JP4688356B2 - 弾性クローラ走行装置およびこの弾性クローラ走行装置に用いる履帯用スプロケット - Google Patents
弾性クローラ走行装置およびこの弾性クローラ走行装置に用いる履帯用スプロケット Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は建設、土木、農業等で、例えば軟弱地を走行するために使用される弾性クローラ走行装置とこの弾性クローラ走行装置に用いる履帯用スプロケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴム等の弾性材料で形成された弾性クローラを備えた弾性クローラ走行装置は現在コンバイン等の農業機械、バックホー等の建設作業機械等に幅広く用いられている。
従来、この弾性クローラ走行装置は無端帯状に形成した弾性クローラと、この弾性クローラの内面に接触して配設される履帯用スプロケット、従動輪および転動輪から主構成されるものである。
【0003】
前記履帯用スプロケット、従動輪および転動輪は互いに所定の軸間距離をおいて配設されており、前記弾性クローラは前記履帯用スプロケットによって駆動力が伝達され循環回走可能とされている。
以下、弾性クローラと前記履帯用スプロケット、前記従動輪および転動輪との関係を図13乃至図15で説明する。
【0004】
図13は弾性クローラと履帯用スプロケットとが接触した状態を示している。
図13に示す弾性クローラ42は無端帯状の帯本体47と、この帯本体47の内面に突隆形成される複数の突起48と、前記帯本体47の内部に埋設されて前記帯本体47の伸びを規制するスチールコード等の抗張体49とから主構成されている。
【0005】
前記突起48は、前記帯本体47の内面全周にわたって一定の間隔をおいて複数配設されている。
また、前記抗張体49は履帯用スプロケット43、従動輪45および転動輪46が弾性クローラ42の内面側から前記弾性クローラ42を押し伸ばそうとする力(以下、伸張力という。)によって生じる伸びを規制するためのものである。
【0006】
前記抗張体49は前記帯本体47の帯幅方向(記号Xの矢印の方向。以下、この方向を基準方向とし、単に帯幅方向という場合がある。)における一定の埋設幅(記号Aで示す矢印幅。以下、埋設幅Aという。)内に複数埋設されている。
前記弾性クローラ42を駆動する履帯用スプロケット43は前記突起48同士の間の谷部に嵌って弾性クローラ42に駆動力を伝達する棒状の駆動歯部51とこの駆動歯部51を挟持する円板状で対の胴部本体50とから構成されている。
【0007】
この図13に示すように前記駆動歯部51の長手方向の長さと前記突起48の帯幅方向における根元幅(記号Dの矢印で示す幅)とは略等しくされ、胴部本体50がこの駆動歯部51を挟持したかたちとなっていた。
前記履帯用スプロケット43における前記帯本体47の内面との接触部56の帯幅方向の接触幅は前記駆動歯部51の長手方向の長さと前記胴部本体50の帯幅方向における幅とを足したものとなっており、この接触幅を記号Eの矢印で示している(以下、この幅を履帯用スプロケット43における接触幅Eという。)。
【0008】
前述のように前記駆動歯部51の長手方向の長さと前記突起48の前記根元幅を略等しくし、この駆動歯部51を前記胴部本体50が挟持すれば弾性クローラ42と履帯用スプロケット43が帯幅方向で相互にずれたときに前記胴部本体50の内側の面が前記突起48と接触して前記履帯用スプロケット43の位置を規制することができるようになるがこの胴部本体50の厚さ(帯幅方向における幅)は、この履帯用スプロケット43の軽量化、材料コストの低減化のために極力小さくされていた。
【0009】
そのため、この履帯用スプロケット43における接触幅Eは前記埋設幅Aよりも小さくなっていた。
ここで、前記履帯用スプロケット43における前記接触幅Eと前記埋設幅Aとの差を記号Fの矢印幅で示しており、以下この差を非接触幅Fと呼ぶこととする。
