JP4640571B2 - 開閉機構及びこの開閉機構を備えた画像記録装置 - Google Patents

開閉機構及びこの開閉機構を備えた画像記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、本体とこの本体に回動開閉可能に取り付けられる蓋体との間に設けられる開閉機構に関するもので、例えば、画像記録装置等の本体と蓋体との間に適用される開閉機構に関するものである。
本体に蓋体が回動開閉可能に設けられた構造として、例えば、本体に給紙カセット等を有し、蓋体に原稿読取装置等を有した画像記録装置等が知られている。このような画像記録装置では、本体の内部で発生した紙詰まりの除去や、記録ヘッドユニット及びインクカートリッジの交換等のメンテナンス作業が、蓋体を開放した状態で行われる。そして、このメンテナンス作業では、作業者が本体の奥まで手を入れて行う必要から、蓋体の開放角度が大きく設定されていた。
前記蓋体には、通常、種々の機構が内蔵されているから、比較的その重量は重い。そのため、蓋体を閉塞する際には、作業者の指詰めや、閉塞時の衝撃による内蔵部品(例えば、ミラーやCCD等の精密部品)の位置ズレや破損を防止するために、蓋体がゆっくりと下降することが望まれていた。また逆に、蓋体を開放する際には、軽い力で操作できることが望まれていた。
そこで、例えば、特許文献1では、蓋体に取り付けられたリンク部材(特許文献1のストッパに相当)に、内径が徐々に狭くなる形状を有した溝穴を設け、この溝穴に、本体に設けられたピンを嵌合させ、蓋体の閉塞に伴ってピンが前記溝穴に沿ってスライドし、溝穴の狭い内径の部分に徐々に入り込むように構成している。これにより、蓋体は閉まるにつれて、ピンの移動に対する制動が徐々に強まるので、蓋体がゆっくりと下降するようになっている。
特開平10−98278号公報(図4参照)
前記特許文献1の構造では、蓋体が開放されるときには、ピンは、蓋体が閉塞するときとは逆の方向、すなわち、溝穴の内径が徐々に広くなる方向に移動するから、作業者は小さい力(軽い負荷)で蓋体を開放することができる。しかしながら、蓋体が閉塞されるときには、徐々に狭くなる溝穴にピンを押し込みながら蓋体を押える(下降させる)必要があるから、蓋体を閉まるにつれて徐々に大きな力を加えなければならず、操作性が悪いという課題があった。
本発明は、上記課題を解消するものであり、簡単な構成で、蓋体が本体に対して急激に閉塞することを防止するとともに、蓋体の開放時には、軽い操作力で操作できる開閉機構及びこの開閉機構を備えた画像記録装置の提供を目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における開閉機構は、本体と、この本体に回動開閉可能に取り付けられる蓋体との間に設けられ、前記本体と蓋体のうち、いずれか一方に設けられるピンと、他方に枢軸を介して回動可能に設けられるリンク部材とを有し、前記ピンが、前記リンク部材に穿設されたガイド溝に摺動可能に挿入される開閉機構において、前記ピンは、前記ガイド溝として設けられた略長穴形状の第1ガイド溝に沿って移動し、前記蓋体の閉塞方向への動作に伴って前記ピンは前記枢軸へ相対的に近づき、前記蓋体の開放動作に伴って前記ピンは前記枢軸から相対的に離れ、前記リンク部材は前記第1ガイド溝の長手方向に沿って長い平板形状を有し、前記第1ガイド溝に沿う前記ピンの移動に対する制動部を備えた制動部材が前記リンク部材に摺動可能に取り付けられ、前記制動部材は、前記第1ガイド溝よりも前記長手方向の寸法が短い第2ガイド溝が穿設され、この第2ガイド溝が前記第1ガイド溝に重なるように、前記制動部材が前記リンク部材に取り付けられ、前記第1ガイド溝と第2ガイド溝との重なり領域の内側に前記ピンが挿入され、前記制動部は、前記制動部材における前記枢軸に近い側の端部にて、前記リンク部材の長手方向に沿う両側面を挟持するように設けられ、前記制動部による挟持の間隔は、前記リンク部材の前記両側面よりも小さく形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開閉機構において、前記蓋体の閉塞時には、前記ピンが前記重なり領域を移動して、前記第2ガイド溝における前記制動部に近い側の内壁に当接することで、前記制動部材を前記枢軸側に摺動させ、前記蓋体の開放時には、前記ピンが前記重なり領域を移動して、前記第2ガイド溝における