JP4600180B2 - 電界効果型パワー半導体素子を用いた半導体回路 - Google Patents

電界効果型パワー半導体素子を用いた半導体回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4600180B2
JP4600180B2 JP2005185898A JP2005185898A JP4600180B2 JP 4600180 B2 JP4600180 B2 JP 4600180B2 JP 2005185898 A JP2005185898 A JP 2005185898A JP 2005185898 A JP2005185898 A JP 2005185898A JP 4600180 B2 JP4600180 B2 JP 4600180B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
terminal
semiconductor element
power semiconductor
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005185898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007006658A (ja
Inventor
光造 坂本
篤雄 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005185898A priority Critical patent/JP4600180B2/ja
Publication of JP2007006658A publication Critical patent/JP2007006658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4600180B2 publication Critical patent/JP4600180B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

本発明は、ノーマリオン特性またはしきい電圧が低いノーマリオフ特性を有する電界効果型パワー半導体素子または静電誘導型トランジスタに好適な半導体回路に関する。
半導体基板にSiC(炭化珪素)やGaN(窒化ガリウム)やダイヤモンドのようなワイドバンドギャップ半導体素子はパワー半導体素子として優れた特性を有するものの、これらワイドバンドギャップ半導体素子を用いた代表的半導体素子であるJFET(接合型FET)やSIT(静電誘導型トランジスタ)やMESFET(金属−半導体FET:Metal−Semiconductor−Field−Effect−Transistor)やHFET(Heterojunction Field Effect Transistor)やHEMT(High Electron Mobility Transistor)や蓄積型FETなどは、ゲート電圧がゼロの時に電流が流れるノーマリオン特性を有する半導体素子、または、しきい電圧が低い半導体素子となるため、制御回路にパワー半導体素子を確実にオフさせるための負ゲート電圧用の電源回路が必要となっている。
また、ゲート電圧によりチャネル部に形成される空乏層の広がりを制御することによりドレイン電流を制御する上記JFETなどの半導体素子では低温状態でゲート領域であるp型不純物半導体領域が特に活性化されにくくなるため、ゲート・ソース間に逆バイアス電圧を印加してもn型不純物半導体領域に空乏層が形成されにくくなる。このため、車載分野で要求される−20℃から−40℃以下の低温状態ではゲート・ソース間に逆バイアス電圧を印加してもドレイン電流を遮断しにくくなる。このため、−20℃から−40℃以下の低温状態では室温状態と同じ駆動方法を用いることができない。
特許文献1にはゲート電圧がゼロボルトでもドレイン電流が流れるノーマリオンの高耐圧SiC JFETにゲート電圧がゼロボルトではドレイン電流が流れないノーマリオフの低耐圧MOSFETをカスコード接続させて、高耐圧で低損失なノーマリオフ型スイッチング素子を複合素子で実現する方法が開示されている。
特許文献2では、ノーマリオン型トランジスタであるSIT(静電誘導型トランジスタ)を安定に起動させるためにゲート電圧、ソース電圧の印加に時間差を設けたSIT起動回路が開示されている。
また、特許文献3にはノーマリオン型JFETを駆動する方法、特にゲート・ソース間ダイオードの耐圧が異なったJFETを使用してもゲート電流を低く抑えられる制御回路が開示されている。
特表平9−508492号公報(図5A、図5Bの記載。) 特開平7−23570号公報(図1、図2の記載。) 米国Patent Application Publication US2003/0179035A1(図3から図6の記載。)
上記従来技術において、特許文献1に記載のものは、ノーマリオン特性のJFETを通常のノーマリオフ型パワー半導体素子用回路で制御できるようになるものの、ノーマリオフ特性のパワーMOSFETがノーマリオン特性のJFETの使用数だけ必要になるため複雑になるという問題がある。
特許文献2に記載のものは、ノーマリオン型トランジスタであるSITを駆動するためにゲート電圧、ソース電圧の印加に時間差を設けたSIT用の起動回路が開示されているが、−20℃〜−40℃以下の低温で回路を起動する場合には通常のゲート・ソース間電圧範囲ではSITのドレイン電流を遮断できなくなるという問題の対策が考慮されてなかった。
特許文献3に記載のものは、変圧器を使用せずに負ゲート電圧を生成する制御回路に関しては考慮されてなかった。
本発明の目的は、ノーマリオン特性を有するパワー半導体素子またはしきい電圧が低いパワー半導体素子を駆動するのに好適な半導体回路を提供することにある。
本発明は、フローティングバッテリや変圧器や通常のバッテリの数を低減するために整流素子であるダイオードとキャパシタを使用した負電源電圧発生回路を設けた。
さらに、本発明では、−20℃から−40℃以下の低温状態でパワー半導体回路を使用する場合も、負荷に大きな悪影響を与えることなくパワー半導体素子を制御するため、パワー半導体素子が接続されている高圧側電圧端子の電圧を目標電圧まで上昇する前に、電界効果型パワー半導体素子を発熱させてしきい電圧を上昇させたり、通常駆動時のゲート・ソース間電圧範囲を超える負のゲート・ソース間電圧(高い逆方向電圧)を印加してドレインリーク電流を抑制した後に高圧電源を上昇させる。
さらに、本発明の半導体回路に使用する電界効果型パワー半導体素子は、ソース拡散層の形状を円形に近づけ、ゲート拡散層の濃度を低くした。
本発明では、しきい電圧が負または低いパワー半導体素子の制御回路が簡単となり半導体回路が小型化やIC化しやすくなる。
本発明の半導体回路では、第1電源電圧端子と基準電圧端子との間に少なくとも1つのパワー半導体素子を配線し、前記パワー半導体素子により電力を制御される負荷と、前記パワー半導体素子を制御する制御回路を設け、該制御回路は前記パワー半導体素子のソース電圧に対しあらかじめ定められた第1電圧離れた高圧側電圧端子と第2電圧負方向に離れた低圧側電圧端子との間で動作し、第1使用温度範囲では前記パワー半導体素子のしきい電圧は、前記第1電圧と前記第2電圧の間の電圧で、第2使用温度範囲では前記パワー半導体素子のしきい電圧は前記第1電圧と前記第2電圧の間の電圧範囲を越える電圧としてもよいようにした。これにより、パワー半導体素子の制御回路の低圧側電圧端子の電圧を−20℃〜−40℃以下でもパワー半導体素子を遮断できるような高い負電圧に設定したり、常に上記低圧側電圧端子の電圧を常に変動できるように制御するための複雑な回路を用意せずにすむ。なお、前記高圧側電圧端子は前記低圧側電圧端子より電圧が高い端子であり、前記ソース電圧に対し負方向に離れた電圧でもよい、また上記第1電圧はゼロボルトも含む電圧である。
