JP4583195B2 - 可動体の動作機構 - Google Patents

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Description

この発明は、本体に対し回動可能に組み付けられている可動体を、展開位置から基準位置に向けて途中まで回動操作した後は基準位置までいわば自動的に回動させるようにすると共に、この基準位置にある可動体をわずかに押し込む操作(プッシュ操作)したときはこの可動体を展開位置までいわば自動的に回動させるようにする動作機構に関する。
蓋の開閉機構として、蓋100を常時バネ101によって開き位置に向けて付勢するようにすると共に、この付勢に抗しながら蓋100を閉じ位置まで回動操作すると本体102に設けたいわゆるプッシュ−プッシュ式のラッチ103に蓋100に設けたストライカ104が入り込み掛合してこの蓋100の閉じ状態を維持するようにしたものがある。この機構にあっては、閉じ位置にある蓋100をわずかに押し込む操作をすると、ストライカ104の前記掛合が解かれ、前記バネ101の付勢により閉じ位置にあった蓋100は開き位置までいわば自動的に回動するようになっている。(図15に示される機構や特許文献1に示される機構)
しかるに、かかる機構にあっては、蓋100の開き位置から閉じ位置までの回動はすべて手動によってなさざるを得ない。また、かかる機構は、蓋100の閉じ状態の維持に前記ラッチ103とストライカ104とを必要とすると共に、このラッチ103とストライカ104とを蓋100の開き状態において外観上目につく場所に配さざるを得ないものであった。
特開平9−226464号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、本体に対して基準位置と展開位置とに亘った回動可能に組み付けられた可動体を、展開位置から基準位置に向けて途中まで回動操作した後から先はいわば自動的に基準位置まで回動(往動)させるようにすると共に、基準位置におけるプッシュ操作によって展開位置までいわば自動的に回動(復動)させるようにする機構を、簡素に構成できるようにすると共に、外観上目立たない箇所に設置できるようにする点にある。
前記問題点を解説するために、この発明にあっては、可動体の動作機構を以下の(1)〜(6)の構成を備えたものとした。
(1)本体に対し回動軸によって基準位置と展開位置との間に亘る回動可能に組み付けられていると共に、展開方向への第一付勢力を常時作用されるようになっている可動体の動作機構であって、
(2)本体側に備えられるカムと、可動体側に備えられるアームとを有しており、
(3)このアームの基部側が前記回動軸によって支持されていると共に、
このアームは、その基部側と先端側との間に亘るスライド移動可能にこのアームに支持されると共に、前記回動軸から離れる向きの第二付勢力を作用されるスライダを有しており、
(4)カムは、前記回動軸側に往路カム面部を有していると共に、
この往路カム面部は、前記回動軸に向けて突き出す頂部を持った山形状をなすように形成されており、
(5)可動体が展開位置にあるときスライダに設けたカムに対する摺動子が往路カム面部の始端に位置され、かつ、可動体が基準位置にあるときこの摺動子が第二付勢力により往路カム面部の終端に接するようになっていると共に、
(6)摺動子が頂部を乗り越える位置まで可動体を基準位置に向けて回動操作した後は第二付勢力によって可動体が基準位置まで自走されるようになっている。
展開位置にある可動体をアームのスライダに設けた摺動子が往路カム面部の頂部を乗り越える位置まで可動体を回動操作(第一操作)した後は、第二付勢力によって回動軸より離れながら頂部より往路カム面部に摺動子を押し付て往路カム面部の終端に向けて下るスライダによって、アーム、そして、可動体を、この可動体を基準位置に位置づけさせる位置、つまり、第二付勢力によって摺動子を往路カム面部の終端に接しさせる位置まで、いわば自動的に回動させることができる。
また、このように基準位置に可動体を位置づけた状態からさらに可動体を押し込み操作(第二操作)すると、摺動子は往路カム面部の終端から先に外れると共に残された第二付勢力と第一付勢力によって復路側に入り込み、摺動子がこのように復路側に入り込むと第一付勢力により可動体はいわば自動的に展開位置まで回動される。
前記基準位置において可動体の少なくとも一部が本体の一部に弾性変形可能なスペーサ体を介して突き当たるようになっており、基準位置にある可動体をこのスペーサ体を弾性変形させる向きにやや押圧操作することにより摺動子が往路カム面部の終端から先に外れ出すと共に、復路側に入り込むようにしておくこともある。
このようにした場合、前記第二操作をするまでは、可動体が基準位置に安定的に位置づけられるようになっていると共に、簡素な構造をもって基準位置からさらに可動体を第二操作できるようにすることができる。
また、前記往路カム面部の終端に、往路カム面部の他の部分の傾斜よりも傾斜をきつくした引っかかり面部を頂部側に持った摺動子の保持部を形成させておくこともある。
このようにした場合、可動体が基準位置にある状態から外力などが作用することにより、可動体、さらにはアームに、往動する前の位置に向けた力が作用されたときには、摺動子に接する引っかかり面部によってアームがこの向きに向けて移動し難くすることができ、こうした外力などによってアームが往動前の位置に振られ摺動子が頂部を乗り越え、これにより基準位置にあった可動体が予期せず展開位置まで回動されてしまうような事態を防止することができる。
前記往路カム面部の終端に、段差面と、この段差面の先にあってスライダの付勢方向に略直交する向きの摺動子の押さえ面とを形成させておくと共に、
この押さえ面よりも回動軸に近い位置に段差面との間に摺動子の入り込む間隔を開けるようにしてこの段差面に向けて突き出す摺動子の案内部を形成させておくこともある。
このようにした場合、第二付勢力により移動されてきた摺動子は段差面の始まり位置から先に外れ出すが、このように外れ出した摺動子をこの段差面の先にある案内部における回動軸の側に向けられた面に突き当てることができ、この後、案内部のこの面と第二付勢力とによって摺動子を押さえ面に落ち着かせることができる。これにより、展開位置から基準位置まで回動されてきた可動体をこの基準位置に確実に位置づけさせることができる。
また、動作機構が前記可動体の回動に制動を付与するダンパ装置を備えるようにしておくこともある。
このようにした場合、アームの往動、および、復動に制動を作用させることを通じて、可動体の回動に適度の制動を作用させることができる。
この発明にかかる動作機構によれば、簡素な構造をもって、本体に対して基準位置と展開位置とに亘った回動可能に組み付けられた可動体を、展開位置から基準位置に向けて途中まで回動操作した後から先はいわば自動的に基準位置まで回動(往動)させるようにすると共に、基準位置におけるプッシュ操作によって展開位置までいわば自動的に回動(復動)させるように動作させることができる。また、かかる動作機構は、可動体および本体における外観上目立たない箇所に設置することができる特長を有する。
以下、図1ないし図14に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1および図2は、可動体2が展開位置にある状態を本体1の側板1dの一方側から見て示しており、特に図2はアーム5の先端側を一部破断して示している。また、図3は、展開位置にある可動体2を基準位置に向けて回動操作し終わった状態を、図4は、図3の状態から第二付勢力によって可動体2が基準位置まで自走往動してこの基準位置に位置づけられた状態を、図5は、図4の状態から可動体2をプッシュ操作してこの可動体2が展開位置に向けて第一付勢力によって自走復動し始めるに至った状態を、図1と同じようにして表している。図1〜図5においては、本体1に取り付けられるケース8のうち、カバー81の記載を回動軸3を除いて省略させている。
また、図6および図7は、ケース8を構成するベース80を、図8および図9は、ケース8を構成するカバー81を、図10および図11は、アッセンブリー状態にあるアーム5を、図12および図13は、部品状態にあるアーム5を、それぞれ示している。
また、図14は、図1〜図13に示される例における往路カム面部41の終端41cを変更させた例を示している。
この実施の形態にかかる動作機構は、本体1に対し回動軸3によって基準位置と展開位置との間に亘る回動可能に組み付けられている可動体2を、展開位置から基準位置に向けて途中まで回動操作した後は基準位置まで自走、つまり、いわば自動的ないしは強制的に回動させるようにすると共に、この基準位置にある可動体2をわずかに押し込む操作(プッシュ操作)したときは基準位置にあった可動体2を展開位置までいわば自動的に回動させるようにするものである。
可動体2としては、本体1に回動可能に組み付けられるものであればいかなる構成のものでも良いが、典型的には、開口を備えた本体1のこの開口を基準位置において塞ぐ蓋体などが予定される。
図示の例にあって、可動体2を、天板1bと底板1cと側板1dとを有し、かつ、開口1aを備えた箱状をなす本体1における、この開口1aを基準位置において塞ぐ蓋体2aとしている。
図示の例にあっては、本体1の開口1aを挟んだ両側に形成された側板1dの外面部1eにそれぞれ、同一構成の動作機構を設けるようにしている。蓋体2aは、この両動作機構を構成する後述のアーム5の基部側に一体に固着されて本体1に対し回動可能に組み合わされている。
可動体2は、展開方向への第一付勢力を常時作用されるようになっている。図示の例では、可動体2である蓋体2aは、その裏面を本体1の開口1aに向き合わせるようにしたこの開口1aを塞いだ基準位置において、その上端側を本体1に対し前記のように回動可能に組み付けさせており、(図4)展開位置においては基準位置における下端を水平よりもやや上方に位置させるようになっている。(図1)
可動体2への第一付勢力の付与は、典型的には、バネ一端を可動体2に止め付け、かつ、バネ他端を本体1に止め付けて、可動体2が基準位置にあるときにこのバネ両端を離れ出させる向きの付勢力を蓄えるねじりコイルバネ(図示は省略する。)などによって確保することができる。
かかる動作機構は、本体1に備えられるカム4と、可動体2に備えられるアーム5とを有している。
このアーム5の基部側が前記回動軸3によって支持されている。図示の例では、かかるアーム5は、可動体2となる蓋体2aの基準位置での上端にアーム5の上側端となる基部を一体に接合させると共に、この接合位置近傍において、本体1の側板1dの外面部1eに固定される後述するケース8に形成された回動軸3を軸穴5dに通して回動可能に組み付けられている。図示の例では、このアーム5と蓋体2aの裏面とは、90度よりもやや大きい角度を持つようになっている。
アーム5には、スライダ6が備えられている。スライダ6は、アーム5の基部側と先端側との間に亘るスライド移動可能にこのアーム5に支持されると共に、前記回動軸3から離れる向きの第二付勢力を作用されるようになっている。
図示の例では、アーム5にはその長さ方向に亘って長穴状をなす貫通孔5aが形成されている。スライダ6は、この貫通孔5aの長さ方向に沿った一対の孔壁間に納まる幅を持つように構成されている。図示の例では、貫通孔5a内にはこの貫通孔5aの幅方向に沿った孔壁間に亘るガイドシャフト5bが配されていると共に、貫通孔5aの長さ方向に沿った一対の孔壁の一方には、ガイドリブ5cが形成されており、スライダ6は、そのスライド方向に沿った一側部に形成されたこのスライド方向に沿った溝6aにガイドリブ5cを入れ込ませ、かつ、スライド方向に直交する向きの両側部に亘るように形成された穴6bにガイドシャフト5bを入れ込ませるようにしてアーム5に支持されている。
前記第二付勢力は、典型的には、かかるスライダ6をアーム5の先端側に弾性的に押圧したり、引っ張ったりするように機能するバネなどの弾性体によって、かかるスライダ6に作用させることができる。図示の例にあっては、ガイドシャフト5bの外側に巻回されるようにアーム5の貫通孔5a内に配されると共に、バネ一端を回動軸3側にある貫通孔5aの幅方向に沿った孔壁に押し付け、かつ、バネ他端をこの孔壁に向けられたスライダ6の側部に押し付けた圧縮コイルバネ7によって、かかるスライダ6に前記第二付勢力を作用させるようにしている。
また、かかるスライダ6には、後述するカム4に対する摺動子6cが備えられている。図示の例では、かかるスライダ6における圧縮コイルバネ7に接する側と反対の側部側に、後述するケース8を構成するベース80の内面に付勢により常時押し当てられるピン6dが備えられており、このピン6dがかかる摺動子6cとして機能するようになっている。図示の例にあっては、スライダ6における前記ベース80の内面に向けられた面において開口しためくら穴6e内に圧縮コイルバネ6fを奥に位置させるようにピン6dが納められており、このバネ6fによってピン6dはその一端を常時めくら穴6e内から突き出させるようになっている。(図11)
カム4は、図示の例では、前記アーム5を納めると共に、本体1への取り付け部8eを備えたケース8に備えられている。
図示の例では、かかるケース8は、正面視の状態において略扇状をなすと共に、この扇の要となる箇所8aを除いた縁部に立ち上がり部80a、81aを有したベース80とカバー81とを、ベース80の立ち上がり部80aとカバー81の立ち上がり部81aとを突き合わせるようにして両者を重ね組み付け合わせることにより構成されている。図示の例では、本体1への取り付け部8eはケース8における扇の要となる箇所8aと弧となる箇所8bとの間に亘る両縁部8c、8dにそれぞれ形成された張り出し部に形成されたネジの入れ込み穴8fによって構成されており、カム4は、かかるケース8をこの入れ込み穴8fを利用してネジにより本体1の側板1dの外面部1eに止め付けることにより、本体1側に備えられるようになっている。
図示の例では、ケース8は、扇の要となる箇所8aと弧となる箇所8bとの間に亘る一方縁部8cを開口1a側に向けて略鉛直に配し、かつ、扇の弧となる箇所8bを後方側に向けて下向きに配するようにして本体1に取り付けられている。図示の例では、ケース8における扇の要となる箇所8aには立ち上がり部80a、81aはなく開放されており、可動体2となる蓋体2aの裏面2bに貼り込まれた後述するスペーサ体2cが扇の要となる箇所8aと弧となる箇所8bとの間に亘る一方縁部8cに形成された立ち上がり部80a、81aの上端に接する位置が可動体2の基準位置となるようになっている。(図4)また、カバー81における扇の要となる箇所8aにベース80の側に向けて突き出すように前記回動軸3が形成されている。すなわち、回動軸3は本体1の側板1dに直交する向きの軸となっている。アーム5は、この回動軸3に回動可能に支持された状態でケース8のベース80とカバー81との間に納められ、ケース8における扇の要となる箇所8aと弧となる箇所8bとの間に亘る一方縁部8cと他方縁部8dとの間に亘る略90度の往動と復動とをなすようになっている。アーム5が往動されるとき可動体2は展開位置から基準位置に向かい、アーム5が復動されるとき可動体2は基準位置から展開位置に向かうようになっている。図示の例ではまた、ケース8における扇の要となる箇所8aと弧となる箇所8bとの間に亘る一方縁部8cに形成された立ち上がり部80a、81aの内面にアーム5が接した先には前記第一付勢力によって可動体2は回動しないようになっており、アーム5がこの位置にあるときの可動体2の位置が前記展開位置となっている。
図示の例では、カム4は、ケース8におけるベース80の内面に形成されている。図示の例では、このベース80における扇の弧となる箇所8bに近い側に、ベース80の内面から突き出す島状突部4’が形成されており、この島状突部4’がカム4となりその周囲、つまり、島状突部4’の肉厚となる面が周回カム面部40となるようになっている。
かかる周回カム面部40は、前記回動軸3側にある、つまり、回動軸3側に向けられた往路カム面部41と、これと反対側にある、つまり、ケース8における扇の弧となる箇所8b側に向けられた復路カム面部42とを有している。
往路カム面部41は、前記回動軸3に向けて突き出す頂部41aを持った山形状をなすように形成されている。図示の例では、島状突部4’における回動軸3側に向けられた縁部がこの縁部の略中程に近づくに連れて回動軸3側に向けて突き出すようになっている。
一方、復路カム面部42は、ケース8における扇の弧となる箇所8bの内側において、回動軸3を中心とした仮想の円の円弧に略倣った弧状をなすように構成されている。
そして、可動体2が展開位置にあるときスライダ6に設けたカム4に対する摺動子6cが往路カム面部41の始端41bに位置され、かつ、可動体2が基準位置にあるときこの摺動子6cが第二付勢力により往路カム面部41の終端41cに接するようになっている。
図示の例では、島状突部4’の後端において、往路カム面部41の終端41cと復路カム面部42の始端42aとが隅を作るようにして接し合っている。それと共に、復路カム面部42の側方、図示の例では、下方には、この復路カム面部42に沿った摺動子6cの先端(図示の例ではピン6dの一端)の案内面43が形成されている。この案内面43は、復路カム面部42の始端42a側から終端42b側に向けて次第に高まる傾斜面部43aを有している。復路カム面部42の終端42bから先では案内面43の最高部43bとベース80の内面との間に回動軸3側を向いた往路カム面部41の一部をなす段差部41dが形成されており、この段差部が往路カム面部41の始端41bとなっている。
そして、摺動子6cが往路カム面部41の頂部41aを乗り越える位置まで可動体2を基準位置に向けて回動操作した後は、第二付勢力によって可動体2が基準位置まで自走されるようになっている。すなわち、可動体2には展開位置に向かう第一付勢力が常時作用されているが、摺動子6cが往路カム面部41の頂部41aを乗り越えた位置から先では第二付勢力に基づく往路カム面部41に沿ってアーム5を往動させる力が第一付勢力に勝るようになっている。
これにより、この実施の形態にかかる動作機構によれば、展開位置にある可動体2をアーム5のスライダ6に設けた摺動子6cが往路カム面部41の頂部41aを乗り越える位置まで可動体2を回動操作(第一操作)した後は、第二付勢力によって回動軸3より離れながら頂部41aより往路カム面部41に摺動子6cを押し付て往路カム面部41の終端41cに向けて下るスライダ6によって、アーム5、そして、可動体2を、この可動体2を基準位置に位置づけさせる位置、つまり、第二付勢力によって摺動子6cを往路カム面部41の終端41cに接しさせる位置まで、いわば自動的に回動させることができる。
また、このように基準位置に可動体2を位置づけた状態からさらに可動体2を押し込み操作(第二操作)すると、摺動子6cは往路カム面部41の終端41cから先に外れると共に残された第二付勢力と第一付勢力によって復路側、つまり、復路カム面部42の始端42aに入り込み、(つまり、往路カム面部41の終端41cと復路カム面部42の始端42aとの間の前記隅を回り込み)摺動子6cがこのように復路カム面部42に入り込むと第一付勢力により可動体2はいわば自動的に展開位置まで回動される。
また、この実施の形態にあっては、基準位置において可動体2の少なくとも一部が本体1の一部に弾性変形可能なスペーサ体2cを介して突き当たるようになっている。図示の例にあっては、可動体2となる蓋体2aの裏面2bに、弾性材よりなるシート状のスペーサ体2cが貼り込まれており、基準位置においてケース8の前記扇の要となる箇所8aと弧となる箇所8bとの間に亘る一方縁部8cに形成された立ち上がり部80a、81aの上端にこのスペーサ体2cが接するようになっている。これにより、基準位置においては、可動体2の一部とこの可動体2の一部が突き当たる本体1の一部との間にスペーサ体2cの肉厚分の間隔xが作り出されるようになっている。(図4)
そして、基準位置にある可動体2をこのスペーサ体2cを弾性変形、図示の例では押しつぶす向きにやや押圧操作することにより摺動子6cが往路カム面部41の終端41cから先に外れ出すと共に、第一付勢力および第二付勢力によって復路カム面部42側に入り込むようになっている。
これにより、この実施の形態にあっては、前記第二操作をするまでは、可動体2が基準位置に安定的に位置づけられるようになっていると共に、簡素な構造をもって基準位置からさらに可動体2を第二操作できるようにすることができる。
また、この実施の形態にあっては、往路カム面部41の終端41cに、往路カム面部41の他の部分の傾斜よりも傾斜をきつくした引っかかり面部41gを頂部41a側に持った摺動子6cの保持部41eが形成されている。
図示の例にあっては、往路カム面部41の終端41cは、スライダ6の付勢方向に略直交する向きの押さえ面41fを有すると共に、この押さえ面41fの先では往路カム面部41はなくなり、この押さえ面41fの手前に前記引っかかり面部41gが形成されている。そして、この押さえ面41fと引っかかり面部41gとのなす角度が、押さえ面41fと頂部41aから引っかかり面部41gまでの往路カム面部41のなす角度よりも大きくなるようにしてある。
これにより、この実施の形態にあっては、可動体2が基準位置にある状態から外力などが作用することにより、例えば、振動などが作用されることにより、アーム5に往動する前の位置に向けた力が作用されたときには、摺動子6cに接する引っかかり面部41gによってアーム5がこの向きに向けて移動し難くすることができ、こうした外力などによってアーム5が往動前の位置に振られ摺動子6cが頂部41aを乗り越え、これにより基準位置にあった可動体2が予期せず展開位置まで回動されてしまうような事態を生じさせないようになっている。
図14は、往路カム面部41の終端41cに、段差面41hと、この段差面41hの先にあってスライダ6の付勢方向に略直交する向きの摺動子6cの押さえ面41fとを形成させておくと共に、
この押さえ面41fよりも回動軸3に近い位置に段差面41hとの間に摺動子6cの入り込む間隔を開けるようにしてこの段差面41hに向けて突き出す摺動子6cの案内部41kを形成させておいた例を示している。
案内部41kは、段差面41hにおける、この段差面41hの始まりとなる回動軸3側の外隅部41iとこの段差面41hの終わりとなる押さえ面41f側の内隅部41jとの間に向けて、ケース8のベース80における扇の要となる箇所8aと弧となる箇所8bとの間に亘る他方縁部8dに形成された立ち上がり部80a側から突き出している。この案内部41kと往路カム面部41の終端41cとの間には摺動子6cの通る間隔が形成されている。また、案内部41kにおける回動軸3の側に向けられた面41mは案内部41kの突き出し端に向かうに連れて回動軸3の側から離れる向きに傾斜したアール状をなすように構成されている。
