JP4504437B2 - 鉄道車両用放送サービス提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、高速移動体として鉄道車両における放送およびコンテンツの配信を行う鉄道車両用放送サービス提供システムに関するものである。
近年、サービスチャンネルの増大等に伴い、地上波アナログ放送から、地上波のデジタル放送に移行しつつある。衛星波においても従来屋内での固定局を対象としたKu波を用いた多チャンネル放送サービスが実施されている。
衛星放送は、電波の中継に影響のある離島や山間部への放送サービス、多目的放送提供等を目的とし、現在ではBS(Broadcasting Satellite)放送、CS(Communication Satellite)放送が実用化されている。
かかる衛星放送システムとして、移動体等に適用可能な特許文献1に示されるシステム又は放送なみならず既存のメディアに対応させ得る特許文献2に示すシステムがある。
一方、上述したBS、CSのいずれ方式においても、静止衛星から配信される搬送波はKu波を用いることから、電波の性質上受信にパラボラアンテナを用い、かつ受信のためにアンテナは常に静止衛星の方位に向けて設置していた。
このため静止衛星を用いた移動体への放送サービスの実現においては、正確に移動局のアンテナ方向を、どこに居ても常に正確に静止衛星に向けておく必要があるため、その姿勢制御が複雑でかつコスト高であった。
また、Ku波では高周波である分、搬送電力が制限され、また他の搬送波対に比べ小電力であるため、移動局側のアンテナが高利得なパラボラ形状のアンテナを用いる必要性があり、このことからアンテナが大きくなり、移動局への適用には向いていない。
さらに、地上波を用い鉄道車両等の移動体で放送を受信するには、多くの受信エリアを跨いで電波を受信し続ける必要があるため、このハンドオーバにおいては移動局の受信機側で受信周波数の自動切換をする必要性があり、このためチューナ設備等受信設備が大掛かりになる。
また、地上波を用いて放送波を鉄道車両等の移動体で受信する場合、放送の基地局やキー局から移動体が遠ざかると、当然電波の受信強度が下がることから常に安定したサービスの提供が困難であった。また、これらの受信状況も時々刻々に変化する。
さらに、地上波を用いて放送波を鉄道車両等の移動体で受信する場合、常に平坦な空間を電波が伝搬するのではなく、山間部、ビルやトンネル等電波の伝搬の妨げになる地域は避けられないため、電波受信が困難なケースがある。
また、鉄道車両における地上対車上間のデータの通信等は、移動中に大容量のデータのダウンロードが困難なため、駅構内や保守基地等の特定の停車位置における拠点伝送方式によってダウンロードし、データ蓄積型のサービスが中心となっているため、リアルタイムの画像放送の配信は困難でであった。
以上のことから、鉄道車両等の移動体においてはニュースや市況、広域臨時情報等の即応性が有用な画像放送は困難であった。
一方、鉄道車両の車両室内では車体が金属構造であるため、外部からの放送電波を直接受信するには、現行の地上波で用いられている搬送波VHF帯では波長の関係で、窓等の開口部があるにしても車両内への導波環境が安定せず直接受信が難しい環境にあった。
特開平10−308941号公報 特開2002−247572号公報
上記に述べたように従来の衛星放送システムでは十数GHzのKu波を用いているため、電波の性質上、直進性(指向性)があるのでこの場合、常に静止衛星にアンテナ方向を向けておく必要があった。
この電波の搬送出力においても、高周波での放射のため電磁波による人体や環境への影響を少なくするため、出力に制限がありこれに使用される受信アンテナも受信利得を得るために直径30cm程度のパラボラ形状のアンテナを用い構成しなければならなかった。
本発明の目的は、鉄道車両等の高速移動体における放送及び通信を容易且つ低コストで実現することが可能な鉄道車両用放送サービス提供システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る鉄道車両用放送サービス提供システムは、例えば、Sバンドデジタル衛星放送サービスを鉄道車両にて提供するシステムにおいて、地上局に設けられ、Kuバンドの上り伝送路を介してKu波で放送信号を送出する手段と、静止衛星に設けられ、前記地上局から送出されてくる放送信号をKuバンドからSバンドにリアルタイムに変換してSバンド下り伝送路を介してS波で放射する手段と、前記鉄道車両に配置され、前記静止衛星から照射されてくるS波を受信可能なアンテナを有し当該アンテナを通じてS波を受信処理する受信部と、この受信部により受信した放送信号をデコード処理するデコーダと、このデコーダによりデコード処理した放送データをコンテンツ毎に分割するスプリッタと、を有する受信装置と、前記鉄道車両に配置され、前記受信装置から出力される放送データに基づき、時間、キロ程、又は停車駅に応じた放送データを送出するスケジューラを有するサーバと、前記鉄道車両に配置され、前記サーバが送出した放送データと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示する表示器と、この表示器において当該放送データの受信中に少なくとも次駅停車のガイダンスを同一画面上に表示できるようにインポーズするミキサと、を有する端末とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、鉄道車両のユーザにおいて、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になり、もって、鉄道車両等の高速移動体における放送及び通信を容易且つ低コストで実現することが可能な鉄道車両用放送サービス提供システムを提供できるものである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを示すもので、地上局設備、静止衛星及び移動局設備からなる衛星放送システムにおいて、移動局設備である高速移動体として鉄道車両内で、旅客にSバンドデジタル衛星放送サービスを提供するものである。
図1に示すように、本実施形態においては、地上局設備として放送局等の地上局10と、静止衛星20と、移動局設備として鉄道車両30−1からなる。
地上局10は、映像や音響情報を、Kuバンドの上り伝送路にて静止衛星20に送出する。
静止衛星20は、Sバンドの下り伝送路を介してサービスエリアに向けて送信される。この静止衛星20は、衛星本体内に設けられた信号処理装置により、復調・増幅した後にSバンドにリアルタイムに変換し放射することで、本実施形態の鉄道車両30−1などの移動局は絶えず静止衛星20からの送信信号を受信することができる。通常、この送信信号は多重化されており、本実施形態の鉄道車両30−1などの移動局においては、複数の音声や映像プログラムを任意に選択して受信することができる。
また、この静止衛星20はサービスエリア内に十分な電界強度で送信するため大口径のアンテナを備えており、この送信アンテナは広い地域をカバーするため、各地域範囲ごとにそれぞれ独立したビームを形成して搬送する。これらの機能を具備した静止衛星を用いることで、従来の衛星を利用した放送システムのように数十cmクラスの大型パラボラアンテナを、常に衛星の静止軌道方向に対向させなくても、小型のアンテナで十分に受信することが可能となり、本実施形態の鉄道車両30−1においても、小型のアンテナ31Aを用いた受信装置31を備える。
鉄道車両30−1は、上述したように静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号をデジタル画像にデコードする制御装置33と、各車の例えば扉上部等に配置され制御装置33によるデジタル画像を受けて表示する表示部34A,この表示部34Aにおける表示を制御する制御部34Bを有するパブリック表示器34とを具備する。
