JP4376928B2 - 車両用シートスライド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートを車体に対する支持位置を調整可能とする車両用シートスライド構造に関する。
内側カバーと外側カバーとを長手方向に摺動可能に連結し、全体として伸縮可能なカバーをアッパレールの上側から被せてロアレールの上向き開口部を覆うようにしたスライドレールカバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2550172号
しかしながら、上記の如き従来の技術では、カバーがアッパレールの外側からロアレールを覆う構造であるため、シートスライド構造が全体として大型化しやすい問題があり、この点に改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、コンパクトな構造でロアレールの溝部を閉止することができる車両用シートスライド構造を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車両用シートスライド構造は、車体上下方向の上向きに開口する溝部が長手方向に沿って設けられ、車体に対し固定的に支持されたロアレールと、車両用シートに取り付けられ、前記ロアレールによって該ロアレールの長手方向にスライド可能にガイドされるアッパレールと、前記ロアレールの前記溝部を構成する一対の溝壁間で、車体に対し固定的に支持された固定閉止部材と、前記ロアレールの一対の溝壁間で、前記ロアレール又は前記固定閉止部材に対し前記ロアレールの長手方向にスライド可能に支持された可動閉止部材と、を備えている。
請求項1記載の車両用シートスライド構造では、ロアレールに対しアッパレールがスライドすることで車体に対するシートの位置が調整される。ロアレールの一対の溝壁間には、固定閉止部材及び可動閉止部材が配設されているので、固定閉止部材及び可動閉止部材の配設範囲では、ロアレールの溝部が閉止される。すなわち、アッパレールの存在しない範囲において、一対の溝壁間に位置する固定閉止部材及び可動閉止部材によってロアレールの上向き開口部である溝部を閉止することができる。これらの固定閉止部材及び可動閉止部材は、ロアレールの一対の溝壁間に存在するので、シートスライド構造を少なくとも幅方向に大型化することがない。
このように、請求項1記載の車両用シートスライド構造では、コンパクトな構造でロアレールの溝部を閉止することができる。
請求項2記載の発明に係る車両用シートスライド構造は、請求項1記載の車両用シートスライド構造において、前記固定閉止部材は、前記ロアレールに対する前記アッパレールの一方の移動限側に配置されており、前記可動閉止部材は、前記アッパレールが前記一方の移動限に位置する場合に、前記アッパレールが前記一方の移動限とは反対側の移動限に位置する場合よりも、前記ロアレールの長手方向における前記固定閉止部材とのオーバラップ量が大きくなるように、前記固定閉止部材に対しスライド可能に設けられている。
請求項2記載の車両用シートスライド構造では、可動閉止部材の固定閉止部材に対するオーバラップ量を変化させて(可動閉止部材と固定閉止部材とから成る閉止手段を伸縮させて)、アッパレールのロアレールに対する位置に応じて溝部の閉止範囲(長さ)を変化させることができる。
請求項3記載の発明に係る車両用シートスライド構造は、請求項1又は請求項2記載の車両用シートスライド構造において、前記固定閉止部材及び可動閉止部材は、前記アッパレールの前記ロアレールに対するスライドに伴って、アッパレールの内側の空間に対し進退し得るように設けられている。
請求項3記載の車両用シートスライド構造では、ロアレールに対するアッパレールのスライドに伴って固定閉止部材及び可動閉止部材がアッパレール内の空間に対し進退するので、アッパレールは、固定閉止部材及び可動閉止部材との干渉が防止される。すなわち、アッパレールは、ロアレールの長手方向に沿った移動限間で該ロアレールに対するスライドが許容される。
請求項4記載の発明に係る車両用シートスライド構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用シートスライド構造において、前記アッパレールは、前記ロアレールに対し該ロアレールの長手方向一方側へのスライドに伴って前記可動閉止部材に係合可能な一方側移動用係合部を有する。
請求項4記載の車両用シートスライド構造では、アッパレールがロアレールに対し長手方向一方側にスライドする際に、一方側移動用係合部が可動閉止部材に係合して、該可動閉止部材がロアレールに対し長手方向一方側に移動される。これにより、アッパレールのロアレールに対する長手方向一方側への位置変化に応じて、可動閉止部材(閉止手段)によるロアレール溝部の閉止範囲を長手方向一方側に変更させることができる。