【0010】
図14は前記従動輪45または転動輪46と前記帯本体47とが接触している状態を示したものである。
この図14において従動輪45および転動輪46はいずれも前記突起48を跨いで帯本体47の内周面上を転動するいわゆるマタギ転輪となっており、この従動輪45(転動輪46)が帯本体47の内面と接触している部分の帯幅方向における接触幅は記号Gの矢印で示すような幅(以下、従動輪等における接触幅Gという。)であった。
【0011】
また、図14には前記履帯用スプロケット43における接触幅Eを比較のために示している。
前記履帯用スプロケット43における接触幅Eと前記従動輪等における接触幅Gとを比較すると、前記履帯用スプロケット43における接触幅Eと前記従動輪等における接触幅Gとは一致している部分はあるが完全に一致していない。
【0012】
この場合、前記履帯用スプロケット43における接触幅Eと前記従動輪等における接触幅Gとが一致している(重なっている)範囲(以下、一致範囲という。)内にある抗張体49は前記履帯用スプロケット43と従動輪45および転動輪46から前記伸張力を受けることとなるが、一致範囲外に位置する抗張体49は前記履帯用スプロケット43のみから、あるいは前記従動輪等のみから前記伸張力を受けることとなっていた。
【0013】
図15は図13におけるQ−Q矢印断面図であり、履帯用スプロケット43と
弾性クローラ42の巻掛かりの状態を示している。
この履帯用スプロケット43の巻掛かりの状態にあっては、弾性クローラ42はこの弾性クローラ42(帯本体8)の周方向(記号Yの矢印で示す方向)に引っ張られて(テンションをかけられて)履帯用スプロケット43に取り付けられている。
【0014】
この場合、帯本体47において突起48が形成されている部分と突起48同士の間の部分とでは引っ張られたときの伸びが異なる。
より具体的には、突起が設けられている部分は帯本体47の厚さが突起がある分だけ厚くなっているの伸びにくくなり、それに比べて前記突起48同士の間の帯本体8部分は伸びやすくなっている。
【0015】
そのため、弾性クローラ2の周方向に沿ってテンションがかけられているときには伸びやすい部分(突起9同士の間の部分)の抗張体49の部分は引き伸ばされて直線的になり、そして直線的となった部分同士が伸びにくくなっている部分でつながるようなかたちとなり、これによって、図15に示すように抗張体49は多角形状に変形してしまっていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように一致範囲内にある抗張体49と一致範囲外にある抗張体49とを比較すると、一致範囲内にある抗張体49は履帯用スプロケット、従動輪、転動輪によって複数箇所で伸張力を受けるのでその全体に略均一な力を受けることとなり、一方、一致範囲外にある抗張体49は前記履帯用スプロケットのみによってあるいは前記従動輪45(転動輪46)のみによって局所的な伸張力を受けてしまっていた。
【0017】
前述した一致範囲外にある抗張体49のように局所的な伸張力を受けてしまってはその伸張力を受けた部分が破断しやすくなってしまうという問題点があった。
また、前記非接触幅Fに相当する帯本体47(弾性クローラ)内面部分には履帯用スプロケット43が接触していないためにほとんど伸張力がかかっておらず前記履帯用スプロケットにおける接触幅E内に位置する抗張体49に加わる伸張力と前記非接触幅F内に位置する抗張体49に加わる伸張力とが不均等になってしまっていた。
【0018】
前記不均等となる状態では伸張力が大きく作用する抗張体(前記履帯用スプロケットにおける接触幅E内に位置する抗張体)の方が破断しやすく寿命も短くなってしまっていた。
これは、前記駆動歯部の長手方向の長さを前記突起の前記根元幅と略等しくしてしまったことによる問題点であった。
【0019】
