JP3843841B2 - 電子楽器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子鍵盤楽器等の電子楽器に関し、新規な構成の音響帰還系を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子楽器の再生系統は、演奏音を左右2チャンネルのスピーカで再生するものが一般的であった。また、従来の電子楽器は、楽音に残響を付加して再生するものがあった。また、演奏音をマイクで収音し反射音を付加しスピーカで再生する音響帰還系を構成した従来の電子楽器として、特開平5−88674号公報、特開平10−247089号公報に記載のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の電子楽器では、自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感が十分に得られなかった。また、楽音に残響を付加して再生するものでは、音の拡がり感が得られるが、自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感は得られなかった。また、前記従来の音響帰還系を構成した電子楽器は、音場の響き感は得られるが、演奏音を再生するスピーカと、マイク収音信号を再生するスピーカが共通であり、ハウリングを防止するためにスピーカとマイクを近接配置することができず、自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感を得るような設定をすることができなかった。
【0004】
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、例えば自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感を得るような設定をすることができる新規な構成の音響帰還系を有する電子楽器を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、演奏者による演奏音を再生する主スピーカと、該主スピーカで再生された音を収音するマイクと、該マイクの収音信号の反射音信号を生成する反射音生成手段と、該反射音生成手段で生成された反射音信号を再生する補助スピーカとを具備し、前記マイクを、相対的に前記主スピーカから近く前記補助スピーカから遠い位置に配置し、かつ、前記補助スピーカで再生された音が前記マイクに音響帰還されるものである。これによれば、演奏者が演奏を行うと、その演奏音は主スピーカから再生され、該再生音は該主スピーカから相対的に近いマイクで収音され、該マイク収音信号に基づき反射音信号が生成されて、マイクから相対的に遠い補助スピーカから再生される。これによれば、マイクは主スピーカから相対的に近く補助スピーカから相対的に遠い位置に配置されているので、マイク収音信号は主スピーカの再生音(演奏音)のエネルギの割合が大きいものとなり、該マイク収音信号からその反射音信号を生成して補助スピーカから再生することにより、楽器自体(楽器筐体や響板等)が鳴っているような聴感印象を演奏者およびその近傍の聴衆に与えることができ、自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感を与えることができる。また、補助スピーカからマイクへの音響帰還量により、その効果を調整することができる。なお、マイクと主スピーカは音響帰還系を構成しないので、マイクと主スピーカ間ではハウリング制御は容易となり、楽器自体が鳴る効果を十分に発揮させることができる。さらに、マイクと補助スピーカで構成される音響帰還系のループゲインは比較的低くてよいので、ハウリングは発生しにくい。一方、演奏音の再生系統と楽器の鳴りを表現する再生系統が独立しているので、それぞれに相応しい信号処理を施すことができる。
【0006】
この発明は、例えば、前記主スピーカを演奏者に対面する方向に向けて配置し、前記補助スピーカを演奏者に対面しない方向に向けて配置することができる。このような配置にすることにより、演奏音は明瞭に聞こえ、しかも、楽音の奥行き感や厚み感が良好に得られる。この発明の電子楽器を電子ピアノ等の鍵盤楽器として構成する場合は、前記主スピーカを、例えば、楽器筐体の前面に、その放音面を演奏者側に向けて配置し、前記補助スピーカを、楽器筐体の背面に、その放音面を演奏者と反対側に向けて配置し、または、楽器筐体の上面に、その放音面を上方に向けて配置する。この場合、前記マイクは、例えば、前記楽器筐体の前面の、前記主スピーカに隣接する位置に配置することができる。
