JP4402671B2 - ステータと同ステータを備えた軸方向空隙型ブラシレス振動モータ - Google Patents
ステータと同ステータを備えた軸方向空隙型ブラシレス振動モータ Download PDFInfo
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Description
駆動回路付きのブラシレス振動モータとしては、コアード型で、複数個の等分に配置した突極に電機子コイルを巻回してなるコアード型で駆動回路部材をステータの側方に配置した非円形なものが知られている。(特許文献3参照)
しかしながら、このようなものは、側方向のサイズが大となってしまい、セットの印刷配線板にSMD方式では実装効率が悪く、またコアード型のため、厚みが大とならざるを得ず実用性がない。
また、コアード、スロットレスコアレス型を含んだもので複数個の電機子コイルの一部を削除して空所を設け、この空所に駆動回路部材を配置したものが提案されている。(特許文献4参照)
このディテントトルク発生部材は、所要のディテントトルク発生力を得るには、ある程度厚みが必要であるため、ブラケット上に配置するものでは、配置空間がなかなか取れず、モータ自体の薄型化に対して逆行する問題となってしまう。
また、このディテントトルク発生部材は、たとえば印刷などで形成する場合、必要なディテント発生力を得るようにするには、やはりある程度の厚みと幅が必要で、実質的には厚みが犠牲になることには変わりがない。
また、ステータベースを添設したブラケット自体に磁性部分と非磁性部分を形成するものもあるが、ディテント発生機能としては、ステータベース分だけ弱くなる。
このため、大きなディテントトルクを発生させるには、ディテントトルク部をブラケットから立ち上げて空心電機子コイルの内径部に格納させてディテントトルク発生部材の厚みを実質的に無視できるようにしたものも提案されている。
しかしながら、今度は空心電機子コイルの巻き数が大きくとれない問題がある。すなわち、ディテント部の配置位置は、起動エラーをさけるために磁極の中心、あるいはニュートラルいずれの位置で停動してもよいようにコイルの中心から故意にずらす必要があるが、コイルの内径が少ないとこのずらし角を大にできない。所定のずらし角が維持できないとトルクに寄与する有効導体部の位置が犠牲となって起動トルクの減少を招く。
そこで、この発明は、ディテントトルク発生部材の配置厚みを全く無視できるようにして、コイルの内径大小に関わらず所定の最適なディテントトルク発生部材の位置(ずらし角)が設定できるようにして薄いステータと同ステータを備えた軸方向空隙型ブラシレス振動モータを提供するものである。
前記ステータベースは前記軸支持部に配される中央透孔と、この中央透孔の径方向外方に空けられた少なくとも1個の透孔があり、
前記透孔は、前記空心電機子コイルの中心から前記軸方向空隙型マグネットの磁極の開角の略1/4の配置開角の位置に設けられており、
前記透孔には前記磁性体ブラケットから一体に突き起こして形成されたディテントトルク部が前記ステータベースの厚み内に収まるように格納されたもので達成できる。
具体的には、請求項2に示すように前記磁性体ブラケットのディテントトルク部に隣接して磁気吸着力緩和手段が形成されているものにするのがよい。
請求項2に示す発明では、ディテントトルク部が薄くても隣にある磁気吸着力緩和手段によって十分なディテントトルクが確保できる。
ここで、ディテントトルク発生機能をより効果的にするために前記突起1b隣に複数の小孔あるいは凹み等からなる磁気吸着力緩和手段1eを空けておくのが望ましい。
また、中央透孔2aの外方には60°ピッチで形成した4個の空心電機子コイル装着用ガイド孔2cが空けられ、空心電機子コイルの巻き始め端末導出用逃げ溝2iが前記各電機子コイル装着用ガイド孔2cと連結して設けられている。そして、これらの孔による強度不足をカバーするために所要の位置に捨てパターン2dとコイル結線パターン2e、及び駆動回路結線パターン2fが形成される。
ここで、前記長孔2bの位置は配置されるべき空心電機子コイルの中心である前記各電機子コイル装着用ガイド孔2cの中心から配置開角約15°の位置に設けられる。
また、側方に前記給電端子載置部1dの位置で給電端子部2gが延設される。
当然ながら、各パターンは、ハッチングで表示した各結線部を除いてレジスト処理され、容易に折り曲げできるように前記駆動回路結線パターン2fの隣に切り込み2hが形成されている。
当然ながら、ロータの軸方向空隙型マグネットの磁極の開角が90°の場合は、22.5°に設定するのが望ましい。
この単相に結線されているからには、厚みが許容されれば2個の空心電機子コイルで構成してもよい。
なお、図3では、煩雑になるのを防ぐために、空心電機子コイル端末、各結線パターンなどは省略してある。
ここで、前記各電機子コイル装着用ガイド孔2cは、各空心電機子コイル3を装着するに当たってジグにコイルの方をはめて接着剤を塗布した後、ステータベース2を被せて接着する工程を採れば、必ずしも設ける必要はない。
このようにしたステータベース2は、嫌気性接着剤を介して前記ブラケット1に添設される。この時、前記長孔2bには前記ディテントトルク発生用突起1bが装着される。従ってステータベース2の厚み方向に完全に収まり、結果的にはその厚みは全く考慮しなくてすむことになる。すなわち、前述のように空心電機子コイルの内径に無理に納めることなく最適な位置に設定できることになる。
ここでは、駆動回路部材Dの配置した位置に透孔1cがあるので、この位置で部分的にステータベース2が落とし込まれ、駆動回路部材Dは、その高さが低背に載置できることになる。
本実施例ではそれぞれ4個の長孔2bとディテントトルク発生用突起1bを設けているが、例えばステータベースの厚みが0.15mm以上の場合などには、ディテントトルク発生用突起1bの高さも0.15mm以上に形成でき、ディテントトルク発生機能をより高めることができるため、これらは1個であっても可能である。一方、モータの厚みを2mm以下に押さえるためには、ステータベースの厚みも本実施例のように0.1mm程度にする必要があり、このような場合には長孔2bとディテントトルク発生用突起1bをそれぞれ2個以上設けることが好ましい。
前記ステータに軸方向空隙を介して対向させた偏心ロータRは、表面にニッケルメッキなどの半田付け容易な被覆が形成された軸方向空隙型マグネット4と、このマグネット4の外周の一部に配された弧状の偏心ウエイト5と、これらを固着する厚みが0.15mm程度のロータケース6と、該ロータケース6の回転中心に固着された軸7とが備えられたもので、ハウジングを構成する外部ケース8に格納され、開口部で前記ブラケット1の外周にレーザ溶接Yで組み立てられる。
前記偏心ウエイト5の反対側でも同様にしてマグネット4とロータケース6は半田付けで固着される。
これらの半田付けはリフローででき、マグネットは、半田付け後に着磁するのは言うまでもない。
従って、これらの部材は半田付けで固着されるので、耐衝撃性が確保できる。
ここでは、径方向の衝撃に耐えられるように、軸7の先端は、さらにレーザ溶接Lされている。
この偏心ロータを覆う外部ケース8の開口部は前記ステータ側のブラケット1の外周でレーザスポット溶接で組み付けられる。
この発明は、その技術的思想、特徴から逸脱することなく、他のいろいろな実施の形態をとることができる。そのため、前述の実施の形態は単なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。この発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には拘束されない。
1a 軸支持部
1b 突起
1c 透孔
1d 給電端子載置部
1e 磁気吸着力緩和手段
2 ステータベース
2a 中央透孔
2b 長孔
2c 空心電機子コイル装着用ガイド孔
2d 捨てパターン
2e コイル結線パターン
2f 駆動回路結線パターン
2g 給電端子部
2h 切り込み
3 空心電機子コイル
4 軸方向空隙型マグネット
5 偏心ウエイト
5a 主要部
5b 天井部
6 ロータケース
6a 軸受支持部
6b 平坦部
7 軸
8 外部ケース
9 含油軸受
R 偏心ロータ
D 駆動回路部材
ST ステータ
Claims (2)
- 中央に軸支持部が配された磁性体ブラケットと、このブラケットに添設された印刷配線板からなるステータベースと、このステータベースに配された複数の空心電機子コイルと、この空心電機子コイルと重畳しないように前記ステータベースに配された駆動回路部材とが備えられたステータと、
前記ステータに軸方向空隙を介して組み合わせたロータを備え、
前記ロータはロータケースに配された複数個の磁極を有する軸方向空隙型マグネットと偏心ウエイトとが備えられ、このロータを覆うように外部ケースが前記ステータに組み付けられた軸方向空隙型ブラシレス振動モータであって、
前記ステータベースは前記軸支持部に配される中央透孔と、この中央透孔の径方向外方に空けられた少なくとも1個の透孔があり、
前記透孔は、前記空心電機子コイルの中心から前記軸方向空隙型マグネットの磁極の開角の略1/4の配置開角の位置に設けられており、
前記透孔には前記磁性体ブラケットから一体に突き起こして形成されたディテントトルク部が前記ステータベースの厚み内に収まるように格納されていることを特徴とする軸方向空隙型ブラシレス振動モータ。 - 前記磁性体ブラケットのディテントトルク部に隣接して磁気吸着力緩和手段が形成されている請求項1に記載の軸方向空隙型ブラシレス振動モータ。
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