更に、前記抗張体49が前記多角形状に変形してしまっては、多角形における角の部分に局所的な伸張力が加わってしまい、前記部分が破断してしまうという問題点があった。
これは、抗張体49に局所的に伸張力が加わってしまうことによる問題点であった。
【0020】
そこで本発明は弾性クローラに埋設された抗張体に局所的な力が加わることを極力少なくできる弾性クローラ走行装置およびこの弾性クローラ走行装置に用いる履帯用スプロケットを提供することを第1の目的とする。
前述した第1の目的に加えて、弾性クローラに埋設された抗張体のその巻掛かり部分に均等な伸張力を加えることができる履帯用スプロケットを提供することを第2の目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するために以下の技術的手段を講じた。
すなわち本発明に係る弾性クローラ走行装置は、伸びを規制する抗張体14が内部に埋設され弾性材料により形成された無端帯状の帯本体8の内面周方向に沿って間隔を有して突隆形成された複数の突起9を有する弾性クローラ2、ならびに前記弾性クローラ2を駆動する履帯用スプロケット3、いずれも前記弾性クローラ2の内面に接触して配設される従動輪6および転動輪7を備えた弾性クローラ走行装置1であって、前記履帯用スプロケット3は、前記弾性クローラ2を駆動するためにその回転軸を中心とする円の周方向に沿って配され前記回転軸の軸心方向に伸びた駆動歯部12を複数有し、前記駆動歯部12は、前記弾性クローラ2の周方向に隣り合う前記突起9間に嵌り込む駆動部18と、前記駆動部18を中にして前記回転軸の軸心方向の両端部に形成され前記円の周方向におけるその幅が前記駆動部18よりも大きいことにより前記突起9に係合して前記弾性クローラ2の前記軸心方向のズレを防止するガイド部19と、で構成され、前記弾性クローラ2を駆動するときに前記帯本体8に接触する前記駆動歯部12の先端部である接触部17の前記軸心方向の接触幅Cが前記抗張体14の前記軸心方向における埋設幅Aに略等しい。
【0022】
好ましくは、前記接触幅Cが、前記突起9の前記幅方向における根元幅Bよりも大きい。
好ましくは、前記ガイド部19は、前記駆動部18との連続部分に、前記突起9に当接させて前記弾性クローラ2の前記幅方向のずれを規制するための規制面21を有しており、前記規制面21は、前記円の周方向に対して傾斜する。
【0023】
突起の帯幅方向における根元幅よりも履帯用スプロケットにおける前記接触幅を大きくした分だけ前記一致範囲を広げることができるので、これによって、抗張体に局所的な力が加わることを極力少なくすることができる。
また、弾性クローラが履帯用スプロケットに巻掛かっている部分の抗張体に均等な伸張力を加えることができる。
【0024】
本発明に係る履帯用スプロケットは、内面周方向に沿って間隔を有して突隆形成された複数の突起9を有する弾性クローラ2が装着される弾性クローラ走行装置に使用される履帯用スプロケットであって、前記弾性クローラ走行装置の駆動軸に装着される軸挿通孔25と、前記軸挿通孔25の軸心から等間隔にかつ前記軸心を中心とする円の周方向に沿って複数が配され前記軸心方向に伸びた、前記弾性クローラ2を駆動するための駆動歯部12と、有し、前記駆動歯部12は、前記弾性クローラ2の周方向に隣り合う前記突起9間に嵌り込む駆動部18と、前記駆動部18を中にして前記幅方向の両端部に形成され前記円の周方向におけるその幅が前記駆動部18よりも大きいことにより前記突起9に係合して前記弾性クローラ2の前記幅方向のズレを防止するガイド部19と、で構成される。
【0025】
弾性クローラと履帯用スプロケットとの係合部分(巻掛かり部分)においては駆動歯部は突起同士の間に位置することとなるが、換言すれば突起は駆動歯部同士の間に位置することとなる。
履帯用スプロケットは、ガイド部を有することにより弾性クローラを装着して走行するときにその位置規制ができ、脱輪しにくくなる。
【0026】
