JP4701944B2 - 音場制御機器 - Google Patents

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Description

本発明は、拡声システムに使用される音場制御機器に関する。
話者と聴衆が同じ室内に存在しており、その会場の広さがある程度以上であって肉声だけでは話者の発声内容が十分に聞き取れない場合には、拡声が必要となる。
図5は、従来の拡声システムの一構成例を示す図である。この図に示した例では、ホール又は会議室70の内部にマイクロフォン71と複数のスピーカ800〜80nが設けられており、マイクロフォン71で収音された音声が該複数のスピーカ800〜80nから拡声されるようになされている。このとき、各スピーカ800〜80nからマイクロフォン71にループ特性H0〜Hnの音響帰還が存在する。
マイクロフォン71で収音された音声信号は、ヘッドアンプ72で増幅された後、A/D変換器73でディジタル信号に変換され、ディジタル信号処理装置(DSP:Digital Signal Processor)74に入力される。DSP74はイコライザ、入力信号に与える遅延時間の制御及びレベル制御等の機能を実行するものであり、入力信号は、イコライザ75を通過した後、前記複数のスピーカ800〜80nにそれぞれ対応する(n+1)個の出力系統に分配されて、各出力系統ごとに設けられたイコライザ760〜76n、遅延時間及びレベル制御部770〜77nでそれぞれに応じた信号処理をされた後、D/A変換器780〜78n及びパワーアンプ790〜79nを介してスピーカ800〜80nにそれぞれ出力される。
前記イコライザ75及びイコライザ760〜76nは前記ループ特性を補償するためのものであり、前記イコライザ75は前記ループ特性(音響帰還特性)の全ての出力系統に共通な部分を制御し、各出力系統に設けられているイコライザ760〜76nはそれぞれのスピーカ800〜80nからマイクロフォン71へのループ特性のうち個々の系統に関する部分を制御する。なお、イコライザ760〜76nは設けられていない場合もある。
前記遅延時間及びレベル制御部770〜77nは、前記各スピーカ800〜80nからの拡声信号に与える遅延時間とレベルの制御を行うものであり、話者からの直接音とスピーカ800〜80nからの拡声音が同じタイミングで受聴者に到達するように、各スピーカ800〜80nからの拡声信号にマイクロフォン71の位置(音源位置)からの距離に応じた遅延時間を与えるとともに、前述した音響帰還によりハウリングが発生しないように各スピーカ800〜80nからの拡声信号のレベルを制御するものである。
また、特許文献1には、複数のマイクと複数のスピーカを有する拡声システムにおいて、各マイクと各スピーカ間の伝達関数を測定する手段を設け、該測定する手段により測定した伝達関数を用いてシステム設計に必要なハウリングマージンや周波数特性などの情報をマイクとスピーカの組み合わせごとに算出し、算出した情報をオペレータに提供するために出力したり、これらの情報を用いて自動的にミキシング設定や増幅率を変更することにより、人為的にあるいは自動的にシステム構成を最適化してハウリングの発生を抑えることができるようにした音場制御システムが提案されている。
特開平9−247787号公報
上述した従来の拡声システムにおいては、収音用マイクロフォンの位置は固定されており、該所定の位置に設置されたマイクロフォンからの入力に対して、遅延時間やループ特性の調整を施し、1系統又は複数系統のスピーカから拡声するようにされていた。
この場合、マイクロフォンが所定の位置(講演位置)にあるときは大きな問題はないが、話者がワイヤレスマイクロフォンなどを使用して移動し、話者位置が大きく変更された場合には、マイクロフォンへのループ特性H0〜Hnが大きく変化して、ハウリングに対しても不安定となり、音質にも大きな影響があった。
また、最適なイコライジング特性や音量の調整は、専門の音響家(サウンド・オペレータ)が実施していたが、複数のイコライザーを瞬時に調整することが困難であった。