前記制動部から遠い側の内壁に当接することで、前記制動部材を前記枢軸から遠い側へ摺動させることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の開閉機構において、前記第1ガイド溝は、前記ピンが前記枢軸に近づくに従って、前記ピンの移動に対する制動を強くする形状に形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の開閉機構において、前記第2ガイド溝における前記制動部に近い側の内壁は、前記第2ガイド溝における前記ピンの相対的ながたつきを阻止する形状に形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の開閉機構において、前記リンク部材と前記制動部材とは、固有振動数が相互に異なる素材からなることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明の開閉機構は、本体と、この本体に回動開閉可能に取り付けられる蓋体との間に設けられ、前記本体と蓋体のうち、いずれか一方に設けられるピンと、他方に枢軸を介して回動可能に設けられるリンク部材とを有し、前記ピンが、前記リンク部材に穿設されたガイド溝に摺動可能に挿入される開閉機構において、前記ピンは、前記ガイド溝に沿って移動し、前記蓋体の閉塞方向への動作に伴って前記ピンは前記枢軸へ相対的に近づき、前記蓋体の開放動作に伴って前記ピンは前記枢軸から相対的に離れ、前記本体と前記リンク部材との間には、前記蓋体が開放する側に前記リンク部材を付勢する一つのコイルバネからなる付勢手段が、前記リンク部材と前記蓋体の回動中心との間に配置されて取り付けられ、前記ガイド溝は略長穴形状に形成され、前記枢軸から遠い側にて略直線状に形成された第1溝部と、前記枢軸に近い側にて前記第1溝部の延長線上からずれて形成された第2溝部と、前記第1溝部と第2溝部とを接続する屈曲部とを有し、前記屈曲部と付勢手段とは、前記蓋体の閉塞動作に伴って、前記ピンが第1溝部から第2溝部側へ移動するときに、前記蓋体の閉塞力を軽減可能または蓋体を一旦停止可能に構成され、前記蓋体の開放動作に伴って、前記ピンが前記第2溝部から第1溝部へ移動するときに、当該ピンが前記屈曲部にて停止せずに移動するように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の発明における画像記録装置は、給紙カセット部等を有する本体と、原稿読取部等を有し前記本体に回動開閉可能に取り付けられる蓋体と、請求項1乃至6のいずれかに記載の開閉機構とを備えることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、ピンの一時的停止またはピンに対する制動によって、蓋体自体が閉塞動作の途中で一時的に停止したり、閉塞速度が遅くなったりするから、蓋体が閉塞するときの衝撃や振動によって、部品等が破損することを防止できる。また、蓋体の開放時には、ピンに対する一時的停止又は制動が作用しないから、開放に係る作業者の負荷を軽減できる。
請求項1に記載の発明によれば、ピンが蓋体の閉塞動作に伴って第1ガイド溝に沿って枢軸へ相対的に近づくときに、制動部材によるピンの移動に対する制動が強められるから、蓋体の閉塞が進むに従ってその速度は徐々に遅くなり、衝撃による部品の破損を防止することができる。
また、制動部材はリンク部材に沿って摺動可能であるため、ピンに対する制動が強められてもその制動力が一定値に保たれたまま蓋体を閉塞することができる。また逆に、蓋体を開けるときには、ピンに対する制動が徐々に緩められ、緩めた状態が維持される。従って、開閉動作に要する作業者の負担を軽減でき操作性に優れた開閉機構を実現できる。
請求項1に記載の発明によれば、制動部は、制動部材における枢軸に近い側の端部に設けられているから、蓋体の閉塞動作に伴って、ピンが枢軸側に移動して制動部に近づくことで、ピンの移動に対する制動が徐々に強められて、これにより蓋体の閉塞速度を徐々に遅くすることができる。