【0007】
この発明は、前記マイクを、例えば、前記主スピーカを構成する1または2以上のスピーカユニットのうちの少なくとも1つのスピーカユニットの中心からその口径の2倍の距離の範囲内に配置することができる。マイクをこのような配置にすることにより、周囲の環境音(靴音、ペダル音等)が雑音として入りにくくなり、補助スピーカから再生する音のS/Nを良好にすることができる。
【0008】
この発明は、前記主スピーカがマルチウェイスピーカである場合に、前記マイクを、該マルチウェイスピーカを構成する複数のスピーカユニットに挟まれる位置に配置することができる。マイクをこのような配置にすることにより、周囲の環境音が雑音として入りにくくなり、補助スピーカから再生する音のS/Nを良好にすることができるとともに、各スピーカユニットから再生される音をマイクで比較的均等に収音することができる。
【0009】
この発明は、前記反射音生成手段で生成する前記反射音信号の初期遅延時間を、例えば、5〜30msec程度と比較的短く設定することにより、楽器筐体の鳴りを表現することができ、自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感が良好に得られる。また、この場合、前記反射音信号の継続時間を、例えば、300〜600msec程度と比較的短く設定することにより、自然楽器における楽器筐体の鳴りをより確実に表現することができ、自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感がより良好に得られる。
【0010】
また、この発明の構成によれば、反射音信号の初期遅延時間を比較的長く設定した場合には、楽器筐体の鳴り(楽音の奥行き感や厚み感)よりも、むしろ音場の響き(つまり、音場の拡がり感)として感じられるようになる。反射音信号の継続時間を比較的長く設定した場合にも、音場の響きとして感じられるようになる。そこで、反射音信号の初期遅延時間や継続時間を比較的長く設定する(例えば、初期遅延時間を30〜60msec程度とし、継続時間を600〜3000msec程度とする。)ことにより、音場の響きを表現することができる。
【0011】
この発明は、前記マイクと前記補助スピーカで構成される音響帰還系のループゲインを、例えば、−6dB以下に設定することができる。この程度のループゲインがあれば、自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感を得ることができ、しかも、ハウリングの発生を防止することができる。なお、音響帰還系のループゲインは、再生系統の系統数に応じて切り換えることができ、例えば、単一系統(モノラル)で−6dB以下、2系統(2チャンネルステレオ)で−9dB以下、4系統(4チャンネルステレオ)で−12dB以下とすることができる。
【0012】
この発明は、前記補助スピーカからテスト音を再生して前記音響帰還系のループゲインを計測し、該ループゲインが−6dB以下の所定値となるように、前記補助スピーカの再生系統の回路の周波数特性および音量ボリュームを自動調整する自動調整手段をさらに具備することができる。この場合も、音響帰還系のループゲインの目標値を、系統数に応じて、例えば、単一系統(モノラル)で−6dB以下の所定値、2系統(2チャンネルステレオ)で−9dB以下の所定値、4系統(4チャンネルステレオ)で−12dB以下の所定値と切り換えることができる。
【0013】