さらに、本発明の半導体回路では、基準電圧端子と前記基準電圧端子の電圧より電圧が高い第1電源電圧端子との間に少なくとも1つのパワー半導体素子と出力端子を配線し、前記パワー半導体素子を制御する制御回路を設け、前記制御回路は各々パワー半導体素子のソース電圧に対し予め定められた第1電圧離れた高圧側電圧と第2電圧負方向に離れた低圧側電圧との間で動作し、前記低圧側電圧は前記ソース電圧より低い電圧であり、前記出力端子と第2電源電圧端子との間に第1のキャパシタと第1の整流素子を直列接続させ、前記出力端子の電圧が上昇したときに前記第1のキャパシタを充電し、前記第1のキャパシタに充電して高めた電圧を前記低圧側電圧端子の電圧を負方向に増加させるように使用した。これにより、ノーマリオフ特性のパワーデバイスや、しきい電圧の低いパワーデバイスを駆動するための負電源電圧をフローティング電源や変圧器を用いずに発生させることができ、制御回路が簡単で小型にできる。
以下、本発明の詳細を図面を用いて説明する。
図1は、本実施例の回路図であり、図2は駆動タイミングチャートである。図3は、図1で使用されるレベルシフト回路である。パワー半導体素子101、102にはnチャネル型のJFETを使用した回路を示したが、JFET以外の他の電界効果型パワー半導体素子や静電誘導型トランジスタやHEMT(High Electron Mobility Transistor) や電流利得が高く、ベース電流が小さいバイポーラ型スイッチング素子を使用しても同様である。なお、本実施例では、パワー半導体素子101、102にノーマリオン型のSiCパワー半導体素子を用いた場合を説明する。
本実施例は、高圧電圧端子503と出力端子505との間には、ハイサイドスイッチ用のパワー半導体素子101を接続し、出力端子505と基準電圧端子504の間にはローサイドスイッチ用のパワー半導体素子102を配置し、前記ハイサイドスイッチ用のパワー半導体素子101と前記ローサイドスイッチ用パワー半導体素子102により電力を制御される負荷104を、出力端子505に接続したブリッジ回路である。前記ハイサイドスイッチ用のパワー半導体素子101を制御するために、ハイサイドスイッチ用の制御回路110、前記ローサイドスイッチ用のパワー半導体素子102を制御するために、ローサイドスイッチ用の制御回路111を設けてある。
本実施例ではハイサイドスイッチ用の制御回路110の高圧側電圧端子は、パワー半導体素子101のソース端子と同じ電位であって、出力端子505に接続してある。なお、符号510は、ハイサイドスイッチ用の制御回路110の低圧側電圧端子である。また、ローサイドスイッチ用の制御回路111の高圧側電圧端子はパワー半導体素子102のソース端子と同じ電位であって基準電圧端子504に接続している。なお、符号509は、ローサイドスイッチ用の制御回路111の低圧側電圧端子である。
本実施例では、電圧端子500、506、501、502、513の電圧は、バッテリ126、127、128、129により、例えば、各々100V、90V、3V、0V、−10Vに設定している。もちろん、バッテリに代えて、各電圧を発生する電源装置であってもよい。電圧端子506、501、502、513は各々電圧端子511、507、基準電圧端子504、低圧側電圧端子509とスイッチ115、116、117、118を介して接続してあるが回路の漏れ電流が無視できる場合にはスイッチ115、116、117、118を省いて常時接続しても構わない。なお、スイッチ115、116、117、118は機械式リレーを用いたスイッチでも半導体スイッチでも構わない。また、本実施例では例えば電圧端子500の電圧はバッテリ128、127、126を接続して、その合計の電圧で生成されるように図示してあるが、電圧端子500、506、501の電圧は各々別々のバッテリで独立に生成しても構わない。
本実施例では、出力端子505と電圧端子511との間にキャパシタ114と整流素子であるダイオード113を接続し、出力端子505が高電位になったときにキャパシタ114に充電した電圧によりハイサイドスイッチ用の制御回路110の低圧側電圧端子510の電圧を生成することである。低圧側電圧端子510の電圧はパワー半導体素子101のソース端子である出力端子505の電圧より、{(高圧電圧端子503の電圧)−(電圧端子511の電圧)−(ダイオード113の順方向電圧)}だけ低い電圧になり、キャパシタ114に充電され、負電圧用のフローティング電源として使用される。すなわち、本実施例の場合にはパワー半導体101のソース電流により、キャパシタ114を充電し、このパワー半導体素子101を制動する回路110の低圧側電圧端子510の電圧がソース電圧よりも負の電圧となるように生成している。
このため、ハイサイドスイッチの制御回路のためにフローティングのバッテリを接続したり変圧器を用いてフローティングの電源を生成する必要がない。本実施例の場合には、パワー半導体素子101のしきい電圧は0Vと、−{(高圧電圧端子503の電圧)−(電圧端子511の電圧)−(ダイオード113の順方向電圧)}V、との間の値になっている。
図2に駆動タイミングチャートを示す。Vddは高圧電圧端子503の電圧、Voutは出力端子505の電圧である。本実施例ではスイッチ117がオンするときとメインスイッチがオンするときが同時として示す。スイッチ116とスイッチ118をオンすると制御回路134、制御回路111の電源電圧が立ち上がり、キャパシタ114が充電されて制御回路110の電源電圧も立ち上がる。その後、スイッチ105、115をオンする。本実施例の半導体回路は、メインスイッチ投入後に高圧電圧端子503の電圧を最終目標電圧Vdd(100%)の80%の電圧であるVdd(80%)になるまで上昇させる間の、少なくとも一時期に、高圧電圧端子503からの供給電流Isupの半分以上がパワー半導体素子101のドレイン電流Ifetとなるように駆動する。この時、パワー半導体素子101に流すドレイン電流は、パワー半導体素子101に流す最大ドレイン電流の0.1% 以上のドレイン電流となる。また、このとき、出力電圧Voutは最終目標電圧Vdd(100%)の30%以下の電圧となるように高圧電圧端子503の昇圧速度を抑える。
このため、本実施例ではインピーダンス108、109とスイッチ106、107を用いて、パワー半導体素子のドレイン電流が大きくなるときには、供給電流Isupの経路のインピーダンスを大きくして供給電流Isupを小さくする。このt2からt3の期間にパワー半導体素子に電流を流し自己発熱させ、パワー半導体素子の接合温度を上昇させて、パワー半導体素子のドレインリーク電流を低減させる。一度半導体チップが発熱すると、急速には温度が低下しないため、ドレインリーク電流を低い状態のままに保てる。ドレイン電流が減少したt3の時点でスイッチ106をオンさせることにより供給電流Isupの経路のインピーダンスを少し小さくし、キャパシタ103やパワー半導体素子の寄生容量の充電を行なう。高圧電圧端子503の電圧が目標電圧にほぼ達したt4の時点でスイッチ107をオンさせて、供給電流Isupの経路のインピーダンスをゼロにし、通常の駆動モードに移行する。