請求項1に記載の発明によれば、ピンの移動によって制動部材を摺動させて制動力を一定に保っているから、極めて容易な構成で操作性に優れた開閉機構を実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1ガイド溝の形状によってピンに対する制動を強めることができるから、蓋体の閉塞速度を第1ガイド溝の形状によって容易に設定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2ガイド溝の制動部に近い側の内壁でのピンのがたつきが抑えられるから、ピンの移動に対して制動を強めているときの制動部材の振動が抑制され、これに起因する異音の発生を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、リンク部材と制動部材との共振が防止できるから、制動部材が振動することによる異音の発生をさらに防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、ピンが蓋体の閉塞動作に伴ってガイド溝に沿って枢軸側に相対的に近づくときに、ピンは屈曲部にて一旦停止するから、蓋体は、閉塞動作の途中でその開閉角度が維持されたまま自動的に停止することができ、衝撃による部品の破損を防止することができる。
また、蓋体を閉塞途中の一旦停止の状態から完全閉塞の状態に移行させるためには、ピンを屈曲部からこれに連続する第2ガイド溝に移動させるだけでよいから、作業者が加える力(負荷)は極めて小さくなる。また逆に蓋体を開けるときには、付勢手段の付勢力が蓋体を開放する側に作用しているかから、作業者は軽く蓋体を持ち上げるだけでよい。従って、開閉動作に要する作業者の負担を軽減でき操作性に優れた開閉機構を実現できる。
また、請求項6に記載の発明によれば、蓋体は開放時に一旦停止することがないから、開放時の操作性がさらに向上される。
請求項7に記載の発明によれば、比較的重量の重い蓋体を有し、また精密部品を多数備える画像記録装置であっても、請求項1から7のいずれかに記載の開閉機構を適用することで、衝撃による精密部品の破損を防止できるとともに、開閉動作に要する作業者の負担が軽減された画像記録装置を実現することができる。
以下に本発明の具体的な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る第1実施形態の開閉機構が適用された画像記録装置の側面図、図2(a)は開閉機構の側面図、図2(b)は図2(a)のIIb −IIb 線矢視図、図3はリンク部材と制動部材との組付けを説明する断面図、図4(a)〜図4(d)は蓋体の開閉動作を示す説明図である。
本実施形態の開閉機構10は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能等を備えた画像記録装置1に適用したものであり、図1に示すように、蓋体2が本体3に、ヒンジ部6を介して上下開閉回動可能に取り付けられ、蓋体2の開放時には図1における左側が開口するように構成されている。
蓋体2には、その上面に各種操作ボタンや液晶表示部等を備えた操作パネル部4が配置され、その他にも、図示していないが、コピー機能やファクシミリ機能における原稿読取部、原稿を載置することのできる載置用ガラス板、原稿読取用のイメージスキャナ装置(CIS:Contact Image Sensor)、及び被記録媒体である用紙等に画像を記録する記録ヘッドユニット等が内蔵されている。
一方、本体3の内部には、その前側(図1における左側)から着脱可能に給紙カセット5が差し込まれ、図示していないが、給紙カセット5の奥側(図1における右側)には、前記記録ヘッドユニットへ給紙カセット5から用紙を搬送する搬送路が形成され、また、前記記録ヘッドユニットにインクを供給するインクカートリッジ等も収納されている。
本発明の開閉機構10は、図2(a)、図2(b)及び図3に示すように、蓋体2に設けられたピン11と、本体3に枢軸12を介して回動可能に設けられたリンク部材13と、制動部材15とを有しており、ピン11が、リンク部材13に穿設された略長穴形状の第1ガイド溝14に摺動可能に嵌合し、制動部材15をリンク部材13に沿って移動案内するように構成されている。リンク部材13は、合成樹脂製で弾性変形可能な細長い略平板形状を有し、その基端部に枢軸12が設けられている。第1ガイド溝14は、その長手方向をリンク部材13の長手方向と一致させて、リンク部材13の広幅面に穿設されている。
前記制動部材15は、第1ガイド溝14に沿うピン11の移動に対する制動部16を備え、枢軸12に対して接離動するようにリンク部材13に被嵌している。制動部16は、制動部材15における枢軸12に近い側の端部に設けられている。そして、リンク部材13の細幅面であって前記長手方向に沿って対向する側面17、17が、制動部16によって挟持される。
