JP4484636B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は空調装置に関し、より詳しくは、車両及び建設機械に好適する空調装置に関する。
車両や建設機械に好適するエアミックス方式の空調装置(例えば、特許文献1)は、乗員室内に空調ユニットを備えている。空調ユニットのハウジング内には車室への吹出し口に繋がる内部流路が形成され、そして、この内部流路内に流入した空気を必要に応じて冷却し、一次調和空気流として生成するエバポレータが内蔵されている。エバポレータの下流には内部流路の断面積を部分的に占有するようヒータコアが配置され、ヒータコアは一次調和空気流を加熱してニ次調和空気流を生成可能である。ヒータコアの直上流及び直下流にはエアミックスドアが設けられ、これらエアミックスドアを開閉作動することにより、ニ次調和空気流の生成量を制御可能である。具体的には、最大冷房時、エアミックスドアは両方とも閉作動され、一次調和空気流の全てがヒータコアをバイパスして吹出し口へと流れる。これに対して、最大暖房時、エアミックスドアは全開され、一次調和空気流の全てがヒータコアで加熱されて二次調和空気流になる。また、最大冷房と最大暖房との中間時には、エアミックスドアは半開され、ヒータコアをバイパスした一次調和空気流が、ヒータコアで加熱された二次調和空気流とヒータコアの下流で合流して混合される。
そして、この種の空調装置には、一次調和空気流と二次調和空気流とが確実に混合させるべくヒータコアの下流に二次調和空気流の流れを遮るようにして設けられたエアミックス壁を有するものがある。
特開2000-168337号公報
しかしながら、上述した従来技術の空調装置では、最大冷房時、バイパスした一次調和空気流の一部が、ヒータコアの直下流で剥離流になり、ヒータコアの背面に回り込む。このような剥離流の発生及び回り込みは一次調和空気流の円滑な流通を阻害して内部流路の流通抵抗を増大させる原因になり、吹出し口からの風量が減少して最大冷房時の冷房能力低下を引き起こすという問題がある。なお、エアミックス壁は、剥離流がヒータコアの背面へ回り込むのを防止する機能をも発揮するが、この機能は十分ではなく、また、剥離流自体の発生を防止するものでもない。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、最大冷房時にヒータコア近傍での剥離流の発生を防止し、冷房能力が向上した空調装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の本発明の空調装置は、内部流路を有し、この内部流路内の空気を一次調和空気流として下流に流すエバポレータを内蔵した空調ハウジングと、前記エバポレータの下流にて前記内部流路の流路断面積を部分的に占有して配置され、前記内部流路の前記一次調和空気流の通過に伴い前記一次調和空気流を加熱した二次調和空気流を生成するとともに、前記一次調和空気流のバイパスを許容するヒータコアと、前記ヒータコアの直上流に設けられ、前記ヒータコアに対する前記一次調和空気流の通過量を制御すべく開閉可能な上流側ダンパと、前記ヒータコアの下流にて配置されたガイド壁であって、前記ヒータコアの下流部分に前記ヒータコアをバイパスした前記一次調和空気流の自由な通過を許容する第1域及び前記ガイド壁と前記ヒータコアとの間に第2域を形成する、ガイド壁とを具備した空調装置において、前記ヒータコアは、前記二次調和空気流が流出する下流面を有し、前記ヒータコアと前記ガイド壁との間に、前記上流側ダンパと協働して前記二次調和空気流の生成量を制御すべく開閉可能な下流側ダンパを備え、前記下流側ダンパは、閉位置にあるときに前記ヒータコアの前記下流面を覆う板状のカバー部を含み、このカバー部は、その先端に前記ガイド壁に向けて延びる前記仕切部を有するとともに、前記下流面の近傍にて回動可能に支持された基端を有し、前記下流側ダンパは閉位置にあるとき、前記仕切部が前記第1域と前記第2域との間に介在する(請求項1)。
