JPH09172417A - 乗合車両の車上案内システム - Google Patents

乗合車両の車上案内システム

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JPH09172417A
JPH09172417A JP33332895A JP33332895A JPH09172417A JP H09172417 A JPH09172417 A JP H09172417A JP 33332895 A JP33332895 A JP 33332895A JP 33332895 A JP33332895 A JP 33332895A JP H09172417 A JPH09172417 A JP H09172417A
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Hajime Ohata
元 大波多
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地理が不案内な場所でバスや列車などに乗って
も降車駅までのガイダンスが良好になされ、利用者の利
便を図ることが可能となる乗合車両の車上案内システム
を提供する。 【解決手段】車両内に設けられる案内装置1と車両外に
設けられる中央制御装置6とからなり、利用者が案内装
置1の入力部2から降車駅などの情報を入力しない場
合、表示部3には中央制御装置6から送信される当該車
両の次の停車駅の情報などを表示している。利用者が入
力部2から降車駅などの情報を入力した場合、CPU4
は、入力部2からの信号に基づき、その降車駅情報を中
央制御装置6に送り、中央制御装置6から、この両者が
降車駅に停車するか否か、停車しない場合にはどの駅で
どの車両に乗換えるかなどの情報を得て、その情報を表
示部3に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、列車や
バスなどの車両で移動する利用者に対して、行先や乗換
え案内、走行場所、到着時間など、降車駅に至るまでの
経路や時間などの情報を案内する乗合車両の車上案内シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、列車やバスなどの乗合車両で
は、利用者の利便を図るために、その行先や乗換え案
内、次の停車駅などの情報を車掌や運転手が肉声または
案内テープなどにより放送して案内することが一般的で
ある。このように、音声だけで案内する場合には、聞き
取り難かったり、聞き逃しなどがあるために、最近で
は、LEDアレイや電光掲示板、液晶ディスプレイなど
を用いて、これらの情報を表示するような案内装置が多
く用いられている。
【0003】これらの案内装置で表示される内容は、バ
スであれば行先や次のバス停名、付近の施設名であり、
列車であれば、行先と特急や各停などの車両種別、次の
駅名、乗換え案内などであり、特急列車などでは、全行
程を地図に表わして、現在の走行位置を表示するような
案内装置も登場している。
【0004】一般に、これらの案内装置は、車両に1台
設けられている中央制御装置に接続されており、中央制
御装置は、路線の駅や主要箇所に設置された送信センサ
の信号を受信センサで読取ることにより走行位置を知
り、あらかじめ記憶している車両の運行予定情報と比較
することにより、上述の案内情報を表示するように構成
されている。これらの案内内容は、従来の音声案内のみ
の案内に比べると、常時、これらの情報を利用者に通知
しているという点で優れた案内システムとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような案内システ
ムでは、その交通機関を通常利用している人や、通常利
用していなくても、地理やその列車や運行ルートに明る
い人が利用する分には充分便利であるが、その路線を初
めて利用したり、地理に明るくなかったりするような利
用者には、以下の点で利便性が優れているとは言い切れ
ない。
【0006】第1に、列車の場合、列車種別が多く、途
中で支線分岐や乗換えがあるような路線の列車に乗る場
合、自分の降車駅をその列車が通るか、そして止まるか
が良く分からない場合が多い。列車の停車駅やコースな
どが表示されるような場合もあるが、路線に明るくない
場合には、一覧表示されている駅から自分の降車駅を探
さなければならないし、その車両が急行であるために停
車しなかったり、支線があって、その車両は別のコース