本発明において、親局が有する映像や音響情報を地上局から例えばKuバンドの上り伝送路にて静止衛星に送出し、この静止衛星に送られた後、この静止衛星から例えばSバンドの下り伝送路を介してサービスエリアに向けて送信される。このサービスエリアには従来の固定局に加え、本実施形態のような鉄道車両等の高速に走行する移動局にて受信され、放送サービスが鉄道車両にて提供され得る。
静止衛星は、衛星本体内に設けられた信号処理装置により、復調・増幅した後に例えばSバンド(2.6GHz等)にリアルタイムに変換し放射することで、鉄道車両などの移動局は絶えず上記静止衛星からの送信信号を受信することが可能となる。
通常、この送信信号は多重化されており、鉄道車両などの移動局においては複数の音声や映像プログラムを任意に選択して受信することができる。
これに用いる静止衛星はサービスエリア内に十分な電界強度で送信するため、大口径のアンテナを具備する。またこの送信アンテナは広い地域をカバーするため、各地域範囲ごとにそれぞれ独立したビームを形成して搬送する。
上記これらの機能を具備した静止衛星を用いることで、従来の衛星を利用した放送システムのように数十cmクラスの大型パラボラアンテナを、常に衛星の静止軌道方向に対向させなくても、小型のアンテナで十分に受信することが可能となる。
本発明では、静止衛星を用いることから地上局に比べサービスエリアが広範囲である。静止衛星からの対地上への下り搬送波にはS波を用いることで、直接波の他に間接波での搬送も利用することが可能となる。これにより、このパルチパス伝搬により従来の地上波の搬送波にはない特性として、建物環境でも窓等の少しの開口部から電波は進入して反射しながら深部にまで電波が到達する特性があることから、比較的小さいアンテナで、しかも小型の受像機に内蔵することが出来る。
また、受信感度としてもKu波より低い周波数、例えば、2GHz帯であることから、対地上への搬送出力も比較的余裕があるため受信の安定性が得られる。これらを用いたことでライブ映像や音声が用意に鉄道車両等の移動体に応用することが可能となる。
鉄道車両のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−1にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車の制御装置33でデジタル画像にデコードし、客室内の複数のパブリック表示器34に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−1のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信では無くしてリアルタイムな情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
次に、図2を参照して、本発明の第2実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図2においては、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−2は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号をデジタル画像にデコードする制御装置33と、各車の座席等に配置され制御装置33によるデジタル画像を、ネットワーク35を介して受け、これを表示するシート型表示部36A,このシート型表示部36Aにおける表示を制御する制御部36B,制御部36Bへの操作等のためのタッチスイッチ36C及びイヤホン36Dを有するパーソナルシート表示器36とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−2にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車の制御装置33でデジタル画像にデコードし、ネットワーク35を通して、座席取り付けのパーソナルシート表示器36に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−2のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。また、パーソナルシート表示器36は、タッチスイッチ36C及びイヤホン36Dを有するので、ユーザ毎に好みの放送サービスに係る画像及び/又は音声を視聴でき、パーソナルユースとして利便性が高められたものとなる。
次に、図3を参照して、本発明の第3実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図3においては、図1、図2と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−3は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号をデジタル画像にデコードする制御装置33と、各車の座席等に配置され制御装置33によるデジタル画像を、無線LANシステム37A,37Bを介して受け、これを表示するシート型表示部36A,このシート型表示部36Aにおける表示を制御する制御部36B,制御部36Bへの操作等のためのタッチスイッチ36C及びイヤホン36Dを有するパーソナルシート表示器36とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−3にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車の制御装置33でデジタル画像にデコードし、無線LANシステム37A,37Bを通して、座席取り付けのパーソナルシート表示器36に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−3のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、パーソナルシート表示器36は、タッチスイッチ36C及びイヤホン36Dを有するので、ユーザ毎に好みの放送サービスに係る画像及び/又は音声を視聴でき、パーソナルユースとして利便性が高められたものとなる。
さらに、制御装置33とパーソナルシート表示器36とは無線LANシステム37A,37Bにより情報伝送可能となっているので、制御装置33及び/又はパーソナルシート表示器36の設置は容易であり、またそれらの位置変更等にも容易に対応可能となる。
次に、図4を参照して、本発明の第4実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図4においては、図1〜図3と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−4は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号をデジタル画像にデコードする制御装置33と、各車の座席等に配置され制御装置33によるデジタル画像を、無線LANシステム37A,37Bを介して受け、これを表示する持込み又は貸与の携帯端末(PDA)38とを具備する。この携帯端末(PDA)38は、制御装置33側の無線LANユニット37Aに対応する無線LANユニット37Bを付設している。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−4にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車の制御装置33でデジタル画像にデコードし、無線LANシステム37A,37Bを通して、携帯端末(PDA)38に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−4のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、ユーザが持込み又は車内で貸与される携帯端末(PDA)38は、ユーザ毎に好みの画像及び/又は音声を視聴でき、パーソナルユースとして利便性が高められたものとなる。