この発明は、前記反射音生成手段が、初期遅延時間が5〜30msecで継続時間が300〜600msecである反射音信号と、初期遅延時間が30〜60msecで継続時間が600〜3000msecである反射音信号を、演奏者の選択操作に応じて切換可能に生成するものとすることができる。これによれば、初期遅延時間が5〜30msecで継続時間が300〜600msecである前記反射音信号を選択した場合は自然楽器に近い、楽音の奥行き感や厚み感が得られ、初期遅延時間が30〜60msecで継続時間が600〜3000msecである反射音信号を選択した場合は音場の拡がり感が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を説明する。ここでは、この発明を2系統(2チャンネルステレオ)構成の電子ピアノに適用した場合について説明する。図2は、この発明による電子ピアノにおける、スピーカとマイクの配置例を示す。電子ピアノ10は、アップライトピアノを模した外形を有し、筐体12と鍵盤14を具備している。筐体12内には、左チャンネル用の主スピーカ16L、補助スピーカ18L、マイク20Lと、右チャンネル用の主スピーカ16R、補助スピーカ18R、マイク20Rが、放音面あるいは収音面をそれぞれ外部に露出させて収容配置されている。主スピーカ16L、16Rは、筐体12の前面12aの、鍵盤14よりも上方位置の左右に、その放音面を演奏者側に露出させて配置されている。補助スピーカ18L、18Rは、筐体12の背面12bの、鍵盤14よりも上方位置の左右に、その放音面を演奏者と反対側に露出させて配置されている。マイク20L、20Rは、筐体12の前面12aの、鍵盤14よりも上方位置の左右で、相対的に主スピーカ16L、16Rから近く補助スピーカ18L、18Rから遠い位置に、その収音面を演奏者側に露出させて配置されている。
【0015】
筐体12の前面12aの左側の部分の詳細構成を図4に示す。主スピーカ16Lは、スピーカユニットとしてウーハ16L−1とツイータ16L−2を具備する2ウェイスピーカとして構成されている。ツイータ16L−2の上方位置の筐体前面12aには、バスレフのポート22Lが形成されている。マイク20Lは、ウーハ16L−1とツイータ16L−2に挟まれた位置で、ウーハ16L−1とツイータ16L−2の近傍(例えば、各ユニットの中心からその口径の2倍の距離の範囲内)に配置されている。筐体12の前面12aの右側の部分は、図4の構成と左右対称に構成されている。すなわち、図2に示されているように、主スピーカ16Rは、スピーカユニットとしてウーハ16R−1とツイータ16R−2を具備する2ウェイスピーカとして構成されている。ツイータ16R−2の上方位置の筐体前面12aには、バスレフのポート22Rが形成されている。マイク20Rは、ウーハ16R−1とツイータ16R−2に挟まれた位置で、ウーハ16R−1とツイータ16R−2の近傍(例えば、各ユニットの中心からその口径の2倍の距離の範囲内)に配置されている。なお、補助スピーカ18L、18Rは、図2(b)に示されているように、例えば1ウェイスピーカでそれぞれ構成することができる。
【0016】
図2の電子ピアノ10に内蔵されている回路構成を図1に示す。MIDI情報発生部24からは、MIDI情報で予め用意されている伴奏情報が順次読み出される。演奏操作部26からは、演奏者による演奏(鍵盤操作)に応じた演奏情報が出力される。音源発生回路28は、伴奏情報および演奏情報に応じた左右2チャンネル楽音信号を発生する。演奏情報に応じた左右2チャンネル楽音信号は、音の高さに応じて、図3に示すように、高音域ほど右チャンネルに多く割り当て、低音域ほど左チャンネルに多く割り当てる。これにより、実際のピアノの音の定位(高音域ほど右側から聞こえ、低音域ほど左側から聞こえる。)を模すことができる。
【0017】
音源発生回路28から発生された楽音信号は、パワーアンプ29L、29Rを介して、左右の主スピーカ16L、16Rから演奏者に向けてそれぞれ再生される。再生された楽音は、マイク20L、20Rでそれぞれ収音される。これら収音信号は、ヘッドアンプ30L、30R、アッテネータ32L、32R、イコライザ34L、34R、FIR(非巡回型)フィルタ36L、36R、パワーアンプ38L、38Rを介して補助スピーカ18L、18Rから演奏者と反対側に向けてそれぞれ再生される。補助スピーカ18L、18Rから再生された楽音は、部屋の壁や天井で反射して、マイク20L、20Rに音響帰還される。
【0018】
