JP4688370B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられた空気調和装置に係り、特にヒータの組付構造を改善した空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置には、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられ、室内熱交換器及び室内ファンが配置された室内側室と、室外熱交換器及び室外ファンが配置された室外側室とが仕切板により画成された一体型の空気調和装置がある。
【0003】
このような空気調和装置には、特開平6−2886号公報に示すように、室内熱交換器に隣接して電気ヒータが配設され、この電気ヒータにより室内空気が加熱されて、室内を暖房し得るよう構成されたものがある。上記室内熱交換器はドレンパンに載置され、この室内熱交換器にて生成されたドレン水が、上記ドレンパンにより集水される。また、電気ヒータはドレンパン上に位置づけられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記電気ヒータは、室内熱交換器の上部に設置されるスタビライザに吊り下げられた状態で組み付けられている。従って、電気ヒータの組付精度は、電気ヒータのスタビライザへの取付精度、及びこのスタビライザの室内熱交換器への取付精度に依存する。この結果、電気ヒータの組付を慎重に実施しなければならない。
【0005】
また、上述のように、電気ヒータはドレンパン上に位置づけられるが、電気ヒータの輻射熱がドレンパンに対し十分に遮られていないため、例えば発泡スチロール製のドレンパンが熱変形してしまう恐れがある。
【0006】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ヒータの組付性を向上させることができる空気調和装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、ヒータによるドレンパンの熱変形を防止できる空気調和装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられ、上記室内熱交換器及び上記室内ファンが配置された室内側室と、上記室外熱交換器及び上記室外ファンが配置された室外側室とが仕切板により区画された空気調和装置において、上記室内側室には、上記室内ファンが発生する空気の流れを案内する室内ファンケーシングが配設されるとともに、空気を加熱可能なヒータが配置され、上記室内ファンケーシングの下端部には、当該下端部を曲げ形成して上記ヒータの下端部全てを覆って収納し、その上方の横断面積を下方の横断面積に比べて拡大する案内面を有し、かつ上記室内熱交換器のドレンパン上に当該ドレンパンに対し隙間を有して設置されるヒータ下部収納部を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項1に記載の発明には、次の作用がある。
【0012】
室内ファンケーシングに、ヒータの下部を収納可能なヒータ下部収納部が形成されたことから、ヒータの組付けに際し、ヒータの位置がずれていても、このヒータの下部をヒータ下部収納部に収納させることで、ヒータの位置決めを実施でき、これにより、ヒータの組付性を向上させることができる。
【0014】
ヒータ下部収納部には、その上方の横断面積を下方の横断面積に比べて拡大する案内面が形成されたことから、ヒータの組付けに際し、ヒータの下部を上記案内面に沿って移動させることによって、このヒータの下部をヒータ下部収納部にスムーズに収納させることができる。これにより、ヒータの位置決めが迅速になされて、ヒータの組付性を向上させることができる。
【0016】
室内ファンケーシングのヒータ下部収納部が、ヒータの下端部全てを覆って収納可能に構成されたことから、このヒータからの輻射熱がヒータ下部収納部に遮られ、ドレンパンに直接伝熱されることを防止できる。このため、ドレンパンがヒータの輻射熱によって熱変形することを防止できる。
【0018】
室内ファンケーシングのヒータ下部収納部がドレンパンに対し隙間を有して設置されたことから、室内熱交換器にて発生したドレン水は、ドレンパン上を、上記隙間を通って流れることができるので、ドレン水の流れを円滑化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【0021】
図2は、図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す分解斜視図である。
【0022】
これらの図1及び図2に示す空気調和装置10は、建物の図示しない壁を貫通して設置され、室内熱交換器11、室内ファンとしてのクロスフローファン12(図3)、室外熱交換器13、室外ファンとしてのプロペラファン14、及び圧縮機15等が一体に設けられる一体型の空気調和装置である。
【0023】
上述の室内熱交換器11、クロスフローファン12、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15等は、底板16上に配置されて空気調和装置本体17を構成し、この空気調和装置本体17の前方側(つまり室内熱交換器11及びクロスフローファン12の配置側)が前パネル18で覆われ、後方側(つまり、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15の配置側)がキャビネット19により覆われて構成される。前パネル18が、建物の室内に面して位置づけられる。また、キャビネット19は、建物の壁を貫通して据え付けられるものであり、角筒(スリーブ)形状に形成されている。
【0024】
図2乃至図4に示すように、上記空気調和装置本体17においては、底板16の前後方向略中央位置に仕切板20が立設され、この仕切板20は、底板16の全幅方向に亘って延在される。この仕切板20により、空気調和装置本体17は、室内熱交換器11及びクロスフローファン12等が配置された室内側室21と、室外熱交換器13、プロペラファン14及び圧縮機15等が配置された室外側室22とに区画される。従って、空気調和装置10の前方に配置された前パネル18は室内側室21を画成し、また、空気調和装置10の後方側に配置されたキャビネット19は、室外側室22の周囲を画成することになる。
【0025】
上記底板16の室外側室22側に室外熱交換器13、室外ファンケーシング23、支持脚24及び圧縮機15が設置される。
【0026】
この圧縮機15は、室外熱交換器13、減圧装置(不図示)及び室内熱交換器11に図示しない冷媒配管を用いて順次接続されており、これらにより冷凍サイクルが構成される。空気調和装置10の冷房運転時に、室外熱交換器13が凝縮器として機能し、室内熱交換器11が蒸発器として機能する。また、空気調和装置10の暖房運転時に、室外熱交換器13が蒸発器として、室内熱交換器11が凝縮器としてそれぞれ機能する。
【0027】
上記室外ファンケーシング23は、室外熱交換器13に連設されると共に、内部にプロペラファン14が配設される。このプロペラファン14は、室外駆動モータ25により回転駆動され、この室外駆動モータ25が上記支持脚24に支持される。また、上記室外側室22は、室外ファンケーシング23によって、室外ファンケーシング23内側の室外吐出室26と、室外ファンケーシング23外側の室外吸込室27とに区画される。
【0028】
上記プロペラファン14の回転により、外気は、図4の矢印Aに示すように、室外熱交換器13両側の室外吸込口28から室外吸込室27内へ吸い込まれ、室外ファンケーシング23のファン用オリフィス29を経て室外吐出室26内へ吐出され、室外熱交換器13を通って室外吐出口30から室外へ吐出される。上記室外熱交換器13は、空気調和装置10の冷房運転時に外気へ熱を放出し、また、暖房運転時に外気から熱を取り込む。
【0029】
また、プロペラファン14には、図3に示すように、各羽根の外周部に、これらの羽根を連結するスリンガリング31が固着されている。空気調和装置10の冷房運転時には、蒸発器として機能する室内熱交換器11にドレン水が発生する。このドレン水は、後述のドレンパン33に集水された後、仕切板20の下端部に形成されたドレン開口44を経て底板16の貯溜部32に貯溜される。上記スリンガリング31は、プロペラファン14の回転時に、貯溜部32に溜まったドレン水を掻き上げ、このとき凝縮器として機能する室外熱交換器13へ上記ドレン水を飛散させる。これにより、室外熱交換器13の凝縮能力が向上する。
【0030】
一方、上記底板16の室内側室21側にドレンパン33が設置され、このドレンパン33に室内熱交換器11が載置される。また、前記仕切板20は、室内側室21側に開口を有する箱形状に形成され、この仕切板20内に室内ファンケーシング34が配置される。
【0031】
この室内ファンケーシング34は、仕切板20の第1天面41(後述)から湾曲してドレンパン33に至り、このドレンパン33の下端部に、室内熱交換器11に隣接して電気ヒータ55が設置される。また、湾曲する室内ファンケーシング34の内側にクロスフローファン12が配置される。従って、室内ファンケーシング34は、仕切板20とクロスフローファン12との間に配置される。
【0032】
クロスフローファン12は、図4に示す室内駆動モータ35により回転駆動され、これらのクロスフローファン12及び室内駆動モータ35が仕切板20に支持される。上記室内ファンケーシング34は、図3に示すように、室内側室21側に室内循環室36と外気導入室37とを形成する。更に、室内側室21には、図4に示すように、電装箱45を収納する電装室46が形成される。
【0033】
図3に示すように、上記室内循環室36内に、室内熱交換器11、クロスフローファン12、電気ヒータ55が配置される。更に、この室内循環室36内には、エアフィルタ38及びスタビライザ39が配置される。エアフィルタ38は、前パネル18に形成された吸込グリル40と室内熱交換器11との間に設置される。また、スタビライザ39は、室内熱交換器11の上方に設置されてクロスフローファン12方向へ膨出して設けられる。このスタビライザ39により、室内循環室36内の空気が室内熱交換器11に良好に吸い込まれ、室内熱交換器11から良好に吐出される。前パネル18には、この吐出空気を建物の室内へ導く吹出グリル43が、吸込グリル40の上方に形成されている。
【0034】
クロスフローファン12の回転により、図3の矢印Bに示すように、建物の室内の空気が吸込グリル40から室内側室21の室内循環室36内に取り込まれ、この空気は、エアフィルタ38、室内熱交換器11、電気ヒータ55を順次経てクロスフローファン12に吸い込まれ、このクロスフローファン12により吐出されて、吹出グリル43から室内へ吹き出される。上記室内熱交換器11は、空気調和装置10の冷房運転時に、室内循環室36内に取り込まれた室内空気を冷却して室内を冷房し、また、暖房運転時に上記室内空気を加熱して室内を暖房する。
【0035】
上記外気導入室37は、室外側室22を経て室内側室21の室内循環室36内へ外気を取り込み、建物の室内へ新鮮な空気を供給可能とする換気装置47を構成する一構成要素である。この換気装置47は、上記外気導入室37の他、換気開口48、換気シャッタ49及び換気通気部50Aを有して構成される。
【0036】
前記箱形状の仕切板20には、第1天面41よりも下段位置に、この第1天面41に連設して第2天面42が形成される。この第2天面42は、室外側室22の周囲を画成するキャビネット19の内側に配置される。また、図4及び図5に示すように、第2天面42に上記換気開口48が、第2天面42の長手方向に複数個、同一ピッチで並設されている。
【0037】
上記第2天面42には、多数の細穴51を備えた上記換気シャッタ49が載置される。これらの細穴51は群毎にまとめられ、これら複数の細穴群51Aが、換気シャッタ49の長手方向に同一ピッチで配置される。この細穴群51Aのピッチは、第2天面42の換気開口48のピッチと略同一に設定されている。
【0038】
また、換気シャッタ49には両端部に、換気シャッタ49の長手方向に延びる長孔52が形成される。換気シャッタ49は、この長孔52を貫通するビス53によって、仕切板20の第2天面42に、この第2天面42及び換気シャッタ49の長手方向にスライド自在に取り付けられる。
【0039】
図6に示すように、換気シャッタ49のスライドにより、換気シャッタ49の細穴群51Aが換気開口48と一致した位置で換気開口48が全開操作され、細穴群51Aが換気開口48と一致しない位置で換気開口48が全閉操作される。また、換気シャッタ49のスライド位置によって、換気開口48の開度が半開、2/3開など任意の位置に調整される。この換気開口48の開操作により、図3の矢印Cに示すように、室外側室22内に流入した外気がキャビネット19に案内されて、換気シャッタ49の細穴51及び第2天面42の換気開口48を通り、外気導入室37内に導入される。
【0040】
ここで、換気開口48は、室外側室22側へ向かって下方に傾斜して構成される。これにより、第2天面42とキャビネット19との間の外気の流動面積が、第2天面42が水平の場合に比べて拡大される。また、図6に示す換気シャッタ49の細穴51は、換気開口48の開口面積に比べて著しく小さな穴径に形成される。これにより、この細穴51は、エアフィルタの機能を果たし、例えば虫等の侵入を防止する穴径に設定される。
【0041】
前記換気通気部50Aは、図5に示すように、室内ファンケーシング34の下部に切り起こし処理等により複数の通気口50が設けられて、鎧戸形状に形成されたものである。この換気通気部50Aは、仕切板20のドレン開口44に対応する位置を除いて、室内ファンケーシング34の長手方向に複数並設される。
【0042】
図3に示すように、クロスフローファン12の回転時には、室内循環室36内におけるクロスフローファン12の下方、つまり換気通気部50A近傍が負圧となる。このため、図3の矢印Cに示すように、換気シャッタ49の細穴51及び第2天面42の換気開口48を経て外気導入室37内に導入された外気は、湾曲形状の室内ファンケーシング34の外側を通って下方へ流動し、複数の換気通気部50Aの通気口50を経て室内循環室36内へ導かれる。この室内循環室36内に導かれた外気は、室内熱交換器11により空気調和された室内空気と混合して、図3の矢印Bに示すように、前パネル18の吹出グリル43から建物の室内へ導入され、この室内に新鮮な空気が供給される。
【0043】
また、図5に示すように、換気シャッタ49には、一端部に操作レバー54が一体に結合されている。この操作レバー54は、図2及び図6に示すように、室内熱交換器11側へ延在して配設され、前パネル18の取り外し時等に操作可能とされる。この操作レバー54を水平方向に操作することによって、換気シャッタ49がワイヤ等を介することなく直接スライドされ、換気開口48の開度を全開または全閉操作する他、半開操作等のように換気開口48の開度が任意に調整可能とされる。
【0044】
ところで、図3に示すように、室内熱交換器11に隣接して配設された電気ヒータ55は、クロスフローファン12の回転により吸込グリル40から吸い込まれた室内空気を加熱して吹出グリル43から吹き出し、室内を暖房し得るよう構成されたものである。
【0045】
この電気ヒータ55は、図8に示すように、一または複数本のヒータ線56がヒータブラケット57及び58間に装架されて構成される。ヒータ線56への通電により、このヒータ線56がジュール熱を発生して空気を加熱する。ヒータブラケット57が取付ブラケット59を介して、仕切板20の一側面61にビス等を用いて固着される。
【0046】
ここで、上記仕切板20は、室内側室21と室外側室22とを区画する主要面60の上方に第1天面41及び第2天面42が、主要面60の一側方に一側面61が、主要面60の他側方に他側面62がそれぞれ連設され、更に、主要面60における一側面61と他側面62との間に中板面63が固着されて、略箱形状に構成される。クロスフローファン12の他端側に設けられた室内駆動モータ35が中板面63に取り付けられ、クロスフローファン12の一端側が一側面61に取り付けられて、クロスフローファン12及び室内駆動モータ35が仕切板20に支持される。
【0047】
上記電気ヒータ55は、ヒータブラケット57が、上述のように取付ブラケット59を介して仕切板20の一側面61に固着され、ヒータブラケット58が中板面63にビス等を用いて固着されて、仕切板20に支持される。この電気ヒータ55の組付状態で、当該電気ヒータ55は、図3に示すように、ドレンパン33の上方に位置づけられ、その下部、特に下端部55Aが、室内ファンケーシング34のヒータ下部収納部64に収納される。
【0048】
上記室内ファンケーシング34は、前述のように、クロスフローファン12の回転により発生する空気の流れが、吸込グリル40、エアフィルタ38、室内熱交換器11、電気ヒータ55、クロスフローファン12、吹出グリル43を順次流れるように案内する。そして、この室内ファンケーシング34のドレンパン33に至る下端部に、図3及び図5に示すように、ヒータ下部収納部64が一体に、例えば折り曲げ成形等により形成される。このヒータ下部収納部64は、電気ヒータ55の下端部55Aを全て覆う状態で収納する。これにより、電気ヒータ55にて発生したジュール熱の輻射熱がヒータ下部収納部64に遮られて、例えば発泡スチロール製のドレンパン33へ伝熱されることが防止される。
【0049】
また、電気ヒータ55のヒータブラケット57及び58における下端部は、先細り形状に形成される。従って、これらのヒータブラケット57及び58の下端部を収納するヒータ下部収納部64は、その収納横断面積が、下方に比べ上方が漸次増大するように、上方に拡開するテーパ形状の案内面65が形成されている。電気ヒータ55を上方から吊り降ろして組み付ける際に、ヒータブラケット57及び58の下端部がヒータ下部収納部64の案内面65に当接して案内され、電気ヒータ55の位置決めが迅速になされる。
【0050】
また、上記ドレンパン33には、図9に示すように、室内ファンケーシング34のヒータ下部収納部64が位置づけられる箇所に窪み部66が形成されている。この窪み部66は、ヒータ下部収納部64に対応した形状に形成される。ドレンパン33に窪み部66が形成されたことによって、電気ヒータ55が組み付けられた状態で、電気ヒータ55の下端部55Aを収納したヒータ下部収納部64とドレンパン33の窪み部66との間に隙間Tが設定される。この隙間Tの存在によって、室内熱交換器11にて生成されたドレン水が、ドレンパン33の表面に沿い隙間T内を流れることが可能となる。
【0051】
次に、電気ヒータ55の組付工程を以下に説明する。
【0052】
まず、図7に示すように、底板16にドレンパン33を載置し、このドレンパン33に室内熱交換器11を配置する。
【0053】
上述の工程と平行して、または上述の工程の前後に、図5に示すように、仕切板20内にクロスフローファン12を配設し、換気シャッタ49を取り付けて、図8に示すように仕切板ユニット67を組み立てる。次に、この仕切板ユニット67を底板16に設置する。
【0054】
その後、図3に示すように、電気ヒータ55を上方から吊り降ろし、その下端部55Aを、室内ファンケーシング34のヒータ下部収納部64における案内面65に案内させて、この電気ヒータ55を位置決めする。そして、図8に示すように、この電気ヒータ55のヒータブラケット57、58を仕切板20の一側面61、中板面63にそれぞれ固着することにより、この電気ヒータ55の組み付けを完了する。
【0055】
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼〜▲4▼を奏する。
【0056】
▲1▼室内ファンケーシング34に、電気ヒータ55の下端部55Aを収納可能なヒータ下部収納部64が形成されたことから、電気ヒータ55の組み付けに際し、この電気ヒータ55の位置ずれが生じていても、この電気ヒータ55の下端部55Aをヒータ下部収納部64に収納させることで、電気ヒータ55の位置決めを実施でき、これにより、電気ヒータ55の組付性を向上させることができる。
【0057】
▲2▼ヒータ下部収納部64には、その上方の横断面積を下方の横断面積に比べて拡大する、上方に拡開したテーパ形状の案内面65が形成されたことから、電気ヒータ55の組み付けに際し、この電気ヒータ55の下端部55Aを案内面65に沿って移動させることによって、この電気ヒータ55の下端部55Aをヒータ下部収納部64にスムーズに収納させることができる。これにより、電気ヒータ55の位置決めが迅速になされて、電気ヒータ55の組付性を向上させることができる。
【0058】
▲3▼室内ファンケーシング34のヒータ下部収納部64が、電気ヒータ55の下端部55A全てを覆って収納可能に構成されたことから、この電気ヒータ55からの輻射熱がヒータ下部収納部64に遮られ、ドレンパン33に直接伝熱されることを防止できる。このため、例えば発泡スチロール製のドレンパン33の上記窪み部66が電気ヒータ55の輻射熱によって熱変形することを防止できる。
【0059】
▲4▼ドレンパン33のヒータ下部収納部64に対応する位置に窪み部66が形成され、室内ファンケーシング34のヒータ下部収納部64が、ドレンパン33の上記窪み部66に対し隙間Tを有して設置されたことから、室内熱交換器11にて発生したドレン水は、ドレンパン33上を、上記隙間Tを通って流れることができるので、ドレン水の流れを円滑化できる。
【0060】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0061】
例えば、ドレンパン33のヒータ下部収納部64には、上方に拡開するテーパ形状の案内面65ではなく、上方に拡開する湾曲形状の案内面が形成されてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、請求項1乃至4に記載の発明に係る空気調和装置によれば、ヒータの組付性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す外観斜視図である。
【図2】図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す分解斜視図である。
【図3】図1の空気調和装置の縦断面図である。
【図4】図1の空気調和装置においてキャビネットを省略して示す平面図である。
【図5】図2の仕切板、クロスフローファン及び換気装置等を示す分解斜視図である。
【図6】図5の換気装置等を組み付けた状態を示す図4に対応した平面図である。
【図7】図2の底板にドレンパン及び室内熱交換器を組み付けた状態を示す斜視図である。
【図8】図7の底板等に仕切板ユニット及び電気ヒータを組み付ける組付状態を示す分解斜視図である。
【図9】図3の一部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室内熱交換器
12 クロスフローファン(室内ファン)
13 室外熱交換器
14 プロペラファン(室外ファン)
16 底板
20 仕切板
21 室内側室
22 室外側室
33 ドレンパン
34 室内ファンケーシング
55 電気ヒータ
55A 電気ヒータの下端部
56 ヒータ線
57、58 ヒータブラケット
64 ヒータ下部収納部
65 ヒータ下部収納部の案内面
66 ドレンパンの窪み部
T 隙間

Claims (1)

  1. 室内熱交換器、室内ファン、室外熱交換器及び室外ファンが一体に設けられ、上記室内熱交換器及び上記室内ファンが配置された室内側室と、上記室外熱交換器及び上記室外ファンが配置された室外側室とが仕切板により区画された空気調和装置において、上記室内側室には、上記室内ファンが発生する空気の流れを案内する室内ファンケーシングが配設されるとともに、空気を加熱可能なヒータが配置され、上記室内ファンケーシングの下端部には、当該下端部を曲げ形成して上記ヒータの下端部全てを覆って収納し、その上方の横断面積を下方の横断面積に比べて拡大する案内面を有し、かつ上記室内熱交換器のドレンパン上に当該ドレンパンに対し隙間を有して設置されるヒータ下部収納部を備えたことを特徴とする空気調和装置。
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