を走るために降車駅に通らない場合には、どの駅で各駅
停車や支線を走る車両に乗換えたらよいかなどの情報は
一般には表示されない。
【0007】また、「××駅方面は乗換え」という案内
がなされる場合があるが、駅名に詳しくない場合には、
自分の降車駅が××駅方面なのかどうかわからない場合
が多く、これらの情報だけでは利用者に充分な情報を与
えているとはいえない。
【0008】第2に、バスの場合、列車に比べて路線が
複雑である上、複数の路線が同一の停留所に重なってい
る場合が多く、さらに、停留所を通過したかどうかが列
車に比べて確認しづらいという問題がある。
【0009】また、バスでは、利用者のない停留所は通
過することがあるために、土地に明るくない利用者は自
分がどの路線に乗ったらよいかや、自分の降車駅までい
くつの駅を通過するかがわからない場合には、絶えず緊
張を必要として、非常に利用しづらいという問題点があ
る。
【0010】そこで、本発明は、地理が不案内な場所で
バスや列車などに乗っても降車駅までのガイダンスが良
好になされ、利用者の利便を図ることが可能となる乗合
車両の車上案内システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る乗合車
両の車上案内システムは、車両で移動する利用者に対し
て降車駅に至るまでの経路や時間などの情報を案内する
乗合車両の車上案内システムであって、車両の走行位置
を検出する車両位置検出手段と、車両の運行や種別に関
わる情報を記憶する記憶手段と、駅名を入力する入力手
段と、この入力手段で降車駅名を入力されると、前記車
両位置検出手段の検出結果および前記記憶手段内の情報
に基づき、利用者が当該車両を利用して該降車駅に至る
までの経路や時間などの情報を求める手段と、この手段
で求めた情報を表示する表示手段とを具備している。
【0012】第2の発明に係る乗合車両の車上案内シス
テムは、車両で移動する利用者に対して降車駅に至るま
での経路や時間などの情報を案内する乗合車両の車上案
内システムであって、車両の走行位置を検出する車両位
置検出手段と、車両の運行や種別に関わる情報を記憶す
る記憶手段と、駅名を入力する入力手段と、この入力手
段で降車駅名を入力されると、前記車両位置検出手段の
検出結果および前記記憶手段内の情報に基づき、利用者
が当該車両を利用して該降車駅に至るまでの経路や時間
などの情報を求める手段と、この手段で求めた情報を外
部へ送信する送信手段と、この送信手段で送信された情
報を受信する受信手段、および、この受信手段で受信し
た情報を利用者に対して案内する案内手段からなり、前
記利用者が携帯する個人情報機器とを具備している。
【0013】第1の発明によれば、車両内において、利
用者が入力手段を用いて降車駅名を入力することによ
り、当該車両を利用して該降車駅に至るまでの経路や時
間など、利用者が必要とする便利な情報を表示手段に表
示することができる。
【0014】第2の発明によれば、車両内において、利
用者が携帯する個人情報機器との間で交信することによ
り、当該車両を利用して該降車駅に至るまでの経路や時
間など、利用者が必要とする便利な情報を個人情報機器
で案内することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態を説明する前に本発明
の概要について説明しておく。第1の発明に係る乗合車
両の車上案内システムは、車両内に設置される案内装置
にインタラクティブな機能を持たせることにより、利用
者が降車駅などの情報を入力すると、乗換え案内や降車
駅までの駅数、所要時間などの案内を提供することを特
徴とする。
【0016】第2の発明に係る乗合車両の車上案内シス
テムは、利用者個人が携帯する個人情報機器と車内に設
置された案内装置との間で交信することにより、利用者
が必要とする情報を個人情報機器上に表示することを特
徴とする。
【0017】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。まず、第1の実施の形態について説
明する。図1は、第1の実施の形態に係る案内装置の構
成を概略的に示すものである。すなわち、この案内装置
1は、車両内に設置されるもので、その前面には、降車
駅名を入力する入力手段としての入力部(たとえば、キ
ーボード)2、および、利用者に与える情報を案内する
案内手段としての表示部3が設けられている。利用者
は、たとえば、自分の降車する降車駅名を入力部2で入