請求項5記載の発明に係る車両用シートスライド構造は、請求項4記載の車両用シートスライド構造において、前記アッパレールは、前記ロアレールに対し該ロアレールの長手方向他方側へのスライドに伴って前記可動閉止部材に係合可能な他方側移動用係合部を有する。
請求項5記載の車両用シートスライド構造では、アッパレールがロアレールに対し長手方向他方側にスライドする際に、他方側移動用係合部が可動閉止部材に係合して、該可動閉止部材がロアレールに対し長手方向他方側に移動する。これにより、アッパレールのロアレールに対する長手方向他方側への位置変化に応じて、可動閉止部材(閉止手段)によるロアレール溝部の閉止範囲を長手方向他方側に変更させることができる。
請求項6記載の発明に係る車両用シートスライド構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車両用シートスライド構造において、前記ロアレールは、車両のフロアに埋設されている。
請求項6記載の車両用シートスライド構造では、ロアレールがフロアに埋設されているので、フロアのフラット化が図られる。固定閉止部材及び可動閉止部材がロアレールの一対の溝壁間に位置するので、ロアレールがフロアに埋設された構造において、該ロアレールの溝部を内側から閉止することができる。
以上説明したように本発明に係る車両用シートスライド構造は、コンパクトな構造でロアレールの溝部を閉止することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造10について、図1〜図5に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、それぞれ車両用シートスライド構造10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向を示している。
図4(A)及び図4(B)には、車両用シートスライド構造10の概略全体構成が模式的な側面図にて示されている。この図に示される如く、車両用シートスライド構造10は、ロアレール12と、アッパレール14とを備えている。ロアレール12は、車体前後方向に長手とされ、車両フロアFに固定的に支持されている。ロアレール12の幅方向は、車幅方向に一致されている。また、アッパレール14は、車体前後方向に長手とされ、車両用シート16のシートクッション18の下部に固定されており、ロアレール12に対し車体前後方向にスライド(摺動)可能に支持されている。
具体的には、図1に示される如く、ロアレール12は、車体に固定される底板部12Aと、底板部12Aの幅方向両端から立設された一対の外側壁12Bと、一対の外側壁12Bの上端から幅方向内向きに延設された一対の上壁12Cと、一対の上壁12Cの内端から車体上下方向の下向きに延設された一対の内側壁12Dとを有して構成されている。したがって、ロアレール12は、一対の内側壁12D間に、車体上下方向の上向きに開口する溝部としてのガイド溝20が形成された構成とされている。これら一対の内側壁12Dが本発明における一対の溝壁に相当する。
このロアレール12は、図3(A)に示される如く、ブラケット22を介して車体骨格部24(例えばクロスメンバ等)に固定されている。なお、ロアレール12は、底板部12Aがかしめ部材26のかしめによってブラケット22に固定されている。
アッパレール14は、ロアレール12の一対の内側壁12D間すなわちガイド溝20に入り込まされたアッパレール本体14Aを有する。アッパレール本体14Aは、車両用シート16のシートクッション18に固定される上壁14Bと、上壁14Bの幅方向両端から車体上下方向の下向きに延設された一対の側壁14Cを有し、全体として車体上下方向の下向きに開口する断面略コ字状を成している。アッパレール14は、アッパレール本体14Aの一対の側壁14Cがロアレール12の一対の内側壁12Dによって案内(幅方向の変位を規制)されつつ、該ロアレール12に対し車体前後方向にスライドするようになっている。
また、アッパレール14は、一対の側壁14Cの下端からは、それぞれ車体上下方向の上向きに折り返された一対の折り返し部14Dを有する。各折り返し部14Dは、それぞれロアレール12における外側壁12Bと内側壁12Dとの間に入り込まされている。これにより、アッパレール14(車両用シート16)は、車体上下方向の上向きの外れが防止されるようになっている。