好ましくは、前記ガイド部19は、前記駆動部18との連続部分に、前記突起9に当接させて前記弾性クローラ2の前記幅方向のずれを規制するための規制面21を有しており、前記規制面21は、前記円の周方向に対して傾斜する。
これによって前記弾性クローラと前記履帯用スプロケットとが帯幅方向においてずれたときに規制面が突起に当接してそれ以上ずれないようになって履帯用スプロケットの位置規制ができ、履帯用スプロケットが脱輪しにくくなる。
【0027】
また、突起と規制面との間に土(泥)等が入り込んだときに前記規制面は傾斜しているので突起と規制面とが当接しようとしたときに土(泥)等がこの規制面に圧着されにくくなり、規制面に土(泥)等が付着しにくくなる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図12は本発明における弾性クローラ走行装置の実施形態の一例を示している。
本発明における弾性クローラ走行装置1は、ゴム等の弾性材料で無端帯状に形成された弾性クローラ2と、この弾性クローラ2を駆動するための駆動輪である履帯用スプロケット3と、この履帯用スプロケット3と軸間距離をおいて前記弾性クローラ2の内面に接触して配設される従動輪6および転動輪7とから主構成されるものである。
【0029】
そして前記履帯用スプロケット3、従動輪6および転動輪7がそれぞれ所定の軸間距離をおいて配設されることで前記弾性クローラ2は前記履帯用スプロケット3によって駆動力が伝達され循環回走可能とされている。
前記弾性クローラ2は帯本体8と、この帯本体8の内面に突隆形成される複数の突起9と、前記帯本体8の内部に埋設されて前記帯本体8の伸びを規制するスチールコード等の抗張体14とから主構成されている。
【0030】
前記突起9は、前記帯本体8の内面周方向の全周にわたって一定の間隔をおいて複数配設されている。
この突起9同士の間の谷部は前記履帯用スプロケット3が係合して駆動力を伝達するための係合溝15とされている。
また、前記抗張体14は履帯用スプロケット、従動輪6および転動輪7が弾性クローラ2の内面側から前記弾性クローラ2を押し伸ばそうとする力(以下、伸張力という。)によって生じる伸びを規制するためのものである。
【0031】
前記抗張体14は前記帯本体8の帯幅方向(以下、この方向を基準方向とし、単に帯幅方向という場合がある。)における一定の埋設幅内に埋設されている。
図3は履帯用スプロケットの参考形態を示している。
この履帯用スプロケット3は側方視略星形であり、前記係合溝15に嵌って駆動力を伝達するための駆動歯部12と、この駆動歯部12を支持するための胴部本体10とから構成されている。
【0032】
前記駆動歯部12は円筒状に形成されており、この駆動歯部12が前記係合溝15に嵌って駆動力を伝達できるようになっている。
図4は履帯用スプロケットと弾性クローラとの巻掛かりの状態を示す部分側面図である。
履帯用スプロケット3の駆動歯部12は前記係合溝15に嵌っており、胴部本体10側からみた前記駆動歯部12の先端部は前記帯本体8と接触する接触部17として前記帯本体8内面に接触している。
【0033】
前記駆動歯部12同士の間の前記胴部本体10の部分に形成された凹部11は前記突起9の突端部と接触しないような深さに形成されている。
このように前記凹部11を前記突起9の突端部と接触しないように形成することでこの巻掛かりの状態で前記突起9と前記凹部11の間の部分には間隙ができ、履帯用スプロケット3はこの間隙に入り込んだ土(泥)等を排出しやすくなっている。
【0034】
また、胴部本体10の中央には駆動力を伝達するための駆動軸を装着するための軸挿通孔25が形成されている。
図5は本発明における履帯用スプロケットの実施形態を示している。
図5に示す履帯用スプロケット3において前記駆動歯部12の長手方向両端部はこの履帯用スプロケット3(駆動歯部12)と前記弾性クローラ2との相互の横ずれ(帯幅方向のずれ)を規制するためのガイド部19とされている。
【0035】
