JP2003139027A - 作業機 - Google Patents

作業機

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JP2003139027A
JP2003139027A JP2001333834A JP2001333834A JP2003139027A JP 2003139027 A JP2003139027 A JP 2003139027A JP 2001333834 A JP2001333834 A JP 2001333834A JP 2001333834 A JP2001333834 A JP 2001333834A JP 2003139027 A JP2003139027 A JP 2003139027A
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勉 乾
Tsutomu Wakitani
勉 脇谷
Takao Tamechika
隆男 為近
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンで作業部並びに発電機を駆動し、こ
の発電機でバッテリを充電し、これらの発電機並びにバ
ッテリを電動モータの電源とする作業機において、エン
ジンの始動性能をより十分に高めること。 【解決手段】 作業機は、メインスイッチ28の操作に
基づいて始動させるエンジン12と、エンジンにより駆
動する除雪用オーガ等の作業部と、エンジンにより駆動
する発電機17と、発電機により充電するバッテリ43
と、発電機並びにバッテリを電源とする電動モータ25
L,25Rと、電動モータにより駆動する走行輪等の走
行部と、電動モータを制御する制御部44とを備える。
制御部は、メインスイッチにてエンジンを始動してから
エンジンが始動完了するまでの始動所要時間が経過する
まで、発電機のロータコイル17bへの通電を実施せぬ
非通電制御をする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、作業部の駆動源と
なるエンジン及び走行部の駆動源となる電動モータを備
えた作業機に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、作業機としては、作業部の駆動源
と走行部の駆動源とを分離した機種が開発されてきてい
る。例えば作業部をエンジンで駆動し、走行部を電動モ
ータで駆動する。電動モータの回転を制御する方式であ
るから、比較的小回りの利く作業機にすることができ
る。このような作業機としては、例えば特開平3−43
013号公報「自力走行芝刈機」(以下、「従来の技
術」と言う)が知られている。 【0003】この従来の技術は、同公報の第1図によれ
ば、エンジン2(番号は公報に記載されたものを引用し
た。以下同じ。)にて芝刈り用カッタ3を駆動し、バッ
テリ49を電源とする走行用駆動モータ20にて前輪1
0を駆動し、コントローラ53にて走行用駆動モータ2
0を回転制御するというものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、走
行用駆動モータ20の消費電力をバッテリ49の電力だ
けでまかなうものであり、長時間にわたって作業をする
には限界がある。しかも大容量のバッテリ49を備える
必要がある。大容量のバッテリ49は大型で大重量であ
り、小型の作業機に搭載することは得策ではない。 【0005】そこで、エンジン2にて芝刈り用カッタ3
の他に発電機をも駆動し、この発電機にてバッテリ49
を充電し、これら発電機並びにバッテリ49を走行用駆
動モータ20の電源とすることが考えられる。発電機に
て発生させた電力だけで走行用駆動モータ20の消費電
力をまかなうとともに、余った電力をバッテリ49に充
電することができる。このようにすれば、バッテリ49
の小型化を図ることができるので、作業機への搭載スペ
ースの削減を図るとともに作業機を軽量にするには有利
である。しかも、長時間にわたって作業をすることがで
きる。 【0006】しかし、発電量の大きい発電機を準備する
ことになる。大型発電機を駆動するには、その分だけエ
ンジン2の負担が増す。大型エンジンであれば、大型発
電機を駆動してもエンジン性能を十分に維持することが
できる。ところが、一般に小さい負荷の作業部を駆動す
る場合の動力源としては、小型エンジンを搭載すること
が多い。小型エンジンで大型発電機を駆動する場合に
は、作業部を駆動するための負担に比べて発電のための
負担の割合が大きい。特に、低温時におけるエンジンの
始動性能を十分に確保するには、改良の余地がある。こ
