JP4349625B2 - 折畳式携帯機器 - Google Patents

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Description

この発明は、携帯電話機、ノートブック型パソコン等の折畳式携帯機器に関する。
一般に、携帯電話機は、受話部を構成する第1ケースと、送話部を構成する第2ケースとを備えている。第1ケースには第1ヒンジ筒が形成され、第2ケースには、第2ヒンジ筒が形成されている。第1、第2ヒンジ筒は、ヒンジユニットのヒンジ軸を介して回動可能に連結されている。これにより、第1ケースと第2ケースとが回動可能に連結されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−337008号
従来の携帯電話機においては、第1、第2ヒンジ筒の互いに隣接端面間から第1ヒンジ筒の内周面とヒンジ軸の外周面との間、あるいは第2ヒンジ筒の内周面とヒンジ軸の外周面との間に水分が侵入することに対して対策が全く講じられていなかった。このため、例えば第1ヒンジ筒の内部でヒンジ軸の挿入箇所より奥側の部分に水分が侵入することがあり、当該第1ヒンジ筒の奥側の部分に、受話部と送話部とを電気的に接続するフラットケーブル等の水分を嫌う部材が設けられている場合等には、水分によって悪影響を受けるおそれがあった。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、第1ヒンジ筒を有する第1ケースと、上記第1ヒンジ筒と軸線を一致させた第2ヒンジ筒を有する第2ケースと、一端部と他端部とが上記第1ヒンジ筒と上記第2ヒンジ筒とにそれぞれ挿入され、上記第1、第2ヒンジ筒を回動可能に連結するヒンジ軸を有するヒンジユニットとを備えた折畳式携帯機器において、上記第1ヒンジ筒の内周面と上記ヒンジ軸の外周面との間に、上記第1ヒンジ筒における上記第2ヒンジ筒側の端部から所定の部位を越えて水分が侵入するのを阻止する環状のシール部材をさらに備えたことを特徴としている。
この場合、上記シール部材が上記第1、第2ヒンジ筒の互いに対向する端面間に装着され、上記シール部材の両側部が上記第1、第2ヒンジ筒の各対向面にそれぞれ押圧接触させられることにより、上記第1、第2ヒンジ筒の対向面間がシールされていることが望ましい。特に、上記第1ヒンジ筒の内周面における上記第2ヒンジ筒側の端部に、上記第2ヒンジ筒側の一側部が開放された装着凹部が形成され、この装着凹部に上記シール部材が装着され、上記シール部材の軸線方向の両側部が上記装着凹部の他側面と上記第2ヒンジ筒の端面とにそれぞれ押圧接触させられ、上記シール部材の外周面と内周面とが上記装着凹部の底面と上記ヒンジ軸の外周面とにそれぞれ押圧接触させられていることが望ましい。
上記シール部材が上記第1ヒンジ筒の内周面と上記ヒンジ軸の外周面とに間に設けられ、上記シール部材の外周面と内周面とが上記第1ヒンジ筒の内周面と上記ヒンジ軸の外周面とにそれぞれ押圧接触させられることにより、上記第1ヒンジ筒の内周面と上記ヒンジ軸の外周面との間がシールされていることが望ましい。
上記第2ヒンジ筒の内周面と上記ヒンジ軸の外周面との間に上記第1、第2ヒンジ筒の対向面側の端部から逆側の端部側へ向かって水が侵入するのを阻止するために、上記第2ヒンジ筒の内周面と上記ヒンジ軸の外周面との間に環状の第2シール部材が設けられていることが望ましい。
