JP2008024099A - 蓋装置及び収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッター式の蓋装置の操作性を向上する。製造コストを低減する。
【解決手段】コンソールボックス10のボックス本体11に、一対のガイドレール21を備える。ガイドレール21のガイド溝部22は、湾曲部26を備える。蓋装置12は、2色成形により一体的に形成する。蓋装置12は、軟質樹脂で形成した複数のセル部31及びヒンジ部32と、硬質樹脂で形成した軸受け部33及び軸部34とを備える。軸受け部33は、各セル部31に2個ずつ固着する。各軸受け部33に軸部34を突設する。湾曲部26では、軸部34がガイドレール21に当接し、各ヒンジ部32が変形するとともに、セル部31が弾性的に変形して、適宜の摺動抵抗を生成し、良好な操作感を実現できる。蓋装置12は、全閉位置の近傍では、湾曲部26に位置する後端側のセル部31が復帰変形する付勢力により、全閉位置に向かう力が生じて、軽い力で全閉位置に移動できるとともに、全閉位置に保持できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車のコンソールボックスに用いる蓋装置、及び蓋装置を備えた収納装置に関する。
従来、例えば、自動車の車室内において、コンソールボックスなど、蓋装置を備えた収納装置が用いられている。コンソールボックスは、通常、自動車の運転席と助手席との間に配置され、上面を開口とする収納部を備えたボックス本体と、このボックス本体の上面を開閉する蓋体とを備えている。そして、この蓋体は、後側部に設けたヒンジ装置によりボックス本体に連結され、前端部を上下に回動して収納部の開口を開閉するようになっている。
このようなコンソールボックスの蓋装置について、屈曲可能な板状の蓋体をガイドレールに沿って移動させるいわゆるシャッタ式の蓋装置が考えられている。このような蓋装置として、例えば、比較的剛性の高い合成樹脂で形成した芯材の外面に、比較的軟質の合成樹脂で形成した表皮材を取り付けて被覆した構成が知られている。この構成では、芯材は、可撓性を有する平板状の基板と、この基板の内面側の多数の補強リブと、両側縁の多数のガイド突起とを備え、これらガイド突起をガイド溝に挿入して、シャッタ式の蓋装置を構成している(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この構成では、比較的剛性の高い合成樹脂で形成した芯材に、高い剛性が求められる補強リブ及びガイド突起などの部分と、適切な弾性で柔軟に変形することが求められる基板の部分とを一体に形成するため、強度の確保と操作感の向上との両立が容易でない問題を有している。
また、車室の起立壁に設けた収容部を覆う扉用シャッターについて、略片状の硬質樹脂部と、この硬質樹脂部の意匠面を覆い硬質樹脂部同士を接続する軟質樹脂部とを備えた構成が知られている。そして、この構成では、各硬質樹脂部には、ガイド溝に挿入される突起が形成されている。また、硬質樹脂部同士の間に位置する軟質樹脂部に薄肉部が形成されている。さらに、突起は、略L字状をなすとともに、ガイド溝に当接する部分について、弧状とするとともに内部を空洞として、摺動時の摩擦力の減少と安定した動作とを図っている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この構成では、軟質樹脂部の薄肉部のみでは、適切な操作感の設定に必要な弾性力が確保されず、適切な操作感を確保するためには、突起の内部の空洞などの複雑な構造が必要になり、製造コストが上昇する問題を有している。
特開平 8−192685号公報 (第2−4頁、図1、図3) 特開2003−90186号公報 (第3頁、図4)
上記のように、従来の構成では、操作感を容易に良好に設定しつつ、製造コストを低減することは容易でない問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、操作感を容易に良好に設定しつつ、製造コストを低減できる蓋装置及び収納装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の蓋装置は、ガイドレールに沿って移動可能な蓋装置であって、樹脂にて形成された弾性変形可能で移動方向に沿って複数配置されたセル部と、前記各セル部間を連結して前記各セル部と一体に形成され、前記各セル部よりも容易に変形するヒンジ部と、前記セル部を構成する樹脂より硬質の樹脂にて形成され、前記各セル部にそれぞれ複数固着された軸受け部と、前記各軸受け部にそれぞれ一体に形成され前記ガイドレールに移動可能に支持される軸部とを具備したものである。