なお、本実施例ではパワー半導体素子のしきい電圧を上げるためにパワー半導体素子の自己発熱を利用したが、ヒータによる加熱や誘導加熱などの手段を用いて高圧電圧端子503の電圧Vddを目標電圧まで上昇させる前にパワー半導体素子を加熱しても良い。なお、高圧電圧端子503の電圧を徐々に増加させる方法として、上記では、抵抗108、109とスイッチ素子105、106、107を使用して実現しているが、これら抵抗やスイッチを使用せずにチョッパ等を用いた昇圧回路を使用し、昇圧速度を制御して実現しても構わない。
従来技術の制御回路では高圧電圧端子503の電圧を上昇させるときには、パワー半導体素子はオフ駆動させ、そのときのドレイン電流はゼロからパワー半導体素子の最大電流の0.1%未満の電流にしていた。このため、−20℃〜−40℃の低温状態でしきい電圧が低下したパワー半導体素子を遮断できる条件で制御回路の低圧側電圧端子の電圧を決定しようとすると、室温状態でパワー半導体素子を遮断するために必要な低圧側電圧端子の電圧より低い電圧(高い負電圧)が必要となる。このため、ゲート駆動回路の電圧振幅を常に高くする必要があり、充放電電力が高くなる。また、常に低圧側電圧端子の電圧が最適値になるような制御回路を使用しようとすると制御回路が複雑になった。
また、従来技術の突入電流防止回路では高圧電圧端子503の電圧を上昇させるときにはパワー半導体素子はオフ駆動させるためにパワー半導体素子にはドレイン電流は流れず、供給電流Isupはキャパシタ103やパワー半導体素子101、102の寄生容量を充電させるためにのみ使われると想定してインピーダンス109等の値を選定していた。このため、従来技術の突入電流防止回路を用いてドレイン電流の遮断能力が低下したパワー半導体素子を駆動しようとするとドレインリーク電流が急に大きくなりすぎ、出力端子に印加される出力電圧Voutは最終目標電圧Vdd(100%)の30%以上の電圧となる。このため、パワー半導体素子が破壊したり負荷であるアクチュエータが誤動作する可能性があった。あるいは、過電流や過電圧の保護回路が動作し、回路の起動ができなくなるという場合があった。これに対し、本実施例ではこれらの問題を回避できる。
本実施例ではパワー半導体素子のドレイン電流遮断能力が低下する−20℃〜−40℃以下の低温状態で、パワー半導体素子を加熱してしきい電圧を上げるかあるいは、パワー半導体素子のゲート・ソース間に印加する逆電圧を一時的に増加することを同時に実施できる回路図になっているが、どちらか一つの方法だけを使用しても構わない。なお、ダイオード138は負荷から逆流する電流を防止するためのダイオードであり用途によっては不要である。すなわち、たとえばダイオード138をなくし、負荷から逆流する電流が過大となった場合には、スイッチ107、106をオフさせて抵抗108、109により負荷電流を抑制させ、負荷から逆流する電流が低下したら、まずスイッチ106をオンさせ、その後スイッチ107をオンさせるという駆動をしてもかまわない。
図1の端子508は入力端子で、制御信号は、制御回路134、レベルシフト回路125を通ってローサイドスイッチ用の制御回路111を制御し、さらにレベルシフト回路112を介してハイサイドスイッチ用の制御回路110を制御する。図3にレベルシフト回路125とレベルシフト回路112の構成例を示す。レベルシフト回路125は電圧端子507/基準電圧端子504の信号レベルから基準電圧端子504/低圧側電圧端子509へ電圧レベルを下げる。「H」を伝達するためにはMOSFET307をオンし、MOSFET308をオフする。これにより、ラッチ回路313がセットされて出力Q1が「H」になる。「L」を伝達するためにはMOSFET308をオンし、MOSFET307をオフする。これにより、ラッチ回路313がリセットされて出力Q1が「L」になる。レベルシフト回路112は基準電圧端子504/低圧側電圧端子509の信号レベルから出力端子505/低圧側電圧端子510の信号レベルへ電圧レベルを上げる。「H」を伝達するためにはMOSFET300をオンし、MOSFET301をオフする。これにより、ラッチ回路306がセットされて出力Q2が「H」になる。「L」を伝達するためにはMOSFET300をオンし、MOSFET301をオフする。これにより、ラッチ回路306がリセットされて出力Q2が「L」になる。
もし、電圧端子507/基準電圧端子504の電圧レベルから出力端子505/低圧側電圧端子510の電圧レベルに直接レベルシフトしようとすると電圧範囲が出力端子505の電圧状態により高電位側にも低電位側にも電圧を伝達する必要が生じるため回路が複雑になる。これに対し、本実施例では入力端子からの信号はハイサイドスイッチを制御する信号も一旦負電圧側にレベルシフトし、その後高電圧側にレベルシフトしている。すなわち、本実施例では各レベルシフト回路においてレベルシフトさせる電圧範囲が高電位側方向または低電位側方向だけとなるため、制御回路が簡単になる。なお、図3において、MOSFET307とMOSFET311の間、MOSFET308とMOSFET309の間、MOSFET304とMOSFET301の間、MOSFET302とMOSFET300の間に各々キャパシタを設けて、容量結合を利用してレベルシフトしても構わない。あるいは、パワー半導体素子を制御する信号の伝達手段として、フォトカプラのような光学的手段を用いたり、変圧器で信号を伝達しても構わない。
メインスイッチが投入された時にパワー半導体素子101のゲート・ソース間に逆バイアス電圧が印加されない場合、すなわち、キャパシタ114が充電されてない場合にはパワー半導体素子101をオフできなくなり、高圧電圧端子503を目標電圧まで上昇させようとすると出力端子505の電圧も同時に上がる。そこで、本実施例ではメインスイッチが投入されるときには低圧側電圧端子509に接続してあるスイッチ素子であるMOSFET123をオンさせてハイサイドスイッチ用制御回路をオフ駆動できるようにした。さらに、本実施例では−20℃から−40℃以下の低温状態でパワー半導体素子101をオフしにくくなったときに、MOSFET123をオンさせ続けることにより、パワー半導体素子101の制御回路の低圧側電圧端子510を低圧側電圧端子509の電圧にとどめることができる。このため、ソース端子でもある出力端子505の電圧が上昇するとパワー半導体素子101のゲート・ソース間に通常のゲート電圧範囲を超えた低い電圧(高い逆方向電圧)が印加できるため、出力端子(ソース端子)の電圧の上昇は最小限度に抑えられる。なお、MOSFET123を用いるとパワー半導体素子101がオフ状態のときにMOSFET123をオンさせて、MOSFET123のドレイン電流が規定電流以上になったらオフする駆動をすることにより、パワー半導体素子101のゲート・ソース間ダイオードが降伏電圧となるまで、または、パワー半導体素子101のゲート・ソース間に接続したツェナーダイオード142が降伏する電圧まで低圧側電圧端子510の電圧を下げることが可能である。これにより、パワー半導体素子101のしきい電圧が低くなったときにはいつでもパワー半導体素子101をオフさせために必要な高い負のゲート・ソース間電圧を印加でき、更に、不要な電流損失を抑制できる。なお、ここではスイッチ素子123の役割をパワー半導体素子が低温になりすぎて、オフしにくくなった場合で説明したが、高温時にしきい電圧が低下して、パワー半導体素子がオフしにくくなった場合に使用しても同様の効果がある。また、スイッチ素子123は負電圧端子504に接続することが望ましいが、基準電圧端子504に接続してもかまわない。