のことについて、次の図11にて説明する。 【0007】図11は一般的な作業機の作用説明図であ
る。この一般的な作業機の操作手順は次の通りである。
先ず、メインスイッチ(イグニッションスイッチ)をオ
フ位置OFFからオン位置ONに切換えることで、発電
機のロータコイルに通電して励磁電流を流す。この結
果、発電機は発電可能な状態になる。次に、メインスイ
ッチをオン位置ONから始動位置STに切換えること
で、エンジンを始動する。この結果、エンジンで発電機
を駆動して発電を開始する。 【0008】ところが、エンジンを始動させた初期状態
においては、エンジンの回転がまだ安定しておらず、低
速回転中である。このような初期状態において、発電機
を駆動して発電を開始するのでは、エンジンの負担が大
きい。従って、エンジンの始動性能を十分に発揮するこ
とができない。 【0009】そこで本発明の目的は、エンジンで作業部
並びに発電機を駆動し、この発電機でバッテリを充電
し、これらの発電機並びにバッテリを電動モータの電源
とする作業機において、エンジンの始動性能をより十分
に高めることができる技術を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、メインスイッチの操作に基づいて始動さ
せるエンジンと、このエンジンにより駆動する除雪用オ
ーガ等の作業部と、エンジンにより駆動する発電機と、
この発電機により充電するバッテリと、これら発電機並
びにバッテリを電源とする電動モータと、この電動モー
タにより駆動する走行輪等の走行部と、を備える作業機
において、この作業機は、メインスイッチにてエンジン
を始動してからエンジンが始動完了するまでの始動所要
時間が経過するまで、発電機のロータコイルへの通電を
実施せぬ非通電制御をする制御部を備えていることを特
徴とする。 【0011】エンジンの始動時に、電動モータの電力源
となる大容量発電機を作動させないので、エンジン並び
にエンジン始動装置にかかる負担を軽減することができ
る。この結果、エンジンの始動性能をより十分に高める
ことができるとともに、エンジン並びにエンジン始動装
置の耐久性をより高めることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向
に従い、Lは左側、Rは右側を示す。また、図面は符号
の向きに見るものとする。 【0013】図1は本発明に係る除雪機の平面図であ
り、電動車両としての除雪機10は、機体11にエンジ
ン12を搭載し、機体11の前部に作業部としてのオー
ガ13及びブロア14を装備し、機体11の左右にクロ
ーラ15L,15Rを配置し、機体11の後部に操作盤
16を配置した車両であり、作業者が操作盤16の後か
ら連れ歩く歩行型作業機である。以下、要部を詳細に説
明する。なお、操作盤16は図2で詳しく説明する。 【0014】エンジン12の出力の一部で、発電機17
を回し、得た電力を操作盤16の下方に配置したバッテ
リ(図4の符号43参照)に供給すると共に、後述する
左右の走行モータに供給する。エンジン12の出力の残
部は、電磁クラッチ18及びベルト19を介して作業部
としてのブロア14及びオーガ13の回転に充てる。オ
ーガ13は地面に積もった雪を中央に集める作用をな
し、この雪を受け取ったブロア14はシュータ21を介
して雪を機体11の周囲の所望の位置へ投射する。22
はオーガハウジングであり、オーガ13を囲うカバー部
材である。 【0015】左のクローラ15Lは、駆動輪23Lと遊
動輪24Lとに巻き掛けたものであり、本発明では駆動
輪23Lは左の走行モータ25Lで正逆転させる。右の
クローラ15Rも、駆動輪23Rと遊動輪24Rとに巻
き掛けたものであり、本発明では駆動輪23Rは右の走
行モータ25Rで正逆転させる。 【0016】従来の除雪機では1個のエンジン(ガソリ
ンエンジン又はジーゼルエンジン)で作業部系(オーガ
回転系)と走行系(クローラ駆動系)とを賄っていた
が、本発明ではエンジン12で作業部系(オーガ回転
系)を駆動し、電動モータ(走行モータ25L,25
R)で走行系(クローラ駆動系)を駆動するようにした
ことを特徴とする。細かな走行速度の制御、旋回制御及
び前後進切替制御は電動モータが適当であり、一方、急
激な負荷変動を受ける作業部系はパワーのある内燃機関
が適当であるとの考えに基づいて、そのようにした。 【0017】図2は図1の2矢視図であり、操作盤16
には、操作箱27の手前の側面にメインスイッチ28、
エンジンチョーク29、クラッチ操作ボタン31などを
備え、操作箱27の上面に、投雪方向調節レバー32、
オーガハウジング姿勢調節レバー33、走行系に係る方
向速度レバー34、作業部系に係るエンジンスロットル