この実施形態では、合成樹脂製で角筒形状を有する制動部材15が、リンク部材13に被嵌して取り付けられるため、その内部には、板厚方向に直交する方向に沿って、リンク部材13が遊嵌される通路穴18が設けられている。そして、リンク部材13の第1ガイド溝14に重なるように、制動部材15の広幅面には第2ガイド溝19が貫通形成されている。第2ガイド溝19は、第1ガイド溝14の長穴形状とその長手方向を一致させて略長穴形状に形成されている。第2ガイド溝19の長手方向の寸法L2は、第1ガイド溝14の長手方向の寸法L1よりも短くなっている(L2<L1)。この第2ガイド溝19は、制動部材15の広幅面の略中央部位において、制動部16に近い部位から遠い部位まで直線状に延びて形成されている。便宜上、第2ガイド溝19のうち、制動部16に近い側の内壁を下側内壁20、制動部16から遠い側の内壁を上側内壁24と記載する。
そして、第1ガイド溝14と第2ガイド溝19との重なり領域の内側に、前述したピン11が挿入されている。なお、ピン11の先端には、第1及び第2ガイド溝14,19から制動部材15及びピン11が抜け出ないようにするため係止片25が設けられている。
制動部16は、前記通路穴18における枢軸12に近い側の端部にて、通路穴18の幅寸法を狭める方向に向かって爪状に突出して形成されている。そして、制動部16の爪状部分の先端が、通路穴18に挿入されたリンク部材13の側面17に当接して、制動部16がリンク部材13の幅(長手方向に直交する方向の幅)を挟持する。この制動部16の挟持の間隔、すなわち爪状部分の先端間の距離W1は、前記制動部材15が摺動する領域における両側面17、17の間隔、すなわちリンク部材13の幅寸法W2より小さく(W1<W2)形成されている。
また、側面17、17には、制動部材15が枢軸12側に接近した位置以上に移動させないためのストッパー部26がくぼみ形成されており、このストッパー部26は、枢軸12から離れる側への制動部材15の摺動を促す傾斜形状を有している。このストッパー部26は突起形状であっても良い。
また、第1ガイド溝14は、前述したように略長穴形状を有しているが、詳細には、丸軸または丸筒状のピン11が摺動する直線状の摺動部21と、摺動部21における枢軸12から遠い側の端部に上側狭窄部27を介して連通する略円形状の開放保持部22と、摺動部21の枢軸12に近い側の端部に下側狭窄部28を介して連通する略円形状の閉塞保持部23とを有している。摺動部21の幅寸法W3は、上側狭窄部27及び下側狭窄部28の幅寸法W5より大きく、且つピン11の直径Dよりも小さく形成されている(W5<W3<D)。また、開放保持部22と閉塞保持部23の直径は、いずれも摺動部21の幅寸法W3よりも大きく形成されている。すなわち、摺動部21では、ピン11が挿入されることでその幅寸法を拡大するよう弾性変形する。また、前記幅寸法W3を摺動部21における開放保持部22側の幅寸法とし、摺動部21における閉塞保持部23側の幅寸法をW6とした場合に、これらの幅寸法W3,W6の設定を調整して、蓋体2の閉塞速度を調整することも可能で、ピン11に対する制動を働き易くするには、W3≧W6に設定することが望ましい。
第2ガイド溝19の幅寸法W4は、ピン11が第1ガイド溝14に沿って摺動するように、第1ガイド溝14の幅寸法W3よりも大きく、さらにピン11の直径Dよりも大きく形成されている(W4>D>W3)。そのため、蓋体2の閉塞方向への回動に伴って、ピン11が第2ガイド溝19の下側内壁20に当接して制動部材15を枢軸12に近づくように押し摺動する状態(後述する)では、ピン11が相対的に第2ガイド溝19の幅方向に振動する、換言すれば、制動部材15が、制動部16を支点として共振する現象が生じ易い。従って、これを防止するために、下側内壁20は、ピン11の幅方向へ制動部材15が移動を阻止する形状を採用する。この実施形態では、広幅面側からの平面視でV字形状であって、断面円形のピン11の外周に対して、そのピン11の中心軸を挟んで対称位置で当接する形態に形成されている。
