JP4715443B2 - 車両の制動力保持装置、及び車両の制動力保持方法 - Google Patents
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また、基準制動力が最小制動力未満である場合には、最小制動力に基準値を加算することにより閾値が設定される。そのため、最小制動力に基準値を加算した値以上に閾値を確実に設定できる。
請求項6に記載の発明は、ブレーキペダル(37)の操作に基づいて各車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力(BP)が付与されることにより車両が停止した後に前記ブレーキペダル(37)が前記制動力(BP)を増加させるためにさらに操作された場合には、そのブレーキペダル(37)の操作解消後においても前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与される制動力(BP)を、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)の回動が開始されないように保持させるためのヒルホールド制御を実行する車両の制動力保持方法において、車両停止時から予め設定された基準時間(BT)経過後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)を基準制動力(BBP)として設定し、該基準制動力(BBP)と予め設定された基準値(BV)との加算値が前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与可能な最大制動力(BPmax)以上であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、予め設定された前記最大制動力(BPMax)未満の最大作動値(BPmax1)となるように閾値(KBP)を設定する一方、その判定結果が否定判定である場合には、前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算することにより前記閾値(KBP)を設定し、その後、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)が前記閾値(KBP)以上であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、前記ヒルホールド制御を実行するようにしたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、ブレーキペダル(37)の操作に基づいて各車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力(BP)が付与されることにより車両が停止した後に前記ブレーキペダル(37)が前記制動力(BP)を増加させるためにさらに操作された場合には、そのブレーキペダル(37)の操作解消後においても前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与される制動力(BP)を、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)の回動が開始されないように保持させるためのヒルホールド制御を実行する車両の制動力保持方法において、車両停止時から予め設定された基準時間(BT)経過後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)を基準制動力(BBP)として設定し、該基準制動力(BBP)と予め設定された基準値(BV)との加算値が前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与可能な最大制動力(BPmax)未満の予め設定された最大作動値(BPmax1)以下であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、前記最大作動値(BPmax1)となるように閾値(KBP)を設定する一方、その判定結果が否定判定である場合には、前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算することにより前記閾値(KBP)を設定し、その後、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)が前記閾値(KBP)以上であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、前記ヒルホールド制御を実行するようにしたことを要旨とする。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図7に従って説明する。なお、以下における本明細書中の説明においては、車両の進行方向(前進方向)を前方(車両前方)として説明する。また、特に説明がない限り、以下の記載における左右方向は、車両進行方向における左右方向と一致するものとする。
図2に示すように、本実施形態の制動力付与機構15は、マスタシリンダ30及びブースタ31を有する液圧発生装置32と、2つの液圧回路33,34を有する液圧制御装置(図2では二点鎖線で示す。)35とを備えている。各液圧回路33,34は、液圧発生装置32に接続されると共に、各車輪FR,FL,RR,RLに対応して設けられたホイールシリンダ(制動手段)36a,36b,36c,36dに接続されている。すなわち、右前輪FRにはホイールシリンダ36aが対応すると共に、左前輪FLにはホイールシリンダ36bが対応している。また、右後輪RRにはホイールシリンダ36cが対応すると共に、左後輪RLにはホイールシリンダ36dが対応している。
図3に示すマップは、車両が停止する路面の斜度grと、この斜度grに車両が停止する際に最低限度必要なホイールシリンダ36a〜36d内のブレーキ液圧(各車輪FL,FR,RL,RRに対する制動手段からの制動力)である最低ブレーキ液圧(最小制動力)BPminとの関係を示すものである。この最低ブレーキ液圧BPminは、路面の斜度grが大きくなる程、高くなるように設定されている。すなわち、最低ブレーキ液圧BPminは、路面の斜度grの大きさに比例して変化している。