前記ガイド部19には前記横ずれ規制のための規制面21が形成されている。
この規制面21は前記横ずれしたときに前記突起9と当接してそれ以上ずれないように前記履帯用スプロケット3の位置規制をすることができるようになっている。
図1は履帯用スプロケット3が前記弾性クローラ2と接触している状態を示している。
【0036】
この図1に示すように履帯用スプロケット3の接触部17の帯幅方向における接触幅(記号Cの矢印で示す幅)は突起9の帯幅方向(記号Xの矢印の方向。以下、他の図において同じ。)における根元幅(記号Bで示す矢印の幅)よりも広くされており、そして抗張体14の帯幅方向における埋設幅(記号Aの矢印で示す幅)と略等しくされている。
【0037】
このように前記接触部17の前記接触幅Cを前記根元幅Bよりも広くし、前記接触幅Cと前記抗張体14の前記埋設幅Aとを略等しくすることで、この巻掛かりの状態において前記履帯用スプロケット3(駆動歯部12)は前記埋設幅A内にある前記抗張体14に均等な力を伝達でき、換言すれば前記埋設幅A内にある前記抗張体14は均等に伸張力を受けることができるようになるのである。
【0038】
図6は履帯用スプロケットの参考形態を示している。
この参考形態においては、履帯用スプロケット3の胴部本体10は円筒(ドラム)形状であって、対とされており、棒状の駆動歯部12の長手方向の両端のそれぞれを前記胴部本体10のそれぞれの筒心方向における一端面部に当接させて一体とし、前記胴部本体10が前記駆動歯部12を挟持する形となっている。
【0039】
前記駆動歯部12は前記胴部本体10の筒周縁に沿って一定の間隔をおいて複数配設されている。
前記胴部本体10の筒周側面部には履帯用スプロケット3と弾性クローラ2の巻掛かりの状態においてこの履帯用スプロケット3と弾性クローラ2との間に入り込む土(泥)等を排出するための排土孔27が複数形成されている。
【0040】
前記排土孔27は前記胴部本体10の筒周方向に沿って所定の間隔をおいて位置している。
図2は履帯用スプロケット3と弾性クローラ2とが接触した状態を示している。
この図2に示すように履帯用スプロケット3において帯本体8と接触する接触部17は、駆動歯部12が帯本体8と接触する部分17aとその左右の胴部本体10の筒周側面部17bをあわせた部分である。
【0041】
前記接触部17において、帯本体8の内面に突隆形成された突起9の帯幅方向における根元幅Bに相当する帯本体8との接触部分、すなわち駆動歯部12が帯本体8と接触する部分17aは、その他の接触部分、すなわち前記胴部本体10の前記筒周側面部17bよりも突出して形成されている。
前記突出させる方向は履帯用スプロケット3の回転中心からみたときにはこの回転中心の中心軸に直交する方向である。
【0042】
前記接触部17の帯幅方向における接触幅Cと抗張体14の帯幅方向における埋設幅Aとは略等しくされている。
このように駆動歯部12と胴部本体10とがともに弾性クローラ2に接触している場合に駆動歯部12および胴部本体10とが弾性クローラ2に接触する接触部17の帯幅方向における接触幅Cと抗張体14の埋設幅Aとを略等しくすることによって、埋設幅内Aにある抗張体14はそれぞれ均等な伸張力を受けることとなる。
【0043】
なお、前記排土孔27が前記胴部本体10の前記筒周側面部に前記筒周方向に沿って所定の間隔をおいて複数形成されていることは前述したが、より具体的には前記胴部本体10における前記接触部17を避ける位置、すなわち、駆動歯部12同士の間隔内に相当する胴部本体10の筒周側面部の位置に形成されることが望ましく、前記所定の間隔とはこのように排土孔27が形成されたときの排土孔27同士の間隔をいう。
【0044】
図7は図2におけるP−P矢印断面図を示している。
