JP4662382B2 - 乗客コンベアの異常診断システム - Google Patents

乗客コンベアの異常診断システム Download PDF

Info

Publication number
JP4662382B2
JP4662382B2 JP2008182544A JP2008182544A JP4662382B2 JP 4662382 B2 JP4662382 B2 JP 4662382B2 JP 2008182544 A JP2008182544 A JP 2008182544A JP 2008182544 A JP2008182544 A JP 2008182544A JP 4662382 B2 JP4662382 B2 JP 4662382B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
escalator
passenger conveyor
operating
abnormality diagnosis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008182544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010018417A (ja
Inventor
泰明 武田
勇治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2008182544A priority Critical patent/JP4662382B2/ja
Priority to CN 200910160779 priority patent/CN101628685B/zh
Publication of JP2010018417A publication Critical patent/JP2010018417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4662382B2 publication Critical patent/JP4662382B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

本発明は、エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアの異常を診断する異常診断システムに関する。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアは、チェーンにより無端状に連結された多数の踏段を、トラス内部に配設されたガイドレールに沿ってモータ駆動により循環移動させることで、踏段に搭乗した乗客を一方の乗降口から他方の乗降口へと搬送する構造である。このような構造の乗客コンベアでは、長期に亘る稼動による用品の磨耗や据え付け調整状態の経年劣化、或いは異物の混入や乗客によるいたずらなどに起因して、例えば可動部分のこすれや乗り上げなどといった異常が発生することがあり、このような異常は、音として現われることが多々ある。
例えば、モータの回転力をチェーンに伝達して踏段を駆動するための駆動スプロケットの軸や従動スプロケットの軸、各踏段に取り付けられているローラ部分には、通常、機構的に寿命のあるベアリングを使用しているが、これらのベアリングに破損が生じれば異音が発生する。また、各踏段に設けられているコロに磨耗が生じれば異音が発生する。また、踏段の移動をガイドするガイドレールに経年劣化によるボルトの弛みが生じたり、異物が挟まったりした場合には、踏段が通過するたびに異音が発生する。また、踏段の踏面外周に装着されたデマケーションコムの取り付け状態が不良で踏段両側のスカートガードパネルなどと干渉すると異音が発生する。また、多数の踏段を連結しているチェーンに経年劣化により伸びが生じると異音が発生する。その他、様々な要因により乗客コンベアに何らかの異常が発生していると、その異常は、乗客コンベア稼動時に異音として現われることになる。
乗客コンベアから異音が発生している場合、通常、客先からの連絡を受けた保守員が現場に赴き、実際に乗客コンベアを稼動させながら異音を確認する。そして、その異音がどの部分で発生しているかを特定して、異音の発生要因となっている部品の交換や調整作業などを行うようにしている。このため、乗客コンベアのサービスを停止させる時間が長くなり、利用者に多大な迷惑をかけてしまうことが多い。また、保守員が現場で異音の発生要因を特定する際にも、現場に赴いた保守員の熟練度によってその正確性や迅速性において差が生じることも多く、保守員の熟練度によってはさらに長時間のサービス停止を余儀なくされる場合もあった。
このような背景のもと、例えば特許文献1では、トラス内部に複数のマイクを配置し、これらのマイクで集音した乗客コンベア稼動音を音信号として記憶装置に記憶させ、記憶装置に記憶された音信号を電話回線経由で遠隔地にある監視室に送信して、遠隔地において乗客コンベア稼動音を確認できるようにすることが提案されている。
特開平11−335056号公報
しかしながら、マイクで集音した乗客コンベアの稼動音をもとに遠隔地にて異常の診断を行う場合、乗客コンベア稼動音を集音するタイミングによっては、例えば、乗客の乗降に伴う足音や、行き先案内や注意案内などの案内音声、乗客コンベアが設置された施設内で流れるBGMなどといった外乱音が乗客コンベア稼動音に多く含まれてしまい、この乗客コンベア稼動音から乗客コンベアの異常による異音成分を判定することが難しく、乗客コンベアの異常を精度良く診断することが困難になる。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであって、外乱音が含まれないように乗客コンベア稼動音を集音して、集音した乗客コンベア稼動音に基づく異常診断を精度良く行えるようにした乗客コンベアの異常診断システムを提供することを目的としている。