さらに、制御装置33と携帯端末(PDA)38とは無線LANシステム37A,37Bにより情報伝送可能となっているので、制御装置33及び/又は携帯端末(PDA)38の設置は容易であり、またユーザの位置を制限することなく放送サービスに係る画像及び/又は音声を提供できるものとなる。
次に、図5を参照して、本発明の第5実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図5においては、図1〜図4と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−5は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号を増幅して客室内に前記放送信号の搬送波の周波数帯域と同じ周波数(S波)で再輻射する再送信部39と、各車の座席等に配置され再送信部39からの再輻射波(S波)を受け、これを表示するシート型表示部40A,このシート型表示部40Aにおける表示を制御する制御部40B及びイヤホン40Cを有するパーソナルシート表示器40とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−3にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車で増幅して再度として客室内に再輻射することで、座席取り付けのパーソナルシート表示器40に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−5のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、パーソナルシート表示器40により提供する放送情報は、再送信部39からのS波を受信することにより実現しているので、S波送信による受信器の小型化及び伝搬特性のメリットを享受できるものとなる。
次に、図6を参照して、本発明の第6実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図6においては、図1〜図5と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−6は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号を増幅して客室内に前記放送信号の搬送波の周波数帯域と同じ周波数(S波)で再輻射する再送信部39と、再送信部39からのS波を受ける契約視聴者認識用カード41Aを挿入可能な携帯端末(PDA)41とを具備する。なお、契約視聴者認識用カード41Aは、視聴許諾した事業者又は個人を認識するための情報を保持してなり、携帯端末(PDA)41は当該カード41Aが挿入され、視聴許諾した事業者又は個人を認識すると、再輻射した放送信号に係る情報を携帯端末(PDA)41に表示するものとなる。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−6にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車で増幅して、前記放送信号の搬送波の周波数と同じ周波数で再輻射することで、契約視聴者認識用カード41Aを挿入した携帯端末(PDA)41に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−6のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、携帯端末(PDA)41は、契約視聴者認識用カード41Aを挿入することで放送情報を表示等することができる構成としたことにより、このカード41Aを車内で貸与等をすることでユーザに対するサービス提供ができることから、この点でもサービスの向上に寄与出来るものとなる。
次に、図7を参照して、本発明の第7実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図7においては、図1〜図6と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−7は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号を増幅し、該増幅した信号を前記放送信号の搬送波の周波数と同じ周波数(S波)で客室内に再輻射する再送信部39と、再送信部39からのS波を受ける携帯受信端末42とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−7にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車で増幅して客室内に再輻射することで、携帯受信端末42に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−7のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、携帯受信端末42を車内で貸与等をすることでユーザに対するサービス提供ができ、この点でもサービスの向上に寄与出来るものとなる。
次に、図8を参照して、本発明の第8実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図8においては、図1〜図7と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−8は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号をデジタルデータに変換するデータ変換装置43と、鉄道車両30−8の各車に配置されデータ変換装置43によるデータを列車内に伝送する編成内幹線LAN45を介して受ける表示制御装置として伝送端末44と、この伝送端末44からの衛星放送に係るデータと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示するパブリック表示器46とを具備する。
ここに、パブリック表示器46は、表示部46A及び制御部46Bを備え、表示部46Aでは、衛星放送に係るデータと列車特有の案内情報画面とを切り替え可能に表示し、また列車特有の案内情報を大画面46A1とし、衛星放送に係るデータを子画面46A2とすることができる。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−8にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31の映像信号をデジタルデータに変換し、そのデータを列車の編成内幹線LAN45を経由して、各車に送信し、各車の伝送端末45からパブリック表示器46に転送し、列車特有の案内情報画面と切り替え可能な構成でパブリック表示器46に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−8のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、編成内幹線LAN45及び伝送端末44は、鉄道車両30−8に備わるものを使用できるので、低コスト化に寄与する。