力すると、表示部3には、図1に示すように、乗車中の
車両がその駅に停車するか否か、停車しない場合には乗
換駅名と乗換え列車名、乗換駅までの駅数、予定到着時
刻などの情報が表示されるようになっている。
【0018】図2は、第1の実施の形態に係る車上案内
システムの構成を概略的に示すものである。本車上案内
システムは、大きく分けて、前述した案内装置1と、そ
の案内装置1に情報を提供する中央制御装置6とからな
る。案内装置1は、前述の入力部2と表示部3に加え、
制御を行なうCPU4、中央制御装置6と情報をやりと
りするIF(インタフェイス)部5からなる。中央制御
装置6は、制御を行なうCPU7、列車の運行に関わる
情報を記憶する記憶手段としての運行情報記憶部8、車
両位置検出部9、および、案内装置1と情報をやりとり
するIF(インタフェイス)部10からなる。
【0019】ここで、運行情報記憶部8に記憶される運
行に関わる情報とは、その列車の行先、停車駅などのほ
か、ほかの列車の行先、発着時刻など、いわゆるダイヤ
グラムといわれる情報である。
【0020】車両位置検出部9は、走行する車両の現在
の走行位置を検出するもので、たとえば、図3に示すよ
うに、駅や路線上の主要場所11に送信センサ12を設
けておき、車両13の受信センサ14がその信号を受け
取ったときに、その位置を確認するような構成となって
いる。
【0021】次に、案内装置1の動作を図4に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。利用者が入力部2から
降車駅などの情報を入力しない場合、表示部3には、中
央制御装置6から送信される当該車両の次の停車駅の情
報などを表示している。
【0022】利用者が入力部2から降車駅などの情報を
入力した場合、CPU4は、入力部2からの信号に基づ
き、その降車駅情報を中央制御装置6に送り、中央制御
装置6から、この両者が降車駅に停車するか否か、停車
しない場合にはどの駅でどの車両に乗換えるかなどの情
報を得て、その情報を表示部3に表示する。
【0023】次に、中央制御装置6の動作を図5に示す
フローチャートを参照して説明する。案内装置1から入
力情報がない場合、CPU7は、あらかじめ設定された
当該車両の種別に加え、車両位置検出部9から現在の走
行位置を知り、次の停車駅情報やそれに伴う乗換え案内
などの情報を案内装置1に送信する。
【0024】案内装置1から降車駅に関する問い合わせ
があった場合、CPU7は、案内装置1から送られた降
車駅名を、運行情報記憶部8に格納されている当該車両
の種別および行先情報と比較することにより、当該車両
がその駅に停車するか否かを検索する。停車しない場
合、および、停車する場合であっても、乗換えにより当
該車両よりも早く降車駅に到着する場合には、運行情報
記憶部8に格納されているダイヤグラム情報と比較する
ことにより乗換駅を決めるとともに、現在の走行位置と
照らし合わせることにより、乗換駅までの駅数や所要時
間、乗換え車両の情報などを求めて案内装置1に送信す
る。
【0025】以上のように、本車上案内システムにおい
ては、案内装置1から停車駅情報を入力することによ
り、乗換駅などの情報が中央制御装置6を介して案内装
置1に送られ、利用者には便利な情報を案内表示するこ
とが可能となる。
【0026】なお、これまでの説明で、入力部2をキー
ボードで構成し、降車駅名をキー入力で行なうとした
が、たとえば、図6に示すように、入力部2を、全駅名
を一覧表示するとともに、その全駅名に対してそれぞれ
押釦スイッチを設け、これら押釦スイッチを選択的に操
作することにより、所望の降車駅名を入力するようにし
てもよいし、音声入力で行なうようにしても構わない。
【0027】また、入力部2と表示部3は一体構造であ
る必要はなく、たとえば、図7に示すように、入力部2
を車両出入口の扉15の側部に設け、表示部3を車両出
入口の扉15の上部に設けても構わない。
【0028】さらに、中央制御装置6において、列車の
運行に関する情報を記憶しているとしたが、一般に列車
の運行に関する情報は、運行管理を行なう管理所内のホ
ストコンピュータに記録されている場合が多いために、
車両の中央制御装置6でなく、たとえば、図8に示すよ
うに、車両13の運行管理所16内のホストコンピュー
タ17に記憶しておき、車両無線により運行管理所16
内のホストコンピュータ17との間で交信を行ない、情
報を受けるようにしてもかまわない。そのほか、本発明
の主旨を変えない範囲でさまざまな応用が可能である。