さらに、各出力系統にループ特性調整用のEQ(イコライザ)を設けても、ある特定音源位置のみのパラメータ調整となり、音源位置が移動した場合、ループ特性が変化し、ハウリングに対して不安定になるという問題がある。
そこで本発明は、話者が移動しても、ハウリングに対して安定であり、拡声音の明りょう度と音質の改善ができることにより、高品質の拡声が可能な音場制御機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音場制御装置は、話者の発話を収音するマイクロフォンと、該マイクロフォンで収音された音声信号を拡声する1又は複数のスピーカとを有する拡声システムに使用される音場制御機器であって、前記話者の位置又は前記話者の発話を収音するマイクロフォンの位置である音源位置を検出する音源位置検出手段と、前記マイクロフォンで収音された音声信号が入力され、前記1又は複数のスピーカに対応する1又は複数の出力系統ごとに遅延手段、イコライザ及び音量調整用アッテネータが設けられた信号処理手段であって、前記収音された音声信号に対して、前記音源位置検出手段により検出された音源位置に応じて、対応する前記スピーカからの拡声音が話者からの直接音から所定時間以内に受聴者に到達するように前記音源位置と対応する前記スピーカとの距離に応じた遅延時間を付与するとともに、対応する前記スピーカと前記マイクロフォンとの間の音響帰還特性の周波数特性が平坦化するように前記収音された音声信号のイコライジング特性及び出力レベルを制御して出力する信号処理手段とを有するものである。
また、マイクロフォンを前記1又は複数のスピーカとの距離が異なる複数の位置にセットしたときの前記1又は複数のスピーカと前記マイクロフォンとの間の音響帰還量に基づいて決定された、音源位置ごとの前記1又は複数の出力系統の信号に付与するイコライジング特性及び出力レベルを設定する前記イコライザ及び音量調整用アッテネータの制御パラメータ、及び、音源位置と前記1又は複数のスピーカとの距離に基づいて決定された音源位置ごとの前記1又は複数の出力系統の信号に付与する遅延時間を設定する前記遅延手段の制御パラメータを記憶する記憶手段を有し、前記音源位置検出手段は、前記記憶手段を参照することにより、検出した音源位置に対応する前記遅延手段、前記イコライザ及び前記音量調整用アッテネータの制御パラメータを前記信号処理手段に供給するようになされているものである。
さらに、前記信号処理手段から出力される前記1又は複数の出力系統の信号に対して、対応する前記スピーカから前記マイクロフォンへの音響帰還の周波数特性を平坦化させるように、対応する前記スピーカから出力され前記マイクロフォンに入力される音声信号のうち、対応する前記スピーカから最初に出力された音以外の対応する前記スピーカから出力され前記マイクロフォンに繰り返し入力される信号に対し、同じタイミングで同じ振幅の負の係数の反射音を畳み込むFIRフィルタを有するものである。
さらにまた、前記マイクロフォンで収音されて前記1又は複数のスピーカから拡声された音が、話者からの直接音が前記マイクロフォンに入力されたタイミングから所定時間以内に前記マイクロフォンに入力されないときに、前記信号処理手段から出力される前記1又は複数の出力系統の信号に対して、前記話者からの直接音が前記マイクロフォンに入力されたタイミングから前記所定時間以内の反射音を畳み込むFIRフィルタを有するものである。
さらにまた、音源位置ごとに前記FIRフィルタのタップに畳み込む反射音に関する情報を記憶する第2の記憶手段を有し、前記音源位置検出手段は、前記第2の記憶手段を参照することにより、前記FIRフィルタを用いて、検出した音源位置に対応する反射音を前記1又は複数の出力系統の信号に畳み込むようになされているものである。
本発明の音場制御機器によれば、話者位置(収音マイクロフォンの位置)を検出し、話者位置の変化に応じて、最適な遅延時間と音量及びループ特性(各スピーカと収音マイクロフォン間の伝達特性)となるように、拡声スピーカへ出力する信号の遅延時間、レベル及びイコライジング特性をリアルタイムに制御することができ、ハウリングの発生を防止するとともに、受聴者に高い明りょう度と必要な音圧レベルの確保による高品質な拡声音を提供することができる。