ツェナーダイオード142は制御回路110に使用されるMOSFET119、120などを過電圧から保護するために設けてあるが、過電圧の心配がない場合には不要である。また、抵抗100はMOSFET123の電流を抑制するために設けてあるがなくても構わない。または、MOSFET123をなくし、抵抗値の大きい抵抗100だけを設けた場合には抵抗100に常に電流が流れるが、高圧電圧端子503の電圧を立ち上げる前に負の低圧側電圧端子509によりキャパシタ114を簡単に充電できてパワー半導体素子101をオフ制御できる。また、制御回路134、110、111はキャパシタとダイオードの一部は外付けになるが、スイッチ素子であるMOSFET等はワンチップに集積回路化して小型化できる。
なお、本実施例ではパワー半導体素子としてノーマリオン型のJFETを用いて説明したが、本発明でノーマリオン型のパワーMOSFETも含む電界効果型パワー半導体素子を対象とした一般の制御回路に対して好適である。ただし、−20℃から−40℃以下の低温状態でドレイン電流を遮断する能力が低下するJFETやSITやMES・FETや蓄積型電界効果トランジスタを用いた場合に特に好適である。
図4は、本実施例の回路図である。本実施例ではハイサイドスイッチ用のパワー半導体素子101を強制的にオフさせる手段としてMOSFET123をパワー半導体素子101のゲート端子に接続してあり、さらに、パワー半導体素子101のゲート端子と低圧側電圧端子510との間に整流素子であるダイオード130を設けたことが実施例1と異なるだけで、その他は実施例1と同じである。ダイオード130がない場合には、スイッチ素子であるMOSFET120のドレイン・ソース間に存在する寄生ダイオードによりパワー半導体素子101のゲート・ソース間に高い負の電圧が印加され、低圧側電圧端子510の電圧も下がるため、図1に示した実施例1と同様の動作となる。ダイオード130があるとパワー半導体素子101のゲート・ソース間に低圧側電圧端子510より低い電圧も印加できるため、制御回路110を構成する半導体スイッチング素子の耐圧を高くしなくてもパワー半導体素子101のゲート・ソース間に高い負電圧を印加できる。
図5は、本実施例の回路図である。本実施例では制御回路134を基準電圧端子504と低圧側電圧端子509の間で動作する回路にしたことが実施例1と異なる。本実施例の場合にはレベルシフト回路125がいらない利点がある。その他は実施例1と同じである。
図6は、本実施例の回路図である。図1に示した実施例1の回路図と比べると、本実施例では高圧側電圧端子は512で、パワー半導体素子101のソース端子505より高い電圧である場合の実施例であることが異なる。このため、ハイサイドスイッチ用パワー半導体素子101とローサイドスイッチ用パワー半導体素子102のゲート・ソース間電圧範囲を負方向のみならず正方向にも印加できる。このため、パワー半導体素子101のゲート・ソース間電圧を高くでき、オン抵抗を低くできる。またパワー半導体素子101、102がノーマリオフ型の素子の場合でも使用することができる。本実施例の回路構成は、キャパシタ131と整流素子であるダイオード132を設けてあり、ハイサイドスイッチ用パワー半導体素子の高圧側電圧端子は電圧端子512になる。出力端子505が低電位になったときに、キャパシタ131に電荷が充電され電圧が高められ、この電圧により電圧端子512の電圧はパワー半導体素子101のソース端子が接続されている出力端子505の電圧より{(電圧端子507の電圧)−(ダイオード132の順方向電圧)}だけ高い値になる。ハイサイドスイッチ用パワー半導体素子の低圧側電圧端子は図4と同じで低圧側電圧端子510である。本実施例の場合には、ハイサイドスイッチ用パワー半導体素子101のしきい電圧は、{(電圧端子507の電圧)−(ダイオード132の順方向電圧)}Vと−{(高圧電圧端子503の電圧)−(電圧端子511の電圧)−(ダイオード113の順方向電圧)}Vとの間の値になっている。
ローサイドスイッチ用パワー半導体素子の高圧側電圧端子は電圧端子514になる。本実施例では、ローサイドスイッチ用パワー半導体素子の高圧側電圧端子は電圧端子507にしてもよいがハイサイドスイッチ用パワー半導体素子とローサイドスイッチ用パワー半導体素子の高圧側電圧端子の電圧を揃えるために整流素子であるダイオード133を設けた。JFETの場合ゲート・ソース間の順方向電圧は、Si基板の場合には0.7V 程度、SiC基板の場合でも2.5V 程度と低い。正の電圧を高くしすぎるとゲートからドレインに電流が流れてしまうため、電圧端子507の電圧制御は大切である。
本回路の構成により電圧端子507の電圧を最適に制御することにより、ハイサイドスイッチ用パワー半導体素子101とローサイドスイッチ用パワー半導体素子102の両方のゲート・ソース間電圧の上限値をほぼ同じ値に設定できる。そのために、ハイサイドスイッチ用パワー半導体素子101とローサイドスイッチ用パワー半導体素子102を最適に制御できる。なお、整流素子であるダイオード133を設けた場合にはローサイドスイッチ用パワー半導体素子102のしきい電圧は{(電圧端子507の電圧)−(ダイオード133の順方向電圧)}Vと(低圧側電圧端子509の電圧)Vとの間の値にしている。
なお、本実施例では、パワー半導体素子としてはパワーMOSFETも含む電界効果型パワー半導体素子を対象とした一般の制御回路に対して好適である。特に、−20℃から−40℃以下の低温状態でドレイン電流を遮断する能力が低下するJFETやSITやMES・FETや蓄積型電界効果トランジスタを用いた場合に特に好適である。
ノーマリオフ型パワー半導体素子の場合にはゲート・ソース間電圧をゼロボルトにすればオフできるため、本実施例のように必ずしもゲート・ソース間に負電圧を印加する必要はないが、本実施例のようにパワー半導体素子のゲート・ソース間に負電圧を印加してオフさせる場合にはゲート端子に印加される雑音によりパワー半導体素子が誤ってオンすることを防止できる。その他は実施例1と同じである。
図7は、本実施例の回路図である。図6に示した実施例4の回路図と比べると、本実施例では整流素子としてダイオード132の代わりにMOSFET124とコンパレータ135を使用していることが異なる。コンパレータ135は電圧端子512の電圧が電圧端子507の電圧より低くなったときにだけMOSFET124をオンさせ、電圧端子512の電圧が電圧端子507の電圧より高くなったときにだけMOSFET124をオフさせる。このため、回路は少し複雑になるが図6のダイオード132の順方向電圧降下分を低くできる。このため、本実施例では図6のダイオード133も削除できる。その他は実施例4と同じである。
図8は、本実施例の回路図である。図6に示した実施例4の回路図と比べると、本実施例ではキャパシタ114の代わりにキャパシタ136を使用していることが異なる。ハイサイドスイッチ用制御回路の低圧側電圧端子の電圧はキャパシタ136とキャパシタ131に充電される電圧の差で決まっている。本実施例の場合にはキャパシタ114はないがキャパシタ136とキャパシタ131があるため、実質的には図6と同じである。従って、本実施例の特徴とその効果は実施例4と同じである。
図9は、本実施例の回路図である。図1に示した実施例1の回路図と比べると、本実施例では、ローサイドスイッチ用パワー半導体素子102の制御回路111の低圧側電圧端子509の負電圧をバッテリ129なしで生成していることが異なる。低圧側電圧端子509の電圧を生成するために、キャパシタ114とローサイドスイッチ用の低圧側電圧端子509との間に整流素子であるダイオード139を接続してある。
