清掃や点検・補修は、前述
の第2及び第3実施形態のものと同様、一端側及び他端
側の蓋6a,6bを取り外して、第1及び第2並列群G
1,G2における各内管2の内部流路iを外部に臨ませ
た状態で、また、一端側及び他端側の内管用管板5a,
5bを取り外して、第1及び第2並列群G1,G2にお
ける各管間流路oを外部に臨ませた状態で実施する。
【0131】管方向が横向きとなる装置姿勢で、第1流
体Aとして冷凍回路における蒸発対象冷媒を各管間流路
oに流通させ、かつ、第2流体Bとして吸熱対象流体を
各内部流路iに流通させる蒸発器としての使用の場合、
前述の第3実施形態のものと同様、第1並列群G1と第
2並列群G2とのうち、第1流体流通の上流側に位置す
る並列群では、図11に示すように、内管2を外管1の
中心部に位置させるのに対し、第1流体流通の下流側に
位置する並列群では、図12の(イ)に示す如く、内管
2を外管1の全長において外管1の中心に対し下側に偏
芯させる偏芯二重管構造を採用してもよく、さらに、こ
の偏芯二重管構造を採用するにあたり、第1流体流通の
下流側に位置する並列群において、図12の(ロ)に示
すように、内管2を外管1の全長にわたらせて外管1の
内周面底部に接触させる構造を採用してもよい。
【0132】また、管方向が横向きとなる装置姿勢で、
第1流体Aとして冷凍回路における凝縮対象冷媒を各管
間流路oに流通させ、かつ、第2流体Bとして放熱対象
流体を各内部流路iに流通させる凝縮器としての使用の
場合、これも前述の第3実施形態のものと同様、第1並
列群G1と第2並列群G2とのうち、第1流体流通の上
流側に位置する並列群では、図11に示すように、内管
2を外管1の中心部に位置させるのに対し、第1流体流
通の下流側に位置する並列群では、図13の(イ)に示
すように、内管2を外管1の全長において外管1の中心
に対し上側に偏芯させる偏芯二重管構造を採用してもよ
く、さらに、この偏芯二重管構造を採用するにあたり、
第1流体流通の下流側に位置する並列群において、図1
3の(ロ)に示すように、内管2を外管1の全長にわた
らせて外管1の内周面上部に接触させる構造を採用して
もよい。
【0133】〔第5実施形態〕図7は第5実施形態の二
重管式熱交換器を示し、二重管3の複数を並列に配置し
た二重管並列群として、第1並列群G1と第2並列群G
2とを平行に配置し、この配置構成において、第1並列
群G1と第2並列群G2とを、第1流体Aの経路につい
ては直列に接続し、かつ、第2流体Bの経路については
互いに独立の2経路を形成した熱交換器として使用す
る。
【0134】具体的には、第1及び第2並列群G1,G
2の一端側において、外管1夫々の一端部を支持する一
端側の外管用管板4aと、外管1の一端よりも突出させ
た内管2夫々の一端部を支持する一端側の内管用管板5
aと、この一端側の内管用管板5aよりも管方向の外側
に配置する一端側の蓋6aとを設けてある。
【0135】そして、一端側の外管用管板4aと一端側
の内管用管板5aとを連結することにより、管板4aな
いし5aに形成の内壁部12aを仕切りとして、これら
一端側における外管用管板4aと内管用管板5aの間
に、第1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列
群G2中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の一
端側の第1流体ヘッダ室7bとを区画形成し、また、一
端側の内管用管板5aと一端側の蓋6aとを連結するこ
とにより、管板5aないし蓋6aに形成の内壁部13a
を仕切りとして、これら一端側における内管用管板5a
と蓋6aとの間に、第1並列群G1中の内部流路iの夫
々に対する第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8
aと、第2並列群G2中の内部流路iの夫々に対する第
2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8cとを区画形
成する構造としてある。
【0136】9aは、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aに対する第1流体入口・出口としての管路
接続部、9bは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7bに対する第1流体入口・出口としての管路接続
部、10aは、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8aに対する第2流体入口・出口としての管路接続
部、10cは、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8cに対する第2流体入口・出口としての管路接続部
である。
【0137】一方、第1及び第2並列群G1,G2の他
端側においては、外管1夫々の他端部を支持する他端側
の外管用管板4bと、外管1の他端よりも突出させた内
管2夫々の他端部を支持する他端側の内管用管板5b
と、この他端側の内管用管板5bよりも管方向の外側に
配置する他端側の蓋6bとを設けてある。
【0138】そして、他端側の外管用管板4bと他端側
の内管用管板5bとを連結することにより、これら他端
側における外管用管板4bと内管用管板5bの間に、第
1及び第2並列群G1,G2中の管間流路oの夫々に対
する群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mを形成
し、また、他端側の内管用管板5bと他端側の蓋6bと
を連結することにより、管板5bないし蓋6bに形成の
内壁部13bを仕切りとして、これら他端側における内
管用管板5bと蓋6bとの間に、第1並列群G1中の内
部流路iの夫々に対する第1並列群用の他端側の第2流
体ヘッダ室8bと、第2並列群G2中の内部流路iの夫
々に対する第2並列群用の他端側の第2流体ヘッダ室8
dとを区画形成する構造としてある。
【0139】10bは、第1並列群用の他端側の第2流
体ヘッダ室8bに対する第2流体入口・出口としての管
路接続部、10dは、第2並列群用の他端側の第2流体
ヘッダ室8dに対する第2流体入口・出口としての管路
接続部である。
【0140】すなわち、管間流路oについては、第1及
び第2並列群G1,G2の他端側においては、上記群間
渡り用の第1流体ヘッダ室7mにより、第1並列群G1
中の複数の管間流路oと第2並列群G2中の複数の管間
流路oとを直列に連通させるようにしてある。
【0141】11は第1及び第2並列群G1,G2を囲
む筒胴であり、前述の第2〜第4実施形態のものと同
様、この筒胴11の一端には前記の一端側の外管用管板
4aを、他端には前記の他端側の外管用管板4bを連結
してある。また、この筒胴11の内部は、内壁部14に
より、第1並列群G1を内装する部分と第2並列群G2
を内装する部分とに区画し、これら区画部分の夫々にお
いて、筒胴11の内周面部及び内壁部14の壁面部(場
合によっては、二重管3どうしの間を含む各区画部分の
内部全体)には断熱材(図示せず)を設ける。
【0142】なお、この第5実施形態における二重管式
熱交換器の横断面構造は前述の図4に示す構造に等し
い。
【0143】この二重管式熱交換器では、使用形態とし
て、他端側での管間流路oについての第1並列群G1と
第2並列群G2との直列接続に対し、一端側において、
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7bとのいずれか
一方を、直列接続した第1並列群G1と第2並列群G2
との複数の管間流路oに対する第1流体分配用のヘッダ
室とし、かつ、他方を、直列接続した第1並列群G1と
第2並列群G2との複数の管間流路oに対する第1流体
集合用のヘッダ室とする。
【0144】そして、内部流路iについては、第1並列
群用の一端側の第2流体ヘッダ室8aと、第1並列群用