図2において、駆動歯部12は胴部本体10よりも突出して形成されていることを述べたが、このように駆動歯部12を胴部本体10よりも突出して形成することによってこの駆動歯部12が帯本体8に接触したときには、突出した駆動歯部12が帯本体8を押すこととなり、これに伴って前記駆動歯部12に押された抗張体14は押された分だけ履帯用スプロケット3の中心からみて弾性クローラ2の外面側に押し伸ばされることとなる。
【0045】
図15は駆動歯部12を前述のように突出させていないときの巻掛かりの状態を示しているが、図15と図7とを比較すると図15における抗張体14の多角形状の変形の度合いよりも図7における変形の度合いの方が小さくなっており、
図7の状態の方が図15の状態よりも抗張体14にかかる伸張力をより均一なものとすることができるのである。
【0046】
図8は履帯用スプロケットの参考形態を示している。
この参考形態における履帯用スプロケット3は図3に記載された参考形態において説明した履帯用スプロケット3の左右両側を図6に記載された参考形態において説明した対の胴部本体10で挟んだような形状となっている。
履帯用スプロケットに、より大きな強度が必要とされる場合にはこの参考形態のような履帯用スプロケットを採用してもよい。
【0047】
図9乃至11は図5についての形態において説明した履帯用スプロケットと弾性クローラの巻掛かりの状態を示しており、以下この履帯用スプロケットの駆動歯部と弾性クローラの係合関係を説明する。
図9は履帯用スプロケット(駆動歯部)の形態を示している。
この図9では、弾性クローラと履帯用スプロケット(駆動歯部)のかみ合いの状態を示しており、駆動歯部12のみを2点鎖線の仮想線で示している(以下、図10、図11において同じ。)。
【0048】
この図9に示す駆動歯部12は前記係合溝15に嵌って駆動力を弾性クローラ2に伝達する駆動部18と、帯幅方向で突起9と係合して履帯用スプロケット3と弾性クローラ2の帯幅方向における相互のずれ(横ずれ)を規制するガイド部19とから主構成される(以下、図10、図11において同じ。)。
帯本体8の周方向(記号Yの矢印が示す方向)における前記駆動部18の幅(以下、この方向の幅を周方向幅という。)は、前記係合溝15の該幅と略等しくされており、一方ガイド部19の周方向幅は前記係合溝15の該幅よりも大きくされている。
【0049】
このようにガイド部19の周方向幅を係合溝15の該幅よりも大きくすれば弾性クローラ2と履帯用スプロケット3とが帯幅方向でずれたとき(横ずれをしたとき)にガイド部19が突起9に突き当たり(当接して)、それ以上の横ずれをしないように履帯用スプロケット(駆動歯部12)の位置規制をすることができるようになる。
【0050】
ここで、ガイド部19が突起9の突き当たる面を前記横ずれを規制するための規制面として符号21で示しており、この規制面21は、係合溝15を形成する対の突起9の両方に係合するように前記ガイド部19に形成されている。
この規制面21は図9に示すように突起9から離れるように傾斜させて設けるのが望ましい。
【0051】
このように規制面21を傾斜させると突起9が規制面21に突き当たったときには前記規制面21は横ずれの方向(帯幅方向)に対して斜めになっているので、突起9と規制面21との間に入り込んだ土(泥)等は前記規制面21に圧着されにくくなるからである。
なお、履帯用スプロケット3と弾性クローラ2の相互の横ずれにおいて、左右両方の横ずれを規制するためには、前記規制面21は駆動歯部12の帯幅方向(長手方向)における中央に対して左右対として形成されることが必要である。
【0052】
図10は履帯用スプロケット(駆動歯部)の他の形態を示している。
前述した図9に示された形態において、前記規制面21は、係合溝15を形成する対の突起9の両方に係合するように設けられていたが、この図10に示される形態では、弾性クローラ2と駆動歯部12の相互の横ずれを規制する規制面21は係合溝15を形成する対の突起9のうちの片方に係合するようにガイド部19に設けられている。
【0053】
