JP2003241466A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003241466A
JP2003241466A JP2002043186A JP2002043186A JP2003241466A JP 2003241466 A JP2003241466 A JP 2003241466A JP 2002043186 A JP2002043186 A JP 2002043186A JP 2002043186 A JP2002043186 A JP 2002043186A JP 2003241466 A JP2003241466 A JP 2003241466A
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Isao Matsuoka
松岡  功
Tomoaki Imura
友昭 井村
Takashi Kimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジャム処理、消耗品交換に係るユーザビリティ
の向上及びベルトユニットの破損を防止する複数の感光
ドラムを縦配置した画像形成装置の提供。 【解決手段】外装部材34と転写ベルトユニット5とも下
部の回動軸(35,31)を中心に夫々装置本体に対し開閉
可能とし、外装部材34の開状態が転写ベルトユニット5
の開位置を決定する。また、外装部材34は常に閉じ方向
に引っ張りバネ37により付勢され、ベルトユニット5を
開ける際に追従して開閉可能とする。さらに、外装部材
34が開いた際、ベルトユニットを支える第1のストッパ
ー位置とは別に、第1のストッパー位置以上に開く第2
のストッパー位置を有し、外装部材34は第1のストッパ
ー位置に達する直前にダンパ機能によりその動きが緩慢
にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用する複写機やレーザープリンター等の画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11(a)(b)に示すように、従来
から、複数の感光体ドラムを一列に並べたインライン型
の多色画像形成装置がある。このような多色画像形成装
置には大きく分けて複数の感光体ドラム1(1a〜1
d)を水平方向に並べた図11(a)に示す横配置構成
の画像形成装置200Aと、図11(b)に示す垂直方
向に並べた縦配置構成の画像形成装置200Bの構成が
ある。現在一般的である横配置構成の画像形成装置20
0Aは、高さが低いが設置面積が大きくなるという特徴
があった。一方縦配置構成の画像形成装置200Bは高
さが高いが設置面積を小さくできるというメリットがあ
った。
【0003】また、製品内の部品配置的特徴とは別に、
ジャム処理や消耗品の交換、つまりユーザビリティ(操
作性)に関わる部分においても大きく異なる。
【0004】ジャム処理方法について述べると、図11
(a)に示す横配置構成の画像形成装置200Aで一般
的なものは、露光手段3(3a〜3d)と感光体ドラム
1との間で、装置本体の下部に対して上部の外装カバー
部材が分離するワニ口構成を採用しているものがある。
この画像形成装置は、図中右側を手前側としており、画
像形成装置本体の下部に対して前記した上部の外装カバ
ー部材(不図示)が装置本体の手前側を開口するように
開閉可能に設けられており、該外装カバー部材は図中左
上(装置本体の奥側上部)の支点を中心に反時計方向に
回転して開放されることにより、製品内を露出させる。
【0005】このようにして前記外装カバー部材が開放
されると、各色のプロセスカートリッジ(感光体ドラム
を含む)が露出することとなり、このプロセスカートリ
ッジを取り外すことで、静電的に転写材を吸着して搬送
する静電搬送ベルト11上の転写材の除去を可能にして
いる。
【0006】しかしながらこのワニ口構成は退避させる
部分としての上部外装カバー部材の重量が大きいことか
ら、前記回転支点にかかる力が大きく、該支点近傍の強
度を高くするような設計を行わなければならなかった。
さらにはジャム紙に到達するまでの操作が多く、ユーザ
ビリティ良好なものではなかった。
【0007】また、別の手段として、感光体ドラム1に
対して静電搬送ベルト11を退避させ、静電搬送ベルト
ユニットを図中手前側(装置本体の横方向)に引き出
し、ベルト11上の紙へアクセスする構成をとっている
製品もある。この構成においても引き出し部の部品の強
度を高めた設計が必要である。
【0008】さらにスムーズに引き出し操作が可能なよ
うに、ボールベアリング等高価な部品を使用している製
品もある。
【0009】一方、図11(b)に示すように、縦配置
構成の画像形成装置200Bではユニット化された静電
搬送ベルト11を退避させることでジャム処理可能にす
る構成がある。このような構成としては、静電搬送ベル
トユニット11に対して図中右下に回動支点を設け、該
回動支点を中心に静電搬送ベルトユニット11を回転退
避させる構成が考えられている。また、縦配置構成の画
像形成装置200Bにおいても、静電搬送ベルト11を
退避させる構成として、図中手前側にスライドさせて引
き出しジャム処理を行う構成も考えられていた。
【0010】ジャム処理同様、消耗品であるプロセスカ
ートリッジを交換するためにも、前述の構成をとる必要
があった。
【0011】このようにインライン構成の画像形成装置
においては、プロセスカートリッジ(感光体ドラム含
む)へのアクセス(消耗品交換)と静電搬送ベルト上の
紙の除去(ジャム処理性)をよくするために感光体ドラ
ムの配置構成に応じて、様々な構成が考えられていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
において、近年多色画像形成装置の小型化や低価格化が
進み、ユーザーが操作する操作部の強度を維持しつつ、