本発明に係る乗客コンベアの異常診断システムは、乗客コンベアの稼動音を集音する集音手段と、集音手段が集音した乗客コンベア稼動音の音データを記憶する記憶手段と、記憶手段が記憶した音データを解析して乗客コンベアにおける異常を診断する異常診断手段と、乗客コンベア稼動音以外の外乱音が基準レベル以下であることが想定されるタイミングで集音手段に乗客コンベア稼動音を集音させて当該乗客コンベア稼動音の音データを記憶手段に記憶させる制御手段とを備え、診断対象となる乗客コンベアは、通常は停止又は低速待機運転を行い、乗客の接近を検知してから所定時間の間は通常速度で運転を行う自動運転方式の乗客コンベアであり、前記制御手段は、集音時間カウント用タイマを有し、乗客コンベアが停止又は低速待機運転を行っているときに前記集音時間カウント用タイマをスタートさせるとともに乗客コンベアを通常速度での運転に切り替えて、乗客コンベアを通常速度での運転に切り替えてから前記集音時間カウント用タイマが設定時間のカウントを終了するまでの間、前記集音手段に乗客コンベア稼動音を集音させて当該乗客コンベア稼動音の音データを前記記憶手段に記憶させ、前記集音時間カウント用タイマが設定時間のカウントを終了した後に乗客コンベアの運転を停止又は低速待機運転に切り替えるようにしたことを特徴とする
本発明に係る乗客コンベアの異常診断システムによれば、外乱音が含まれないように乗客コンベア稼動音を集音することができ、集音した乗客コンベア稼動音に基づく異常診断を精度良く行うことができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、乗客コンベアの例として、多数の踏段が上下階に亘って斜めに移動するエスカレータを例示するが、勿論、本発明は、多数の踏段(踏板)が連続して水平方向に移動する動く歩道を診断対象とする場合にも有効に適用可能である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明を適用した異常診断システムの概略構成を示す図である。診断対象となるエスカレータは、図1に示すように、上階部梁1と下階部梁2とに締結されて上下階の間に架設されたトラス3によって支持されている。上階部梁1側のトラス3内には、エスカレータの駆動装置4が設置されている。駆動装置4は、制御盤5によって動作制御され、駆動チェーン6を介して駆動スプロケット7を駆動する。また、下階部梁2側のトラス3内には、駆動スプロケット7と対をなす従動スプロケット8が設置されており、これら駆動スプロケット7と従動スプロケット8との間に踏段チェーン9が巻き掛けられている。そして、この踏段チェーン9に多数の踏段10が連結されており、駆動装置4が駆動スプロケット7を回転させることで踏段チェーン9が駆動スプロケット7と従動スプロケット8との間を周回し、多数の踏段10が図示しないガイドレールに沿って上階側乗降口と下階側乗降口との間で循環移動する構造となっている。
また、循環移動する踏段10の左右両側にはデッキボード11及び欄干パネル12からなる欄干13が立設されており、欄干パネル12の外周に手摺ベルト14が装着されている。手摺ベルト14は、踏段10上に搭乗している乗客が把持する手摺であり、例えば上述した駆動装置4の駆動力が伝達されることで、踏段10の移動と同期して欄干パネル12の周囲を周回する。また、上階及び下階のデッキボード11には操作盤15が設置されており、この操作盤15に、エスカレータの起動・停止を行うための運転スイッチや、起動・停止操作の際にブザーを鳴動させるためのブザースイッチなど、エスカレータの管理者や保守作業員が操作するための各種の操作スイッチ16が設けられている。この操作盤15に設けられた各種の操作スイッチ16は、制御盤5に接続されている。
制御盤5は、エスカレータの運転を制御する運転回路を備えており、操作スイッチ16のスイッチ操作に従って運転回路により駆動装置4内のモータに対する電源供給を制御して、エスカレータの上昇・下降・停止の運転制御を行う。また、この制御盤5は、エスカレータ設置現場に設けられた監視装置20に接続されており、この監視装置20から運転・停止の制御指令が出力されると、この制御指令に従ってエスカレータの上昇・下降・停止の運転制御を行うようになっている。
以上のように構成されるエスカレータは、本実施形態の異常診断システムによる診断を行えるようにするために、循環移動する多数の踏段10のうちの少なくとも何れか1つを点検踏段10Aとしている。そして、この点検踏段10Aの内部に、点検踏段10Aとともに循環移動しながらエスカレータ稼動音を集音する移動集音装置17aが設置されている。また、例えばトラス3の下階側や上階側などには、定点からエスカレータ稼動音を集音する固定集音装置17b,17cが設置されている。移動集音装置17aで集音したエスカレータ稼動音は無線信号として監視装置20に入力され、固定集音装置17b,17cで集音されたエスカレータ稼動音は、有線信号又は無線信号として監視装置20に入力される。なお、以下の説明においては、これら移動集音装置17aと固定集音装置17b、17cとを特に区別する場合を除き、これらを集音装置17と総称する。
監視装置20は、エスカレータ稼動音以外の外乱音の発生が少ないことが想定されるタイミングで集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させて、集音装置17が集音したエスカレータ稼動音の音データを内部のメモリに記憶させる。特に、本実施形態では、診断対象となるエスカレータの起動と同時に集音装置17を起動させて、エスカレータの起動直後の所定時間の間に集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させ、その音データを内部のメモリに記憶させるようにしている。施設などに設置されてるエスカレータは施設の始業前に起動させるのが一般的であり、起動直後には利用者がいないため、比較的外乱音が少なく、外乱音が基準レベル以下であると考えられるからである。なお、ここでの基準レベルは、エスカレータ稼動音の音データを用いて異常診断を行う際に診断に悪影響を及ぼさない程度の大きさである。
監視装置20は、通信網CNを介して遠隔地の監視センタに設置された遠隔監視装置30と接続されており、遠隔監視装置30からの要求に応じて、或いは予め定められたタイミングで、メモリに記憶したエスカレータ稼動音の音データを通信網CN経由で遠隔監視装置30へと送信する。また、この監視装置20は、必要に応じて制御盤5に対して制御指令を出力し、制御盤5に制御指令に応じたエスカレータの運転制御を行わせる機能も有している。
遠隔監視装置30は、監視装置20から通信網CN経由で送信されたエスカレータ稼動音の音データを受信し、受信したエスカレータ稼動音の音データを解析することによって、エスカレータにおける異常を診断する。具体的には、遠隔監視装置30は、例えば、予めエスカレータに異常が生じていないときに集音した正常時のエスカレータ稼動音の音データを記憶しており、監視装置20から送信されたエスカレータ稼動音の音データを正常時の音データと比較することによって異音成分を抽出し、その異音成分の特徴などから異常を診断する。