これにより出力端子505が高圧になったときにキャパシタ114を充電し、出力端子505が低電位になったときにキャパシタ114に充電していたエネルギーの一部をキャパシタ141を充電するために使用している。すなわち、キャパシタ141を図1に示したバッテリ129の代わりに使用している。さらに、メインスイッチが投入されて高圧電圧端子503の電圧が立ち上がる前にパワー半導体素子101、102をオフ駆動するため、図10で示されるようなチャージポンプ回路137により基準電圧端子504より負の電圧を低圧側電圧端子509に発生させて、キャパシタ141をあらかじめ充電する。図10において、MOSFET319〜323はダイオード(整流素子)として動作しており、ゲートが接続された端子がアノード、ゲートが接続されてない方の端子がカソードとして動作する。符号324から327はキャパシタで、クロックφ1とクロックφ2を逆位相で動作させて低圧側電圧端子509から基準電圧端子504に電荷を移動させることにより、低圧側電圧端子509を負電圧にする。クロック周波数は数百kHz程度から数十MHz程度にしている。また、制御回路134、110、111、チャージポンプ回路137はキャパシタとダイオードの一部は外付けになるがスイッチ素子であるMOSFET等はワンチップに集積回路化して小型化できる。その他は実施例1と同じである。
図11は、本実施例の回路図である。図6に示した実施例4の回路図と比べると、図9に示した実施例7と同様に、ハイサイドスイッチ用制御回路の低圧側電圧端子509の負電圧をバッテリ129なしで生成していることだけが異なっている。その他は実施例4と同じである。なお、ローサイドスイッチ用パワー半導体素子102が、ノーマリオフ型素子の場合にはチャージポンプ回路137はなくてもよい。
図12は、本実施例の回路図である。本実施例はパワー半導体素子101をハイサイドスイッチ回路に用いた場合である。本実施例は図9に示した実施例7においてローサイドスイッチ用のパワー半導体素子102関係の回路がないだけで、その他は実施例7と同じである。
図13は、本実施例の回路図である。本実施例はパワー半導体素子102をローサイドスイッチ回路に用いた。本実施例は図9に示した実施例7においてハイサイドスイッチ用のパワー半導体素子101関係の回路がないだけで、その他は実施例7と同じである。
図14は、本実施例の回路図である。図1に示した実施例1の回路図と比べると、本実施例では、図1に示したハイサイドスイッチ素子の低圧側電圧を供給する電圧端子506、511、スイッチ115をなくし、その代わり、キャパシタ143を追加してハイサイドスイッチ素子の低圧側で電圧端子510の電圧を生成していることが異なる。このため、図1の電圧端子511はなくして電圧端子507と共通に使用している。なお、バッテリ126、127はバッテリ144として集約して示す。なお、電圧端子507の電圧はバッテリ144を使用せずに電源装置で生成してもかまわない。
本実施例では、高圧電圧端子503が例えば100V、電圧端子501が例えば3Vのときに出力端子505と低圧側電圧端子510との間の電圧を10Vにするには、ツェナーダイオード142はなくてもキャパシタ114とキャパシタ143の容量比を87:10とすればよい。なお、この容量比は、寄生容量やダイオードの順方向電圧降下やパワー半導体素子のオン電圧は無視したものである。降伏電圧が10Vのツェナーダイオード142を使用することにより、上記キャパシタの容量比がずれても出力端子505と低圧側電圧端子510との間の電圧を10Vにできる。本実施例では電圧端子506、511やスイッチ115をなくしたが、その他は実施例1と同じである。
図15は、本実施例の回路図である。図11に示した実施例8の回路図と比べると、本実施例では、図14に示した実施例11と同様にハイサイドスイッチ用制御回路の低圧側電圧端子509の負電圧をバッテリ129なしで生成していることが異なる。このため、本実施例では、図11の電圧端子506、511やスイッチ115をなくすことができる。本実施例では、電圧端子506、511やスイッチ115がない他は、実施例8と同じである。
図16は、本実施例の回路ブロック図である。本実施例では図15に示した実施例12を例にして、高圧電圧端子503、電圧端子507、低圧側電圧端子509の電圧を交流回路から生成する場合を示す。本実施例ではメインスイッチをオンさせるとスイッチ145、スイッチ146がオンし、変圧器152により電圧端子507、低圧側電圧端子509に電圧が生成される。さらに高圧電圧端子503用のスイッチ200は図2で説明したように高圧回路を起動する時に内部抵抗を徐々に低下するようになっており、ダイオード147からダイオード150で構成される整流回路156とキャパシタ151により脈流を低減させて、高圧電圧端子503の電圧を発生させている。本実施例では、図15に示した実施例12の回路で、スイッチ200が交流に対するスイッチ回路になっている。
図18は、本実施例のパワー半導体素子の平面図であり、図17は図18のA−A′部分の断面図である。本実施例の半導体素子はバンドギャップが2.0eV 以上のワイドバンドギャップ半導体であるSiCを半導体基板に用いたJFETまたはSITである。なお、ワイドバンドギャップ半導体基板には、SiCのほかにもGaN(窒化ガリウム)やダイアモンドがある。図17と図18で、符号1はドレイン電極、2は高濃度n型基板、3は低濃度n型ドレイン領域、4aは高濃度n型ソース領域、6aは高濃度p型ゲート領域、7aは低濃度p型ゲート領域、5aは高濃度n型ソース領域4aとオーミックコンタクトをとるために設けたソース電極、8aは高濃度p型ゲート領域6aとオーミックコンタクトをとるために設けたゲート電極、9aは第2のソース電極、9bは第2のゲート電極である。低濃度p型ゲート領域7aは、トレンチを形成後に斜めイオン打ち込みによりp型不純物層を形成する。符号10はゲートパッドが形成される領域である。また、ソースパッドの位置は図18には示してないが、ゲートパッドが形成される領域10と同じ平面上に形成する。
ゲート・ソース間に逆バイアスの電圧が印加されると、低濃度p型ゲート領域7a、ゲート電極8aと、低濃度n型ドレイン領域3との間の空乏層が広がり、高濃度n型ソース領域4a直下のトレンチで囲まれたチャネル領域に電流が流れなくなる。逆に、ゲート・ソース間の逆バイアス電圧を低くし、しきい電圧より高いゲート電圧が印加されたときには、ドレイン・ソース間に電流が流れる。
従来技術のパワーMOSFETの場合には、単位面積当たりのゲートの長さを長くしてオン抵抗を下げるためにセルを円形や多角形にすることが行われていた。すなわち、図18の平面寸法XとYの比率を小さくしていた。また、従来技術のJFETの場合には、ドレイン電流はチャネルの平面図サイズに比例するため、従来技術ではオン抵抗を下げるために、高濃度n型ソース領域4aを細長く形成、すなわち、平面寸法XとYの比率X:Yはできるだけ大きく取っていた。
しかしながら、本実施例のように、トレンチを利用してゲート半導体領域を形成しgmが高い接合型FETを作る場合には、平面寸法XとYの比率を大きくすると、しきい電圧がばらつきやすくなることが判明した。また、ドレイン・ソース間の破壊ポイントが細長く形成したチャネル領域の隅に集中するためドレインの耐圧特性が図19の(I)で示すグラフのように、ソフトブレークダウン特性となることが分かった。