の他端側の第2流体ヘッダ室8bとのいずれか一方を、
第1並列群G1の複数の内部流路iに対する第2流体分
配用のヘッダ室とし、かつ、他方を第1並列群G1の複
数の内部流路iに対する第2流体集合用のヘッダ室とす
る。
【0145】また、第2並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8cと、第2並列群用の他端側の第2流体ヘッダ
室8dとのいずれか一方を、第2並列群G2の複数の内
部流路iに対する第2流体分配用のヘッダ室とし、か
つ、他方を第2並列群G2の複数の内部流路iに対する
第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0146】つまり、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aを第1流体分配用のヘッダ室とするととも
に、第1並列群G1の内部流路iについては、第1並列
群用の他端側の第2流体ヘッダ室8bを第2流体分配用
のヘッダ室とし、また、第2並列群G2の内部流路iに
ついては、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8
cを第2流体分配用のヘッダ室とする使用例の場合、第
1流体Aは、図中に実線の矢印で示す如く、管路接続部
9aから第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7a
に供給して、この第1並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7aから第1並列群G1の各管間流路oに分配し、
第1並列群G1の各管間流路oを通過した第1流体A
は、群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mに集合
させるとともに、この群間渡り用の他端側の第1流体ヘ
ッダ室7mから第2並列群G2の各管間流路oに再分配
する。そして、第2並列群G2の各管間流路oを通過し
た熱交換済の第1流体Aは、第2並列群用の一端側の第
1流体ヘッダ室7bに集合させて、この集合させた熱交
換済の第1流体Aを管路接続部9bから器外へ送出す
る。
【0147】これに対し、第1並列群G1に対する第2
流体B(B1)は、図中に破線の矢印で示す如く、管路
接続部10bから第1並列群用の他端側の第2流体ヘッ
ダ室8bに供給して、この第1並列群用の他端側の第2
流体ヘッダ室8bから第1並列群G1の各内部流路iに
分配する。そして、第1並列群G1の各内部流路iを通
過した熱交換済の第2流体B(B1)は、第1並列群用
の一端側の第2流体ヘッダ室8aに集合させ、この集合
させた熱交換済の第2流体B(B1)を一端側の管路接
続部10aから器外へ送出する。
【0148】また、第2並列群G2に対する第2流体B
(B2)は、図中に破線の矢印で示す如く、管路接続部
10cから第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8
cに供給して、この第2並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8cから第2並列群G2の各内部流路iに分配す
る。そして、第2並列群G2の各内部流路iを通過した
熱交換済の第2流体B(B2)は、第2並列群用の他端
側の第2流体ヘッダ室8dに集合させ、この集合させた
熱交換済の第2流体B(B2)を管路接続部10dから
器外へ送出する。
【0149】第1並列群G1の内部流路iに流通させる
第2流体B1と、第2並列群G2の内部流路iに流通さ
せる第2流体B2とは、互いに異種のもの、あるいは、
同種のもの、いずれであってもよい。
【0150】第1及び第2並列群G1,G2の各管間流
路oや各内部流路iに対する清掃や点検・補修は、前述
の各実施形態のものと同様、一端側及び他端側の蓋6
a,6bを取り外して、第1及び第2並列群G1,G2
における各内管2の内部流路iを外部に臨ませた状態
で、また、一端側及び他端側の内管用管板5a,5bを
取り外して、第1及び第2並列群G1,G2における各
管間流路oを外部に臨ませた状態で実施する。
【0151】管方向が横向きとなる装置姿勢で、第1流
体Aとして冷凍回路における蒸発対象冷媒を各管間流路
oに流通させ、かつ、第1並列群G1に対する第2流体
B(B1)、及び、第2並列群G2に対する第2流体B
(B2)として、各々、吸熱対象流体を各内部流路iに
流通させる蒸発器としての使用の場合、前述の第3及び
第4実施形態のものと同様、第1並列群G1と第2並列
群G2とのうち、第1流体流通の上流側に位置する並列
群では、図11に示すように、内管2を外管1の中心部
に位置させるのに対し、第1流体流通の下流側に位置す
る並列群では、図12の(イ)に示す如く、内管2を外
管1の全長において外管1の中心に対し下側に偏芯させ
る偏芯二重管構造を採用してもよく、さらに、この偏芯
二重管構造を採用するにあたり、第1流体流通の下流側
に位置する並列群において、図12の(ロ)に示すよう
に、内管2を外管1の全長にわたらせて外管1の内周面
底部に接触させる構造を採用してもよい。
【0152】また、管方向が横向きとなる装置姿勢で、
第1流体Aとして冷凍回路における凝縮対象冷媒を各管
間流路oに流通させ、かつ、第1並列群G1に対する第
2流体B(B1)、及び、第2並列群G2に対する第2
流体B(B2)として、各々、放熱対象流体を各内部流
路iに流通させる凝縮器としての使用の場合、これも前
述の第3及び第4実施形態のものと同様、第1並列群G
1と第2並列群G2とのうち、第1流体流通の上流側に
位置する並列群では、図11に示すように、内管2を外
管1の中心部に位置させるのに対し、第1流体流通の下
流側に位置する並列群では、図13の(イ)に示すよう
に、内管2を外管1の全長において外管1の中心に対し
上側に偏芯させる偏芯二重管構造を採用してもよく、さ
らに、この偏芯二重管構造を採用するにあたり、第1流
体流通の下流側に位置する並列群において、図13の
(ロ)に示すように、内管2を外管1の全長にわたらせ
て外管1の内周面上部に接触させる構造を採用してもよ
い。
【0153】なお、本第5実施形態の二重管式熱交換器
の変形例としては、図8に示すように、第1並列群G1
と第2並列群G2とを、第2流体Bの経路について直列
に接続し、かつ、第1流体Aの経路について互いに独立
の2経路を形成した熱交換器として使用するものが考え
られる。
【0154】つまり、第1及び第2並列群G1,G2の
一端側において、一端側の外管用管板4aと一端側の内
管用管板5aとを連結することにより、管板4aないし
5aに形成の内壁部12aを仕切りとして、これら一端
側における外管用管板4aと内管用管板5aの間に、第
1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1並列群
用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列群G2
中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の一端側の
第1流体ヘッダ室7cとを区画形成し、また、一端側の
内管用管板5aと一端側の蓋6aとを連結することによ
り、管板5aないし蓋6aに形成の内壁部13aを仕切
りとして、これら一端側における内管用管板5aと蓋6
aとの間に、第1並列群G1中の内部流路iの夫々に対
する第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8aと、
第2並列群G2中の内部流路iの夫々に対する第2並列
群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bとを区画形成する
構造としてある。
【0155】そして、第1及び第2並列群G1,G2の
他端側においては、他端側の外管用管板4bと他端側の