次に、図9を参照して、本発明の第9実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図9においては、図1〜図8と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−9は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号をデジタルデータに変換するデータ変換装置43と、鉄道車両30−8の各車に配置されデータ変換装置43によるデータを列車内に伝送する編成内幹線LAN45を介して受ける表示制御装置として伝送端末44と、この伝送端末44からの衛星放送に係るデータと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示する、座席取り付けのパシート型表示部36A,このシート型表示部36Aにおける表示を制御する制御部36B,制御部36Bへの操作等のためのタッチスイッチ36C及びイヤホン36Dを有するパーソナルシート表示器36とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−9にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31の映像信号をデジタルデータに変換し、そのデータを列車の編成内幹線LAN45を経由して、各車に送信し、各車の伝送端末45からパーソナルシート表示器36に転送し、列車特有の案内情報画面と切り替え可能な構成でパーソナルシート表示器36に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−9のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
次に、図10を参照して、本発明の第10実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図10においては、図1〜図9と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−10は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号をデジタルデータに変換するデータ変換装置43と、鉄道車両30−8の各車に配置されデータ変換装置43によるデータを列車内に伝送する編成内幹線LAN45を介して受ける表示制御装置として伝送端末44と、この伝送端末44からの衛星放送に係るデータと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示するものであって、無線LANシステム37A,37Bを介して受ける各車の座席等に配置されるパーソナルシート表示器36とを具備する。パーソナルシート表示器36は、シート型表示部36A,このシート型表示部36Aにおける表示を制御する制御部36B,制御部36Bへの操作等のためのタッチスイッチ36C及びイヤホン36Dを有するパーソナルシート表示器36とを有する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−10にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31の映像信号をデジタルデータに変換し、そのデータを列車の編成内幹線LAN45を経由して、各車に送信し、各車の伝送端末45から無線LANシステム37A,37Bを通して、座席取り付けのパーソナルシート表示器36に放送サービスと列車特有の案内情報とを切り替え可能に提供することができ、鉄道車両30−10のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、伝送端末44とパーソナルシート表示器36とは無線LANシステム37A,37Bにより情報伝送可能となっているので、伝送端末44及び/又はパーソナルシート表示器36の設置は容易であり、またそれらの位置変更等にも容易に対応可能となる。
次に、図11を参照して、本発明の第11実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図11においては、図1〜図10と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−11は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号をデジタルデータに変換するデータ変換装置43と、鉄道車両30−8の各車に配置されデータ変換装置43によるデータを列車内に伝送する編成内幹線LAN45を介して受ける表示制御装置として伝送端末44と、この伝送端末44からの衛星放送に係るデータと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示するものであって、無線LANシステム37A,37Bを介して受け、これを表示する持込み又は貸与の携帯端末(PDA)38とを具備する。この携帯端末(PDA)38は、制御装置33側の無線LANユニット37Aに対応する無線LANユニット37Bを付設している。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−11にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31の映像信号をデジタルデータに変換し、そのデータを列車の編成内幹線LAN45を経由して、各車に送信し、各車の伝送端末45から無線LANシステム37A,37Bを通して、携帯端末(PDA)38に放送サービスと列車特有の案内情報とを切り替え可能に提供することができ、鉄道車両30−11のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、ユーザが持込み又は車内で貸与される携帯端末(PDA)38は、ユーザ毎に好みの画像及び/又は音声を視聴でき、パーソナルユースとして利便性が高められたものとなる。
次に、図12を参照して、本発明の第12実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図12においては、図1〜図11と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−12は、各車両に設置され、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号をデジタルデータに変換するデータ変換装置43と、列車制御情報及び列車特有の案内情報を伝送する編成内幹線LAN45と、この編成内幹線LAN45を介して列車特有の案内情報を受ける表示制御装置として伝送端末44と、この伝送端末44から列車特有の案内情報を受け且つデータ変換装置43から放送信号のデジタルデータを受けて、衛星放送に係るデータと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示するパブリック表示器34とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−11にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31の映像信号をデジタルデータに変換し、編成内幹線LAN45を経由して、放送サービスと列車特有の案内情報とを切り替え可能にパブリック表示器34にて提供することができ、鉄道車両30−12のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、編成内幹線LAN45及び伝送端末44は、鉄道車両30−12に備わるものを使用できるので、低コスト化に寄与する。