さて、CPU60は、後述する閾値KBPが未設定の状態であって且つブレーキスイッチSW1からの信号を受信している場合には、所定周期毎に閾値設定処理ルーチンを実行する。そして、この閾値設定処理ルーチンにおいて、CPU60は、各車輪FL,FR,RL,RRの車輪速度センサSE3〜SE6から受信した信号に基づき、各車輪FL,FR,RL,RRの車輪速度VWをそれぞれ検出する(ステップS10)。続いて、CPU60は、車両が停止したか否かを判定する(ステップS11)。すなわち、CPU60は、ステップS10にて検出した各車輪FL,FR,RL,RRの車輪速度VWが「0(零)」になったことに基づき車両の車体速度が「0(零)」になったか否かを判定する。この判定結果が否定判定である場合、CPU60は、車両の車体速度が「0(零)」ではないものと判断し、閾値設定処理ルーチンを終了する。
さて、CPU60は、ブレーキスイッチSW1からの信号を受信している場合には所定周期毎にヒルホールド制御処理ルーチンを実行する。そして、このヒルホールド制御処理ルーチンにおいて、CPU60は、各車輪FL,FR,RL,RRの車輪速度センサSE3〜SE6から受信した信号に基づき、各車輪FL,FR,RL,RRの車輪速度VWをそれぞれ検出し、車両が停止しているか否かを判定する(ステップS30)。すなわち、CPU60は、車両の車体速度が「0(零)」であるか否かを判定する。そして、ステップS30の判定結果が否定判定である場合、CPU60は、ヒルホールド制御処理ルーチンを終了する。
(1)ヒルホールド制御の開始条件となる閾値KBPは、車両が停止した路面の斜度grに基づき設定される各ホイールシリンダ36a〜36d内の最低ブレーキ液圧(最小制動力)BPminと予め設定された基準値BVとを加算した値以上となるように設定される。すなわち、搭乗者にヒルホールド制御を実行させる意思がない場合に、ブレーキペダル37の操作によって各ホイールシリンダ36a〜36d内のブレーキ液圧BP(各車輪FL,FR,RL,RRに対する制動手段からの制動力)が閾値KBP以上になってしまうことが抑制される。したがって、ヒルホールド制御の誤作動を抑制することができる。
(4)車両が停止した路面の斜度grに対応した最低ブレーキ液圧(最小制動力)BPminをROM61から読み出すことにより、各ホイールシリンダ36a〜36d内の最低ブレーキ液圧BPminが設定される。すなわち、この最低ブレーキ液圧BPminを設定するために、関係式を用いて演算処理を行う必要もない。したがって、CPU(最小制動力設定手段)60の処理負担を良好に低減できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図8に従って説明する。なお、第2の実施形態は、閾値設定処理ルーチンの処理内容が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
さて、CPU60は、閾値KBPが未設定の状態であって且つブレーキスイッチSW1からの信号を受信している場合には、所定周期毎に閾値設定処理ルーチンを実行する。そして、この閾値設定処理ルーチンにおいて、CPU60は、各車輪FL,FR,RL,RRの車輪速度センサSE3〜SE6から受信した信号に基づき、各車輪FL,FR,RL,RRの車輪速度VWをそれぞれ検出する(ステップS40)。続いて、CPU60は、ステップS40にて検出した各車輪FL,FR,RL,RRの車輪速度VWに基づき車両が停止したか否かを判定する(ステップS41)。この判定結果が否定判定である場合、CPU60は、閾値設定処理ルーチンを終了する。一方、ステップS41の判定結果が肯定判定である場合、CPU60は、車両が停止した路面の斜度grを検出する(ステップS42)。そして、CPU60は、ステップS42にて検出した路面の斜度grに対応する各ホイールシリンダ36a〜36d内の最低ブレーキ液圧BPminを、図3に示すマップに基づき設定する(ステップS43)。
(5)基準ブレーキ液圧(基準制動力)BBPが最低ブレーキ液圧(最小制動力)BPmin未満である場合には、最低ブレーキ液圧BPminに基準値BVを加算することにより閾値KBPが設定される。そのため、最低ブレーキ液圧BPminに基準値BVを加算した値以上に閾値KBPを確実に設定できる。
・第1の実施形態において、閾値設定処理ルーチンにおけるステップS16及びステップS17を実行しなくてもよい。すなわち、ステップS15にて基準ブレーキ液圧BBPを設定した後、ステップS18の判定処理を実行するようにしてもよい。この場合においても、閾値KBPが最高ブレーキ液圧BPmax以上になることが回避される。そのため、ヒルホールド制御を実行させるためにブレーキペダル37が踏込み操作された場合に該ヒルホールド制御が作動しないことを抑制することができる。
・各実施形態において、前輪駆動車に搭載された車両の制動力保持装置11ではなく、後輪駆動車に搭載される車両の制動力保持装置に具体化してもよい。また、四輪駆動車に搭載される車両の制動力保持装置に具体化してもよい。
Claims (7)
- ブレーキペダル(37)の操作に基づいて制動手段(36a,36b,36c,36d)が各車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力(BP)を付与することにより車両が停止した後に前記ブレーキペダル(37)が前記制動力(BP)を増加させるためにさらに操作された場合には、そのブレーキペダル(37)の操作解消後においても前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)を、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)の回動が開始されないように保持させるヒルホールド制御を実行する車両の制動力保持装置(11)において、
前記車両が停止した路面の斜度(gr)を検出する路面斜度検出手段(60,SE9)と、
該路面斜度検出手段(60,SE9)により検出された斜度(gr)の路面上に車両が停止する際に最低限必要な前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)を最小制動力(BPmin)として設定する最小制動力設定手段(60)と、
車両停止時から予め設定された基準時間(BT)経過後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)を、基準制動力(BBP)として設定する基準制動力設定手段(60)と、
前記基準制動力(BBP)が前記最小制動力(BPmin)未満であるか否かを判定する最小制動力判定手段(60)と、
該最小制動力判定手段(60)による判定結果が肯定判定である場合に、前記基準制動力(BBP)をその値が前記最小制動力(BPmin)となるように設定し、否定判定である場合は前記基準制動力(BBP)の設定をそのままとする基準制動力変更手段(60)と、