内管用管板5bとを連結することにより、管板4bない
し5bに形成の内壁部12bを仕切りとして、これら他
端側における外管用管板4bと内管用管板5bの間に、
第1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1並列
群用の他端側の第1流体ヘッダ室7bと、第2並列群G
2中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の他端側
の第1流体ヘッダ室7dとを区画形成し、また、他端側
の内管用管板5bと他端側の蓋6bとを連結することに
より、これら他端側における内管用管板5bと蓋6bと
の間に、第1及び第2並列群G1,G2中の内部流路i
の夫々に対する群間渡り用の他端側の第2流体ヘッダ室
8mを形成する構造としてある。
【0156】9aは、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aに対する第1流体入口・出口としての管路
接続部、9cは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7cに対する第1流体入口・出口としての管路接続
部、10aは、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8aに対する第2流体入口・出口としての管路接続
部、10bは、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bに対する第2流体入口・出口としての管路接続部
であり、また、9bは、第1並列群用の他端側の第1流
体ヘッダ室7bに対する第1流体入口・出口としての管
路接続部、9dは、第2並列群用の他端側の第1流体ヘ
ッダ室7dに対する第1流体入口・出口としての管路接
続部である。
【0157】なお、この図8に示す変形例についても、
第5実施形態のものと同様、第1並列群G1の管間流路
oに流通させる第1流体A(A1)と、第2並列群G2
の管間流路oに流通させる第1流体A(A2)とは、互
いに異種のもの、あるいは、同種のものいずれであって
もよく、また、蒸発器としての使用や凝縮器としての使
用において、前述の第2実施形態のものと同様の内管傾
斜配置の偏芯二重管構造を採用してもよい。
【0158】〔第6実施形態〕図9は第6実施形態の二
重管式熱交換器を示し、二重管3の複数を並列に配置し
た二重管並列群として、第1並列群G1と第2並列群G
2とを平行に配置し、この配置構成において、前述の第
3実施形態と同様、実質的に二つの二重管式熱交換器を
直列に接続したものとしてある。
【0159】具体的には、第1及び第2並列群G1,G
2の一端側において、外管1夫々の一端部を支持する一
端側の外管用管板4aと、外管1の一端よりも突出させ
た内管2夫々の一端部を支持する一端側の内管用管板5
aと、この一端側の内管用管板5aよりも管方向の外側
に配置する一端側の蓋6aとを設けてある。
【0160】そして、一端側の外管用管板4aと一端側
の内管用管板5aとを連結することにより、管板4aな
いし5aに形成の内壁部12aを仕切りとして、これら
一端側における外管用管板4aと内管用管板5aの間
に、第1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列
群G2中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の一
端側の第1流体ヘッダ室7bとを区画形成し、また、一
端側の内管用管板5aと一端側の蓋6aとを連結するこ
とにより、管板5aないし蓋6aに形成の内壁部13a
を仕切りとして、これら一端側における内管用管板5a
と蓋6aとの間に、第1並列群G1中の内部流路iの夫
々に対する第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8
aと、第2並列群G2中の内部流路iの夫々に対する第
2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bとを区画形
成する構造としてある。
【0161】9aは、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aに対する第1流体入口・出口としての管路
接続部、9bは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7bに対する第1流体入口・出口としての管路接続
部、10aは、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8aに対する第2流体入口・出口としての管路接続
部、10bは、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bに対する第2流体入口・出口としての管路接続部
である。
【0162】一方、第1及び第2並列群G1,G2の他
端側においては、外管1夫々の他端部を支持する他端側
の外管用管板4bと、この他端側の外管用管板4bより
も管方向の外側に配置する他端側の蓋6bとを設けてあ
る。
【0163】そして、これら他端側の外管用管板4bと
他端側の蓋6bとを連結することにより、これら他端側
における外管用管板4bと蓋6bとの間に、第1及び第
2並列群G1,G2中の管間流路oの夫々に対する群間
渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mを形成し、ま
た、この群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mの
内部で、第1並列群G1中の内管2の夫々と、第2並列
群G2中の内管2の夫々とを、内管用渡り管15を介し
て個別に接続する構造としてある。
【0164】すなわち、第1及び第2並列群G1,G2
の他端側においては、上記群間渡り用の第1流体ヘッダ
室7mにより、第1並列群G1中の複数の管間流路oと
第2並列群G2中の複数の管間流路oとを直列に連通さ
せ、また、上記内管用渡り管15による個別の配管接続
により、第1並列群G1中の複数の内部流路iと第2並
列群G2中の複数の内部流路iとを直列に連通させるよ
うにしてある。
【0165】11は第1及び第2並列群G1,G2を囲
む筒胴であり、前述の各実施形態のものと同様、この筒
胴11の一端には前記の一端側の外管用管板4aを、他
端には前記の他端側の外管用管板4bを連結し、また、
この筒胴11の内部は、内壁部14により、第1並列群
G1を内装する部分と第2並列群G2を内装する部分と
に区画し、これら区画部分の夫々において、筒胴11の
内周面部及び内壁部14の壁面部(場合によっては、二
重管3どうしの間を含む各区画部分の内部全体)には断
熱材(図示せず)を設ける。
【0166】なお、この第6実施形態における二重管式
熱交換器の横断面構造は前述の図4に示す構造に等し
い。
【0167】この二重管式熱交換器では、使用形態とし
て、前述の第3実施形態と同様、他端側での第1並列群
G1と第2並列群G2との直列接続に対し、一端側にお
いて、第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7a
と、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7bとの
いずれか一方を、直列接続した第1並列群G1と第2並
列群G2との複数の管間流路oに対する第1流体分配用
のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続した第1並列
群G1と第2並列群G2との複数の管間流路oに対する
第1流体集合用のヘッダ室とする。
【0168】また、第1並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8aと、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bとのいずれか一方を、直列接続した第1並列群G