このように規制面21をガイド部19に設けても図9に示された形態同様この規制面21が駆動歯部12の帯幅方向(長手方向)における中央に対して左右対となっていれば前記横ずれを規制できる。
図11は履帯用スプロケット(駆動歯部)の他の形態を示している。
この形態において、弾性クローラ2に突隆形成された突起9は帯本体8の周方向(記号Yの矢印で示す方向)に沿って2列とされている。
【0054】
履帯用スプロケットと弾性クローラの互いの横ずれを規制するガイド部19の規制面21は駆動歯部12の前記周方向に対していわば千鳥状とされている。このようなパターン(千鳥状)で規制面21を設けても、これらの規制面21は駆動歯部12の帯幅方向(長手方向)における中央に対して左右対となっているので図9及び図10に示された形態と同様に前記横ずれを規制することができる。
【0055】
以上で説明した特徴を有する履帯用スプロケットを図12で説明した弾性クローラ走行装置に装着してこの弾性クローラ走行装置を運転すれば弾性クローラに埋設された抗張体に局所的な力が極力加わらないようにでき、この弾性クローラ走行装置は弾性クローラの寿命を長く保つことができるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限られるものではなく、以下のように種々の変形が可能である。
【0056】
本発明における弾性クローラ走行装置は図12において説明したものに限られず、ゴム等の弾性材料で無端帯状に形成された弾性クローラと、弾性クローラの内面に接触して配設される履帯用スプロケット、従動輪および転動輪を有するものであればどのようなものでもよい。
前記横ずれを規制するための前記ガイド部に形成される規制面の形成パターンは図9ないし図11に示された形態で説明したものに限られず、駆動歯部の帯幅方向(長手方向)における中央から左右に対となるものであればどのようなパターンであってもよい。
【0057】
また、図11において弾性クローラ(帯本体)の内面に突隆形成された突起9は帯本体(弾性クローラ)の周方向に沿って2列に形成されていたが、この突起9は1列、2列に限られず3列以上(複数列)形成されたものであっても履帯用スプロケットの駆動歯部を係合させることができる。
前記突起を前述のように2列以上とした場合には、各列ごとの前記突起に係合するように前記ガイド部を有する駆動歯部を履帯用スプロケットに設けてもよい。
【0058】
前記胴部本体10の周側面部に形成した排土孔27の大きさおよび数は胴部本体10の強度等を考慮して自由に決めてよい。
弾性クローラに埋設された抗張体はスチールコード等によって形成され前記埋設幅内に複数埋設されたものに限らず、例えば、一定幅を有する帯状のものであってもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明した本発明によれば弾性クローラに埋設された抗張体に局所的な力が加わることを極力少なくできる弾性クローラ走行装置およびこの弾性クローラ走行装置に用いる履帯用スプロケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 履帯用スプロケットと弾性クローラとが接触している状態を示す図であり、図12におけるZ−Z矢印断面図である。
【図2】 履帯用スプロケットと弾性クローラとが接触している状態を示す断面図である。
【図3】 履帯用スプロケットの参考形態を示す斜視図である。
【図4】 履帯用スプロケットと弾性クローラとの接触状態を示す部分側面図である。
【図5】 本発明における履帯用スプロケットの形態を示す斜視図である。
【図6】 履帯用スプロケットの参考形態を示す斜視図である。
【図7】 図2におけるP−P矢印断面図である。
【図8】 履帯用スプロケットの参考形態を示す斜視図である。
【図9】 履帯用スプロケットの形態を示す図である。
【図10】 履帯用スプロケットの他の形態を示す図である。
【図11】 履帯用スプロケットの他の形態を示す図である。