また、位相特性を損なわないFIRタップにより所定時間内の反射音を畳み込むことにより、明りょうな拡声をすることができる。
さらに、専門の音響家(サウンド・オペレータ)がいなくても複数のイコライザー等の各種音場制御機器の調整を瞬時に行うことが可能となり、最適な拡声音を聴取者へ提供することができる。
図1は、本発明の音場制御機器の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
この図において、10は本発明の音場制御機器が適用された拡声システムが設置されたホール又は会議室、11は話者から発せられる音声を収音するマイクロフォンである。本発明の拡声システムにおいては、話者の発話を拡声するスピーカの数は1又は複数のいずれであってもよいが、この実施の形態においては、図示するように、会議室10の前方(図中左側)と天井に複数のスピーカ210〜21nが設けられており、前記マイクロフォン11で収音された話者の発話が該複数のスピーカ210〜21nから拡声されるようになされているものとする。また、会議室10の天井には複数の音源位置検出用センサー221〜22mが設けられており、前記話者の位置(音源位置)を検出することができるようになされている。
なお、この音源位置検出センサー221〜22mは、話者の位置又は話者の発話を収音するマイクロフォンの位置を検出するものであればよく、赤外線や超音波などを利用する人感センサやGPS(Global Positioning System)を利用するものであっても良いし、会議室等の天井に分散配置された複数のマイクロフォンなどであってもよい。
音源位置検出センサー221〜22mが天井に分散配置された複数のマイクロフォンである場合には、入力レベルが所定レベル以上のマイクロフォンのうち入力レベルが最も大きいマイクロフォン22iが話者の発話を収音するマイクロフォン11として選択される。
前記話者の発話を収音するマイクロフォン11で収音された音声信号は、ヘッドアンプ12及びA/D変換器13を介してイコライザ15に入力され、該イコライザ15の出力は、前記複数のスピーカ210〜21nに対応する複数の出力系統に分岐した各系統ごとに設けられた遅延手段160〜16n、イコライザ170〜17n及び音量調整用アッテネータ(ATT)180〜18nに順次入力される。ここで、前記イコライザ15、遅延手段160〜16n、イコライザ170〜17n及びATT180〜18nは、それぞれ、個別の回路により実現してもよいが、ここでは、ディジタル信号処理装置(DSP)14により実現されている。
そして、前記遅延手段160〜16nにより前記マイクロフォン11の位置(音源位置)とそれぞれのスピーカとの距離に応じた遅延時間を付与し、前記イコライザ15及びイコライザ170〜17nと前記ATT180〜18nにより前記各スピーカ210〜211と前記マイクロフォン11との間のループ特性を制御する。ここで、前記イコライザ170〜17nによりそれぞれのイコライジング(GEQ又はPEQ)特性を個別に制御し、前記イコライザ15により全てのループに共通するイコライジング(GEQ又はPEQ)特性を制御する。
前記イコライザ15、前記遅延手段160〜16n、前記イコライザ170〜17n及び前記ATT180〜18nにおける制御量は、音源位置検出部23から音源位置に応じて供給される制御パラメータにより制御されるようになされている。
前記音源位置検出部23は、前記音源位置検出センサー221〜22mの出力に基づいて、常時(例えば、所定の周期で)、音源位置(話者の位置又は収音マイクロフォンの位置)を検出しており、新たな音源位置又は音源位置の移動を検出したときに、前記イコライザ15、各出力系統の遅延手段160〜16n、イコライザ170〜17n及びATT180〜18nに対して、該検出した音源位置に対応する新たな制御パラメータを供給する。
音源位置検出部23に接続された記憶手段24には、あらかじめ各音源位置ごとに、各出力系統の信号(各スピーカへ出力する信号)に設定する遅延時間、出力レベル及びイコライジング特性を記憶したテーブルが記憶されており、前記音源位置検出部23は、前記音源位置検出センサー221〜22mからの出力に基づいて新たな音源位置又は音源位置の移動を検出したときに、該テーブルを参照して、その音源位置に対応する各出力系統の信号に対する前記イコライザ15、遅延手段160〜16n、イコライザ170〜17n及びATT180〜18nに対する新たな制御パラメータを供給する。