レバー35を備え、操作箱27の右にグリップ36R及
び右旋回操作レバー37Rを備え、操作箱27の左にグ
リップ36L、左旋回操作レバー37L及び走行準備レ
バー38を備える。 【0018】左右旋回操作レバー37L,37Rはブレ
ーキレバーに近似するが、後述するとおりに完全な制動
効果は得られない。操作することで走行モータ25L,
25Rの回転を落として機体をターンさせることに使用
するため、ブレーキレバーと言わずに旋回操作レバーと
呼ぶことにした。 【0019】メインスイッチ28はメインキーを差込
み、回すことでエンジンを始動することのできる周知の
スイッチである。エンジンチョーク29は引くことで混
合気の濃度を高めることができる。投雪方向調節レバー
32は、シュータ(図1の符号21)方向を変更すると
きに操作するレバーであり、オーガハウジング姿勢調節
レバー33はオーガハウジング(図1の符号22)の姿
勢を変更するときに操作するレバーである。その他の部
材の作用は、図4で説明する。 【0020】図3は図2の3矢視図であり、左旋回操作
レバー37Lを握ることにより、ポテンショメータ39
Lのアーム39aの角度を想像線の位置まで回転するこ
とができる。ポテンショメータ39Lはアーム39aの
回転位置に応じた電気情報を発する機器である。 【0021】また、走行準備レバー38はスイッチ手段
42に作用する部材であり、スプリング41の引き作用
により、図の状態(フリー状態)になればスイッチ手段
42はオンになる。作業者の左手で走行準備レバー38
を図時計回りに下げれば、スイッチ手段42はオフとな
る。このように、走行準備レバー38が握られているか
否かはスイッチ手段42で検出することができる。 【0022】図4は本発明に係る除雪機の制御系統図で
あり、操作盤に内蔵若しくは付設した制御部44内の機
器及び情報伝達経路を示すが、概ね四角は機器、丸はド
ライバーを示す。そして、想像線枠で囲ったエンジン1
2、電磁クラッチ18、ブロア14及びオーガ13が作
業部系45であり、その他は走行系となる。43はバッ
テリである。なお、制御部44内に破線で指令の流れを
便宜上示したが、これはあくまでも参考的記載に過ぎな
い。 【0023】先ず、作業部系の作動を説明する。メイン
スイッチ28にキーを差込み、回してスタートポジショ
ンにすることにより、図示せぬセルモータの回転により
エンジン12を始動させる。エンジンスロットルレバー
35は図示せぬスロットルワイヤでスロットルバルブ4
8に繋がっているので、エンジンスロットルレバー35
を操作することでスロットルバルブ48の開度を制御す
ることができる。これにより、エンジン12の回転数を
制御することができる。 【0024】走行準備レバー38を握ると共に、クラッ
チ操作ボタン31を操作することにより、作業者の意志
で電磁クラッチ18を接続し、ブロア14及びオーガ1
3を回すことができる。なお、走行準備レバー38をフ
リーにするかクラッチ操作ボタン31を操作するかの何
れかにより、電磁クラッチ18を断状態にすることがで
きる。 【0025】次に走行系の作動を説明をする。本発明の
除雪機は、普通車両のパーキングブレーキに相当するブ
レーキとして、左右の電磁ブレーキ51L,51Rを備
えており、これらの電磁ブレーキ51L,51Rは、駐
車中は制御部44の制御により、ブレーキ状態にある。
そこで、次の手順で電磁ブレーキ51L,51Rを開放
する。 【0026】メインスイッチ28がスタートポジション
にあること及び走行準備レバー38が握られていること
の2つの条件が満たされ、方向速度レバー34を前進又
は後進(図5で説明する。)に切換えると、電磁ブレー
キ51L,51Rは開放(非ブレーキ)状態になる。 【0027】図5は本発明で採用した方向速度レバーの
作用説明図であり、方向速度レバー34は、作業者の手
で、矢印,の如く往復させることができ、「中立範
囲」より「前進」側へ倒せば車両を前進させることがで
き、且つ「前進」領域においては、Lfが低速前進、H
fが高速前進となるように、速度制御も行える。同様
に、「中立範囲」より「後進」側へ倒せば車両を後進さ
せることができ、且つ「後進」領域においては、Lrが
低速後進、Hrが高速後進となるように、速度制御も行
える。この例では、図の左端に付記した通りに、後進の
最高速が0V(ボルト)、前進の最高速が5V、中立範
囲が2.3V〜2.7Vになるようにポテンショメータ
でポジションに応じた電圧を発生させる。1つのレバー
で前後の方向と高低速の速度制御とを設定できるので、
方向速度レバー34と名付けた。 【0028】図4に戻って、方向速度レバー34の位置