適な態様として、前記ガイド壁は、前記内部流路の内壁面との間にて前記第1域の下流出口を形成する端縁を有し、前記仕切部は、前記カバー部の先端から前記ガイド壁の前記端縁に亘って延び、且つ、前記カバー部の回動が許容される伸縮性を有する(請求項2)。
また上記目的を達成するため、本発明の空調装置では、前記ヒータコアは、前記内部流路の内壁面との間にて前記第1域の上流入口を形成する一端部を有し、前記ガイド壁は、前記内部流路の前記内壁面との間にて前記第1域の下流出口を形成する端縁を有し、前記下流側ダンパは、前記ヒータコアの前記他端部若しくはその近傍から前記ガイド壁の前記端縁に亘って張り渡され、前記ヒータコアを開く開位置に位置付けられる伸縮性のシートと、前記伸縮性のシートが前記開位置にあるときには、前記伸縮性のシートと前記ガイド壁との間にあって、前記下流側ダンパが閉位置に切換えられる際に、前記ヒータコアの前記一端部近傍まで前記伸縮性のシートの伸長及び変形を伴いながら移動し、前記伸縮性のシートの一部にて前記ヒータコアを閉じるカバー部を形成させ且つ前記伸縮性のシートの残部にて仕切部を形成させる可動ロッドとを含む(請求項3)。
上記した何れの構成にあっても、下流側ダンパが閉位置にあるとき、バイパスされた一次調和空気流は第2域への流入が仕切部によって防止される。即ち、一次調和空気流の一部からの剥離流の発生が防止される。
以上説明したように、請求項1〜の空調装置は、最大冷房時、下流側ダンパの仕切部の存在により、ヒータコアをバイパスした一次調和空気流の一部が剥離流になることはないので、剥離流が内部流路の流通抵抗を増大させることはなく、よって、吹出し口から吹き出される一次調和空気流の風量が結果的に増大され、冷房能力が向上する。
本発明の一実施例の空調装置は例えば建設機械に適用され、図1に示したように冷媒が循環する冷凍回路10及び温水が循環する暖房回路12を備えている。
冷凍回路10は、建設機械のエンジンルーム内に配置された圧縮機14を有している。圧縮機14は、冷媒循環管路13の復路を介して蒸発器(エバポレータ)16に接続され、この冷媒循環管路13の往路にはコンデンサ18、レシーバ20及び膨張弁22が介挿されている。
一方、暖房回路12はヒータコア28を備え、ヒータコア28は、温水循環管路30を介してエンジン32の冷却装置に接続されている。
冷凍回路10の蒸発器16及び暖房回路12のヒータコア28は空調ユニット24に共に内蔵されており、空調ユニット24は建設機械の運転室、即ち、キャブ内に設けられる。具体的には、空調ユニット24はハウジング26を備え、このハウジング26は、例えばキャブ内の座席下に収容可能となるように、高さ方向(図1中の上下方向)に扁平なボックス形状をなしている。ハウジング26は、空気の吸込み口(図示せず)及び吹出し口34を有し、これら吸込み口と吹出し口34との間が内部流路36を介して繋がり、この内部流路36内に蒸発器16及びヒータコア28が共に配置されている。
内部流路36の最上流にはブロワファン38が配置され、ブロワファン38は吸込み口から吹出し口34に向かう空気流を生成する。
蒸発器16はブロワファン38の下流に配置され、内部流路36の流路断面積全体を占有している。従って、ブロワファン38からの空気流は全て、蒸発器16を通過して下流に流れる。本明細書では、蒸発器16を通過した空気流を一次調和空気流と称するが、冷凍回路10が作動していれば、一次調和空気流は、蒸発器16によって冷却(調和)された冷風となる。なお、ユニットハウジング26が扁平なため、蒸発器16は、上端が下端よりも下流側に位置するよう傾斜した姿勢で固定されている。
ヒータコア28は蒸発器16の下流に配置され、内部流路36の流路断面積を部分的に占有している。具体的には、ヒータコア28の上端部及びハウジング26の上壁は互いに離間し、後述するバイパス路としての第1域の上流入口を形成している。暖房回路12が作動しているときに、一次調和空気流がヒータコア28を更に通過すると、一次調和空気流は加熱(調和)されて二次調和空気流になる。なお、ヒータコア28も蒸発器16と同様に傾斜した姿勢で固定されている。
ヒータコア28の直上流側及び直下流側には、エアミックスドア40,42がそれぞれ配置されており、これらエアミックスドア40,42はヒータコア28の上流側面及び下流側面をそれぞれ独立して開閉可能である。以下では、上流側のエアミックスドア40を上流側ダンパ40と、下流側のエアミックスドア42を下流側ダンパ42と称する。
上流側ダンパ40は、板状のカバー部40aからなり、このカバー部40aはその上端が回転軸40bに取付けられている。回転軸40bは、ヒータコア28の上端近傍に配置され、この回転軸40bを介して、上流側ダンパ40、即ち、カバー部40aはハウジング26の側壁に回動自在に支持されている。カバー部40aは、サーボモータ(図示せず)によって回転軸40bが回転されるのに伴い、途中の半開位置を経由して開位置と閉位置との間を移動する。
下流側ダンパ42もまた、上流側ダンパ40と同様に板状のカバー部42aからなる。カバー部42aはその下端にて回転軸42bに取付けられ、この回転軸42bを介してハウジング26の側壁に回動自在に支持されている。回転軸42bは、ヒータコア28の下端近傍に配置されている。この下流側ダンパ42のカバー部42aも、サーボモータ(図示せず)によって回転軸42bが回転されるのに伴い、開位置と閉位置との間を、半開位置を経由して移動する。なお、下流側ダンパ42は、カバー部42aの上端に連なる仕切部42cを有するが、これについては後述する。
ハウジング26は、図3に示したように、ヒータコア28よりも下流に、前述の吹出し口34としてのFOOT吹出し口34a、DEF吹出し口34b及びVENT吹出し口34cをそれぞれ有する。これらの吹出し口34は、ハウジング26の下流端部から側方に突出して形成され、VENT吹出し口34cとは反対側にて、FOOT吹出し口34a及びDEF吹出し口34bが互いに隣接して配置されている。
これらの吹出し口34には、乗員室内に配設される送風ダクト(図示せず)が接続される。また、各吹出し口34の直上流には、吹出し口34を開閉する切換えダンパ44が設けられている。
再び図1を参照すると、これらの吹出し口34とヒータコア28との間には、ガイド壁48が立設されている。
より詳しくは、ガイド壁48の高さは、ヒータコア28と比べたときに、その下流面の上端の高さに略等しく、またユニットハウジング26の内高の略半分に等しい。ガイド壁48の上端縁とハウジング26の上壁との間には、第1域50の下流出口を形成する開口が形成されている。ガイド壁48は、VENT吹出し口34c側のハウジング26の側壁からヒータコア28と平行に延びる平行部48aを有するが、平行部48aの長さはヒータコア28の幅に比べて短い。また、ガイド壁48は、平行部48aに傾斜して連なる傾斜部48bを有し、傾斜部48bはDEF吹出し口34bに向かって延びている(図3参照)。
上述した空調装置は、コントロールパネルを介して運転員によって指示された設定条件(風量、風向、温度)で作動する。例えば、搭乗直後にキャブ内を急速に冷房するような最大冷房時には、ブロワファン38は最大流量の空気流を生成し、上流側ダンパ40及び下流側ダンパ42は共に閉位置に位置付けられ、VENT吹出し口34cの切換えダンパ44が開かれる。この設定下で、蒸発器16を通過して冷却された一次調和空気流は、ヒータコア28上部のバイパス路及びガイド壁48上部の開口を通過し、そして、VENT吹出し口34cに接続された送風ダクトを通じてキャブ内に吹出す。
一方、弱中冷房時、暖房時又は除湿時、上流側ダンパ40及び下流側ダンパ42は半開位置又は全開位置に位置付けられる。このとき、一次調和空気流の一部又は全部がヒータコア28を通過して加熱され、二次調和空気流になる。二次調和空気流は、下流側ダンパ42のカバー部42aによって斜め上方へと案内され、下流側ダンパ42の半開時には一次調和空気流と合流し、又、その全開時には単独で下流へと流れ、切換えダンパ44が開位置にある吹出し口34から吹き出される。
つまり、この空調装置では、上流側ダンパ40及び下流側ダンパ42が互いに協働することによって、一次調和空気流及び二次調和空気流の生成量が制御される。内部流路36は、ヒータコア28とガイド壁48との間において、上側の第1域50と下側の第2域52とに区分され、第1域50は一次調和空気流の自由な流れを許容するバイパス路となり、第2域52は二次調和空気流の流路となる。第1域50と第2域52との境界は、ヒータコア28の上端とガイド壁48の上端縁とを結ぶ線によって規定される。
ここで、この空調装置では、上述した下流側ダンパ42の仕切部42cが、図1に示したように板状をなし、カバー部42aの上端に一体に連なっている。仕切部42cは、カバー部42aに対して傾斜しており、下流側ダンパ42が閉位置にあるときに、前述した境界上をガイド壁48の上端縁に向けて延びている。換言すれば、このとき仕切部42cは、第1域50と第2域52との間に位置付けられる。
このため、下流側ダンパ42が閉位置にあるとき、第1域50を通じてバイパスされた一次調和空気流は仕切部42cにより案内されることから、ヒータコア28の上端部の直下流で剥離流になることはなく、ガイド壁48上部の開口(第1域50の下流出口)に向けて円滑な流れとなって、ガイド壁48の上側を通過し、そして、VENT吹出し口34cへと流れる。従って、剥離流の生成による内部流路36の流通抵抗増大が防止され、VENT吹出し口34cに向かう一次調和空気中の流量が増大する。よって、この空調装置は、VENT吹出し口34cからキャブ内に吹出される冷風の風量を増大させ、最大冷房時の冷房性能が向上する。
また、下流側ダンパ42が半開位置及び全開位置にあるとき、その仕切部42cはカバー部42aの上端よりも低位置にあるので、二次調和空気流の流れを阻害することはない。従って、空調装置の弱中冷房、暖房又は除湿動作を仕切部42cが阻害することはない。
本発明は、上記した第1実施例に限定されることはなく、種々変形が可能であり、例えばガイド壁48は、ユニットハウジング26の両側壁間に亘って延び、その長さがヒータコア28の幅と同じかそれ以上の平行部のみで形成してもよい。
また、図4及び5は、第2実施例の空調装置に適用される下流側ダンパ42を示している。この下流側ダンパ42は、仕切部42dが伸縮性を有する例えばゴム製のシートからなり、仕切部42dの先端に固定ロッド54が取付けられている。固定ロッド54は、ガイド壁48の平行部48aの上端縁に固定され、ハウジング26の側壁間に亘って平行部48aと平行に延びている(図6参照)。この実施例の場合、下流側ダンパ42が開位置から閉位置に移動するとき、カバー部42aの回動に伴い仕切部42dが伸長する。下流側ダンパ42が閉位置にあるとき、仕切部42dによって第2域52が完全に覆われるので、剥離流の発生に伴うバイパスされた一次調和空気流のヒータコア28の背面への回り込みが完全に防止できる。このため、最大冷房時、内部流路36の流通抵抗が一層低下し、冷房性能が更に向上する。なお、仕切部42dの先端は、ガイド壁48の上端縁に直接接続されていてもよく、その固定手段は特に限定されない。また、仕切部42dの材料も特に限定されず、じゃばら形状の金属製シートを用いてもよいし、更にはベロフラムシートであってよい。
図7及び図8は、参考例となる空調装置に適用される下流側ダンパ56を示している。この下流側ダンパ56もまた板状のプレート部56aからなるが、その回転軸56bはヒータコア28の上部近傍、即ち第1域50の上流入口に位置付けられている。この下流側ダンパ56は、閉位置にあるとき、プレート部56aの先端の一部がガイド壁48の平行部48aの上端縁に上方から当接する。このとき、プレート部56は、ガイド壁48と協働して第2域52を閉塞する一方、第1域50と第2域52とを区画する仕切部をも同時に形成し、剥離流の発生を防止する。この参考例の場合も、第2域52が完全に覆われるので、剥離流の発生に伴うバイパスされた一次調和空気流のヒータコア28の背面への回り込みが完全に防止できる。そして、図8中、2点鎖線で示した半開位置及び直線で示した全開位置にあるときには、プレート部56aの先端がガイド壁48の平行部48aの上端縁から上方に離間し、第2域52の下流出口がガイド壁48の上端縁とプレート部56aの先端との間に形成される。なお、下流側ダンパ56は、開位置にあるとき、その先端がユニットハウジング26の上壁に当接し、第1域の下流側出口が閉塞される。
図9及び10は、第3実施例の空調装置に適用される下流側ダンパ58を示している。この下流側ダンパ58は、例えばゴム製のシート58aからなり、伸縮性を有する。シート58aは、その一端がヒータコア28の下端近傍に固定される一方、その他端が固定ロッド54を介してガイド壁48の平行部48aの上端縁に固定されている。この下流側ダンパ58が開位置にあるとき、シート58aはヒータコア28と固定ロッド54との間に亘って略真直ぐに張り渡される。下流側ダンパ58aの開位置から閉位置への切換えは、シート58aの中間部近傍に配置された可動ロッド58bによって実施される。可動ロッド58bは、ヒータコア28及びガイド壁48の平行部48aの両方に対して平行に延び、その両端がハウジング26の両側壁に形成されたガイド溝58cに挿通され、これらガイド溝58cに沿って移動可能である。ガイド溝58cに沿って可動ロッド58bがヒータコア28側に移動すると、シート58aはその中間部が可動ロッド58cによりヒータコア28の上端近傍に向けて引っ張られる。可動ロッド58bがガイド溝58cのヒータコア28側の端部に位置付けられると、シート58aの一部はヒータコア28の下流面を覆うカバー部を形成する一方、その残部はヒータコア28の直上にて可動ロッド58bに巻き付き、そして、可動ロッド58bからガイド壁48の平行部48aに亘って張り渡された仕切部を形成する。
上流側及び下流側ダンパが閉位置にあるときの空調ユニットのヒータコア周辺を側方からみた断面で示した、空調装置の概略構成図である。 図1の空調ユニットのヒータコア周辺部において、上流側及び下流側ダンパが開位置又は半開位置にあるときの断面図である。 図1の空調ユニットにおいて、ヒータコアから吹出し口に亘る領域を上方からみた断面図である。 第2実施例の下流側ダンパを適用した空調ユニットにおいて、上流側及び下流側ダンパが閉位置にあるときのヒータコア周辺を側方からみた断面図である。 図4の下流側ダンパが開位置又は閉位置にあるときのヒータコア周辺部の断面図である。 図1の空調ユニットにおいて、ヒータコアから吹出し口に亘る領域を上方からみた断面図である。 参考例の下流側ダンパを適用した空調ユニットにおいて、上流側及び下流側ダンパが閉位置にあるときのヒータコア周辺を側方からみた断面図である。 図4の下流側ダンパが開位置又は半開位置にあるときのヒータコア周辺部の断面図である。 第3実施例の下流側ダンパを適用した空調ユニットにおいて、上流側及び下流側ダンパが閉位置にあるときのヒータコア周辺を側方からみた断面図である。 図9の下流側ダンパが開位置又は半開位置にあるときのヒータコア周辺部の断面図である。
符号の説明
16 蒸発器
26 ユニット(空調)ハウジング
28 ヒータコア
36 内部流路
38 ブロワファン
40 上流側ダンパ(エアミックスドア)
42 下流側ダンパ(エアミックスドア)
42a カバー部
42b 回転軸
42c 仕切部
48 ガイド壁

Claims (3)

  1. 内部流路を有し、この内部流路内の空気を一次調和空気流として下流に流すエバポレータを内蔵した空調ハウジングと、
    前記エバポレータの下流にて前記内部流路の流路断面積を部分的に占有して配置され、前記内部流路の前記一次調和空気流の通過に伴い前記一次調和空気流を加熱した二次調和空気流を生成するとともに、前記一次調和空気流のバイパスを許容するヒータコアと、
    前記ヒータコアの直上流に設けられ、前記ヒータコアに対する前記一次調和空気流の通過量を制御すべく開閉可能な上流側ダンパと、
    前記ヒータコアの下流にて配置されたガイド壁であって、前記ヒータコアの下流部分に前記ヒータコアをバイパスした前記一次調和空気流の自由な通過を許容する第1域及び前記ガイド壁と前記ヒータコアとの間に第2域を形成する、ガイド壁と
    を具備した空調装置において、
    前記ヒータコアは、前記二次調和空気流が流出する下流面を有し、
    前記ヒータコアと前記ガイド壁との間に、前記上流側ダンパと協働して前記二次調和空気流の生成量を制御すべく開閉可能な下流側ダンパを備え、
    前記下流側ダンパは、閉位置にあるときに前記ヒータコアの前記下流面を覆う板状のカバー部を含み、このカバー部は、その先端に前記ガイド壁に向けて延びる前記仕切部を有するとともに、前記下流面の近傍にて回動可能に支持された基端を有し、
    前記下流側ダンパは閉位置にあるとき、前記仕切部が前記第1域と前記第2域との間に介在することを特徴とする空調装置。
  2. 前記ガイド壁は、前記内部流路の内壁面との間にて前記第1域の下流出口を形成する端縁を有し、
    前記仕切部は、前記カバー部の先端から前記ガイド壁の前記端縁に亘って延び、且つ、前記カバー部の回動が許容される伸縮性を有することを特徴とする請求項1記載の空調装置
  3. 内部流路を有し、この内部流路内の空気を一次調和空気流として下流に流すエバポレータを内蔵した空調ハウジングと、
    前記エバポレータの下流にて前記内部流路の流路断面積を部分的に占有して配置され、前記内部流路の前記一次調和空気流の通過に伴い前記一次調和空気流を加熱した二次調和空気流を生成するとともに、前記一次調和空気流のバイパスを許容するヒータコアと、
    前記ヒータコアの直上流に設けられ、前記ヒータコアに対する前記一次調和空気流の通過量を制御すべく開閉可能な上流側ダンパと、
    前記ヒータコアの下流にて配置されたガイド壁であって、前記ヒータコアの下流部分に前記ヒータコアをバイパスした前記一次調和空気流の自由な通過を許容する第1域及び前記ガイド壁と前記ヒータコアとの間に第2域を形成する、ガイド壁と
    を具備した空調装置において、
    前記ヒータコアは、前記内部流路の内壁面との間にて前記第1域の上流入口を形成する一端部を有し、
    前記ヒータコアと前記ガイド壁との間には、前記上流側ダンパと協働して前記二次調和空気流の生成量を制御すべく開閉可能な下流側ダンパを備え、
    前記ガイド壁は、前記内部流路の前記内壁面との間にて前記第1域の下流出口を形成する端縁を有し、
    前記下流側ダンパは、
    前記ヒータコアの前記他端部若しくはその近傍から前記ガイド壁の前記端縁に亘って張り渡され、前記ヒータコアを開く開位置に位置付けられる伸縮性のシートと、
    前記伸縮性のシートが前記開位置にあるときには、前記伸縮性のシートと前記ガイド壁との間にあって、前記下流側ダンパが閉位置に切換えられる際に、前記ヒータコアの前記一端部近傍まで前記伸縮性のシートの伸長及び変形を伴いながら移動し、前記伸縮性のシートの一部にて前記ヒータコアを閉じるカバー部を形成させ且つ前記伸縮性のシートの残部にて前記第1域と前記2域との間に仕切部を形成させる可動ロッドと
    を含むことを特徴とする空調装置
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