前記ヒルホールド制御の開始条件となる閾値(KBP)を、前記最小制動力(BPmin)と予め設定された基準値(BV)とを加算した値以上になるように前記基準制動力変更手段(60)で設定された前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算することにより設定する閾値設定手段(60)と、
該閾値設定手段(60)による前記閾値(KBP)の設定後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)が前記閾値(KBP)以上になったか否かを判定する制動力判定手段(60)と、
該制動力判定手段(60)による判定結果が肯定判定になった場合に、前記ヒルホールド制御を実行させる制御手段(60)とを備えた車両の制動力保持装置。 - ブレーキペダル(37)の操作に基づいて制動手段(36a,36b,36c,36d)が各車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力(BP)を付与することにより車両が停止した後に前記ブレーキペダル(37)が前記制動力(BP)を増加させるためにさらに操作された場合には、そのブレーキペダル(37)の操作解消後においても前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)を、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)の回動が開始されないように保持させるヒルホールド制御を実行する車両の制動力保持装置(11)において、
前記車両が停止した路面の斜度(gr)を検出する路面斜度検出手段(60,SE9)と、
該路面斜度検出手段(60,SE9)により検出された斜度(gr)の路面上に車両が停止する際に最低限必要な前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)を最小制動力(BPmin)として設定する最小制動力設定手段(60)と、
車両停止時から予め設定された基準時間(BT)経過後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)を基準制動力(BBP)として設定する基準制動力設定手段(60)と、
前記基準制動力(BBP)が前記最小制動力(BPmin)未満であるか否かを判定する最小制動力判定手段(60)と、
前記最小制動力判定手段(60)による判定結果が肯定判定である場合には前記最小制動力(BPmin)と予め設定された基準値(BV)とを加算することにより前記ヒルホールド制御の開始条件となる閾値(KBP)を設定する一方、前記最小制動力判定手段(60)による判定結果が否定判定である場合には前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算することにより前記閾値(KBP)を設定する閾値設定手段(60)と、
該閾値設定手段(60)による前記閾値(KBP)の設定後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)が前記閾値(KBP)以上になったか否かを判定する制動力判定手段(60)と、
該制動力判定手段(60)による判定結果が肯定判定になった場合に、前記ヒルホールド制御を実行させる制御手段(60)とを備えた車両の制動力保持装置。 - 前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算した値が前記制動手段(36a,36b,36c,36d)により前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与可能な最大制動力(BPmax)以上であるか否かを判定する最大制動力判定手段(60)をさらに備え、
前記閾値設定手段(60)は、前記最大制動力判定手段(60)による判定結果が肯定判定である場合に、前記最大制動力(BPmax)未満であって且つ前記最小制動力(BPmin)と前記基準値(BV)とを加算した値よりも大きい最大作動値(BPmax1)となるように前記閾値(KBP)を設定する請求項1又は請求項2に記載の車両の制動力保持装置。 - ブレーキペダル(37)の操作に基づいて制動手段(36a,36b,36c,36d)が各車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力(BP)を付与することにより車両が停止した後に前記ブレーキペダル(37)が前記制動力(BP)を増加させるためにさらに操作された場合には、そのブレーキペダル(37)の操作解消後においても前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)を、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)の回動が開始されないように保持させるヒルホールド制御を実行する車両の制動力保持装置(11)において、
車両停止時から予め設定された基準時間(BT)経過後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)を基準制動力(BBP)として設定する基準制動力設定手段(60)と、
前記基準制動力(BBP)と予め設定された基準値(BV)とを加算した値が前記制動手段(36a,36b,36c,36d)により前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与可能な最大制動力(BPmax)以上であるか否かを判定する最大制動力判定手段(60)と、
該最大制動力判定手段(60)による判定結果が肯定判定である場合には、予め設定された前記最大制動力(BPmax)未満の最大作動値(BPmax1)となるように閾値(KBP)を設定する一方、前記最大制動力判定手段(60)による判定結果が否定判定である場合には、前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算することにより閾値(KBP)を設定する閾値設定手段(60)と、
該閾値設定手段(60)による前記閾値(KBP)の設定後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する前記制動手段(36a,36b,36c,36d)からの制動力(BP)が前記閾値(KBP)以上になったか否かを判定する制動力判定手段(60)と、