以上の構成によれば、主スピーカ16L、16Rから演奏音および伴奏音が演奏者の方向に向けて再生され、その再生音がマイク20L、20Rで収音され、FIRフィルタ36L、36Rで該収音信号の反射音が生成され、補助スピーカ18L、18Rから演奏者と反対方向再生される。補助スピーカ18L、18Rから再生される音により、楽器自体の鳴り(グランドピアノ等における楽器筐体や響板の鳴り)を表現することができる。アッテネータ32L、32Rは音響帰還系40のゲイン(音量ボリューム)を調整するためのもので、自動および演奏者による手動操作で調整される。音響帰還系40のゲインを調整することにより、自然楽器における楽器筐体の鳴りの程度を調整することができる。自然楽器における楽器筐体の鳴りを表現するために必要な音響帰還系40のゲインは比較的低い値でよく、アッテネータ32L、32Rによる音響帰還系40のゲインの調整範囲は、例えば、−6dB〜−18dBである。音響帰還系40のゲインが−6dB以下であればハウリングは発生しにくい。イコライザ34L、34Rは、音響帰還系40の周波数特性を平坦化するもので、自動で調整され、これによりハウリングはより発生しにくくなる。FIRフィルタ36L、36Rは、マイク収音信号の反射音を生成する。
【0019】
アッテネータ32L、32Rおよびイコライザ34L、34Rの自動調整は、例えば演奏を行う前に、演奏者の調整指令に基づき行われる。すなわち、演奏者が自動調整の指令操作をすると、テスト音として例えばピンクノイズが主スピーカ16L、16Rから再生される。その再生音は、マイク20L、20Rで収音され、補助スピーカ18L、18Rで再生され、音響帰還系40を介してマイク20L、20Rに帰還される。このとき、自動調整手段41は音響帰還系40のループゲインおよび周波数特性を測定し、音響帰還系40の周波数特性を平坦化するようにイコライザ34L、34Rを自動調整し、音響帰還系40のループゲインが例えば−12dBになるようにアッテネータ32L、32Rのゲインを自動調整する。この例では系統数が2であり、ループゲインが−12dB程度であれば、ハウリングを防止することができる。イコライザ34L、34Rの特性は、次に自動調整が指令されるまで、該自動調整された特性に固定される。アッテネータ32L、32Rのゲインは、自動調整された値を中心として例えば±6dBの範囲(音響帰還系40のループゲインとしては−6dB〜−18dBの範囲)で演奏者が手動調整できる。
【0020】
FIRフィルタ36L、36Rに設定される反射音特性(インパルス応答)の概要を図5に示す。自然楽器における楽器筐体の鳴りを表現するための反射音特性は、初期遅延時間が比較的短く(例えば、5〜30msec)、継続時間が比較的短く(例えば、300〜600msec)、減衰の変化勾配が比較的急峻で、反射音間隔が比較的密である。
【0021】
FIRフィルタ36L、36Rの具体例を説明する。FIRフィルタ36L、36Rは、図6に示すように、例えば2段構成のFIRフィルタ36L−1、36L−2(36R−1、36R−2)で構成することができる。1段目のFIRフィルタ36L−1(36R−1)は、反射音の減衰過程を決めるフィルタである。2段目のFIRフィルタ36L−2(36R−2)は、反射音の音色を決めるフィルタである。FIRフィルタ36R−1に設定される反射音パラメータのエンベロープの一例を図7に示す。図7において、実線は反射音のレベル(%)(100%=0dB)、点線は反射音のレベルの絶対値(dB){反射音のレベルをLとすると、20log10(|L|/100)に相当する値}である(図8、図10、図11における表記の意味もこれと同じ)。この反射音パラメータの初期遅延時間は5.84msec、継続時間は400msec以下である。FIRフィルタ36L−1に設定される反射音パラメータも、FIRフィルタ36R−1に設定される反射音パラメータに近いもので、初期遅延時間はFIRフィルタ36R−1の初期遅延時間に6〜8msec加えた値すなわち11.84〜13.84msec、継続時間は400msec以下である。FIRフィルタ36L−1の初期遅延時間をFIRフィルタ36R−1の初期遅延時間よりも6〜8msec長く設定することにより、マイク20Rで収音された高音域を多く含む楽音が先に発音されてから、マイク20Lで収音された低音域を多く含む楽音が6〜8msec遅れて発音されるので、聴感上グランドピアノ等の楽器筐体の鳴りをより自然に表現することができる。
【0022】