【0029】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第1の実施の形態では、案内装置1が車両内に設置
されているものとしたが、これでは1台の案内装置1に
は同時に一人しかアクセスできず、複数の人が利用しよ
うとする場合には困難がある。最近では、電子手帳やポ
ケットベルなどの携帯用個人情報機器を持つ人も増えて
おり、第2の実施の形態は、これらの携帯用個人情報機
器と案内装置との間で交信を行なうことにより、利用者
個人が必要とする情報を個人情報機器を介して送ろうと
するものである。
【0030】第2の実施の形態で、個人情報機器が利用
者に対して提供する情報としては、第1の実施の形態と
同様、現在の走行位置や乗換駅、乗換駅までの駅数、予
定到着時刻などであるが、個人が所有しているために、
その人に警報を出力するなどして、乗り過ごしの防止な
どの利便も図ることもできる。
【0031】第2の実施の形態の基本は、車両の案内装
置と個人情報機器とで無線による交信を行ない、常時、
必要な情報を個人情報機器が受けて表示など利用者に案
内することであるが、利用者が降車駅の情報などを入力
する形態には次の2つの方法が考えられる。
【0032】第1の方法は、利用者が希望する情報を入
力する場合に、個人情報機器上で降車駅などの情報を入
力して、案内装置から乗換え情報などをインタラクティ
ブに送受信する場合である。第2の方法は、車両内また
は駅などに設置されている案内装置上で入力して、その
情報を個人情報機器に移す場合である。前者は、個人情
報機器と案内装置と交信内容が多くなるために、その手
順は双方向で複雑となるが、後者では、入力のインタフ
ェースは案内装置だけで済むため、交信は案内装置から
個人情報機器に現在の走行位置情報を送信するという一
方向だけ決めておけば済む。
【0033】まず、第1の方法の場合についてのシステ
ム構成を図9に示す。このシステムでは、個人情報機器
21から降車駅の情報を入力するために、個人情報機器
21には駅名を入力する入力部22があり、車内の案内
装置1と交信を行なうための交信部23がある。また、
乗換駅や降車駅を知るためには、車両の走行に伴い案内
装置1から送られる車両走行位置の情報と、最初に降車
駅を入力した場合に案内装置1から送られる当該車両の
運行情報とを比較する必要があるため、この比較を行な
うCPU24と当該車両の情報を記憶する当該車両情報
記憶部25がある。また、案内装置1から送られた情報
を表示するための表示部26があり、さらに必要によ
り、降車駅や乗換駅で乗り過ごしを防止するための警報
出力部27が設けられている。
【0034】車内の案内装置1の構成は、基本的には第
1の実施の形態と同じであるが、個人情報機器21と交
信を行なうための交信部28があり、逆に入力部2は不
要であり、また、表示部3も次の停車駅などの情報を表
示しないのであれば不要である。中央制御装置6の構成
は、第1の実施の形態と同様である。
【0035】このシステムでは、個人情報機器21で入
力された情報が案内装置1を介して中央制御装置6に送
られ、乗換駅などの情報が検索された後、案内装置1を
介して、これらの情報を個人情報機器21に送信され
る。なお、ここで送信する情報は、降車駅に関わる情報
のみならず、案内装置1に表示される次の停車駅名など
も含めてかまわない。
【0036】次に、第2の方法の場合についてのシステ
ム構成を図10に示す。この場合、情報の入力部は個人
情報機器21ではなく、案内装置1の方に設けられてい
る。案内装置1は、第1の実施の形態で示したように、
車内に設置したものでもよいし、また、車内でなく、駅
においてある装置であってもかまわない。
【0037】図10は、案内装置が車内に設置されてい
る場合のシステム構成図で、第1の実施の形態と同じよ
うに、利用者は案内装置1で降車駅名の入力を行ない、
中央制御装置6で乗換駅などに関する情報を検索する。
案内装置1が中央制御装置6から受けた情報は、案内装
置1の表示部3に表示するのではなく、停車駅情報が入
力された個人情報機器21に送信され、個人情報機器2
1に設けられた表示部26に表示する。
【0038】個人情報機器21には、必要により乗り過
ごし防止のための警報出力部27が設けられている。ま
た、図9と同様、交信部23、CPU24、および、当
該車両情報記憶部25が設けられている。この例では、
第1の実施の形態の表示部3が個人情報機器21に置き
換わったものとして考えることができる。