1と第2並列群G2との複数の内部流路iに対する第2
流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続し
た第1並列群G1と第2並列群G2との複数の内部流路
iに対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0169】つまり、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aを第1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、
第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bを第2流
体分配用のヘッダ室とする使用例の場合、第1流体A
は、図中に実線の矢印で示す如く、管路接続部9aから
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aに供給し
て、この第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7a
から第1並列群G1の各管間流路oに分配し、第1並列
群G1の各管間流路oを通過した第1流体Aは、群間渡
り用の他端側の第1流体ヘッダ室7mに集合させるとと
もに、この群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室7m
から第2並列群G2の各管間流路oに再分配する。そし
て、第2並列群G2の各管間流路oを通過した熱交換済
の第1流体Aは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7bに集合させ、この集合させた熱交換済の第1流
体Aを管路接続部9bから器外へ送出する。
【0170】これに対し、第2流体Bは、図中に破線の
矢印で示す如く、管路接続部10bから第2並列群用の
一端側の第2流体ヘッダ室8bに供給して、この第2並
列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bから第2並列群
G2の各内部流路iに分配し、第2並列群G2の各内部
流路iを通過した第2流体Bは、内管用渡り管15によ
り第1並列群G1の各内部流路iに導く。そして、第1
並列群G1の各内部流路iを通過した熱交換済の第2流
体Bは、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8a
に集合させ、この集合させた熱交換済の第2流体Bを管
路接続部10aから器外へ送出する。
【0171】第1及び第2並列群G1,G2の各管間流
路oや各内部流路iに対する清掃や点検・補修は、一端
側及び他端側の蓋6a,6bや一端側の内管用管板5a
を取り外して、また、必要によっては、各内管用渡り管
15を取り外して、第1及び第2並列群G1,G2にお
ける各内部流路iや各管間流路oを外部に臨ませた状態
で実施する。
【0172】管方向が横向きとなる装置姿勢で、第1流
体Aとして冷凍回路における蒸発対象冷媒を各管間流路
oに流通させ、かつ、第2流体Bとして吸熱対象流体を
各内部流路iに流通させる蒸発器としての使用の場合、
前述の第3実施形態のものと同様、第1並列群G1と第
2並列群G2とのうち、第1流体流通の上流側に位置す
る並列群では、図11に示すように、内管2を外管1の
中心部に位置させるのに対し、第1流体流通の下流側に
位置する並列群では、図12の(イ)に示す如く、内管
2を外管1の全長において外管1の中心に対し下側に偏
芯させる偏芯二重管構造を採用してもよく、さらに、こ
の偏芯二重管構造を採用するにあたり、第1流体流通の
下流側に位置する並列群において、図12の(ロ)に示
すように、内管2を外管1の全長にわたらせて外管1の
内周面底部に接触させる構造を採用してもよい。
【0173】また、管方向が横向きとなる装置姿勢で、
第1流体Aとして冷凍回路における凝縮対象冷媒を各管
間流路oに流通させ、かつ、第2流体Bとして放熱対象
流体を各内部流路iに流通させる凝縮器としての使用の
場合、これも前述の第3実施形態のものと同様、第1並
列群G1と第2並列群G2とのうち、第1流体流通の上
流側に位置する並列群では、図11に示すように、内管
2を外管1の中心部に位置させるのに対し、第1流体流
通の下流側に位置する並列群では、図13の(イ)に示
すように、内管2を外管1の全長において外管1の中心
に対し上側に偏芯させる偏芯二重管構造を採用してもよ
く、さらに、この偏芯二重管構造を採用するにあたり、
第1流体流通の下流側に位置する並列群において、図1
3の(ロ)に示すように、内管2を外管1の全長にわた
らせて外管1の内周面上部に接触させる構造を採用して
もよい。
【0174】〔第7実施形態〕図10は第7実施形態の
二重管式熱交換器を示し、二重管3の複数を並列に配置
した二重管並列群として、第1並列群G1と第2並列群
G2とを平行に配置し、この配置構成において、前述の
第3及び第6実施形態と同様、実質的に二つの二重管式
熱交換器を直列に接続したものとしてある。
【0175】具体的には、第1及び第2並列群G1,G
2の一端側において、外管1夫々の一端部を支持する一
端側の外管用管板4aと、外管1の一端よりも突出させ
た内管2夫々の一端部を支持する一端側の内管用管板5
aと、この一端側の内管用管板5aよりも管方向の外側
に配置する一端側の蓋6aとを設けてある。
【0176】そして、一端側の外管用管板4aと一端側
の内管用管板5aとを連結することにより、管板4aな
いし5aに形成の内壁部12aを仕切りとして、これら
一端側における外管用管板4aと内管用管板5aの間
に、第1並列群G1中の管間流路oの夫々に対する第1
並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aと、第2並列
群G2中の管間流路oの夫々に対する第2並列群用の一
端側の第1流体ヘッダ室7bとを区画形成し、また、一
端側の内管用管板5aと一端側の蓋6aとを連結するこ
とにより、管板5aないし蓋6aに形成の内壁部13a
を仕切りとして、これら一端側における内管用管板5a
と蓋6aとの間に、第1並列群G1中の内部流路iの夫
々に対する第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8
aと、第2並列群G2中の内部流路iの夫々に対する第
2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bとを区画形
成する構造としてある。
【0177】9aは、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aに対する第1流体入口・出口としての管路
接続部、9bは、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッ
ダ室7bに対する第1流体入口・出口としての管路接続
部、10aは、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8aに対する第2流体入口・出口としての管路接続
部、10bは、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bに対する第2流体入口・出口としての管路接続部
である。
【0178】一方、第1及び第2並列群G1,G2の他
端側においては、第1並列群G1中の外管1の夫々と、
第2並列群G2中の外管1の夫々とを、外管用渡り管1
6を介して個別に接続するとともに、第1並列群G1中
の内管2の夫々と、第2並列群G2中の内管2の夫々と
を、内管用渡り管15を介して個別に接続する構造とし
てある。
【0179】すなわち、第1及び第2並列群G1,G2
の他端側においては、上記外管用渡り管16による個別
