JP4670656B2 - 車両の電力供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の電力供給装置に関するものである。
例えば自動二輪車では、エンジン始動に際し、バッテリから給電により電子制御装置等が起動され、その起動に伴いエンジンの運転が開始される。エンジンの運転開始後は、エンジンの回転により発電機が発電を開始し、発電機で発生した電力が電子制御装置等に供給される。また、発電機の電力がバッテリに適宜供給されてバッテリ充電が行われる。
かかる場合、バッテリ電圧が十分に高いと、上記のとおりバッテリからの給電によりエンジンが始動されるが、バッテリ電圧が低いと、バッテリからの給電ではエンジン始動できない。そのため、バッテリ電圧が低い場合には、キック操作等によりエンジンに初期回転が付与され、更にそのエンジン回転により発電機の発電が開始された後、電子制御装置等が起動される。ただし、バッテリ電圧が低い場合には発電機の電力がバッテリに供給されることで電子制御装置の起動が遅れ、エンジンの始動性が低下するといった不都合が生じる。
そこで、例えば特許文献1では、発電機からバッテリに電力を供給する経路の途中にリレースイッチを設け、そのリレースイッチを常開とするとともにバッテリ充電時に電子制御装置により閉状態とするようにしている。エンジン始動時には、リレースイッチによって発電機とバッテリとの間の経路が遮断されるため、発電機からバッテリへの電力供給が行われない。これにより、電子制御装置などに対して発電機から確実に電力が供給され、エンジンの始動性低下が抑制されるようになっている。
また、上記特許文献1の装置では、バッテリと電子制御装置とがイグニッションスイッチを通じて接続されており、更にそれらバッテリと電子制御装置とを接続する経路の途中に発電機が接続されている。かかる構成では、低バッテリ電圧時において、イグニッションスイッチが閉じられることでバッテリに対して電流が流入するおそれがあり、それを回避するために逆流防止ダイオードが設置されている。
しかしながら、ダイオードは順方向電圧を有するため、経路の途中に流入防止用のダイオードが設けられると電圧降下が生じる。すると、エンジン始動を行う際、発電機又はバッテリからの給電により電子制御装置などに印加される電圧がその電圧降下の分だけ低下する。このため、エンジン始動に際し、電子制御装置などへの電力の供給を効率よく行うことができず、エンジンの始動性が低下する。
特開2000−290619号公報(図3等)
本発明は、エンジンの始動に際し、エンジン始動に必要な電力の供給を効率良く行い、ひいてはエンジンの始動性低下を抑制することができる車両の電力供給装置を提供することを主たる目的とするものである。
請求項1に記載の発明では、エンジンの回転に伴い発電する発電機とエンジン運転に要する電気負荷(電子制御装置等)とを第1経路により接続するとともに、第1経路と車載バッテリとを第2経路により接続する。そして、第1経路及び第2経路をそれぞれイグニッションスイッチにより開閉するようにした。また、前記第2経路には前記イグニッションスイッチに直列に接続された常開式リレーが設けられており前記常開式リレーは、前記イグニッションスイッチが閉状態にある場合に該イグニッションスイッチを介して前記バッテリから印加電圧が印加され、前記印加電圧があらかじめ定められた規定値以上であることを条件として閉状態となるようにした。
上記構成では、バッテリの電圧が規定値以上であれば常開式リレーが閉状態とされるため、エンジン始動に際してイグニッションスイッチが閉じられることに伴い、第2経路を介してバッテリから電気負荷に電力供給が行われる。これにより、電気負荷が動作してエンジンの運転が開始される。一方で、バッテリの電圧が規定値より低ければ、常開式リレーが閉状態にならず(開状態のままとなり)、第2経路が遮断されている。したがって、バッテリからの電力供給に代えて、発電機からの電力供給により電気負荷が動作してエンジンの運転が開始される。この場合、バッテリは発電機から切り離されているため、発電機からバッテリに電力供給が行われることはなく、エンジン始動が優先的に行われる。また本構成では、常開式リレーによって第2経路(バッテリと、発電機や電気負荷とを接続する経路)を断続する構成であるため、従来構成のように逆流防止用のダイオードが不要となり、ダイオードの電圧降下により電力の供給効率が低下するといった不都合が生じない。以上により、エンジンの始動に際しエンジン始動に必要な電力の供給を効率良く行い、ひいてはエンジンの始動性低下を抑制することができる。