【0039】図11および図12は、案内装置が駅に設
置されている場合のシステム構成図で、この場合、個人
情報機器21に降車駅までの利用車両や乗換などの情報
を検索する機能と、降車駅や乗換駅まで何駅あるかなど
をリアルタイムで求める機能とが分離され、それぞれ駅
と車内の2つの案内装置1A,1Bが動作することにな
る。
【0040】すなわち、駅用案内装置1Aには、降車駅
を入力する入力部2、表示部3A、運行情報記憶部2
9、全体を制御するCPU4A、および、個人情報機器
21と交信を行なうための交信部28Aが存在する。個
人情報機器21には、駅案内装置1Aから入力された当
該車両の運行に関わる情報を記憶する当該車両情報記憶
部25があることは同様である。
【0041】このシステムでは、利用者は駅では車両に
乗っているわけではないので、駅案内装置1Aでは降車
駅を入力した段階でどの列車に乗るべきかの情報を検索
し、交信部28Aを介して個人情報機器21に送る。車
内案内装置1Bは、図9と同様であり、中央制御装置6
から受けた走行中の位置情報を個人情報機器21に送
る。個人情報機器21では、受信結果と駅案内装置1A
で示された乗換えなどの情報を比較して、個人情報機器
21の表示部26に表示し、必要であれば警報を鳴らす
ことができるようになっている。
【0042】なお、ここで、駅案内装置1Aでどの車両
に乗ればよいかを決めるのは、入力された降車駅情報と
通行情報記憶部29に記憶されている運行に関する情報
から、その駅に停車する車両を調べ、その中から発車時
刻が現在時刻に最も近い車両を検索することで実現され
る。この際、必要であれば車内案内装置1Bにも表示部
3Bを設け、必要な情報を表示することも、もちろん考
えられる。また、利用者が指定された車両に乗車した後
の個人情報機器21および車内案内装置1Bの動作は、
上述のシステムと同様である。
【0043】次に、図9のシステムの動作を図13に示
すフローチャートを参照して説明する。このシステムで
は、利用者は個人情報機器21の入力部22を用いて、
自分の降車駅の情報を入力する。すると、個人情報機器
21と案内装置1の交信部23,28を介して、その情
報が車内案内装置1に送られる。案内装置1では、第1
の実施の形態と同様、中央制御装置6にその情報を送
り、中央制御装置6では、運行情報記憶部9にある車両
運行に関する情報と車両位置検出部9の情報から、乗換
駅などの情報を求め、案内装置1に送る。
【0044】案内装置1では、必要により車両走行位置
の情報を表示部3に表示するとともに、中央制御装置6
から送られた降車駅に関する情報を問い合わせを受けた
個人情報機器21に送信する。ここで、個人情報機器2
1が所有者が複数ある場合には所定の機器に送る必要が
あるため、交信時には案内装置1と個人情報機器21と
を接続してもよいし、また、無線で行なう場合には、問
い合わせ時にID番号などを受けておき、そのID番号
を含んだ形で情報を送れば、誤って送信されることを防
ぐことができる。この技術は、たとえば、無線電話など
の混信を防止する公知の技術であるため、ここでは特に
詳しく説明しない。なお、ここで送信する情報は、降車
駅に関わる情報のみならず、案内装置1に表示される次
の停車駅名などを含めてもかまわない。
【0045】次に、図10のシステムの動作を図14に
示すフローチャートを参照して説明する。この場合、情
報の入力部2は個人情報機器21でなく、案内装置1の
方に設けられているために、利用者は案内装置1で降車
駅名の入力を行ない、案内装置1はその情報を中央制御
装置6に送り、中央制御装置6から乗換駅などに関する
情報を受ける。
【0046】そして、受けた情報のうち個人に関わる情
報以外を必要により案内装置1の表示部3に表示し、個
人に関わる情報は案内装置1で降車駅を入力した利用者
の個人情報機器21に送る。ここで、誤った個人情報機
器21に情報を送らないようにするためには、上述のよ
うに有線で接続したり、あるいは、案内装置1で入力す
る段階で、IDコードも併せて入力して、このIDコー
ドにより指定の機器だけ受信するようにすればよい。
【0047】次に、図11および図12のシステムの動
作を図15および図16に示すフローチャートを参照し
て説明する。この場合、利用者は、まず駅案内装置1A
の入力部2で降車駅を入力する。駅案内装置1Aは、車
両運行に関する情報を記憶している運行情報記憶部29
から、どの車両に乗ればよいか、どの駅で乗換えるか、
