JP4508010B2 - 撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置 - Google Patents

撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、監視カメラ装置やビデオカメラ装置等の撮影装置に関し、特に、撮像素子をレンズの光軸方向に移動させるための撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置に関する。
従来から、フランジバック調整やフォーカス調整を行うために、モータ等の駆動部を用いて撮像素子を自動的にレンズの光軸方向に移動させることによって、ピントの合った鮮鋭な画像を得ることのできる撮影装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
このような撮影装置においては、撮像素子を移動させるためにリードスクリューを用い、リードスクリューに対して回転可能に設けられたナット部に撮像素子を取付け、リードスクリューをステッピングモータで回転駆動する。このような構成により、ステッピングモータの回転によってリードスクリューを回転させることで、撮像素子をレンズの光軸方向に所望の距離移動させることが可能であった。
特開2003−274229号公報
しかしながら、このような撮影装置においては、撮影装置を傾けて撮影を行ったような場合に、撮像素子や周辺の回路部等の部材の質量の影響により、駆動部による駆動を妨げてしまう場合があった。具体的には、例えば前述の従来技術においては、撮影方向が上方向または下方向になるように撮影装置を傾けて撮影を行った場合に、撮像素子等の部材の重みのために、撮像素子が設けられたナット部とリードスクリューとの間に斜め方向の付勢力が発生する。このような付勢力の影響により、駆動部に十分な力がない場合には、リードスクリューをスムーズに回転させることができず、その結果、撮像素子を適切に駆動することができないという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、撮影方向が上方向または下方向になるように撮影装置を傾けて撮影を行ったような場合にも、撮像素子を適切に駆動することのできる撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像素子駆動装置は、撮像素子を有し、撮像素子を撮像面の面方向を維持させたまま第1の方向に移動させることが可能な可動部と、軸部を有し、可動部を移動させるために、軸部を第1の方向と異なる第2の方向に移動させる駆動部と、駆動部の軸部および可動部のそれぞれと接し、第1の方向および第2の方向に直交する第3の方向に設けられた回転軸部を有し、回転軸部を中心として回転することにより、駆動部の軸部によって第2の方向に付与される付勢力を、第1の方向の付勢力に変換して可動部に付与して可動部を移動させる方向変換部と、可動部の傾きによって方向変換部に発生する回転軸部を中心とした回転方向のモーメントを打ち消す方向の回転モーメントを発生させる、方向変換部に設けられたウェイト部とを備えたことを特徴としている。
このような構成により、撮像素子を有する可動部を移動させる方向と、駆動部の軸部を移動させる方向とを異ならせておき、回転軸部を有する方向変換部を回転させることによって、駆動部によって付与された付勢力の方向を変換して可動部に伝えることができるとともに、撮影装置が傾いた場合に、可動部の質量によって方向変換部に発生する回転方向のモーメントを打ち消すウェイト部を方向変換部に備えているので、撮影方向が上方向または下方向になるように撮影装置が傾いた場合にも、方向変換部において発生する回転方向のモーメントが打ち消され、撮像素子を適切に駆動することのできる撮像素子駆動装置を提供することができる。
また、方向変換部は、駆動部の軸部と当接する第1の当接部と、可動部と当接する第2の当接部とを有し、ウェイト部は、方向変換部の、回転軸部に対して第2の当接部が設けられた側と反対側に設けられた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、ウェイト部を、方向変換部の、回転軸部に対して可動部と当接する第2の当接部が設けられた側と反対側に設けたので、撮影装置が傾いた場合に方向変換部において発生する回転方向のモーメントをより打ち消しやすい構成を実現することができる。
また、方向変換部の、回転軸部に対して第2の当接部が設けられた側と反対側に、ウェイト部を取付けるために設けられた保持部材を備えた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、保持部材を備えたことで、ウェイト部を取付けやすく、回転軸部からウェイト部までの長さの調節がしやすい構成を実現することができる。
また、方向変換部に、駆動部の軸部によって付与される付勢力と反対の方向に弾性力を付与する弾性部材を備えた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、駆動部の軸部によって付与される付勢力をスムーズに方向変換部に伝達することができるので、撮像素子をより滑らかに移動させることが可能となる。
さらに、可動部の質量をW1とし、ウェイト部の質量をW2とし、回転軸部の中心から第2の当接部が可動部と当接する位置までの距離をL1とし、回転軸部の中心からウェイト部の重心までの距離をL2としたときに、
W1×L1=W2×L2
の関係が成り立つ構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、撮影方向が上方向または下方向になるように撮影装置が傾いた場合に、方向変換部において発生する回転方向のモーメントを、もっとも効率よく打ち消すことができる。
また、レンズ部に対して位置が固定されたベース部と、ベース部とベース部に対向するように設けられた可動部との間に設けられ、可動部を支持する第1の支持部および第2の支持部と、ベース部と第1の支持部との間に設けられた第1の回動部と、ベース部と第2の支持部との間の、第1の回動部に対して光軸方向と平行な位置に設けられた第2の回動部と、可動部と第1の支持部との間に設けられた第3の回動部と、可動部と第2の支持部との間の、第1の回動部、第2の回動部および第3の回動部に対して、平行四辺形の頂点をなすような位置に設けられた第4の回動部とを備え、第1の回動部、第2の回動部、第3の回動部および第4の回動部それぞれの回動中心軸が、第1の方向に対して直交し、かつ互いに平行であり、駆動部の駆動により、第1の回動部、第2の回動部、第3の回動部および第4の回動部が互いに平行四辺形の頂点をなした状態で、レンズ部に対する撮像素子の位置が変化する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、可動部は、それぞれの回動中心軸が第1の方向に直交し、かつ、一辺が第1の方向に平行な平行四辺形の頂点の位置に設けられた四つの回動部を介して保持されているので、可動部に撮像面を所定の方向に向けた撮像素子を取付けるという簡易な構成により、撮像面を所定の方向に保った状態で撮像素子をレンズ部の光軸方向に移動させることができるので、リードスクリューとナット部とを用いたような機械的ながたつき等が発生する可能性を低くすることができ、微小な距離を動かしたいような場合にも、駆動精度の高い撮像素子駆動装置を実現することができる。