本実施例のJFETでは高濃度n型ソース領域4aの平面寸法XとYの比X/Yを1/10から1/1、すなわち、平面寸法XがYの10%〜100%、さらに望ましくは平面寸法XとYの比X/Yを、1/5から1/1、すなわち、平面寸法XがYの20%〜100%とした。また、トレンチ領域で囲まれるソース領域である高濃度n型ソース領域4aならびに高濃度n型ソース領域4a直下のチャネル領域を縦方向と横方向に複数個配置して、オン抵抗を低くし、大電流化した。これにより、ドレイン・ソース間の破壊ポイントの数が増加し一様化するため、図19の(II)で示すグラフのように、ドレイン電流の立ち上がり部分が急峻になって、破壊特性をハードブレークダウン化し、破壊強度を高くした。さらに、本実施例では、低濃度p型ゲート領域7a、ゲート電極8aで囲まれるチャネル領域の形状が均一化しやすくなるため、しきい電圧のばらつきが小さくなる。なお、高濃度n型ソース領域4aの平面形状は四角ではなく多角形や楕円形や円形、半円と直線を組み合わせた競技トラック形状にするとさらによい。
素子温度が−20℃から−40℃程度の低温では、特にp型不純物が活性化しなくなりチャネル部に空乏層を形成しにくくなることが分かった。このような低温状態でもJFETを遮断させやすくするためにはゲート・ソース間に高い逆方向電圧を印加する必要がある。ソース用半導体領域とゲート用半導体領域が高濃度で接触するとゲート・ソース間ダイオードの耐圧が低くなるため、本実施例では低濃度p型ゲート領域7aを設けてゲート・ソース間ダイオードの逆方向電圧に対する耐圧を高くしている。このため、本実施例のJFETでは、−20℃から−40℃以下の低温でオフできるような高い負ゲート電圧を印加しても、ゲート・ソース間のリーク電流を無視できる。また、本構造は、JFETが高温となり、しきい電圧が低くなった場合に、高い負ゲート電圧を印加する場合にも有効である。
なお、トレンチを細く形成するために、トレンチの底のゲート用の高濃度p型ゲート領域6aにオーミックコンタクトを取るために用いるゲート電極8aは厚くできない。このため、ゲート電極8aをトレンチの上に延長させることは難しい。一方、トレンチの底の高濃度p型ゲート領域6aからゲートパッドが形成される領域10までの配線を形成するためには、トレンチの側壁に形成した低濃度p型ゲート領域7aを介してトレンチの底からトレンチの上まで接続すると簡単であるが、ゲート抵抗が高くなる。
そこで、本実施例の半導体素子では、ゲート電極8aからゲートパッドが形成される領域10までのゲート配線抵抗を低減するために、高濃度p型ゲート領域6aにオーミックコンタクトをとるためにゲート電極8aを設け、さらにゲート電極8aより膜厚が厚い第2のゲート電極9bと接続して、ゲートパッドが形成される領域10に接続した。さらに、ソース電極の抵抗を低減するために高濃度n型ソース電極4aより膜厚が厚い第2のソース電極9aを配置している。ここで、第2のソース電極9aと第2のゲート電極9bは同一工程で形成できる。
また、本実施例ではドレイン・ソース間の耐圧を高くするために、トレンチの底に形成した高濃度p型領域6b、6cと、トレンチの側壁に形成した低濃度p型領域7b、7cを、トレンチの上に形成した高濃度n型領域4b、4cで分離して、フローティングのフィールドリミティングリングを形成している。高濃度n型領域4bはソース用の高濃度n型ソース領域4aと同一工程にし、高濃度p型領域6b、6cと、低濃度p型領域7b、7cはゲート用の高濃度p型領域6a、ゲート用の低濃度p型ゲート領域7aと同一工程で形成できる。なお、高濃度n型領域4a、4b、4cをp型領域7a、7b、7cと高濃度不純物同士で接触しないように離して形成する場合には、トレンチ側壁のp型領域7a、7b、7cの不純物濃度は高くても耐圧確保できるためかまわない。
以上、本実施例では電界効果型パワー半導体素子はnチャネル型の場合を説明したが、pチャネル型のパワー半導体素子の場合には回路の極性や不純物層の導電型を逆にすることにより同様な構成が実現でき、同様の効果が得られることはいうまでもない。
実施例1の回路図。 実施例1の半導体回路図の駆動タイミングチャート。 実施例1の回路図のレベルシフト回路図。 実施例2の半導体回路図。 実施例3の半導体回路図。 実施例4の半導体回路図。 実施例5の半導体回路図。 実施例6の半導体回路図。 実施例7の半導体回路図。 実施例7のチャージポンプ回路図。 実施例8の半導体回路図。 実施例9の半導体回路図。 実施例10の半導体回路図。 実施例11の半導体回路図。 実施例12の半導体回路図。 実施例13の半導体回路図。 実施例14の接合型半導体素子の断面図。 実施例14の接合型半導体素子の平面図。 実施例14の接合型半導体素子の特性図。
符号の説明
1…ドレイン電極、2…高濃度n型基板、3…低濃度n型ドレイン領域、4a…高濃度n型ソース領域、4b、4c、4d、4e…高濃度n型領域、5a…ソース電極、5b〜5e、8b、8c、8d…金属層、6a…高濃度p型ゲート領域、6b〜6d…高濃度p型領域、7a…低濃度p型ゲート領域、7b〜7d…低濃度p型領域、8a…第1ゲート金属層、9a…第2のソース電極、9b…第2のゲート電極、9c…フィールドプレート金属層、9d…ドレインフィールドプレート金属層、10…ゲートパッドが形成される領域、11…絶縁層、100…抵抗、101、102…パワー半導体素子、103、114、131、136、141、143、151、324〜327…キャパシタ、104…負荷、105〜107、115〜118、145、146、200…スイッチ、108、109…インピーダンス、110、111、134…制御回路、112、125…レベルシフト回路、113、130、132、133、138、139、147〜150…ダイオード、119〜124…MOSFET、126〜129、144…バッテリ、135…コンパレータ、137…チャージポンプ回路、142、157…ツェナーダイオード、152…変圧器、153…交流用プラグ、154、155…電源回路、156…整流回路、300〜305、307〜312、314〜323…MOSFET、306、313…ラッチ回路、500、501、502、506、507、511〜514…電圧端子、503…高圧電圧端子、504…基準電圧端子、505…出力端子、508…入力端子、509、510…低圧側電圧端子。

Claims (17)

  1. 第1電源電圧端子と基準電圧端子との間にパワー半導体素子を配線し、
    前記パワー半導体素子により電力を制御される負荷と、
    前記パワー半導体素子を制御する制御回路を設け、
    該制御回路が、前記パワー半導体素子のソース端子の電圧に対して予め定めた第1電圧正方向または負方向に離れたまたは前記ソース端子の電圧と等しい高圧側電圧端子と、ソース端子の電圧に対して予め定めた第2電圧負方向に離れた低圧側電圧端子との間で動作し、
    第1使用温度範囲では、前記パワー半導体素子のしきい電圧が、前記第1電圧と前記第2電圧の間の電圧であって、
    第2使用温度範囲では、前記パワー半導体素子のしきい電圧が、前記第1使用温度範囲における前記第1電圧と第2電圧の間の電圧範囲を越える電圧であることを特徴とする半導体回路。
  2. 請求項1において、前記制御回路が前記パワー半導体素子を加熱して、前記パワー半導体素子のしきい電圧を前記第1使用温度範囲における前記第1電圧と前記第2電圧の間の電圧範囲を超える値から、前記第1使用温度範囲における前記第1電圧と前記第2電圧の間の値に変えることを特徴とする半導体回路。
  3. 請求項2において、前記パワー半導体素子のドレイン・ソース間に電圧を印加しドレイン電流を流して加熱することを特徴とする半導体回路。
  4. 請求項3において、メインスイッチ投入後に第1電源電圧端子が目標電圧値の80%の電圧に達するまでの電圧上昇期間中に、前記第1電源電圧端子から供給される電流の半分以上を前記パワー半導体素子のドレイン電流として流し、かつ前記負荷に印加される出力電圧を最大出力電圧の30%以下に保持して前記パワー半導体素子を発熱させ、前記パワー半導体素子のしきい電圧を前記第1電位と前記第2電位の間の値に変えた後、前記第1電源電圧端子の電圧を上げて目標電圧に達するように制御することを特徴とする半導体回路。