該制動力判定手段(60)による判定結果が肯定判定になった場合に、前記ヒルホールド制御を実行させる制御手段(60)とを備えた車両の制動力保持装置。 - ブレーキペダル(37)の操作に基づいて各車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力(BP)が付与されることにより車両が停止した後に前記ブレーキペダル(37)が前記制動力(BP)を増加させるためにさらに操作された場合には、そのブレーキペダル(37)の操作解消後においても前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与される制動力(BP)を、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)の回動が開始されないように保持させるためのヒルホールド制御を実行する車両の制動力保持方法において、
前記車両が停止した路面の斜度(gr)を検出すると共に、その検出された斜度(gr)の路面上に車両が停止する際に最低限必要な前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)を最小制動力(BPmin)として設定し、前記ヒルホールド制御の開始条件となる閾値(KBP)を、前記最小制動力(BPmin)と予め設定された基準値(BV)とを加算した値以上となるように設定した後、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)が前記閾値(KBP)以上になったか否かを判定し、その判定結果が肯定判定になった場合には、前記ヒルホールド制御を実行するとともに、
車両停止時から予め設定された基準時間(BT)経過後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)を基準制動力(BBP)として検出し、該基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算した値が前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与可能な最大制動力(BPmax)以上であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、予め設定された前記最大制動力(BPmax)未満の最大作動値(BPmax1)となるように前記閾値(KBP)を設定する一方、その判定結果が否定判定である場合には、前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算することにより前記閾値(KBP)を設定するようにした車両の制動力保持方法。 - ブレーキペダル(37)の操作に基づいて各車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力(BP)が付与されることにより車両が停止した後に前記ブレーキペダル(37)が前記制動力(BP)を増加させるためにさらに操作された場合には、そのブレーキペダル(37)の操作解消後においても前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与される制動力(BP)を、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)の回動が開始されないように保持させるためのヒルホールド制御を実行する車両の制動力保持方法において、
車両停止時から予め設定された基準時間(BT)経過後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)を基準制動力(BBP)として設定し、該基準制動力(BBP)と予め設定された基準値(BV)との加算値が前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与可能な最大制動力(BPmax)以上であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、予め設定された前記最大制動力(BPMax)未満の最大作動値(BPmax1)となるように閾値(KBP)を設定する一方、その判定結果が否定判定である場合には、前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算することにより前記閾値(KBP)を設定し、その後、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)が前記閾値(KBP)以上であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、前記ヒルホールド制御を実行するようにした車両の制動力保持方法。 - ブレーキペダル(37)の操作に基づいて各車輪(FR,FL,RR,RL)に制動力(BP)が付与されることにより車両が停止した後に前記ブレーキペダル(37)が前記制動力(BP)を増加させるためにさらに操作された場合には、そのブレーキペダル(37)の操作解消後においても前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与される制動力(BP)を、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)の回動が開始されないように保持させるためのヒルホールド制御を実行する車両の制動力保持方法において、
車両停止時から予め設定された基準時間(BT)経過後における前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)を基準制動力(BBP)として設定し、該基準制動力(BBP)と予め設定された基準値(BV)との加算値が前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に付与可能な最大制動力(BPmax)未満の予め設定された最大作動値(BPmax1)以下であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、前記最大作動値(BPmax1)となるように閾値(KBP)を設定する一方、その判定結果が否定判定である場合には、前記基準制動力(BBP)と前記基準値(BV)とを加算することにより前記閾値(KBP)を設定し、その後、前記各車輪(FR,FL,RR,RL)に対する制動力(BP)が前記閾値(KBP)以上であるか否かを判定し、その判定結果が肯定判定である場合には、前記ヒルホールド制御を実行するようにした車両の制動力保持方法。
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