なお、本実施形態では、監視装置20から遠隔監視装置30にエスカレータ稼動音の音データを送信し、その音データを遠隔監視装置30にて解析してエスカレータにおける異常を診断するようにしているが、監視装置20にてエスカレータ稼動音の音データを解析してエスカレータにおける異常の診断を行い、その診断結果を遠隔監視装置30に対して送信するようにしてもよい。
ここで、本実施形態の異常診断システムにおける監視装置20の詳細について、より具体的に説明する。
図2は、監視装置20の内部構成を示すブロック図である。監視装置20は、図2に示すように、データ処理を行うCPU21と、エスカレータ稼動音の音データを記憶するメモリ22と、エスカレータ稼動音の集音時間をカウントする集音時間カウント用タイマ23と、移動集音装置17aや固定集音装置17b,17cからエスカレータ稼動音の音データを入力するインターフェース(I/F)24a,24b,24cとを備える。
CPU21は、制御盤5からのエスカレータの運転信号を監視しており、制御盤5からエスカレータを起動させる旨の運転信号が出力されると、集音時間カウント用タイマ23をスタートさせるとともに、移動集音装置17aと固定集音装置17b,17cのうちの少なくとも何れかの集音装置17を起動させて、起動した集音装置17が集音したエスカレータ稼動音の音データをインターフェース24a〜24cを介して入力する。そして、CPU21は、入力したエスカレータ稼動音の音データを、メモリ22に格納する。
このとき、CPU21は、メモリ22に格納したエスカレータ稼動音の音データを後に遠隔監視装置30に送信した際に、当該データがどのようなデータであるかを遠隔監視装置30にて識別できるようにするために、どのエスカレータの稼動音であるかを示すエスカレータ識別データや、どの集音装置17で集音されたエスカレータ稼動音であるかを示す集音装置識別データ、さらには、集音時のエスカレータの運転状態が上昇運転か下降運転か、運転速度の切り替えが行われるエスカレータであれば高速運転か低速運転かといったエスカレータの運転状態を示す運転状態データなどとともに、入力したエスカレータ稼動音の音データをメモリ22に格納する。
その後、CPU21は、集音時間カウント用タイマ23が設定時間のカウントを終了するまでの間、入力したエスカレータ稼動音の音データをメモリ22に随時格納していき、集音時間カウント用タイマ23が設定時間のカウントを終了した段階で、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を停止させて、メモリ22への音データの格納を終了する。ここで、集音時間カウント用タイマ23の設定時間は、エスカレータの踏段10が移動循環経路を1周する時間以上に設定しておけばよい。
なお、本実施形態では、集音装置17が集音したエスカレータ稼動音の音データを監視装置20に随時入力して監視装置20の内部のメモリ22に随時格納するようにしているが、集音装置17に音データを格納するのに十分な容量のメモリを設けて、集音装置17がエスカレータ稼動音を集音している間はその音データを集音装置17のメモリに格納しておき、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音が終了した後に、そのエスカレータ稼動音の音データを監視装置20に入力して、監視装置20の内部のメモリ22に格納するようにしてもよい。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の異常診断システムによれば、エスカレータ稼動音以外の外乱音が比較的少ないことが予測されるエスカレータ起動直後の所定時間の間に、集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させてその音データを監視装置20のメモリ22に記憶させるようにしているので、このエスカレータ稼動音の音データを用いてエスカレータの異常診断を行う際に、外乱音による診断への悪影響を極力抑制して、エスカレータの異常診断を精度良く行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、集音装置17がエスカレータ稼動音を集音するタイミングが上述した第1の実施形態とは異なるものである。すなわち、第1の実施形態では、エスカレータ起動直後の所定時間の間に集音装置17がエスカレータ稼動音を集音するようにしているが、本実施形態では、エスカレータが起動してから所定の待機時間が経過した後に集音装置17を起動し、その後の所定時間の間に集音装置17がエスカレータ稼動音を集音するようにしている。
エスカレータ起動直後には、操作盤15の操作スイッチ16を操作した管理者や作業員がエスカレータの近くにいるためにその足音が外乱音となったり、また、環境的に気温が下がりすぎている場合などにはエスカレータの機器各部が正常に作動するまでの間に多少の時間を要するため、それまでの間に発生する音が外乱音となり、外乱音が基準レベルを超えてしまう場合もある。そこで、本実施形態の異常診断システムにおいては、エスカレータが起動してから所定時間の間は集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させずに待機し、待機時間が経過した後に集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を開始させるようにしている。
図3は、本実施形態の異常監視システムにおける監視装置20の内部構成を示すブロック図である。本実施形態では、図3に示すように、監視装置20の内部に、第1の実施形態で説明したCPU21、メモリ22、集音時間カウント用タイマ23、インターフェース24a〜24cに加えて、待機時間カウント用タイマ25が付加されている。
