JP4586499B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置、及び、該電気光学装置を備えた、例えば液晶プロジェクタ等の電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学装置では、表示用電極及びこれを駆動するための回路部が設けられた基板と対向基板とが、液晶等の電気光学物質を挟んで対向配置されている。具体的には、これらの基板を所定間隔で対向させ、その対向面の周縁をシール材で貼り合わせることで形成された内部空間に、電気光学物質が封入されている。
表示用電極が設けられた方の基板は、平面的に見て一辺において対向基板より延在しており、この延在する部分(以下、延在部という)に、外部接続端子が設けられている。外部接続端子は、回路部等に対する信号や電源を外部入力するために、表面が外に露出している必要がある。その他、画像信号供給用の外部接続端子と接続される駆動回路もまた、通常はこの延在部に設けられるとされている。
これに対し、例えば特許文献1に記載されているように、駆動回路を内部空間に配置し、延在部には外部接続端子しか設けない装置構成を採れば、延在部の幅が短縮され、基板サイズの縮小を図ることができる。
特開平9−113906号公報
しかしながら、実際の電気光学装置は、空間部の開口から電気光学物質を封入した後、この開口を封止部材で封止することで製造され、封止部材は平面的に見て延在部にも張り出している。この封止部材の存在により、仮に延在部に外部接続端子しか設けない場合であっても延在部の幅を縮小するのには一定の限界がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、基板サイズの縮小が可能な電気光学装置、及び、そのような電気光学装置を具備してなる電子機器を提供することを課題とする。
本発明の電気光学装置は、上記課題を解決するために、所定間隔で相対向すると共に平面的に見て少なくとも一辺において一方の基板が他方の基板より延在している一対の基板と、該一対の基板間に内部空間を形成するように且つ前記一辺における所定個所に前記内部空間に通じた開口を規定するように、前記一対の基板における相対向する面の周縁を貼り合わせるシール材と、前記開口を封止する封止部材と、前記内部空間に収容された電気光学物質と、前記内部空間に面して配置されるように前記一方の基板に設けられた表示用電極と、前記表示用電極を駆動するために前記一方の基板に設けられた回路部と、前記回路部の一部と電気的に接続され、前記一方の基板のうち前記一辺において延在する延在部の前記他方の基板と対向する側の面における、前記封止部材と前記延在部の外縁との間で前記封止部材の配置領域を前記延在部の延在方向に延長させた領域以外の領域に設けられた複数の外部接続端子とを備え、前記開口及び前記封止部材は、前記一辺の中央部に設けられており、前記複数の外部接続端子は、前記一辺における前記中央部の両脇に夫々設けられる第1及び第2端子群からなり、前記第1及び第2端子群は、一端が二股に分岐してなる2つの端部を有する配線基板における該2つの端部と夫々電気的に接続されている
本発明の電気光学装置によれば、少なくとも一辺において一方の基板が他方の基板より延在している一対の基板を所定間隔で相対向させ、両基板の相対向する面の周縁をシール材で封止することで内部空間が構成されている。内部空間には、液晶等の電気光学物質が封入される。そのため、シール材は、上記一辺における所定個所に内部空間に通じた開口を規定するように配置され、開口は、電気光学物質を内部空間に注入後、封止部材により封止される。ここで、封止部材は特に限定されず、例えばモールドや嵌め込み等の各種の封止方法のいずれかに対して適用される部材であってよい。
一対の基板のうち、他方より延在する基板には、例えば、走査線、データ線等の配線や薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:以下適宜“TFT”と呼ぶ)等の電子素子、データ線駆動回路や走査線駆動回路等によって、表示用電極を駆動する回路部が構成されており、その上層側に表示用電極が形成されている。表示用電極は、電気光学物質を動作させるために、内部空間に面して配置される。
そして、この基板のうち、上記一辺において他方の基板より延在する延在部には、回路部の一部と電気的に接続される外部接続端子が設けられている。また、延在部の開口に面した部分には、封止部材の一部が張り出している。このように、外部接続端子や封止部材等の、内部空間外に設けられるべき構成要素を延在部にまとめて配置するようにすれば、内部空間に面していない領域を最小限に留め、基板サイズを縮小することができる。
延在部は、通常、上記一辺の中央に封止部材が配置され、封止部材の外縁側に外部接続端子が配置されるようにレイアウトされている。即ち、延在部の延在方向に、封止部材と外部接続端子とが並ぶように設けられる。これに対し、本発明における延在部では、外部接続端子が、封止部材と延在部の外縁との間で封止部材の配置領域を延在部の延在方向に延長させた領域以外の領域に設けられている。言い換えると、これら複数の外部接続端子と封止部材とは、上記一辺が延びる方向(即ち、延在部の延在方向と交差する方向)において相異なる領域に配置され、延在部の延在方向には並ぶことがない。
このようにレイアウトを工夫することで、延在部の延在方向における幅を短縮することができる。従って、基板サイズの縮小により、電気光学装置の省スペース化が実現可能である。また特に、基板サイズの縮小により、ウェハ一枚当たりから製造される電気光学装置の個数を増やすことができ、製造コストの低減、及び製造効率の向上に対して多大な効果を発揮する。例えば、一枚についての縮小量が1mm程度の比較的少量であっても、これが数枚から数十枚分或いは数百枚分だけ、同一ウェハ上に配列されるのであれば、同一ウェハ上に一行或いは複数行分だけ余計に電気光学装置を作り込める場合もあり得る。従って、実践上は顕著に有利となる。
或いは、本発明に係るレイアウトで外部接続端子を配置すれば、封止部材用のスペースを拡げることができる。よって、電気光学装置を小型化した場合に、相対的に封止部材用のスペースをある程度確保することができ、容易に製造可能な小型の電気光学装置を実現可能である。
本発明では特に、前記複数の外部接続端子は、前記一辺における前記中央部の両脇に夫々設けられる第1及び第2端子群からなり、前記第1及び第2端子群は、一端が二股に分岐してなる2つの端部を有する配線基板における該2つの端部と夫々電気的に接続されてい
よって、2つの端子群が共に二股の配線基板に共通に接続されることで、部材点数を減らすことができ、コスト的に有利である。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記回路部は、一部において前記複数の外部接続端子のうち画像信号を供給する端子と電気的に接続されると共に、少なくとも他部が前記一方の基板における前記他方の基板に対向する領域に設けられた、前記画像信号の供給を受けて駆動される駆動回路を含む。
この態様によれば、外部接続端子から画像信号の供給を受けて駆動される駆動回路(所謂、データ線駆動回路)の全部又は一部は、延在する基板における他方の基板に対向する領域に設けられている。
データ線駆動回路は一般に、上記一辺に沿って延在するように設けられ、画像信号入力のために、両端において多数の外部接続端子と配線を介して接続される。よって、周辺に多数の配線を引き回すスペースが必要とされることなどから、駆動回路は、外部接続端子と共に、空間的制約の少ない延在部に設けられることが多い。但し、その場合は、延在部の幅が、駆動回路のサイズ形状等に応じて拡張されることになる。
これに対し、本態様では、データ線駆動回路のうち、少なくとも、画像信号供給用の外部接続端子と電気的に接続された部分以外の部分が延在部からはずれるようにしたので、その分だけ延在部の幅が短縮され、電気光学装置の一層の省スペース化又は小型化が可能となる。
この駆動回路を上記一方の基板における他方の基板に対向する領域に設ける態様では、前記駆動回路は、少なくとも部分的に前記一方の基板における前記シール材が配置された領域に設けられていてもよい。
この場合、駆動回路の全部又は一部が、一対の基板が対向した領域のうち、シール材が配置された領域内に設けられる。即ち、駆動回路のうちシール材と同一領域に設けられた部分は、上記一方の基板のうち内部空間に面した領域と延在部との間に存在する。その分だけ、基板から駆動回路用のスペースを省くことができ、延在部の幅をより短縮することが可能である。
或いは、前記駆動回路は、少なくとも部分的に前記一方の基板における前記内部空間に面する領域に設けられていてもよい。
この場合、回路部の一部又は前部が、内部空間に面する領域内に設けられる。シール材は本来、内部空間を規定するために必要とされ、省スペース化という観点からは、シール材が配置される領域は狭い方が好ましい。そこで、延在部がシール材の配置領域に収まりきれない場合や内部空間に面する領域に空きスペースを確保できる場合等に、駆動回路用のスペースを内部空間に面する領域までずらせば、延在部の幅を更に短縮することが可能である。
本発明の電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様を含む)を備える。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の電気光学装置を備えるので、省スペース化或いは小型化された、投射型表示装置、液晶テレビ、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。また、本発明の電子機器として、例えば電子ペーパなどの電気泳動装置等も実現可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1:電気光学装置の実施形態>
図1から図10を参照して、本発明の電気光学装置に係る実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明の電気光学装置を液晶装置に適用したものである。
<1−1:第1実施形態>
先ず、図1から図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る液晶装置について説明する。図1は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図であり、図2は、図1のI−I’線断面を示している。図3は、本実施形態に係る液晶装置の比較例を示している。図4は、本実施形態に係る液晶装置を収容した実装ケースの構成を示している。
図1及び図2において、液晶装置100では、TFTアレイ基板10に対向基板20を所定間隔で対向させ、両基板の相対向する面の周縁をシール材52aで貼り合わせることによって、内部空間が形成されている。TFTアレイ基板10には、平面的に見て対向基板20より延在する延在部201が存在し、シール材52aは、この延在部201が延在する辺における所定箇所(ここでは、この辺の両端)に対して、内部空間に通じる開口を規定している。そして、開口から内部空間に注入された液晶によって液晶層50が構成され、開口は、封止モールド材151a及び151bによって夫々、封止されている。シール材52aの内縁に沿って設けられた額縁遮光膜53は、画像が表示される画像表示領域10aを規定している。
この液晶装置100は駆動回路内蔵型であり、TFTアクティブマトリクス駆動方式が採用されている。よって、TFTアレイ基板10の対向面(図2中、上面)のうち、画像表示領域10aには、画素スイッチング用TFTや走査線、データ線等の配線の上層に、本発明の「表示用電極」の一例たる画素電極9aが設けられている。そして、画素電極9aの直上に配向膜16が形成されている。対向基板20の対向面(図2中、下面)には、ストライプ状の遮光膜23を介して対向電極21が形成されており、その上層に配向膜22が形成されている。また、対向基板20の角部の少なくとも1箇所(ここでは4箇所全部)には、TFTアレイ基板10との間を電気的に導通させる上下導通端子106が設けられている。液晶層50の液晶の配向状態は、画素電極9aと対向電極21との間に印加される電界に応じて変化するが、電界が印加されていない状態では、配向膜16及び配向膜22によって規定される初期配向をとる。
TFTアレイ基板10の対向面のうち、額縁遮光膜53の形成領域には、走査線を駆動する走査線駆動回路104と配線105とが設けられている。図1において、走査線駆動回路104は、額縁遮光膜53の左右の辺に一つずつ設けられ、配線105は、これら2つの走査線駆動回路104の相互間を接続すべく、額縁遮光膜53の上辺に引き回されている。
TFTアレイ基板10の延在部201には、本発明の「駆動回路」の一具体例として、データ線を駆動するデータ線駆動回路101aが、図1において、シール材52aの下辺に沿って配置されている。但し、平面的に見て、データ線駆動回路101aの上半分は、シール材52aと重なるように設けられている。また、その下半分には、両端に封止モールド材151a及び151bの開口からはみ出した部分が夫々重なっている。
尚、本実施形態においては、TFT等の電子素子や走査線、データ線等の配線、走査線駆動回路104やデータ線駆動回路101aを含んだTFTアレイ基板10上の回路全般が、本発明の「回路部」の具体例に対応している。また、延在部201には、データ線駆動回路101に加えて、複数のデータ線に画像信号を所定のタイミングで印加するサンプリング回路、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の液晶装置100の品質、欠陥等を検査するための検査回路等が形成されていてもよい。
更に、本実施形態では、延在部201における封止モールド材151aの外縁側の領域Raと、封止モールド材151bの外縁側の領域Rbとの間の領域Rcに、多数の外部接続端子102aが設けられている。ここで、領域Ra及びRbが、本発明における「封止部材と延在部の外縁との間で封止部材の配置領域を延在部の延在方向に延長させた領域」の一具体例に対応している。尚、延在部201の「延在方向」は、図1に示した矢印Yの方向である。
これら外部接続端子102aは、FPC110を介して接続された外部回路から液晶装置100内に、電源や信号を供給するために設けられており、液晶装置100内では、配線103aを介して走査線駆動回路104やデータ線駆動回路101a等の駆動回路と適宜に接続されている。液晶装置100では、供給された信号に応じて画素電極9aが駆動され、画像が表示される。ここでデータ線駆動回路101aは、延在部201側の両端において、配線103aを介して複数の外部接続端子102aと接続されている。
図3に示したように、本実施形態の比較例に係る液晶装置においては、封止モールド材150が配置される領域Ra’と外部接続端子102が配置される領域Rc’とは、延在部200の延在方向において互いに重なり合っている。外部接続端子102は、FPC110と接続されなければならないので、その上に封止モールド材150が重なるのを防ぐために、ある程度、封止モールド材150から離しておく必要がある。結果的に、延在部200は所定の幅L0を有し、データ線駆動回路101全体を配置できるだけのスペースが生じる。
これに対し、本実施形態の液晶装置100では、以上に説明したように、外部接続端子102aと封止モールド材151a及び151bとが、延在部201の延在方向において相異なる領域に配置されているので、外部接続端子102aは封止モールド材151a及び151bに対して間隔をとらずに済む。更に、図1において、データ線駆動回路101aの上半分をシール材52aが配置される領域に設けることで、外部接続端子102aの位置を上側に押し上げることができる。その結果、延在部201の幅L11は、比較例における延在部200の幅L0よりも短縮できる。
従って、本実施形態における液晶装置100は省スペース化が可能であり、これを適用する電子機器に高い設計自由度を与えることができる。また、ウェハ一枚当たりから製造される液晶装置の個数を増やすことができ、製造効率の向上及び製造コスト低減に対して大きな効果を発揮する。即ち、1つの液晶装置100における延在部201の縮小幅は、たとえ僅かであっても、ウェハ上には通常、上記TFTアレイ基板10に対応する領域が数百ないし数千単位で形成され、更にそのようなウェハが多数生産されることから、製造上、極めて有効である。
更に、ここでは、図1におけるシール材52aないし対向基板20の下辺において、開口及び封止モールド材150a及び150bの夫々を両端部に配置し、外部接続端子102aを中央部に配置するようにしたので、配線103aは、中央部から左右に分かれて引き回しても左右で配線長をほぼ等しくすることができ、左右における信号遅延等の不具合が生じずに済む。また、開口が左右両端に規定されていることから、内部空間に液晶を効率よく且つ均一に注入することができる。
また、図4において、液晶装置100を収容する実装ケース300では、FPC110が延在部201側の辺の中央に設けられた開口301から引き出されることから、その両端にねじ等の固定部材を配設する穴部302を形成することができる。即ち、本実施形態における液晶装置100は、外部接続端子102aが中央部に配置されることで、実装ケース300により、平面的に見て対称な固定点で固定することができる。また、開口301が設けられた辺と対向する辺の両端にも穴部302を設ければ、実装ケースは、平面的に見て四辺形の頂点の位置で4点固定することができる。よって、上記の作用及び効果に加え、液晶装置100を位置ずれなく安定して取り付けることが可能である。
<1−2:変形例>
次に、図5から図8を参照して、第1実施形態の変形例に係る液晶装置について説明する。図5ないし図8は夫々、第1実施形態の変形例に係る液晶装置の構成を表している。
<1−2−1:第1変形例>
上記液晶装置100は、各種の変形が可能である。例えば、液晶装置100では、図1におけるシール材52aないし対向基板20の下辺に、開口及び封止モールド材150a及び150bの夫々を両端部に配置するようにしたが、いずれか一端側にのみ開口及び封止モールド材を設けるようにしてもよい。図5に示した第1変形例では、シール材52aaは対向基板20の下辺における左端側の開口のみ規定するように配置されており、これを、封止モールド材150aが封止している。この場合においても、延在部201aの幅L12は、比較例のような通常の場合に比べて短縮できる。
<1−2−2:第2変形例>
また、液晶装置100では、封止モールド材150a及び150bと外部接続端子102aとは共に左右対称に配置されているが、図6に示した第2変形例では、対向基板20の下辺における左側には、シール材52abが規定する開口及び封止モールド材152が配置され、右側には外部接続端子102bが配置されている。封止モールド材や外部接続端子は、このように対向基板20の下辺に対して左右非対称に配置されている場合でも、延在部の延在方向において相異なる領域に配置されていることに変わりはなく、延在部201bの幅L13は、比較例のような通常の場合に比べて短縮できる。
<1−2−3:第3変形例>
また、液晶装置100では、データ線駆動回路101aはシール材52aが配置される領域と延在部201とに跨る領域に設けられているが、データ線駆動回路を更に上方にずらすことで、外部接続端子と封止モールド材との集積度を高め、延在部の幅をより狭めることができる。
図7に示した第3変形例では、データ線駆動回路101bは、TFTアレイ基板10の内部空間に面する領域(即ち、シール材52aの内側の領域)からシール材52aが配置される領域、延在部201cにわたって設けられている。この場合、TFTアレイ基板10上にデータ線駆動回路101bを配置するスペースを十分取りつつも、その延在部201cにおけるスペースは容易に縮小することができる。そのため、外部接続端子102aaと封止モールド材151a及び151bとの集積度を高めれば、延在部201cの幅L14はより短縮され、製造コスト削減等に一層の効果を上げることができる。
<1−2−4:第4変形例>
或いは、図8に示した第4変形例では、データ線駆動回路101cが、シール材52aの内側の領域とシール材52aが配置される領域とにわたって設けられている。この場合、延在部201dからデータ線駆動回路101cが除かれているので、外部接続端子102abと封止モールド材151a及び151bとの集積度を更に高めれば、延在部201dの幅L15は大幅に短縮される。よって、製造コスト削減等に対して一層の効果を上げることができる。
以上のような変形例においても、延在部の幅を短縮することで液晶装置の省スペース化が可能であり、製造効率の向上及び製造コスト低減に対して大きな効果が発揮される。尚、データ線駆動回路自体の大きさを縮小できる場合や、シール材52aの内側に十分スペースを空けることができる場合には、データ線駆動回路全体をシール材52aの内側に設けるようにしてもよい。
<1−3:第2実施形態>
次に、図9を参照して、第2実施形態に係る液晶装置について説明する。図9は、本実施形態に係る液晶装置の構成を示している。尚、本実施形態の液晶装置100Aは、延在部内のレイアウトが異なることを除けば、液晶装置100と同様に構成されていることから、液晶装置100と同様の構成要素については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
図9において、液晶装置100Aでは、シール材52bは対向基板20の下辺の中央部に1つの開口を規定するように配置されており、開口は封止モールド材153により封止されている。そして、延在部202における封止モールド材153に対する外縁側の領域R1の両脇の領域R2及びR3の夫々に、多数の外部接続端子102c及び102dが設けられている。
このように本実施形態においても、封止モールド材153や外部接続端子102c及び102dは、延在部202の延在方向において相異なる領域に配置されているので、延在部202の幅L21は、上記比較例のような通常の場合に比べて短縮できる。よって、このような構成でも液晶装置の省スペース化が可能であり、製造効率の向上及び製造コスト低減に対して大きな効果を発揮する。
また、外部接続端子を左右の領域R2及びR3に分けて配置するようにしたので、外部接続端子102c及び102dに接続される引き出し用の配線103bの配線長が短縮される。外部接続端子102c及び102dは左右対称に配置されているので、配線長の差も殆ど生じずに済む。
更に、ここでは、外部接続端子102cにはFPC111aが、外部接続端子102dにはFPC111bが夫々接続されている。このように外部接続端子102cと外部接続端子102dとが、夫々独立したFPC111a及び111bに接続されることで、例えば二股のFPCと接続される場合と比べて、FPC側の配線長の増加を抑えることができ、信号遅延やノイズの影響を受け難くすることできる。
また、第2実施形態では、外部接続端子102c及び102dに、互いに独立した2つのFPC111a及び111bを接続するようにしたが、それ以外にも、例えば図10に示したように、二股に分かれたFPC112を用いてもよい。この場合には、外部接続端子102c及び102dがFPC112に共通に接続されることで、部材点数を減らすことができ、コスト的に有利である。
尚、以上説明した第2実施形態についても、上記第1実施形態に対する各種変形と同様の変形実施が可能である。
<2:電子機器>
次に、図11を参照して、以上に説明した液晶装置を電子機器に適用する場合について説明する。ここでは、本発明に係る電子機器の一例として、上述の液晶装置をライトバルブとして用いたプロジェクタについて説明する。図11は、このプロジェクタの構成例を示している。
図11において、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド内に配置された4枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶装置100R、100B及び100Gに入射される。液晶装置100R、100B及び100Gの構成は上述した液晶装置と同等であり、夫々において画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号が変調される。液晶装置100R、100B及び100Gによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。これにより各色の画像が合成され、投射レンズ1114を介して、スクリーン1120等にカラー画像が投写される。
尚、本発明の電気光学装置は、上述の液晶装置以外に、例えば有機EL装置、電子ペーパ等の電気泳動装置、電子放出素子を利用した表示装置(Field Emission Display及びSurface-Conduction Electron-Emitter Display)等の各種装置として実現可能である。
また、このような本発明の電気光学装置は、先に説明したプロジェクタ以外にも、テレビジョン受像機や、ビューファインダ型或いはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の、各種の電子機器に対して適用可能である。
本発明は、上述した実施形態及び実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置及びこれを備えた電子機器もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図である。 図1に示した液晶装置のI−I’線における断面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の比較例を示す平面図である。 第1実施形態に係る液晶装置を収容する実装ケースの構成を示す平面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の変形例を示す平面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の変形例を示す平面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の変形例を示す平面図である。 第1実施形態に係る液晶装置の変形例を示す平面図である。 第2実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図である。 第2実施形態に係る液晶装置の変形例を示す平面図である。 本発明の電子機器の実施形態に係る液晶プロジェクタの構成を表す断面図である。
符号の説明
10…TFTアレイ基板、9a…画素電極、10a…画像表示領域、20…対向基板、21…対向電極、50…液晶層、52、52a、52aa、52ab、52b…シール材、53…額縁遮光膜、101、101a〜101c…データ線駆動回路、102、102a〜102d…外部接続端子、103a、103b…配線、104…走査線駆動回路、105…配線、106…上下導通端子、110〜112…フレキシブルプリント回路(FPC)、200〜202…延在部、150〜153…封止モールド材、L0、L11〜L15、L21…(延在部の)幅。

Claims (5)

  1. 所定間隔で相対向すると共に平面的に見て少なくとも一辺において一方の基板が他方の基板より延在している一対の基板と、
    該一対の基板間に内部空間を形成するように且つ前記一辺における所定個所に前記内部空間に通じた開口を規定するように、前記一対の基板における相対向する面の周縁を貼り合わせるシール材と、
    前記開口を封止する封止部材と、
    前記内部空間に収容された電気光学物質と、
    前記内部空間に面して配置されるように前記一方の基板に設けられた表示用電極と、
    前記表示用電極を駆動するために前記一方の基板に設けられた回路部と、
    前記回路部の一部と電気的に接続され、前記一方の基板のうち前記一辺において延在する延在部の前記他方の基板と対向する側の面における、前記封止部材と前記延在部の外縁との間で前記封止部材の配置領域を前記延在部の延在方向に延長させた領域以外の領域に設けられた複数の外部接続端子と
    を備え、
    前記開口及び前記封止部材は、前記一辺の中央部に設けられており、前記複数の外部接続端子は、前記一辺における前記中央部の両脇に夫々設けられる第1及び第2端子群からなり、前記第1及び第2端子群は、一端が二股に分岐してなる2つの端部を有する配線基板における該2つの端部と夫々電気的に接続されている
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記回路部は、一部において前記複数の外部接続端子のうち画像信号を供給する端子と電気的に接続されると共に、少なくとも他部が前記一方の基板における前記他方の基板に対向する領域に設けられた、前記画像信号の供給を受けて駆動される駆動回路を含むことを特徴とする請求項に記載の電気光学装置。
  3. 前記駆動回路は、少なくとも部分的に前記一方の基板における前記シール材が配置された領域に設けられていることを特徴とする請求項に記載の電気光学装置。
  4. 前記駆動回路は、少なくとも部分的に前記一方の基板における前記内部空間に面する領域に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気光学装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の電気光学装置を具備することを特徴とする電子機器。
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