JP4628835B2 - 通信用回路保持体 - Google Patents

通信用回路保持体 Download PDF

Info

Publication number
JP4628835B2
JP4628835B2 JP2005085794A JP2005085794A JP4628835B2 JP 4628835 B2 JP4628835 B2 JP 4628835B2 JP 2005085794 A JP2005085794 A JP 2005085794A JP 2005085794 A JP2005085794 A JP 2005085794A JP 4628835 B2 JP4628835 B2 JP 4628835B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
region
conductor portion
peelable
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005085794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006264114A (ja
Inventor
高宏 米山
良昭 南
直樹 井口
寿幸 美濃和
文浩 花澤
政美 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Forms Co Ltd
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2005085794A priority Critical patent/JP4628835B2/ja
Publication of JP2006264114A publication Critical patent/JP2006264114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4628835B2 publication Critical patent/JP4628835B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

本発明は、通信用回路保持体に係り、特に、RFID機能を有する半導体装置を備えた通信用回路保持体に関する。
近年、郵便法の改正に伴い、親展性を有するハガキシステムが実用化され、普及している。この親展性を有するハガキシステムは、例えば、個人的用件、あるいはプリント情報、印刷情報などの各種情報が記載されたハガキを折り畳み、重ね合わせ部分を2枚の透明フィルムを疑似接着した積層体を介して接着して、これらの情報を隠蔽した後、郵送し、受取人が重ね合わせ接着部分を剥離して、隠蔽情報を読み取るシステムである。
このようなハガキシステムにおいては、記録可能な情報量がハガキの印刷面の大きさや文字などの大きさにより制限され、一度に大量の情報を記録することができなかった。そこで、一度に大量の情報を記録することを可能とするために、上記のようなハガキシステムにRFID(Radio Frequency Identification)タグを備えたRFIDタグ付きハガキが考案されている。このRFIDタグ付きハガキは、RFIDタグを構成するICチップに大量の情報を記録することができるとともに、情報の追加や変更などを行うことが可能である(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
しかしながら、このような従来のRFIDタグ付きハガキにおいては、ICチップに大量の情報を記録することができるものの、第三者による情報の読み取りや書き換えを防止するための手段が設けられていなかった。そのため、差出人から受取人の手元に届くまでの間に、第三者によって不慮または故意にICチップに記録された情報を読み取られることや書き換えられることの虞があった。また、従来のRFIDタグ付きハガキは、第三者によって情報の読み取りや書き換えなどの不正行為が行われたとしても、その事実を確認する手段が設けられていなかった。このように、従来のRFIDタグ付きハガキにおいては、情報の秘密性を保つことができないという問題があった。
また、従来のRFIDタグ付きハガキにおいては、基材が紙材であるために強度が十分確保されず、差出人から受取人の手元に届くまでの搬送時や、受取人によるRFIDタグの利用時において、振動や外圧によって、アンテナ、ICチップ、回路体などが破損される虞があった。また、ユーザーからは、製品の差別化などのために基材の色や材質等に多様性を持たせたいという要望もあった。
特開平11−126238号公報 特開2001−126043号公報 特開2003−141492号公報