情報をポテンショメータ49から得た制御部44は、左
右のモータドライバー52L,52Rを介して左右の走
行モータ25L,25Rを回し、走行モータ25L,2
5Rの回転速度を回転センサ53L,53Rで検出し
て、その信号に基づいて回転速度を所定値になるように
フィードバック制御を実行する。この結果、左右の駆動
輪23L,23Rが所望の方向に、所定の速度で回り、
走行状態となる。 【0029】走行中の制動は次の手順で行う。本発明で
はモータドライバー52L,52Rに回生ブレーキ回路
54L,54Rを含む。 【0030】一般論としてバッテリから電動モータへ電
気エネルギーを供給することで、電動モータは回転す
る。一方、発電機は回転を電気エネルギーに変換する手
段である。そこで、本発明では電気的切換えにより、走
行モータ25L,25Rを発電機に変え、発電させるよ
うにした。発電電圧がバッテリ電圧より高ければ、電気
エネルギーはバッテリ43へ蓄えることができる。これ
が回生ブレーキの作動原理である。 【0031】左旋回操作レバー37Lの握りの程度をポ
テンショメータ39Lで検出し、この検出信号に応じて
制御部44は左の回生ブレーキ回路54Lを作動させ
て、左の走行モータ25Lの速度を下げる。右旋回操作
レバー37Rの握りの程度をポテンショメータ39Rで
検出し、この検出信号に応じて制御部44は右の回生ブ
レーキ回路54Rを作動させて、右の走行モータ25R
の速度を下げる。すなわち、左旋回操作レバー37Lを
握ることで左旋回させることができ、右旋回操作レバー
37Rを握ることで右旋回させることができる。 【0032】そして、次の何れかにより走行を停止する
ことができる。方向速度レバー34を中立位置に戻す。
走行準備レバー38を離す。メインスイッチ28をオフ
位置に戻す。 【0033】停止後にメインスイッチ28をオフ位置に
戻せば、電磁ブレーキ51L,51Rがブレーキ状態と
なり、パーキングブレーキを掛けたことと同じになる。 【0034】図6は本発明に係る除雪機の回路図であ
り、特に発電機17、メインスイッチ28及び制御部4
4の関係について示したものである。発電機17は、エ
ンジン12で回転駆動するロータ17aと、ロータ17
aを磁化するロータコイル(フィールドコイル)17b
と、ロータコイル17bに励磁電流を流す際の電圧を調
整する電圧調整器17cと、を備える交流発電機であ
る。電圧調整器17cの有無は任意である。 【0035】メインスイッチ28は、差込んだキーを回
すことで可動接点28aを「オフ位置OFF」、「オン
位置ON」、「スタート位置ST」に切換え操作するイ
グニッションスイッチである。このメインスイッチ28
は、可動接点28aがオン位置ONで接触するオン用固
定接点28bと、可動接点28aがスタート位置STで
接触するスタート用固定接点28cとを備える。 【0036】メインスイッチ28をスタート位置STに
切換えたとき、制御部44はスタート用固定接点28c
を介してスタート信号を受け、スタート用リレー61を
オン(コイル61aを励磁させることで可動接点61b
をオン)にして、セルモータ62を回転せるとともに点
火プラグ63を点火させ、エンジン12を始動させる。
さらに制御部44は、作業用リレー64をオン(コイル
64aを励磁させることで可動接点64bをオン)にし
て、オーガを含む各種の作業負荷65を作動させる。 【0037】本発明は、メインスイッチ28の操作に基
づいて始動させるエンジン12と、エンジン12により
駆動する除雪用オーガ等の作業部と、エンジン12によ
り駆動する発電機17と、発電機17により充電するバ
ッテリ43と、発電機17並びにバッテリ43を電源と
する走行モータとしての電動モータ25L,25Rと、
電動モータ25L,25Rにより駆動する駆動輪等の走
行部と、を備えた作業機において、メインスイッチ28
にてエンジン12を始動してからエンジン12が始動完
了するまでの始動所要時間が経過するまで、発電機17
のロータコイル17bへの通電を実施せぬ非通電制御を
する制御部44を備えたことを特徴とする。詳しくは、
メインスイッチ28のオン用固定接点28bからロータ
コイル17bまでの回路中に、発電機用リレー66の常
開接点66bを介在させ、発電機用リレー66を制御部
44で制御するようにした。 【0038】メインスイッチ28をオン位置ONに切換
え、制御部44にて発電機用リレー66をオン(コイル
66aを励磁させることで常開接点66bをオン)にし
たときだけ、バッテリ43→可動接点28a→オン用固
定接点28b→電圧調整器17cの経路でロータコイル
17bに励磁電流を流すことができる。この結果、ロー
タコイル17bは励磁してロータ17aを磁化する。そ
