JP4412350B2 - ガスエンジンシステム及びガスエンジンのメンテナンス方法 - Google Patents

ガスエンジンシステム及びガスエンジンのメンテナンス方法 Download PDF

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Description

本発明は、消化ガスを燃料ガスとして用いるガスエンジンを備えるガスエンジンシステム及び消化ガスを燃料ガスとして用いるガスエンジンのメンテナンス方法に関するものである。
従来から、下水汚泥や家庭ゴミ等を処理した際に発生する消化ガスを燃料ガスとして用いるガスエンジンが用いられている。
消化ガスにはシロキサン化合物が含まれている場合があり、シロキサン化合物を含む消化ガスを燃料ガスとして用いる場合には、シロキサン化合物がガスエンジン内部において潤滑油に含まれるカルシウム等と反応することによって、ガスエンジン内部に残渣物が生じる。残渣物は、硬い粒子状の物質であり、ガスエンジン内部の摺動部(例えば、ピストンとシリンダライナとの間)に入り込むことによって、摺動部の摺動を阻害し、ガスエンジンの動作を阻害する。
このため、従来のガスエンジンにおいては、定期的にガスエンジンの解体メンテナンスを行い、残渣物を除去したり、残渣物が入り込んだ部品を交換することによって、シロキサン化合物に対する対策を行っている。
一方で、消化ガスからシロキサン化合物を除去するための除去装置を設置することによって、ガスエンジンに供給されるシロキサン化合物の量を低減させ、これによってメンテナンス期間の長期化が図られている。
ところで、ガスエンジン内部において生じる残渣物の量は、ガスエンジンに供給されるシロキサン化合物の量に比例することが知られているが、消化ガス中のシロキサン化合物の目視が困難なことから、現在のところ、ガスエンジンに供給されるシロキサン化合物の量は直接検出されていない。このため、ガスエンジンの解体メンテナンスのタイミングは、経験則によって定められている。
しかしながら、経験則によって定められる解体メンテナンスのタイミングは、正確ではなく、予想以上に早く部品の交換が必要となったり、まだ使用可能な部品を交換してしまったりするため、予想外のコストが生じる場合があった。また、解体メンテナンス中はガスエンジンの稼動を停止する必要があるため、まだ必要のない解体メンテナンスを行うことによって、必要以上にガスエンジンの稼動効率を低下させてしまう。
なお、除去装置を設置した場合でも、シロキサン化合物を完全に除去することはできず、ガスエンジンの解体メンテナンスは必要となる。また、稼動時間に比例して除去装置におけるシロキサン化合物の除去効率が低下するため、除去装置のメンテナンスも必要となる。
このような問題を解消し、ガスエンジンに対して最適なメンテナンスを行うためにも、ガスエンジンに供給されるシロキサン化合物の量を直接検出可能な技術が求められている。
例えば、特許文献1には、消化ガス中のシロキサン化合物の濃度を検出する分析装置が提案されている。
特開2006−98387号公報
しかしながら、消化ガス中のシロキサン化合物の濃度を検出するのみでは、ガスエンジンに供給されるシロキサン化合物の量を正確に検出することができない。
また、従来のガスエンジンにおいては、ガスエンジンに供給されるシロキサン化合物の正確な量を検出することができなかったため、現在のところ、ガスエンジンに供給されるシロキサン化合物の量に応じたガスエンジンのメンテナンス方法は提案されていない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ガスエンジンにおいて、消化ガスに含まれるシロキサン化合物に起因して必要となるメンテナンスを適切に行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のガスエンジンシステムは、シロキサン化合物を含む消化ガスを爆発燃焼させることによって動力を得るガスエンジンを備えるガスエンジンシステムであって、上記消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度を検出する濃度検出装置と、上記消化ガスの流量を検出する流量検出装置と、上記濃度検出装置の検出結果及び上記流量検出装置の検出結果から上記シロキサン化合物の量に関する情報を取得すると共に取得した上記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいてガスエンジンのメンテナンスに関する処理を行う処理装置とを備えることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明のガスエンジンシステムによれば、消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度及び消化ガスの流量からシロキサン化合物の量に関する情報が取得され、この取得されたシロキサン化合物の量に関する情報に基づいてガスエンジンのメンテナンスに関する処理が行われる。
なお、本発明において、シロキサン化合物の量に関する情報とは、ガスエンジンに直接供給される消化ガスに含まれるシロキサン化合物の量や、後述する除去装置を備える場合において除去装置の前後のシロキサン化合物の量の差を含むものである。
また、本発明において、ガスエンジンのメンテナンスに関する処理とは、ガスエンジンに直接メンテナンスを行う処理や、ガスエンジンにメンテナンスを行う必要性を示す情報を出力する処理を含むものである。
また、本発明のガスエンジンシステムにおいては、上記処理装置は、上記ガスエンジンへの潤滑油の供給及び排出を行う潤滑油調整装置を備え、上記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいて、上記潤滑油調整装置を制御することによって上記メンテナンスに関する処理を行うという構成を採用する。
また、本発明のガスエンジンシステムにおいては、上記潤滑油調整装置が、上記ガスエンジン内部の潤滑油を回収すると共に回収した上記潤滑油をフィルタを介して上記ガスエンジン内部に再供給する循環系と、上記ガスエンジン内部の潤滑油を排出すると共に新たな潤滑油を上記ガスエンジン内部に供給する新潤滑油供給系とを備え、上記処理装置は、上記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいて、上記循環系あるいは上記新潤滑油供給系のいずれかを選択し、選択した上記循環系あるいは上記新潤滑油供給系を用いて上記メンテナンスに関する処理を行うという構成を採用する。
また、本発明のガスエンジンシステムにおいては、上記ガスエンジンに供給される消化ガスから上記シロキサン化合物の少なくとも一部を除去する除去装置を備えるという構成を採用する。
また、本発明のガスエンジンシステムにおいては、上記濃度検出装置として、上記除去装置に供給される上記消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度を検出する第1濃度検出装置と、上記除去装置から排出される上記消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度を検出する第2濃度検出装置とを備えるという構成を採用する。
次に、本発明のガスエンジンのメンテナンス方法は、シロキサン化合物を含む消化ガスを爆発燃焼させることによって動力を得るガスエンジンのメンテナンスに関する処理を行うガスエンジンのメンテナンス方法であって、上記消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度及び上記消化ガスの流量から上記シロキサン化合物の量に関する情報を取得すると共に取得した上記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいてガスエンジンのメンテナンスに関する処理を行うことを特徴とする。
このような特徴を有する本発明のガスエンジンのメンテナンス方法によれば、消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度及び消化ガスの流量からシロキサン化合物の量に関する情報が取得され、この取得されたシロキサン化合物の量に関する情報に基づいてガスエンジンのメンテナンスに関する処理が行われる。
また、本発明のガスエンジンのメンテナンス方法においては、上記メンテナンスに関する処理は、上記ガスエンジンへの潤滑油の供給及び排出を行う処理であるという構成を採用する。
また、本発明のガスエンジンのメンテナンス方法においては、上記メンテナンスに関する処理において、上記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいて、上記ガスエンジン内部から潤滑油を回収すると共に回収した潤滑油をフィルタを介してガスエンジンに再供給する循環工程、あるいは、上記ガスエンジン内部の潤滑油を排出すると共に新たな潤滑油を上記ガスエンジン内部に供給する新潤滑油供給工程のいずれかの工程を行うという構成を採用する。
また、本発明のガスエンジンのメンテナンス方法においては、上記ガスエンジンに供給される消化ガスから上記シロキサン化合物の少なくとも一部を除去する除去工程を有するという構成を採用する。
また、本発明のガスエンジンのメンテナンス方法においては、上記除去工程前の上記消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度である第1濃度と、上記除去工程後の上記消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度である第2濃度とを上記シロキサン化合物の濃度として用いて上記シロキサン化合物の量に関する情報を取得するという構成を採用する。
本発明のガスエンジンシステム及びガスエンジンのメンテナンス方法によれば、消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度及び消化ガスの流量からシロキサン化合物の量に関する情報が取得され、この取得されたシロキサン化合物の量に関する情報に基づいてガスエンジンのメンテナンスに関する処理が行われる。つまり、実際に消化ガスに含まれるシロキサン化合物の量に基づく情報に基づいて、ガスエンジンのメンテナンスに関する処理が行われる。
上述のように、ガスエンジン内部において生じる残渣物の量は、ガスエンジンに供給されるシロキサン化合物の量に比例する。このため、本発明によれば、経験則に基づいてメンテナンスが行う場合と比較して、消化ガスに含まれるシロキサン化合物に起因して必要となるメンテナンスを適切に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係るガスエンジンシステム及びガスエンジンのメンテナンス方法の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のガスエンジンシステムSの概略構成を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態のガスエンジンシステムSの電気的な接続を示すブロック図である。なお、以下の説明において、上流及び下流という語句を用いるが、これは、消化ガスの流れを基準とするものである。
これらの図に示すように、本実施形態のガスエンジンシステムSは、活性炭吸着装置1、ガスエンジン2、流量計3(流量検出装置)、第1濃度計4(第1濃度検出装置)、第2濃度計5(第2濃度検出装置)、潤滑油調整装置6、記憶装置7及び制御装置8を備えている。なお、潤滑油調整装置6、記憶装置7及び制御装置8によって本発明の処理装置が構成されている。
活性炭吸着装置1は、外部から供給される消化ガスG1に含まれるシロキサン化合物の少なくとも一部を除去し、シロキサン化合物を除去した消化ガスG2を排出するものである。活性炭吸着装置1は、活性炭からなるフィルタを備えており、フィルタを通過する際にシロキサン化合物を吸着することによって消化ガスG1からシロキサン化合物を除去する。なお、活性炭吸着装置1が備えるフィルタは、交換可能に設置されている。
なお、消化ガスG1は、下水汚泥を処理した際や家庭ゴミを処理した際に発生する燃焼性のガスであり、シロキサン化合物を含むものである。
ガスエンジン2は、活性炭吸着装置1の下流側に設置されており、活性炭吸着装置1から排出された消化ガスG2が燃料ガスとして供給され、当該消化ガスG2を爆発燃焼させることによって動力を得るものである。
流量計3は、活性炭吸着装置1の上流側に設置されており、消化ガスG1の流量を検出し、当該検出結果を出力するものである。
第1濃度計4は、活性炭吸着装置1の上流側に設置されており、消化ガスG1に含まれるシロキサン化合物の濃度を検出し、当該検出結果を出力するものである。
第2濃度計5は、活性炭吸着装置1の下流側に設置されており、消化ガスG2に含まれるシロキサン化合物の濃度を検出し、当該検出結果を出力するものである。
これらの第1濃度計4及び第2濃度計5は、いずれも消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度を検出するものであり、本発明の濃度検出装置を構成している。これらの第1濃度計4及び第2濃度計5としては、例えば、上述した特許文献1に記載された分析装置を用いることができる。
潤滑油調整装置6(図2参照)は、ガスエンジン2への潤滑油Yの供給及び排出を行うためのものであり、ガスエンジン2内部の潤滑油Yを回収すると共に回収した潤滑油Yをフィルタを介してガスエンジン2内部に再供給する循環系61と、ガスエンジン2内部の潤滑油Yを排出すると共に新たな潤滑油Yをガスエンジン2内部に供給する新潤滑油供給系62とから構成されている。
循環系61は、第1バルブ63と、第2バルブ64と、ポンプ65と、フィルタ66とを備えている。
第1バルブ63は、ガスエンジン2に対して潤滑油Yを再供給するためのバルブであり、ガスエンジン2に対して潤滑油Yを再供給する場合に開放される。第2バルブ64は、ガスエンジン2から潤滑油Yを回収するためのバルブであり、ガスエンジン2から潤滑油Yを回収する場合に開放される。ポンプ65は、循環系61において、潤滑油Yの流れを形成するためのものである。フィルタ66は、潤滑油Yに含まれる残渣物を除去するためのものである。なお、残渣物は、消化ガスG2に残存するシロキサン化合物と潤滑油Yに含まれるカルシウム等とが反応することによって生成されるものであり、硬い粒子状の物質である。
このように構成された循環系61において潤滑油Yは、図1に示すように、第2バルブ64、ポンプ65、フィルタ66、第1バルブ63の順に循環する。そして、第1バルブ63及び第2バルブ64の開口の度合いを調整することによって潤滑油Yの循環量が設定可能とされている。
新潤滑油供給系62は、第3バルブ67と、第4バルブ68と、潤滑油タンク69とを備えている。
第3バルブ67は、ガスエンジン2に対して新たな潤滑油Yを供給するためのバルブであり、ガスエンジン2に対して新しい潤滑油Yを供給する場合に開放される。第4バルブ68は、ガスエンジン2から潤滑油Yを排出するためのバルブであり、ガスエンジン2から潤滑油Yを排出する場合に開放される。潤滑油タンク69は、新しい潤滑油Yを貯留するタンクであり、第3バルブ67を介してガスエンジン2と接続されている。
このように構成された新潤滑油供給系62において潤滑油Yは、潤滑油タンク69から第3バルブ67を介してガスエンジン2に供給され、第4バルブ68を介してガスエンジン2から排出される。そして、第3バルブ67の開口の度合いを調整することによってガスエンジン2への潤滑油Yの供給量が設定可能とされている。また、第4バルブ68の開口の度合いを調整することによってガスエンジン2からの潤滑油Yの排出量が設定可能とされている。
記憶装置7は、制御装置8が用いる各種プログラム等を記憶している。そして、本実施形態のガスエンジンシステムSにおいては、記憶装置7は、単位時間当たりの活性炭吸着装置1における除去量を、吸着効率が高い状態と、吸着効率が低下してきている状態と、吸着効率が低い状態との3段階に分けて記憶している。
なお、吸着効率が高い状態とは、活性炭吸着装置1でのシロキサン化合物の吸着効率が必要最低限の水準に対して十分に余裕がある状態である。また、吸着効率が低下してきている状態とは、活性炭吸着装置1でのシロキサン化合物の吸着効率が、吸着効率が高い状態から必要最低限の水準に向かって低下してきている状態である。また、吸着効率が低い状態とは、活性炭吸着装置1でのシロキサン化合物の吸着効率が必要最低限の水準よりも低い状態である。
また、記憶装置7は、潤滑油調整装置6の循環系61における循環可能流量、すなわちポンプ65の許容容量を記憶している。
制御装置8は、本実施形態のガスエンジンシステムSの動作全体を制御するものであり、図2に示すように、活性炭吸着装置1、ガスエンジン2、流量計3、第1濃度計4、第2濃度計5、潤滑油調整装置6及び記憶装置7に対して電気的に接続されている。
本実施形態のガスエンジンシステムSにおいて、制御装置8は、流量計3の検出結果、第1濃度計4の検出結果、及び第2濃度計5の検出結果から、活性炭吸着装置1における単位時間当たりの除去量を算出することによって取得する。この除去量は、活性炭吸着装置1の前後(上流側と下流側と)のシロキサン化合物の量の差であり、本発明におけるシロキサン化合物の量に関する情報である。そして、取得した活性炭吸着装置1における単位時間当たりの除去量に基づいて、潤滑油調整装置6を制御し、これによってガスエンジン2の稼働中においてガスエンジン2内部のメンテナンスを行う。つまり、本実施形態のガスエンジンシステムSにおいては、本発明のガスエンジンのメンテナンスに関する処理として、ガスエンジン2への潤滑油Yの供給及び排出が行われる。
次に、このように構成された本実施形態のガスエンジンシステムSの動作(ガスエンジンのメンテナンス方法)について説明する。
外部から供給される消化ガスG1は、活性炭吸着装置1にてシロキサン化合物を吸着除去され、消化ガスG2として排出される。そして、消化ガスG2は、ガスエンジン2に燃料ガスとして供給され、爆発燃焼される。
このような過程において、制御装置8は、まず、流量計3の検出結果から消化ガスG1の流量を取得する(ステップS1)。
続いて、制御装置8は、第1濃度計4の検出結果から消化ガスG1に含まれるシロキサン化合物の濃度を取得する(ステップS2)。
次に制御装置8は、第2濃度計5の検出結果から消化ガスG2に含まれるシロキサン化合物の濃度を取得する(ステップS3)。
なお、ステップS1〜S3の順序は一例であり、これらの処理の順序が変更あるいは並列して行われても良い。
そして、制御装置8は、活性炭吸着装置1におけるシロキサン化合物の除去量を算出して取得する(ステップS4)。具体的には、制御装置8は、ステップS1にて取得した消化ガスG1の流量と、ステップS2にて取得した消化ガスG1に含まれるシロキサン化合物の濃度とから、活性炭吸着装置1に供給されるシロキサン化合物の量を算出する。また、制御装置8は、ステップS1にて取得した消化ガスG1の流量(すなわち消化ガスG2の流量)と、ステップS3にて取得した消化ガスG2に含まれるシロキサン化合物の濃度とから、活性炭吸着装置1から排出されるシロキサン化合物の量を算出する。そして、制御装置8は、活性炭吸着装置1に供給されるシロキサン化合物の量と活性炭吸着装置1から排出されるシロキサン化合物の量との差を、活性炭吸着装置1におけるシロキサン化合物の除去量として算出する。
活性炭吸着装置1におけるシロキサン化合物の除去量を取得すると、制御装置8は、ステップS4にて取得した除去量が、予め記憶装置7に記憶された活性炭吸着装置1の吸着効率が高い状態に合致するかを判定する(ステップS5)。
制御装置8は、ステップS5において除去量が活性炭吸着装置1の吸着効率が高い状態に合致すると判定した場合、すなわちガスエンジン2に供給されるシロキサン化合物の量が極めて少ないと判定した場合には、循環系61と新潤滑油供給系62のうち、循環系61を選択し、ガスエンジン2内部の潤滑油Yを回収すると共に回収した潤滑油Yをフィルタ66を介してガスエンジン2内部に再供給する循環工程を行う(ステップS6)。
具体的には、制御装置8は、循環系61のポンプ65を駆動させると共に第1バルブ63と第2バルブ64との開口の度合いを調整することによって所定の流量の潤滑油Yをフィルタ66を介して循環させる。なお、循環工程では、新潤滑油供給系62の第3バルブ67、及び第4バルブ68は閉鎖状態とされる。このような循環工程では、フィルタ66によって潤滑油Yに含まれる残渣物の一部を除去することができるため、ガスエンジン2に供給されるシロキサン化合物の量が少ない場合には、潤滑油Yを廃棄することなく純度の高い潤滑油Yをガスエンジン2に再供給することができる。
また、例えば、循環系61における潤滑油Yの循環流量は、活性炭吸着装置1の吸着効率、ガスエンジン2内部の潤滑油の全量及びガスエンジン2の運転時間等を勘案して算出されることが好ましい。
一方、制御装置8は、ステップS5において、活性炭吸着装置1におけるシロキサン化合物の除去量が、活性炭吸着装置1の吸着効率が高い状態に合致しないと判定した場合には、続いて除去量が、予め記憶装置7に記憶された活性炭吸着装置1の吸着効率が低下してきている状態に合致するかを判定する(ステップS7)。
制御装置8は、ステップS7において除去量が活性炭吸着装置1の吸着効率が低下してきている状態に合致すると判定した場合、すなわちガスエンジン2に供給されるシロキサン化合物の量が徐々に増加してきている場合には、まず吸着効率の低下に応じた(第2濃度計5の検出結果に応じた)潤滑油Yの循環流量を算出する。
そして、制御装置8は、ステップS8にて算出した循環流量が予め記憶装置7にて記憶した循環系61における循環可能流量以下であるかを判定する(ステップS8)。この結果、循環可能流量以下である場合には、制御装置8は、ステップS6に移行し、循環工程を行う。
一方、制御装置8は、ステップS8にて循環流量が予め記憶装置7にて記憶した循環系61における循環可能流量以上であると判定した場合には、ガスエンジン2内部の潤滑油Yを排出すると共に新たな潤滑油Yをガスエンジン内部に供給する新潤滑油供給工程を行う(ステップS9)。
具体的には、制御装置8は、新潤滑油供給系62の第3バルブ67と第4バルブ68との開口の度合いを調整することによって所定量の潤滑油Yをガスエンジン2から排出させ、同じく所定量の潤滑油Yを潤滑油タンク69から供給させる。なお、新潤滑油供給工程では、循環系61の第1バルブ63、及び第2バルブ64は閉鎖状態とされる。このような新潤滑油供給工程においては、ガスエンジン2に供給されるシロキサン化合物の量が多い場合であっても、残渣物を含む潤滑油Yが廃棄され、使用されていない潤滑油Yがガスエンジン2にされるため、常に純度の高い潤滑油Yを用いることができる。
さて、制御装置8は、ステップS7において除去量が活性炭吸着装置1の吸着効率が低下してきている状態に合致しないと判定した場合、すなわちガスエンジン2に供給されるシロキサン化合物の量が多い場合には、ステップS9に移行し新潤滑油供給工程を行う。
なお、制御装置8は、ステップS6の循環工程及びステップS9の新潤滑油供給工程において所定時間が経過した後には、再度ステップS1に戻る。
このように、本実施形態のガスエンジンシステムSにおいては、ガスエンジン2に対して供給される消化ガスG2に含まれるシロキサン化合物の量が少ない場合には、循環工程が選択されることによって潤滑油Yの消費を抑制しつつガスエンジン2内部の残渣物の量を少なく維持する。また、ガスエンジン2に対して供給される消化ガスG2に含まれるシロキサン化合物の量が多い場合には、新潤滑油工程が選択されることによってガスエンジン2内部の残渣物を積極的に外部に排出することによってガスエンジン2内部の残渣物の量を少なく維持する。
つまり、本実施形態のガスエンジンシステムSにおいては、必要最低限の潤滑油Y量によって、常にガスエンジン2内部の残渣物の量を少なく維持することができる。すなわち、本実施形態のガスエンジンシステムSにおいては、ガスエンジンにおいて、消化ガスに含まれるシロキサン化合物に起因して必要となるメンテナンスを適切に行うことが可能となる。
以上の説明のように、本実施形態のガスエンジンシステムS及びガスエンジンのメンテナンス方法においては、消化ガスG1,G2に含まれるシロキサン化合物の濃度及び消化ガスG1,G2の流量から活性炭吸着装置1における除去量(シロキサン化合物の量に関する情報)が取得され、この取得された活性炭吸着装置1における除去量に基づいて潤滑油調整装置6を用いたガスエンジン2のメンテナンス(ガスエンジンのメンテナンスに関する処理)が行われる。つまり、実際に消化ガスG1,G2に含まれるシロキサン化合物の量に基づいて、ガスエンジン2のメンテナンスが行われる。
ガスエンジン2内部において生じる残渣物の量は、ガスエンジン2に供給されるシロキサン化合物の量に比例する。このため、本実施形態のガスエンジンシステムS及びガスエンジンのメンテナンス方法によれば、経験則に基づいてメンテナンスが行う場合と比較して、消化ガスに含まれるシロキサン化合物に起因して必要となるメンテナンスを適切に行うことが可能となる。
以上、図面を参照しながら本発明に係るガスエンジンシステム及びガスエンジンのメンテナンス方法の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、シロキサン化合物の量に関する情報として活性炭吸着装置1における除去量を取得し、ガスエンジンのメンテナンスに関する処理として潤滑油調整装置6を用いてガスエンジン2を直接メンテナンスする構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ガスエンジン2に供給されるシロキサン化合物の量をモニタリングし、ガスエンジン2に供給されたシロキサン化合物の総量がガスエンジン2の分解メンテナンスが必要とされる規定値を超えた場合に、分解メンテナンスの必要性を示す情報を出力する構成としても良い。つまり、シロキサン化合物の量に関する情報としてガスエンジン2に供給されたシロキサン化合物の総量を取得し、ガスエンジンのメンテナンスに関する処理としてガスエンジン2の解体メンテナンスを行う必要性を示す情報を出力する処理を行う構成を採用することもできる。
このような構成を採用する場合には、例えば、上記実施形態において示した第1濃度計4及び第2濃度計5のうち、第2濃度計5の検出結果のみにてガスエンジン2に供給されたシロキサン化合物の総量をモニタリングすることができる。したがって、第1濃度計をなくすことができ、本発明の濃度検出装置として第2濃度計のみを備える構成を採用することができる。また、このような構成を採用する場合には、活性炭吸着装置1を設置しない構成を採用することもできる。
さらには、ガスエンジン2に供給されたシロキサン化合物の総量に基づいて、ガスエンジン2の分解メンテナンスの必要性が生じる時間までを予測し、この予測を出力する構成を採用することもできる。
また、例えば、循環系61とガスエンジン2との間、及び新潤滑油供給系62とガスエンジン2との間に、潤滑油Yの温度や圧力を供給先の環境に整える中間装置を設置しても良い。特に上記実施形態のようにガスエンジン2の稼動中において潤滑油Yの供給及び排出を行う場合には、本構成を採用することによって、スムーズに潤滑油Yの供給及び排出を行うことが可能となる。
また、上記実施形態においては、本発明の除去装置として、活性炭吸着装置1を備える構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の除去装置として、消化ガスG2に含まれるシロキサン化合物を水によって洗い流す水処理装置を設置しても良い。
本発明の一実施形態であるガスエンジンシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態であるガスエンジンシステムの電気的な接続を示すブロック図である。 本発明の一実施形態であるガスエンジンシステムの動作について説明するフローチャートである。
符号の説明
1……活性炭吸着装置、2……ガスエンジン、3……流量計(流量検出装置)、4……第1濃度計(濃度検出装置、第1濃度検出装置)、5……第2濃度計(濃度検出装置、第2濃度検出装置)、6……潤滑油調整装置、61……循環系、62……新潤滑油供給系、66……フィルタ、7……記憶装置、8……制御装置、S……ガスエンジンシステム、G1,G2……消化ガス、Y……潤滑油

Claims (6)

  1. シロキサン化合物を含む消化ガスを爆発燃焼させることによって動力を得るガスエンジンを備えるガスエンジンシステムであって、
    前記消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度を検出する濃度検出装置と、
    前記消化ガスの流量を検出する流量検出装置と、
    前記濃度検出装置の検出結果及び前記流量検出装置の検出結果から前記シロキサン化合物の量に関する情報を取得すると共に取得した前記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいてガスエンジンのメンテナンスに関する処理を行う処理装置とを備え
    前記処理装置は、前記ガスエンジンへの潤滑油の供給及び排出を行う潤滑油調整装置を備え、前記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいて、前記潤滑油調整装置を制御することによって前記メンテナンスに関する処理を行うことを特徴とするガスエンジンシステム。
  2. 前記潤滑油調整装置が、前記ガスエンジン内部の潤滑油を回収すると共に回収した前記潤滑油をフィルタを介して前記ガスエンジン内部に再供給する循環系と、前記ガスエンジン内部の潤滑油を排出すると共に新たな潤滑油を前記ガスエンジン内部に供給する新潤滑油供給系とを備え、
    前記処理装置は、前記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいて、前記循環系あるいは前記新潤滑油供給系のいずれかを選択し、選択した前記循環系あるいは前記新潤滑油供給系を用いて前記メンテナンスに関する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のガスエンジンシステム。
  3. 前記ガスエンジンに供給される消化ガスから前記シロキサン化合物の少なくとも一部を除去する除去装置を備えることを特徴とする請求項1または2記載のガスエンジンシステム。
  4. シロキサン化合物を含む消化ガスを爆発燃焼させることによって動力を得るガスエンジンのメンテナンスに関する処理を行うガスエンジンのメンテナンス方法であって、
    前記消化ガスに含まれるシロキサン化合物の濃度及び前記消化ガスの流量から前記シロキサン化合物の量に関する情報を取得すると共に取得した前記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいてガスエンジンのメンテナンスに関する処理を行い、
    前記メンテナンスに関する処理は、前記ガスエンジンへの潤滑油の供給及び排出を行う処理である
    ことを特徴とするガスエンジンのメンテナンス方法。
  5. 前記メンテナンスに関する処理において、前記シロキサン化合物の量に関する情報に基づいて、前記ガスエンジン内部から潤滑油を回収すると共に回収した潤滑油をフィルタを介してガスエンジンに再供給する循環工程、あるいは、前記ガスエンジン内部の潤滑油を排出すると共に新たな潤滑油を前記ガスエンジン内部に供給する新潤滑油供給工程のいずれかの工程を行うことを特徴とする請求項4記載のガスエンジンのメンテナンス方法。
  6. 前記ガスエンジンに供給される消化ガスから前記シロキサン化合物の少なくとも一部を除去する除去工程を有することを特徴とする請求項4または5記載のガスエンジンのメンテナンス方法。
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