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであって、第三者による情報の読み取りおよび書き換えを防止でき、万一、第三者による情報の読み取りおよび書き換えが発生した場合でも、その事実を容易に知ることができ、搬送時や利用時に振動や外圧が加わったとしても、RFID機能に関係するアンテナなどが破損され難い、情報の秘密性に優れたRFID機能を有する半導体装置を備える通信用回路保持体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信用回路保持体は、回路と該回路から個々に延びる第一導体部および第二導体部とを一面に備えた第一基材、並びに、第三導体部を一面に備えた、前記第一基材とは別体となる第二基材から構成され、互いの一面同士が接して重なるように設けてなる通信用回路保持体であって、前記第一基材と前記第二基材との重ね合わせ面には、剥離不能強接着領域と剥離可能接着領域が区分されて設けられており、前記剥離可能接着領域には印字や記入などが可能な印字領域が設けられ、前記第一基材と前記第二基材とを重ね合わせた際に、前記第一導体部と前記第二導体部を電気的に接続する接続手段として働く前記第三導体部の部分が前記剥離不能強接着領域内に配され、さらに、前記接続手段の機能を阻害する阻害手段を具備してなることを特徴とする。
かかる構成によれば、第一基材と第二基材を重ね合わせた際に、第三導体部によって第一導体部と第二導体部を電気的に接続することでアンテナ機能が阻害されるので、第三者による隠蔽情報の読み取りおよび書き換えを防止できる。また、隠蔽情報の読み取りおよび書き換えを行うためには、第三者は剥離不能強接着領域に設けられた第三導体部と第一導体部および第二導体部との電気的な接続を解除するために剥離不能強接着領域を破壊する必要があるので、破壊の有無を確認するだけで、隠蔽情報が安全に管理されていたか否かを把握できる。
また、通信用回路保持体を構成する第一基材と第二基材を別体として製造するので、容易に第一基材と第二基材を異なる材料で製造可能になる。そのため、通信用回路保持体に十分な強度を持たせることができる。また、第一基材と第二基材とを同一の材料を用いて製造した場合においても、基材の厚さや色などを容易に異ならせることができる。
本発明の通信用回路保持体によれば、第一基材と第二基材を重ね合わせた際に、第三導体部によって第一導体部と第二導体部を電気的に接続することでアンテナ機能が阻害されるので、第三者による隠蔽情報の読み取りおよび書き換えを防止できる。また、隠蔽情報の読み取りおよび書き換えを行うためには、第三者は剥離不能強接着領域に設けられた第三導体部と第一導体部および第二導体部との電気的な接続を解除するために剥離不能強接着領域を破壊する必要があるので、破壊の有無を確認するだけで、隠蔽情報が安全に管理されていたか否かを把握できる。
さらに、通信用回路保持体の送付前においては、第三導体部が第一導体部と第二導体部に電気的に接続されていないため、差出人はICチップへのデータの書き込みや書き換えを行うことができ、隠蔽情報や印字情報の書き込みや書き換えを行うことができる。
これに加えて、通信用回路保持体を構成する第一基材と第二基材を別体として製造するので、容易に第一基材と第二基材を異なる材料で製造可能になる。そのため、通信用回路保持体に十分な強度を持たせることができる。また、第一基材と第二基材とを同一の材料を用いて製造した場合においても、基材の厚さや色などを容易に異ならせることができる。
以下、本発明の通信用回路保持体について、図面を参照して説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る通信用回路保持体の第1の実施形態を示すものであり、(A)は第一基材と第二基材の平面図、(B)は第一基材と第二基材の組立状態図、(C)は(B)の断面図である。
本発明の通信用回路保持体10は、特定の形状(ここでは、長方形状)の第一基材11と第二基材12から構成される。第一基材11は樹脂材料からなり、第二基材12は紙材からなっている。第一基材11の一面には、ICチップ14、アンテナ15、ジャンパー部16からなるRFID機能を有する半導体装置(以下、「RFID装置」と略す。)13が設けられている。アンテナ15はループ状に形成され、その一端はICチップ14の一端に接続され、他端はジャンパー部16を介してICチップ14の他端に接続されている。
また、第一基材11の一面には、第一導体部17と第二導体部18が設けられており、第一導体部17の一端は、ICチップ14の一端に接続され、第二導体部18の一端は、ICチップ14の他端に接続されている。第一導体部17の他端と第二導体部18の他端は、第一基材11のミシン目19で区画される角部領域20に配置されている。角部領域20は剥離不能強接着領域とされている。第一基材11の角部領域20を除く部分は、隠蔽情報等の印字や記入などが可能な第一印字領域21になっている。第一印字領域21は、剥離可能再貼付可能接着領域になっている。第一印字領域21には、差出人が種々の隠蔽情報の印字や記入を行う。
尚、RFID装置13の上面に隠蔽情報の印字や記入を行う場合には、必要に応じてRFID装置13の上面に絶縁性の紙を貼付し、その紙の上面に隠蔽情報の印字や記入を行うと良い。
第二基材12の一面には、切取ミシン目23で区画される切断領域24が形成されている。切断領域24には、特定の形状(ここでは、三角形状)の第三導体部22が設けられている。切断領域24のうち第三導体部22を除く強接着領域27は、剥離不能強接着領域とされている。切取ミシン目23に沿って切断領域24を切り取ることにより、第三導体部22は、第二基材12から切り取り可能に形成されている。第二基材12の切断領域24を除く部分は、隠蔽情報等の印字や記入などが可能な第二印字領域25になっている。第二印字領域25は、剥離可能再貼付可能領域とされている。第二印字領域25には、差出人が種々の隠蔽情報の印字や記入を行う。
第一基材11の角部領域20と第二基材12の切断領域24が重なるように第一基材11と第二基材12の一面同士を重ね合わせて接着することにより、第三導体部22が第一基材11の角部領域20に当接し、第一導体部17と第二導体部18を電気的に接続する。これによって、アンテナ15とジャンパー部16からなる回路には、電気的に並列な他の回路が加わったことになり、通信機能が阻害される。すなわち、第三導体部22が、第一導体部17と第二導体部18の電気的な接続手段となり、通信機能を阻害するように機能する。また、切取ミシン目23に沿って切断領域24を切り取ることにより、第三導体部22による第一導体部17と第二導体部18の電気的な接続を解除することができる。すなわち、切断領域24は、第三導体部22による第一導体部17と第二導体部18の電気的な接続を阻害する阻害手段として機能する。
差出人が本発明の通信用回路保持体10を受取人に送付する場合には、第一印字領域21および第二印字領域25に諸望の隠蔽情報を印字または記入できる。また、ICチップ14のデータの書き込みや書き換えを行うことができる。その後、第一基材11と第二基材12を重ね合わせて接着することによって、通信用回路保持体10を組み立てる。通信用回路保持体10を受け取った受取人は、切取ミシン目23に沿って切断領域24を切り取ることにより、第三導体部22による第一導体部17と第二導体部18の電気的接続を解除し、RFID装置13を使用可能な状態とすることができる。また、受取人は、第一基材11と第二基材12の剥離可能再貼付可能領域を剥離することで、第一印字領域21と第二印字領域25に印字された隠蔽情報を読み取ることができる。
尚、切断領域24を切り取る方法としては、切取ミシン目23に沿って、手でもぎる方法やはさみ等で切断する方法が考えられるが、これに限定されず如何なる方法であってもよい。
本発明の通信用回路保持体10において、差出人が第一基材11と第二基材12を一度貼付した後に、第一基材11あるいは第二基材12に隠蔽情報を追加したい状況が生じた場合には、第一印字領域21と第二印字領域25が剥離可能再貼付可能接着領域とされているので、ミシン目23に沿って第一印字領域21と第二印字領域25を剥離することが可能であり、隠蔽情報の追加記入等を行うことができる。
通信用回路保持体10を受け取った受取人は、切断領域24を切り取ってRFID装置13を使用可能な状態とした後、第二基材12を第一基材11から剥離して、隠蔽情報を読み取る。また、第二基材12を剥離することによって、RFID装置13を有する樹脂で製造された第一基材11をIC付きのカードとして使用することができる。
本明細書において、剥離不能強接着領域とは、接着することによって接着面が剥離困難または剥離不可能な状態にされる接着領域のことであり、剥離困難または剥離不可能な感圧接着剤からなるものが使用できる。このような感圧接着剤としては、従来の感圧接着剤として慣用されているものが用いられ、この中でも、220gf/25mm以上の剥離力を有するように接着剤を圧着させることが必要とされる。このような感圧接着剤としては、例えば、圧力が加わると接着性が現れる天然ゴム系接着剤やアクリル樹脂系等の合成ゴム系接着剤や酢酸ビニル系接着剤等の接着剤に小麦澱粉やシリカ等の接着調整剤を充填させた感圧接着剤等が挙げられる。また、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスが挙げられる。
また、剥離不能強接着領域には、周知の接着剤を使用することもできる。この場合には、剥離不能強接着領域に周知の接着剤を塗布し、その上面に剥離紙を貼付しておき、第一基材と第二基材を張り合わせる際に、剥離紙を剥がして使用すればよい。
尚、図1(C)において、剥離不能強接着領域に使用される接着剤は、参照符号28で模式的に示してある。
本明細書において、剥離可能接着領域とは、接着後において接着面を剥離することが可能な状態にされる接着領域のことであり、剥離可能な感圧接着剤からなるものが使用できる。このような感圧接着剤としては、従来の感圧接着剤として慣用されているものが用いられ、この中でも、220gf/25mm以下の剥離力を有するように接着剤を圧着させることが必要とされる。このような感圧接着剤としては、例えば、圧力が加わると接着性が現れる天然ゴム系接着剤やアクリル樹脂系等の合成ゴム系接着剤や酢酸ビニル系接着剤等の接着剤に小麦澱粉やシリカ等の接着調整剤を充填させた感圧接着剤等が挙げられる。また、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスが挙げられる。
本明細書において、剥離可能再貼付可能接着領域とは、接着後において接着面を剥離することが可能であるとともに、剥離後に再貼付することが可能な状態にされる接着領域のことであり、アクリル樹脂系粘着剤を水性エマルジョン化した粘着剤をフレキソ印刷法によって形成することができる。
尚、図1(C)において、剥離可能接着領域または剥離可能再貼付可能領域に使用される接着剤は、参照符号29で模式的に示してある。
第一基材11と第二基材12を重ね合わせて剥離不能強接着領域として接着するためには、少なくとも重ね合わされる基材の重ね合わせ面の一方に上記のような感圧接着剤を塗布した領域をておけば良い。その後、第一基材11と第二基材12を重ね合わせ、220gf/25mm以上の剥離力を有するように接着剤を圧着させると良い。また、重ね合わされる面の両方に上記のような感圧接着剤を塗布しておいても良い。すなわち、両方の基材の重ね合わされる面に上記のような感圧接着剤を塗布しておいても良い。
また、第一基材11と第二基材12を重ね合わせて剥離可能接着領域として接着するためには、少なくとも重ね合わされる基材の重ね合わせ面の一方に上記のような感圧接着剤を塗布した領域を設けておけばよい。その後、第一基材1と第二基材12を重ね合わせ、220gf/25mm以下の剥離力を有するように接着剤を圧着させると良い。また、重ね合わされる面の両方に上記のような感圧接着剤を塗布しておいても良い。すなわち、両方の基材の重ね合わされる面に上記のような感圧接着剤を塗布しておいても良い。
基材に剥離不能強接着領域および剥離可能接着領域を設けるためには、基材の一面に感圧接着剤を塗付しておき、第一基材11と第二基材12を重ね合わせる。剥離不能強接着領域を220gf/25mm以上の剥離力を有するように接着し、その後、剥離可能接着領域を220gf/25mm以下の剥離力を有するように接着すると良い。
尚、本実施形態においては、第一基材を樹脂材料で製造し、第二基材を紙材で製造した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第一基材および第二基材としては、文字、模様または画像を印刷でき、アンテナ、ICチップ、回路体を保護することができるものであれば特に限定されず、如何なるものでも適用される。
また、第一基材と第二基材を同一の材料を用いて製造してもよい。例えば、第一基材と第二基材を紙材で製造し、第一基材の厚さを第二基材の厚さより厚くしてもよい。また、基材の色などを異ならせてもよい。
本発明に用いられるRFID装置13としては、電磁波を使った非接触の自動認識機能を有する装置であれば特に限定されず、如何なるものでも適用される。RFID装置としては、例えば、コイル状、ポール状、ループ状のアンテナの上にICチップが搭載されたものや、ICチップとアンテナとが接続されて一体化されたもの、ICチップにアンテナが形成されたものなど、通信機能を有するものが挙げられる。具体的には、13.56MHz〜2.45GHzまでの全周波数帯域において通信可能な微小RFIDチップなどが挙げられる。
本発明に用いられる第一導体部17、第二導体部18および第三導体部22としては、導電性の金属箔、金属板、金属網、導電性ペーストからなる導電性の膜などが挙げられる。このような導体部をなす金属としては、特に限定されず、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)などが挙げられる。
本発明の通信用回路保持体10においては、第一導体部17と第二導体部18を接続させる手段として第三導体部22を例示したが、本発明の通信用回路保持体10はこれに限定されない。本発明の通信用回路保持体10にあっては、第三導体部22として、コンデンサ、抵抗などを用いてもよい。
また、通信用回路保持体10には、第一印字領域21および第二印字領域22の背面に印字情報を印字してもよい。この印刷情報とは、熱転写方式のプリンタ、インクジェット方式のプリンタ、マイクロドライブ方式のプリンタ、昇華型熱転写方式のプリンタ、サーモオートクローム方式のプリンタなどによって印刷された任意の文字、模様、画像である。
(第2の実施形態)
図2は、本発明に係る通信用回路保持体の第2の実施形態を示すものであり、(A)は第一基材と第二基材の平面図、(B)は第一基材と第二基材の組立状態図、(C)は(B)の断面図である。
尚、第1の実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態の通信用回路保持体30は、第1の実施形態の切断領域の代わりに2つのめくりミシン目32によって形成されるめくり領域31を設けている点と、角部領域20が2つのミシン目19によって区画されている点が第1の実施形態と異なる。すなわち、第二基材12には、めくりミシン目32によって形成されるめくり領域31が形成されている。めくり領域31には、特定の形状(ここでは、長方形状)の第三導体部22が設けられている。めくり領域31のうち第三導体部22を除く強接着領域27は、剥離不能強接着領域とされている。めくり領域31は、めくりミシン目32に沿ってめくることができるように形成されている。第二基材13のめくり領域31を除く部分は、隠蔽情報等の印字や記入などが可能な第二印字領域25になっている。第二印字領域25には、差出人が種々の隠蔽情報の印字や記入を行う。第二印字領域25は、剥離可能再貼付可能接着領域とされている。
第一基材11の角部領域20と第二基材12のめくり領域31が重なるように第一基材11と第二基材12を重ね合わせて接着することにより、第三導体部22が第一基材11の角部領域20に当接し、第一導体部17と第二導体部18を電気的に接続する。これによって、アンテナ15とジャンパー部16からなる回路には、電気的に並列な他の回路が加わったことになり、通信機能が阻害される。すなわち、第三導体部22が、第一導体部17と第二導体部18の電気的な接続手段となり、通信機能を阻害するように機能する。また、めくりミシン目32に沿ってめくり領域31をめくることにより、第三導体部22による第一導体部17と第二導体部18の電気的な接続を解除することができる。すなわち、めくり領域31は、第三導体部22による第一導体部17と第二導体部18の電気的な接続を阻害する阻害手段として機能する。
尚、めくり領域31は、めくり作業後も第二基材12から分離されずに第2印字領域に連結されている。
また、剥離可能再貼付可能領域を設ける場合においては、第一印字領域21および第二印字領域25の両方を設けてもよいし、一方のみを設けてもよい。
差出人が本発明の通信用回路保持体30を受取人に送付する場合には、第一印字領域21および第二印字領域25に諸望の隠蔽情報を印字また記入できる。また、ICチップ14のデータの書き込みや書き換えを行うことができる。その後、第一基材11と第二基材12を重ね合わせて接着することによって、通信用回路保持体30を組み立てる。通信用回路保持体30を受け取った受取人は、めくりミシン目32にそってめくり領域31をめくることにより、第三導体部22による第一導体部17と第二導体部18の電気的接続を解除し、FRID装置13を使用可能な状態とすることができる。また、受取人は、第一基材12と第二基材13の剥離可能再貼付可能領域を剥離することで、第一印字領域21と第二印字領域25に印字された隠蔽情報を読み取ることができる。
尚、第一基材11と第二基材12の外周端部を剥離不能強接着領域として形成してもよい。これにより、剥離不能強接着領域を切り取らない限り、隠蔽情報を読み取ることは困難になり、RFID装置の電子データおよび印字領域の隠蔽情報の隠蔽を同時に行うことができる。
本発明の第1の実施形態を示す図で、(A)は展開図、(B)は正面図、(C)は断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す図で、(A)は展開図、(B)は正面図、(C)は断面図である。
符号の説明
10・・・通信用回路保持体、11・・・第一基材、12・・・第二基材、13・・・FRID装置、17・・・第一導体部、18・・・第二導体部、22・・・第三導体部、24・・・切断領域、28・・・接着剤、29・・・接着剤、30・・・通信用回路保持体

Claims (1)

  1. 回路と該回路から個々に延びる第一導体部および第二導体部とを一面に備えた第一基材、並びに、第三導体部を一面に備えた、前記第一基材とは別体となる第二基材から構成され、互いの一面同士が接して重なるように設けてなる通信用回路保持体であって、
    前記第一基材と前記第二基材との重ね合わせ面には、剥離不能強接着領域と剥離可能接着領域が区分されて設けられており、前記剥離可能接着領域には印字や記入などが可能な印字領域が設けられ、前記第一基材と前記第二基材とを重ね合わせた際に、前記第一導体部と前記第二導体部を電気的に接続する接続手段として働く前記第三導体部の部分が前記剥離不能強接着領域内に配され、さらに、前記接続手段の機能を阻害する阻害手段を具備してなることを特徴とする通信用回路保持体。
JP2005085794A 2005-03-24 2005-03-24 通信用回路保持体 Expired - Fee Related JP4628835B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005085794A JP4628835B2 (ja) 2005-03-24 2005-03-24 通信用回路保持体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005085794A JP4628835B2 (ja) 2005-03-24 2005-03-24 通信用回路保持体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006264114A JP2006264114A (ja) 2006-10-05
JP4628835B2 true JP4628835B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=37200577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005085794A Expired - Fee Related JP4628835B2 (ja) 2005-03-24 2005-03-24 通信用回路保持体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4628835B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5500610B2 (ja) * 2013-02-25 2014-05-21 日立マクセル株式会社 非接触式のicカード

Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62108099A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 富士通株式会社 Icカ−ド
JPS63119075U (ja) * 1987-01-27 1988-08-01
JPH0331730U (ja) * 1989-08-02 1991-03-27
JPH05314011A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 Sharp Corp Icカード
JPH0648071A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Dainippon Printing Co Ltd メールフォーム
JPH06115676A (ja) * 1992-10-05 1994-04-26 Nippondenso Co Ltd 電子荷札
JPH0825863A (ja) * 1994-07-19 1996-01-30 Dainippon Printing Co Ltd Icカード及びその製造方法
JPH08287208A (ja) * 1995-04-13 1996-11-01 Sony Chem Corp 非接触式icカード及びその製造方法
JPH10193848A (ja) * 1996-12-27 1998-07-28 Rohm Co Ltd 回路チップ搭載カードおよび回路チップモジュール
JPH1178323A (ja) * 1997-09-05 1999-03-23 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icカード
JP2000036020A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icカード
JP2001022910A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2001028036A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2002002157A (ja) * 2000-06-26 2002-01-08 Omron Corp 非接触icモジュール付き書簡紙
JP2002510100A (ja) * 1998-03-30 2002-04-02 ジェムプリュス 禁止手段を備えた非接触式集積回路カード
JP2002230499A (ja) * 2001-02-01 2002-08-16 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icタグ
JP2003099735A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icモジュール送付媒体
JP2003346121A (ja) * 2002-05-27 2003-12-05 Toppan Printing Co Ltd 不正防止非接触タグ
JP2004347669A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Dainippon Printing Co Ltd 隠蔽ラベルシート
JP2006243808A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Toppan Forms Co Ltd 通信用回路保持体

Patent Citations (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62108099A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 富士通株式会社 Icカ−ド
JPS63119075U (ja) * 1987-01-27 1988-08-01
JPH0331730U (ja) * 1989-08-02 1991-03-27
JPH05314011A (ja) * 1992-05-08 1993-11-26 Sharp Corp Icカード
JPH0648071A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Dainippon Printing Co Ltd メールフォーム