部品の削減、構成の簡略化が必要であった。さらに、ユ
ーザーがより簡単な操作でジャム処理、消耗品交換がで
きるよう、簡単な操作、かつ操作アクションの低減を実
現しなければならなかった。
【0013】このような観点から、前述の縦配置構成の
画像形成装置としてのインラインプリンタ200Bは、
転写材の給紙搬送経路である紙パスを短く設定できるた
め、部品の数を減らすことができ、前述のように消耗品
交換、ジャム処理性を簡単な構成で行うことができた。
そして、その中でも、静電搬送ベルト11をその下部に
おける支点を中心に退避させる構成が最も簡単かつ、低
コストで実現することができた。
【0014】しかしながら、複数の感光体ドラム1に接
するよう構成された静電転写ベルト1はその長さが長い
ため、静電搬送ベルト11の開状態時に前記回動支点に
過大な力がかかり、該回動支点近傍の強度をあげた設計
を行わなければならなかった。具体的には、前記回動支
点の部材を板金やアルミダイキャスト等の金属の部品で
構成することが考えられている。さらに、開状態の静電
転写ベルトユニット11上に物を置かれた場合を想定す
ると、静電転写ベルトユニット11の自重分以上の荷重
を想定した強度設計が必要であった。いずれの場合にも
部品が増え、コストアップにつながってしまい、いかに
低コストで開閉機構を構成するかが課題となっていた。
【0015】例えば、図10に示すように、回動支点7
1より距離の離れた箇所でストラップ70にて転写ベル
トユニット11と装置本体と結合させる構成も考えられ
たがカートリッジ交換の際、前記ストラップ70が操作
の障害となり、ユーザビリティの悪化につながってしま
った。
【0016】また、例えば特開平11-329423号
公報にあげられるよう、縦配置構成の画像形成装置中に
は、両面プリント用の紙パスが静電転写ベルトユニット
の裏面部に配置したものがある。この構成ではジャム処
理は前述のような静電転写ベルトユニット上のジャム紙
と同時に両面パス内のジャム紙を除去できる構成でなけ
ればならない。
【0017】この構成においては、ユーザーはジャム処
理、消耗品交換の際、はじめに両面パスにアクセスする
カバーを開け、その後に静電転写ベルトを退避させる必
要があった。これは消耗品交換を目的とする場合、不要
な操作が加わりユーザビリティを損ねていた。
【0018】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、インラインプリンタにおいてユーザー操作部
の強度を保ちつつ、簡単な構成、かつ低コストで、消耗
品(カートリッジ)の交換やジャム処理等のユーザビリ
ティを向上させた画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明は、画像形成装置本体に対して下部に設けた回動
支点を中心に開閉可能な開閉体と、前記開閉体の外側に
配置され、該装置本体に対して下部に設けた回動支点を
中心に開閉可能な外装部材とを有する画像形成装置にお
いて、前記外装部材は、該外装部材の所定の開位置で前
記開閉体を担持した状態で該開閉体の開位置を規制する
規制手段をなし、前記外装部材には閉状態で付勢手段に
より閉じ方向の付勢力が付与されることを特徴とする画
像形成装置にある。
【0020】上記目的を達成する第2の発明は、画像形
成装置本体に対して下部に設けた回動支点を中心に開閉
可能な開閉体と、前記開閉体の外側に配置され、該装置
本体に対して下部に設けた回動支点を中心に開閉可能な
外装部材とを有する画像形成装置において、前記外装部
材は、前記開閉体の開動作に連動して所定の開位置まで
該開閉体を担持した状態で開放され、前記外装部材には
閉状態で付勢手段により閉じ方向の付勢力が付与される
ことを特徴とする画像形成装置にある。
【0021】上記目的を達成する第3の発明は、略垂直
方向に配置された複数の像担持体と、前記複数の像担持
体に接するよう配置され、画像形成装置本体に対して開
閉可能に設けられた転写ベルトユニットと、前記転写ベ
ルトユニットを覆うべく配置された外装カバー部材とを
有する画像形成装置において、前記転写ベルトユニット
と前記外装部材とは、それぞれ下方の回動支点を中心に
回動することにより前記装置本体に対して開閉可能に取
り付けられ、前記外装部材は、開状態において前記転写
ベルトユニットの開位置を決定する規制手段をなし、前
記外装部材は閉状態において付勢手段により閉じ方向に
付勢されることを特徴とする画像形成装置にある。
【0022】上記目的を達成する第4の発明は、略垂直
方向に配置された複数の像担持体と、前記複数の像担持
体に接するよう配置され、画像形成装置本体に対して開
閉可能に設けられた転写ベルトユニットと、前記転写ベ
ルトユニットを覆うべく配置された外装カバー部材とを
有する画像形成装置において、前記転写ベルトユニット
と前記外装部材とは、それぞれ下方の回動支点を中心に
回動することにより前記装置本体に対して開閉可能に取
り付けられ、前記外装部材は、前記転写ベルトユニット
の開動作に連動して所定の開位置まで該転写ベルトユニ
ットを担持した状態で開放され、前記外装部材は閉状態
において付勢手段により閉じ方向に付勢されることを特
徴とする画像形成装置にある。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に、本
発明に係る多色画像形成装置の実施形態について図面に
より詳しく説明する。
【0024】[多色画像形成装置の全体構成]まず、多
色画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概
要説明する。なお、図1は多色画像形成装置の一態様で
あるフルカラーレーザービームプリンタ100の全体構
成を示す縦断面図である。なお、図中右側がプリンタの
手前(正面)側である。
【0025】同図に示す多色画像形成装置100は、垂