また、第1の回動部、第2の回動部、第3の回動部および第4の回動部のうち少なくとも一つが板ばね部である構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、それぞれの部材が接続される回動部のうち、板ばね部である部分には機械的ながたつきや摩擦が発生しないので、ヒステリシスの発生を抑制することができ、さらに駆動精度の高い構成を実現することができる。
さらに、第1の回動部、第2の回動部、第3の回動部および第4の回動部がそれぞれ板ばね部である構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、それぞれの部材が接続される回動部が板ばね部であるので、機械的ながたつきや摩擦が発生せず、ヒステリシスの発生を抑制することができ、もっとも駆動精度の高い構成を実現することができる。
また、可動部、第1の支持部、第2の支持部および板ばね部が一体に形成され、可動部、第1の支持部および第2の支持部の少なくとも一つが剛性を高める補強部を有する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、一体の部材を用いて、可動部、第1の支持部、第2の支持部および板ばね部を作製することができるので、簡易な構成を実現できるとともに、可動部、第1の支持部および第2の支持部の少なくとも一つが補強部を有するので、必要な剛性を有する構成を実現できる。
また、可動部に、撮像素子周辺の熱を輻射によって逃がすための輻射部を設けた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、撮像素子周辺の熱は、輻射部からの輻射によって逃がすことができるので、撮像素子が光軸方向に移動するときにも、摩擦力が発生せず、撮像素子付近の放熱の可能な構成を実現することができる。
さらに、輻射部は、筐体に設けられた放熱部と対向するように設けられた構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、撮像素子駆動装置の輻射部から筐体に設けられた放熱部に対しての輻射によって放熱することが可能な構成を実現することができる。
また、輻射部の放熱部と対向する面に凸部が設けられている構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、熱が輻射される面積が大きくなるので、輻射効率の高い構成を実現することができる。
さらに、輻射部の凸部は、放熱部に設けられた凹凸部の凹部と対向するように設けられている構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、輻射部と放熱部とが対向する面積が大きくなるので、輻射効率の高い構成を実現することができる。
さらに、輻射部の凸部は、撮像素子の移動方向に沿って形成されたフィン部を有する構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、撮像素子が移動しても、輻射部が放熱部と接触しにくく、輻射効果の高い構成を実現することができる。
また、輻射部は、撮像素子の移動範囲内において、放熱部と非接触状態を保った状態で配置されている構成であってもよい。
このような構成によれば、さらに、撮像素子が移動しても輻射部が放熱部と接触しないので、撮像素子を滑らかに移動させることのできる構成を実現できる。
次に、本発明の撮影装置は、レンズ部と、筐体と、本発明の撮像素子駆動装置と、撮像素子駆動装置の撮像素子から出力された信号に対して映像信号処理を行う映像信号処理部とを備えたことを特徴としている。
このような構成により、撮像素子を有する可動部を移動させる方向と、駆動部の軸部を移動させる方向とを異ならせておき、回転軸部を有する方向変換部を回転させることによって、駆動部によって付与された付勢力の方向を変換して可動部に伝えることができるとともに、撮影装置が傾いた場合に、可動部の質量によって方向変換部に発生する回転方向のモーメントを打ち消すウェイト部を方向変換部に備えているので、撮影方向が上方向または下方向になるように撮影装置が傾いた場合にも、方向変換部において発生する回転方向のモーメントが打ち消され、撮像素子を適切に駆動することのできる撮影装置を提供することができる。
次に、本発明の監視カメラ装置は、本発明の撮影装置と、照度変化を検知する照度変化検知部と、照度変化検知部が検知した照度変化に応じて、レンズ部の光軸上に赤外光カットフィルタを着脱するフィルタ部と、フィルタ部の赤外光カットフィルタの着脱の際に、撮像素子駆動装置の可動部を駆動させるフィルタ駆動部とを備えたことを特徴としている。
このような構成によれば、赤外光カットフィルタの着脱の際に、撮像面がレンズ部の光軸方向に対して所定の方向を保った状態で撮像素子をレンズ部の光軸方向に移動させることができるので、赤外光カットフィルタを着脱した際の光路長のずれを補正して、昼夜を問わず鮮鋭な撮影を行うことのできる監視カメラ装置を提供することができる。さらに、撮像素子を有する可動部を移動させる方向と、駆動部の軸部を移動させる方向とを異ならせておき、回転軸部を有する方向変換部を回転させることによって、駆動部によって付与された付勢力の方向を変換して可動部に伝えることができるとともに、撮影装置が傾いた場合に、可動部の質量によって方向変換部に発生する回転方向のモーメントを打ち消すウェイト部を方向変換部に備えているので、撮影方向が上方向または下方向になるように撮影装置が傾いた場合にも、方向変換部において発生する回転方向のモーメントが打ち消され、撮像素子を適切に駆動することのできる監視カメラ装置を提供することができる。
以上述べたように、本発明によれば、撮影方向が上方向または下方向になるように撮影装置を傾けて撮影を行ったような場合にも、撮像素子を適切に駆動することのできる撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態における撮影装置1の構成について説明する。図1は本発明の実施の形態における撮影装置1の構成を示す分解斜視図である。
