JP4662382B2 - 乗客コンベアの異常診断システム - Google Patents
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Description
図1は、本発明を適用した異常診断システムの概略構成を示す図である。診断対象となるエスカレータは、図1に示すように、上階部梁1と下階部梁2とに締結されて上下階の間に架設されたトラス3によって支持されている。上階部梁1側のトラス3内には、エスカレータの駆動装置4が設置されている。駆動装置4は、制御盤5によって動作制御され、駆動チェーン6を介して駆動スプロケット7を駆動する。また、下階部梁2側のトラス3内には、駆動スプロケット7と対をなす従動スプロケット8が設置されており、これら駆動スプロケット7と従動スプロケット8との間に踏段チェーン9が巻き掛けられている。そして、この踏段チェーン9に多数の踏段10が連結されており、駆動装置4が駆動スプロケット7を回転させることで踏段チェーン9が駆動スプロケット7と従動スプロケット8との間を周回し、多数の踏段10が図示しないガイドレールに沿って上階側乗降口と下階側乗降口との間で循環移動する構造となっている。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、集音装置17がエスカレータ稼動音を集音するタイミングが上述した第1の実施形態とは異なるものである。すなわち、第1の実施形態では、エスカレータ起動直後の所定時間の間に集音装置17がエスカレータ稼動音を集音するようにしているが、本実施形態では、エスカレータが起動してから所定の待機時間が経過した後に集音装置17を起動し、その後の所定時間の間に集音装置17がエスカレータ稼動音を集音するようにしている。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、集音装置17がエスカレータ稼動音を集音するタイミングが上述した第1、第2の実施形態とは異なるものである。すなわち、第1、第2の実施形態では、エスカレータの起動時に集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を実施するようにしているが、本実施形態では、エスカレータの停止時に集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を実施するようにしている。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、いわゆる自動運転方式のエスカレータを診断対象とする場合の例である。自動運転方式のエスカレータは、通常は停止又は低速待機運転を行い、乗客の接近を検知してから所定時間の間は通常速度で運転を行うものであり、一般のエスカレータに比べて電力消費量が少ないことから24時間起動させたままの運用とされる場合がある。このため、エスカレータの起動時や停止時にエスカレータ稼動音を集音することは難しく、起動中の何らかのタイミングでエスカレータ稼動音を集音する必要がある。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、診断対象となるエスカレータに案内音声を出力する音声出力装置が設けられている場合の例であり、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行っている間にこの音声出力装置による案内音声が外乱音とならないように制御するものである。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行っているときに、その旨を表示器で表示することにより、現場の保守作業員などに動作状況を把握させるようにした例である。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、エスカレータが非常停止する直前のエスカレータ稼動音の音データを監視装置20内部のメモリ22に記憶させておき、その音データを解析してエスカレータの異常診断を行えるようにした例である。
17 集音装置
20 監視装置(制御手段)
21 CPU
22 メモリ(記憶手段)
23 集音時間カウント用タイマ
24a〜24c インターフェース
25 待機時間カウント用タイマ
30 遠隔監視装置
40 音声出力装置
50 表示器(表示手段)
Claims (3)
- 無端状に連結された多数の踏段を循環移動させて踏段に搭乗した乗客を搬送する乗客コンベアの異常診断システムであって、
乗客コンベアの稼動音を集音する集音手段と、
前記集音手段が集音した乗客コンベア稼動音の音データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶した音データを解析して乗客コンベアにおける異常を診断する異常診断手段と、
乗客コンベア稼動音以外の外乱音が基準レベル以下であることが想定されるタイミングで前記集音手段に乗客コンベア稼動音を集音させて当該乗客コンベア稼動音の音データを前記記憶手段に記憶させる制御手段とを備え、
診断対象となる乗客コンベアは、通常は停止又は低速待機運転を行い、乗客の接近を検知してから所定時間の間は通常速度で運転を行う自動運転方式の乗客コンベアであり、
前記制御手段は、集音時間カウント用タイマを有し、乗客コンベアが停止又は低速待機運転を行っているときに前記集音時間カウント用タイマをスタートさせるとともに乗客コンベアを通常速度での運転に切り替えて、乗客コンベアを通常速度での運転に切り替えてから前記集音時間カウント用タイマが設定時間のカウントを終了するまでの間、前記集音手段に乗客コンベア稼動音を集音させて当該乗客コンベア稼動音の音データを前記記憶手段に記憶させ、前記集音時間カウント用タイマが設定時間のカウントを終了した後に乗客コンベアの運転を停止又は低速待機運転に切り替えることを特徴とする乗客コンベアの異常診断システム。 - 診断対象となる乗客コンベアには案内音声を出力する音声出力装置が設けられており、
前記制御手段は、前記集音手段に乗客コンベア稼動音を集音させて当該乗客コンベア稼動音の音データを前記記憶手段に記憶させている間は、前記音声出力装置の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの異常診断システム。 - 前記集音手段が乗客コンベア稼動音を集音しているときに乗客コンベア稼動音の集音中であることを表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベアの異常診断システム。
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