JP4596709B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられた空気調和装置の操作部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建物の壁を貫通し熱交換器及びファン等を収納したキャビネットと、このキャビネットの室内側に突出した端部に取り付けられた前パネルとを備え、この前パネルの上部に横長の開口部を形成し、この開口部には吹出しグリルと運転操作部とを横並びに配置した空気調和装置が知られている。
【0003】
従来の構成では、上記運転操作部がキャビネット及び/又は前パネルの内側に位置する電装ボックスを備え、この電装ボックスが上記開口部のほぼ真下に配置されていた(実公平4−40110号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の空気調和装置では、建物の壁を貫通するキャビネットが、腰の高さ程度の位置に取り付けられるため、前面パネルやキャビネットの上に例えば飲料水等の入った容器等を置くおそれがある。
【0005】
ここに置かれた容器等が倒れた場合、飲料水等が操作口内に流れ込んで、電装箱内部に流れ込み、絶縁不良を起こす恐れがあった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、電装箱内に飲料水等が入らない空気調和装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、建物の壁を貫通し熱交換器及びファン等を収納したキャビネットと、このキャビネットの室内側に突出した端部に取り付けられた前パネルとを備え、この前パネルの上部に横長の開口部を形成し、この開口部には吹出しグリルと運転操作部とを横並びに配置した空気調和装置において、上記運転操作部がキャビネット及び/又は前パネルの内側に位置する電装ボックスを備え、この電装ボックスが上記開口部の室外側の端縁よりも室外側に配置されていることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記キャビネットと前パネルとの接合部のほぼ真下に前記電装ボックスが配置され、この電装ボックスが、前パネルの室外側の側縁内面に一端が固定され他端がキャビネットの底板に固定された仕切板に取り付けられ、上記接合部のほぼ真下に延在する仕切板の上部が室外側に向けて前下がりに傾斜し、電装ボックスの天板が室内側に向けて前下がりに傾斜する構成を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のものにおいて、前記電装ボックスの天板の室外側の側縁部が、上記仕切板上部の室内側の側縁部よりもわずかに室外側に位置することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【0012】
図2は、図1の空気調和装置において前パネル18及びキャビネット19を省略して示す分解斜視図である。
【0013】
これらの図1及び図2に示す空気調和装置10は、建物の壁を貫通し、腰の高さ程度の位置に設置され、室内熱交換器11、室内ファンとしてのクロスフローファン12(図3)、室外熱交換器13、室外ファンとしてのプロペラファン14、及び圧縮機15等が一体に設けられる一体型の空気調和装置である。
【0014】
上述の室内熱交換器11、クロスフローファン12、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15等は、キャビネット18の底板16上に配置されて空気調和装置本体17を構成し、この空気調和装置本体17の前方側、つまり室内熱交換器11及びクロスフローファン12の配置側が前パネル18で覆われ、この空気調和装置本体17の後方側、つまり室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15の配置側がキャビネット19により覆われて構成されている。
【0015】
また、上記キャビネット19は、角筒(スリーブ)形状に形成されており、このキャビネット19の一部が室内側に突出し(例えば室内側に約70mm突出する)、他部が建物の壁を貫通して据え付けられる。
【0016】
また、上記前パネル18は建物の室内に面し、この前パネル18の前面上部が前下がりに傾斜している。この傾斜した前パネル18の前面上部には、横長の開口部65を形成している。この開口部65には、吹出しグリル43を配設し、この吹出しグリル43からは室内へ空気を吐出する。また、この吹出しグリル43に隣接して、前パネル18の上方に回転自在に支持される操作扉70が配設されている。また、前パネル18の前面下部には、吸込グリル40が設けられている。この吸込グリル40からは建物の室内の空気を吸い込む。
【0017】
図2に示すように、上記空気調和装置本体17においては、底板16の前後方向略中央位置に仕切板20が立設されている。この仕切板20は、底板16の全幅方向に亘って延在されている。上記空気調和装置本体17は、この仕切板20により、室内熱交換器11及びクロスフローファン12等が配置された室内側室21と、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15等が配置された室外側室22とに区画されている。
【0018】
また、上記仕切板20は、室内側室21側に開口を有する箱形状に形成されている。この仕切板20は、右側面に右側板20Aを配置し、左側面には左側板20Bを配置し、室外側室22側には背面板20Cを配置している。
【0019】
また、上記仕切板20の天面の室内側室21側には、第1天面41が形成される。この第1天面41の室外側室22側の側縁には、図2及び図4に示すように、この第1天面41の側縁を切り欠いて形成した、取付孔81が長手方向に複数箇所設けられている。
【0020】
また、図1に示す上記前パネル18の上端部には、長手方向に沿って複数箇所爪部(不図示)が設けられる。この前パネル18の爪部は、上記取付孔81と同一ピッチで設定されている。
【0021】
この前パネル18の爪部が、図2に示す上記取付孔81に差し込まれ、前パネル18は仕切板20に固定される。
【0022】
従って、空気調和装置10の前方に配置された前パネル18は室内側室21を覆い、また、空気調和装置10の後方側に配置されたキャビネット19は、室外側室22の周囲を画成している。
【0023】
上記底板16の室外側室22側には、室外熱交換器13、室外ファンケーシング23、支持脚24及び圧縮機15が設置されている。
【0024】
この圧縮機15は、室外熱交換器13、減圧装置(不図示)及び室内熱交換器11に図示しない冷媒配管を用いて順次接続されており、これらにより冷凍サイクルが構成される。空気調和装置10の冷房運転時に、室外熱交換器13が凝縮器として機能し、室内熱交換器11が蒸発器として機能する。また、空気調和装置10の暖房運転時に、室外熱交換器13が蒸発器として、室内熱交換器11が凝縮器としてそれぞれ機能する。
【0025】
上記室外ファンケーシング23は、図3に示すように、室外熱交換器13に連設されると共に、内部にプロペラファン14が配設される。このプロペラファン14は、室外駆動モータ25により回転駆動され、この室外駆動モータ25が上記支持脚24に支持される。また、上記室外側室22は、室外ファンケーシング23によって、室外ファンケーシング23内側の室外吐出室26と、室外ファンケーシング23外側の室外吸込室27とに区画される。
【0026】
上記プロペラファン14の回転により、外気は、図3の矢印Aに示すように、室外熱交換器13両側の室外吸込口28から室外吸込室27内へ吸い込まれ、室外ファンケーシング23のファン用オリフィス29を経て室外吐出室26内へ吐出され、室外熱交換器13を通って室外吐出口30から室外へ吐出される。上記室外熱交換器13は、空気調和装置10の冷房運転時に外気へ熱を放出し、また、暖房運転時に外気から熱を取り込む。
【0027】
一方、上記底板16の室内側室21側には、ドレンパン33が設置され、このドレンパン33に室内熱交換器11が載置される。
【0028】
また、上記仕切板20内には、区画板20Dが設けられ、この区画板20Dによって仕切板20内部が分割されている。上記仕切板20内の左側面側には、室内ファンケーシング34が配置される。この室内ファンケーシング34は、上記仕切板20の第1天面41から湾曲してドレンパン33に到っている。
【0029】
上記室内ファンケーシング34は、室内側室21側に室内循環室36と外気導入室37とを形成する。さらに、室内側室21には、室内循環室36及び外気導入室37に隣接して、電装室46(図2)が形成される。
【0030】
上記室内循環室36内には、室内熱交換器11、クロスフローファン12、電気ヒータ55が配置される。この電気ヒータ55は、上記室内ファンケーシング34の下端部に、室内熱交換器11に隣接して設置される。また、湾曲する室内ファンケーシング34の内側には、クロスフローファン12が配置される。このクロスフローファン12は、図4に示す室内駆動モータ35により回転駆動される。この室内駆動モータ35が上記仕切板20の区画板20Dに支持されている。また、クロスフローファン12が仕切板20の左側板20Bと区画板20Dとに支持されている。
【0031】
さらに、この室内循環室36内には、エアフィルタ38及びスタビライザ39が配置される。エアフィルタ38は、図1に示す前パネル18に形成された吸込グリル40と室内熱交換器11との間に設置される。また、スタビライザ39は、室内熱交換器11の上方に設置されてクロスフローファン12方向へ膨出して設けられる。このスタビライザ39により、室内循環室36内の空気がクロスフローファン12に良好に吸い込まれ、クロスフローファン12から良好に吐出される。
【0032】
クロスフローファン12の回転により、図3の矢印Bに示すように、建物の室内の空気が吸込グリル40から室内側室21の室内循環室36内に取り込まれ、この空気は、エアフィルタ38、室内熱交換器11、電気ヒータ55を順次経てクロスフローファン12に吸い込まれ、このクロスフローファン12により吐出されて、吹出しグリル43から室内へ吹き出される。上記室内熱交換器11は、空気調和装置10の冷房運転時に、室内循環室36内に取り込まれた室内空気を冷却して室内を冷房し、また、暖房運転時に上記室内空気を加熱して室内を暖房する。
【0033】
上記外気導入室37は、室外側室22を経て室内側室21の室内循環室36内へ外気を取り込み、建物の室内へ新鮮な空気を供給可能とする換気装置47を構成する一構成要素である。この換気装置47は、上記外気導入室37の他、換気開口48、換気シャッタ49及び換気通気部50Aを有して構成される。
【0034】
上記箱形状の仕切板20の天面には、上記第1天面41に連設して第2天面42が形成されている。この第2天面42は、上記第1天面41よりも室外側室22側に、第1天面41より下段位置に配置している。
【0035】
また、この第2天面42の外気導入室37側には、図4に示すように、第2天面42の長手方向に、上記換気開口48が複数個、同一ピッチで並設されている。また、上記第2天面42の外気導入室37側には、多数の細穴51を備えた上記換気シャッタ49が載置される。これらの細穴51は群毎にまとめられ、これら複数の細穴群51Aが、換気シャッタ49の長手方向に同一ピッチで配置されている。この細穴群51Aのピッチは、第2天面42の換気開口48のピッチと略同一に設定されている。上記第2天面42の電装室46側には、上記外気導入室37側に配設された換気開口48は配設されず、平滑面を有している。
【0036】
また、換気シャッタ49には両端部に、換気シャッタ49の長手方向に延びる長孔52が形成される。換気シャッタ49は、この長孔52を貫通するビス53によって、仕切板20の第2天面42に、この第2天面42及び換気シャッタ49の長手方向にスライド自在に取り付けられる。
【0037】
換気シャッタ49のスライドにより、換気開口48の開度が任意の位置に調整され、この換気開口48の開操作により、図3の矢印Cに示すように、室外側室22内に流入した外気がキャビネット19に案内されて、換気シャッタ49の細穴51及び第2天面42の換気開口48を通り、外気導入室37内に導入される。
【0038】
また、上記仕切板20の第2天面42は、上記室外側室22側へ向かって前下がりに傾斜している。これにより、上記換気開口48が室外側室22側へ向かって下方に傾斜して構成されるから、第2天面42とキャビネット19との間の外気の流動面積が、第2天面42が水平の場合に比べて拡大される。
【0039】
なお、図2及び図4に示すように、換気シャッタ49には、一端部に操作レバー54が一体に結合されている。この操作レバー54は、室内熱交換器11側へ延在して配設される。この操作レバー54は、前パネル18の取り外し時等に操作可能とされ、この操作レバー54を水平方向に操作することによって、上記換気シャッタ49がワイヤ等を介することなく直接スライドされ、換気開口48の開度が任意に調整可能とされる。ここで、図2及び図4に示す換気シャッタ49の細穴51は、上記換気開口48の開口面積に比べて著しく小さな穴径に形成されるのが望ましい。この場合、この細穴51がエアフィルタの機能を果たし、例えば虫等の侵入を防止することができる。
【0040】
前記換気通気部50Aは、室内ファンケーシング34の下部に切り起こし処理等により複数の通気口50が並設されて、鎧戸形状に形成されている。この換気通気部50Aは、仕切板20のドレン開口44に対応する位置を除いて、室内ファンケーシング34の長手方向に複数設けられる。
【0041】
クロスフローファン12の回転時には、図3の矢印Cに示すように、換気シャッタ49の細穴51及び第2天面42の換気開口48を経て外気導入室37内に外気が導入され、湾曲形状の室内ファンケーシング34の外側を通って下方へ流動し、複数の換気通気部50Aの通気口50を経て室内循環室36内へ導かれる。この室内循環室36内に導かれた外気は、室内熱交換器11により空気調和された室内空気と混合して、図3の矢印Bに示すように、前パネル18の吹出しグリル43から建物の室内へ吐出する。従って、建物の室内に新鮮な空気が供給される。
【0042】
図2に示すように、上記電装室46には、運転操作部71が配設される。この運転操作部71は、操作ボックス72と、電装ボックス77とを有し構成される。
【0043】
上記操作ボックス72は、図6に示すように、裏面及び底面が開口した箱形状を有している。正面には四角形状の板72Aを配置し、右側面には板72B、左側面には72Cを配置している。これら板72B、72Cは台形形状を有し、台形の傾斜辺が正面側に前下がりに向いて配置されている。また、これら板72B,72Cの裏面側の下部には、矩形形状の切り欠きが設けられている。
【0044】
上面には、中央に二箇所孔72Fが配設された上面板72Dを配置している。この板72Dの正面側の辺は、上記正面に配置した板72Aの上辺に取付られている。上記板72Dの右辺は板72Bの傾斜辺に取付られ、上記72Dの左辺は上記板72Cの傾斜辺に取付られている。また、上面の板72Dの裏面側の辺には、上面の上方に延出する爪部72Eが設けられている。この爪部72Eは上記板72Dを底面に対し垂直方向折り曲げ形成している。
【0045】
上記電装ボックス77は、この正面上部が上記操作ボックス72の板72B、72Cの裏面側の辺の一部に固定されている。この電装ボックス77の正面には、基板取付板77Aを配置し、この基板取付板77Aの右側縁が裏面側に向かって折り曲げて、補強している。
【0046】
上記電装ボックス77は、この基板取付板77Aを支持する支持板77B,77C,77Dとから構成されている。
【0047】
底面には、四角形状の底板77Cが配設される。この底板77Cは、上記基板取付板77Aの下辺に、板77Aに対し垂直に取付られている。また、上記底板77Cの裏面側縁は折り曲げて、補強している。
【0048】
左側面には支持板77Bが配設される。この支持板77Bの正面側の辺が基板取付板77Aの左辺に取付られ、この支持板77Bの底面側の辺が底板77Cの左辺に取付られる。また、この支持板77Bには、正面側上部に裏面側から正面側に前下りに傾く傾斜部を有している。
【0049】
上面には、天板77Dが配置されている。この天板77Dは、四角形状を有し、正面側の辺及び裏面側の辺が基板取付板77Aの上辺よりも若干短く、右辺及び左辺が上記左側面の支持板77Bの傾斜部の辺長さに等しく形成されている。この天板77Dの正面側の辺が基板取付板77Aの上辺に取付られ、この天板77Dの左辺が上記支持板77Bの傾斜辺に取り付けられている。従って、上記電装ボックス77の上面は、正面側に前下りに傾斜する傾斜面が形成し、裏面側に開口部が形成している。
【0050】
これら操作ボックス72と電装ボックス77とが、図2及び図5に示すように、上記室内側室21の前方から電装室46内に挿入されて、上記仕切板20に取付けられる。図5は、運転操作部71を本体正面に対し右側面からみた縦断面図である。
【0051】
上記操作ボックス72は、図5に示すように、前パネル18の操作扉70のほぼ真下に配置される。上記操作ボックス72は、上記電装ボックス72の爪部72Eが上記仕切板20の第1天面41の側縁部41Aの裏側に差し込まれ、この第1天面側部41Aと上記爪部72Eとがビス止めして固定されている。
【0052】
これにより、上記仕切板20の上面と上記第1天面41との接合部に隙間が無くなるから、この接合部から第1天面41の内側に飲料水等が侵入することを防止できる。
【0053】
また、上記操作ボックス72の内側には、第1基板76が設けられている。この第1基板76は、上記操作ボックス72の上面板72Dの内側に、上面板72Dの面に沿って平行に取付られている。
【0054】
上記操作ボックス72の上面板72Dには、図2に示すように、操作パネル73、運転スイッチ74が取り付けられる。この操作パネル73の表面のほぼ中央には、孔73A,73Bが設けられており、これら孔73A,73Bは上記操作ボックス72の上面板72Dの孔72Fに重なる。上記孔73Aの周囲には温度調節用の目盛りが表記され、上記孔73Bの周囲には風量調節用の目盛りが表記されている。そして、運転スイッチ74が、上記上面板72Dの孔72F及び上記操作パネル73の孔73A,73Bを貫通して、上記操作ボックス72の第1基板76に取付られる。
【0055】
なお、上記操作ボックス72の上面板72Dの孔72F周辺には、シール(不図示)が貼付されている。このシールは、上記操作パネル73或いは運転スイッチ74に飲料水等がかかった場合、飲料水等が上記操作パネル73或いは運転スイッチ74から、上記操作パネル73の孔73A,73B及び上記操作ボックス72の孔72Fを介して、上記操作ボックス72の内側に侵入するのを防止する。
【0056】
本実施の形態では、上記電装ボックス77が上記仕切板20内に埋設され、この電装ボックス77が上記仕切板20の右側板20Aの内側に配置される。そして、上記電装ボックス77の右側縁が上記右側板20Aの室内側室21側の側縁に重ねられて、複数箇所ネジ止めして固定される。
【0057】
また、図5に示すように、上記電装ボックス77の内側には、第2基板78が設けられる。この第2基板78は、上記電装ボックス77の底板77Cと天板77Dとの間に配置し、上記基板取付板77Aに平行に、上記基板取付板77Aより室外側室22側に例えば約5mm浮かした状態で取り付けられている。
【0058】
これにより、飲料水等が上記電装ボックス77内部に侵入した場合、基板取付板77Aの内側の面を伝わり、底板77Cの内側に流れるから、上記第2基板78に飲料水等がかかることはない。従って、電装部品の保護が図られる。
【0059】
以上のように構成されたことから本実施の形態では、上記電装ボックス77が上記仕切板20内に配設され、上記前パネル18の開口部65の室外側室22側の側縁より室外側室22側に位置する。また、上記前パネル18とキャビネット19との接合部80のほぼ真下には、上記仕切板20の第2天面42が位置する。
【0060】
上記前面パネル18やキャビネット19の上に例えば飲料水等の入った容器等が置かれ、ここに置かれた容器等が倒れて、容器等内の飲料水等が前パネル18の開口部65に配設された操作扉70にかかり、この操作扉70の縁から、操作扉70の内側に侵入する場合には、上記操作ボックス72及び操作パネル73の上面に滴下し、この滴下水が、図5中矢印Dに示すように、上記操作ボックス72上面及び操作パネル73上面の傾斜方向に導かれ、上記操作ボックス72の正面を伝わり底板16に落下する。
【0061】
従って、上記電装ボックス77の内部に飲料水等が入らず、電装部品の保護が図られる効果がある。
【0062】
また、上記前面パネル18とキャビネット19との接合部のほぼ真下には、第2天面42と仕切板20の取付孔81が位置する。また、この取付孔81のほぼ真下には上記電装ボックス77の天板77Dが位置している。
【0063】
上記容器等内の飲料水等が上記前パネル18及びキャビネット19にかかり、前パネル18とキャビネット19との接合部80から、上記前パネル18及びキャビネット19の内側に侵入する場合には、図5中矢印Eに示すように、第2天面42に滴下して、この滴下水が第2天面の傾斜方向に導かれ、仕切板20の背面板20Dの室外側室22側を伝わり底板16上に流れる。
【0064】
さらに、前パネル18とキャビネット19との接合部80から侵入した飲料水等が、上記仕切板20の取付孔81から仕切板20の内側に流れこむ場合には、図5中矢印Fに示すように、上記電装ボックス77の天板77D上に滴下して、この滴下水が上記天板77Dの傾斜方向に導かれ、上記電装ボックス77の基板取付板77Aの室内側室21側を伝わり、底板16上に落下する。
【0065】
従って、上記電装ボックス77の内部に飲料水等が入らず、電装部品の保護が図られる効果がある。
【0066】
また、電装ボックス77上面の天板77Dは、上記仕切板20の第1天面の内側に位置し、上記天板77Dの室外側室22側の側縁部が上記第2天面の室内側室21側の側縁部よりも僅かに室外側室22側に位置する。
【0067】
上記前パネル18とキャビネット19との接合部80から侵入した飲料水等が上記仕切板20の取付孔81から仕切板20の内側に流れこむ場合には、上記天板77Dの室外側室22側の側縁部よりも室内側室21側に滴下する。
【0068】
従って、上記電装ボックス77の内部に飲料水等が入らず、電装部品の保護が図られると共に、上記天板77Dの長さを短くして、電装ボックス77の製造コストを低減できるという効果がある。
【0069】
また、上記電装ボックス77が仕切板20の右側面20Aの内側に取り付けられ、上記電装ボックス77の裏面と右側面とが仕切板20に覆われる。
【0070】
従って、上記電装ボックス77はほぼ全面を囲む箱形を形成して、従来のように全閉した箱形状よりも製造コストを低減できる効果がある。
【0071】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0072】
【発明の効果】
本発明では、開口部から侵入した飲料水等が電装ボックス内に入らないため、電装部品の保護が図られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【図2】本発明に係る空気調和装置の本体を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係る空気調和装置の縦断面図である。
【図4】本発明に係る空気調和装置の仕切板、クロスフローファン及び換気装置等を示す分解斜視図である。
【図5】本発明に係る空気調和装置の運転操作部を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係る空気調和装置の操作ボックス、電装ボックスを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室内熱交換器
12 クロスフローファン(室内ファン)
13 室外熱交換器
14 プロペラファン(室外ファン)
16 底板
18 前パネル
19 キャビネット
20 仕切板
21 室内側室
22 室外側室
41 第1天面
42 第2天面
65 開口部
70 操作扉
71 運転操作部
72 操作ボックス
76 第1基板
77 電装ボックス
77D 天板
78 第2基板
80 接合部

Claims (3)

  1. 建物の壁を貫通し熱交換器及びファン等を収納したキャビネットと、このキャビネットの室内側に突出した端部に取り付けられた前パネルとを備え、この前パネルの上部に横長の開口部を形成し、この開口部には吹出しグリルと運転操作部とを横並びに配置した空気調和装置において、
    上記運転操作部がキャビネット及び/又は前パネルの内側に位置する電装ボックスを備え、この電装ボックスが上記開口部の室外側の端縁よりも室外側に配置されていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 上記キャビネットと前パネルとの接合部のほぼ真下に前記電装ボックスが配置され、この電装ボックスが、前パネルの室外側の側縁内面に一端が固定され他端がキャビネットの底板に固定された仕切板に取り付けられ、上記接合部のほぼ真下に延在する仕切板の上部が室外側に向けて前下がりに傾斜し、電装ボックスの天板が室内側に向けて前下がりに傾斜する構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 上記電装ボックスの天板の室外側の側縁部が、上記仕切板上部の室内側の側縁部よりもわずかに室外側に位置することを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
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