FIRフィルタ36R−2に設定される反射音パラメータのエンベロープの一例を図8に示す。FIRフィルタ36R−2に設定される反射音パラメータは、初期遅延時間が0msec、継続時間がFIRフィルタ36R−1に設定される反射音パラメータの継続時間の1/2程度である。FIRフィルタ36L−2に設定される反射音パラメータも、FIRフィルタ36R−2に設定される反射音パラメータに近いもので、初期遅延時間が0msec、継続時間がFIRフィルタ36L−1に設定される反射音パラメータの継続時間の1/2程度である。
【0023】
なお、FIRフィルタ36L、36Rに設定するインパルス応答を切り換えることにより、自然楽器における楽器筐体の鳴りを表現するのに代えて、音場の響きを表現することができる。音場の響きを表現する場合のFIRフィルタ36L、36Rに設定される反射音特性(インパルス応答)の概要を図9に示す。音場の響きを表現するための反射音特性は、自然楽器における楽器筐体の鳴りを表現するための反射音特性(図5)に比べて、初期遅延時間が長く(例えば、30〜60msec)、継続時間が長く(例えば、600〜3000msec)、減衰の変化勾配が緩やかで、反射音間隔が粗である。
【0024】
音場の響きを表現する場合の図6のFIRフィルタ36L−1、36L−2(36R−1、36R−2)に設定する反射音パラメータについて説明する。FIRフィルタ36L−1に設定される反射音パラメータのエンベロープの一例を図10に示す。この反射音パラメータの初期遅延時間は31.5msec、継続時間は約1000msecである。FIRフィルタ36R−1に設定される反射音パラメータも、FIRフィルタ36L−1に設定される反射音パラメータに近いもので、初期遅延時間は31.5msec、継続時間は約1000msecである。FIRフィルタ36L−2に設定される反射音パラメータのエンベロープの一例を図11に示す。FIRフィルタ36L−2に設定される反射音パラメータは、初期遅延時間が0msec、継続時間がFIRフィルタ36L−1に設定される反射音パラメータの継続時間の1/2程度である。FIRフィルタ36R−2に設定される反射音パラメータも、FIRフィルタ36L−2に設定される反射音パラメータに近いもので、初期遅延時間が0msec、継続時間がFIRフィルタ36R−1に設定される反射音パラメータの継続時間の1/2程度である。
【0025】
このように反射音パラメータの切換機能を装備する場合は、メモリに各反射音パラメータデータを保存しておき、演奏者の選択操作に基づき、該当する反射音パラメータをメモリから読み出してFIRフィルタに設定する。音場の響きを表現するモードでは、自然楽器における楽器筐体の鳴りを表現するモードに比べて、アッテネータ32L、32Rのゲインをより大きく設定できるようにする。
【0026】
図1の回路では、必要に応じて点線に示す構成を付加することができる。各点線の構成について説明する。
(a)音場の響きを表現するモードにおいて、ヘッドアンプ30L、30Rとアッテネータ32L、32Rとの間に信号切換回路42を配置し、比較的長い周期(例えば、使用する部屋の残響時間の1〜1/2倍程度の周期)で、信号経路(ヘッドアンプ30L、30Rとアッテネータ32L、32Rとの接続)を、出力レベルを一定に保って緩やかに切り換えることにより、ハウリングを防止する。
(b)他の電子楽器またはマイクからのアンサンブル信号直接入力44を、加算器46L、46Rでヘッドアンプ30L、30Rの出力に加算して、ミキシングする(両モードに適用可)。
(c)各信号系統について、適当な箇所(例えば、収音信号切換回路42とアッテネータ32L,32Rの間)にハイパスフィルタ43L,43Rを配置して、マイク収音信号に含まれる暗騒音(例えば63Hz以下の音)を除去する(両モードに適用)。
(d)各信号系統について、FIRフィルタ36L、36Rよりも後段側にローパスフィルタ45L,45Rを配置する。ローパスフィルタ45L,45Rの特性はモード切換に連動して切り換える。すなわち、自然楽器における楽器筐体の鳴りを表現するモードでは、例えば8kHz〜10kHzの間の減衰を調整することにより、自然楽器が保有している楽器筐体の鳴りの周波数特性を表現する。また、音場の響きを表現するモードでは、例えば2kHz以上の高音域を抑えることにより、ホール等の音場における残響音の高音域の減衰(高音域は空気吸収により中音域よりも早く減衰する)を表現する。