CPU21は、制御盤5からのエスカレータの運転信号を監視しており、制御盤5からエスカレータを起動させる旨の運転信号が出力されると、まず、待機時間カウント用タイマ25をスタートさせる。そして、待機時間カウント用タイマ25が設定時間のカウントを終了したときに、集音時間カウント用タイマ23をスタートさせるとともに、移動集音装置17aと固定集音装置17b,17cのうちの少なくとも何れかの集音装置17を起動させて、起動した集音装置17が集音したエスカレータ稼動音の音データをインターフェース24a〜24cを介して入力して、その音データをメモリ22に格納する。ここで、待機時間カウント用タイマ25の設定時間は、予め実験などにより低温時にエスカレータの機器各部が正常に作動するまでの時間を計測しておいて、その時間以上に設定しておけばよい。
その後、CPU21は、第1の実施形態と同様に、集音時間カウント用タイマ23が設定時間のカウントを終了するまでの間、入力したエスカレータ稼動音の音データをメモリ22に随時格納していき、集音時間カウント用タイマ23が設定時間のカウントを終了した段階で、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を停止させて、メモリ22への音データの格納を終了する。
以上のように、本実施形態の異常診断システムによれば、エスカレータを起動してから所定の待機時間が経過した後の所定時間の間に、集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させてその音データを監視装置20のメモリ22に記憶させるようにしているので、エスカレータの起動直後に生じる可能性のある外乱音を集音装置17が集音してしまう不都合を防止し、外乱音による診断への悪影響をより確実に防止して、エスカレータの異常診断をより精度良く行うことができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、集音装置17がエスカレータ稼動音を集音するタイミングが上述した第1、第2の実施形態とは異なるものである。すなわち、第1、第2の実施形態では、エスカレータの起動時に集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を実施するようにしているが、本実施形態では、エスカレータの停止時に集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を実施するようにしている。
診断対象となるエスカレータが店舗などの施設に設置されている場合、施設が営業を終了して閉店し、エスカレータを停止させるような状況は、エスカレータの周囲に利用者もおらず、また静かな環境となっている場合が多いため比較的外乱音が少なく、外乱音が基準レベル以下となっている状況であると考えられる。そこで、本実施形態の異常診断システムにおいては、エスカレータを停止させる操作入力があったときに、集音装置17に所定時間の間エスカレータ稼動音を集音させて、その後、エスカレータの運転を停止させるようにしている。
図4は、本実施形態の異常監視システムにおける監視装置20の内部構成を示すブロック図である。本実施形態では、図4に示すように、操作スイッチ16の操作によるエスカレータの停止指令が監視装置20内部のCPU21に入力されるとともに、CPU21が制御盤5に対して、エスカレータの運転を停止させるための制御指令を出力できるようになっている。
CPU21は、操作スイッチ16の操作によるエスカレータの停止指令が入力されると、集音時間カウント用タイマ23をスタートさせるとともに、移動集音装置17aと固定集音装置17b,17cのうちの少なくとも何れかの集音装置17を起動させて、起動した集音装置17が集音したエスカレータ稼動音の音データをインターフェース24a〜24cを介して入力して、その音データをメモリ22に格納する。
その後、CPU21は、第1の実施形態と同様に、集音時間カウント用タイマ23が設定時間のカウントを終了するまでの間、入力したエスカレータ稼動音の音データをメモリ22に随時格納していき、集音時間カウント用タイマ23が設定時間のカウントを終了した段階で、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を停止させて、メモリ22への音データの格納を終了する。その後、CPU21は、制御盤5に対してエスカレータの運転を停止させるための制御指令を出力して、エスカレータの運転を停止させる。
以上のように、本実施形態の異常診断システムによれば、エスカレータ稼動音以外の外乱音が比較的少ないことが予測されるエスカレータ停止前の所定時間の間に、集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させてその音データを監視装置20のメモリ22に記憶させるようにしているので、このエスカレータ稼動音の音データを用いてエスカレータの異常診断を行う際に、外乱音による診断への悪影響を極力抑制して、エスカレータの異常診断を精度良く行うことができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、いわゆる自動運転方式のエスカレータを診断対象とする場合の例である。自動運転方式のエスカレータは、通常は停止又は低速待機運転を行い、乗客の接近を検知してから所定時間の間は通常速度で運転を行うものであり、一般のエスカレータに比べて電力消費量が少ないことから24時間起動させたままの運用とされる場合がある。このため、エスカレータの起動時や停止時にエスカレータ稼動音を集音することは難しく、起動中の何らかのタイミングでエスカレータ稼動音を集音する必要がある。
ここで、自動運転方式のエスカレータは、上述したように乗客の接近が検知されるまでは停止又は低速待機運転を行う構成であり、言い換えると、自動運転方式のエスカレータが停止又は低速待機運転を行っている間は周囲に利用者がいないため、比較的外乱音が少なく、外乱音が基準レベル以下となっている状況であると考えられる。そこで、本実施形態の異常診断システムにおいては、自動運転方式のエスカレータが停止又は低速待機運転を行っているときに集音装置17を起動するとともにエスカレータを通常運転に切り替えて、その後の所定時間の間、集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させ、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音が終了した段階で、エスカレータを停止又は低速待機運転に復帰させるようにしている。
図5は、本実施形態の異常監視システムにおける監視装置20の内部構成を示すブロック図である。本実施形態では、図5に示すように、制御盤5に乗客検知センサ18及び自動運転タイマ19が接続されており、この制御盤5によりエスカレータの自動運転が制御されるようになっている。つまり、制御盤5は、通常はエスカレータを停止又は低速待機運転の状態とし、乗客検知センサ18によりエスカレータに乗客が接近したことが検知されたときに、エスカレータの運転を通常速度での運転に切り替えるとともに自動運転タイマ19をスタートさせ、その後、自動運転タイマ19が設定時間のカウントを終了した段階で、エスカレータを停止又は低速待機運転に復帰させる。
この制御盤5によって自動運転制御されるエスカレータの運転状態は、制御盤5から出力される運転信号により確認することが可能であり、本実施形態では、この制御盤5からの運転信号が監視装置20に入力されている。また、本実施形態では、監視装置20内部のCPU21が、エスカレータの運転切り替えを指示する制御指令を制御盤5に対して出力できる構成となっており、監視装置20内部のCPU21から制御指令が出力されたときには、制御盤5がこの制御指令に従ってエスカレータの運転切り替えを制御する。
CPU21は、制御盤5から出力される運転信号をもとに自動運転制御されるエスカレータの運転状態を監視して、エスカレータが停止又は低速待機運転を行っているときに、集音時間カウント用タイマ23をスタートさせるとともに、移動集音装置17aと固定集音装置17b,17cのうちの少なくとも何れかの集音装置17を起動させる。そして、起動した集音装置17が集音したエスカレータ稼動音の音データをインターフェース24a〜24cを介して入力し、その音データをメモリ22に格納する。また、CPU21は、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を開始させる際に、制御盤5に対してエスカレータを通常速度での運転へと切り替えることを指示する制御指令を出力し、エスカレータが通常速度で運転を行っている間のエスカレータ稼動音を集音装置17に集音させる。
その後、CPU21は、集音時間カウント用タイマ23が設定時間のカウントを終了するまでの間、入力したエスカレータ稼動音の音データをメモリ22に随時格納していき、集音時間カウント用タイマ23が設定時間のカウントを終了した段階で、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を停止させて、メモリ22への音データの格納を終了する。そして、CPU21は、制御盤5に対してエスカレータを停止又は低速待機運転へと切り替えることを指示する制御指令を出力し、エスカレータを停止又は低速待機運転へと復帰させる。
なお、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行っている間に乗客検知センサ18が乗客の接近を検知したときには、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を停止し、乗客が存在しない状況になってから改めて集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行うようにすればよい。具体的には、乗客検知センサ18により乗客の接近が検知されたとき、制御盤5が監視装置20に対して乗客検知信号を出力するとともに、自動運転タイマ19のカウントをスタートさせる。監視装置20のCPU21は、制御盤5から乗客検知信号が入力されると、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を停止させるとともに集音時間カウント用タイマ23をリセットし、自動運転タイマが設定時間のカウントを終了した段階で、再度、集音時間カウント用タイマ23をスタートさせるとともに集音装置17を起動して、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を開始させる。
以上のように、本実施形態の異常診断システムによれば、自動運転方式のエスカレータが停止又は低速待機運転を行っており、エスカレータの周囲に利用者がおらず、比較的外乱音が少ないことが想定されるタイミングで、集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させてその音データを監視装置20のメモリ22に記憶させるようにしているので、このエスカレータ稼動音の音データを用いてエスカレータの異常診断を行う際に、外乱音による診断への悪影響を極力抑制して、エスカレータの異常診断を精度良く行うことができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、診断対象となるエスカレータに案内音声を出力する音声出力装置が設けられている場合の例であり、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行っている間にこの音声出力装置による案内音声が外乱音とならないように制御するものである。
図6は、本実施形態の異常診断システムの概略構成を示す図である。本実施形態では、診断対象となるエスカレータに音声出力装置40が設けられている。この音声出力装置40は、接点41を介して制御盤5に接続されており、制御盤5からの音声出力指令に従って、行き先案内や注意案内などの案内音声をスピーカ42から繰り返し出力する。
制御盤5と音声出力装置40との間の接点41は、監視装置20からの出力によりON/OFFできるようになっており、接点41がOFFすると制御盤5からの音声出力指令が遮断されて、音声出力装置40による案内音声の出力が停止される。
監視装置20は、上述した第1乃至第4の実施形態で説明した何れかのタイミングで集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を実施するが、エスカレータ稼動音の集音を実施している間は接点41をOFFし、音声案内装置40による案内音声の出力を停止させる。そして、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音が終了すると、接点41をONに切り替えて、音声案内装置40による案内音声の出力を再開させる。また、監視装置20は、監視センタの遠隔監視装置30からエスカレータ稼動音を集音する旨の指示を受けた場合に、接点41をOFFして音声案内装置40による案内音声の出力を停止させてから、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を実施するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の異常診断システムによれば、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行っている間は、音声案内装置40による案内音声の出力を停止させるようにしているので、この音声案内装置40による案内音声が外乱音となる不都合を有効に防止して、エスカレータ稼動音の音データを用いたエスカレータの異常診断を精度良く行うことができる。