具体的には、請求項2に記載の発明のように、前記常開式リレーは、前記イグニッションスイッチを介して前記バッテリと直列に接続され、該バッテリからの電圧が前記印加電圧として印加されるソレノイドと、前記第2経路において前記イグニッションスイッチと前記第1経路との間に設けられ、前記印加電圧が前記規定値以上であることを条件として閉状態となる常開式スイッチ手段とを有している、といった構成を採用することができる。
請求項3に記載の発明では、発電機とバッテリとを接続する充電経路の途中に常開式の充電用スイッチ手段を設け、発電機の発電状態に応じて充電用スイッチ手段を閉状態とする。例えば、エンジン回転速度が所定回転速度以上であり、発電機で発生する電力量が大きい場合に、充電用スイッチ手段を閉状態としてバッテリ充電を行わせる。これにより、バッテリ電圧の低下時においてバッテリ充電を好適に行わせることができる。
請求項4に記載の発明では、制御装置は、バッテリからの電圧が第1所定電圧未満であることを条件として充電用スイッチを閉状態にするとともに、バッテリからの電圧が第2所定電圧を超えることを条件として充電用スイッチを開状態にする。制御装置によって充電用スイッチ手段の開閉制御を実施することにより、バッテリ充電に関する制御を適正に行うことができる。
請求項に記載の発明では、充電用スイッチ手段が閉状態とされている場合に、開放手段によって、第2経路に設けた常開式リレーが開放される。つまり、充電用スイッチ手段が閉状態とされる場合には、バッテリと、発電機や電気負荷とが、第2経路と充電経路との2経路で導通される。この場合、開放手段により常開式リレーが開放されることで第2経路が遮断され、電気経路を1経路、すなわち充電用スイッチ手段が設けられた充電経路のみとすることができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態は、自動二輪車用のエンジン制御システムへの適用例を説明することとしており、図1に本システムの概要を示す。
図1において、エンジン10には吸気管11と排気管12とが接続され、吸気管11には燃料噴射弁13が設けられている。燃料タンク14内にはインタンク式の燃料ポンプ15が設けられ、燃料タンク14内の燃料は燃料ポンプ15によって汲み上げられるとともに、所定の燃圧に加圧されて燃料噴射弁13に供給される。また、エンジン10のシリンダヘッドには点火プラグ16が設けられており、点火装置17を通じて点火プラグ16に高電圧が印加されることにより当該点火プラグ16の対向電極間に放電火花が発生し、エンジン燃焼室内に吸入された燃料が燃焼に供される。
ECU(電子制御ユニット)30は、エンジン10の各種制御を実施するための中枢部をなすものであり、このECU30にはエンジン回転速度やエンジン負荷等を検出するためのセンサから各種検出信号が逐次入力される。そして、ECU30は、前記検出信号に基づいてエンジン運転状態を把握するとともにその運転状態に基づいて燃料噴射弁13、燃料ポンプ15、点火装置17の駆動を制御する。
図2に本システムの電気系の構成を示す。図2において、交流発電機20は、エンジン10のクランク軸(図示略)に駆動力が付与されることで交流の電力を発電するものであり、具体的には単相マグネト発電機にて構成されている。交流発電機20で発電される電力によってエンジン10や車両の運転が行われる。具体的には、ヘッドライトやリアライト等の点灯装置21が駆動される。また、交流発電機20の電力はレギュレータ22によって例えば14Vの直流電圧に調整された後、イグニッションスイッチ23を介した経路を通電して、ECU30や燃料ポンプ15などに供給される。なお本実施の形態では、ECU30や燃料ポンプ15が「エンジン運転に要する電気負荷」に相当する。
イグニッションスイッチ23は2つのスイッチ片(以下、IGスイッチ片という)23a,23bによって構成されており、交流発電機20とECU30などとを接続する経路(第1経路)にIGスイッチ片23aが設けられ、その経路(第1経路)とバッテリ24とを接続する経路(第2経路)にIGスイッチ片23bが設けられている。
ECU30には、レギュレータ22から供給される電力が電源端子T1を介して取り込まれる。ECU30において、電源端子T1には、ダイオード31を介して蓄電手段としてのコンデンサ32が接続されており、コンデンサ32において高電位となる端子側(すなわちダイオード31のカソード側)は電源IC33に接続されている。電源IC33は、電源電圧VCC(例えば5V)を生成するための電源回路を構成している。電源IC33の出力側にはコンデンサ34が接続されている。