なお、説明を簡単にするために、本発明の実施の形態においては、図面中に互いに垂直なX軸、Y軸およびZ軸の方向を示す。X軸方向はレンズ部の光軸方向であり、Y軸方向およびZ軸方向はそれぞれ光軸方向に垂直な方向である。また、本発明の実施の形態においては、説明を分かりやすくするために、図面においてビス等の細かい部品については省略して記載している場合がある。
図1に示したように、本発明の実施の形態の撮影装置1は、レンズ部101が取付けられるレンズマウント部2、後述する撮像素子駆動装置70のベース部6とレンズマウント部2とを接続するベース部取付部3、ベース部取付部3に配置され、後述するフィルタ部5を光軸に垂直な方向(Y軸方向)に移動させるフィルタ駆動部であるDCモータ部4、DCモータ部4に取付けられ、DCモータ部4の駆動によってY軸方向に移動可能な赤外光カットフィルタ(図示せず)を有するフィルタ部5、ベース部取付部3に取付けられ、後述するように撮像素子(CCDまたはCMOSセンサ等公知の撮像デバイス)15をその撮像面83がレンズ部101の光軸方向に直交する状態でX軸方向に移動させることが可能な、X軸方向に長いフィン状の凸部121を含む輻射部120を有する撮像素子駆動装置70、一端側に設けられた凸部141を撮像素子駆動装置70の輻射部120の凸部121の間の凹部に対向させるように設けられ、櫛形状のフィンを有する他端側を冷却手段であるファンモータ130で空冷される放熱部140、および、放熱部140が取付けられ、レンズマウント部2に対して固定される取付部材150を備えている。また、本発明の実施の形態における撮影装置1は、撮像素子15から出力された信号に対して映像信号処理を行う映像信号処理部(図示せず)を備えている。
本発明の実施の形態における撮影装置1に搭載される撮像素子駆動装置70の構成および動作については、後述する。
本発明の実施の形態における輻射部120および放熱部140は、アルミをダイキャスト加工して作製し、輻射効率を向上させるために、表面に黒色アルマイト加工を施したものを用いた。また、輻射部120の放熱部140に対向すべき面(図1における上面)および放熱部140の輻射部120に対向すべき面(図1における下面)には、それぞれ、レンズ部101の光軸方向に長い、幅1.0mmで高さ3.5mmの凸部121,141が設けられている。
図2は、本発明の実施の形態における撮影装置1の使用時における、ベース部取付部3、撮像素子駆動装置70および放熱部140の位置関係を示す図である。また、図3は、本発明の実施の形態における撮影装置1における、ベース部取付部3、撮像素子駆動装置70および放熱部140の位置関係を示すための、断面図である。図2および図3に示したように、本発明の実施の形態の撮影装置1においては、使用時に撮像素子15や周辺の駆動回路から発生する熱が、撮像素子保持部11に伝わり、次に、輻射部120に伝わり、さらに、空気層を通じて輻射部120から輻射によって放熱部140の一端側に伝わる。このとき、本発明の実施の形態における撮影装置1においては、放熱部140の他端側がファンモータ130によって冷却されているので、撮像素子15周辺の温度上昇を抑制することができる。なお、本発明の実施の形態における撮影装置1においては、その放熱部140の他端側に櫛型のフィンが設けられているが、これは、ファンモータ130により発生した風を他端側で効率よく流すこと、および、風に対する放熱部140の接触面積が大きくすることによって、輻射効率を向上させるためである。
図2または図3に示したように、本発明の実施の形態の撮影装置1においては、撮像素子駆動装置70に設けられた輻射部120と、レンズマウント部2に固定された取付部材150に取付けられた放熱部140とは、その互いの凸部121,141が交互に配置されるように、すなわち、輻射部120の表面に設けられた凹凸と、放熱部140の表面に設けられた凹凸とが後述のように所定の間隙をもって噛み合う、すなわち、輻射部120の凸部121が放熱部140の凸部141の間に配置し、放熱部140の凸部141が輻射部120の凸部121の間に位置するように配置される。
図4は、本発明の実施の形態における撮影装置1の輻射部120および放熱部140の位置関係を示す図である。図4に示したように、輻射部120の凸部121の先端部分は、放熱部140の平面部142に対して約0.5mmの隙間Δ1を有し、輻射部120の凸部121と放熱部140の凸部141との間の間隔γは約0.5mmであり、さらに、放熱部140の凸部141の先端部分は、輻射部120の平面部122に対して約1.0mmの隙間Δ2を有するように配置されている。また、前述したように、放熱部140の凸部141の幅αは1.0mm、輻射部120の凸部121の幅βは1.0mmである。
図3に示したように、本発明の第1の実施の形態における撮影装置1では、撮像素子駆動装置70のベース部6がベース部取付部3に取付けられ、ベース部取付部3はレンズマウント部2に対してビス止めされているので、レンズマウント部2に対する撮像素子駆動装置70に設けられた輻射部120の位置が決まる。また、放熱部140は取付部材150に取付られ、取付部材150はレンズマウント部2に取付けられているので、放熱部140もレンズマウント部2に対して位置決めされる。よって、本発明の実施の形態における撮影装置1では、輻射部120と放熱部140との間隔を正確に位置決めすることが可能である。
ここで、本発明の実施の形態における撮影装置1の輻射による温度上昇抑制効果を確認するために、次の三つの場合において実験を行った。
(1)輻射部120を設け、放熱部140を設けないで、撮像素子15周辺の熱を筐体内部に輻射する場合
(2)輻射部120および放熱部140を設け、撮像素子15周辺の熱を輻射部120から放熱部140に対して輻射させた場合
(3)輻射部120および放熱部140を設け、かつ、放熱部140の他端側をファンモータ130で冷却して撮像素子15周辺の熱を輻射させた場合
の三つの場合について、撮像素子15周辺で452mWの発熱量を発生させた場合の、撮像素子15周辺の温度上昇の最大値を測定した。
その結果、(1)の場合には、撮像素子15の裏面において、温度が約9.8度上昇した。また、(2)の場合には、約8.6度上昇した。さらに、(3)の場合には、温度上昇は約5.9度であった。
すなわち、放熱部140を設けることにより、約10%放熱効果が向上し、放熱部140の他端側をファンモータ130で冷却することにより、放熱部140を有しない構成と比較して、約40%放熱効果が向上したことが確認できた。
ここで、本発明の実施の形態における撮影装置1は監視カメラ装置であり、昼夜を問わず撮影を行うために、周辺の明るさに応じてフィルタ部5を切り替えて撮影を行う。具体的には、周辺が明るいときには光軸上に赤外光カットフィルタを配置して可視光領域でカラー画像の撮影を行い、周辺が暗いときには光軸上に配置された赤外光カットフィルタを除去して赤外領域の光線をも含めた波長の光線による白黒画像の撮影を行う。撮影装置1における周辺の明るさ検知は、回路部(図示せず)に搭載された照度検知部(図示せず)によって検知された照度の値と所定の閾値との比較によって行うことができ、回路部は、照度検知部で検知される照度の値が所定の閾値を超えて変化した場合には昼間と夜間との時間帯が切り替わったものとしてフィルタ部5の切り替えを行う。また、フィルタ部5の切り替えは、ベース部取付部3に取付けられたDCモータ部4によって行うことができる。
本発明の実施の形態における撮影装置1においては、照度変化があったときにフィルタ部5の切り替えが行われ、その際光軸上に赤外光カットフィルタが配置されたり退避されたりする(以下、この動作を着脱と記す)ことや、撮影に用いられる光線の波長が異なること等から、光路長が変化してレンズ部101から撮像素子15における光電変換素子が配置された面(以下、この面を撮像面83と記す)までの最適な合焦位置が変化する。この光路長の変更を補正するために、本発明の実施の形態における撮影装置1は、撮像素子15を、その撮像面83をレンズ部101の光軸方向に対して直交させた状態(すなわち、図1におけるYZ平面に平行な面に位置する状態)で、光軸方向(X軸方向)に移動させる撮像素子駆動装置70を搭載している。
ここで、本発明の実施の形態における撮影装置1に搭載される撮像素子駆動装置70について説明する。
図5は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70の構成を示す斜視図であり、図6は、その撮像素子駆動装置70の構成を示す側面図であり、図7は、その撮像素子駆動装置70をレンズ部101の設けられた側とは反対側からみた分解斜視図である。なお、図5、図6および図7においては、一部の構成要素の形状を、図1に示した構成と比較して簡略化して示している部分がある。
図5、図6または図7に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70は、レンズ部101に対して位置の固定されたベース部取付部3にビス71によって取付けられたベース部6、ベース部6のベース面62上に設けられ、互いにY軸方向の高さが等しく、かつ互いに平行な第1の支持部8および第2の支持部9、第1の支持部8および第2の支持部9が互いに平行な状態でベース面62に対して平行になるように取付けられた長方形状の可動部7、可動部7と第1の支持部8との間、可動部7と第2の支持部9との間、ベース部6と第1の支持部8との間、および、ベース部6と第2の支持部9との間にそれぞれ設けられた板ばね部10、可動部7上面にビス28によって取付けられた補強板27、第1の支持部8の機械的な剛性を補強するための、第1の支持部8にビス24によって取付けられた第1の補強板16、第2の支持部9の機械的な剛性を補強するための、第2の支持部9にビス26によって取付けられた第2の補強板17、可動部7の補強板27が設けられた側(表面)とは反対側(裏面)にビス28によって取付けられ、絶縁シート13および放熱板14を介して撮像素子15が取付けられた撮像素子回路部12がビス25によって取付けられるとともに、前述の輻射部120を有する撮像素子保持部11、撮像素子保持部11のベース面62に対向する下面に設けられたピン29、ベース面62上に設けられたアクチュエータ保持部81、アクチュエータ保持部81によって保持されたリニアアクチュエータ20、ベース面62上に設けられた軸受部18によって図面中Y軸方向を回動軸として回動可能に軸支された駆動方向変換部22、駆動方向変換部22に設けられ、駆動方向変換部22との間でピン29を挟んで摺動させる板ばね19、駆動方向変換部22にリニアアクチュエータ20から付与される付勢力と反対方向の弾性力を付与する弾性部材であるコイルばね21、コイルばね21を保持するばね止め部30、ならびに、後述するように、撮像素子保持部11に設けられた輻射部120とのバランスを取るために駆動方向変換部22にビス200によってねじ止めされ、ビス201によってウェイト210が取付けられたバランス部材220を備える。
本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70が、コイルばね21を備えるのは、駆動方向変換部22とリニアアクチュエータ20の軸98とを接した状態にすることで、駆動方向変換部22の動きを滑らかにし、撮像素子15の光軸方向への移動を滑らかに行うためである。
図5、図6または図7に示したように、本発明の実施の形態の撮像素子駆動装置70においては、可動部7、第1の支持部8、第2の支持部9および板ばね部10がコの字状に折り曲げ処理された一体のコの字部材80によって形成されている。コの字部材80の材料としては、比較的剛性の低い部材、例えば厚さ0.12mmのSUS材を用いることが可能である。
また、ベース部取付部3、ベース部6および撮像素子保持部11はそれぞれアルミニウムを用いたダイキャスト法によって作製することができる。
さらに、補強板27、第1の補強板16および第2の補強板17の材料としては、コの字部材80の機械的な強度を補強できるような比較的剛性の高い部材、例えば厚さ0.5mmのSUS材を用いることができる。
本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70においては、第1の支持部8、第2の支持部9、可動部7および板ばね部10は、一体のコの字部材80で形成されており、第1の支持部8および第2の支持部9の部分には、第1の補強板16および第2の補強板17がそれぞれ取付けられるとともに、側面には折曲部74が設けられており、第1の支持部8および第2の支持部9の剛性を板ばね部10と比較して高くすることが可能となっている。
また、コの字部材80の可動部7の部分にも折曲部76が設けられるとともに、補強板27が取付けられていることにより可動部7の剛性を板ばね部10と比較して高くすることが可能である。
さらに、コの字部材80のベース面62に取付けられるべき取付面82、85の端部には折曲部75が設けられており、この部分における剛性を高くすることが可能となっている。
一方で、コの字部材80の可動部7と第1の支持部8および第2の支持部9との間の部分は、折り曲げ処理等の補強が行われず、しかも、他の部分よりも幅が細く形成されているので、これらの部分は板ばね部10として機能する。
同様に、コの字部材80の取付面82、85と第1の支持部8および第2の支持部9の間の部分も折り曲げ処理等の補強が行われず、しかも、他の部分よりも幅が細く形成されているので、これらの部分も板ばね部10として機能する。
また、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70においては、第1の支持部8とベース面62とが接する取付面82、および、第2の支持部9とベース面62とが接する取付面85が、それぞれ光軸方向(X軸方向)に対して垂直な図面中Z軸方向に互いに平行になるようにベース面62にビス71によって取付けられている。
ここで、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70の駆動部100の構成について説明する。
図8は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70の駆動部100の構成について説明するための平面図である。なお、図8においては、本発明の実施の形態における撮影装置1の撮像素子駆動装置70に備えられた、ウェイト210を有するバランス部材220の構成を省略して示している。
図8(a)に示したように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70においては、リニアアクチュエータ20が図面における上下方向(Z軸方向)に移動可能なその軸98によって、駆動方向変換部22を図面中下方向(−Z軸方向)に押圧する。駆動方向変換部22には、リニアアクチュエータ20の付勢力に対して反対の方向に弾性的な付勢力を加えるコイルばね21が設けられており、コイルばね21はばね止め部30によって一端が固定されている。図8(a)に示した状態では、リニアアクチュエータ20による付勢力とコイルばね21による付勢力とがつりあった状態であり、駆動方向変換部22は停止した状態である。また、駆動方向変換部22には、撮像素子保持部11のピン29を挟むように板ばね19がビス99により取付けられており、ピン29はリニアアクチュエータ20の押圧力を変化させることによって駆動方向変換部22と板ばね19との間を摺動する。
図8(b)は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70において、リニアアクチュエータ20の押圧力を上げたときの駆動部100の状態を示す図である。
図8(b)に示したように、図8(a)に示した状態から、リニアアクチュエータ20の押圧力を上げた場合、すなわち軸98を図面中下方向(−Z軸方向)に伸ばした場合には、軸98が駆動方向変換部22を押圧し、駆動方向変換部22は軸受部18を回動中心として図面中時計回り方向に回動して、その結果、ピン29は図面中右方向(X軸方向)に移動する。
このように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70においては、その駆動部100にリニアアクチュエータ20の出力方向を変換する駆動方向変換部22を備えているので、リニアアクチュエータ20を光軸方向(X軸方向)に配置する必要がなく、光軸方向に直交する方向(Z軸方向)に配置することができ、装置全体の小型化を図ることができる。
ここで、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70の動作について図9を用いて詳細に説明する。図9は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70の動作について説明するための図である。なお、図9においても、本発明の実施の形態における撮影装置1の撮像素子駆動装置70に備えられた、ウェイト210を有するバランス部材220の構成を省略して示している。
図9(a)は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70の動作の一例を示す側面図であり、図9(b)はその撮像素子15の位置が変化した場合の一例を示す側面図である。
図9(a)においては、撮像素子駆動装置70における、第1の支持部8および第2の支持部9がそれぞれベース面62に対して垂直な状態を示している。第1の支持部8と第2の支持部9とのベース面62上における距離Aは、可動部7との接続部分における第1の支持部8と第2の支持部9との光軸方向(X軸方向)の距離Aと等しくなるように設けられている。また第1の支持部8のベース面62から可動部7までの高さBと第2の支持部9のベース面62から可動部7までの高さBとが等しいので、可動部7はベース面62に対して平行を保っている。また、ベース面62はレンズ部101の光軸方向(X軸方向)と平行になるように設けられているので、可動部7もレンズ部101の光軸方向と平行な状態に保持されている。
本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70においては、可動部7の下面に、撮像素子15を有する撮像素子回路部12を備えた撮像素子保持部11を配置する。このとき、撮像素子15の撮像面83を撮像素子保持部11の可動部7の表面に対して垂直になるように撮像素子保持部11に取付けることにより、撮像素子15の撮像面83は、光軸方向に対して垂直な状態で保持される。
図9(a)に示した状態においては、図8(a)で説明したように、リニアアクチュエータ20の軸98が駆動方向変換部22を押圧する力と、コイルばね21がその弾性力によって駆動方向変換部22を反対向きに押圧する力がつりあっており、駆動方向変換部22に設けられたピン29は停止している。この状態から、リニアアクチュエータ20を動作させて、駆動方向変換部22に対する付勢力を弱める。すると、コイルばね21が駆動方向変換部22を押圧する力が、リニアアクチュエータ20が駆動方向変換部22を押圧する付勢力よりも大きくなり、駆動方向変換部22は軸受部18を中心に回動して、その先端に設けられたピン29も図9(a)における左側に移動する。この移動によって、撮像素子保持部11は、図9(b)に示したように、紙面左方向(−X軸方向)に移動する。さらに、撮像素子保持部11が紙面左方向に移動することによって、可動部7と第1の支持部8、可動部7と第2の支持部9、ベース面62と第1の支持部8およびベース面62と第2の支持部9の間にそれぞれ設けられた板ばね部10が弾性変形する。よって、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70においては、第1の支持部8および第2の支持部9は、それぞれ板ばね部10を回動中心として(回動部として)、すなわち、光軸方向に垂直、かつ互いに平行な方向(図9におけるZ軸方向)をそれぞれ回動中心軸の方向として、ベース部6および可動部7に対してそれぞれ回動する。
すなわち、撮像素子15が図9(a)に位置する状態から図9(b)に示したような状態に移動した場合には、前述のように、第1の支持部8の高さBと第2の支持部9の長さBとが等しく、かつ、可動部7との接続部における第1の支持部8と第2の支持部9との距離Aと、ベース面62上における第1の支持部8と第2の支持部9との距離Aとが等しいことから、可動部7、第1の支持部8、第2の支持部9およびベース面62の間で、略平行四辺形を形成した状態で変形する。よって、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70においては、可動部7がベース面62に対して平行な状態を保ったまま、撮像素子15の位置を光軸方向に移動させることが可能となる。このとき、可動部7に垂直に設けられた撮像素子15の撮像面83は、取付けたときの所定の方向を保った状態(本実施の形態においては光軸方向に対して垂直を保った状態、すなわち直交した状態)のままで移動する。
本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70において、先程とは逆に、撮像素子15をレンズ部101から遠ざける方向に移動させるためには、リニアアクチュエータ20の押圧力を上げて、駆動方向変換部22に対する付勢力を強める。すると、前述の図8(b)に示したように、コイルばね21が駆動方向変換部22を付勢する付勢力よりも、リニアアクチュエータ20が駆動方向変換部22を付勢する付勢力が大きくなり、駆動方向変換部22は軸受部18を中心に先程とは反対方向(時計回り)に回動して、その先端に設けられたピン29も図9(a)における右側に移動する。このピン29の移動によって、撮像素子保持部11は紙面右方向(X軸方向)に移動する。
このように、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70においては、ベース面62からの高さが互いに等しく、互いに平行で、かつ、光軸方向に沿った方向に回動可能な第1の支持部8および第2の支持部9によって可動部7が支持されているので、可動部7は常にベース面62に対して平行な状態を維持したままで光軸方向に沿った方向に移動することができる。この可動部7に対して、垂直な方向に撮像素子15の撮像面83が配置されるように撮像素子保持部11が取付けられているため、撮像素子15はその撮像面83が光軸方向に垂直な状態を維持しながら、光軸方向に移動することができ、高精度に撮像素子15を移動させることができる。
また、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70によれば、撮像素子15を光軸方向に移動させるための機構、すなわち、ベース面62と接する取付面82から第1の支持部8、可動部7、第2の支持部9、取付面85および板ばね部10に至るまでの機構をすべて、一体の板材を、例えば打ち抜き、成型加工等することによって作製することができる。これにより、摩擦やがたつきの発生が極めて小さく、このために、微小な駆動を行った場合にも高い精度で駆動を行うことが可能である。
ここで、本発明の実施の形態における撮影装置1の撮像素子駆動装置70に備えられた、ウェイト210を有するバランス部材220について、詳細に説明する。
図10は、本発明の実施の形態における撮影装置1の撮像素子駆動装置70に搭載される、バランス部材220について説明するための図である。図10(a)は、バランス部材220周辺の構成を示す平面図である。本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70において、バランス部材220を設けたのは、撮影装置1のレンズ部101が下向きに配置された場合、すなわち、図10(b)に示したような状態に配置された場合に、リニアアクチュエータ20にかかる負荷を小さくするためである。
図10(a)に示したように、駆動方向変換部22は、リニアアクチュエータ20の軸98と当接する第1の当接部160と、可動部7と接続された撮像素子保持部11と当接する第2の当接部161とを有し、ウェイト210は、駆動方向変換部22の、軸受部18に対して第2の当接部161が設けられた側と反対側に設けられている。
よって、図10(b)に示したような状態においては、駆動部100周辺には、図10(a)で示したように、駆動方向変換部22の、軸受部18を中心として紙面左側に、撮像素子保持部11および輻射部120の質量による紙面における下向けのモーメントFが発生する。このモーメントFは、駆動方向変換部22を図10(a)における反時計回り方向に回転させるので、この状態では、地面と水平な平面上に撮影装置1が置かれたときのリニアアクチュエータ20に印加されていたトルクと同じトルクでは、駆動方向変換部22を時計回りに回転させることができない。このため、本発明の実施の形態における撮影装置1では、ウェイト210を有するバランス部材220を駆動方向変換部22の軸受部18を中心としてピン29の設けられた側とは反対側に設けている。このような構成とすれば、図10(a)に示したように、ウェイト210によって、下向きの力、すなわち、駆動方向変換部22を時計回りに回転させるようなモーメントWを発生させることができるので、リニアアクチュエータ20は、撮影装置1が平面に設置されたときと同じトルクで駆動方向変換部22を回転させることができる。なお、モーメントFとモーメントWとがつりあうように、駆動方向変換部22の腕の長さやウェイト210の配置位置および質量を決定することが望ましい。
なお、本発明の実施の形態における撮影装置1においては、輻射部120等による質量増加分W1(すなわち、あらかじめコイルばね21の弾性力によってつりあいが取れている質量からの増加分)が2.5gであったのに対して、ウェイト210の質量W2を1.67gとした。また、図10(a)において、軸受部18の回転中心からピン29の中心までの距離L1を11.0mm、軸受部18の回転中心からウェイト210の重心までの距離L2を16.5mmとした。前述のモーメントFとモーメントWとをつりあわせるためには、
W1×L1=W2×L2
を満たすように、設計を行うことが望ましい。なお、コイルばね21の弾性力が小さくて無視できるような場合には、実際には質量増加分W1をリニアアクチュエータ20によって駆動される各部材の質量をあわせた質量とすればよい。
また、上述の例では、撮影装置1が、レンズ部101を下にして配置されているときを用いて説明を行ったが、本発明の実施の形態における撮影装置1によれば、撮影装置1がレンズ部101を上にして配置されているときにも有効であることはいうまでもない。これは、撮影装置1において、前述のモーメントFおよびモーメントWの方向が、反対方向になっても、お互いにつりあうことには変わりないからである。図11は、本発明の実施の形態における撮影装置1の撮像素子駆動装置70に搭載される、バランス部材220について説明するための別の図である。図11(a)は、バランス部材220周辺の構成を示す平面図である。図11(b)は、撮像素子駆動装置70の状態を示す図である。
このように、本発明の実施の形態における撮影装置1では、バランス調整用のウェイト210を設けているので、撮影装置1を、そのレンズ部101が上下いずれの方向に向くように設置しても、リニアアクチュエータ20に過剰な負荷のかかりにくい構成を実現することができる。
なお、本発明の実施の形態の撮像素子駆動装置70においては、可動部7と第1の支持部8、可動部7と第2の支持部9、ベース面62と第1の支持部8およびベース面62と第2の支持部9それぞれの間の部分に、回動部として板ばね部10が形成されている場合を示したが、本発明の撮像素子駆動装置はこの構成に限定されるものではない。
例えば、可動部7、第1の支持部8、第2の支持部9およびベース部6をそれぞれ別部材として構成しておき、可動部7と第1の支持部8、可動部7と第2の支持部9、ベース面62と第1の支持部8およびベース面62と第2の支持部9それぞれの間の部分に回動部として蝶番部を形成することも可能である。このような構成によれば、前述の効果に加えて、さらに耐衝撃性に優れた構成を実現することができる。なお、このような構成においては、蝶番部におけるがたつきの発生を抑制するために、第1の支持部8と第2の支持部9との間に、互いを弾性的に連結するコイルばね等の弾性手段を設けておくことが望ましい。
本発明の実施の形態における撮影装置1においては、撮像素子15の撮像面83の中心位置は、撮像素子15の光軸方向(X軸方向)に対してその移動に伴って光軸に対して垂直方向(Y軸方向)に変化するが、その変位をフォトインタラプタ等を用いて検出し、その位置から撮像素子15の光軸方向に垂直な方向(Y軸方向)の位置ずれ量を算出し、その量に応じて信号の読み出し領域をシフトさせて出力するように補正する回路を回路部に搭載しておくことにより、実用上撮像素子15の光軸方向に垂直な方向(Y軸方向)の位置ずれの影響を除去することができる。なお、撮像素子15の光軸方向(X軸方向)への移動量が小さい場合には、前述のような補正処理を行わなくても、実用上問題ない。
さらに、本発明の実施の形態においては、撮影装置1に搭載される撮像素子駆動装置70として、長方形型のコの字部材80を用いて平行四辺形に変化させることによって、撮像素子駆動装置70に搭載される撮像素子15を光軸方向に平行に移動させる構成を用いて説明したが、本発明の撮像素子駆動装置および撮影装置はこの例に限定されない。リニアアクチュエータ20のような軸部を有する駆動部を用いて、その駆動方向を、軸受部18を有する駆動方向変換部22を用いて変換して、可動部7に伝達するような機構を用いる場合には、すべて本発明の撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置に含まれることはいうまでもない。
さらに、本発明の撮像素子駆動装置は、撮像素子保持部11をレンズ部101の光軸方向に移動させる機構が、モータ等の駆動手段を用いて自動的に撮像素子保持部11を移動させる構成のものに適用することもできるし、つまみ等を用いて手動で撮像素子保持部11を移動させる構成のものにも適用することができるのはいうまでもない。
また、本発明の実施の形態においては、放熱部140の他端側を冷却する冷却部として、ファンモータ130を用いた構成を示したが、本発明の撮像素子駆動装置および撮影装置はこの構成に限定されない。例えば、冷却部としてペルチェ素子や液冷機構等の公知の冷却装置を用いることができることはいうまでもない。
さらに、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置70は、撮像素子15周辺の熱を逃がすために、その上面の筺体の内側に設けられた放熱部140と対抗するように輻射部120が設けられた構成を示したが、本発明の撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置はこの構成に限定されない。図12は、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置および撮影装置のさらに別の例を示す図である。例えば、図12に示したように、輻射部120を備えていない撮像素子駆動装置170およびそれを用いた撮影装置180であっても、本発明の撮影素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置に含まれることはいうまでもない。
なお、本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置は、監視カメラ装置に搭載される例を用いて説明したが、本発明の撮影装置はその用途を監視カメラ装置に限定されるものではない。例えば、ビデオカメラやデジタルカメラ等公知のあらゆる撮影装置に搭載可能であることはいうまでもない。
以上述べたように、本発明にかかる撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置を用いれば、撮像素子が光軸方向に移動するときにも、摩擦力が発生せず、撮像素子付近の放熱の可能という優れた効果を有し、監視カメラ装置やビデオカメラ装置等の撮影装置、特に、撮像素子をレンズ部の光軸方向に移動させるための撮像素子駆動装置およびそれを用いた撮影装置等として有用である。
本発明の実施の形態における撮影装置の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態における撮影装置の使用時におけるベース部取付部、撮像素子駆動装置および放熱部の位置関係を示す図 本発明の実施の形態における撮影装置におけるベース部取付部、撮像素子駆動装置および放熱部の位置関係を示すための断面図 本発明の実施の形態における撮影装置の輻射部および放熱部の位置関係を示す図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の構成を示す側面図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置をレンズ部の設けられた側とは反対側からみた分解斜視図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の駆動部の構成について説明するための平面図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置の動作について説明するための図 本発明の実施の形態における撮影装置の撮像素子駆動装置に搭載されるバランス部材について説明するための図 本発明の実施の形態における撮影装置の撮像素子駆動装置に搭載されるバランス部材について説明するための別の図 本発明の実施の形態における撮像素子駆動装置および撮影装置の別の例を示す図
符号の説明
1,180 撮影装置
2 レンズマウント部
3 ベース部取付部
4 DCモータ部
5 フィルタ部
6 ベース部
7 可動部
8 第1の支持部
9 第2の支持部
10 板ばね部
11 撮像素子保持部
12 撮像素子回路部
13 絶縁シート
14 放熱板
15 撮像素子
16 第1の補強板
17 第2の補強板
18 軸受部
19 板ばね
20 リニアアクチュエータ
21 コイルばね
22 駆動方向変換部
24,25,26,28,71,99,200,201 ビス
27 補強板
29 ピン
30 ばね止め部
62 ベース面
70,170 撮像素子駆動装置
74,75,76 折曲部
80 コの字部材
81 アクチュエータ保持部
82,85 取付面
83 撮像面
98 軸
100 駆動部
101 レンズ部
120 輻射部
121,141 凸部
122,142 平面部
130 ファンモータ
140 放熱部
150 取付部材
160 第1の当接部
161 第2の当接部
210 ウェイト
220 バランス部材

Claims (17)

  1. 撮像素子を有し、前記撮像素子を撮像面の面方向を維持させたまま第1の方向に移動させることが可能な可動部と、
    軸部を有し、前記可動部を移動させるために、前記軸部を前記第1の方向と異なる第2の方向に移動させる駆動部と、
    前記駆動部の前記軸部および前記可動部のそれぞれと接し、前記第1の方向および前記第2の方向に直交する第3の方向に設けられた回転軸部を有し、前記回転軸部を中心として回転することにより、前記駆動部の前記軸部によって前記第2の方向に付与される付勢力を、前記第1の方向の付勢力に変換して前記可動部に付与して前記可動部を移動させる方向変換部と、
    前記可動部の傾きによって前記方向変換部に発生する前記回転軸部を中心とした回転方向のモーメントを打ち消す方向の回転モーメントを発生させる、前記方向変換部に設けられたウェイト部とを備えたことを特徴とする撮像素子駆動装置。
  2. 前記方向変換部は、前記駆動部の前記軸部と当接する第1の当接部と、前記可動部と当接する第2の当接部とを有し、
    前記ウェイト部は、前記方向変換部の、前記回転軸部に対して前記第2の当接部が設けられた側と反対側に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子駆動装置。
  3. 前記方向変換部の、前記回転軸部に対して前記第2の当接部が設けられた側と反対側に、前記ウェイト部を取付けるために設けられた保持部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の撮像素子駆動装置。
  4. 前記方向変換部に、前記駆動部の前記軸部によって付与される付勢力と反対の方向に弾性力を付与する弾性部材を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の撮像素子駆動装置。
  5. 前記可動部の質量をW1とし、前記ウェイト部の質量をW2とし、前記回転軸部の中心から前記第2の当接部が前記可動部と当接する位置までの距離をL1とし、前記回転軸部の中心から前記ウェイト部の重心までの距離をL2としたときに、
    W1×L1=W2×L2
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の撮像素子駆動装置。
  6. レンズ部に対して位置が固定されたベース部と、
    前記ベース部と前記ベース部に対向するように設けられた前記可動部との間に設けられ、前記可動部を支持する第1の支持部および第2の支持部と、
    前記ベース部と前記第1の支持部との間に設けられた第1の回動部と、
    前記ベース部と前記第2の支持部との間の、前記第1の回動部に対して前記光軸方向と平行な位置に設けられた第2の回動部と、
    前記可動部と前記第1の支持部との間に設けられた第3の回動部と、
    前記可動部と前記第2の支持部との間の、前記第1の回動部、前記第2の回動部および前記第3の回動部に対して、平行四辺形の頂点をなすような位置に設けられた第4の回動部とを備え、
    前記第1の回動部、前記第2の回動部、前記第3の回動部および前記第4の回動部それぞれの回動中心軸が、前記第1の方向に対して直交し、かつ互いに平行であり、
    前記駆動部の駆動により、前記第1の回動部、前記第2の回動部、前記第3の回動部および前記第4の回動部が互いに平行四辺形の頂点をなした状態で、前記レンズ部に対する前記撮像素子の位置が変化することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の撮像素子駆動装置。
  7. 前記第1の回動部、前記第2の回動部、前記第3の回動部および前記第4の回動部のうち少なくとも一つが板ばね部であることを特徴とする請求項6に記載の撮像素子駆動装置。
  8. 前記第1の回動部、前記第2の回動部、前記第3の回動部および前記第4の回動部がそれぞれ板ばね部であることを特徴とする請求項7に記載の撮像素子駆動装置。
  9. 前記可動部、前記第1の支持部、前記第2の支持部および前記板ばね部が一体に形成され、前記可動部、前記第1の支持部および前記第2の支持部の少なくとも一つが剛性を高める補強部を有することを特徴とする請求項8に記載の撮像素子駆動装置。
  10. 前記可動部に、前記撮像素子周辺の熱を輻射によって逃がすための輻射部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の撮像素子駆動装置。
  11. 前記輻射部は、筐体に設けられた放熱部と対向するように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の撮像素子駆動装置。
  12. 前記輻射部の前記放熱部と対向する面に凸部が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の撮像素子駆動装置。
  13. 前記輻射部の凸部は、前記放熱部に設けられた凹凸部の凹部と対向するように設けられていることを特徴とする請求項12に記載の撮像素子駆動装置。
  14. 前記輻射部の凸部は、前記撮像素子の移動方向に沿って形成されたフィン部を有することを特徴とする請求項12または請求項13に記載の撮像素子駆動装置。
  15. 前記輻射部は、前記撮像素子の移動範囲内において、前記放熱部と非接触状態を保った状態で配置されていることを特徴とする請求項11から請求項14までのいずれか1項に記載の撮像素子駆動装置。
  16. レンズ部と、
    筐体と、
    請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の撮像素子駆動装置と、
    前記撮像素子駆動装置の前記撮像素子から出力された信号に対して映像信号処理を行う映像信号処理部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  17. 請求項16に記載の撮影装置と、
    照度変化を検知する照度変化検知部と、
    前記照度変化検知部が検知した照度変化に応じて、前記レンズ部の光軸上に赤外光カットフィルタを着脱するフィルタ部と、
    前記フィルタ部の前記赤外光カットフィルタの着脱の際に、前記撮像素子駆動装置の前記可動部を駆動させるフィルタ駆動部とを備えたことを特徴とする監視カメラ装置。
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