  5. 請求項1において、前記制御回路が前記第1使用温度範囲における前記第1電圧と前記第2電圧の間の電圧範囲を超えた電圧を、前記パワー半導体素子のゲート・ソース間に印加してから、前記第1電源電圧端子を最終目標電圧値の80%の値になるまで上昇させることを特徴とする半導体回路。
  6. 請求項1において、前記制御回路が、前記低圧側電圧端子と基準電圧端子より電圧が低い電圧端子との間または、前記低圧側電圧端子と前記基準電圧端子との間に半導体スイッチ素子を設け、前記第1使用温度範囲における前記第1電圧と前記第2電圧の間の電圧範囲を超えた電圧を前記パワー半導体素子のゲート・ソース間に印加することを特徴とする半導体回路。
  7. 基準電圧端子と該基準電圧端子より電圧が高い第1電源電圧端子との間にパワー半導体素子と出力端子とを配線し、
    該パワー半導体素子を制御する制御回路を備え、
    該制御回路が前記パワー半導体素子のソース端子の電圧に対し予め定めた第1電圧正方向または負方向に離れたまたは前記ソース端子の電圧と等しい高圧側電圧端子と第2電圧負方向に離れた低圧側電圧端子との間で動作し、
    前記低圧側電圧端子の電圧が、前記パワー半導体素子のソース端子の電圧より低い負電圧であり、
    前記出力端子と第2電源電圧端子との間に第1のキャパシタと第1の整流素子とを直列接続し、前記出力端子の電圧が上昇したときに前記第1のキャパシタを充電し、前記第1のキャパシタの電圧を用いて前記低圧側電圧端子の電圧を負方向に増加させることを特徴とする半導体回路。
  8. 請求項7において、前記第1のキャパシタと前記第1の整流素子との間に第2のキャパシタを設けたことを特徴とする半導体回路。
  9. 請求項7において、前記出力端子と前記パワー半導体素子の高圧電圧端子との間に第3のキャパシタを設け、前記パワー半導体素子の前記高圧電圧端子と第3の電源電圧端子との間に第2の整流素子を設け、出力端子が低電圧になったときに前記第3のキャパシタに充電される電圧で前記パワー半導体素子の高圧側電圧端子の電圧を正方向に増加させることを特徴とする半導体回路。
  10. 請求項7において、前記パワー半導体素子が前記基準電圧端子と前記出力端子との間に設けたローサイドスイッチ用パワー半導体素子であって、前記低圧電圧端子と前記第1キャパシタとの間に第2の整流素子を設けたことを特徴とする半導体回路。
  11. 請求項9において、前記パワー半導体素子が第1電源電圧端子と前記出力端子との間に設けたハイサイドスイッチ用パワー半導体素子と、前記出力端子と前記基準電圧端子との間にローサイドスイッチ用パワー半導体素子とであって、前記ローサイドスイッチ用パワー半導体素子のソース端子と前記第3の電源電圧端子との間に第3の整流素子を設けたことを特徴とする半導体回路。
  12. 請求項9において、前記第2の電源電圧端子と前記第3の電源電圧端子を共通にしたことを特徴とする半導体回路。
  13. 請求項7において、前記低圧側電圧端子の電圧を前記基準電圧端子より低くするためにチャージポンプ回路を用いることを特徴とする半導体回路。
  14. 請求項7において、前記第1電源電圧端子と基準電圧端子の間の電圧が最終目標電圧の80%までを上昇させる前に、チャージポンプ回路により前記基準電圧端子より負電圧を発生することを特徴とする半導体回路。
  15. 請求項7において、前記制御回路が、前記第1電源電圧端子と基準電圧端子の間の電圧を最終目標電圧の80%までに上昇させる前に、前記第1のキャパシタの電圧を充電することを特徴とする半導体回路。
  16. 第1電源電圧端子と出力端子との間にハイサイドスイッチ用パワー半導体素子を接続し、出力端子と基準電圧端子との間にローサイドスイッチ用パワー半導体素子を配線し、前記出力端子に負荷を接続した半導体回路において、
    前記ハイサイドスイッチ用パワー半導体素子と、ハイサイドスイッチ用制御回路が、前記ハイサイドスイッチ用パワー半導体素子のソース端子の電圧に対し予め定めた第1電圧正方向に離れた高圧側電圧端子と第2電圧負方向に離れた低圧側電圧端子との間で動作し、
    前記ローサイドスイッチ用パワー半導体素子と、ローサイドスイッチ用制御回路が、前記ローサイドスイッチ用パワー半導体素子のソース端子の電圧に対し予め定めた第1電圧正方向または負方向に離れたまたは前記ソース端子の電圧と等しい高圧側電圧端子と第2電圧負方向に離れた低圧側電圧端子との間で動作し、
    前記ハイサイドスイッチ用制御回路への駆動信号を、前記基準電圧端子と正の電圧端子との間の信号レベルから、前記ローサイドスイッチ用制御回路の制御信号レベルにレベルシフトして伝達することを特徴とする半導体回路。
  17. 請求項1から請求項16の何れかにおいて、前記パワー半導体素子がバンドギャップが2.0eV以上の半導体基板を用いた電界効果トランジスタであることを特徴とする半導体回路。
JP2005185898A 2005-06-27 2005-06-27 電界効果型パワー半導体素子を用いた半導体回路 Expired - Fee Related JP4600180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005185898A JP4600180B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 電界効果型パワー半導体素子を用いた半導体回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005185898A JP4600180B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 電界効果型パワー半導体素子を用いた半導体回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007006658A JP2007006658A (ja) 2007-01-11
JP4600180B2 true JP4600180B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=37691692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005185898A Expired - Fee Related JP4600180B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 電界効果型パワー半導体素子を用いた半導体回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4600180B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104778813A (zh) * 2015-03-31 2015-07-15 苏州华徕光电仪器有限公司 一种高压感应报警器

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2911736B1 (fr) * 2007-01-23 2009-03-20 Schneider Toshiba Inverter Dispositif de commande d'un interrupteur de puissance et variateur comprenant un tel dipositif.