上記構成によれば、図4(a)に示すように、蓋体2が本体3に対して開放状態(大きく開いた状態)にある場合には、ピン11は、第2ガイド溝19の上側内壁24に当接し、且つ第1ガイド溝14の開放保持部22に位置している。そして、第1ガイド溝14には、開放保持部22と摺動部21との間に上側狭窄部27が設けられているから、ピン11は開放保持部22に安定して保持され、作業者が必要なメンテナンス作業を行う間、蓋体2はその開放状態が保たれる。その場合、制動部材15における第2ガイド溝19の上端側にピン11が位置している。即ち、ピン11により制動部材15はリンク部材13の上端側に引き上げられている。
次に、蓋体2に対して閉じる方向に力を加えると、図4(b)に示すように、ピン11は、開放保持部22から上側狭窄部27を越えて、摺動部21に移動する。ピン11が摺動部21に移動するに際して、上側狭窄部27を通過するから、蓋体2の閉塞動作の開始に伴って、作業者にクリック感を与えることができる。
蓋体2の閉塞がその自重によって進むと、ピン11は枢軸12に近づく方向に移動する。このとき、ピン11の直径Dは、摺動部21の幅寸法W3より大きいから、摺動部21の両側のリンク部材13の部分の弾性変形により、当該摺動部21の幅を拡大させながら、ピン11は摺動部21を摺動(スライド)する。また、ピン11の直径Dは、制動部材15の第2ガイド溝19の幅寸法W4より小さいから、ピン11が第2ガイド溝19の下側内壁20に当接する位置に移動するまでは、制動部材15は、リンク部材13に対して、図4(a)に図示した状態と同じ位置に保たれている。
そして、制動部16はリンク部材13の幅寸法W2よりも小さい挟持間隔W1で、リンク部材13の側面17、17を外側から挟持しているから、制動部16では、ピン11によって摺動部21が拡大するのを阻止する力が作用する。そして、本発明では、ピン11が制動部16に近づくのに比例して制動力が増大する(制動力は制動部16からピン11までの距離の3乗に反比例する)ので、ピン11が枢軸12に近づく方向へ移動するにつれて、制動作用が徐々に強くなって蓋体2の閉塞速度が遅くなる。ピン11が第2ガイド溝19の下側内壁20に当接する位置に達すると、制動部16による制動作用が最も強くなるから、作業者が閉塞側に力を加えることにより、ピン11はさらに枢軸12に近づく方向に移動する。そして、ピン11が下側内壁20に当接した後は、その状態の制動の強さが一定に保たれ、蓋体2の閉止方向への移動速度は緩慢になり、ピン11は、下側内壁20に当接した状態のまま、下側狭窄部28に達する位置まで制動部材15とともに移動する。
ピン11が下側狭窄部28に達して、一旦停止した状態では、さらに作業者が蓋体2を閉める方向に力を加えることで、クリック感を与えながら、図4(c)に示すように、ピン11が閉塞保持部23に達するとともに、制動部16はストッパー部26に嵌まり込み、蓋体23は完全に本体に閉塞される。
一方、蓋体2を開放する場合には、作業者が蓋体2を軽く持ち上げると、ピン11が閉塞保持部23から下側狭窄部28を越えて摺動部21に移動するから、作業者にクリック感を与えながら、蓋体2の開放が開始される。
そして、ピン11が摺動部21を、枢軸12から離れる方向へ移動し、離れるに従って、制動部16による制動作用が緩められる。すなわち、ピン11による摺動部21の幅寸法の拡大に対する制動部16の抑制力は、ピン11が制動部16から離れるに従って、徐々に小さくなる(制動力は制動部16からピン11までの距離の3乗に反比例)。そして、図4(d)に示すように、第2ガイド溝19の上側内壁24に当接する位置に達すると、今度は、ピン11の移動に対する制動作用(制動力)が緩められた状態のまま、ピン11が上側内壁24を押圧しながら、制動部材15とともに枢軸12から離れる側へ移動する。そのため、作業者は、軽い負荷で蓋体2を持ち上げて開放することができる。そして、ピン11が開放保持部22に達すると、蓋体2は完全に開放され、その状態が保持される。
このように第1実施形態の開閉機構10では、蓋体2が閉塞すると、徐々に閉塞速度が遅くなるように、ピン11の移動に対する制動力が強められるから、閉塞時に作業者が指を挟んだり、衝撃によって精密部品の破損等を招いたりする心配がない。
また、制動部材15がリンク部材13に対して摺動するように構成されているため、ピン11の移動に対する制動力は一定値を保ったまま、蓋体2を閉じる方向に動かすことができる。換言すれば、前記制動力は必要以上に強くなることがないため、蓋体2の閉塞時に作業者が大きな力をかける必要がなく、操作性に優れている。
また、蓋体2の開放、閉塞に伴って、適度なクリック感を与えているため、作業者が所定位置に達したことを認識し易くなっている。
さらに、第2ガイド溝19の下側内壁20がV字形状に形成されてピン11の軸線に対して対称位置で押されるから、制動部材15は第2ガイド溝19の幅方向に変位したり、振動することなく、枢軸12に向かって直線的に案内される。その結果、ピン11の移動とともに制動部材15を移動させても、摩擦による制動部材15の自励振動を抑制でき、異音が発生することを防止できる。なお、この制動部材15とリンク部材13とに、固有振動数が相互に異なる素材を用いれば、これらの共振が抑制され前記した異音を防止する効果が高められる。
なお、第1ガイド溝14と閉塞保持部23との連設部に下側狭窄部28を形成したが、この下側狭窄部28は省略してもよい。
また、ピン11が開放保持部22に位置し、ピン11により制動部材15がリンク部材13の上端側に引き上げられている状態を安定的に維持するために、この状態に対応する側面17の位置に制動部材15の落下を防止するストッパー部を設けても良い。
次に、本発明の第2実施形態について図面に基づいて説明する。図5は第2実施形態の開閉機構の正面図、図6(a)〜図6(c)は第2実施形態の開閉機構の動作を示す説明図はである。なお、第1実施形態と同じ構造には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2実施形態の開閉機構110は、第1実施形態と同様の画像記録装置10に適用したもので、蓋体2に設けられた断面円形のピン11と、本体3に枢軸12を介して回動可能に設けられたリンク部材113を有しており、ピン11が、リンク部材113に穿設された略長穴形状のガイド溝114に摺動可能に嵌合している。
リンク部材113と本体3との間には、蓋体3が開放する側にリンク部材113を付勢する付勢手段130としてコイルバネが取り付けられている。
ガイド溝114は、枢軸12から遠い側にて略直線状に形成された第1溝部131と、枢軸12に近い側にて第1溝部131の延長線上から本体3と蓋体2とのヒンジ部6側(図5の右側)にずれて形成された第2溝部132と、第1溝部131と第2溝部132とを接続する屈曲部133とを有している。また、リンク部材113の先端側(枢軸12から遠い側)には、ピン11の直径より大きい直径を有する略円形の開放保持部122が穿設されている。この開放保持部122と第1溝部131との間には、幅寸法が第1溝部131より小さい上側狭窄部127が形成されている。
この実施形態では、リンク部材113は合成樹脂製で細長い略平板形状を有し、ガイド溝114は、その長手方向をリンク部材113の長手方向と一致させて、リンク部材の113の広幅面に穿設されている。第1溝部131においてその長手方向に直交する方向の幅寸法は、ピン11ががたつきなく摺動できる程度に形成され、屈曲部133及び第2溝部132の幅寸法はピン11の直径よりも大きく形成されている。なお、便宜上、第1溝部131の幅を構成するように対向する内壁のうち、ヒンジ部6に遠い側、すなわち、ピン11の下面側と摺接する面を摺接壁136とする。また、屈曲部133と第2溝部132との接続部を突起部138と記載する。
付勢手段130の一方端は、リンク部材113の長手方向に沿う細幅の側面のうち、ヒンジ部6側の側面117に設けられた突片部134に係止され、付勢手段130の他方端は、本体3において、枢軸12よりもΔHだけ上方(蓋体2側)に設けられた係止部135に係止する等して、リンク部材113には、蓋体2の開放角度にかかわらず、常に蓋体2を開放する側に付勢力が作用するように配置されている。なお、蓋体2の閉塞位置近傍では、蓋体2の自重による(当該蓋体2の閉止方向の)モーメント(図6(c)で反時計方向のモーメント)が、前記付勢手段130による蓋体2を開き方向に回動させる)モーメント(図6(c)で時計方向のモーメント)より大きくなるように設定されおり、これにより、蓋体2の閉塞状態を維持させるためのロック機構が不要となる。
上記構成によれば、図6(a)に示すように、蓋体2が本体3に対して開放状態にある場合には、ピン11は、ガイド溝114の開放保持部122に位置している。開放保持部122と第1溝部131との間には上側狭窄部127が設けられているため、ピン11は開放保持部122に安定して保持され、作業者が必要なメンテナンス作業を行う間、蓋体2はその開放状態が保たれる。
次に、蓋体2を閉じる方向に力を加えると、ピン11は、開放保持部122から上側狭窄部127を越えて、第1溝部131に移動する。ピン11が第1溝部131に移動するに際して、上側狭窄部127を通過するから、蓋体2の閉塞動作の開始に伴って、作業者にクリック感を与えることができる。
そして、蓋体2の自重による閉塞動作に伴って、ピン11がガイド溝114の第1溝部131を摺動する。このとき、リンク部材113は、付勢手段130による付勢力で常に起立方向(蓋体2を開き方向)に回動しようとしているから、ピン11は第1溝部131の下面側の摺接壁136に摺接しながら移動する。従って、蓋体2はゆっくりと本体3の上面方向に近づく。そして、ピン11が屈曲部133に達すると、摺動壁136に連続する屈曲部133の内壁に当接する。加えて、リンク部材113が常に付勢手段130により蓋体2の開放側(図5の矢印A)に付勢されているので、ピン11を屈曲部133の内壁に当接させて留める力が作用する。すなわち、屈曲部133がカムとして作用し、蓋体2は閉塞動作の途中で一旦停止する。
そして、この状態から作業者が、蓋体2を閉止したい場合は、この蓋体2をさらに下向きに押えると、図6(b)に示すように、ピン11が突起部138を乗り越えて第2溝部132へ移動する。屈曲部133と第2溝部132はなだらかに連続して形成され、且つこれらの幅寸法はピン11の直径より大きいから、作業者が蓋体2を押える際の負荷は小さいものとなる。そして、図6(c)に示すように、付勢手段130の付勢力と蓋体2の自重とがバランスしながら、蓋体2はゆっくりと閉塞する。
一方、蓋体2を開放する場合には、作業者が蓋体2を持ち上げると、ピン11が第2溝部132に沿い、突起部138を越えて、屈曲部133に移動する。ピン11は、屈曲部133の底部に当接するが、付勢手段130の付勢力がピン11を第1溝部131に誘導させるようにリンク部材113に作用しているから、ピン11は屈曲部133で一旦停止することなく、そのまま速やかに第1溝部131に移行する。そして、ピン11が第1溝部131の摺動壁136に沿って枢軸12から離れる側に摺動するが、このとき、付勢手段130がリンク部材133を蓋体2が開放する側に付勢しているから、作業者は軽く手を添える程度の小さい負荷を蓋体2に与えるだけでよい(付勢力の設定によっては作業者の負荷がなくてもよい)。ピン11が上側狭窄部127に達し、作業者が蓋体2を開ける方向に力を加えると、ピン11がクリック感を与えながら開放保持部122に達し、蓋体2は開放状態が維持される。
この第2実施形態の開閉機構110では、蓋体2の閉塞動作が、その途中で自動的に一旦停止するから、閉塞時に作業者が指を挟んだり、衝撃によって精密部品の破損等を招いたりする心配がない。
また、蓋体2を一旦停止状態から完全閉塞状態に移行させるためには、ピン11が突起部138を乗り越えるように蓋体2が押えられるので、この動作がクリック感を与え、蓋体2を閉塞状態にさせることを認識し易くする効果を奏する。
なお、第1及び第2実施形態では、ピン11を蓋体2にリンク部材13(113)を本体3にそれぞれ設けたが、もちろんピン11を本体3にリンク部材13(113)を蓋体2に設けても良く、これらの場合、ガイド溝14(114)の形態や制動部材15の形態は上下逆とする。このように構成しても、同様の効果を発揮する。
また、上記開閉機構10(110)は、ヒンジ部6における軸の両端側(一対)に設けても、一方端側のみに設けてもいずれでもよい。一方端側のみに設ける場合には、他方端側に、蓋体2の動作を補助する公知のリンク機構を設けることが望ましい。
本発明に係る第1実施形態の開閉機構が適用された画像記録装置の側面図である。 (a)は開閉機構の側面図、(b)は図2(a)のIIb −IIb 線矢視図である。 リンク部材と制動部材との組付けを説明する断面図である。 (a)〜(d)は蓋体の開閉動作を示す説明図である。 本発明に係る第2実施形態の開閉機構の正面図である。 (a)〜(c)は第2実施形態の開閉機構の動作を示す説明図はである。
符号の説明
1 画像記録装置
2 蓋体
3 本体
6 ヒンジ部
10 開閉機構
11 ピン
12 枢軸
13 リンク部材
14 第1ガイド溝
15 制動部材
16 制動部
19 第2ガイド溝
110 開閉機構
113 リンク部材
114 ガイド溝
130 付勢手段
131 第1溝部
132 第2溝部
133 屈曲部

Claims (7)

  1. 本体と、この本体に回動開閉可能に取り付けられる蓋体との間に設けられ、
    前記本体と蓋体のうち、いずれか一方に設けられるピンと、他方に枢軸を介して回動可能に設けられるリンク部材とを有し、
    前記ピンが、前記リンク部材に穿設されたガイド溝に摺動可能に挿入される開閉機構において、
    前記ピンは、前記ガイド溝として設けられた略長穴形状の第1ガイド溝に沿って移動し、
    前記蓋体の閉塞方向への動作に伴って前記ピンは前記枢軸へ相対的に近づき、前記蓋体の開放動作に伴って前記ピンは前記枢軸から相対的に離れ、
    前記リンク部材は前記第1ガイド溝の長手方向に沿って長い平板形状を有し、
    前記第1ガイド溝に沿う前記ピンの移動に対する制動部を備えた制動部材が前記リンク部材に摺動可能に取り付けられ、
    前記制動部材は、前記第1ガイド溝よりも前記長手方向の寸法が短い第2ガイド溝が穿設され、
    この第2ガイド溝が前記第1ガイド溝に重なるように、前記制動部材が前記リンク部材に取り付けられ、前記第1ガイド溝と第2ガイド溝との重なり領域の内側に前記ピンが挿入され、
    前記制動部は、前記制動部材における前記枢軸に近い側の端部にて、前記リンク部材の長手方向に沿う両側面を挟持するように設けられ、
    前記制動部による挟持の間隔は、前記リンク部材の前記両側面よりも小さく形成されていることを特徴とする開閉機構。
  2. 前記蓋体の閉塞時には、前記ピンが前記重なり領域を移動して、前記第2ガイド溝における前記制動部に近い側の内壁に当接することで、前記制動部材を前記枢軸側に摺動させ、
    前記蓋体の開放時には、前記ピンが前記重なり領域を移動して、前記第2ガイド溝における前記制動部から遠い側の内壁に当接することで、前記制動部材を前記枢軸から遠い側へ摺動させることを特徴とする請求項1に記載の開閉機構。
  3. 前記第1ガイド溝は、前記ピンが前記枢軸に近づくに従って、前記ピンの移動に対する制動を強くする形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉機構。
  4. 前記第2ガイド溝における前記制動部に近い側の内壁は、前記第2ガイド溝における前記ピンの相対的ながたつきを阻止する形状に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の開閉機構。
  5. 前記リンク部材と前記制動部材とは、固有振動数が相互に異なる素材からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の開閉機構。
  6. 本体と、この本体に回動開閉可能に取り付けられる蓋体との間に設けられ、
    前記本体と蓋体のうち、いずれか一方に設けられるピンと、他方に枢軸を介して回動可能に設けられるリンク部材とを有し、
    前記ピンが、前記リンク部材に穿設されたガイド溝に摺動可能に挿入される開閉機構において、
    前記ピンは、前記ガイド溝に沿って移動し、
    前記蓋体の閉塞方向への動作に伴って前記ピンは前記枢軸へ相対的に近づき、前記蓋体の開放動作に伴って前記ピンは前記枢軸から相対的に離れ、
    前記本体と前記リンク部材との間には、前記蓋体が開放する側に前記リンク部材を付勢する一つのコイルバネからなる付勢手段が、前記リンク部材と前記蓋体の回動中心との間に配置されて取り付けられ、
    前記ガイド溝は略長穴形状に形成され、前記枢軸から遠い側にて略直線状に形成された第1溝部と、前記枢軸に近い側にて前記第1溝部の延長線上からずれて形成された第2溝部と、前記第1溝部と第2溝部とを接続する屈曲部とを有し、
    前記屈曲部と付勢手段とは、前記蓋体の閉塞動作に伴って、前記ピンが第1溝部から第2溝部側へ移動するときに、前記蓋体の閉塞力を軽減可能または蓋体を一旦停止可能に構成され、前記蓋体の開放動作に伴って、前記ピンが前記第2溝部から第1溝部へ移動するときに、当該ピンが前記屈曲部にて停止せずに移動するように構成されていることを特徴とする開閉機構。
  7. 給紙カセット部等を有する本体と、原稿読取部等を有し前記本体に回動開閉可能に取り付けられる蓋体と、請求項1乃至6のいずれかに記載の開閉機構とを備えることを特徴とする画像記録装置。
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