JPH06115676A (ja) * 1992-10-05 1994-04-26 Nippondenso Co Ltd 電子荷札
JPH0825863A (ja) * 1994-07-19 1996-01-30 Dainippon Printing Co Ltd Icカード及びその製造方法
JPH08287208A (ja) * 1995-04-13 1996-11-01 Sony Chem Corp 非接触式icカード及びその製造方法
JPH10193848A (ja) * 1996-12-27 1998-07-28 Rohm Co Ltd 回路チップ搭載カードおよび回路チップモジュール
JPH1178323A (ja) * 1997-09-05 1999-03-23 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icカード
JP2002510100A (ja) * 1998-03-30 2002-04-02 ジェムプリュス 禁止手段を備えた非接触式集積回路カード
JP2000036020A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icカード
JP2001022910A (ja) * 1999-07-06 2001-01-26 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2001028036A (ja) * 1999-07-14 2001-01-30 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2002002157A (ja) * 2000-06-26 2002-01-08 Omron Corp 非接触icモジュール付き書簡紙
JP2002230499A (ja) * 2001-02-01 2002-08-16 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icタグ
JP2003099735A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icモジュール送付媒体
JP2003346121A (ja) * 2002-05-27 2003-12-05 Toppan Printing Co Ltd 不正防止非接触タグ
JP2004347669A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Dainippon Printing Co Ltd 隠蔽ラベルシート
JP2006243808A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Toppan Forms Co Ltd 通信用回路保持体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006264114A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2960834B1 (en) Container
WO2006003851A1 (ja) アンテナ回路、icインレット及びicタグ
JP4750455B2 (ja) Rfidタグセット、rfidタグ、およびrfidタグ部品
JP4754239B2 (ja) 通信用回路保持体
JP4675184B2 (ja) Icタグ
JP2006202169A (ja) Rfidタックラベル
JP4628835B2 (ja) 通信用回路保持体
JP2007122466A (ja) Rfidタグ
JP4043622B2 (ja) 非接触ic記憶媒体を有する冊子状印刷物
JP3923781B2 (ja) Rfidタグ付き圧着はがき、およびrfidタグ付き圧着はがき用フォーム
JP2007187767A (ja) 引き起しrfidタックラベル
JP2006239874A (ja) 通信用回路保持体
JP4848214B2 (ja) 非接触icタグ
JP6394048B2 (ja) Icタグ内蔵印刷用紙
JP4507646B2 (ja) 非接触icモジュール付き書簡紙
JP2006031239A (ja) 隠蔽情報担持体
JP2002002157A (ja) 非接触icモジュール付き書簡紙
JP2007122468A (ja) Rf−idメディア
JP2002002157A5 (ja)
JP2007004535A (ja) Icインレットおよびicタグ
JP2006159830A (ja) Rfidラベル
JP4549888B2 (ja) 通信用回路保持体
JP2010262091A (ja) Rfidラベル、rfidラベル付き帳票
JP2007001217A (ja) 隠蔽葉書および隠蔽葉書用フォーム
JP2010079800A (ja) 無線タグラベル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4628835

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees