JP4807483B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられると共に、配線を固定する配線固定構造が設けられる電装装置を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置には、圧縮機、室内ファン及び室外ファンを制御する制御基板を内蔵した電装装置が備えられている。この電装装置の制御基板には、その電源回路に、電源配線等の電気配線が接続されている。この電気配線は、電装装置の配線固定面に押え具を用いて挟持されて固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記電気配線は、供給される電力の大きさ等により線径が異なる。このため、電気配線を配線固定面との間で挟持して固定するための押え具は、電気配線の線径に応じて形状を異にする必要があり、複数種類用意しなければならない。従って、押え具の部品点数が増大して、空気調和装置のコストが上昇してしまう。
【0004】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、部品点数低減してコストダウンを実現できる空気調和装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられ、上記室内熱交換器及び上記室内ファンが配置された室内側室と、上記室外熱交換器及び上記室外ファンが配置された室外側室とが仕切板により区画され、
また、上記室内ファン及び上記室外ファン等を制御する制御基板を内蔵し、この制御基板に接続された電気配線を配線固定面に、押え具を用いて固定する電装装置を備えた空気調和装置において、
上記電装装置は、正面プレートを有する基板収納ケースを備え、この正面プレートの上記仕切板に対向する内側の面に上記制御基板を配置するとともに、当該正面プレートの外側の面を上記配線固定面として構成し、この配線固定面には、配線に当接可能で高さを異にする複数の当接部が形成され、
これらの当接部の一つと上記押え具とにより配線を狭持して、当該配線を上記配線固定面に固定し得るよう構成されたことを特徴とする空気調和装置
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記電装装置における配線固定面には、窪んだ形状の当接凹部と、平面形状の当接平面部と、膨出した形状の当接凸部との少なくとも2つが当接部として設けられたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項1または2に記載の発明には、次の作用がある。
【0012】
配線固定面に、配線に当接可能で高さを異にする複数の当接部(当接凹部、当接平面部、当接凸部の少なくとも2つ)が形成され、これらの当接部の一つと押え具とにより配線を狭持して、当該配線を配線固定面に固定するよう構成されたことから、配線固定面の当接部を配線の線径に応じて選択し、この選択された一つの当接部と押え部とにより配線を固定できるので、配線の線径に応じた押え部を複数種類用意する必要がない。この結果、押え部の部品点数を低減でき、コストダウンを実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【0015】
図2は、図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す分解斜視図である。
【0016】
これらの図1及び図2に示す空気調和装置10は、建物の図示しない壁を貫通して設置され、室内熱交換器11、室内ファンとしてのクロスフローファン12(図3)、室外熱交換器13、室外ファンとしてのプロペラファン14、及び圧縮機15等が一体に設けられる一体型の空気調和装置である。
【0017】
上述の室内熱交換器11、クロスフローファン12、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15等は、底板16上に配置されて空気調和装置本体17を構成し、この空気調和装置本体17の前方側(つまり室内熱交換器11及びクロスフローファン12の配置側)が前パネル18で覆われ、後方側(つまり、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15の配置側)がキャビネット19により覆われて構成される。前パネル18が、建物の室内に面して位置づけられる。また、キャビネット19は、建物の壁を貫通して据え付けられるものであり、角筒(スリーブ)形状に形成されている。
【0018】
