JP4708759B2 - シミュレーション方法 - Google Patents
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Description
計算工学講演会論文集,Vol.18(2003年5月),「重合メッシュ法を用いた複合部材のメゾ解析」,P243-246
前記変位算出ステップにおいて算出された前記タイヤモデルの変位に基づいて前記タイヤに発生する亀裂の進展を予測する予測ステップと、を実行し、前記処理部は、前記変位算出ステップでは、前記変位算出ステップにおいて算出された前記タイヤモデルの変位における、前記グローバルモデルと前記ローカルモデルとが重複する重複部分の変位を前記グローバルモデルと前記ローカルモデルの変位の和に設定するとともに、前記ローカルモデルの境界部分の変位をゼロに設定することを要旨とする。
本実施形態における空気入りタイヤ1について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における空気入りタイヤ1の断面を示す図である。図1に示すように、空気入りタイヤ1は、溝で区画された陸部を有するトレッド部2と、トレッド部2の両端からタイヤ半径方向内方に延びるサイドウォール部3と、サイドウォール部3の半径方向内端に位置しているビードコア4と、ビードコア4の上部に埋設され、細切り上の硬質のゴムで形成されているビードフィラー5と、トレッド部2からサイドウォール部3を通りビードコア4に至るカーカス6と、トレッド部2の内側とカーカス6の半径方向外側との間にトレッド部2の周方向に沿って延びる複数のベルト層7と、トレッド部2の内側とベルト層7の半径方向外側との間にベルト層7を覆うキャップ層8と、カーカス6の折り返し部分を補強するワイヤーチェーファー9とを備えている。
本実施形態におけるコンピュータ200について図面を参照しながら説明する。図2は、本実施形態におけるコンピュータ200の構成を示す図である。図2に示すように、コンピュータ200は、タイヤの性能をシミュレーションするのに必要な値の入力を促す入力部211と、処理部213により処理を実行するためのプログラムなどを記憶する記憶部212と、入力部211により入力された値及び記憶部212に記憶された値に基づいて有限要素法等の解析手法により、タイヤの性能を予測する処理部213と、処理部213により予測された性能の結果を表示する表示部214とを備えている。
本実施形態におけるコンピュータ200の動作について図面を参照しながら説明する。図6は、本実施形態にけるコンピュータ200の動作を示すフロー図である。図6に示すように、ステップ1において、処理部213は、グローバルモデル100及びローカルモデル110を設定するとともに、上述した変位条件1及び変位条件2を設定する。この処理部213は、変位条件1及び変位条件2に基づいて後述する処理を実行する。
このような本発明によれば、グローバルモデル100及びローカルモデル110の重複部分の変位がそれぞれのモデルの変位の和とされ、ローカルモデル110の境界部分のローカルモデル110の変位がゼロとされることにより、グローバルモデル100とローカルモデル110との間の相互干渉が考慮された状態となるため、コンピュータ200は、タイヤの寿命(例えば、ベルト層7の端部Tに発生する亀裂の進展、カーカス6の端部6aに発生する亀裂の進展、ワイヤーチェーファー9(又はナイロンチェーファー)の端部9aに発生する亀裂の進展、又はショルダー部10の近くに配置されるカーカス部分6bに発生する亀裂の進展など)をより正確に予測することができる。
本実施形態におけるシミュレーションの実施例について以下詳細に説明する。なお、図10乃至図13に示す「ゴムの時系列変化」の処理はステップ8,9、「トレッド部の形状変化」の処理はステップ11,12、「タイヤ各部の予測温度」の処理はステップ4,6,7、「亀裂先端部における亀裂進展」の処理はステップ5−2,5−6、「タイヤ各部の予測温度」の処理はステップ4,ステップ7に該当する。
Claims (10)
- 演算処理を行う処理部と、前記処理部による演算を実行するための情報が記憶された記憶部とを備えるコンピュータを用いて、タイヤに発生する変位を算出するシミュレーション方法であって、
前記処理部は、
数値解析が可能な要素の集合体によりタイヤをモデル化したグローバルモデルに、数値解析が可能な要素の集合体により前記タイヤに発生する亀裂をモデル化したローカルモデルが重複して設定されたタイヤモデルにおいて、前記グローバルモデル及び前記ローカルモデルを構成する各要素に設定されている値に基づいて、有限要素法解析により、前記タイヤの内部に生じる応力及び歪みを含む変位を算出する変位算出ステップと、
前記変位算出ステップにおいて算出された前記タイヤモデルの変位に基づいて前記タイヤに発生する亀裂の進展を予測する予測ステップと、
を実行し、
前記処理部は、
前記変位算出ステップでは、前記変位算出ステップにおいて算出された前記タイヤモデルの変位における、前記グローバルモデルと前記ローカルモデルとが重複する重複部分の変位を前記グローバルモデルと前記ローカルモデルの変位の和に設定するとともに、前記ローカルモデルの境界部分の変位をゼロに設定することを特徴とするシミュレーション方法。 - 前記処理部は、
前記予測ステップでは、前記タイヤモデルと、前記タイヤを構成するゴムの時系列変化とに基づいて有限要素法解析により、前記タイヤに発生する亀裂の進展を予測することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション方法。 - 前記処理部は、
前記予測ステップでは、前記タイヤモデルと、前記タイヤを構成するゴムの亀裂速度とに基づいて有限要素法解析により、前記タイヤに発生する亀裂の進展を予測することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション方法。 - 前記処理部は、
前記予測ステップでは、前記タイヤモデルと、前記タイヤを構成するゴムの温度とに基づいて有限要素法解析により、前記タイヤに発生する亀裂の進展を予測することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション方法。 - 前記処理部によって実行される前記予測ステップは、さらに、
数値解析が可能な要素の集合体により路面をモデル化した路面モデルを設定するステップと、前記グローバルモデルが前記路面モデルを転動することにより発生するトレッド部の磨耗量を予測するステップと、予測された磨耗量に基づいて前記グローバルモデルを変更するステップと、変更されたグローバルモデルに基づいて有限要素法解析により、前記タイヤに発生する亀裂の進展を予測するステップとを備えることを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション方法。 - 前記タイヤに発生する亀裂の進展には、前記タイヤに備えられたベルト層の端部に発生する亀裂の進展が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシミュレーション方法。
- 前記タイヤに発生する亀裂の進展には、前記タイヤに備えられたカーカスの端部に発生する亀裂の進展が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のシミュレーション方法。
- 前記タイヤに発生する亀裂の進展には、前記タイヤに備えられたワイヤーチェーファーの端部に発生する亀裂の進展が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のシミュレーション方法。
- 前記タイヤに発生する亀裂の進展には、前記タイヤに備えられたナイロンチェーファーの端部に発生する亀裂の進展が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のシミュレーション方法。
- 前記タイヤに発生する亀裂の進展には、前記タイヤに備えられたショルダー部の近くに配置されるカーカスに発生する亀裂の進展が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のシミュレーション方法。
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