なお、前記テーブルは、全ての音源位置についてそれぞれ制御パラメータを記憶する必要はなく、所定の範囲内(ゾーン)にある音源位置について共通の制御パラメータを記憶するようにしてもよい。
また、音源位置が変化し、前記イコライザ15、遅延手段160〜16n、イコライザ170〜17n、ATT180〜18nに供給する制御パラメータを変更するときには、音の途切れやクリック音などのノイズが発生しないように制御パラメータを徐々に変化させるようにすることが望ましい。
このようにして、検出された音源位置に対応する遅延時間、出力レベル及びイコライジング特性が付与された各出力系統の信号は、DSP14から出力され、それぞれ、対応するD/A変換器190〜19nを介してパワーアンプ200〜20nで増幅され、各スピーカ210〜21nから出力される。
このように、話者の位置が図1に示す位置Aから位置B、位置Bから位置Cへと移動したときに、その位置の変化に応じて、前記遅延手段160〜16nにより遅延時間を制御することにより、話者からの直接音とスピーカ210〜21nからの拡声音が受聴者に到達するタイミングを一致させることができ、また、前記イコライザ15と170〜17n及び前記ATT180〜18nによるループ特性の制御により、ハウリングの発生を防止することができる。
より詳細には、以下のようにして拡声する信号の遅延時間、レベル、イコライジング特性を設定する。すなわち、遅延時間は、話者からの直接音の到達タイミングとほぼ同じとなるように、後述する所定時間(40msec)以内に受聴者に到達するように設定する。これにより、話者の音声の明りょう度を上げることができる。この遅延時間の値は、話者と受聴者との距離に比例して大きくなる。また、話者の音像も含めて制御を行うものではないので、前記所定時間を越えて受聴者に到達するように遅延時間を設定することはない。
次にレベルについては、これも話者の音声の明りょう度を上げることが目的なので、話者の直近で充分なレベルが確保されている場所についての拡声は不要であるが、話者からの距離が大きくなるにつれて低下する直接音を補うように拡声音のレベルを設定する。また、話者の音像も含めて制御を行うものではないので、話者の音像が保存されるように拡声のレベルが制限されるものではない。
イコライジング特性については、後に詳述するが、拡声ゲインを上げるとともに、各スピーカとマイクロフォン間のループ特性(音響帰還特性)の周波数特性が平坦化するように設定する。
なお、図1には示していないが、各出力系統にスイッチを設け、例えば、話者の近傍のスピーカについては拡声音を出力しないようにするなど、該スイッチを検出された音源位置に応じてオンオフ制御することにより、音源位置に応じて拡声音を出力するスピーカを選択するようにしてもよい。
なお、図1においては、収音マイクロフォン11は1個の場合を示していたが、複数のマイクロフォンを収音マイクロフォンとして選択し、複数系統の入力信号を拡声するようにしてもよい。この場合には、複数の収音マイクロフォンを選択することができる入力選択手段を設け、選択された各マイクロフォンからの入力信号を処理する前記ヘッドアンプ12、A/D変換器13及びDSP14を各入力信号ごとに設け、それらの出力信号を加算した後、前記D/A変換器190〜19nでディジタル信号に変換して前記パワーアンプ200〜20nから前記スピーカ210〜21nに出力するようにすればよい。
次に、前記記憶手段24に記憶されるテーブルの作成について、図2を参照して説明する。
各音源位置ごとに各出力系統への拡声信号に設定する遅延時間、出力レベル及びイコライジング特性を設定するための制御パラメータを記憶したテーブルを作成するために、各音源位置ごとに前記複数のスピーカとの間のループ特性を測定しておき、該測定結果に基づいて、各音源位置ごとの前記複数のスピーカに対応する出力系統におけるループ特性を決定するための制御パラメータを決定する。
図2の(a)は前記ループ特性の測定について説明するための図である。