次に、図13を参照して、本発明の第13実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図13においては、図1〜図12と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−13は、各車両に設置され、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号をデジタルデータに変換するデータ変換装置43と、列車制御情報及び列車特有の案内情報を伝送する編成内幹線LAN45と、この編成内幹線LAN45を介して列車特有の案内情報とデータ変換装置43から放送信号のデジタルデータとを受ける表示制御装置として伝送端末44と、この伝送端末44からの列車特有の案内情報とデータ変換装置43からの放送信号のデジタルデータを切り替え可能に表示するパーソナルシート表示器36とを具備する。パーソナルシート表示器36は、シート型表示部36A,このシート型表示部36Aにおける表示を制御する制御部36B,制御部36Bへの操作等のためのタッチスイッチ36C及びイヤホン36Dを有するパーソナルシート表示器36とを有する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−13にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31の映像信号をデジタルデータに変換し、編成内幹線LAN45を経由して、放送サービスと列車特有の案内情報とを切り替え可能にパーソナルシート表示器36にて提供することができ、鉄道車両30−13のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
次に、図14を参照して、本発明の第14実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図14においては、図1〜図13と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−14は、各車両に設置され、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号をデジタルデータに変換するデータ変換装置43と、列車制御情報及び列車特有の案内情報を伝送する編成内幹線LAN45と、この編成内幹線LAN45を介して列車特有の案内情報とデータ変換装置43から放送信号のデジタルデータとを受ける表示制御装置として伝送端末44と、この伝送端末44から無線LANシステム37A,37Bを通して、列車特有の案内情報とデータ変換装置43からの放送信号のデジタルデータを切り替え可能に表示するパーソナルシート表示器36とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−14にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31の映像信号をデジタルデータに変換し、編成内幹線LAN45及び無線LANシステム37A,37Bを経由して、放送サービスと列車特有の案内情報とを切り替え可能にパーソナルシート表示器36にて提供することができ、鉄道車両30−14のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
次に、図15を参照して、本発明の第15実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図15においては、図1〜図14と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−15は、各車両に設置され、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号をデジタルデータに変換するデータ変換装置43と、列車制御情報及び列車特有の案内情報を伝送する編成内幹線LAN45と、この編成内幹線LAN45を介して列車特有の案内情報とデータ変換装置43から放送信号のデジタルデータとを受ける表示制御装置として伝送端末44と、この伝送端末44から無線LANシステム37A,37Bを通して、列車特有の案内情報とデータ変換装置43からの放送信号のデジタルデータを切り替え可能に表示する携帯端末(PDA)38とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−15にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31の映像信号をデジタルデータに変換し、編成内幹線LAN45及び無線LANシステム37A,37Bを経由して、放送サービスと列車特有の案内情報とを切り替え可能に携帯端末(PDA)38にて提供することができ、鉄道車両30−15のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、ユーザが持込み又は車内で貸与される携帯端末(PDA)38は、ユーザ毎に好みの画像及び/又は音声を視聴でき、パーソナルユースとして利便性が高められたものとなる。
次に、図16を参照して、本発明の第16実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図16においては、図1〜図15と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−16は、各車両に設置され、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有し該アンテナ31Aで受信したS波を増幅するRFアンプ47と、このRFアンプ47により増幅した信号を前記放送信号の搬送波の周波数と同じ周波数(S波)で客室内に再輻射する再送信部39と、各車の座席等に配置され再送信部39からの再輻射信号(S波)を受け、これを表示するパーソナルシート表示器48とを具備する。
このパーソナルシート表示器48は、S波を受信する受信部48A,シート型表示部48B,タッチスイッチ48C及びイヤホン48Dを有する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−16にて受信する場合、各車に設置した受信アンテナ31Aによる受信信号を増幅し、客室内に再輻射することで、座席取り付けのパーソナルシート表示器48にて放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−16のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
次に、図17を参照して、本発明の第17実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図17においては、図1〜図16と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−17は、各車両に設置され、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有し該アンテナ31Aで受信したS波を増幅するRFアンプ47と、このRFアンプ47により増幅した信号を前記放送信号の搬送波の周波数と同じ周波数(S波)で客室内に再輻射する再送信部39と、再送信部39からの再輻射信号(S波)を受け、これを表示する携帯端末(PDA)49とを具備する。