(e)FIRフィルタ36Lに入力する前の信号をディレイ回路47Lで所定時間遅延し、アッテネータ49Lでレベル調整し、リバーブ回路51Lで残響信号を生成し、加算器53LでFIRフィルタ36Lの出力信号と加算する。同様に、FIRフィルタ36Rに入力する前の信号をディレイ回路47Rで所定時間遅延し、アッテネータ49Rでレベル調整し、リバーブ回路51Rで残響信号を生成し、加算器53RでFIRフィルタ36Rの出力信号と加算する。ディレイ回路47L,47Rの遅延時間は、例えば50msec以上に設定する。また、リバーブ回路51L,51RはIIR(巡回型)フィルタで構成する。これにより、音場の響きを表現するモードでは、FIRフィルタ36L、36Rに大規模な回路を使用することなく反射音数を増やして後期反射音を表現することができる。また、自然楽器における楽器筐体の鳴りを表現するモードにおいても、楽器筐体の鳴りを微細に表現するのに利用することができる。
【0027】
この発明による電子ピアノにおける、スピーカとマイクの他の配置例を図12に示す。前記図2の各部と共通する部分には同一の符号を用いる。電子ピアノ10’は、アップライトピアノを模した外形を有し、筐体12と鍵盤14を具備している。筐体12内には、左チャンネル用の主スピーカ16L、補助スピーカ18L、マイク20Lと、右チャンネル用の主スピーカ16R、補助スピーカ18R、マイク20Rが、放音面あるいは収音面をそれぞれ外部に露出させて収容配置されている。主スピーカ16L、16Rは、筐体12の前面12aの、鍵盤14よりも下方位置の左右に、その放音面を演奏者側に露出させて配置されている。補助スピーカ18L、18Rは、筐体12の上面12cの左右に、その放音面を上方に向けて配置されている。マイク20L、20Rは、筐体12の前面12aの、鍵盤14よりも下方位置の左右で、相対的に主スピーカ16L、16Rから近く補助スピーカ18L、18Rから遠い位置に、その収音面を演奏者側に露出させて配置されている。左側の主スピーカ16Lとマイク20Lの構成および相互の位置関係は前記図4で示したのと同じである。右側の主スピーカ16Rとマイク20Rの構成および相互の位置関係は、図4と左右対称である。
【0028】
なお、主スピーカ16L、16Rおよびマイク20L、20Rを図2のように筐体12の前面12aの、鍵盤14よりも上方位置の左右に、その放音面を演奏者側に露出させて配置し、補助スピーカ18L、18Rを図4のように筐体12の上面12cの左右に、その放音面を上方に向けて配置したり、これとは逆に、主スピーカ16L、16Rおよびマイク20L、20Rを図4のように筐体12の前面12aの、鍵盤14よりも下方位置の左右に、その放音面を演奏者側に露出させて配置し、補助スピーカ18L、18Rを図2のように筐体12の背面12bの左右に、その放音面を演奏者と反対側に露出させて配置することもできる。
【0029】
また、以上説明した実施の形態では、スピーカおよびマイクを電子ピアノ10の筐体12内に収容配置したが、筐体12の外側の部分に固定または可動設置する(例えば、筐体12の上面12c上に載置して設置する、鍵盤14の下面14aから吊り下げて設置する等)こともできる。また、上記実施の形態では、系統数を2としたが、この発明は、単一系統あるいは3系統以上の再生系統が設けられている電子楽器にも適用することができる。また、上記実施の形態では、この発明を電子ピアノに適用した場合について説明したが、他の種類の電子鍵盤楽器、さらには、電子鍵盤楽器以外の電子楽器にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示す図で、図2の電子ピアノに内蔵されている回路のシステム構成ブロック図である。
【図2】 この発明の電子楽器におけるスピーカおよびマイクの配置例を示す図である。
【図3】 図1の音源発生回路28から発生される演奏情報に応じた楽音信号の、音の高さに応じた左右チャンネルへの割り当てレベルを示す線図である。
【図4】 図2の電子楽器の正面左側のスピーカおよびマイクの配置を示す一部拡大正面図である。
【図5】 図1のFIRフィルタ36L、36Rに設定される反射音特性(インパルス応答)の概要を示す図である。
【図6】 図1のFIRフィルタ36L、36Rの構成例を示すブロック図である。
【図7】 図6のFIRフィルタ36R−1に設定される反射音パラメータのエンベロープの一例を示す図である。
【図8】 図6のFIRフィルタ36R−2に設定される反射音パラメータのエンベロープの一例を示す図である。