の配管接続により、第1並列群G1中の複数の管間流路
oと第2並列群G2中の複数の管間流路oとを直列に連
通させ、また、上記内管用渡り管15による個別の配管
接続により、第1並列群G1中の複数の内部流路iと第
2並列群G2中の複数の内部流路iとを直列に連通させ
るようにしてある。
【0180】なお、この第7実施形態における二重管式
熱交換器の横断面構造は、前述の図4に示す構造の等し
い。
【0181】この二重管式熱交換器では、使用形態とし
て、前述の第3及び第6実施形態と同様、他端側での第
1並列群G1と第2並列群G2との直列接続に対し、一
端側において、第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ
室7aと、第2並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7
bとのいずれか一方を、直列接続した第1並列群G1と
第2並列群G2との複数の管間流路oに対する第1流体
分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続した第
1並列群G1と第2並列群G2との複数の管間流路oに
対する第1流体集合用のヘッダ室とする。
【0182】また、第1並列群用の一端側の第2流体ヘ
ッダ室8aと、第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ
室8bとのいずれか一方を、直列接続した第1並列群G
1と第2並列群G2との複数の内部流路iに対する第2
流体分配用のヘッダ室とし、かつ、他方を、直列接続し
た第1並列群G1と第2並列群G2との複数の内部流路
iに対する第2流体集合用のヘッダ室とする。
【0183】つまり、第1並列群用の一端側の第1流体
ヘッダ室7aを第1流体分配用のヘッダ室とし、かつ、
第2並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bを第2流
体分配用のヘッダ室とする使用例の場合、第1流体A
は、図中に実線の矢印で示す如く、管路接続部9aから
第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7aに供給し
て、この第1並列群用の一端側の第1流体ヘッダ室7a
から第1並列群G1の各管間流路oに分配し、第1並列
群G1の各管間流路oを通過した第1流体Aは、外管用
渡り管16により第2並列群G2の各管間流路oに導
く。そして、第2並列群G2の各管間流路oを通過した
熱交換済の第1流体Aは、第2並列群用の一端側の第1
流体ヘッダ室7bに集合させ、この集合させた熱交換済
の第1流体Aを管路接続部9bから器外へ送出する。
【0184】これに対し、第2流体Bは、図中に破線の
矢印で示す如く、管路接続部10bから第2並列群用の
一端側の第2流体ヘッダ室8bに供給して、この第2並
列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8bから第2並列群
G2の各内部流路iに分配し、第2並列群G2の各内部
流路iを通過した第2流体Bは、内管用渡り管15によ
り第1並列群G1の各内部流路iに導く。そして、第1
並列群G1の各内部流路iを通過した熱交換済の第2流
体Bは、第1並列群用の一端側の第2流体ヘッダ室8a
に集合させ、この集合させた熱交換済の第2流体Bを管
路接続部10aから器外へ送出する。
【0185】第1及び第2並列群G1,G2の各管間流
路oや各内部流路iに対する清掃や点検・補修は、一端
側の蓋6aや内管用管板5aを取り外して、また、必要
によっては、各内管用渡り管15や各外管用渡り管16
を取り外して、第1及び第2並列群G1,G2における
各内部流路iや各管間流路oを外部に臨ませた状態で実
施する。
【0186】なお、管方向が横向きとなる装置姿勢で、
第1流体Aとして冷凍回路における蒸発対象冷媒を各管
間流路oに流通させ、かつ、第2流体Bとして吸熱対象
流体を各内部流路iに流通させる蒸発器としての使用の
場合、前述の第3及び第6実施形態のものと同様、第1
並列群G1と第2並列群G2とのうち、第1流体流通の
上流側に位置する並列群では、図11に示す如く、内管
2を外管1の中心部に位置させるのに対し、第1流体流
通の下流側に位置する並列群では、図12の(イ)に示
す如く、内管2を外管1の全長において外管1の中心に
対し下側に偏芯させる偏芯二重管構造を採用してもよ
く、さらに、この偏芯二重管構造を採用するにあたり、
第1流体流通の下流側に位置する並列群において、図1
2の(ロ)に示す如く、内管2を外管1の全長にわたら
せて外管1の内周面底部に接触させる構造を採用しても
よい。
【0187】また、管方向が横向きとなる装置姿勢で、
第1流体Aとして冷凍回路における凝縮対象冷媒を各管
間流路oに流通させ、かつ、第2流体Bとして放熱対象
流体を各内部流路iに流通させる凝縮器としての使用の
場合、これも前述の第3及び第6実施形態のものと同
様、第1並列群G1と第2並列群G2とのうち、第1流
体流通の上流側に位置する並列群では、図11に示す如
く、内管2を外管1の中心部に位置させるのに対し、第
1流体流通の下流側に位置する並列群では、図13の
(イ)に示す如く、内管2を外管1の全長において外管
1の中心に対し上側に偏芯させる偏芯二重管構造を採用
してもよく、さらに、この偏芯二重管構造を採用するに
あたり、第1流体流通の下流側に位置する並列群におい
て、図13の(ロ)に示す如く、内管2を外管1の全長
にわたらせて外管1の内周面上部に接触させる構造を採
用してもよい。
【0188】〔別の実施形態〕次に別の実施形態を列記
する。管間流路oに流通させる第1流体A、及び、内部
流路iに流通させて第1流体Aと熱交換させる第2流体
Bは、冷凍回路おける蒸発対象冷媒や凝縮対象冷媒、及
び、これら冷媒を蒸発ないし凝縮させる為の吸放熱対象
流体に限定されるものではなく、水やその他の各種液
体、あるいは、空気やその他の各種気体であってもよ
い。
【0189】外管用管板4a,4b、内管用管板5a,
5b、蓋6a,6bの各々は、単一部材で形成する構造
としてもよく、また、複数の分割部材を連結して形成す
る構造としてもよい。
【0190】外管用管板4a,4bと内管用管板5a,
5bとの間に中間部材を介して、これら外管用管板4
a,4bと内管用管板5a,5bと中間部材とにより、
外管用管板4a,4bと内管用管板5a,5bとの間に
第1流体ヘッダ室7a,7b,,7c,7d,7mを形
成する構造としてもよい。
【0191】また、請求項6記載の発明については、他
端側の外管用管板4bと他端側の蓋6bとの間に中間部
材を介して、これら外管用管板4bと蓋6bと中間部材
とにより、外管用管板4bと蓋6bとの間に群間渡り用
の第1流体ヘッダ室7mを形成する構造としてもよい。
【0192】内管用管板5a,5bと蓋6a,6bとの
間に中間部材を介して、これら内管用管板5a,5bと
蓋6a,6bと中間部材とにより、内管用管板5a,5
bと蓋6a,6bとの間に第2流体ヘッダ室8a,8
b,8c,8d,8mを形成する構造としてもよい。
【0193】各ヘッダ室7a〜d,8a〜d,7m,8
mに対する外管1及び内管2の出入口部をラッパ状に形
成して、管間流路oや内部流路iの出入口部における流
体流動を円滑化するようにしてもよい。
【0194】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す縦断面図
【図2】第1実施形態を示す横断面図
【図3】第2実施形態を示す縦断面図
【図4】第2実施形態を示す横断面図
【図5】第3実施形態を示す縦断面図
【図6】第4実施形態を示す縦断面図
【図7】第5実施形態を示す縦断面図
【図8】第5実施形態の変形例を示す縦断面図
【図9】第6実施形態を示す縦断面図
【図10】第7実施形態を示す縦断面図
【図11】二重管の断面図
【図12】蒸発器用の偏芯二重管の断面図
【図13】凝縮用の偏芯二重管の断面図
【図14】従来の二重管式熱交換器の基本構造を示す図