この携帯端末(PDA)49は、S波を受信する受信部49Aを有する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−17にて受信する場合、各車に設置した受信アンテナ31Aによる受信信号を増幅し、客室内に再輻射することで、持込み又は貸与の携帯端末(PDA)49にて放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−17のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
次に、図18を参照して、本発明の第18実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図18においては、図1〜図17と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−18は、各車両に設置され、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有し該アンテナ31Aで受信したS波を増幅するRFアンプ47と、このRFアンプ47により増幅した信号を前記放送信号の搬送波の周波数と同じ周波数(S波)で客室内に再輻射する再送信部39と、再送信部39からの再輻射信号(S波)を受け、これを表示する携帯モバイル放送受信機50とを具備する。
この携帯モバイル放送受信機50は、S波を受信する受信部50Aを有する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−18にて受信する場合、各車に設置した受信アンテナ31Aによる受信信号を増幅し、客室内に再輻射することで、持込み又は貸与の携帯モバイル放送受信機50にて放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−18のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
次に、図19を参照して、本発明の第19実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図19においては、図1〜図18と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−19は、各車両に設置され、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有し該アンテナ31Aで受信処理する受信部51A、この受信部51Aにより受信した信号をMPEG4デコーディング等のデコード処理を行うデコーダ51B,このデコーダ51Bによるデータをコンテンツ毎、例えば文字ファイル、画像ファイル、動画ファイルとして分割するスプリッタ51Cからなり、ダウンロードサービスも行える受信装置51と、スケジューラを内蔵し、該スケジューラにより受信装置51による放送データを時間連動、キロ程連動又は停車駅連動にて送出するサーバ52と、このサーバ52からのデータを取込む伝送端末44と、この伝送端末44により取込んだサーバ52からの放送に係るデータと列車特有の案内情報等を伝送するツイストペアケーブル53と、ツイストペアケーブル53を介し伝送端末44からの衛星放送に係るデータと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示するパブリック表示器46と、このパブリック表示器46に付設されるFM再送信器54と、無線LANシステム37Aとを具備する。
また、鉄道車両30−19内では、上述した伝送機器に対応して無線LANシステム37Bを装備する持込み又は車内で貸与される携帯端末(PDA)38、静止衛星20からの下りS波を直接受信する受信部50Aを有する携帯モバイル放送受信機50、FM再送信器54からのFM電波を受信するFMラジオ等のFM受信器55が利用され得る。
ここに、パブリック表示器46は、表示部46A及び制御部46Bを備え、表示部46Aでは、衛星放送に係るライブデータ又は蓄積データと列車特有の案内情報画面とを切り替え可能に表示し、また列車特有の案内情報を大画面46A1とし、衛星放送に係るデータを子画面46A2とすることができる。
また、携帯端末(PDA)38は例えば法人契約の全CH対応とし、携帯モバイル放送受信機50は個人契約の1CH対応とする等、使用許諾や提供内容を異ならせることができる。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−19にて受信する場合、パブリック表示器46、携帯端末(PDA)38、携帯モバイル放送受信機50にて放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−19のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、受信装置51及びサーバ52により、放送とは別にデータチャンネルサービスを設定し、その帯域を使用して、データのヘッダ情報で契約鉄道事業者を区別できる構造とすることで、回線をシェアすることが出来、移動中の当該鉄道車両側が認識でき地上のニュースや交通情報、車上データ更新用データのダウンロードサービスを行うことも可能である。
次に、図20を参照して、本発明の第20実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図20においては、図1〜図19と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−20は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有し該アンテナ31Aで受信したS波を増幅するRFアンプ47と、このRFアンプ47により増幅した信号を前記放送信号の搬送波の周波数帯域と同じ周波数(S波)で客室内に再輻射する再送信部39と、再送信部39からのS波を受け、これを表示する再輻射信号(S波)を受信する受信部49Aを有する携帯端末(PDA)49とを具備する。ここに、アンテナ31Aは、鉄道車両30−20の先頭車両の両側ガラス窓30A,30Bに取付けられている。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−20にて受信する場合、各車に設置した受信アンテナ31Aによる受信信号を増幅し、客室内に再輻射することで、持込み又は貸与の携帯端末(PDA)49にて放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−20のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、アンテナ31Aは、鉄道車両30−20の先頭車両の両側ガラス窓30A,30Bに取付けられているので、走行方向によらずにいずれかのアンテナ31Aが衛星の方向に近い側に向くことになるので、受信品質の低下を抑制できる。なお、アンテナ31Aの指向性を、S波の到来方向に合うように、鉄道車両30−20の先頭車両の一側のガラス窓30A又は30Bに取付けた場合は、そのアンテナ31Aが取付けられたガラス窓30Aが衛星からのS波の到来方向に向く走行方向にて、受信品質の低下を抑制できる。