この図において、31は信号発生器、32はDSP、33はパワーアンプ、34はスピーカ、35はマイクロフォン、36はヘッドアンプである。マイクロフォン35をスピーカ34からの距離が異なる複数の位置(A,B,C)にセットして、前記信号発生器31からの基準信号をスピーカ34から出力させ、収音マイクロフォン35への音響帰還量を計測する。
図2の(b)〜(d)は、前記マイクロフォン35を、スピーカ34との距離が異なる位置A、B、及びCにセットしたときのループ特性の一般的な例を示す図であり、横軸が周波数、縦軸はレベルを示している。
ここで、ハウリングの発生を防止するために拡声音を再生するスピーカの数がNの場合、そのループゲインを、拡声音を再生するスピーカが1つのときに−6dBとなるように設定したとすると、
ループゲイン=−10logN−6
となる値に設定する必要がある。
そのために、前記ATT18による減衰量には、上記ループゲインの値を加味した値を設定する。
図2の(b)はスピーカ34との距離が近い位置Aにマイクロフォン35をセットしたときのループ特性の例を示している。この図に示すように、スピーカ34と音源位置との距離が近いときは、マイクロフォン34からの入力信号のレベルが大きく、また、高音域のループ特性にピークが発生するために高音域でハウリングが発生する恐れがある。したがって、上述のように前記ATT18による減衰量を大きく設定するとともに、イコライザ17により高音域のゲインを低下させるようにする。従って、高音域のループ特性のピークを抑えることにより、その分だけ拡声ゲインを上げることができるようになる。すなわち、拡声音のレベルを上げることができ、音声の明りょう度を向上することができる。また、ループ特性の周波数特性を平坦化することで、カラーレーションを低減し、拡声音の音質を改善することができる。
図2の(c)はスピーカ34との距離が中程度である位置Bにマイクロフォン35が位置しているときのループ特性の例を示している。この距離においては、レベルは中程度であり、中音域のループ特性にピークが発生するために中音域でハウリングが発生する恐れがある。そこで、前記ATT18による減衰量を中程度とするとともに、前記イコライザ17により中音域のレベルを低下させるようにする。従って、中音域のループ特性のピークを抑えることにより、その分だけ拡声ゲインを上げることができるようになる。すなわち、拡声音のレベルを上げることができ、音声の明りょう度を向上することができる。また、ループ特性の周波数特性を平坦化することで、カラーレーションを低減し、拡声音の音質を改善することができる。
図2の(d)はスピーカ34との距離が遠い位置Cにマイクロフォン35が位置しているときのループ特性である。この距離においては、レベルは低く、また、低音域のループ特性にピークが発生するために低音域でハウリングが発生する恐れがある。そこで、前記ATT18による減衰量は最小とし、前記イコライザ17により低音域のゲインを低下させるようにする。従って、低音域のループ特性のピークを抑えることにより、その分だけ拡声ゲインを上げることができるようになる。すなわち、拡声音のレベルを上げることができ、音声の明りょう度を上げることができる。また、ループ特性の周波数特性を平坦化することで、カラーレーションを低減し、拡声音の音質を改善することができる。
上述のように、各測定結果に基づいて、各音源位置ごとにその音源位置のときに各出力系統のイコライザ170〜17n及びATT180〜18nに供給すべき制御パラメータを決定する。また、各音源位置と各スピーカ210〜21nとの距離からそれぞれの音源位置に応じて各出力系統の信号に与える遅延時間も決定する。また、すべての出力系統に共通するループ特性の補償を行う場合には、前記イコライザ15に供給する制御パラメータを決定する。そして、このようにして決定した各音源位置とそれに対応する遅延時間、出力レベル及びイコライジング特性の制御パラメータを、例えばテーブル形式として前記記憶手段24に記憶しておく。
前述のように、前記音源位置検出部23で新たな音源位置又はその移動が検出されたときに、該テーブルを参照して、イコライザ15、各出力系統に設けられた遅延手段160〜16n、イコライザ170〜17n及びATT180〜18nに対応する新たな制御パラメータを読み出して供給する。