また、ロアレール12とアッパレール14との間には、図示しないスライドロック機構又は電動駆動機構が設けられている。この実施形態では、スライドロック機構又は電動駆動機構の主要部は、ロアレール12内に収容されている。手動式の車両用シートスライド構造10では、スライドロック機構のロック解除状態でロアレール12に対するアッパレール14の車体前後方向のスライドが許容され、スライドロック機構によるロック状態でロアレール12に対するアッパレール14の車体前後方向のスライドが禁止される構成とされている。電動式の車両用シートスライド構造10では、操作スイッチを操作することで、該操作スイッチの操作方向に応じてアッパレール14がロアレール12に対し移動し、例えば電動駆動機構を構成するボールねじ等のセルフロック作用によって変更された位置が維持されるようになっている。これらにより、車両用シートスライド構造10では、車両フロアFに対する車両用シート16の車体前後方向の位置調整を行うことができる構成とされている。
図1及び図4に示される如く、ロアレール12は、車両フロアFに埋設されている。すなわち、ロアレール12は、一対の上壁12Cが車両フロアFの上面と略面一となるように配置されている。この状態で、アッパレール14の上壁14Bは、車両フロアFに対し若干上側に突出している。
図4(A)に示される如く、車両用シートスライド構造10では、車両用シート16が車両フロアFに対するフロントモースト(位置前側移動限)に位置する場合に、ロアレール12の後部12Rが車両フロアF上に露出される(アッパレール14、車両用シート16によって上側から覆われない)ようになっている。一方、車両用シートスライド構造10では、図4(B)に示される如く、車両用シート16が車両フロアFに対するリヤモースト位置(後側移動限)に位置する場合に、ロアレール12は略全長に亘って(少なくとも前部12Fが)車両用シート16の下側に位置する(車両用シート16にて覆われる)ようになっている。
そして、車両用シートスライド構造10は、ロアレール12の後部12Rにおけるガイド溝20を閉止する(塞ぐ)ためのカバー機構28を備えている。図4(A)に示される如く、カバー機構28は、少なくともロアレール12の後端部12RLからアッパレール14の後端部14RLまでの部分で、ガイド溝20を閉止する構成とされている。また、図1に示される如く、カバー機構28は、ガイド溝20の内部に配設されて該ガイド溝20を閉止するようになっている。以下、具体的に説明する。
図1〜図3に示される如く、カバー機構28は、ロアレール12に対し相対変位しないように設けられた固定閉止部材としての固定カバー30を備えている。固定カバー30は、車体前後方向に長手の略直方体ブロック状に形成されており、ロアレール12の後部12Rにおけるガイド溝20内に配設されている。図3(A)に示される如く、固定カバー30は、前端近傍に設けられた位置決め突起32をロアレール12の底板部12Aに係合させた状態で、後部において該底板部12Aにボルト34にて固定されている。この固定カバー30は、例えば樹脂等の射出成形にて形成されている。
また、カバー機構28は、固定カバー30に対し車体前後方向にスライド可能に設けられた可動閉止部材としての可動カバー35を備えている。可動カバー35は、車体前後方向に長手とされ、車体上下方向の下向きに開口する略コ字状の断面形状を有する。この可動カバー35は、固定カバー30よりも長く構成され、固定カバー30に対し車体上下方向の上側から被せられている。
より具体的には、可動カバー35は、図1に示される如く、ガイド溝20を閉止するための上壁35Aの幅方向両端から車体上下方向の下向きに延設された一対のガイド壁35Bを有している。また、可動カバー35の前端部35FLからは、摺動片36が車体上下方向に下向きに突設されている。摺動片36の下端は、ロアレール12の底板部12Aに摺動可能に配置されている。そして、可動カバー35は、一対のガイド壁35Bにおいて固定カバー30によって案内(幅方向の変位を規制)されると共に、摺動片36と底板部12Aとの接触によってロアレール12に対する姿勢を保持されつつ、固定カバー30に対し車体前後方向にスライドするようになっている。
また、カバー機構28は、図1に示される如く、正面視で固定カバー30及び可動カバー35がアッパレール14のアッパレール本体14Aの内側(一対の側壁14C間)に位置する構成とされている。これにより、カバー機構28は、ロアレール12に対し車体前後方向にスライドするアッパレール14に対し進退する構成、すなわちアッパレール14との干渉が生じない構成とされている。
そして、可動カバー35の前端部35FLからは、被係合部としての被係合片38が車体上下方向の上向きに突設されている。可動カバー35は、被係合片38がアッパレール14に係合することで、該アッパレール14に駆動されるようになっている。具体的には、図3(A)に示される如く、アッパレール14には、可動カバー35を車体前後方向の前向きに駆動するための一方側移動用係合部又は他方側移動用係合部としての前進用係合部40と、可動カバー35を車体前後方向の後向きに駆動するための他方側移動用係合部又は一方側移動用係合部としての後進用係合部42とが設けられている。