【図12】 本発明における弾性クローラ走行装置の実施形態の一例を示す側面図である。
【図13】 従来の弾性クローラ走行装置の履帯用スプロケットと弾性クローラが接触した状態を示す図である。
【図14】 従来の弾性クローラ走行装置の従動輪(転動輪)と弾性クローラが接触した状態を示す図である。
【図15】 図13におけるQ−Q矢印断面図である。
【符号の説明】
1 弾性クローラ走行装置
2 弾性クローラ
3 履帯用スプロケット
6 従動輪
7 転動輪
8 帯本体
9 突起
10 胴部本体
11 凹部
12 駆動歯部
14 抗張体
15 係合溝
17 接触部
19 ガイド部
21 規制面
27 排土孔
A 埋設幅
B 根元幅
C 接触幅
Claims (5)
- 伸びを規制する抗張体(14)が内部に埋設され弾性材料により形成された無端帯状の帯本体(8)の内面周方向に沿って間隔を有して突隆形成された複数の突起(9)を有する弾性クローラ(2)、ならびに前記弾性クローラ(2)を駆動する履帯用スプロケット(3)、いずれも前記弾性クローラ(2)の内面に接触して配設される従動輪(6)および転動輪(7)を備えた弾性クローラ走行装置(1)であって、
前記履帯用スプロケット(3)は、
前記弾性クローラ(2)を駆動するためにその回転軸を中心とする円の周方向に沿って配され前記回転軸の軸心方向に伸びた駆動歯部(12)を複数有し、
前記駆動歯部(12)は、
前記弾性クローラ(2)の周方向に隣り合う前記突起(9)間に嵌り込む駆動部(18)と、
前記駆動部(18)を中にして前記回転軸の軸心方向の両端部に形成され前記円の周方向におけるその幅が前記駆動部(18)よりも大きいことにより前記突起(9)に係合して前記弾性クローラ(2)の前記軸心方向のズレを防止するガイド部(19)と、で構成され、
前記弾性クローラ(2)を駆動するときに前記帯本体(8)に接触する前記駆動歯部(12)の先端部である接触部(17)の前記軸心方向の接触幅(C)が前記抗張体(14)の前記軸心方向における埋設幅(A)に略等しい
ことを特徴とする弾性クローラ走行装置。 - 前記接触幅(C)が、前記突起(9)の前記軸心方向における根元幅(B)よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性クローラ走行装置。 - 前記ガイド部(19)は、前記駆動部(18)との連続部分に、前記突起(9)に当接させて前記弾性クローラ(2)の前記幅方向のずれを規制するための規制面(21)を有しており、
前記規制面(21)は、前記円の周方向に対して傾斜する
ことを特徴とする請求項1に記載の弾性クローラ走行装置。 - 内面周方向に沿って間隔を有して突隆形成された複数の突起(9)を有する弾性クローラ(2)が装着される弾性クローラ走行装置に使用される履帯用スプロケットであって、
前記弾性クローラ走行装置の駆動軸に装着される軸挿通孔(25)と、
前記軸挿通孔(25)の軸心を中心とする円の周方向に沿って配され前記軸心方向に伸びた、前記弾性クローラ(2)を駆動するための複数の駆動歯部(12)と、有し、
前記駆動歯部(12)は、
前記弾性クローラ(2)の周方向に隣り合う前記突起(9)間に嵌り込む駆動部(18)と、
前記駆動部(18)を中にして前記幅方向の両端部に形成され前記円の周方向におけるその幅が前記駆動部(18)よりも大きいことにより前記突起(9)に係合して前記弾性クローラ(2)の前記幅方向のズレを防止するガイド部(19)と、で構成された
ことを特徴とする履帯用スプロケット。 - 前記ガイド部(19)は、前記駆動部(18)との連続部分に、前記突起(9)に当接させて前記弾性クローラ(2)の前記幅方向のずれを規制するための規制面(21)を有しており、
前記規制面(21)は、前記円の周方向に対して傾斜する
ことを特徴とする請求項4に記載の履帯用スプロケット。
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