このようにして、前記音源位置検出部23により検出される音源位置の変化に応じて、各スピーカ210〜21nの系統ごとのループ特性を最適なものとすることができ、ハウリングを防止して、高品質の拡声を行うことができる。
次に、より高品質の拡声を行うことができる本発明の音場制御装置の他の実施の形態について説明する。
図3は、本発明の音場制御機器の他の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。この図において、前記図1と同一の構成要素には同一の番号を付して説明を省略する。
図3において、250〜25nは、前記図1における遅延手段160〜16n、イコライザ170〜17n、ATT180〜18n及び前述したスイッチを一まとめに記載したもの(遅延、イコライザ、アッテネータ及びスイッチ部)である。本実施の形態の音場制御機器は、前記図1に示した実施の形態に加え、各スピーカ210〜21nの出力系統に、前記音源位置検出部23により制御されるFIR(finite impulse response)フィルタ260〜26nが設けられている。このFIRフィルタ260〜26nを用いて反射音を畳み込むことにより、より高品質の拡声を行うことができる。
FIRフィルタを用いた反射音の畳み込みについて、図4を参照して説明する。
図4の(a)は、この実施の形態の音場制御機器が適用された会議室10の一例を天井からみた平面図を示している。ここでは、部屋10の一方(前方)に拡声スピーカとしてRチャンネルのスピーカ41とLチャンネルのスピーカ42が設けられており、前記拡声スピーカ41及び42が設けられている側と反対側(後方)の天井に複数の拡声スピーカ43,44,45及び46が分散して配置されている場合を例にとって説明する。
図4の(b)は、話者の位置(音源位置)が拡声スピーカ41及び42に近い位置Aであるときのマイクロフォン11への入力信号の時間構造の一例を示し、(c)は音源位置が拡声スピーカ41及び42から遠い位置Bであるときのマイクロフォン11への入力信号の時間構造の一例を示す図である。
図4の(b)において、0[ms]のタイミングで話者が発話したとする。50は話者により発話されマイクロフォン11に入力される直接音、51−1〜51−3はマイクロフォン11に入力された直接音が前述したDSP14等で信号処理を施された後、Rチャンネルの拡声スピーカ41から出力されてマイクロフォン11へと入力される音である。ここで、51−1はマイクロフォン11に入力された直接音50がRチャンネルのスピーカ41から最初に出力されてマイクロフォン11に帰還した音であり、51−2は51−1の音がマイクロフォン11に収音されスピーカ41から出力されてマイクロフォン11へ帰還した音、51−3は同様に51−2の音が同経路をループした音である。また、52−1〜52−3は、同様にLチャンネルの拡声スピーカ42に関してループして出力されマイクロフォン11へと入力される音である。
このように、信号と該信号から所定時間だけ遅延した信号が繰り返し入力されることにより、周知のように櫛形フィルタが形成され、周波数特性上のピーク/ディップが周期的に現れるために、拡声音にカラーレーションが発生することになる。
また、一般に、第一次到達音から所定時間(40msec)以内に到達する反射音は、明りょう度に対して有用であり、また、所定時間(95msec)以上遅れて到達する反射音は有害であることが知られている。(The Bose Professional Sound Group著、永田穂訳「サウンドシステムデザイン」オーム社、1991, 11、P.32-33)
そこで、本実施の形態においては、拡声スピーカ41及び42から出力され前記マイクロフォン11に入力される音のうち、最初に出力される音である51−1と52−1は、明りょう度に寄与する音であるのでそのまま出力させ、ループして出力され櫛形フィルタを形成する51−2、51−3、52−2、52−3・・・の各成分については、前記FIRフィルタ260〜26nにより、同じタイミングで同じ振幅の負の係数の音53、54、55、56・・・を畳み込む。51−1と52−1の成分を出力することで、拡声音の明りょう度を確保することができる。また、53、54、55、56・・・を畳み込むことで、周波数特性を平坦化させ、櫛形フィルタの形成によるカラーレーションを緩和して、音質を改善することができる。
具体的には、前記拡声スピーカ41及び拡声スピーカ42から出力する信号に対して、それらの出力系統に設けられたFIRフィルタ26i及び26jを用いて、前記マイクロフォン11からの入力信号のうち51−2、52−2、51−3、52−3、・・・について、それらと同じタイミングで負の係数の音53、54、55、56・・・を畳み込む。
これにより、各スピーカ41〜46から出力される拡声音は、拡声音の明りょう度に寄与する成分(51−1及び52−1)は出力されて高い明りょう度が確保されるとともに、カラーレーションが抑制されて高品質の拡声音とすることができる。
図4の(c)は、音源位置(マイクロフォン11の位置)が拡声スピーカ41及び42から遠い位置Bにあるときのマイクロフォン11への入力信号の時間構造である。この図に示すように、音源位置が拡声スピーカ41及び42から遠い場合には、0[ms]のタイミングで話者から発話されマイクロフォン11に入力する直接音50から大きく遅れて、拡声スピーカ41及び42から出力された音51及び52が前記マイクロフォン11に到達することとなる。したがって、直接音50の近傍(40msec以内)に明りょう度に貢献する反射音が存在していない。
そこで、この場合には、前記スピーカ43〜46から出力する音に対して、対応する前記FIRフィルタ26k〜26lを用いて、前記直接音50のタイミングから所定時間以内(例えば、40msec以内)に、反射音57、58、59及び60を畳み込む。すなわち、マイクロフォン11への入力信号に対し、所定の遅延時間、イコライジング特性及びレベル制御を施すことにより前記スピーカ43〜46から出力される拡声音に、明りょう度に寄与する反射音が含まれるようにすることができる。また、このとき、畳み込む反射音59及び60を反射音57及び58の影響が強く出過ぎないようにタイミング、振幅を若干変えて負の係数の音とすることで、周波数特性を平坦化して櫛形フィルタの形成によるカラーレーションを緩和する。なお、ここでは、畳み込む反射音の数は4個としたがこれに限られることはない。
これにより、直接音比率を向上させて明りょう度を高くすることができるとともに、カラーレーションが抑制された高品質の拡声音とすることができる。
前記図4の(b)及び(c)に示したFIRフィルタ260〜26nによる畳み込みを行うために、前述と同様に、各音源位置ごとに、各出力系統のFIRフィルタ260〜26nのタップに畳み込む反射音に関する情報を決定して、該情報(反射音の畳み込み特性に関する情報)を前述したテーブルに記憶しておく。そして、前記音源位置検出部23により新たな音源位置又はその移動が検出されたときに、該テーブルを参照して、該検出された音源位置に対応する反射音を畳み込むことにより、受聴者が聴きやすく、話者も話しやすい拡声を行うことができる。
本発明の音場制御機器の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 テーブルの作成について説明するための図であり、(a)はループ特性の測定について説明するための図、(b)はマイクロフォンとスピーカとの距離が近いときのループ特性の例を示す図、(c)はマイクロフォンとスピーカとの距離が中程度のときのループ特性の例を示す図、(d)はマイクロフォンとスピーカとの距離が遠いときのループ特性の例を示す図である。 本発明の音場制御機器の他の実施の形態の構成を示すブロック図である。 反射音の畳み込みについて説明するための図であり、(a)は会議室10の平面図、(b)は音源位置が拡声スピーカに近いときのマイクロフォン11への入力信号の時間構造の一例を示す図、(c)は音源位置が拡声スピーカから遠いときのマイクロフォン11への入力信号の時間構造の一例を示す図である。 従来の拡声システムの一構成例を示す図である。
符号の説明
10:会議室、11:マイクロフォン、12:ヘッドアンプ、13:A/D変換器、14:ディジタル信号処理装置(DSP)、15:イコライザ、160〜16n:遅延手段、170〜17n:イコライザ、180〜18n:アッテネータ、190〜19n:D/A変換器、200〜20n:パワーアンプ、210〜21n:スピーカ、221〜22m:音源位置検出センサ、23:音源位置検出部、24:記憶手段、250〜25n:遅延、イコライザ、アッテネータ及びスイッチ部、260〜26n:FIRフィルタ

Claims (5)

  1. 話者の発話を収音するマイクロフォンと、該マイクロフォンで収音された音声信号を拡声する1又は複数のスピーカとを有する拡声システムに使用される音場制御機器であって、
    前記話者の位置又は前記話者の発話を収音するマイクロフォンの位置である音源位置を検出する音源位置検出手段と、
    前記マイクロフォンで収音された音声信号が入力され、前記1又は複数のスピーカに対応する1又は複数の出力系統ごとに遅延手段、イコライザ及び音量調整用アッテネータが設けられた信号処理手段であって、前記収音された音声信号に対して、前記音源位置検出手段により検出された音源位置に応じて、対応する前記スピーカからの拡声音が話者からの直接音から所定時間以内に受聴者に到達するように前記音源位置と対応する前記スピーカとの距離に応じた遅延時間を付与するとともに、対応する前記スピーカと前記マイクロフォンとの間の音響帰還特性の周波数特性が平坦化するように前記収音された音声信号のイコライジング特性及び出力レベルを制御して出力する信号処理手段と
    を有することを特徴とする音場制御機器。
  2. マイクロフォンを前記1又は複数のスピーカとの距離が異なる複数の位置にセットしたときの前記1又は複数のスピーカと前記マイクロフォンとの間の音響帰還量に基づいて決定された、音源位置ごとの前記1又は複数の出力系統の信号に付与するイコライジング特性及び出力レベルを設定する前記イコライザ及び音量調整用アッテネータの制御パラメータ、及び、音源位置と前記1又は複数のスピーカとの距離に基づいて決定された音源位置ごとの前記1又は複数の出力系統の信号に付与する遅延時間を設定する前記遅延手段の制御パラメータを記憶する記憶手段を有し、
    前記音源位置検出手段は、前記記憶手段を参照することにより、検た音源位置に対応する前記遅延手段、前記イコライザ及び前記音量調整用アッテネータの制御パラメータを前記信号処理手段に供給するようになされていることを特徴とする請求項1記載の音場制御機器。
  3. 前記信号処理手段から出力される前記1又は複数の出力系統の信号に対して、対応する前記スピーカから前記マイクロフォンへの音響帰還の周波数特性を平坦化させるように、対応する前記スピーカから出力され前記マイクロフォンに入力される音声信号のうち、対応する前記スピーカから最初に出力された音以外の対応する前記スピーカから出力され前記マイクロフォンに繰り返し入力される信号に対し、同じタイミングで同じ振幅の負の係数の反射音を畳み込むFIRフィルタを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の音場制御機器。
  4. 前記マイクロフォンで収音されて前記1又は複数のスピーカから拡声された音が、話者からの直接音が前記マイクロフォンに入力されたタイミングから所定時間以内に前記マイクロフォンに入力されないときに、前記信号処理手段から出力される前記1又は複数の出力系統の信号に対して、前記話者からの直接音が前記マイクロフォンに入力されたタイミングから前記所定時間以内の反射音を畳み込むFIRフィルタを有することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の音場制御機器。
  5. 音源位置ごとに前記FIRフィルタのタップに畳み込む反射音に関する情報を記憶する第2の記憶手段を有し、
    前記音源位置検出手段は、前記第2の記憶手段を参照することにより、前記FIRフィルタを用いて、検出した音源位置に対応する反射音を前記1又は複数の出力系統の信号に畳み込むようになされていることを特徴とする請求項3又は4に記載の音場制御機器。
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