この実施形態では、前進用係合部40、後進用係合部42は、かしめによりアッパレール14の上壁14Bに固定された固定部44と、固定部44から車体上下方向に下向きに突出された係合片46とを有する係合部材48をアッパレール14の異なる位置に固定することで構成されている。また、前進用係合部40の係合片46と後進用係合部42の係合片46とは車体前後方向において、所定間隔だけ離間して配置されている。この実施形態では、前進用係合部40の係合片46と後進用係合部42の係合片46との間隔は、上記したリヤモースト位置において、アッパレール14のアッパレール本体14Aが可動カバー35を略全長に亘って車体上下方向の上側から覆うように決められている。
以上により、カバー機構28は、図3(B)に示される如く車両用シート16がリヤモースト位置に位置する場合には、可動カバー35が略全長に亘り固定カバー30を覆うと共に、上記の通りアッパレール14が可動カバー35を略全長に亘り覆う構成とされている。一方、カバー機構28は、図3(A)に示される如く車両用シート16がフロントモースト位置に位置する場合には、可動カバー35の後端部35RLが固定カバー30の前端部30FLを覆う姿勢で、該可動カバー35と固定カバー30とによってアッパレール14の後方に位置するガイド溝20を閉止する構成とされている。
すなわち、カバー機構28は、ロアレール12が車両用シート16にて隠されるリヤモースト位置では、固定カバー30と可動カバー35とが略全長に亘りオーバラップした短縮状態でガイド溝20を閉止し(埋め)、ロアレール12の後部12Rが露出されるフロントモースト位置では、固定カバー30と可動カバー35とのオーバラップが減少された伸張状態で後部12Rにおけるガイド溝20を閉止する構成とされている。
また、車両用シートスライド構造10では、カバー機構28が上記した短縮状態となるリヤモースト位置において、該カバー機構28の直前方に上記した図示しないスライドロック機構又は電動駆動機構が位置するようになっている。換言すれば、カバー機構28は、リヤモースト位置でのスライドロック機構又は電動駆動機構との干渉が防止されるように、固定カバー30の全長(前端位置)が決められており、該固定カバー30で閉止しきれないガイド溝20を、スライド構造の可動カバー35にて必要に応じて閉止する構成とされている。
さらに、カバー機構28は、上記の通り前進用係合部40の係合片46と後進用係合部42の係合片46とが離間しているので、フロントモースト位置とリヤモースト位置との間では、該フロントモースト位置及びリヤモースト位置の何れ側から車両用シート16が移動されたのかによって、固定カバー30に対する可動カバー35の位置が異なる(位置のヒステリシスを有する)構成とされている。これにより、車両用シートスライド構造10では、可動カバー35がアッパレール14に追従する構成と比較して、ロアレール12の長さの範囲内でのアッパレール14のスライド可能量が大きくなる構成とされている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の車両用シートスライド構造10では、例えば図3(A)に示すフロントモースト位置から図3(B)に示すリヤモースト位置側に車両用シート16を移動させる場合、可動カバー35は、被係合片38に後進用係合部42の係合片46が係合されるまでは、フロントモースト位置での姿勢が維持されている。アッパレール14と共に後方に移動する後進用係合部42の係合片46が被係合片38に係合されると、可動カバー35は、該被係合片38が後進用係合部42の係合片46に押圧されて後方にスライドする。車両用シート16がリヤモースト位置に至ると、それ以上の後方への移動が禁止される。したがって、アッパレール14がリヤモースト位置側に移動することがカバー機構28によって規制(移動ストロークが制限)されてしまうことがない。
一方、車両用シートスライド構造10では、例えばリヤモースト位置からフロントモースト位置側に車両用シート16を移動させる場合、可動カバー35は、被係合片38に前進用係合部40の係合片46が係合されるまでは、リヤモースト位置での姿勢が維持されている。アッパレール14と共に前方に移動する前進用係合部40の係合片46が被係合片38に係合されると、可動カバー35は、該被係合片38が前進用係合部40の係合片46に押圧されて前方にスライドする。車両用シート16がフロントモースト位置に至ると、それ以上の前方への移動が禁止される。これにより、ロアレール12における車両用シート16の前方への移動に伴い露出されてしまう部分のガイド溝20が、カバー機構28によって閉止される。
ここで、車両用シートスライド構造10では、カバー機構28が設けられているため、ロアレール12の後部12Rのガイド溝20における車両用シート16(アッパレール14)の後側に位置する部分が該カバー機構28に閉止される。このため、例えば、図5に示される如く乗降の際の通路部にロアレール12の後部12Rが位置していても、ガイド溝20が閉止されているので、見栄えが向上する。また、ガイド溝20内に異物が入り込むことを防止することができる。
そして、車両用シートスライド構造10では、カバー機構28がガイド溝20内すなわちロアレール12の一対の内側壁12D間に配置されているので、例えばロアレールを外側から覆うカバー機構を設ける構成と比較して、コンパクトな構造で上記の通りガイド溝20を閉止することができる。さらに、車両用シートスライド構造10では、カバー機構28をアッパレール14のアッパレール本体14Aの内側に配置することで、アッパレール14に干渉することなくガイド溝20を閉止する構成が実現された。
しかも、車両用シートスライド構造10では、カバー機構28がガイド溝20内に配設されているので、ロアレール12が車両フロアFに埋設された構成に好適に適用される。すなわち、可動部(可動カバー35に相当するもの)をロアレール12の外側に配置する構成では、車両フロアFへの埋設のために可動スペースの確保(例えば突起や長孔の設置)等の制約があるが、車両用シートスライド構造10では、そのような制約が生じることがなく、組付が容易になる。また、可動カバー35がガイド溝20内に位置するため、該可動カバー35がスライドに伴って車両フロアF上の物に干渉することが防止される。
また、車両用シートスライド構造10では、アッパレール14に前進用係合部40を設けたため、アッパレール14が前進するのに伴って、該アッパレール14による閉止状態が解除(露出)されるロアレール12の部分を、可動カバー35にて閉止させることができる。さらに、車両用シートスライド構造10では、アッパレール14に後進用係合部42を設けたため、アッパレール14が後退するのに伴って、該アッパレール14に追従するスライドロック機構又は電動駆動機構がカバー機構28に干渉しないように、該カバー機構28の可動カバー35を後退させることができる。
なお、第1の実施形態では、前進用係合部40として、固定部44がアッパレール14(上壁14B)の下側に設けられた係合部材48を用いた例を示したが、例えば、図6に示される如き変形例としても良い。この変形例に係る係合部材50では、上壁14Bの上側に固定された固定部52の後端から係合片46が垂下されている。このため、係合部材50は、係合片46の根元部分でアッパレール14の後端部14RLを被覆するキャップとしても機能する構成とされている。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、基本的に第1の実施形態又は前出の構成と同様に構成された部品・部分については、第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略する。
(第2の実施形態)
図7(A)及び図7(B)には、本発明の第2の実施形態に係る車両用シートスライド構造55が図3(A)、図3(B)に対応する模式的な側断面図にて示されている。これらの図に示される如く、後進用係合部42に代えてリターンスプリング56を備える点で第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造10とは異なる。
具体的には、固定カバー30には、リターンスプリング56を配設するためのスプリング収容凹部58が形成されており、該スプリング収容凹部58の後端近傍に設けられた係止部58Aにリターンスプリング56の後端が係止されている。一方、リターンスプリング56の前端は、可動カバー35の前端部35FLに係止されている。
このリターンスプリング56は、引張コイルスプリングとされており、少なくともリヤモースト位置よりも前側に車両用シート16が位置する場合に、可動カバー35に車体前後方向後向きの付勢力を付与している。このため、車両用シートスライド構造55では、常に被係合片38と前進用係合部40の係合片46とが係合している。車両用シートスライド構造55の他の構成は、車両用シートスライド構造10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る車両用シートスライド構造55によっても、後進用係合部42による作用効果に代えてリターンスプリング56により可動カバー35を後退させる作用効果が生じる点を除いて、基本的に第1の実施形態と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
なお、第2の実施形態の変形例として、図6に示す構造すなわち、前進用係合部40を構成する係合部材48に代えて係合部材50を用いる構成を採用しても良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造60について、図8乃至図12に基づいて説明する。
図8〜図10に示される如く、車両用シートスライド構造60は、カバー機構28に代えてカバー機構62を備える点で、第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造10とは異なる。カバー機構62は、固定カバー64に対しスライド可能に設けられた可動カバー65が、図8に示される如く固定カバー64に隙なく接触されている点で、固定カバー30と可動カバー35の一対のガイド壁35Bとの間に隙が設定されているカバー機構28とは異なる。以下、具体的に説明する。
固定カバー64は、車体前後方向に長手の略直方体ブロック状に形成されており、図9に示される2箇所のボルト孔70に図示しないボルトが螺合されることで、ロアレール12の底板部12Aに締結固定されている。この固定カバー64は、外形的には、図8及び図9に示される如く、両側壁64Aにそれぞれ中間溝72、上部溝74、下部溝76が形成されている点で、固定カバー30とは異なる。
各一対の中間溝72、下部溝76は、それぞれ固定カバー64の全長に亘り、幅方向外向きに開口されており、車体前後方向の前後端が該前後方向に開口されている。一方、図9に示される如く、上部溝74は、その前端がストッパ壁78で閉止されると共に、後端は固定カバー64の後端で後向きに開口されている。ストッパ壁78は、固定カバー64の前端の近傍に配置されており、各上部溝74は、その全長に亘って幅方向外向きに開口されている。
可動カバー65は、上壁65Aの幅方向両端から車体上下方向の下向きに延設された一対のガイド壁65Bを有している。図8及び図9に示される如く、一対のガイド壁65Bの後端には、それぞれ幅方向内向きに突出された被ガイド突起80が突設されている。可動カバー65は、固定カバー64に上側から被せられており、この状態で被ガイド突起80が各上部溝74に摺動可能に入り込まされている。これにより、可動カバー65は、固定カバー64に対し車体前後方向にスライドする際に、被ガイド突起80において各上部溝74に案内されるようになっている。
そして、この実施形態では、一対のガイド壁65Bは、各被ガイド突起80を対応する上部溝74の溝底側(固定カバー64の幅方向内向き)に付勢する板ばねとして機能する構成とされている。これにより、可動カバー65は、被ガイド突起80を介して固定カバー64に隙なく弾性的に接触される構成とされている。なお、この実施形態では、車両用シート16(アッパレール14)がリヤモースト位置側の所定の範囲に位置する場合には、各被ガイド突起80は対応する上部溝74の後端に対し後方外側に位置する(上部溝74から抜け出る)構成とされている。
また、可動カバー65の一対のガイド壁65Bには、それぞれ車体前後方向に長手とされ幅方向外向きに開口する支持溝82が形成されている。図8に示される如く、支持溝82は、固定カバー64の各一対の中間溝72に摺動可能に入り込まされている。中間溝72は、支持溝82と弾性接触することによって可動カバー64の幅方向規制として機能している。また、図9に示される如く、支持溝82の前後端は、それぞれ被係合部としての前進用係合壁84、後進用係合壁86にて閉止されている。
さらに、図8及び図9に示される如く、カバー機構62は、アッパレール14に固定された係合部材88を備えている。係合部材88は、正面視で車体上下方向の下向きに開口された略コ字状を成す本体部88Aを有する。本体部88Aは、その上壁88Bに設けられたかしめ部90がアッパレール14の上壁14Bを貫通した状態でかしめられることで、該アッパレール14に固定されている。
係合部材88における本体部88Aの幅方向両端から車体上下方向の下向きに延設された一対の側壁88Cには、それぞれ幅方向内向きに突出された係合突起92が突設されている。係合部材88の本体部88Aは、可動カバー65に上側から被せられており、この状態で係合突起92が支持溝82に隙間を設けて入り込まされている。そして、係合突起92は、図9に示されるように、92A、92Bの係合壁が形成され、係合壁92Aは支持溝82の前進用係合壁84に、係合壁92Bは支持溝82の後進用係合壁86に摺動時それぞれ係合可能な構造となっている。
以上により、可動カバー65は、係合突起92の係合壁92Aが前進用係合壁84に係合しつつ前進することで前進され、係合突起92の係合壁92Bが後進用係合壁86に係合しつつ後進することで後進されるようになっている。したがって、第3の実施形態においては、係合突起92の係合壁92A及び係合壁92Bが本発明における一方側移動用係合部、他方側移動用係合部に相当する。
また、可動カバー65は、係合突起92が支持溝82の前部に入り込んだ状態で、係合部材88を介してアッパレール14に吊り支持されるようになっている。したがって、可動カバー65は、摺動片36を有しない構成とされている。なお、一対の側壁88Cの各下端には、それぞれ折り返し部88Dが形成されており、折り返し部88Dは、係合部材88の可動カバー65に対する上方への外れ防止用とされている。この折り返し部88Dは、固定カバー64の下部溝76に入り込まされている。すなわち、下部溝76は、折り返し部88Dの逃がし部として機能する構成である。
車両用シートスライド構造60の他の構成は、カバー機構62(固定カバー64及び可動カバー65)のロアレール12に対する配置がカバー機構28のロアレール12に対する配置と同様であること、並びに、図示しないスライドロック機構又は電動駆動機構等との関係等も含め、車両用シートスライド構造10の対応する構成と同じである。
次に、第3の実施形態の作用を説明する。
上記構成の車両用シートスライド構造60では、例えば図10(A)に示すフロントモースト位置から図10(B)に示すリヤモースト位置側に車両用シート16を移動させる場合、可動カバー65は、後進用係合壁86に係合突起92が係合されるまでは、フロントモースト位置での姿勢が維持されている。アッパレール14と共に後方に移動する係合突起92が後進用係合壁86に係合されると、可動カバー65は、該後進用係合壁86において係合突起92に押圧されて後方にスライドする。車両用シート16がリヤモースト位置に至ると、それ以上の後方への移動が禁止される。したがって、アッパレール14がリヤモースト位置側に移動することがカバー機構62によって規制(移動ストロークが制限)されてしまうことがない。なお、図11は、リヤモースト位置での各構成部品の車体前後方向における位置関係を模式的に示す分解側面図である。
一方、車両用シートスライド構造60では、例えばリヤモースト位置からフロントモースト位置側に車両用シート16を移動させる場合、可動カバー65は、前進用係合壁84に係合突起92が係合されるまでは、リヤモースト位置での姿勢が維持されている。アッパレール14と共に前方に移動する係合突起92が前進用係合壁84に係合されると、可動カバー65は、前進用係合壁84において係合突起92に押圧されて前方にスライドする。車両用シート16がフロントモースト位置に至ると、それ以上の前方への移動が禁止される。これにより、ロアレール12における車両用シート16の前方への移動に伴い露出されてしまう部分のガイド溝20が、カバー機構62によって閉止される。なお、図12は、フロントモースト位置での各構成部品の車体前後方向における位置関係を模式的に示す分解側面図である。
この車両用シートスライド構造60では、ロアレール12内に配置したカバー機構62によって該ロアレール12のガイド溝20を閉止する構成であるため、基本的に第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
また、車両用シートスライド構造60では、可動カバー65の被ガイド突起80と支持溝82とを固定カバー64の上部溝74及び中間溝72にそれぞれ弾性接触させているので、車両用シートスライド構造10と比較して、固定カバー64に対する可動カバー65のガタつきを抑制することができる。また、支持溝82は、中間溝72と弾性接触しているので、可動カバー65が固定カバー64から上方に抜け出すことを防止できる。また、係合部材88の側壁88Cと可動カバー65のガイド壁65Bとの間には、幅方向に隙間が設けられているため、係合部材88と可動カバー65との相対移動を円滑にできる。また、係合突起92と支持溝82との間に潤滑材(例えば、グリース)を塗布する場合、潤滑在はガイド壁65Bの下部に配置された支持溝82に塗布されるため、潤滑財が溝から流出し、固定カバー64及び可動カバー65の上部に付着することを防止でき、見栄えの悪化等を防止できる。
なお、上記した各実施形態では、ロアレール12及びアッパレール14が車両用シート16を車体前後方向の位置を調整する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、車両用シート16の車幅方向の位置を調整する構造に本発明を適用しても良い。
また、上記した各実施形態では、固定カバー30、64が樹脂材にてブロック状に形成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、固定カバー30、64を板材の曲げや射出成形等によって中空構造や肉抜き構造に形成しても良い。これらの場合、可動カバー35、65が固定カバー30、64の内側に収納可能な構成としても良い。
さらに、上記した各実施形態では、ロアレール12が車両フロアFに埋設された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ロアレール12が車両フロアF上に固定された構造に本発明を適用しても良い。
本発明の第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造を示す長手方向直角断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造を一部分解して示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造を示す図であって、(A)はフロントモースト位置での側断面図、(B)はリヤモースト位置での側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造によって前後位置が調整される車両シートを示す図であって、(A)はフロントモースト位置での側面図、(B)はリヤモースト位置での側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造が適用され他事動しゃの車室内を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用シートスライド構造を構成する係合部材の変形例を示す側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用シートスライド構造を示す図であって、(A)はフロントモースト位置での側断面図、(B)はリヤモースト位置での側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用シートスライド構造を示す長手方向直角断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用シートスライド構造を構成するカバー機構の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用シートスライド構造を示す図であって、(A)はフロントモースト位置での側面図、(B)はリヤモースト位置での側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用シートスライド構造を構成する各部品のリヤモースト位置での車体前後方向における位置を示す分解側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用シートスライド構造を構成する各部品のフロントモースト位置での車体前後方向における位置を示す分解側面図である。
符号の説明
10 車両用シートスライド構造
12 ロアレール
12D 内側壁(溝壁)
14 アッパレール
16 車両用シート
20 ガイド溝(溝部)
30 固定カバー(固定閉止部材)
35 可動カバー(可動閉止部材)
40 前進用係合部(一方側移動用係合部、他方側移動用係合部)
42 後進用係合部(他方側移動用係合部、一方側移動用係合部)
55 車両用シートスライド構造
60 車両用シートスライド構造
64 固定カバー(固定閉止部材)
65 可動カバー(可動閉止部材)
92 係合突起(一方側移動用係合部、他方側移動用係合部)

Claims (6)

  1. 車体上下方向の上向きに開口する溝部が長手方向に沿って設けられ、車体に対し固定的に支持されたロアレールと、
    車両用シートに取り付けられ、前記ロアレールによって該ロアレールの長手方向にスライド可能にガイドされるアッパレールと、
    前記ロアレールの前記溝部を構成する一対の溝壁間で、車体に対し固定的に支持された固定閉止部材と、
    前記ロアレールの一対の溝壁間で、前記ロアレール又は前記固定閉止部材に対し前記ロアレールの長手方向にスライド可能に支持された可動閉止部材と、
    を備えた車両用シートスライド構造。
  2. 前記固定閉止部材は、前記ロアレールに対する前記アッパレールの一方の移動限側に配置されており、
    前記可動閉止部材は、前記アッパレールが前記一方の移動限に位置する場合に、前記アッパレールが前記一方の移動限とは反対側の移動限に位置する場合よりも、前記ロアレールの長手方向における前記固定閉止部材とのオーバラップ量が大きくなるように、前記固定閉止部材に対しスライド可能に設けられている請求項1記載の車両用シートスライド構造。
  3. 前記固定閉止部材及び可動閉止部材は、前記アッパレールの前記ロアレールに対するスライドに伴って、アッパレールの内側の空間に対し進退し得るように設けられている請求項1又は請求項2記載の車両用シートスライド構造。
  4. 前記アッパレールは、前記ロアレールに対し該ロアレールの長手方向一方側へのスライドに伴って前記可動閉止部材に係合可能な一方側移動用係合部を有する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用シートスライド構造。
  5. 前記アッパレールは、前記ロアレールに対し該ロアレールの長手方向他方側へのスライドに伴って前記可動閉止部材に係合可能な他方側移動用係合部を有する請求項4記載の車両用シートスライド構造。
  6. 前記ロアレールは、車両のフロアに埋設されている請求項1〜請求項5の何れか1項記載の車両用シートスライド構造。
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