直方向に並設された4個の感光体ドラム1a,1b,1
c,1dを備えている。感光体ドラム1(1a,1b,
1c,1d)は、駆動手段(不図示)によって、同図
中、反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周
囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム1の
表面を均一に帯電する帯電装置2(2a、2b、2c、
2d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感
光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット
3(3a、3b、3c、3d)、静電潜像にトナーを付
着させてトナー像として現像する現像装置4(4a、4
b、4c、4d)、感光体ドラム1上のトナー像を転写
材Sに転写させる静電転写ユニット5、転写後の感光体
ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニ
ング装置6(6a、6b、6c、6d)等が配設されて
いる。
【0026】ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現
像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ
化されプロセスカートリッジ7を形成している。以下、
感光体ドラム1から順に詳述する。
【0027】感光体ドラム1は、例えば直径30mmの
アルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光
体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1
は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持され
ており、一方の端部に駆動モータ(不図示)からの駆動力
が伝達されることにより、反時計周りに回転駆動され
る。
【0028】帯電装置2としては、接触帯電方式のもの
を使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成
された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム
1の表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイ
アス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を
一様に帯電させるものである。
【0029】スキャナユニット3は、対応する感光体ド
ラム1と上下方向において略同レベルに配置され、レー
ザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する
画像光が、スキャナモーター(不図示)によって高速回
転されるポリゴンミラー9(9a、9b、9c、9d)
に照射される。ポリゴンミラー9に反射した画像光は、
結像レンズ10(10a、10b、10c、10d)を
介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選択的に露光し
て静電潜像を形成するように構成している。
【0030】現像装置4a,4b,4c,4dはそれぞ
れイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナ
ーを夫々収納した現像器から構成される。
【0031】すべての感光体ドラム1a,1b,1c,
1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベル
ト11が配設される。静電転写ベルト11は1011〜1
014Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さ約150μm
のフィルム状部材で構成される。この静電転写ベルト1
1は、垂直方向に4軸でローラに支持され、図中左側の
外周面に転写材Sを静電吸着して上記感光体ドラム1に
転写材Sを接触させるべく循環移動する。これにより、
転写材Sは静電転写ベルト11により転写位置まで搬送
され、感光体ドラム1上のトナー像を転写される。
【0032】この静電転写ベルト11の内側に当接し、
4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向した
位置に転写ローラ12(12a,12b,12c,12
d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の
電荷が静電転写ベルト11を介して転写材Sに印加さ
れ、この電荷による電界により、感光体ドラム1に接触
中の用紙に、感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転
写される。
【0033】静電転写ベルト11は周長約700mm、
厚み150μmのベルトであり、駆動ローラ13、従動
ローラ14a、14b、テンションローラ15の4本の
ローラにより掛け渡され、図の矢印方向に回転する。こ
れにより、上述した静電転写ベルト11が循環移動して
転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ
搬送される間にトナー像を転写される。
【0034】給紙部16は、画像形成部に転写材Sを給
紙搬送するものであり、複数枚の転写材Sが給紙カセッ
ト17に収納されている。画像形成時には給紙ローラ1
8(半月ローラ)、レジストローラ対19が画像形成動
作に応じて駆動回転し、給紙カセット17内の転写材S
を1枚毎分離給送するとともに、転写材S先端はレジス
トローラ対19に突き当たり一旦停止し、ループを形成
した後静電転写ベルト11の回転と画像書出し位置の同
期をとって、レジストローラ対19によって静電転写ベ
ルト11へと給紙されていく。
【0035】定着部20は、転写材Sに転写された複数
色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱
ローラ21aと、これに圧接して転写材Sに熱及び圧力
を与える加圧ローラ21bとからなる。その下流には排
紙ローラ対23があり、転写材Sを装置本体外に排出す
る。
【0036】また、定着ローラ対21と排紙ローラ対2
3との間には排紙センサー(不図示)を配置しており、
転写材Sが確実に本体外に排出できたか、定着ローラ対
21に巻きついていないかをモニターしている。
【0037】すなわち、感光体ドラム1上のトナー像を
転写した転写材Sは定着部20を通過する際に定着ロー
ラ対21で搬送されるとともに、定着ローラ対21によ
って熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のト
ナー像が転写材S表面に定着される。
【0038】両面パスは、静電転写ベルトユニット5の
裏面部に形成されている。両面パスには対をなす搬送ロ
ーラ25、26が上下に配置され、図中下方向に転写材
Sを搬送していく。最下点にはシートの搬送方向を変え
るべくUターンパス27が設けられ、Uターンパス27
に導かれた転写材Sはレジストローラ対19に再給紙さ
れていく。
【0039】画像形成の動作としては、プロセスカート
リッジ7a、7b、7c、7dが、印字タイミングに合
わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1
a、1b、1c、1dが、反時計回り方向に回転駆動さ
れる。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応す
るスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動によ
り、帯電ローラ2は感光体ドラム1の周面に一様な電荷
を付与し、スキャナユニット3は、その感光体ドラム1
周面に画像信号に応じて露光を行って感光体ドラム1周
面上に静電潜像を形成する。現像装置4内の現像ローラ
は、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感光体ド
ラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0040】最上流にある感光体ドラム1周面上のトナ
ー像の先端が、静電転写ベルト11との対向点に回転搬
送されてくるタイミングで、その対向点に転写材Sの印
字開始位置が一致するように、レジローラ対19が回転
を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送する。
【0041】転写材Sは静電吸着ローラ22と静電転写
ベルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベル
ト11の外周に圧接し、かつ静電転写ベルト11と静電
吸着ローラ22との間に電圧を印加することにより、誘
電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に
電荷を誘起し、転写材を静電転写ベルト11の外周に静
電吸着するように構成している。これにより、転写材S
は静電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転
写部まで搬送される。
【0042】このように搬送されながら転写材Sは、各
感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電
界によって、各感光体ドラム1のトナー像を順次転写さ
れる。
【0043】4色のトナー像を転写された転写材Sは、
ベルト駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11
から曲率分離され、定着部20に搬入される。転写材S
は、定着部20で上記トナー像を熱定着された後、排紙
ローラ対23によって、排紙部24から画像面を下にし
た状態で本体外に排出される。
【0044】両面印字の動作について説明する。プリン
タ本体は、両面印字の信号を受け取ると、転写材Sが定
着ローラ対21を抜けたことを排紙センサーにて検知す
る。その検出信号により、排紙ローラ対23は逆回転を
行い、両面パスに転写材Sを導いていく。両面パスに入
った転写材Sは搬送ローラ25、26により、Uターン
パス27を通り、レジストローラ対19まで搬送されて
いく。その後、表面印字と同様の画像形成プロセスで印
字が完了し、転写材Sは排紙部24より装置本体外に排
出される。
【0045】次に本発明の特徴部分であるジャム処理、
カートリッジ交換に関わる構成について図1により詳細
に説明する。
【0046】静電転写ベルトユニット5(以下ベルトユ
ニット)は、下部に設けた支点31を中心に揺動可能に
プリンタ本体に固定されている。また、感光体ドラム1
に対し精度良く位置決めするために、不図示の付勢手段
によりプリンタ本体の突き当て面に対して押圧固定され
ている。感光体ドラム1と転写ローラ12の位置関係は
画像形成上重要なものであり、支点31はプリンタ本体
内で精度良く形成されている。この構成により、前述の
付勢手段に抗してベルトユニット5を図中時計回り方向
に回転させることで感光体ドラム1に対して退避を実現
している。
【0047】また、ベルトユニット5はベルト11を保
護するため、感光体ドラム1と当接する面を除いて保護
部材32で覆われている。保護部材32の図中右側の外
表面には通紙リブを設け、両面印字パスの紙ガイドを兼
ねている。
【0048】プリンタ本体の前面側における外装部材
は、上カバー33と下カバー34とに分割されている。
上下カバー3、34とも内面には通紙リブが設けられ、
両面印字パスの紙ガイドを兼ねている。また、下カバー
34は下端部のカバー支点35を中心に揺動可能に取り
付けられており、図中時計回り方向に揺動し、プリンタ
本体の前面側の下半部分を開く構成をとっている。
【0049】下カバー34の両端部の支点35近傍に
は、レバー36の一端部が回転自在に取り付けられてい
る。また、レバー36の他端部には引張バネ37のフッ
ク部が係合されているとともに、スライド突起部38が
形成されている。スライド突起部38はレバー36の動
きを規制するために設けられており、装置本体の略水平
方向に形成された横に長い開口穴40にスライド突起部
38を係合し取り付けることで、レバー36の他端部の
動きを水平方向のみ動作するよう規制している。なお、
レバー36の動作の詳細は後述する。
【0050】引張バネ37のフック部39はテンション
力がかかった状態でプリンタ本体に引っ掛け取り付けら
れており、レバー36を図中左側に引っ張る力を発揮し
ている。つまり、引張バネ37により、下カバー34は
常に閉じる方向の付勢力が与えられ、プリンタ本体に支
持されていることになる。下カバー34はプリンタ本体
の位置決め面(不図示)に対して前記付勢力により押圧
されることで位置決めされている。
【0051】なお、本実施の形態とは異なるが、下カバ
ー34には、通紙領域の外側に、常に保護部材32と接
するような凸形状34aを設けてもよい。これにより、
下カバー34の位置決めはベルトユニット5によりなさ
れ、引張バネ37の力がベルトユニット5の位置決めの
付勢力に付与する形で働き、ベルトユニット5の位置決
めをさらに確実なものにできる。
【0052】レバー36の取り付け部の拡大図を図3に
示す。レバー36は摺動性のよいポリアセタール樹脂で
成形されている。レバー36に働く力は引張力であるた
め強度的には樹脂製で全く問題ない。取り付け方法は、
開口穴40の左側に形成されている大径穴41にスライ
ド突起部38を通し、該大径穴41に連通して手前側に
延びるストレート溝部にスライドさせる。レバー36は
その一端部を下カバー34に取り付けることで外れない
ようになっている。したがって、開口穴40により、レ
バーは図中左右方向にのみ移動可能であり、開口穴40
の端部42の位置でその動作を規制されている。
【0053】図4はレバー36の取り付け部を上方より
みた図を示す。レバー36は下カバー34の左右両端2
箇所に取り付けられている。
【0054】プリンタ本体には、最下部の左右2箇所に
樹脂フレーム46が配設されており、樹脂フレーム46
はプリンタ本体の重量を支えるとともに、前述の開口穴
40が開けられており、レバー36の動きを規制してい
る。また、引張バネ37の一端も樹脂フレーム46に固
定されている。
【0055】レバー36の一端部は溝部内に軸部47が
形成されており、下カバー34内に形成された上方に開
口を有する係合凹部48にこの軸部47が係合すること
で回転自在に取り付けられている。係合凹部48はその
一部を開口とした丸穴形状で形成しているため、簡単に
軸部47を嵌め込むことが可能である。
【0056】次にジャム処理、カートリッジ交換の際に
行う操作について図2により説明する。支点43を中心
に回転自在に取り付けられている上カバー33を矢印方
向に回転させ、上カバー33を開ける。上カバー33を
開けるとベルトユニット5の一部と、定着部20が露出
する。そこで、ベルトユニット5の保護部材32内に形
成された把手部44をつかみベルトユニット5を矢印方
向に開ける。すると、下カバー34は引張バネ37の付
勢力によりベルトユニット5に付勢されているため、上
記操作でベルトユニット5に追従して自動的に開けるこ
とができる。この操作でベルト上のジャム紙にアクセス
できるようになるとともにカートリッジ交換が可能にな
る。
【0057】図2の状態において、下カバー34は、回
転自在に取り付けられたレバー36の他端部のスライド
突起部38が開口穴端部42に突き当たったところで規
制されている。また、下カバー34には通紙領域外(左
右方向の端部)に、下カバー34が開放した状態でベル
トユニット5と当接する受け部45が両端2箇所に設け
られており、ベルトユニット5と当接している。つまり
ベルトユニット5の開状態は下カバー34によって決定
されていることになる。
【0058】これにより、ベルトユニット5が開状態の
時、ベルトユニット5の回動支点31が受ける力は低減
され、従来必要であった強度UPが不要になっていると
ともに、外力が小さいため支点31の位置精度も安定し
た状態を保てる。また、低コスト、かつ簡単な部品構成
でベルトユニット5の破損の心配を払拭できている。
【0059】図5はベルトユニット5を開放した状態の
プリンタ本体の斜視図を示す。この状態での、ベルト1
1上のジャム紙の除去、カートリッジ7の交換は容易で
あり、障害物は存在しない。このプロセスカートリッジ
7の交換は、プロセスカートリッジ7を手前側に引くこ
とにより装置本体から引き出すことができ、またプリン
タ本体の開放されている手前側から所定の位置に差し込
むことで装着することができる。
【0060】また、ベルトユニット5に上方より荷重を
かけてしまった場合でもその力は支点31に集中するの
ではなく、下カバー34を介してレバー36にかかるこ
とになる。レバー36には主に引張力がかかるため、樹
脂製の場合でも強度的に心配はいらない。
【0061】本実施の形態では下カバー34が開状態に
おいても、付勢力が働くように引張バネのバネ圧を設定
している。これにより、ベルトユニット5を閉じるとそ
の付勢力により下カバー34も自動的に閉じる構成にな
っており、開閉操作をより簡単にしている。
【0062】この操作設定は引張バネ37のバネ圧によ
り簡単に変えることができる。例えば、開操作の際は、
下カバー34は同時に開き、閉操作の際は、下カバー3
4は開状態のまま残り、ベルトユニット5を閉じた後、
下カバー34を閉じる構成に変更する場合も、バネ圧を
弱く設定することで容易に変更できる。
【0063】両面パスのジャム処理は、引張バネ37の
引張力に抗して下カバー34のみ開けることで容易にで
きる。
【0064】本実施の形態において、ベルト11上のジ
ャム紙除去、及びカートリッジ交換を行う場合、上カバ
ー33を開く、ベルトユニット5を開くの2アクション
で作業ができる状態になり、操作性が格段に向上してい
る。また、両面パス内のジャム紙除去のためには、下カ
バー34のみを開けることで簡単に作業できる。
【0065】(第2の実施の形態)図6は本発明におけ
る多色画像形成装置の第2の実施の形態を示す。なお、
本多色画像形成装置の構成を説明するにあたり、上記し
た第1の実施の形態における多色画像形成装置100と
同一部材等には同一符号を付すとともに、構成的かつ機
能的に変わらないものについては、その説明を省略す
る。
【0066】本実施の形態は第1の実施の形態中におけ
る開口穴40の形状を変えたものである。図6〜8は図
示していないが第1の実施の形態と同様に、レバー36
の端部には引張バネがかけられている。
【0067】図8は、開口穴51にレバー36が取り付
いている状態を示したものである。レバー36がスライ
ドする開口穴の一部には、穴幅が狭くなるように山形状
の凸部52が下向きに形成されている。山形状の凸部5
2の位置では、穴幅Hはレバー36のスライド突起部3
8の直径φhに対して、1mm小さくなるよう設定してい
る。また、山形状の凸部52は、その両端部が斜面に形
成されており、レバー36がスムーズに動くよう配慮さ
れている。
【0068】さらに開口穴51には、凸部52よりも手
前側に上向きに凸部53が形成されている。この上向き
の凸部53は、レバー36の動きを規制するために設け
られており、スライド移動するスライド突起部38がこ
の凸部53に当接することによりスライド突起部38の
移動が停止され、下カバー34の開状態の位置を決めて
いる。また、凸部53の上方には、スライド突起部38
がスライド可能な幅で異形の穴が形成されている。
【0069】次に、実際の操作、およびレバーの動きに
ついて図6、7を用いて説明する。図6はベルトユニッ
ト5、下カバー34を開けた状態であり、前述のように
レバー36のスライド突起部38がストッパーとしての
凸部53に突き当たった位置で下カバー34の開状態が
決定している。
【0070】ベルトユニット5を開く過程において、ス
ライド突起部38が山形状の下向き凸部52にかかる位
置においては、穴幅Hに対して軸径φhが大きいため、
樹脂フレーム46が撓んだ状態でレバー36がスライド
することになる。この時、山形状の下向き凸部52とス
ライド突起部38との間で摩擦力が発生し、レバー36
の動きが鈍くなる。
【0071】この構成により、例えばユーザーが転写ベ
ルトユニット5を開け途中で手を離した場合において
も、その動きは摩擦力により減速されるため、ユーザー
の安全が確保されるとともに、転写ベルトユニット5の
支点31、及びレバー36、凸部53にかかる衝撃を低
減することができる。また、簡単な部品構成で、開閉動
作にダンパー効果が付加され、操作そのものに高級感を
持たせることができる。
【0072】また、図6の状態において、図中矢印方向
にレバー36を押し上げ、下カバー34を開くと第2の
開状態を作ることができる。これはレバー36を押し上
げることで、レバー36は係合凹部48を中心に時計回
り方向に回転し、スライド突起部38が凸部53を乗り
越えることができる。その後凸部53の上方をスライド
移動し、穴端面54にてレバー36の位置が規制され
る。
【0073】この状態から転写ベルトユニット5を閉じ
ても、図7に示すよう、レバー36のスライド突起部3
8は凸部53と当接し、引張バネ力に抗してその位置を
保持することができる。つまり、下カバー34が第2の
開状態で保持できることを意味している。
【0074】図8に示すよう、凸部53には、手前側に
R面55が形成されており、下カバー34を閉じる際に
は、スライド突起部38は容易に凸部53を乗り越える
ことができ、凸部53を乗り越えた後も、下向き凸部5
2に連なる斜面56により、レバー36のスライド突起
部38は引っ掛かりなくスライドし、レバー36のスム
ーズな動作ができる。
【0075】この構成により、簡単な操作を加えること
で、第2の開状態を作ることができ、ユーザー、もしく
はサービスマンがベルトユニット5を交換する際にユー
ザビリティ、作業性が向上する。
【0076】(第3の実施の形態)図9は本発明におけ
る多色画像形成装置の第3の実施の形態を示す。なお、
本多色画像形成装置150の構成を説明するにあたり、
上記多色画像形成装置100と同一部材等には同一符号
を付すとともに、構成的かつ機能的に変わらないものに
ついては、その説明を省略する。
【0077】図9は多色画像形成装置の一態様であるフ
ルカラーレーザービームプリンタ150の全体構成を示
す縦断面図である。
【0078】垂直方向に並設された4個の感光体ドラム
1a,1b,1c,1dに接するようにプリンタの手前
側に中間転写ベルト61を備えている。また、定着部2
0は、給紙カセットの上方で、最下段位置のスキャナユ
ニット3aの下方で、プリンタ本体の奥部に配置されて
いる。
【0079】中間転写ベルト61は、厚さ約150μm
のフィルム状部材で構成される。中間転写ベルトユニッ
ト62は、その基本的部品構成は前述の静電転写ベルト
11と同様であり、時計回り方向に移動し、感光体ドラ
ム1上のトナー像をベルト上に順次一次転写していく。
【0080】中間転写ベルト61上に転写された4色の
トナー像は、従動ローラ63と2次転写ローラ64が当
接する2次転写部において、給紙部より搬送された転写
材に一括して2次転写される。
【0081】その後、定着部20で上記トナー像を熱定
着された後、不図示の排紙ローラ対によって、プリンタ
本体の奥側を上方に向けて搬送され排紙部から画像面を
下にした状態でプリンタ本体外に排出される。
【0082】中間転写ベルト61は、中間転写ベルトユ
ニット62として、プリンタ本体の支点65を回転中心
として取り付けられ位置決めされている。
【0083】また、下カバー34はカバー支点35を中
心に揺動可能に取り付けられており、図中時計回り方向
に揺動し開く構成をとっている。下カバー34には第1
の実施の形態と同様に、レバーが取り付けられ、引張バ
ネのバネ力により、下カバー34は常に中間転写ベルト
ユニット62に付勢されている。
【0084】これにより、第1の実施の形態と同様に、
カートリッジ交換を2アクションの操作で行えると同時
に、中間転写ベルトユニット62の破損の心配、支点6
5の位置ズレの心配も払拭される。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外装部材は開状態において開閉体や転写ベルトユニット
の開位置を決定する規制手段として作用することによっ
て外装部材でその重量を支えることができる。
【0086】また、外装部材は、開閉体や転写ベルトユ
ニットを開ける操作のみで開くので、ジャム紙へのアク
セス、カートリッジへのアクセスが容易に行える。
【0087】また、転写ベルトユニットと外装部材の間
には両面プリントの紙パスを形成した構成においては、
必要時に外装部材のみを開けることで両面パス内のジャ
ム処理ができるようになる。その結果、ユーザーは目的
に応じて最小のアクション数で操作を完了することでき
るようになった。
【0088】また、付勢手段は位置決め手段に作用する
ので、簡単な部品構成で外装部材の付勢力を発揮させる
ことができる。
【0089】また、外装部材は開閉体や転写ベルトユニ
ットの開閉動作に連動して、開閉動作されるので、ワン
アクションでのベルト上のジャム紙へのアクセスが可能
になる。
【0090】さらに、外装部材は開閉体や転写ベルトユ
ニットの開閉動作に連動し開く所定の開状態とは別にさ
らに開いた位置に形成する第2の開状態と、前記付勢手
段に抗して第2の開状態を保持する保持手段を有するこ
とで、外装部材のみを開放保持することができる。その
結果簡単な操作を加えることで、例えば転写ベルトユニ
ットを交換する状況が発生した際、そのサービス性を向
上させることができた。
【0091】また、外装部材が開位置近傍において、負
荷付与手段により例えばレバーの動作に対する負荷が付
与されるので、例えば転写ベルトの重量を受ける外装部
材の回動支点にかかる衝撃力を低減することが可能にな
る。その結果、ユーザー操作時に転写ベルトユニットは
減速した状態で開くため、ユーザーへの危険を回避でき
るとともに高級な操作感を提供できるようになり、コス
トアップすることなく、ユーザビリティ向上が達成でき
た。
【0092】このように本発明によれば、転写ベルトユ
ニットの回動支点の強度UPを目的とした部品追加、コ
ストアップをすることなく、例えば転写ベルトユニット
開状態時に上方からの外力が加わった場合も含めて、該
転写ベルトユニットの破損の心配がなくなった。また回
転支点に過剰な力がかかることがなくなり、回転支点の
位置精度の安定化も図れた。
【0093】特に、外装部材は閉状態において付勢手段
により閉じる方向に付勢されていることで、転写ベルト
ユニットを開ける操作のみでジャム紙へのアクセス、画
像形成装置本体内のカートリッジへのアクセスが可能に
なり、ジャム処理、消耗品交換のユーザビリティが向上
した。
【0094】また、位置決め手段の構成としてレバー部
材を有し、付勢手段をなす引張りバネはレバー部材の一
端と装置本体との間に配設するという簡単な部品構成で
外装部材への付勢力を発揮することができ、ジャム処理
の際、操作の邪魔にならない部品構成が可能になる。こ
れにより、低コストで操作性のよいユーザビリティ構成
が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態
を示す断面図
【図2】図1のベルトユニットを開放した状態を示す断
面図
【図3】図1のレバーを示す側面図
【図4】図3の上面図
【図5】図2の外観斜視図
【図6】本発明に係る第2の実施の形態を示すレバーの
部分側面図
【図7】図6のレバーの第2の開状態位置を示す部分側
面図
【図8】図6の開口穴の詳細図
【図9】本発明に係る画像形成装置の第3の実施の形態
を示す断面図
【図10】従来の多色画像形成装置の断面図で、ベルト
ユニットを開放した状態を示す。
【図11】(a)(b)はそれぞれ従来の多色画像形成
装置の断面図
【符号の説明】
1.感光体ドラム 3.スキャナユニット 5.転写ベルトユニット 34.下カバー 36.レバー 37.引張バネ 38.突起部 40.開口穴 47.軸形状部 48.係合部 52.山形状部 53.凸形状 100.フルカラーレーザープリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井村 友昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木村 孝 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 BA16 BB02 BB04 BC01 BC03 BD03 2H030 AA01 AB02 AD05 AD07 BB23 BB42 BB44 BB46 BB56 BB63 2H071 AA03 AA06 AA08 AA15 AA18 DA09 DA23 EA18 2H200 FA04 FA17 GA12 GA23 GA34 GA44 GA47 GB42 HA03 HB12 HB22 JA02 JA18 JB06 JB16 JB23 JC03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に対して下部に設けた