【図15】従来の二重管式熱交換器の組み合わせ構造を
示す図
【符号の説明】
1 外管 2 内管 3 二重管 G 二重管並列群 G1 第1並列群 G2 第2並列群 A 第1流体 B 第2流体 4a,4b 外管用管板 5a,5b 内管用管板 6a,6b 蓋 7a〜7d 第1流体ヘッダ室 7m 群間渡り用の第1流体ヘッダ室 8a〜8d 第2流体ヘッダ室 8m 群間渡り用の第2流体ヘッダ室 15 内管用渡り管 16 外管用渡り管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管(1)の内部に伝熱用の内管(2)
    を配置した二重管(3)の複数を並列に配置し、この二
    重管並列群(G)における前記二重管(3)の夫々にお
    いて、前記外管(1)と前記内管(2)との間の管間流
    路(o)に第1流体(A)を流通させ、かつ、前記内管
    (2)の内部流路(i)に、前記第1流体(A)と熱交
    換させる第2流体(B)を流通させる二重管式熱交換器
    であって、 前記二重管並列群(G)の一端側において、 前記外管(1)夫々の一端部を支持する一端側の外管用
    管板(4a)と、前記外管(1)の一端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の一端部を支持する一端側の内管
    用管板(5a)と、この一端側の内管用管板(5a)よ
    りも管方向の外側に配置する一端側の蓋(6a)とを設
    け、 前記一端側の外管用管板(4a)と前記一端側の内管用
    管板(5a)との間に、前記二重管並列群(G)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する一端側の第1流体ヘッ
    ダ室(7a)を形成し、 前記一端側の内管用管板(5a)と前記一端側の蓋(6
    a)との間に、前記二重管並列群(G)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する一端側の第2流体ヘッダ室(8
    a)を形成し、 前記二重管並列群(G)の他端側において、 前記外管(1)夫々の他端部を支持する他端側の外管用
    管板(4b)と、前記外管(1)の他端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の他端部を支持する他端側の内管
    用管板(5b)と、この他端側の内管用管板(5b)よ
    りも管方向の外側に配置する他端側の蓋(6b)とを設
    け、 前記他端側の外管用管板(4b)と前記他端側の内管用
    管板(5b)との間に、前記二重管並列群(G)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する他端側の第1流体ヘッ
    ダ室(7b)を形成し、 前記他端側の内管用管板(5b)と前記他端側の蓋(6
    b)との間に、前記二重管並列群(G)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する他端側の第2流体ヘッダ室(8
    b)を形成した二重管式熱交換器。
  2. 【請求項2】 外管(1)の内部に伝熱用の内管(2)
    を配置した二重管(3)の複数を並列に配置し、この二
    重管並列群(G)における前記二重管(3)の夫々にお
    いて、前記外管(1)と前記内管(2)との間の管間流
    路(o)に第1流体(A)を流通させ、かつ、前記内管
    (2)の内部流路(i)に、前記第1流体(A)と熱交
    換させる第2流体(B)を流通させる二重管式熱交換器
    であって、 前記二重管並列群(G)として第1並列群(G1)と第
    2並列群(G2)とを平行に配置し、 これら第1及び第2並列群(G1),(G2)の一端側
    において、 前記外管(1)夫々の一端部を支持する一端側の外管用
    管板(4a)と、前記外管(1)の一端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の一端部を支持する一端側の内管
    用管板(5a)と、この一端側の内管用管板(5a)よ
    りも管方向の外側に配置する一端側の蓋(6a)とを設
    け、 前記一端側の外管用管板(4a)と前記一端側の内管用
    管板(5a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する第1並列群用の一端側
    の第1流体ヘッダ室(7a)と、前記第2並列群(G
    2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する第2並列群
    用の一端側の第1流体ヘッダ室(7c)とを区画形成
    し、 前記一端側の内管用管板(5a)と前記一端側の蓋(6
    a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する第1並列群用の一端側の第2流
    体ヘッダ室(8a)と、前記第2並列群(G2)中の前
    記内部流路(i)の夫々に対する第2並列群用の一端側
    の第2流体ヘッダ室(8c)とを区画形成し、 前記第1及び第2並列群(G1),(G2)の他端側に
    おいて、 前記外管(1)夫々の他端部を支持する他端側の外管用
    管板(4b)と、前記外管(1)の他端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の他端部を支持する他端側の内管
    用管板(5b)と、この他端側の内管用管板(5b)よ
    りも管方向の外側に配置する他端側の蓋(6b)とを設
    け、 前記他端側の外管用管板(4b)と前記他端側の内管用
    管板(5b)との間に、前記第1並列群(G1)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する第1並列群用の他端側
    の第1流体ヘッダ室(7b)と、前記第2並列群(G
    2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する第2並列群
    用の他端側の第1流体ヘッダ室(7d)とを区画形成
    し、 前記他端側の内管用管板(5b)と前記他端側の蓋(6
    b)との間に、前記第1並列群(G1)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する第1並列群用の他端側の第2流
    体ヘッダ室(8b)と、前記第2並列群(G2)中の前
    記内部流路(i)の夫々に対する第2並列群用の他端側
    の第2流体ヘッダ室(8d)とを区画形成した二重管式
    熱交換器。
  3. 【請求項3】 外管(1)の内部に伝熱用の内管(2)
    を配置した二重管(3)の複数を並列に配置し、この二
    重管並列群(G)における前記二重管(3)の夫々にお
    いて、前記外管(1)と前記内管(2)との間の管間流
    路(o)に第1流体(A)を流通させ、かつ、前記内管
    (2)の内部流路(i)に、前記第1流体(A)と熱交
    換させる第2流体(B)を流通させる二重管式熱交換器
    であって、 前記二重管並列群(G)として第1並列群(G1)と第
    2並列群(G2)とを平行に配置し、 これら第1及び第2並列群(G1),(G2)の一端側
    において、 前記外管(1)夫々の一端部を支持する一端側の外管用
    管板(4a)と、前記外管(1)の一端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の一端部を支持する一端側の内管
    用管板(5a)と、この一端側の内管用管板(5a)よ
    りも管方向の外側に配置する一端側の蓋(6a)とを設