そして、この構成では、蓋装置を移動させると、軸部がガイドレールに沿って移動し、所定の開口が開閉される。ガイドレールが湾曲した部分で、軸部がガイドレールに当接すると、ヒンジ部が変形するとともに、それぞれ複数の軸受け部を固着した各セル部が弾性的に変形して、安定して移動するとともに、摺動抵抗が生じ、良好な操作感が得られる。各部材の形状は単純化が可能であり、セル部とヒンジ部とを軟質の樹脂にて一体に形成し、軸受け部と軸部とを硬質の樹脂にて一体に形成するとともに、これら軟質の樹脂の部分と硬質の樹脂の部分とは2色成形にて容易に固着した状態で形成することが可能であり、製造コストが低減される。
請求項2記載の蓋装置は、請求項1記載の蓋装置において、軸受け部は、セル部に固着される基端側から、軸部が設けられる先端側に向かい、移動方向に沿った幅寸法が小さくなるように形成されたものである。
そして、この構成では、軸受け部は、基端側では広い面積でセル部に強固に固着されるとともに、軸部が設けられる先端側は幅寸法が小さく形成されるため、セル部の大きい変形が可能になる。
請求項3記載の蓋装置は、請求項1または2記載の蓋装置において、同じセル部に固着される軸受け部を互いに連結する変形可能な連結部を備えたものである。
そして、この構成では、連結部が弾性的に変形することにより、セル部が弾性的に変形する力を補強できる。また、部品点数が低減され、製造コストが低減されるとともに、軸受け部が容易かつ強固にセル部に固着される。
請求項4記載の収納装置は、両側方に軸部を突設した請求項1ないし3記載の蓋装置と、前記各軸部が挿入されるガイド溝部を備えた両側一対のガイドレールと、これらガイド溝部間に開口が位置する収納部とを具備したものである。
そして、この構成では、請求項1ないし3記載の蓋装置を備えたため、良好な操作感が得られるとともに、製造コストが低減される。
請求項5記載の収納装置は、請求項4記載の収納装置において、ガイド溝部は、開口の上側に沿った水平部と、下方に向かう下降部と、これら水平部と下降部とを連結する湾曲部とを備え、蓋装置が開口を覆う全閉位置では、先端側のセル部に連結された軸部が水平部に位置し、先端側とは反対側の基端側のセル部に連結された軸部が湾曲部に位置するものである。
そして、この構成では、蓋装置を開口を覆う閉方向に移動させ、先端側のセル部に連結された軸部が水平部に位置し、先端側とは反対側の基端側のセル部に連結された軸部が湾曲部に位置する状態で、基端側のセル部が復帰変形する付勢力により蓋装置が閉方向に付勢され、蓋装置が閉じた状態が保持され、操作性が向上する。一方、蓋装置を開方向に移動させると、蓋装置は下降部に位置する部分の自重により開方向に付勢され、蓋装置が開いた状態が保持されて操作性が向上する。
本発明によれば、ガイドレールが湾曲した部分で、軸部がガイドレールに当接すると、ヒンジ部が変形するとともに、それぞれ複数の軸受け部を固着した各セル部が弾性的に変形して、安定して移動するとともに、摺動抵抗が生じ、良好な操作感を実現できる。各部材の形状は単純化が可能であり、セル部とヒンジ部とを軟質の樹脂にて一体に形成し、軸受け部と軸部とを硬質の樹脂にて一体に形成するとともに、これら軟質の樹脂の部分と硬質の樹脂の部分とは2色成形にて容易に固着した状態で形成することが可能であり、製造コストを低減できる。
以下、本発明の蓋装置及び収納装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3において、10は収納装置としての収納ボックスであるコンソールボックスで、このコンソールボックス10は、車両である自動車の運転席と助手席との間に配置され、車体のフロアに固定されるボックス本体11と、このボックス本体11にスライドして開閉可能に取り付けられた蓋装置12とを備え、いわばスライドドア式収納ボックスを構成している。なお、以下、前後方向、上下方向、及び両側方向などの方向については、コンソールボックス10を取り付けた車両の直進方向を基準として説明し、矢印A方向を閉方向である前方向、矢印Bを下方向として説明する。
そして、ボックス本体11は、例えば合成樹脂にて形成した部材を組み合わせるなどして、上面を開口14とした収納部15と、この開口14の部分を除いて収納部15の外周を覆う外装部16とを備えるとともに、開口14の両側部に位置して、両側一対のガイドレール21が備えられている。これらガイドレール21は、所定の間隔で並設され、それぞれ中央側すなわち開口14側に向かって開口するガイド溝部22を設けた断面略コの字状レール状をなし、ガイドレール21すなわちガイド溝部22には、収納部15の上側の開口14に沿った水平部24と、収納部15の後方に沿って下方に向かう垂直な下降部25と、これら水平部24と下降部25とを湾曲して滑らかに連接する湾曲部26とが設けられている。また、下降部25は、水平部24よりも短く設定されている。
また、蓋装置12は、ガイドレール21に所定の移動方向に沿って摺動可能に取り付けられ、シャッタあるいはスライドドア部とも呼び得るもので、図1ないし図4に示すように、平面上に載置した状態で、移動方向である前後方向を長手方向とし、前後方向については柔軟かつ弾性的に変形するとともに、両側方向には剛性を有して変形しない略板状の構造をなしている。そして、この蓋装置12は、いわゆる軟質樹脂とこの軟質樹脂よりも硬質の硬質樹脂とを用いた2色成形により一体的に形成されている。すなわち、この蓋装置12は、軟質樹脂にて形成されたセル部31及びヒンジ部32からなるサーフェース部と、硬質樹脂にて形成されセル部31の背面側に固着された軸受け部33及び軸部34からなる支持体とを備えている。
ここで、軟質樹脂は、例えば、オレフィン系エラストマー(TPO)であり、硬質樹脂はポリアセタールである。
そして、セル部31は、両側方向を長手方向とするブロック状で、このセル部31を前後方向に複数連続して配置し、蓋装置12の板状をなす蓋本体が構成されている。すなわち、各セル部31は、移動方向と交差する方向である両側方向を長手方向とし、上下方向に所定の厚さ寸法を有する弾性変形可能な厚板状に形成され、板の厚さにより所定の剛性を確保している。また、このセル部31は、外部に露出する部分であるため、適宜の意匠が施され、本実施の形態では、上側の角部が曲面状とされた扁平な角柱状に形成されている。また、ヒンジ部32は、近接して相隣する2個のセル部31同士を短い距離で一体に連結する薄板状のいわば連結片部で、各セル部31の背面側の端部に沿って、各セル部31の長手方向の全長にわたり形成されている。すなわち、各ヒンジ部32は、セル部31と同じ材質で一体に形成されるものであるが、セル部31よりも厚さ寸法が小さく、セル部31よりも容易に変形し、ガイドレール21に沿って柔軟に屈曲変形可能となっている。
また、軸受け部33は、各セル部31の背面に複数、本実施の形態では2個ずつ固着されている。そして、本実施の形態では、これら軸受け部33は、互いに同形で、互いに独立して形成され、図4に示すように、蓋装置12を平面状に広げた状態で所定の間隔Lを介して各セル部31に固着されている。すなわち、軸受け部33は、ヒンジ部32と重ならないように配置されている。さらに、各軸受け部33は、互いに同形で、各セル部31とほぼ同じ長手寸法を有し、セル部31に固着される基端側から、軸部34が突設される先端側に向かい、移動方向に沿った幅寸法が小さくなる断面台形状で、容易に変形しない剛性を確保して形成され、セル部31の所望の方向以外の変形を防止している。そして、各軸受け部33の両端面の先端部からは、両側方に向かい、円柱状をなす軸部34が突設されている。すなわち、各セル部31に対して、それぞれ、前後一対すなわち片側に2個、両側で合計4個の軸部34が設けられている。
また、蓋装置12の前端部に位置するセル部31は、前後方向の寸法が大きく形成されるとともに、操作者が押動操作などする操作部36が表面側に突設などして形成されている。
そして、このように構成された蓋装置12は、両側のガイドレール21のガイド溝部22に、それぞれ軸部34を摺動可能に挿入して、ボックス本体11に移動可能に組み合わされ、コンソールボックス10が構成されている。そして、この蓋装置12の操作部36を前後に移動させることにより、蓋装置12がガイドレール21のガイド溝部22に沿って移動し、蓋装置12により収納部15の開口14を開閉可能になっている。
ここで、蓋装置12がガイド溝部22の湾曲部26を通過する位置では、ガイド溝部22により軸部34が押動され、図5に2点鎖線で示すように、板状の軟質樹脂の単層構造をなす各ヒンジ部32が柔軟に弾性的に変形するとともに、図6に示すように、複数の軸部34すなわち軸受け部33を備えた各セル部31は、軸受け部33の先端部同士を接近させるようにして、あるいは、軸受け部33の全体すなわち間隔Lを縮小させるようにして、セル部31自体が弾性的に変形する。そこで、このセル部31が復帰変形する付勢力により、軸部34がガイド溝部22に圧接され、適度な摺動抵抗が生じる。なお、各ヒンジ部32についても、若干の復帰変形する付勢力が生じ、若干の摺動抵抗を生じさせる。
さらに、このコンソールボックス10では、蓋装置12を全閉位置あるいは全閉位置の近傍に位置させ、すなわち蓋装置12を前端部あるいは前端部近傍まで移動させた状態で、蓋装置12の後端部は、ガイド溝部22の湾曲部26に位置する。この状態で、蓋装置12の前側部を含む大部分は、ガイド溝部22の水平部24に位置し、付勢力を生じていない一方、蓋装置12の後端部には、弾性変形したセル部31が復帰変形する付勢力が生じ、蓋装置12の全体としては、前方向すなわち全閉位置に向かう力が加わる。そこで、この蓋装置12は、操作者が全閉位置の近傍まで移動させれば、自らの付勢力により軽い力で全閉位置に移動できるとともに、全閉位置において不意に開方向に移動しないように保持される。なお、各ヒンジ部32についても、若干の復帰変形する付勢力が生じ、若干の全閉位置に向かう力を加える。
一方、蓋装置12を全閉位置の反対側である全開位置あるいは全開位置の近傍に位置させた状態では、下降部25は水平部24よりも短く設定され、蓋装置12の前端部は水平部24あるいは水平部24の近傍に位置し、必ずしも開位置に向かう十分な付勢力は生じないが、下降部25に位置する蓋装置12の自重により、下方すなわち全開位置に向かう力が生じ、操作者が全開位置の近傍まで移動させれば、軽い力で全開位置に移動できるとともに、全開位置から不意に閉方向に移動しないように保持される。
このように、本実施の形態では、シャッター式の蓋装置12を前後にスライド移動させることにより、軸部34をガイドレール21のガイド溝部22に沿って移動させ、操作性良く収納部15の開口14を開閉できる。
そして、湾曲部26などガイドレール21のガイド溝部22が湾曲した部分では、軸部34がガイドレール21に当接し、各ヒンジ部32が柔軟に弾性的に変形するのみならず、それぞれ複数の軸受け部33すなわち軸部34を設けたセル部31自体が弾性的に変形して、ガイド溝部22の形状に追従し、主としてセル部31が弾性変形した付勢力により、さらにはセル部31とヒンジ部32との特性の異なる2種の付勢力の複合により、蓋装置12をがたつくことなく安定して移動させることができるとともに、適宜の摺動抵抗を生成し、良好な操作感を実現できる。
また、蓋装置12は、全閉位置あるいは全閉位置の近傍では、湾曲部26に位置する後端側のセル部31が復帰変形する付勢力により、全閉位置に向かう力が生じて、軽い力で全閉位置に移動できるとともに、全閉位置において不意に開方向に移動しないように保持でき、操作性を向上できる。
一方、蓋装置12は、全開位置あるいは全開位置の近傍に位置させた状態では、蓋装置12の自重により、全開位置に向かう力が生じ、軽い力で全開位置に移動できるとともに、全開位置から不意に閉方向に移動しないように保持でき、操作性を向上できる。
また、蓋装置12の各ヒンジ部32、及び各セル部31の軸受け部33同士の間の部分は、軟質樹脂の単層にて構成したため、軟質樹脂の弾性を有効に利用して、操作感の向上を実現できる。
また、各軸受け部33は、セル部31に固着される基端側から、軸部34が設けられる先端側に向かい、移動方向に沿った幅寸法が小さくなるように形成している。そこで、各軸受け部33は、基端側では広い面積でセル部31に強固に固着できるとともに、軸部34が設けられる先端側は幅寸法が小さく形成されるため、セル部31を大きく変形させることができる。
そして、蓋装置12は、形状が単純で、単純な形状の金型で形成可能であり、セル部31とヒンジ部32とを軟質の樹脂にて一体に形成し、軸受け部33と軸部34とを硬質の樹脂にて一体に形成するとともに、これら軟質の樹脂の部分と硬質の樹脂の部分とは2色成形にて容易に固着した状態で形成でき、製造コストを低減できる。
また、蓋装置12は、別部品の専用のストッパ、バネや電動モータなどの構造を備えることなく、軽い力で全閉位置あるいは全開位置に移動できるとともに、全閉位置や全開位置に保持でき、構造を簡略化して製造コストを低減できる。
さらに、蓋装置12は、セル部31が弾性変形することによりガイド溝部22の形状に追従し、がたつくことなく安定して移動するため、ガイド溝部22の成形精度を高める必要がなく、製造コストを低減できる。また、経年変化などにより、ガイド溝部22にゆがみが生じた場合などにも、蓋装置12の円滑な動作を確保できる。
なお、上記の実施の形態では、軸受け部33は、互いに独立して形成したが、この構成に限られず、例えば、図7に示すように、同じセル部31に固着される軸受け部33を互いに連結する変形可能な連結部41を備えることもできる。この構成では、連結部41がヒンジとして機能し、弾性的に変形することにより、セル部31が弾性的に変形する力を補強できる。また、2個の軸受け部33を連結することにより、部品点数を低減し、製造コストを低減できるとともに、セル部31との固着面積を増加させ、軸受け部33を容易かつ強固にセル部31に固着できる。なお、この図8に示す構成では、連結部41は、中央部が上側すなわちセル部31側に向かって突出し、一部がセル部31に食い込んだ状態となっている。
また、上記の各実施の形態では、1個のセル部31について、それぞれ両側部に軸部34を設けた前後2個の軸受け部33を備えたいわば2軸としたが、この構成に限られず、例えば、1個のセル部31について、3個ずつなど複数の軸受け部33すなわち軸部34を配置することもできる。
また、上記の各実施の形態では、全てのセル部31について、複数の軸受け部33すなわち軸部34を設けたが、この構成に限られず、一部のセル部31については、1個の軸受け部33すなわち軸部34のみを設けることもできる。
また、上記の実施の形態では、自動車の運転席と助手席との間に配置されるコンソールボックス10の蓋装置12について説明したが、この構成に限られず、収納部あるいは収納部以外の部分を開閉可能に覆う蓋装置に適用できる。
本発明は、例えば、自動車の運転席と助手席との間に配置されるコンソールボックスに適用できる。
本発明の蓋装置及び収納装置の一実施の形態を示す一部の分解斜視図である。 同上蓋装置及び収納装置の斜視図である。 同上蓋装置及び収納装置の図1のI−I相当位置の断面図である。 同上蓋装置の一部の断面図である。 同上蓋装置の動作を示す説明図である。 同上蓋装置の動作を示す説明図である。 本発明の蓋装置の他の実施の形態を示す一部の断面図である。
符号の説明
10 収納装置としてのコンソールボックス
12 蓋装置
14 開口
15 収納部
21 ガイドレール
22 ガイド溝部
24 水平部
25 下降部
26 湾曲部
31 セル部
32 ヒンジ部
33 軸受け部
34 軸部
41 連結部

Claims (5)

  1. ガイドレールに沿って移動可能な蓋装置であって、
    樹脂にて形成された弾性変形可能で移動方向に沿って複数配置されたセル部と、
    前記各セル部間を連結して前記各セル部と一体に形成され、前記各セル部よりも容易に変形するヒンジ部と、
    前記セル部を構成する樹脂より硬質の樹脂にて形成され、前記各セル部にそれぞれ複数固着された軸受け部と、
    前記各軸受け部にそれぞれ一体に形成され前記ガイドレールに移動可能に支持される軸部とを具備した
    ことを特徴とする蓋装置。
  2. 軸受け部は、セル部に固着される基端側から、軸部が設けられる先端側に向かい、移動方向に沿った幅寸法が小さくなるように形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の蓋装置。
  3. 同じセル部に固着される軸受け部を互いに連結する変形可能な連結部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の蓋装置。
  4. 両側方に軸部を突設した請求項1ないし3記載の蓋装置と、
    前記各軸部が挿入されるガイド溝部を備えた両側一対のガイドレールと、
    これらガイド溝部間に開口が位置する収納部と
    を具備したことを特徴とする収納装置。
  5. ガイド溝部は、開口の上側に沿った水平部と、下方に向かう下降部と、これら水平部と下降部とを連結する湾曲部とを備える
    ことを特徴とする請求項4記載の収納装置。
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