    回動支点を中心に開閉可能な開閉体と、前記開閉体の外
    側に配置され、該装置本体に対して下部に設けた回動支
    点を中心に開閉可能な外装部材とを有する画像形成装置
    において、 前記外装部材は、該外装部材の所定の開位置で前記開閉
    体を担持した状態で該開閉体の開位置を規制する規制手
    段をなし、前記外装部材には閉状態で付勢手段により閉
    じ方向の付勢力が付与されることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に対して下部に設けた
    回動支点を中心に開閉可能な開閉体と、前記開閉体の外
    側に配置され、該装置本体に対して下部に設けた回動支
    点を中心に開閉可能な外装部材とを有する画像形成装置
    において、 前記外装部材は、前記開閉体の開動作に連動して所定の
    開位置まで該開閉体を担持した状態で開放され、前記外
    装部材には閉状態で付勢手段により閉じ方向の付勢力が
    付与されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 略垂直方向に配置された複数の像担持体
    と、前記複数の像担持体に接するよう配置され、画像形
    成装置本体に対して開閉可能に設けられた転写ベルトユ
    ニットと、前記転写ベルトユニットを覆うべく配置され
    た外装カバー部材とを有する画像形成装置において、 前記転写ベルトユニットと前記外装部材とは、それぞれ
    下方の回動支点を中心に回動することにより前記装置本
    体に対して開閉可能に取り付けられ、前記外装部材は、
    開状態において前記転写ベルトユニットの開位置を決定
    する規制手段をなし、前記外装部材は閉状態において付
    勢手段により閉じ方向に付勢されることを特徴とする画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 略垂直方向に配置された複数の像担持体
    と、前記複数の像担持体に接するよう配置され、画像形
    成装置本体に対して開閉可能に設けられた転写ベルトユ
    ニットと、前記転写ベルトユニットを覆うべく配置され
    た外装カバー部材とを有する画像形成装置において、 前記転写ベルトユニットと前記外装部材とは、それぞれ
    下方の回動支点を中心に回動することにより前記装置本
    体に対して開閉可能に取り付けられ、前記外装部材は、
    前記転写ベルトユニットの開動作に連動して所定の開位
    置まで該転写ベルトユニットを担持した状態で開放さ
    れ、前記外装部材は閉状態において付勢手段により閉じ
    方向に付勢されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写ベルトユニットと前記外装部材
    との間には両面印字用の紙パスが形成されていることを
    特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写ベルトユニットは、給紙部から
    給送された転写材を定着部まで搬送すべく配置された静
    電転写ベルトユニットであることを特徴とする請求項3
    から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写ベルトユニットは、ベルト上に
    前記像担持体上の画像を順次転写し、ベルト上の画像を
    給紙部から給送された転写材に一括転写する中間転写ベ
    ルトユニットであることを特徴とする請求項3から5の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記外装部材を前記所定の開位置に位置
    決め保持する位置決め手段を有することを特徴とする請
    求項1から7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記付勢手段は前記位置決め手段に作用
    して前記外装部材を閉じ方向に付勢することを特徴とす
    る請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記位置決め手段は、移動位置が規制
    されるレバー部材を有し、該レバー部材に前記外装部材
    が連結されていることを特徴とする請求項1から9のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記レバー部材に前記付勢手段が作用
    していることを特徴とする請求項10に記載の画像形成
    装置。
  12. 【請求項12】 前記付勢手段は、前記レバー部材と前
    記画像形成装置本体との間に設けた引張りバネであるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記外装部材は、前記所定の開位置と
    は別にさらに開いた第2の開位置を有し、前記付勢手段
    に抗して前記第2の開位置に前記外装部材を保持する保
    持手段を有することを特徴とする請求項1から12のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記外装部材が前記所定の開位置近傍
    に移動する動作に対して負荷を付与する負荷付与手段を
    有していることを特徴とする請求項1から13のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記負荷付与手段は、前記位置決め手
    段に設けたことを特徴とする請求項14に記載の画像形
    成装置。
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