    け、 前記一端側の外管用管板(4a)と前記一端側の内管用
    管板(5a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する第1並列群用の一端側
    の第1流体ヘッダ室(7a)と、前記第2並列群(G
    2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する第2並列群
    用の一端側の第1流体ヘッダ室(7b)とを区画形成
    し、 前記一端側の内管用管板(5a)と前記一端側の蓋(6
    a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する第1並列群用の一端側の第2流
    体ヘッダ室(8a)と、前記第2並列群(G2)中の前
    記内部流路(i)の夫々に対する第2並列群用の一端側
    の第2流体ヘッダ室(8b)とを区画形成し、 前記第1及び第2並列群(G1),(G2)の他端側に
    おいて、 前記外管(1)夫々の他端部を支持する他端側の外管用
    管板(4b)と、前記外管(1)の他端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の他端部を支持する他端側の内管
    用管板(5b)と、この他端側の内管用管板(5b)よ
    りも管方向の外側に配置する他端側の蓋(6b)とを設
    け、 前記他端側の外管用管板(4b)と前記他端側の内管用
    管板(5b)との間に、前記第1及び第2並列群(G
    1),(G2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する
    群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室(7m)を形成
    し、 前記他端側の内管用管板(5b)と前記他端側の蓋(6
    b)との間に、前記第1及び第2並列群(G1),(G
    2)中の前記内部流路(i)の夫々に対する群間渡り用
    の他端側の第2流体ヘッダ室(8m)を形成した二重管
    式熱交換器。
  4. 【請求項4】 外管(1)の内部に伝熱用の内管(2)
    を配置した二重管(3)の複数を並列に配置し、この二
    重管並列群(G)における前記二重管(3)の夫々にお
    いて、前記外管(1)と前記内管(2)との間の管間流
    路(o)に第1流体(A)を流通させ、かつ、前記内管
    (2)の内部流路(i)に、前記第1流体(A)と熱交
    換させる第2流体(B)を流通させる二重管式熱交換器
    であって、 前記二重管並列群(G)として第1並列群(G1)と第
    2並列群(G2)とを平行に配置し、 これら第1及び第2並列群(G1),(G2)の一端側
    において、 前記外管(1)夫々の一端部を支持する一端側の外管用
    管板(4a)と、前記外管(1)の一端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の一端部を支持する一端側の内管
    用管板(5a)と、この一端側の内管用管板(5a)よ
    りも管方向の外側に配置する一端側の蓋(6a)とを設
    け、 前記一端側の外管用管板(4a)と前記一端側の内管用
    管板(5a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する第1並列群用の一端側
    の第1流体ヘッダ室(7a)と、前記第2並列群(G
    2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する第2並列群
    用の一端側の第1流体ヘッダ室(7b)とを区画形成
    し、 前記一端側の内管用管板(5a)と前記一端側の蓋(6
    a)との間に、前記第1及び第2並列群(G1),(G
    2)中の前記内部流路(i)の夫々に対する群間渡り用
    の一端側の第2流体ヘッダ室(8m)を形成し、 前記第1及び第2並列群(G1),(G2)の他端側に
    おいて、 前記外管(1)夫々の他端部を支持する他端側の外管用
    管板(4b)と、前記外管(1)の他端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の他端部を支持する他端側の内管
    用管板(5b)と、この他端側の内管用管板(5b)よ
    りも管方向の外側に配置する他端側の蓋(6b)とを設
    け、 前記他端側の外管用管板(4b)と前記他端側の内管用
    管板(5b)との間に、前記第1及び第2並列群(G
    1),(G2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する
    群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室(7m)を形成
    し、 前記他端側の内管用管板(5b)と前記他端側の蓋(6
    b)との間に、前記第1並列群(G1)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する第1並列群用の他端側の第2流
    体ヘッダ室(8a)と、前記第2並列群(G2)中の前
    記内部流路(i)の夫々に対する第2並列群用の他端側
    の第2流体ヘッダ室(8b)とを区画形成した二重管式
    熱交換器。
  5. 【請求項5】 外管(1)の内部に伝熱用の内管(2)
    を配置した二重管(3)の複数を並列に配置し、この二
    重管並列群(G)における前記二重管(3)の夫々にお
    いて、前記外管(1)と前記内管(2)との間の管間流
    路(o)に第1流体(A)を流通させ、かつ、前記内管
    (2)の内部流路(i)に、前記第1流体(A)と熱交
    換させる第2流体(B)を流通させる二重管式熱交換器
    であって、 前記二重管並列群(G)として第1並列群(G1)と第
    2並列群(G2)とを平行に配置し、 これら第1及び第2並列群(G1),(G2)の一端側
    において、 前記外管(1)夫々の一端部を支持する一端側の外管用
    管板(4a)と、前記外管(1)の一端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の一端部を支持する一端側の内管
    用管板(5a)と、この一端側の内管用管板(5a)よ
    りも管方向の外側に配置する一端側の蓋(6a)とを設
    け、 前記一端側の外管用管板(4a)と前記一端側の内管用
    管板(5a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する第1並列群用の一端側
    の第1流体ヘッダ室(7a)と、前記第2並列群(G
    2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する第2並列群
    用の一端側の第1流体ヘッダ室(7b)とを区画形成
    し、 前記一端側の内管用管板(5a)と前記一端側の蓋(6
    a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する第1並列群用の一端側の第2流
    体ヘッダ室(8a)と、前記第2並列群(G2)中の前
    記内部流路(i)の夫々に対する第2並列群用の一端側
    の第2流体ヘッダ室(8c)とを区画形成し、 前記第1及び第2並列群(G1),(G2)の他端側に
    おいて、 前記外管(1)夫々の他端部を支持する他端側の外管用
    管板(4b)と、前記外管(1)の他端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の他端部を支持する他端側の内管
    用管板(5b)と、この他端側の内管用管板(5b)よ