の後に、エンジン12がロータ17aを回転駆動するこ
とで、発電機17は発電を開始する。 【0039】さらに制御部44は、メインスイッチ28
をオン位置ONに切換えるとともに、走行準備レバー3
8(図3参照)を握ることでスイッチ手段42のスイッ
チ信号を受けたときには、エンジンの始動状態にかかわ
らず、発電機17のロータコイル17bへの通電を実施
するように構成したことを特徴とする。具体的には、発
電機用リレー66をオン(コイル66aを励磁させるこ
とで常開接点66bをオン)にする。 【0040】次に、上記図6に示す制御部44をマイク
ロコンピュータとした場合に、発電機17を作動させる
ときの制御フローについて、図7及び図8に基づき説明
する。図中、ST××はステップ番号を示す。特に説明
がないステップ番号については、番号順に進行する。 【0041】図7は本発明に係る制御部の制御フローチ
ャート(その1)である。 ST01;メインスイッチの切換え信号を読み込む。メ
インスイッチの切換え信号は「オフ位置OFF」、「オ
ン位置ON」、「スタート位置ST」の3つである(図
6参照)。 ST02;メインスイッチの切換え信号が「オン位置O
N」であるか否かを調べ、YESでST03に進み、N
OでST01に戻る。 ST03;メインスイッチの切換え信号が「オン位置O
N」になったときに、発電機用リレーをオンにする。 【0042】ST04;メインスイッチの切換え信号を
読み込む。 ST05;メインスイッチの切換え信号が「スタート位
置ST」であるか否かを調べ、YESでST06に進
み、NOでST04に戻る。 ST06;メインスイッチの切換え信号が「スタート位
置ST」になったときに、発電機用リレーをオフにす
る。 【0043】ST07;メインスイッチの切換え信号を
読み込む。 ST08;メインスイッチの切換え信号が「オン位置O
N」であるか否かを調べ、YESでST09に進み、N
OでST07に戻る。 ST09;発電機の始動タイミングを設定する。 ST10;始動タイミングになったときに発電機用リレ
ーをオンにして、スタートへリターンさせる。 【0044】ST01〜ST03は、発電機用リレーを
作動させる第1段階である。ST04〜ST06は、発
電機用リレーを作動させる第2段階である。ST07〜
ST10は、発電機用リレーを作動させる第3段階であ
る。 【0045】図8は本発明に係る制御部の制御フローチ
ャート(その2)であり、上記図7のステップST09
に示す発電機始動タイミング設定を具体的に実行するた
めのサブルーチンを示す。 【0046】ST21;走行準備レバーの操作信号を読
み込む。走行準備レバーの操作信号は、上記図3に示す
走行準備レバー38で操作するスイッチ手段42のスイ
ッチ信号である。 ST22;走行準備レバーがフリー状態であるか否かを
調べ、YESであれば走行準備レバーを放した状態であ
るとしてST23に進み、NOであれば走行準備レバー
を握った状態であるとして上記図7のST09にリター
ンさせる。 【0047】ST23;制御部に内蔵したタイマが作動
中であるか否かを調べ、YESであればST25に進
み、NOであればST24に進む。 ST24;タイマをリセットしてスタートさせる。 ST25;タイマをスタートしてからのカウント時間
(経過時間)Tcが所定の基準時間Tsに達したか否か
を調べ、YESであれば発電機始動タイミングに達した
として上記図7のST09にリターンさせ、NOであれ
ばST21に戻る。 【0048】次に、上記図7及び図8に示す制御部の制
御フローの作用を説明する。図9は本発明に係る制御部
の作用図(その1)である。以下、図6を参照しつつ説
明する。なお、横軸を時間(ミリ秒)とする。 【0049】先ず、メインスイッチをオフ位置OFFか
らオン位置ONに切換える。この結果、発電機用リレー
がオンになるので、発電機のロータコイルに励磁電流が
流れる。次に、メインスイッチをオン位置ONからスタ
ート位置STに切換える。この結果、エンジンは始動す
る。同時に発電機用リレーはオフになり、発電機のロー
タコイルへの通電を停止する。その後、メインスイッチ
をスタート位置STからオン位置ONに切換える。この
結果、制御部に内蔵したタイマがスタートする(オンに
なる)。 【0050】タイマは、予め設定された一定の基準時間
Tsが経過したときにストップする(オフになる)。基
準時間Tsは、メインスイッチをスタート位置STから
オン位置ONへ切換えてから(即ち、メインスイッチに
てエンジンを始動してから)エンジンが始動完了するま
での始動所要時間であり、例えば5secである。タイ
マがオフになった時点で、発電機用リレーがオンになる