マイコン35は、CPU、ROM、RAMよりなる周知の演算装置を構成するものであり、電源電圧VCCの供給を受けて動作し、都度のエンジン運転状態等に基づいて燃料噴射弁13、燃料ポンプ15、点火装置17の駆動を最適に制御する。図2には、制御対象として燃料ポンプ15を示しており、マイコン35から出力されるポンプ駆動信号によりトランジスタ36がONされることで、燃料ポンプ15に対しての通電が行われる。すなわち、トランジスタ36により燃料ポンプ15の駆動回路が構成されている。
この場合、通電により燃料ポンプ15が駆動され、燃料タンク14内の燃料が燃料配管を通じて汲み上げられるとともに所定の燃圧に加圧され、燃料噴射弁13に供給される。そして、この状態で燃料噴射弁13がON(通電)されると、その燃料噴射弁13から燃料噴射が行われる。
また、バッテリ24には、バッテリ電圧を検出するためのバッテリ電圧検出器37が設けられており、そのバッテリ電圧検出器37の検出信号がマイコン35に取り込まれるようになっている。
図2の構成において、IGスイッチ片23bが設けられている経路(第2経路)にはIGスイッチ片23bよりECU30側にリレー41が設けられている。リレー41は、IGスイッチ片23bに直列に接続された常開式のスイッチ片41aと、同じくIGスイッチ片23bに直列にかつスイッチ片41aに並列に接続されたソレノイド41bを有しており、ソレノイド41bが励磁されることによりスイッチ片41aが閉状態とされる、すなわちリレー41がONされる。このとき、イグニッションスイッチ23がON(閉)されると、バッテリ電圧がソレノイド41bに印加される。その際、バッテリ電圧(ソレノイド印加電圧)が所定のリレーON電圧以上であれば、リレー41がONされる。リレーON電圧は例えば6〜8V程度である。
IGスイッチ片23bが設けられている経路におけるIGスイッチ片23bよりバッテリ24側と、IGスイッチ片23aが設けられている経路におけるIGスイッチ片23aよりレギュレータ22側とを接続する経路(充電経路)には常開式のリレー42が設けられている。リレー42は、常開式のスイッチ片42aとソレノイド42bを有しており、マイコン35によってソレノイド42が励磁されることによりスイッチ片42aが閉状態とされる、すなわちリレー42がONされる。
ソレノイド41bの電流出力側の端子とグランドとの間には常閉式のリレー43が設けられている。リレー43は、常閉式のスイッチ片43aとソレノイド43bを有しており、マイコン35によってソレノイド43bが励磁されることによりスイッチ片43aが閉状態とされる、すなわちリレー43がONされる。以下の説明では便宜上、リレー41を「第1リレー41」、リレー42を「第2リレー42」、リレー43を「第3リレー43」とも言う。
ここで、第1リレー41はバッテリ電圧に応じてON/OFFし、その第1リレー41のON/OFFによりECU30などへの通電経路が切り替えられる。まず、バッテリ電圧がリレーON電圧以上である場合、イグニッションスイッチ23がONされると、バッテリ電圧がソレノイド41bに印加されることにより第1リレー41がONされる。このため、第1リレー41を介してバッテリ24からECU30などに電力の供給が行われる。そして、マイコン35の起動や初期化処理が終了した後、マイコン35から出力されるポンプ駆動信号により燃料ポンプ15が駆動される。その後、運転者によりキック操作が行われると、エンジン10に初期回転が付加され、さらにマイコン35により燃料噴射弁13の駆動制御などが行われてエンジン10の運転が開始される。
一方、バッテリ電圧がリレーON電圧より低い場合、イグニッションスイッチ23のONにより、バッテリ電圧がソレノイド41bに印加されても第1リレー41がONされないため、バッテリ24からECU30などに電力の供給が行われない。そして、エンジン10のキック始動に伴って交流発電機20により発電が開始されると、交流発電機20からECU30などへの電力供給が行われる。このとき、第1リレー41がONされていないためバッテリ24には電力が供給されず、交流発電機20からECU30などに確実に電力の供給が行われる。そして、電源電圧VCCがマイコン35の起動電圧に達するとマイコン35の起動や初期化処理が行われる。それらの処理終了後、マイコン35から出力されるポンプ駆動信号により燃料ポンプ15が始動し、燃料噴射弁13の駆動制御が行われてエンジン10の運転が開始される。
上記のように、エンジン10が始動された後、エンジン10の運転中はその回転により交流発電機20から発電される電力が十分に大きくなる。このため、交流発電機20からの電力によってバッテリ24の充電が行われる。このバッテリ充電時には、マイコン35によって第2リレー42がONに操作され、それにより第2リレー42を通じてバッテリ充電が行われる。また、このバッテリ充電時には、マイコン35によって第3リレー43がONに操作され、それにより第1リレー41がOFFされる。以下、バッテリ充電時のマイコン35の処理を図3により説明する。
図3において、まずステップS101では、エンジン始動完了後であるか否かを判定し、続くステップS102では、交流発電機20によるバッテリ充電の実行条件が成立しているか否かを判定する。このとき、エンジン回転速度が所定回転速度(例えば4000rpm)以上であれば、発電量が十分に大きく、バッテリ充電の実行条件が成立しているとする。ステップS101,S102のいずれかがNO判定の場合はそのまま本処理を終了し、ステップS101,S102が共にYES判定の場合はステップS103に進む。
ステップS103では、第2リレー42がOFF(スイッチ片42a開)でありかつ第3リレー43がOFF(スイッチ片43a閉)であるか否かを判定し、YES判定の場合は、ステップS104に進み、バッテリ24の充電が必要であるか否かを判定する。このとき、バッテリ電圧検出器37の検出信号によりバッテリ電圧を検知し、そのバッテリ電圧が所定電圧未満であるか否かを判定する。YES判定の場合は、ステップS105に進み、第2リレー42をON(スイッチ片42a閉)とするとともに、第3リレー43をON(スイッチ片43a開)とする。
ここで、第2リレー42を通じてバッテリ充電が行われる場合、第3リレー43がONされることで第1リレー41がOFFされる。これにより、交流発電機20からバッテリ24への給電経路が1つの経路(第2リレー42を介して導通される経路)に統合される。
ステップS106では、バッテリ電圧に基づいてバッテリ24の充電が完了したか否かを判定する。ステップS103でNO判定の場合は、既にバッテリ24の充電が開始されている場合のため、ステップS106に進み、同様の判定を行う。ステップS106でYES判定の場合は、ステップS107に進み、第2リレー42をOFF(スイッチ片42a開)とするとともに第3リレー43をOFF(スイッチ片43a閉)として、バッテリ24の充電を終了する。また、ステップS104,S106でNO判定の場合は、そのまま本処理を終了する。
従来構成の場合には、低バッテリ電圧時における逆流防止のためにバッテリ24とECU30などとの間の経路にダイオードが設けられていたため、ダイオードによる電圧降下が生じていた。これに対し本システムでは、低バッテリ電圧時に第1リレー41によりバッテリ24とECUなどとの間の経路が遮断されるため、ダイオードが不要となり電圧降下が生じない。このため、ECU30などへの電力の供給を効率良く行うことができる。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
交流発電機20とECU30などとを接続する経路(第1経路)と、バッテリ24とを接続する経路(第2経路)に常開式の第1リレー41を設け、バッテリ電圧に応じて第1リレー41を閉状態とするようにしたため、エンジン始動に際してバッテリ電圧が低い場合に、交流発電機20からECU30などへの給電を優先して行わせることができる。このため、交流発電機20からECU30に確実に電力を供給することができる。また、バッテリ24から通じる電気経路に逆流防止用のダイオードを設置する必要がないため、ダイオードの電圧降下による電力供給効率の低下が回避できる。以上により、エンジン10の始動に際し、エンジン始動に必要な電力の供給を効率よく行い、ひいてはエンジン10の始動性低下を抑制することができる。
交流発電機20とバッテリ24とを接続する経路(充電経路)に常開式の第2リレー42を設け、ECU30により第2リレー42を閉状態とするようにしたため、交流発電機20の発電量やバッテリ電圧に応じて第2リレー42を閉状態としてバッテリ24の充電を行うことができる。
ECU30により第3リレー43をONすることで第1リレー41をOFFするようにしたため、第2リレー42を閉状態としている場合に、交流発電機20からバッテリ24に電力の供給を行う経路を第2リレー42を介した経路(充電経路)に統合することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記実施の形態では、3つのリレー41,42,43を設けたが、これを図4や図5のように変更する。図4では、第3リレー43を省略し、第1リレー41と第2リレー42とを設けている。図4において、バッテリ電圧がリレーON電圧以上の場合は、イグニッションスイッチ23のONに伴い第1リレー41がONされる。これにより、バッテリ24からECUなどに電力が供給される。これに対し、バッテリ電圧がリレーON電圧未満の場合は、イグニッションスイッチ23がONされても第1リレー41がONされない。また、第2リレー42もOFFのまま保持されている。したがって、交流発電機20とバッテリ24とは切り離された状態となっており、交流発電機20からECU30などに電力が供給される際、バッテリ24には電力が供給されない。そして、エンジン始動完了後にマイコン35によって第2リレー42がONされると、交流発電機20によりバッテリ24の充電が行われる。故に、図4の構成であっても、エンジン始動に際してバッテリ電圧が低い場合に、交流発電機20からECU30などへの給電を優先して行わせることができる。