このようにした場合、第二付勢力により移動されてきた摺動子6cは段差面41hの始まり位置から先に外れ出すが(図14における符号イの位置からロの位置)このように外れ出した摺動子6cをこの段差面41hの先にある案内部41kにおける回動軸3の側に向けられた面41mに突き当てることができ、(符号ロの位置/このときはスペーサ体2cは押しつぶされる。)この後、案内部41kのこの面41mと第二付勢力とによって摺動子6cを押さえ面41fに落ち着かせることができる。(符号ハの位置からニの位置)そして、これにより、展開位置から基準位置まで回動されてきた可動体2をこの基準位置に確実に位置づけさせることができる。
また、この実施の形態にあっては、動作機構が、可動体2の回動に制動を付与するダンパ装置9を備えている。
図示の例にあっては、アーム5の先端、つまり、貫通孔5aの先に、シリコンオイルなどの粘性流体を封入したケース9aと、このケース9a内に図示しない回転軸を納めたピニオン9bとからなり、ピニオン9bの回転に粘性流体による制動を付与するダンパ装置9が、アーム5の回動軸3とこのピニオン9bの回転軸とを平行に配するようにして取り付けられていると共に、ケース8のベース80における扇の弧となる箇所8bの内面にこのピニオン9bに噛み合う弧状のラック部80bが形成されている。
これにより、この実施の形態にあっては、アーム5の往動、および、復動に制動を作用させることを通じて、可動体2の回動に適度の制動を作用させることができるようになっている。
動作機構の構成図(可動体2展開位置) 動作機構の構成図(図1の一部破断/可動体2展開位置) 動作機構の構成図 動作機構の構成図(可動体2基準位置) 動作機構の構成図(可動体2プッシュ操作時) ケース8の正面図 図6におけるA−A線断面図 カバー81の正面図 図8におけるB−B線断面図 アーム5の正面図(アッセンブリー状態) 図10におけるC−C線断面図 アーム5の正面図(部品状態) 図12におけるD−D線断面図 往路カム面部41の終端41cの拡大構成図(図1〜図13に示される例と異なる例) 従来例を示す斜視構成図
符号の説明
1 本体
2 可動体
3 回動軸
4 カム
41 往路カム面部
41a 頂部
41c 終端
5 アーム
6 スライダ
6c 摺動子

Claims (4)

  1. 本体に対し回動軸によって基準位置と展開位置との間に亘る回動可能に組み付けられていると共に、展開方向への第一付勢力を常時作用されるようになっている可動体の動作機構であって、
    本体側に備えられるカムと、可動体側に備えられるアームとを有しており、
    このアームの基部側が前記回動軸によって支持されていると共に、
    このアームは、その基部側と先端側との間に亘るスライド移動可能にこのアームに支持されると共に、前記回動軸から離れる向きの第二付勢力を作用されるスライダを有しており、
    カムは、前記回動軸側に往路カム面部を有していると共に、
    この往路カム面部は、前記回動軸に向けて突き出す頂部を持った山形状をなすように形成されており、
    可動体が展開位置にあるときスライダに設けたカムに対する摺動子が往路カム面部の始端に位置され、かつ、可動体が基準位置にあるときこの摺動子が第二付勢力により往路カム面部の終端に接するようになっていると共に、
    摺動子が頂部を乗り越える位置まで可動体を基準位置に向けて回動操作した後は第二付勢力によって可動体が基準位置まで自走されるようになっており、
    しかも、基準位置において可動体の少なくとも一部が本体の一部に弾性変形可能なスペーサ体を介して突き当たるようになっており、基準位置にある可動体をこのスペーサ体を弾性変形させる向きにやや押圧操作することにより摺動子が往路カム面部の終端から先に外れ出すと共に、復路側に入り込むようになっていることを特徴とする可動体の動作機構。
  2. 往路カム面部の終端に、往路カム面部の他の部分の傾斜よりも傾斜をきつくした引っかかり面部を頂部側に持った摺動子の保持部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の可動体の動作機構。
  3. 往路カム面部の終端に、段差面と、この段差面の先にあってスライダの付勢方向に略直交する向きの摺動子の押さえ面とが形成されていると共に、
    この押さえ面よりも回動軸に近い位置に段差面との間に摺動子の入り込む間隔を開けるようにしてこの段差面に向けて突き出す摺動子の案内部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の可動体の動作機構。
  4. 可動体の回動に制動を付与するダンパ装置を備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の可動体の動作機構。
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