図2乃至図4に示すように、上記空気調和装置本体17においては、底板16の前後方向略中央位置に仕切板20が立設され、この仕切板20は、底板16の全幅方向に亘って延在される。この仕切板20により、空気調和装置本体17は、室内熱交換器11及びクロスフローファン12等が配置された室内側室21と、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15等が配置された室外側室22とに区画される。従って、空気調和装置10の前方に配置された前パネル18は室内側室21を画成し、また、空気調和装置10の後方側に配置されたキャビネット19は、室外側室22の周囲を画成することになる。
【0019】
上記底板16の室外側室22側に室外熱交換器13、室外ファンケーシング23、支持脚24及び圧縮機15が設置される。
【0020】
この圧縮機15は、室外熱交換器13、減圧装置(不図示)及び室内熱交換器11に図示しない冷媒配管を用いて順次接続されており、これらにより冷凍サイクルが構成される。空気調和装置10の冷房運転時に、室外熱交換器13が凝縮器として機能し、室内熱交換器11が蒸発器として機能する。また、空気調和装置10の暖房運転時に、室外熱交換器13が蒸発器として、室内熱交換器11が凝縮器としてそれぞれ機能する。
【0021】
上記室外ファンケーシング23は、室外熱交換器13に連設されると共に、内部にプロペラファン14が配設される。このプロペラファン14は、室外駆動モータ25により回転駆動され、この室外駆動モータ25が上記支持脚24に支持される。また、上記室外側室22は、室外ファンケーシング23によって、室外ファンケーシング23内側の室外吐出室26と、室外ファンケーシング23外側の室外吸込室27とに区画される。
【0022】
上記プロペラファン14の回転により、外気は、図4の矢印Aに示すように、室外熱交換器13両側の室外吸込口28から室外吸込室27内へ吸い込まれ、室外ファンケーシング23のファン用オリフィス29を経て室外吐出室26内へ吐出され、室外熱交換器13を通って室外吐出口30から室外へ吐出される。上記室外熱交換器13は、空気調和装置10の冷房運転時に外気へ熱を放出し、また、暖房運転時に外気から熱を取り込む。
【0023】
また、プロペラファン14には、図3に示すように、各羽根の外周部に、これらの羽根を連結するスリンガリング31が固着されている。空気調和装置10の冷房運転時には、蒸発器として機能する室内熱交換器11にドレン水が発生する。このドレン水は、後述のドレンパン33に集水された後、仕切板20の下端部に形成されたドレン開口44を経て底板16の貯溜部32に貯溜される。上記スリンガリング31は、プロペラファン14の回転時に、貯溜部32に溜まったドレン水を掻き上げ、このとき凝縮器として機能する室外熱交換器13へ上記ドレン水を飛散させる。これにより、室外熱交換器13の凝縮能力が向上する。
【0024】
一方、上記底板16の室内側室21側にドレンパン33が設置され、このドレンパン33に室内熱交換器11が載置される。また、前記仕切板20は、図5に示すように、室内側室21側に開口を有する箱形状に形成され、この仕切板20内に室内ファンケーシング34が配置される。
【0025】
この室内ファンケーシング34は、図3に示すように、仕切板20の第1天面41(後述)から湾曲してドレンパン33に至り、このドレンパン33の下端部に、室内熱交換器11に隣接して電気ヒータ55が設置される。また、湾曲する室内ファンケーシング34の内側にクロスフローファン12が配置される。従って、室内ファンケーシング34は、仕切板20とクロスフローファン12との間に配置される。
【0026】
クロスフローファン12は、図4に示す室内駆動モータ35により回転駆動され、これらのクロスフローファン12及び室内駆動モータ35が仕切板20に支持される。上記室内ファンケーシング34は、図3に示すように、室内側室21側に室内循環室36と外気導入室37とを形成する。更に、室内側室21には、図4に示すように、電装装置45を収納する電装室46が形成される。
【0027】
図3に示すように、上記室内循環室36内に、室内熱交換器11、クロスフローファン12、電気ヒータ55が配置される。更に、この室内循環室36内には、エアフィルタ38及びスタビライザ39が配置される。エアフィルタ38は、前パネル18に形成された吸込グリル40と室内熱交換器11との間に設置される。また、スタビライザ39は、室内熱交換器11の上方に設置されてクロスフローファン12方向へ膨出して設けられる。このスタビライザ39により、室内循環室36内の空気が室内熱交換器11に良好に吸い込まれ、室内熱交換器11から良好に吐出される。前パネル18には、この吐出空気を建物の室内へ導く吹出グリル43が、吸込グリル40の上方に形成されている。
【0028】
クロスフローファン12の回転により、図3の矢印Bに示すように、建物の室内の空気が吸込グリル40から室内側室21の室内循環室36内に取り込まれ、この空気は、エアフィルタ38、室内熱交換器11、電気ヒータ55を順次経てクロスフローファン12に吸い込まれ、このクロスフローファン12により吐出されて、吹出グリル43から室内へ吹き出される。上記室内熱交換器11は、空気調和装置10の冷房運転時に、室内循環室36内に取り込まれた室内空気を冷却して室内を冷房し、また、暖房運転時に上記室内空気を加熱して室内を暖房する。
【0029】
上記外気導入室37は、室外側室22を経て室内側室21の室内循環室36内へ外気を取り込み、建物の室内へ新鮮な空気を供給可能とする換気装置47を構成する一構成要素である。この換気装置47は、上記外気導入室37の他、換気開口48、換気シャッタ49及び換気通気部50Aを有して構成される。
【0030】
前記箱形状の仕切板20には、第1天面41よりも下段位置に、この第1天面41に連設して第2天面42が形成される。この第2天面42は、室外側室22の周囲を画成するキャビネット19の内側に配置される。また、図4及び図5に示すように、第2天面42に上記換気開口48が、第2天面42の長手方向に複数個、同一ピッチで並設されている。
【0031】
上記第2天面42には、多数の細穴51を備えた上記換気シャッタ49が載置される。これらの細穴51は群毎にまとめられ、これら複数の細穴群51Aが、換気シャッタ49の長手方向に同一ピッチで配置される。この細穴群51Aのピッチは、第2天面42の換気開口48のピッチと略同一に設定されている。
【0032】
また、換気シャッタ49には両端部に、換気シャッタ49の長手方向に延びる長孔52が形成される。換気シャッタ49は、この長孔52を貫通するビス53によって、仕切板20の第2天面42に、この第2天面42及び換気シャッタ49の長手方向にスライド自在に取り付けられる。
【0033】
図6に示すように、換気シャッタ49のスライドにより、換気シャッタ49の細穴群51Aが換気開口48と一致した位置で換気開口48が全開操作され、細穴群51Aが換気開口48と一致しない位置で換気開口48が全閉操作される。また、換気シャッタ49のスライド位置によって、換気開口48の開度が半開、2/3開など任意の位置に調整される。この換気開口48の開操作により、図3の矢印Cに示すように、室外側室22内に流入した外気がキャビネット19に案内されて、換気シャッタ49の細穴51及び第2天面42の換気開口48を通り、外気導入室37内に導入される。
【0034】
ここで、第2天面42は、室外側室22側へ向かって下方に傾斜して構成される。これにより、第2天面42とキャビネット19との間の外気の流動面積が、第2天面42が水平の場合に比べて拡大される。また、図6に示す換気シャッタ49の細穴51は、換気開口48の開口面積に比べて著しく小さな穴径に形成される。これにより、この細穴51は、エアフィルタの機能を果たし、例えば虫等の侵入を防止する穴径に設定される。
【0035】
前記換気通気部50Aは、図5に示すように、室内ファンケーシング34の下部に切り起こし処理等により複数の通気口50が設けられて、鎧戸形状に形成されたものである。この換気通気部50Aは、仕切板20のドレン開口44に対応する位置を除いて、室内ファンケーシング34の長手方向に複数並設される。
【0036】
図3に示すように、クロスフローファン12の回転時には、室内循環室36内におけるクロスフローファン12の下方、つまり換気通気部50A近傍が負圧となる。このため、図3の矢印Cに示すように、換気シャッタ49の細穴51及び第2天面42の換気開口48を経て外気導入室37内に導入された外気は、湾曲形状の室内ファンケーシング34の外側を通って下方へ流動し、複数の換気通気部50Aの通気口50を経て室内循環室36内へ導かれる。この室内循環室36内に導かれた外気は、室内熱交換器11により空気調和された室内空気と混合して、図3の矢印Bに示すように、前パネル18の吹出グリル43から建物の室内へ導入され、この室内に新鮮な空気が供給される。
【0037】
また、図5に示すように、換気シャッタ49には、一端部に操作レバー54が一体に結合されている。この操作レバー54は、図2及び図6に示すように、室内熱交換器11側へ延在して配設され、前パネル18の取り外し時等に操作可能とされる。この操作レバー54を水平方向に操作することによって、換気シャッタ49がワイヤ等を介することなく直接スライドされ、換気開口48の開度を全開または全閉操作する他、半開操作等のように換気開口48の開度が任意に調整可能とされる。
【0038】
ところで、図2及び図4に示す電装装置45は、図7に示すように、制御基板56が内側に配置されて内蔵された基板収納ケース57と、温度や風量調整用の操作つまみが設置される操作つまみボックス58と、制御基板56に接続された電気配線60(図8、図9)を固定する配線固定構造59と、を有して構成される。
【0039】
上記操作つまみボックス58は、基板収納ケース57の上部に固着される。この操作つまみボックス58に、図2に示す冷暖温度調整つまみ61及び冷暖風量調整つまみ62が設置される。これらの冷暖温度調整つまみ61及び冷暖風量調整つまみ62は、前パネル18の操作扉63を開くことにより目視可能とされる。
【0040】
図7に示す制御基板56は、トランジスタやコンデンサ等の各種電子部品が実装されたものであり、図2に示すクロスフローファン12、プロペラファン14及び圧縮機15等を、冷暖温度調整つまみ61及び冷暖風量調整つまみ62により設定された設定値に基づいて制御する。制御基板56には、その電源回路(不図示)に、電源配線等の電気配線60(図8、図9)が端子板(不図示)を介して接続されている。
【0041】
図7に示す上記配線固定構造59は、基板収納ケース57における配線固定面としての正面プレート64に、押え具65を用いて電気配線60(図8、図9)を固定するものである。この電気配線60は、制御基板56の電源回路へ供給する電力の大きさによって線径が異なったものが使用される。例えば、200Vの電力を電源回路へ供給する場合には、100Vの電力を電源回路へ供給する場合に比べて、電気配線60の線径が太くなっている。
【0042】
この電気配線60が固定される上記正面プレート64には、図7に示すように、電気配線60に当接可能で高さを異にする複数の当接部66が形成されている。この当接部66は、正面プレート64に比べて窪んだ形状の当接凹部67と、正面プレート64と面一の平面形状に形成された当接平面部68とを有して構成される。当接凹部67は、線径の太い電気配線60(図8)に対応して形成されたものであり、また、当接平面部68は、線径の細い電気配線60(図9)に対応して形成されたものである。
【0043】
上記押え具65は、図7〜図9に示すように、コ字形状の押え具本体69における両端にフランジ70及び71が一体に構成されたものであり、押え具本体69の内面に、内側に膨出した形状の押圧部75が形成されている。押え具65のフランジ70は、正面プレート64における当接凹部67、当接平面部68の一方の片側に形成された係止穴72に係合可能とされる。また、押え具65のフランジ71は、正面プレート64における当接凹部67、当接平面部68の他方の片側に形成されたねじ穴73に螺合される取付ビス74を用いて、正面プレート64に固着可能とされる。
【0044】
図8(A)に示すように、電気配線60の線径が太い場合には、正面プレート64における当接凹部67と押え具65との間に電気配線60を位置づけ、この当接凹部67の片側の係止穴72に押え具65のフランジ70を挿入して係止させ、この押え具65のフランジ71を、当接凹部67の他の片側のねじ穴73に螺合される取付ビス74を用いて正面プレート64に固着する。このようにして正面プレート64に取り付けられた押え具65によって、線径の太い電気配線60が、図8(B)に示すように、当接凹部67と押え具65の押圧部75との間に挟持された状態で、正面プレート64に固定保持される。
【0045】
また、図9(A)に示すように、電気配線60の線径が細い場合には、正面プレート64における当接平面部68と押え具65との間に電気配線60を位置づけ、この当接平面部68の片側の係止穴72に押え具65のフランジ70を挿入して係止させ、この押え具65のフランジ71を、当接平面部68の他の片側のねじ穴73に螺合される取付ビス74を用いて正面プレート64に固着する。ここのようにして正面プレート64に取り付けられた押え具65によって、線径の細い電気配線60が、図9(B)に示すように、当接平面部68と押え具65の押圧部75との間に挟持された状態で、正面プレート64に固定保持される。
【0046】
押え具65を正面プレート64に固着して取り付けたときの、押え具65の押圧部75と当接凹部67、当接平面部68のそれぞれとの寸法L、Mは、押え具65の押圧部75と当接凹部67、当接平面部68のそれぞれとにより電気配線60を挟持した時に、この電気配線60が正面プレート64から抜け落ちることがない狭持力を当該電気配線60に作用し得る値に設定される。
【0047】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果を奏する。
【0048】
電装装置45における基板収納ケース57の正面プレート64に、電気配線60に当接可能で高さを異にする複数の当接部66(つまり、当接凹部67及び当接平面部68)が形成され、これらの当接凹部67、当接平面部68の1つと押え具65とにより電気配線60を挟持して、当該電気配線60を正面プレート64に固定するよう構成されたことから、正面プレート64の当接凹部67または当接平面部68を電気配線60の線径に応じて選択し、この選択された1つの当接凹部67または当接平面部68と押え具65とにより電気配線60を固定できるので、押え具65を複数種類の電気配線60に対し共通部品化できる。この結果、電気配線60の線径に応じた押え具65を複数種類用意する必要がないので、電気配線60の部品点数を低減でき、コストダウンを実現できる。
【0049】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0050】
例えば、上記実施の形態では、電装装置45における基板収納ケース57の正面プレート64に、当接凹部67及び当接平面部68が形成されたものを述べたが、より細い線径の電気配線60を固定する場合には、正面プレート64に、この正面プレート64から膨出した形状の当接凸部を上記当接平面部68に代えて、または当接平面部68と共に形成し、この当接凸部と押え具65との間で、電気配線60を挟持して固定してもよい。
【0051】
また、上記実施の形態では、空気調和装置に適用された電送装置の場合を述べたが、食品などを冷蔵して陳列するショーケースや自動販売機などの各種機器における電送装置に、本発明を適用してもよい。
【0052】
更に、本実施の形態では、配線が電気配線の場合を述べたが、電話配線などの通信配線であってもよい。
【0053】
【発明の効果】
請求項1または2に記載の発明に係る空気調和装置によれば、部品点数を低減してコストダウンを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【図2】図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す分解斜視図である。
【図3】図1の空気調和装置の縦断面図である。
【図4】図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す平面図である。
【図5】図2の仕切板、クロスフローファン及び換気装置等を示す分解斜視図である。
【図6】図5の換気装置等を組み付けた状態を示す図4に対応した平面図である。
【図7】図2に示す電装装置の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図であり、(A)が電気配線を固定する前の断面図、(B)が電気配線を固定した状態における断面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図であり、(A)が電気配線を固定する前の断面図、(B)が電気配線を固定した状態における断面図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室内熱交換器
12 クロスフローファン(室内ファン)
13 室外熱交換器
14 プロペラファン(室外ファン)
20 仕切板
21 室内側室
22 室外側室
45 電装装置
56 制御基板
59 配線固定構造
60 電気配線(配線)
64 正面プレート(配線固定面)
65 押え具
66 当接部
67 当接凹部
68 当接平面部

Claims (2)

  1. 室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられ、上記室内熱交換器及び上記室内ファンが配置された室内側室と、上記室外熱交換器及び上記室外ファンが配置された室外側室とが仕切板により区画され、
    また、上記室内ファン及び上記室外ファン等を制御する制御基板を内蔵し、この制御基板に接続された電気配線を配線固定面に、押え具を用いて固定する電装装置を備えた空気調和装置において、
    上記電装装置は、正面プレートを有する基板収納ケースを備え、この正面プレートの上記仕切板に対向する内側の面に上記制御基板を配置するとともに、当該正面プレートの外側の面を上記配線固定面として構成し、この配線固定面には、配線に当接可能で高さを異にする複数の当接部が形成され、
    これらの当接部の一つと上記押え具とにより配線を狭持して、当該配線を上記配線固定面に固定し得るよう構成されたことを特徴とする空気調和装置
  2. 上記電装装置における配線固定面には、窪んだ形状の当接凹部と、平面形状の当接平面部と、膨出した形状の当接凸部との少なくとも2つが当接部として設けられたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置
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