[第6の実施形態]
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行っているときに、その旨を表示器で表示することにより、現場の保守作業員などに動作状況を把握させるようにした例である。
上述した各実施形態で説明したように、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音は、現場の保守作業員などの操作によらず、監視装置20による制御に従って自律的に実施されるため、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音が実施されていることを保守作業員などが認識していないと、エスカレータの動作状況に違和感を感じる場合がある。例えば、第3の実施形態として説明した例では、保守作業員がエスカレータを停止させようとして操作スイッチ16を操作しても、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音が終了するまではエスカレータの運転が継続されることになり、また、第4の実施形態として説明した例では、乗客がいないのにエスカレータが停止又は低速待機運転から通常運転に切り替わる場合があり、また、第5の実施形態として説明した例では、案内音声の出力が停止する場合があり、保守作業員などがこのようなエスカレータの動作状況に違和感を感じることになる。そこで、本実施形態では、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行っているときには、その旨を表示器で表示することにより、エスカレータ稼動音の集音中であることを保守作業員などに認識させて、違和感を感じさせないようにしている。
図7は、本実施形態の異常診断システムの概略構成を示す図である。本実施形態では、診断対象となるエスカレータの周辺の任意の位置に、保守作業員などが容易に確認できるように表示器50が設置されている。この表示器50は監視装置20に接続され、監視装置20からの出力に従って動作制御されるようになっている。
監視装置20は、上述した第1乃至第4の実施形態で説明した何れかのタイミングで集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を実施する際に、表示器50に対して動作指令を出力し、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音中である旨を表示器50に表示させる。そして、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音が終了すると、表示器50に対して停止指令を出力し、表示器50による表示動作を終了させる。また、監視装置20は、監視センタの遠隔監視装置30からエスカレータ稼動音を集音する旨の指示を受けた場合に、表示器50に対して動作指令を出力して表示器50に表示動作を行わせながら、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を実施するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の異常診断システムによれば、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を行っている間は、表示器50がエスカレータ稼動音の集音中である旨を表示するようにしているので、エスカレータ稼動音の集音中であることを保守作業員などに認識させて、エスカレータの動作状況に対する違和感を感じさせないようにすることができる。
[第7の実施形態]
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。本実施形態の異常診断システムは、エスカレータが非常停止する直前のエスカレータ稼動音の音データを監視装置20内部のメモリ22に記憶させておき、その音データを解析してエスカレータの異常診断を行えるようにした例である。
診断対象となるエスカレータには、異常発生時に作動してエスカレータを非常停止させる安全装置が設けられているのが一般的である。このような安全装置が作動してエスカレータが非常停止する場合、停止する前に何らかの機器破損などの異常が発生している場合があり、そのときの異音を確認できれば問題の早期解決につながる可能性がある。そこで、本実施形態では、エスカレータが起動してから停止するまでの間、監視装置20が常に集音装置17にエスカレータ稼動音を集音させ、その音データを上書きしながら内部のメモリ22に記憶させるようにしている。また、記憶した音データのメモリ22上のアドレスをアドレスポインタに書き込んでおいて、このアドレスポインタの位置から、踏段10の一周分に相当するエスカレータ稼動音の音データを特定できるようにしている。
図8は、本実施形態の異常監視システムにおける監視装置20の内部構成を示すブロック図である。
CPU21は、制御盤5からのエスカレータの運転信号を監視しており、制御盤5からエスカレータを起動させる旨の運転信号が出力されると、移動集音装置17aと固定集音装置17b,17cのうちの少なくとも何れかの集音装置17を起動させて、起動した集音装置17が集音したエスカレータ稼動音の音データをインターフェース24a〜24cを介して入力する。そして、CPU21は、入力したエスカレータ稼動音の音データをメモリ22に随時格納するとともに、音データを格納したメモリ22上のアドレスをアドレスポインタに書き込んでいく。
メモリ22の音データを格納するメモリ領域は、音データをリング状に格納するようになっており、当該メモリ領域に割り当てられているアドレスの最後になると、先頭のアドレスに戻ってそこから音データを上書きしていく。CPU21は、エスカレータが運転している間は、以上のようにエスカレータ稼動音の音データを上書きしながらメモリ22に格納していき、制御盤5からエスカレータを停止させる旨の運転信号が出力されると、集音装置17によるエスカレータ稼動音の集音を停止させて、メモリ22への音データの格納を終了する。