    りも管方向の外側に配置する他端側の蓋(6b)とを設
    け、 前記他端側の外管用管板(4b)と前記他端側の内管用
    管板(5b)との間に、前記第1及び第2並列群(G
    1),(G2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する
    群間渡り用の他端側の第1流体ヘッダ室(7m)を形成
    し、 前記他端側の内管用管板(5b)と前記他端側の蓋(6
    b)との間に、前記第1並列群(G1)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する第1並列群用の他端側の第2流
    体ヘッダ室(8b)と、前記第2並列群(G2)中の前
    記内部流路(i)の夫々に対する第2並列群用の他端側
    の第2流体ヘッダ室(8d)とを区画形成した二重管式
    熱交換器。
  6. 【請求項6】 外管(1)の内部に伝熱用の内管(2)
    を配置した二重管(3)の複数を並列に配置し、この二
    重管並列群(G)における前記二重管(3)の夫々にお
    いて、前記外管(1)と前記内管(2)との間の管間流
    路(o)に第1流体(A)を流通させ、かつ、前記内管
    (2)の内部流路(i)に、前記第1流体(A)と熱交
    換させる第2流体(B)を流通させる二重管式熱交換器
    であって、 前記二重管並列群(G)として第1並列群(G1)と第
    2並列群(G2)とを平行に配置し、 これら第1及び第2並列群(G1),(G2)の一端側
    において、 前記外管(1)夫々の一端部を支持する一端側の外管用
    管板(4a)と、前記外管(1)の一端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の一端部を支持する一端側の内管
    用管板(5a)と、この一端側の内管用管板(5a)よ
    りも管方向の外側に配置する一端側の蓋(6a)とを設
    け、 前記一端側の外管用管板(4a)と前記一端側の内管用
    管板(5a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する第1並列群用の一端側
    の第1流体ヘッダ室(7a)と、前記第2並列群(G
    2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する第2並列群
    用の一端側の第1流体ヘッダ室(7b)とを区画形成
    し、 前記一端側の内管用管板(5a)と前記一端側の蓋(6
    a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する第1並列群用の一端側の第2流
    体ヘッダ室(8a)と、前記第2並列群(G2)中の前
    記内部流路(i)の夫々に対する第2並列群用の一端側
    の第2流体ヘッダ室(8b)とを区画形成し、 前記第1及び第2並列群(G1),(G2)の他端側に
    おいて、 前記外管(1)夫々の他端部を支持する他端側の外管用
    管板(4b)と、この他端側の外管用管板(4b)より
    も管方向の外側に配置する他端側の蓋(6b)とを設
    け、 これら他端側の外管用管板(4b)と他端側の蓋(6
    b)との間に、前記第1及び第2並列群(G1),(G
    2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する群間渡り用
    の他端側の第1流体ヘッダ室(7m)を形成し、 この他端側の第1流体ヘッダ室(7m)の内部で、前記
    第1並列群(G1)中の前記内管(2)の夫々と、前記
    第2並列群(G2)中の前記内管(2)の夫々とを、内
    管用渡り管(15)を介して個別に接続した二重管式熱
    交換器。
  7. 【請求項7】 外管(1)の内部に伝熱用の内管(2)
    を配置した二重管(3)の複数を並列に配置し、この二
    重管並列群(G)における前記二重管(3)の夫々にお
    いて、前記外管(1)と前記内管(2)との間の管間流
    路(o)に第1流体(A)を流通させ、かつ、前記内管
    (2)の内部流路(i)に、前記第1流体(A)と熱交
    換させる第2流体(B)を流通させる二重管式熱交換器
    であって、 前記二重管並列群(G)として第1並列群(G1)と第
    2並列群(G2)とを平行に配置し、 これら第1及び第2並列群(G1),(G2)の一端側
    において、 前記外管(1)夫々の一端部を支持する一端側の外管用
    管板(4a)と、前記外管(1)の一端よりも突出させ
    た前記内管(2)夫々の一端部を支持する一端側の内管
    用管板(5a)と、この一端側の内管用管板(5a)よ
    りも管方向の外側に配置する一端側の蓋(6a)とを設
    け、 前記一端側の外管用管板(4a)と前記一端側の内管用
    管板(5a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前
    記管間流路(o)の夫々に対する第1並列群用の一端側
    の第1流体ヘッダ室(7a)と、前記第2並列群(G
    2)中の前記管間流路(o)の夫々に対する第2並列群
    用の一端側の第1流体ヘッダ室(7b)とを区画形成
    し、 前記一端側の内管用管板(5a)と前記一端側の蓋(6
    a)との間に、前記第1並列群(G1)中の前記内部流
    路(i)の夫々に対する第1並列群用の一端側の第2流
    体ヘッダ室(8a)と、前記第2並列群(G2)中の前
    記内部流路(i)の夫々に対する第2並列群用の一端側
    の第2流体ヘッダ室(8b)とを区画形成し、 前記第1及び第2並列群(G1),(G2)の他端側に
    おいて、 前記第1並列群(G1)中の前記外管(1)の夫々と、
    前記第2並列群(G2)中の前記外管(1)の夫々と
    を、外管用渡り管(16)を介して個別に接続し、 前記第1並列群(G1)中の前記内管(2)の夫々と、
    前記第2並列群(G2)中の前記内管(2)の夫々と
    を、内管用渡り管(15)を介して個別に接続した二重
    管式熱交換器。
  8. 【請求項8】 前記二重管並列群(G),(G1),
    (G2)を管方向が横向きとなる姿勢に配置した状態
    で、前記第1流体(A)として、冷凍回路における蒸発
    対象冷媒を前記管間流路(o)に流通させ、かつ、前記
    第2流体(B)として吸熱対象流体を前記内部流路
    (i)に流通させるのに対し、 前記管間流路(o)の下流側において、前記内管(2)
    を前記外管(1)の中心に対し下側に偏芯させてある請
    求項1、2、3、4、5、6又は7記載の二重管式熱交
    換器。
  9. 【請求項9】 前記管間流路(o)の下流側において、
    前記内管(2)を前記外管(1)の内周面底部に接触さ
    せてある請求項8記載の二重管式熱交換器。
  10. 【請求項10】 前記二重管並列群(G),(G1),
    (G2)を管方向が横向きとなる姿勢に配置した状態
    で、前記第1流体(A)として、冷凍回路における凝縮
    対象冷媒を前記管間流路(o)に流通させ、かつ、前記
    第2流体(B)として放熱対象流体を前記内部流路
    (i)に流通させるのに対し、 前記管間流路(o)の下流側において、前記内管(2)
    を前記外管(1)の中心に対し上側に偏芯させてある請
    求項1、2、3、4、5、6又は7記載の二重管式熱交
    換器。
  11. 【請求項11】 前記管間流路(o)の下流側におい
    て、前記内管(2)を前記外管(1)の内周面上部に接
    触させてある請求項10記載の二重管式熱交換器。
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