次に、図21を参照して、本発明の第21実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図21においては、図1〜図20と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−21は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを鉄道車両30−20の先頭車の運転台ガラス窓30Cの内側に取付けてなる受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号を増幅し、該信号を前記放送信号の搬送波の周波数と同じ周波数(S波)で客室内に再輻射する再送信部39と、先の実施形態において直接S波を受信できる、例えば第5実施形態におけるパーソナルシート表示器とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−21にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車で増幅して再度として客室内に再輻射することで、座席取り付けのパーソナルシート表示器等に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−20のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、アンテナ31Aは、鉄道車両30−20の先頭車の運転台ガラス窓30Cの内側に取付けられているので、外側に取付けた場合に想定される風圧等に起因する振動等による悪影響が無い分受信品質の低下を抑制でき、また外側に取付けた場合に想定される空気抵抗や剥離の虞が無い分、有利である。特に、新幹線車両のような高速走行車両においては、アンテナ31Aを運転台ガラス窓30Cの内側に取付ける構成は、一層顕著となる。
次に、図22を参照して、本発明の第22実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図22においては、図1〜図21と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−22は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを鉄道車両30−22の先頭車の運転台ガラス窓30Cの内側に取付けてなる受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号を増幅し、該信号を前記放送信号の搬送波の周波数と同じ周波数(S波)で客室間の貫通扉30Dのガラスを通して、客室内に再輻射する再送信部39と、先の実施形態において直接S波を受信できる、例えば第5実施形態におけるパーソナルシート表示器とを具備する。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−22にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車で増幅して再度として客室内に再輻射することで、座席取り付けのパーソナルシート表示器等に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−22のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信ではなくリアルタイムな放送情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、再送信部39は、客室間の貫通扉30Dのガラスを通して、S波を客室内に再輻射するので、客室内での受信品質の低下を抑制できる。
次に、図23を参照して、本発明の第23実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図23においては、図1〜図22と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−23は、各車の座席30Dに配置され、静止衛星20からの下りS波を直接受信する受信端末56を具備する。この受信端末56は、静止衛星20からの下りS波を受信すると共に必要な制御を司る制御部56Aと、この制御部56Aからの放送データと、鉄道車両30−23の図示しない伝送ラインから得られる列車旅客案内情報とを受け、放送データを受信中に次駅停車等の旅客ガイダンスを同一画面に表示できるようにインポーズするミキサ56Bと、このミキサ56Bのデータを表示するカラー液晶表示器56Cと、放送データ又は列車旅客案内情報に係る音声を出力するイヤホン56Dとからなる。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−23にて受信する場合、座席取り付けの受信端末56において、放送データと列車旅客案内情報とをインポーズすることにより、車両内でモバイル放送を受信中に次駅停車等の旅客ガイダンスを同一画面に表示でき、これにより乗り過ごし等の心配なく放送を楽しめるようにすることができる。
次に、図24を参照して、本発明の第24実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図24においては、図1〜図23と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−24は、各車の座席30Dに配置され、静止衛星20からの下りS波を直接受信する受信端末57を具備する。この受信端末57は、静止衛星20からの下りS波を受信すると共に必要な制御を司る制御部57Aと、この制御部56Aからの放送データと、鉄道車両30−24の図示しない伝送ラインから得られる列車旅客案内情報とを受け、放送データを受信中に次駅停車等の旅客ガイダンスに係る音声出力をインポーズしてイヤホン57Bに出力するミキサ57Cと、このミキサ57Cのデータを表示するカラー液晶表示器57Dとからなる。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−24にて受信する場合、座席取り付けの受信端末57において、放送データをインポーズすることにより、車両内でモバイル放送を受信中に次駅停車等の旅客ガイダンスに係る音声をイヤホンに出力して、乗り過ごし等の心配なく放送を楽しめるようにすることができる。
次に、図25を参照して、本発明の第25実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図25においては、図1〜図24と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−25は、各車の座席30Dに配置され、静止衛星20からの下りS波を直接受信する受信端末58を具備する。この受信端末58は、静止衛星20からの下りS波を受信すると共に必要な制御を司る制御部58Aと、伝送チャンネルを有し外部からのコマンド操作、例えば車両情報制御システムの指令等を受けて少なくとも電源投入やセルフチェックができるようにする電源制御自己診断回路58Bと、制御部58Aからの放送データを表示するカラー液晶表示器58Cとからなる。
以上のように本実施形態においては、受信端末58において、外部からのコマンド操作で少なくとも電源投入及びセルフチェックを行うことができる。
次に、図26を参照して、本発明の第26実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図26においては、図1〜図25と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−26は、各車の座席30Dに配置され、静止衛星20からの下りS波を直接受信する受信端末59を具備する。この受信端末59は、静止衛星20からの下りS波を受信すると共に必要な制御を司る制御部59Aと、この制御部56Aからの放送データを表示するカラー液晶表示器59Bと、外部信号、例えば列車旅客案内放送開始信号等によって音声出力をミュート及び/又はカットするミュート/カット回路59Cとからなる。
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−26にて受信する場合、座席取り付けの受信端末59において、列車旅客案内放送開始信号等によって音声出力をミュート及び/又はカットすることにより、車両内でモバイル放送を受信中に、その音声出力をミュート及び/又はカットすることで、車内案内放送の聞き逃しを防止し、乗り過ごし等の心配なく放送を楽しめるようにすることができる。