ので、発電機のロータコイルに励磁電流が流れる。この
結果、発電機は発電可能な状態になる。このときには、
エンジンが安定した作動をしているので、エンジンで発
電機を駆動して安定した発電を開始する。 【0051】以上の説明を整理して説明する。エンジン
を始動させた初期状態においては、エンジンの回転がま
だ安定しておらず、低速回転中である。このような初期
状態においては、発電機用リレーをオフにすることで発
電機の発電作用を停止しているので、エンジンの負担は
軽い。従って、エンジンの始動性能を十分に発揮するこ
とができる。 【0052】図10は本発明に係る制御部の作用図(そ
の2)であり、上記図9に示す作用において、タイマ作
動中に走行準備レバーを操作した場合を示す。なお、横
軸を時間(ミリ秒)とする。 【0053】タイマがオン作動中に走行準備レバーを握
った場合には、その時点で発電機用リレーがオンになる
ので、発電機のロータコイルに励磁電流が流れる。この
結果、発電機は発電可能な状態になる。このときには、
エンジンの始動状態にかかわらず、エンジンで発電機を
駆動して発電を開始する。 【0054】なお、本発明を適用する作業機は除雪機1
0に限るものではなく、芝刈機など種類は任意である。
芝刈機とした場合の作業部は、エンジンにより駆動する
芝刈用カッタである。 【0055】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、メインスイッチにてエンジンを始動
してからエンジンが始動完了するまでの始動所要時間が
経過するまで、発電機のロータコイルへの通電を実施せ
ぬ非通電制御をする制御部を備えたので、エンジンの始
動時に、電動モータの電力源となる大容量発電機を作動
させることがない。従って、エンジン並びにエンジン始
動装置にかかる負担を軽減することができる。この結
果、エンジンの始動性能をより十分に高めることができ
るとともに、エンジン並びにエンジン始動装置の耐久性
をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る除雪機の平面図 【図2】図1の2矢視図 【図3】図2の3矢視図 【図4】本発明に係る除雪機の制御系統図 【図5】本発明で採用した方向速度レバーの作用説明図 【図6】本発明に係る除雪機の回路図 【図7】本発明に係る制御部の制御フローチャート(そ
の1) 【図8】本発明に係る制御部の制御フローチャート(そ
の2) 【図9】本発明に係る制御部の作用図(その1) 【図10】本発明に係る制御部の作用図(その2) 【図11】一般的な作業機の作用説明図 【符号の説明】 10…作業機(除雪機)、11…機体、12…エンジ
ン、13,14…作業部(除雪用オーガ並びにブロ
ア)、17…発電機、17b…発電機のロータコイル、
23L,23R…走行部(走行輪)、25L,25R…
電動モータ(走行モータ)、28…メインスイッチ、4
3…バッテリ、44…制御部、Ts…メインスイッチに
てエンジンを始動してからエンジンが始動完了するまで
の始動所要時間(基準時間)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/06 ZHV H02P 9/08 B H02P 9/08 B60K 9/00 E (72)発明者 為近 隆男 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G093 AA07 AA08 AA16 AB01 CA01 DA01 DB00 DB23 EB08 5H590 AA02 AA28 CA23 CC01 CC18 CE04 CE05 DD02 EA01 FA06 FB01 FC25 GA10 JA03 JA09

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 メインスイッチの操作に基づいて始動さ
    せるエンジンと、このエンジンにより駆動する除雪用オ
    ーガ等の作業部と、前記エンジンにより駆動する発電機
    と、この発電機により充電するバッテリと、これら発電
    機並びにバッテリを電源とする電動モータと、この電動
    モータにより駆動する走行輪等の走行部と、を備える作
    業機において、この作業機は、前記メインスイッチにて
    前記エンジンを始動してからエンジンが始動完了するま
    での始動所要時間が経過するまで、前記発電機のロータ
    コイルへの通電を実施せぬ非通電制御をする制御部を備
    えていることを特徴とする作業機。
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