到着予定時刻は何時かなどの情報を検索し、その結果を
個人情報機器21に送る。この際、案内装置1Aに表示
部3Aがあれば、ここに表示することも、もちろんかま
わない。
【0048】個人情報機器21では、該当する列車に乗
車した段階で、車両内にある案内装置1Bから現在走行
中の位置を受信して、個人情報機器21内に蓄えられた
乗換などに関する情報と比較を行ない、乗換え、降車な
どの案内をするとともに、当該駅に到着した場合には必
要により警報を鳴らす。
【0049】なお、案内装置と個人情報機器との間の交
信は、無線であれば常時情報が交信されるために好まし
いと考えられるが、特に駅に案内装置がある場合に、降
車駅に関する情報を受ける場合には交信が1度だけです
む場合や、そのほかの情報機器に誤って送信されること
を防ぐためには、無線でなく、ケーブルなどを接続して
有線で交信するようにしてもかまわない。
【0050】また、図13から図16のフローチャート
では、主に個人情報機器21と中央制御装置6の情報の
送受について述べてきたが、車内案内装置1または1B
に次の停車駅などの情報を並行して表示することも可能
である。また、これまでの説明では、個人情報機器21
と中央制御装置6との交信は、必ず車内の案内装置1B
を介して行なうように説明してきたが、これは必ずしも
こうである必要はなく、直接中央制御装置6と交信する
ことも可能である。
【0051】また、車両走行位置の更新のたびに情報を
交信するとしたが、乗換駅や降車駅での乗り過ごしを防
ぐことだけを考慮すれば、乗換駅や降車駅が近付いた段
階でのみ個人情報機器に信号を送るようにすることも可
能である。
【0052】また、図9〜図12の例では、当該車両に
関する情報を個人情報機器に記憶するとしたが、案内装
置に、この情報と、どの個人情報機器がどの乗換駅や降
車駅情報を必要としているかを記憶し、その都度、案内
情報を個人情報機器に送るようにしてもかまわない。
【0053】また、以上の例では、個人情報機器側に
は、文字や絵などの図表を表示する機能が必要なような
説明をしてきたが、これは必ずしもなければならないも
のではなく、たとえば、最近のポケットベルのように、
文字情報が表示されれば降車駅、乗換駅などの案内はそ
れなりに行なうことが可能であるし、音や振動のみで情
報を与えることも可能である。
【0054】この場合には、図12に示したようなシス
テム構成で、車内案内装置で降車駅を入力した際に同時
にID番号として利用者のポケットベルの番号を入力す
ることにより、達成することが可能である。特に、この
ようなポケットベルを利用する場合については、インフ
ラストラクチャが既に整備されているので、新たな投資
を余り行なわなくても機能の実現が可能である。
【0055】また、前記実施の形態では、車両の走行位
置を検出するために、駅や主要箇所に送信センサを設け
ておくとしたが、これは必ずしも、このような構成であ
る必要はなく、たとえば、近年ナビゲーション装置で用
いられる、衛星から送られる電波を使用して位置を知る
GPS(Global Positioning System )などによっても
かまわない。
【0056】さらに、前記実施の形態では、主に列車を
考慮した説明であるが、バスであっても全く同様な内容
で所望の機能を実現することが可能となる。特に、バス
の場合には、停留所などが通常の道路上に設けられてい
るため、地理が不案内であれば見落としなどにより乗り
過ごす可能性があったが、このシステムにより、このよ
うな問題を防止することが可能となる。その外、本発明
の主旨を変えない範囲で様々な応用が可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、地
理が不案内な場所でバスや列車などに乗っても降車駅ま
でのガイダンスが良好になされ、利用者の利便を図るこ
とが可能となる乗合車両の車上案内システムを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る案内装置の構
成を概略的に示す構成図。
【図2】第1の実施の形態に係る車上案内システムの構
成を概略的に示すブロック図。
【図3】車両位置検出部の構成を概略的に示す構成図。
【図4】案内装置の動作を説明するフローチャート。
【図5】中央制御装置の動作を説明するフローチャー
ト。
【図6】第1の実施の形態に係る案内装置の変形例を示
す構成図。
【図7】第1の実施の形態に係る案内装置の他の変形例
を示す構成図。
【図8】第1の実施の形態に係る案内装置の更に他の変
形例を示す構成図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る車上案内シス
テムの構成を概略的に示すブロック図。
【図10】第2の実施の形態に係る車上案内システムの
変形例を示すブロック図。
【図11】第2の実施の形態に係る車上案内システムの
他の変形例を示すブロック図。
【図12】第2の実施の形態に係る車上案内システムの
他の変形例を示すブロック図。
【図13】図9の動作を説明するフローチャート。
【図14】図10の動作を説明するフローチャート。
【図15】図11の動作を説明するフローチャート。
【図16】図12の動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1……案内装置、2……入力部、3……表示部、4……
CPU、5……IF部、6……中央制御装置、7……C
PU、8……運行情報記憶部、9……車両位置検出部、
10……IF部、21……個人情報機器、22……入力
部、23……交信部、24……CPU、25……当該車
両情報記憶部、26……表示部、27……警報出力部、
28……交信部、29……運行情報記憶部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両で移動する利用者に対して降車駅に
    至るまでの経路や時間などの情報を案内する乗合車両の
    車上案内システムであって、 車両の走行位置を検出する車両位置検出手段と、 車両の運行や種別に関わる情報を記憶する記憶手段と、 駅名を入力する入力手段と、 この入力手段で降車駅名を入力されると、前記車両位置
    検出手段の検出結果および前記記憶手段内の情報に基づ
    き、利用者が当該車両を利用して該降車駅に至るまでの
    経路や時間などの情報を求める手段と、 この手段で求めた情報を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする乗合車両の車上案内システ
    ム。
  2. 【請求項2】 車両で移動する利用者に対して降車駅に
    至るまでの経路や時間などの情報を案内する乗合車両の
    車上案内システムであって、 車両の走行位置を検出する車両位置検出手段と、 車両の運行や種別に関わる情報を記憶する記憶手段と、 駅名を入力する入力手段と、 この入力手段で降車駅名を入力されると、前記車両位置
    検出手段の検出結果および前記記憶手段内の情報に基づ
    き、利用者が当該車両を利用して該降車駅に至るまでの
    経路や時間などの情報を求める手段と、 この手段で求めた情報を外部へ送信する送信手段と、 この送信手段で送信された情報を受信する受信手段と、
    この受信手段で受信した情報を利用者に対して案内する
    案内手段とからなり、前記利用者が携帯する個人情報機
    器と、 を具備したことを特徴とする乗合車両の車上案内システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記個人情報機器の案内手段は、前記受
    信した情報を表示手段に表示することにより利用者に対
    して案内することを特徴とする請求項2記載の乗合車両
    の車上案内システム。
  4. 【請求項4】 前記個人情報機器の案内手段は、前記受
    信した情報を音または振動によって利用者に対して案内
    することを特徴とする請求項2記載の乗合車両の車上案
    内システム。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は前記個人情報機器に設け
    られていることを特徴とする請求項2記載の乗合車両の
    車上案内システム。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は前記車両の内部に設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載の乗合車両の車
    上案内システム。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は前記車両の外部に設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載の乗合車両の車
    上案内システム。
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