次に、図27を参照して、本発明の第27実施形態に係る鉄道車両用放送サービス提供システムを説明する。なお、図27においては、図1〜図26と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
本実施形態における鉄道車両30−27は、静止衛星20からの下りS波を受信可能な小型のアンテナ31Aを有する受信装置31と、この受信装置31により受信した放送信号を鉄道車両30−1の編成内にて引き通すRFケーブル32と、各車に配置されRFケーブル32からの放送信号をデジタル画像にデコードする制御装置33と、各車の座席等に配置され制御装置33によるデジタル画像を表示する各車の例えば扉上部等に配置され制御装置33によるデジタル画像を受けて表示する表示部34A,この表示部34Aにおける表示を制御する制御部34Bを有するパブリック表示器34と、制御装置33に付設されるFM再送信器54と、イヤホン55Aを有するFM受信器55とを具備する
以上のように本実施形態においては、放送サービスを移動中の鉄道車両30−1にて受信する場合、編成1〜2台の受信装置31からRFケーブル32で編成内を引き通し、各車の制御装置33でデジタル画像にデコードし、客室内の複数のパブリック表示器34に放送サービスを提供することができ、鉄道車両30−1のユーザにおいては、従来の拠点局からのデータダウンロードによるデータ蓄積型での放送、コンテンツ、データ配信では無くしてリアルタイムな情報を得られる等、サービスの向上に寄与出来る放送配信が可能になる。
また、音声をFM再送信器54により利用客の手持ちのFM受信器55で受信し、放送サービスを提供することができる。
なお、上述した各実施形態において、鉄道車両は静止衛星20から送信されるSバンドの放送信号を受信する構成として説明したが、他の周波数帯の信号であってもよい。また、移動局設備として鉄道車両に限らず、パーソナル及び/又はパブリックの表示器を装備し得、また旅客案内情報等の情報をユーザに提供し得る乗合自動車等の各種交通機関にも適用できる。
また、本願発明は、上記各実施形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合、組み合わされた効果が得られる。さらに、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
本発明による鉄道車両用放送サービス提供システムの第1実施形態を示す図。 同第2実施形態を示す図。 同第3実施形態を示す図。 同第4実施形態を示す図。 同第5実施形態を示す図。 同第6実施形態を示す図。 同第7実施形態を示す図。 同第8実施形態を示す図。 同第9実施形態を示す図。 同第10実施形態を示す図。 同第11実施形態を示す図。 同第12実施形態を示す図。 同第13実施形態を示す図。 同第14実施形態を示す図。 同第15実施形態を示す図。 同第16実施形態を示す図。 同第17実施形態を示す図。 同第18実施形態を示す図。 同第19実施形態を示す図。 同第20実施形態を示す図。 同第21実施形態を示す図。 同第22実施形態を示す図。 同第23実施形態を示す図。 同第24実施形態を示す図。 同第25実施形態を示す図。 同第26実施形態を示す図。 同第27実施形態を示す図。
符号の説明
10…地上局、20…静止衛星、30−1〜30−27…鉄道車両、31A…受信アンテナ、31…受信装置、32…RFケーブル、33…制御装置、34…パブリック表示器、35…ネットワーク、36…パーソナルシート表示器、37A,37B…無線LANシステム、38…携帯端末(PDA)、39…再送信部、40…パーソナルシート表示器、41…携帯端末(PDA)、42…携帯受信端末、43…データ変換装置、44…伝送端末、45…幹線LAN、46…パブリック表示器、47…RFアンプ、48…パブリック表示器、49…携帯端末(PDA)、50…携帯受信端末、51…受信装置、52…サーバ、53…ツイストケーブル、54…FM再送信器、55…FM受信器、56〜59…表示端末。

Claims (5)

  1. Sバンドデジタル衛星放送サービスを鉄道車両にて提供するシステムにおいて、
    地上局に設けられ、Kuバンドの上り伝送路を介してKu波で放送信号を送出する手段と、
    静止衛星に設けられ、前記地上局から送出されてくる放送信号をKuバンドからSバンドにリアルタイムに変換してSバンド下り伝送路を介してS波で放射する手段と、
    前記鉄道車両に配置され、前記静止衛星から照射されてくるS波を受信可能なアンテナを有し当該アンテナを通じてS波を受信処理する受信部と、この受信部により受信した放送信号をデコード処理するデコーダと、このデコーダによりデコード処理した放送データをコンテンツ毎に分割するスプリッタと、を有する受信装置と、
    前記鉄道車両に配置され、前記受信装置から出力される放送データに基づき、時間、キロ程、又は停車駅に応じた放送データを送出するスケジューラを有するサーバと、
    前記鉄道車両に配置され、前記サーバが送出した放送データと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示する表示器と、この表示器において当該放送データの受信中に少なくとも次駅停車のガイダンスを同一画面上に表示できるようにインポーズするミキサと、を有する端末と
    を具備することを特徴とする鉄道車両用放送サービス提供システム。
  2. 前記鉄道車両に配置され、前記サーバが送出した放送データを前記鉄道車両の編成内にて伝送する伝送手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用放送サービス提供システム。
  3. 前記鉄道車両の各車に配置され、前記サーバが送出した放送データを増幅して客室内に前記放送信号の搬送波の周波数と同じ周波数で再輻射する再輻射手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用放送サービス提供システム。
  4. 前記鉄道車両の各車に配置され、前記サーバが送出した放送データを増幅して客室間の貫通窓を通過させて前記客室内に当該放送データの搬送波の周波数と同じ周波数で再輻射する再輻射手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用放送サービス提供システム。
  5. Sバンドデジタル衛星放送サービスを鉄道車両にて提供する鉄道車両用放送サービス方法において、
    地上局からKuバンドの上り伝送路を介してKu波で放送信号を送出し、
    静止衛星において前記地上局から送出されてくる放送信号をKuバンドからSバンドにリアルタイムに変換してSバンド下り伝送路を介してS波で放射し、
    鉄道車両において、受信装置により、前記静止衛星から照射されてくるS波を受信可能なアンテナを通じてS波を受信処理し、受信した放送信号をデコード処理し、デコード処理した放送データをコンテンツ毎に分割し、
    鉄道車両において、サーバにより、前記受信装置から出力される放送データに基づき、時間、キロ程、又は停車駅に応じた放送データを送出し、
    鉄道車両において、端末により、前記サーバが送出した放送データと列車特有の案内情報とを切り替え可能に表示器に表示できるようにし、この表示器において当該放送データの受信中に少なくとも次駅停車のガイダンスを同一画面上に表示できるようにミキサにてインポーズする
    ことを特徴とする鉄道車両用放送サービス方法。
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