【図9】 音場の響きを表現する場合のFIRフィルタ36L、36Rに設定される反射音特性(インパルス応答)の概要を示す図である。
【図10】 音場の響きを表現するモードでFIRフィルタ36L−1に設定される反射音パラメータのエンベロープの一例を示す図である。
【図11】 音場の響きを表現するモードでFIRフィルタ36L−2に設定される反射音パラメータのエンベロープの一例を示す図である。
【図12】 この発明の電子楽器におけるスピーカおよびマイクの他の配置例を示す図である。
【符号の説明】
10,10’…電子ピアノ(電子楽器)、12…筐体、12a…筐体の前面、12b…筐体の背面、16L,16R…主スピーカ、16L−1,16L−2,16R−1,16R−2…スピーカユニット、18L,18R…補助スピーカ、20L,20R…マイク、36L,36R…FIRフィルタ(反射音生成手段)、40…音響帰還系、
41…自動調整手段。

Claims (14)

  1. 演奏者による演奏音を再生する主スピーカと、
    該主スピーカで再生された音を収音するマイクと、
    該マイクの収音信号の反射音信号を生成する反射音生成手段と、
    該反射音生成手段で生成された反射音信号を再生する補助スピーカとを具備し、
    前記マイクを、相対的に前記主スピーカから近く前記補助スピーカから遠い位置に配置し、かつ、前記補助スピーカで再生された音が前記マイクに音響帰還される電子楽器。
  2. 前記主スピーカを演奏者に対面する方向に向けて配置し、前記補助スピーカを演奏者に対面しない方向に向けて配置してなる請求項1記載の電子楽器。
  3. 前記電子楽器が電子鍵盤楽器であり、
    前記主スピーカを、楽器筐体の前面に、その放音面を演奏者側に向けて配置し、前記補助スピーカを、楽器筐体の背面に、その放音面を演奏者と反対側に向けて配置してなる請求項2記載の電子楽器。
  4. 前記電子楽器が電子鍵盤楽器であり、
    前記主スピーカを、楽器筐体の前面に、その放音面を演奏者側に向けて配置し、前記補助スピーカを、楽器筐体の上面に、その放音面を上方に向けて配置してなる請求項2記載の電子楽器。
  5. 前記マイクを、前記楽器筐体の前面の、前記主スピーカに隣接する位置に配置してなる請求項3または4記載の電子楽器。
  6. 前記マイクを、前記主スピーカを構成する1または2以上のスピーカユニットのうちの少なくとも1つのスピーカユニットの中心からその口径の2倍の距離の範囲内に配置してなる請求項1から5のいずれかに記載の電子楽器。
  7. 前記主スピーカがマルチウェイスピーカであり、前記マイクを、該マルチウェイスピーカを構成する複数のスピーカユニットに挟まれる位置に配置してなる請求項1から6のいずれかに記載の電子楽器。
  8. 前記反射音生成手段で生成する前記反射音信号の初期遅延時間が5〜30msecである請求項1から7のいずれかに記載の電子楽器。
  9. 前記反射音生成手段で生成する前記反射音信号の継続時間が300〜600msecである請求項8記載の電子楽器。
  10. 前記反射音生成手段で生成する前記反射音信号の初期遅延時間が30〜60msecである請求項1から7のいずれかに記載の電子楽器。
  11. 前記反射音生成手段で生成する前記反射音信号の継続時間が600〜3000msecである請求項10記載の電子楽器。
  12. 前記マイクと前記補助スピーカで構成される音響帰還系のループゲインが−6dB以下である請求項1から11のいずれかに記載の電子楽器。
  13. 前記補助スピーカからテスト音を再生して前記音響帰還系のループゲインを計測し、該ループゲインが−6dB以下の所定値となるように、前記補助スピーカの再生系統の回路の周波数特性および音量ボリュームを自動調整する自動調整手段をさらに具備してなる請求項1から12のいずれかに記載の電子楽器。
  14. 前記反射音生成手段が、初期遅延時間が5〜30msecで継続時間が300〜600msecである反射音信号と、初期遅延時間が30〜60msecで継続時間が600〜3000msecである反射音信号を、演奏者の選択操作に応じて切換可能に生成する請求項1から7のいずれかに記載の電子楽器。
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