図5では、第2リレー42と第3リレー43を省略し、第1リレー41のみを設けている。図5において、バッテリ電圧がリレーON電圧以上の場合は、イグニッションスイッチ23のONに伴い第1リレー41がONされる。これにより、バッテリ24からECU30などに電力が供給される。これに対し、バッテリ電圧がリレーON電圧未満の場合は、イグニッションスイッチ23がONされても第1リレー41がONされない。したがって、交流発電機20とバッテリ24とは切り離された状態となっており、交流発電機20からECUなどに電力が供給される際、バッテリ24には電力が供給されない。故に、図5の構成であっても、エンジン始動に際してバッテリ電圧が低い場合に、交流発電機20からECU30などへの給電を優先して行わせることができる。
上記実施の形態では、ECU30によって燃料ポンプ15への電力供給が制御される構成としたが、これを変更し、ECU30に無関係に燃料ポンプ15への電力供給が行われる構成としても良い。例えば、燃料ポンプ15のハイサイドをイグニッションスイッチ23に接続するとともに、ローサイドを接地する。
本実施の形態におけるエンジン制御システムの概略を示す構成図である。 本システムの電気系の構成を示す図である。 バッテリ充電処理を示すフローチャートである。 別の形態におけるエンジン制御システムの電気系の構成を示す図である。 別の形態におけるエンジン制御システムの電気系の構成を示す図である。
符号の説明
10…エンジン、15…燃料ポンプ、20…交流発電機、23…イグニッションスイッチ、24…バッテリ、30…ECU、37…バッテリ電圧検出器、41…スイッチ手段としての第1リレー、42…充電用スイッチ手段としての第2リレー、43…開放手段としての第3リレー。

Claims (5)

  1. エンジンの回転に伴い発電する発電機とエンジン運転に要する電気負荷とを第1経路により接続するとともに、前記第1経路と車載バッテリとを第2経路により接続し、前記第1経路及び前記第2経路をそれぞれイグニッションスイッチにより開閉するようにした車両の電力供給装置において、
    前記第2経路には前記イグニッションスイッチに直列に接続された常開式リレーが設けられており
    前記常開式リレーは、前記イグニッションスイッチが閉状態にある場合に該イグニッションスイッチを介して前記バッテリから印加電圧が印加され、前記印加電圧があらかじめ定められた規定値以上であることを条件として閉状態となることを特徴とする車両の電力供給装置。
  2. 前記常開式リレーは、
    前記イグニッションスイッチを介して前記バッテリと直列に接続され、該バッテリからの電圧が前記印加電圧として印加されるソレノイドと、
    前記第2経路において前記イグニッションスイッチと前記第1経路との間に設けられ、前記印加電圧が前記規定値以上であることを条件として閉状態となる常開式スイッチ手段と、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の車両の電力供給装置。
  3. 前記発電機と前記バッテリとを接続する充電経路の途中に常開式の充電用スイッチ手段を設け、前記エンジンの回転速度が所定回転速度以上であることを条件として前記充電用スイッチ手段を閉状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の電力供給装置。
  4. 前記エンジンの運転を制御するための制御装置を備え、前記制御装置は、前記バッテリからの電圧が第1所定電圧未満であることを条件として前記充電用スイッチを閉状態にするとともに、前記バッテリからの電圧が第2所定電圧を超えることを条件として前記充電用スイッチを開状態にすることを特徴とする請求項3に記載の車両の電力供給装置。
  5. 前記充電用スイッチ手段が閉状態とされる場合に、前記第2経路に設けた前記常開式リレーを開放させる開放手段を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の車両の電力供給装置。
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