これにより、メモリ22には、エスカレータが停止する直前のエスカレータ稼動音の音データが保存され、アドレスポインタの位置から停止前の一周分のエスカレータ稼動音の音データを特定することができるので、エスカレータが非常停止した際にその音データを解析することによって、上述した機器破損などを検出することができる。
以上のように、本実施形態の異常診断システムによれば、停止直前のエスカレータ稼動音の音データが監視装置20内部のメモリ22に保存されるようにしているので、エスカレータが非常停止した際にその音データを解析することによって、非常停止の要因となった機器破損などを検出することができ、問題の早期解決を図ることができる。
なお、以上説明した第1乃至第7の実施形態は、本発明の一適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲が以上の各実施形態で説明した内容に限定されることを意図するものではない。つまり、本発明の技術的範囲は、以上の各実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、この開示から容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
本発明を適用した異常診断システムの概略構成を示す図。 第1の実施形態の異常診断システムにおける監視装置の内部構成を示すブロック図。 第2の実施形態の異常診断システムにおける監視装置の内部構成を示すブロック図。 第3の実施形態の異常診断システムにおける監視装置の内部構成を示すブロック図。 第4の実施形態の異常診断システムにおける監視装置の内部構成を示すブロック図。 第5の実施形態の異常診断システムの概略構成を示す図。 第6の実施形態の異常診断システムの概略構成を示す図。 第7の実施形態の異常診断システムにおける監視装置の内部構成を示すブロック図。
符号の説明
5 制御盤
17 集音装置
20 監視装置(制御手段)
21 CPU
22 メモリ(記憶手段)
23 集音時間カウント用タイマ
24a〜24c インターフェース
25 待機時間カウント用タイマ
30 遠隔監視装置
40 音声出力装置
50 表示器(表示手段)

Claims (3)

  1. 無端状に連結された多数の踏段を循環移動させて踏段に搭乗した乗客を搬送する乗客コンベアの異常診断システムであって、
    乗客コンベアの稼動音を集音する集音手段と、
    前記集音手段が集音した乗客コンベア稼動音の音データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶した音データを解析して乗客コンベアにおける異常を診断する異常診断手段と、
    乗客コンベア稼動音以外の外乱音が基準レベル以下であることが想定されるタイミングで前記集音手段に乗客コンベア稼動音を集音させて当該乗客コンベア稼動音の音データを前記記憶手段に記憶させる制御手段とを備え
    診断対象となる乗客コンベアは、通常は停止又は低速待機運転を行い、乗客の接近を検知してから所定時間の間は通常速度で運転を行う自動運転方式の乗客コンベアであり、
    前記制御手段は、集音時間カウント用タイマを有し、乗客コンベアが停止又は低速待機運転を行っているときに前記集音時間カウント用タイマをスタートさせるとともに乗客コンベアを通常速度での運転に切り替えて、乗客コンベアを通常速度での運転に切り替えてから前記集音時間カウント用タイマが設定時間のカウントを終了するまでの間、前記集音手段に乗客コンベア稼動音を集音させて当該乗客コンベア稼動音の音データを前記記憶手段に記憶させ、前記集音時間カウント用タイマが設定時間のカウントを終了した後に乗客コンベアの運転を停止又は低速待機運転に切り替えることを特徴とする乗客コンベアの異常診断システム。
  2. 診断対象となる乗客コンベアには案内音声を出力する音声出力装置が設けられており、
    前記制御手段は、前記集音手段に乗客コンベア稼動音を集音させて当該乗客コンベア稼動音の音データを前記記憶手段に記憶させている間は、前記音声出力装置の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの異常診断システム。
  3. 前記集音手段が乗客コンベア稼動音を集音しているときに乗客コンベア稼動音の集音中であることを表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベアの異常診断システム。
JP2008182544A 2008-07-14 2008-07-14 乗客コンベアの異常診断システム Active JP4662382B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182544A JP4662382B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 乗客コンベアの異常診断システム
CN 200910160779 CN101628685B (zh) 2008-07-14 2009-07-14 乘客输送装置的异常诊断***

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182544A JP4662382B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 乗客コンベアの異常診断システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010018417A JP2010018417A (ja) 2010-01-28
JP4662382B2 true JP4662382B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=41573998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008182544A Active JP4662382B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 乗客コンベアの異常診断システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4662382B2 (ja)
CN (1) CN101628685B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2479227B1 (en) 2009-09-16 2015-01-07 Hitachi Chemical Company, Ltd. Process for making printing ink
JP5522787B2 (ja) * 2010-06-04 2014-06-18 東芝エレベータ株式会社 エスカレータ監視システム
JP5645309B2 (ja) * 2011-01-18 2014-12-24 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベアの状態検知システム
JP5709327B2 (ja) * 2013-05-23 2015-04-30 東芝エレベータ株式会社 マンコンベアの異常診断システム
JP2018100138A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
JP7053383B6 (ja) * 2018-06-19 2022-06-14 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 乗客コンベアの制御装置
JP7498878B1 (ja) 2024-02-29 2024-06-12 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 点検装置および点検システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07228443A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベーターの点検装置
JP2007008709A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベアの診断装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5367227B2 (ja) * 2007-02-09 2013-12-11 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア監視システム
JP2009012891A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベア監視装置及び遠隔監視システム
JP5257865B2 (ja) * 2007-11-16 2013-08-07 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア監視システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07228443A (ja) * 1994-02-15 1995-08-29 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベーターの点検装置
JP2007008709A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベアの診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101628685A (zh) 2010-01-20
CN101628685B (zh) 2013-04-10
JP2010018417A (ja) 2010-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4662382B2 (ja) 乗客コンベアの異常診断システム
JP4761276B2 (ja) 乗客コンベアの異常診断システム
AU2018203280B2 (en) Ride quality mobile terminal device application
AU2003202599B2 (en) Method and arrangement for telemonitoring an elevator
JP5367227B2 (ja) 乗客コンベア監視システム
JP2009012891A (ja) 乗客コンベア監視装置及び遠隔監視システム
JP4659482B2 (ja) エレベーターの地震時自動復帰装置
JP2012192995A (ja) 乗客コンベアの異常診断システム
JP6997680B2 (ja) エレベーター異常監視システム及びエレベーター異常監視方法
JP5743347B2 (ja) 乗客コンベアの異常診断システム
CN103145014A (zh) 电梯远程监视装置
JP5389988B1 (ja) 遠隔監視支援装置および遠隔監視システム
JP2008201498A (ja) 乗客コンベア監視システム
JPH11171423A (ja) エレベーターの地震時自動復帰装置
JP5778075B2 (ja) 乗客コンベアの運転制御システム及び運転制御方法
JPH06247657A (ja) エレベータの点検装置
US20190330015A1 (en) Elevator safety system
JP4967581B2 (ja) エレベータの制御装置及びエレベータの制御方法
JP5512588B2 (ja) エレベータ制御装置
US11390488B2 (en) Visual inspection diagnostics
JP4952366B2 (ja) エレベータ釣合い錘・調速機ロープ張り車のクリアランス管理測定装置及びその方法
JP2007145472A (ja) 地震管制運転の復旧システム
JP5137030B2 (ja) エレベータの制御装置
CN114728756B (zh) 电梯的点检***、电梯的点检装置以及自主移动体
JP2006264912A (ja) エレベータドアの診断装置、及びエレベータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4662382

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350