JP5358882B2 (ja) * 2007-02-09 2013-12-04 サンケン電気株式会社 整流素子を含む複合半導体装置
JP4531075B2 (ja) * 2007-05-16 2010-08-25 株式会社日立製作所 半導体回路
US7602228B2 (en) * 2007-05-22 2009-10-13 Semisouth Laboratories, Inc. Half-bridge circuits employing normally on switches and methods of preventing unintended current flow therein
US8659275B2 (en) 2008-01-11 2014-02-25 International Rectifier Corporation Highly efficient III-nitride power conversion circuit
US8063616B2 (en) 2008-01-11 2011-11-22 International Rectifier Corporation Integrated III-nitride power converter circuit
JP4528841B2 (ja) * 2008-03-12 2010-08-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置
JP4636102B2 (ja) 2008-03-24 2011-02-23 東芝ライテック株式会社 電源装置及び照明器具
JP4687735B2 (ja) 2008-03-24 2011-05-25 東芝ライテック株式会社 電源装置及び照明器具
JP4958927B2 (ja) * 2009-02-17 2012-06-20 株式会社日立製作所 スイッチング回路及び電力変換回路
US7915944B2 (en) * 2009-04-27 2011-03-29 General Electric Company Gate drive circuitry for non-isolated gate semiconductor devices
JP2012023001A (ja) 2009-08-21 2012-02-02 Toshiba Lighting & Technology Corp 点灯回路及び照明装置
JP5334189B2 (ja) * 2009-08-26 2013-11-06 シャープ株式会社 半導体装置および電子機器
JP5641180B2 (ja) 2009-09-18 2014-12-17 東芝ライテック株式会社 Led点灯装置および照明装置
EP2320711B1 (en) 2009-11-09 2020-09-16 Toshiba Lighting & Technology Corporation LED lighting device and illuminating device
JP5648413B2 (ja) * 2009-11-09 2015-01-07 東芝ライテック株式会社 照明装置
CN104080246B (zh) * 2009-11-09 2017-04-12 东芝照明技术株式会社 点灯装置以及照明装置
JP5376249B2 (ja) * 2010-03-19 2013-12-25 東芝ライテック株式会社 点灯装置、及び照明装置
JP5516955B2 (ja) * 2010-02-10 2014-06-11 東芝ライテック株式会社 点灯装置および照明装置
CN102231926B (zh) 2010-01-27 2013-12-04 东芝照明技术株式会社 Led点灯装置以及照明装置
JP4956637B2 (ja) 2010-03-10 2012-06-20 株式会社東芝 電力変換装置及びその制御方法
JP5633789B2 (ja) 2010-05-14 2014-12-03 東芝ライテック株式会社 直流電源装置およびled照明装置
US9071130B2 (en) 2010-06-28 2015-06-30 Toshiba Lighting & Technology Corporation Switching power supply device, switching power supply circuit, and electrical equipment
JP5790918B2 (ja) 2011-03-28 2015-10-07 東芝ライテック株式会社 電源装置および照明装置
WO2012153676A1 (ja) 2011-05-10 2012-11-15 三菱電機株式会社 直流電源装置および電力変換方法
KR101946006B1 (ko) * 2012-03-14 2019-02-08 삼성전자주식회사 전력 관리 칩 및 이를 포함하는 전력 관리 장치
KR101874414B1 (ko) * 2012-04-05 2018-07-04 삼성전자주식회사 하이측 게이트 드라이버, 스위칭 칩, 및 전력 장치
EP2856647B1 (en) 2012-06-05 2016-05-25 Freescale Semiconductor, Inc. Method and apparatus for charging a bootstrap charge storage device
JP6048929B2 (ja) * 2012-11-01 2016-12-21 ローム株式会社 ゲート駆動回路、インバータ回路、電力変換装置および電気機器
JP6295514B2 (ja) 2013-03-26 2018-03-20 セイコーエプソン株式会社 スイッチングレギュレーターの制御回路、集積回路装置、スイッチングレギュレーター及び電子機器
CN106464247B (zh) * 2014-05-28 2019-07-23 夏普株式会社 驱动电路
JP6266483B2 (ja) 2014-09-19 2018-01-24 株式会社東芝 半導体装置
JP2021044415A (ja) * 2019-09-12 2021-03-18 矢崎総業株式会社 半導体装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4733104A (en) * 1985-12-06 1988-03-22 General Electric Company Integrated circuit for controlling power converter by frequency modulation and pulse width modulation
JPH04308475A (ja) * 1991-04-05 1992-10-30 Hitachi Ltd インバータ装置及びその信号レベル変換回路
JP2001309645A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Texas Instr Japan Ltd 駆動信号供給回路
JP2001345420A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Toshiba Corp 半導体装置
WO2003048790A1 (en) * 2001-12-03 2003-06-12 Sanken Electric Co., Ltd. Current detecting circuit and actuator driving apparatus

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4733104A (en) * 1985-12-06 1988-03-22 General Electric Company Integrated circuit for controlling power converter by frequency modulation and pulse width modulation
JPH04308475A (ja) * 1991-04-05 1992-10-30 Hitachi Ltd インバータ装置及びその信号レベル変換回路
JP2001309645A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Texas Instr Japan Ltd 駆動信号供給回路
JP2001345420A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Toshiba Corp 半導体装置
WO2003048790A1 (en) * 2001-12-03 2003-06-12 Sanken Electric Co., Ltd. Current detecting circuit and actuator driving apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104778813A (zh) * 2015-03-31 2015-07-15 苏州华徕光电仪器有限公司 一种高压感应报警器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007006658A (ja) 2007-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4600180B2 (ja) 電界効果型パワー半導体素子を用いた半導体回路
US9496364B2 (en) Field effect semiconductor component and methods for operating and producing it
CN101978589B (zh) 桥式电路及其元件
US8847235B2 (en) Cascoded semiconductor devices
US7782099B2 (en) Switching circuit having low threshold voltage
US5477175A (en) Off-line bootstrap startup circuit
US9007117B2 (en) Solid-state switching device having a high-voltage switching transistor and a low-voltage driver transistor
US20080191679A1 (en) High-Frequency Buck Converter that Includes a Cascode MESFET-MOSFET Power Switch
KR101438283B1 (ko) 반도체 스위치 및 전력 변환 장치
US9799643B2 (en) Gate voltage control for III-nitride transistors
US20080186004A1 (en) High-Frequency Power MESFET Boost Switching Power Supply
EP3001563B1 (en) A cascode transistor circuit
JP2007215389A (ja) パワー半導体素子とこれを用いた半導体回路
US20070131938A1 (en) Merged and Isolated Power MESFET Devices
EP4220920A1 (en) System and method for a gan-based start-up circuit
US4908551A (en) DC/AC bridge circuit
TW202015322A (zh) 降壓轉換器電路以及降壓轉換方法
KR20050107460A (ko) 온 칩 전원
US10340252B2 (en) High voltage device with multi-electrode control
JP3537061B2 (ja) 半導体装置
US10707870B2 (en) High-side driver circuit
JP5407349B2 (ja) スイッチ回路
US11489521B2 (en) Power transistor module and controlling method thereof
JP4830829B2 (ja) 絶縁ゲートトランジスタの駆動回路
JP2004173292A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees