JP4505789B2 - チップ製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置や電子部品等のチップを製造するチップ製造方法に関するもので、特にウェーハの裏面を研削して所定の厚さに加工した後、ダイシング加工を行い個々のチップに分割するチップ製造方法に関するものである。
半導体製造工程等において、表面に半導体装置や電子部品等が形成されたウェーハは、プロービング工程で電気試験が行われた後、ダイシング工程で個々のチップ(ダイ、又はペレットとも言われる)に分割され、次に個々のチップはダイボンディング工程で部品基台にダイボンディングされる。ダイボンディングされた後はワイヤボンディングされ、ワイヤボンディングされた後は、樹脂モールドされて、半導体装置や電子部品等の完成品となる。
プロービング工程の後ウェーハは、図10に示すように、片面に粘着層が形成された厚さ100μm程度の粘着シート(ダイシングシート又はダイシングテープとも称される)Sに裏面を貼り付けられ、剛性のあるリング状のフレームFにマウントされる。ウェーハWはこの状態でダイシング工程内、ダイシング工程−ダイボンディング工程間、及びダイボンディング工程内を搬送される。
ところで、近年スマートカードに代表される薄型ICカード等に組込まれる極薄のICチップが要求されるようになってきている。このような極薄のICチップは、100μm以下の極薄のウェーハWから個々のチップに分割することによって製造されている。
このため、プロービング工程の後、ウェーハWの裏面を研削して100μm以下の極薄のウェーハに加工してからダイシングするようになってきた。
このような背景の下に、従来の半導体装置や電子部品等のチップ製造方法は、図11に示すように、先ず表面に半導体装置や電子部品等が多数形成されたウェーハWの表面を保護するために、片面に粘着剤を有する保護シート(保護テープとも称される)をウェーハ表面に貼る保護シート貼付工程が行われる(ステップS101)。次にウェーハWを裏面から研削して所定の厚さに加工する裏面研削工程が行われる(ステップS103)。
裏面研削工程の後、片面に粘着剤を有するダイシングシート(ダイシングテープとも称される)Sを用いてウェーハWをダイシング用フレームFに取付けるフレームマウント工程が行われ、ウェーハWとダイシング用のフレームFとが一体化される(ステップS105)。次にこの状態でウェーハWをダイシングシートS側で吸着し、表面に貼付されている保護シートを剥離する保護シート剥離工程が行われる(ステップS107)。
保護シートが剥離されたウェーハWは、フレームFごとダイシングソーに搬送され、高速回転するダイヤモンドブレードで個々のチップTに切断される(ステップS109)。切断された個々のチップTは、ダイシングシートSに貼付されたままバラバラにならず、ウェーハ状態を保っているので、ここでは、便宜上このウェーハ状態を保ったチップTの集合体をもウェーハWと呼ぶことにする。
次にエキスパンド工程でダイシングシートSが放射状に引き伸ばされて、個々のチップTの間隔が広げられ(ステップS111)、チップマウント工程でリードフレーム等のパッケージ基材にマウントされる(ステップS113)。
ところがこの従来のチップ製造方法では、厚さ100μm以下の極薄のウェーハWの場合、この従来のダイシングソーで切断すると、切断時にウェーハWにチッピングや割れ欠けが生じ、良品チップTを不良品にしてしまうという問題があった。
この切断時にウェーハWにチッピングや割れ欠けが生じるという問題を解決する手段として、従来のダイシングソーによる切断に替えて、ウェーハWの内部に集光点を合わせたレーザー光を入射し、ウェーハ内部に多光子吸収による改質領域を形成して個々のチップTに分割するレーザ加工方法に関する技術が提案されている。(例えば、特許文献1〜6参照。)。
特開2002−192367号公報 特開2002−192368号公報 特開2002−192369号公報 特開2002−192370号公報 特開2002−192371号公報 特開2002−205180号公報
上記の特許文献1〜6で提案されている技術は、従来のダイシングソーによるダイシング装置に替えて、レーザー光を用いた割断技術によるダイシング装置を提案したもので、切断時にウェーハWにチッピングや割れ欠けが生じるという問題は解決する。
しかし、このレーザー光を用いたダイシング方法では、ウェーハ主表面のストリートにТEG(Test Elementary Group;プロセス及びデバイスの評価や管理を行うためのテストパターン)が形成されたウェーハWの場合、ウェーハ主表面側からレーザー光を入射させるとТEGが障壁となって上手くダイシングできず、また、ウェーハWの裏面側にはダイシングシートが貼付されているので裏面側からも上手くダイシングできないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、厚さ100μm以下の極薄のウェーハであっても、またストリートにТEGが形成されたウェーハであっても、ダイシング時にウェーハにチッピングや割れ欠けが生ぜず、また、ウェーハをフレームと一体化した状態でダイシング装置内、ダイシング装置とダイボンダ間、及びダイボンダ内をフレーム搬送することのできるチップ製造方法を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するために、請求項に記載の発明は、ウェーハを個々のチップに分割するチップ製造方法において、前記ウェーハの主表面に保護シートを貼付する工程と、前記保護シートが貼付されたウェーハの裏面を加工して、該ウェーハを所定の厚さに仕上げる裏面加工工程と、前記ウェーハに前記保護シートを介してダイシングシートを貼付するとともに、前記ダイシングシートを前記ウェーハの外側に配置されたリング状の第1のフレームに貼付することにより、前記ウェーハと前記第1のフレームとを一体化する第1のフレームマウント工程と、前記ウェーハの裏面側からレーザー光を入射させ、前記ウェーハの内部に改質領域を形成することにより前記ウェーハを個々のチップに分割するレーザーダイシング工程と、前記ウェーハの裏面を上にして当該ウェーハを吸着テーブルに吸着載置させた状態でカッタを前記ウェーハの外周に沿って1周させることにより前記ダイシングシートを切断して、前記ウェーハと前記第1のフレームとを別体とし、次いで前記ウェーハの裏面を上にして当該ウェーハを前記吸着テーブルに吸着載置させた状態のまま当該吸着テーブルを上昇させてリング状の第2のフレームの上面と前記ウェーハの裏面とが同一高さになるように位置決めさせた後に、前記ウェーハの裏面にエキスパンドシートを貼付するとともに、前記エキスパンドシートを前記第2のフレームに貼付することにより、前記ウェーハと前記第2のフレームとを一体化する第2のフレームマウント工程と、前記ウェーハの主表面に貼付されている保護シートを剥離する保護シート剥離工程と、前記エキスパンドシートを放射状に引き伸ばして、個々のチップ間隔を拡大するエキスパンド工程と、を有することを特徴とする。
請求項の発明によれば、ウェーハの主表面に保護シートを貼付してウェーハを所定の厚さに加工し、加工後は保護シート側にダイシングシートを貼付して第1のフレームにマウントするので、ダイシング装置内をフレーム搬送することができるとともに、ウェーハの裏面からレーザーダイシングすることができる。
また、ダイシング後はウェーハの裏面側にエキスパンドシートを貼付してウェーハを第2のフレームにマウントするので、通常行われているようにダイシング装置とダイボンダ間、及びダイボンダ内をフレーム搬送して個々のチップをピックアップすることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載のチップ製造方法において、前記第1のフレームと前記第2のフレームとは同種のフレームであることを特徴とする。
請求項の発明によれば、第1のフレームと第2のフレームとが同種のフレームであるので、ダイシング装置内、ダイシング装置とダイボンダ間、及びダイボンダ内を従来の搬送手段をそのまま用いてフレーム搬送することができる。
以上説明したように本発明のチップ製造方法によれば、厚さ100μm以下の極薄のウェーハであっても、またストリートにТEGが形成されたウェーハであっても、レーザーダイシングでウェーハにチッピングや割れ欠けを生じさせずにダイシングすることができ、また、ウェーハをフレームと一体化した状態でダイシング装置内、ダイシング装置とダイボンダ間、及びダイボンダ内をフレーム搬送することができる。
以下添付図面に従って本発明に係るチップ製造方法の好ましい実施の形態について詳説する。尚、各図において同一部材には同一の番号または記号を付している。なお、各図においてウェーハやシートの厚さは分り易いように極端に厚く記載してあるが、実際は厚さ100μm程度のものである。
図1は、本発明に係るチップ製造方法の工程の流れを説明するフローチャートである。先ず、主表面側に回路パターンが形成されたウェーハWのパターン面を保護するために、パターン面に保護シートを貼付する(ステップS11)。
図2は、保護シート貼付け機の概念図である。保護シート貼付け機20では、吸着テーブル21にウェーハWがその回路パターンWPを上にして吸着支持される。吸着テーブル21の上方には供給リール22が設けられ、供給リール22から繰り出された保護シートPSがガイドローラ24、25を経て巻取りリール23に巻き取られるようになっている。
保護シートPSは、貼付け面に紫外線硬化型粘着剤を有しており、プレスローラ26を下方に押圧しながら横方向に転動させることによってウェーハWの回路パターンWPに保護シートPSが貼付される。その後、図示しないカッタでウェーハWの外周に沿って切断され、残った保護シートPSは巻取りリール23に巻き取られる。以上が保護シート貼付工程である。
ステップS11で主表面に保護シートPSが貼付されたウェーハWは、図3に示すように、バックグラインダ30の回転する吸着テーブル31に保護シートPS側を下にして吸着され、裏面を回転する砥石32で研削され(図3(a))、所定の厚さ(100μm以下)に加工され、次いで吸着テーブル31に保持されたまま図示しない研磨ヘッドによって研磨されて、研削加工時に形成された加工変質層が除去される(図3(b))。保護シートPSは研削加工圧に対して十分な硬度を有しているので、精度よく加工することができる。これがウェーハWの裏面加工工程である(ステップS13)。
次にウェーハWは、図4に示すフレームマウンタ40に移され、吸着テーブル41に回路パターンWP側を上にして吸着載置される。次いでウェーハWの外側に剛性の有るリング状の第1のフレームF1が吸着載置される。
吸着テーブル41の上方には供給リール42が設けられ、供給リール42から繰り出された第1の粘着シートであるダイシングシートSがガイドローラ44、45を経て巻取りリール43に巻き取られるようになっている。
ダイシングシートSは、貼付け面に粘着剤を有しており、プレスローラ46を下方に押圧しながら横方向に転動させることによってウェーハWの裏面、及び第1のフレームF1にダイシングシートSが貼付される。
その後、カッタ47が下方に押圧されながら1回転して第1のフレームF1の外周近傍に沿ってダイシングシートSを切断し、残ったダイシングシートSは巻取りリール43に巻き取られる。この状態でウェーハWはダイシングシートSを介して第1のフレームF1にマウントされ、一体化される(ステップS15)。これが第1のフレームマウント工程である。
第1のフレームF1と一体化されたウェーハWは、カセットに多数枚収納されてレーザーダイシング装置に投入される。
図5は、レーザーダイシング装置を説明する概念図である。レーザーダイシング装置10は、図5に示すように、マシンベース11上にXYZθテーブル12が設けられ、ウェーハWを吸着載置してXYZθ方向に精密に移動される。同じくマシンベース11上に設けられたホルダ14にはダイシング用の光学系13が取付けられている。
光学系13にはレーザー光源13Aが設けられ、レーザー光源13Aから発振されたレーザー光はコリメートレンズ、ミラー、コンデンスレンズ等の光学系を経てウェーハWの内部に集光される。ここでは、集光点におけるピークパワー密度が1×108 ( W/c m2 )以上でかつパルス幅が1μs以下の条件のレーザー光が用いられる。なお、集光点の厚さ方向位置は、XYZθテーブル12のZ方向微動によって調整される。
また、図示しない観察光学系が設けられており、ウェーハ表面に形成されている回路パターンWPを基にウェーハWのアライメントが行われ、レーザー光の入射位置が位置決めされる。アライメントが終了すると、XYZθテーブル12がXYに移動してウェーハWのダイシングストリートに沿ってレーザー光が入射される。
図6は、レーザーダイシング装置10によるレーザーダイシングの様子を概念的に表わしたものである。図6に示すように、XYZθテーブル12にはウェーハWがダイシングシートS及び保護シートPSを介して裏面を上にして吸着され、第1のフレームF1はXYZθテーブル12に固定されたフレームクランパ12Aに吸着されている。
この状態でウェーハWは、図示しない赤外線照明装置と赤外線カメラとを有する観察光学系によって裏面からアライメントされる。赤外線を使用したウェーハWの裏面からのアライメントについては、既に周知であるので、詳細説明は省略する。
アライメントが終了後、光学系13から出射されたウェーハ内部に集光点を有するレーザー光LがウェーハWの裏面から入射され、ウェーハ内部に改質領域WKを形成しウェーハWを割断する(ステップS17)。これがレーザーダイシング工程である。
ステップS17でレーザーダイシングされたウェーハWには、次に表裏を逆転させて別のフレームに貼り替えるフレーム貼り替え工程が施される。
図7は、フレーム貼り替え装置50を示したものである。フレーム貼り替え工程は先ず、図7(a)に示すように、ウェーハWが裏面を上にして吸着テーブル51に吸着載置され、第1のフレームF1は吸着テーブル51に設けられたフレームクランパ51Aに吸着される。この状態でカッタ57が下降してウェーハWの外周に沿って1周し、ダイシングシートSを切断する。これによりウェーハWは第1のフレームから分離される(ステップS19)。
次に、図7(b)に示すように、吸着テーブル51がウェーハWを吸着載置したまま
上昇し、フレームホルダ59に保持された第2のフレームF2の上面とウェーハWの裏面とが同一高さになるように位置決めする。
一方、吸着テーブル51の上方には供給リール52が設けられ、供給リール52から繰り出された第2の粘着シートであるエキスパンドシートESがガイドローラ54、55を経て巻取りリール53に巻き取られるようになっている。
エキスパンドシートESは、貼付け面に紫外線硬化型粘着剤を有しており、プレスローラ56を下方に押圧しながら横方向に転動させることによってウェーハWの裏面、及び第2のフレームF2の上面にエキスパンドシートESが貼付される。
その後、カッタ57がエキスパンドシートESに押圧されながら1回転して第2のフレームF2の外周近傍に沿ってエキスパンドシートESを切断し、残ったエキスパンドシートESは巻取りリール23に巻き取られる。この状態でウェーハWはエキスパンドシートESを介して第2のフレームF2に表裏逆転して貼り替えられ、一体化される(ステップS21)。これが第2のフレームマウント工程(フレーム貼り替え工程)である。
なお、第1のフレームF1と第2のフレームF2とが同種のフレームであると、ダイシング装置とダイボンダ間、及びダイボンダ内を既存の搬送装置を用いてフレーム搬送することができるので好適である。
次に、第2のフレームF2に貼り替えられたウェーハWは、図8に示す剥離装置60に搬送される。剥離装置60では、先ず、ウェーハWの主表面側のダイシングシートS側から、図示しない紫外線照射装置によって紫外線を照射する。保護シートPSは紫外線透過型の樹脂が用いられているので、保護シートPSに形成されていた紫外線硬化型粘着剤層が硬化し、ウェーハWとの間の粘着力が低下する。
次いで、ウェーハWは、保護シートPS、ダイシングシートS側を上に、裏面に貼付されたエキスパンドシートES側を下にして吸着テーブル61に吸着載置され、第2のフレームF2は吸着テーブル61に設けられたフレームクランパ61Aに吸着される。
ここで、ウェーハWの主表面側のダイシングシートS側に剥離シートRSを貼付し、この剥離シートRSを図8(a)のハッチング矢印で示す方向に引き上げると、ダイシングシートS及び保護シートPSが剥離シートRSに貼着されたままウェーハWから剥離される。
これにより、ウェーハWは、図8(b)に示すように、回路パターンWP側を上にして、裏面にエキスパンドシートESが貼付され、第2のフレームF2と一体化された状態となる(ステップS23)。これが保護シート剥離工程である。
ウェーハWはこの状態でカセットに多数枚収納されて、ダイボンダーに投入される。ダイボンダーではエキスパンドシートES側から紫外線を照射し、エキスパンドシートESに形成された紫外線硬化型粘着材の粘着力を低減する。次いで、図9に示すエキスパンド手段70によってエキスパンドシートESを引き伸ばして、レーザーダイシング装置によって割断されたウェーハWの各チップ間の間隔を拡大するエキスパンド工程が行われる。
エキスパンド工程は、図9に示すように、先ずウェーハWを吸着テーブル71上に吸着せずに載置し、第2のフレームF2をフレームクランパ71Aに吸着保持する。次いで吸着テーブル71を上昇させ、エキスパンドシートESを放射状に引き伸ばす。これにより個々のチップ間隔が拡大される(ステップS25)。
次に、個々のチップTを1個づつコレットでピックアップし、リードフレーム等のパッケージ基板にダイボンディング(チップマウント)する(ステップS27)。
以上が本発明の実施の形態に係るチップ製造方法の工程の流れである。このように本発明によれば、ウェーハWをレーザーダイシングするので、100μm以下の極薄のウェーハWであっても、チッピングや欠けのないチップTを製造することができる。また、シート材を介さずウェーハの裏面から直接レーザー光Lを入射させるので、安定したレーザー割断が行えるとともに、ストリートにTEGの形成されたウェーハWであっても十分割断することができる。
更に、レーザーダイシング後にウェーハWの表裏を逆にして別のフレームに貼り替えるので、ダイシング装置内、ダイシング装置とダイボンダ間、及びダイボンダ内を既存の搬送装置を用いてフレーム搬送することができる。
なお、前述した本実施の形態では、ダイシングシートSとエキスパンドシートESとを夫々別の物を用いたが、ダイシングシートSは一般的に伸張性のよいものが用いられているので、エキスパンドシートESの代わりにダイシングシートSを用いてもよい。
本発明に係るチップ製造方法の工程を表わすフローチャート 保護シート貼付け工程を説明する概念図 裏面加工工程を説明する概念図 第1のフレームマウント工程を説明する概念図 レーザーダイシング装置を表わす概念図 レーザーダイシング工程を説明する概念図 第2のフレームマウント工程を説明する概念図 保護シート剥離工程を説明する概念図 エキスパンド工程を説明する概念図 フレームにマウントされたウェーハを表わす斜視図 従来のチップ製造方法の工程を表わすフローチャート
符号の説明
10…レーザーダイシング装置、20…保護シート貼付け機、30…バックグラインダ、40…フレームマウンタ、50…フレーム貼り替え装置、60…剥離装置、70…エキスパンド手段、ES…エキスパンドシート(第2の粘着シート)、F1…第1のフレーム、F2…第2のフレーム、L…レーザー光、PS…保護シート、S…ダイシングシート(第1の粘着シート)、T…チップ、W…ウェーハ、WK…改質領域、WP…回路パターン

Claims (2)

  1. ウェーハを個々のチップに分割するチップ製造方法において、
    前記ウェーハの主表面に保護シートを貼付する工程と、
    前記保護シートが貼付されたウェーハの裏面を加工して、該ウェーハを所定の厚さに仕上げる裏面加工工程と、
    前記ウェーハに前記保護シートを介してダイシングシートを貼付するとともに、前記ダイシングシートを前記ウェーハの外側に配置されたリング状の第1のフレームに貼付することにより、前記ウェーハと前記第1のフレームとを一体化する第1のフレームマウント工程と、
    前記ウェーハの裏面側からレーザー光を入射させ、前記ウェーハの内部に改質領域を形成することにより前記ウェーハを個々のチップに分割するレーザーダイシング工程と、
    前記ウェーハの裏面を上にして当該ウェーハを吸着テーブルに吸着載置させた状態でカッタを前記ウェーハの外周に沿って1周させることにより前記ダイシングシートを切断して、前記ウェーハと前記第1のフレームとを別体とし、次いで前記ウェーハの裏面を上にして当該ウェーハを前記吸着テーブルに吸着載置させた状態のまま当該吸着テーブルを上昇させてリング状の第2のフレームの上面と前記ウェーハの裏面とが同一高さになるように位置決めさせた後に、前記ウェーハの裏面にエキスパンドシートを貼付するとともに、前記エキスパンドシートを前記第2のフレームに貼付することにより、前記ウェーハと前記第2のフレームとを一体化する第2のフレームマウント工程と、
    前記ウェーハの主表面に貼付されている保護シートを剥離する保護シート剥離工程と、
    前記エキスパンドシートを放射状に引き伸ばして、個々のチップ間隔を拡大するエキスパンド工程と、を有することを特徴とするチップ製造方法。
  2. 前記第1のフレームと前記第2のフレームとは同種のフレームであることを特徴とする、請求項1に記載のチップ製造方法。
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