上記シール部材とそれに接触する部材との間に上記第1ケースと上記第2ケースとの相対回転を阻止するように作用する摩擦抵抗が発生するよう、上記シール部材がゴム等の摩擦抵抗の大きな材質で形成されていることが望ましい。特に、上記ヒンジユニットが上記第1ヒンジ筒に回動不能に挿入され、かつ上記ヒンジ軸に回動可能に連結された回動部材をさらに備え、上記ヒンジ軸と上記回動部材との間に摩擦抵抗を発生させる摩擦抵抗発生手段が設けられていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、第1ヒンジ筒の内周面とヒンジ軸の外周面との間に、第1ヒンジ筒における第2ヒンジ筒側の端部から所定の部位を越えて水分が侵入するのを阻止することができるという効果が得られる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図5は、この発明の一実施の形態を示す。この実施の形態は、この発明を折畳式携帯電話機(折畳式携帯機器)1に適用したものである。折畳式携帯電話機1は、図1及び図2に示すように、スピーカー、液晶表示画面等が設けられた受話ケース(第1ケース)2と、マイクロフォン、操作ボタン等が設けられた送話ケース(第2ケース)3とを有している。
図4に示すように、受話ケース2の送話ケース3側の端部には、第1ヒンジ筒2aが形成されている。送話ケース3の受話ケース2側の端部における両側部には、一対の第2ヒンジ筒3a,3aが互いの軸線を一致させて設けられている。一対の第2ヒンジ筒3a,3aの間隔は、第1ヒンジ筒2aの長さより僅かに長く設定されており、それらの間には、第1ヒンジ筒2aがその軸線を第2ヒンジ筒3aの軸線と一致させた状態で挿入されている。第1ヒンジ筒2aの一端部と一方の第2ヒンジ筒3a、及び第1ヒンジ筒2aの他端部と他方の第2ヒンジ筒3aとは、それぞれヒンジユニット4(図4には一方のヒンジユニット4のみ図示)を介して回動可能に連結され、それによって受話ケース2が送話ケース3に対して回動可能に連結されている。受話ケース2の送話ケース3に対する回動範囲は、受話ケース2の前面が送話ケース3の前面に突き当たった図1に示す折畳位置と、受話ケース2が折畳位置から所定の角度、例えば160°〜170°程度だけ回動して受話ケース2と送話ケース3との近接する端部どうしが互いに突き当たった図2に示す通話位置との間に規制されている。
ヒンジユニット4は、公知のものと同様に構成されている。そこで、ヒンジユニット4の構成を簡単に説明すると、ヒンジユニット4は、図3に示すように、ヒンジ軸41と回動部材42とを有している。ヒンジ軸41は、その内部に一端面から他端面まで貫通する貫通孔41aが形成されることにより、実質的には筒状をなしている。ヒンジ軸41の一端部(図3において左端部)は、第1ヒンジ筒2aに回動可能に嵌合されている。ヒンジ軸41の他端部は、第2ヒンジ筒3aに回動不能に嵌合されている。これにより、第1ヒンジ筒2aが第2ヒンジ筒3aにヒンジ軸41を介して回動可能に連結されている。
回動部材42は、第1ヒンジ筒2aに挿入されており、第1ヒンジ筒2aの奥側に配置された取付部材43と、第1ヒンジ筒2aの開口側(第2ヒンジ筒3a側)に配置された変換部材44とを有している。取付部材43は、樹脂からなるものであり、第1ヒンジ筒2aに回動不能に嵌合されるとともに、第2ヒンジ筒2aにその軸線方向へ移動不能に取り付けられている。つまり、取付部材43は、第1ヒンジ筒2aの内部に固定されている。したがって、取付部材43は、第1ヒンジ筒2aと一体に回動する。変換部材44は、金属からなるものであり、取付部材43に回動不能に連結されている。しかも、変換部材44は、後述するコイルばね(付勢手段)46により、可動部材45及び球体47A,47Bを介して第1ヒンジ筒2aの奥側へ付勢され、取付部材43に突き当てられている。その結果、変換部材44は、取付部材43と実質的に一体に挙動するようになっている。したがって、取付部材43と変換部材44とは、金属によって一体に形成してもよい。ただし、そのようにすると、ヒンジユニット4が重くなるので、この実施の形態のように、樹脂製の取付部材43と金属製の変換部材44とから構成するのが望ましい。
ヒンジ軸41と変換部材44との間には、可動部材45が配置されている。この可動部材45は、樹脂からなるものであり、第1ヒンジ筒2aに回動可能に挿入されるとともに、ヒンジ軸41にその軸線方向(第1、第2ヒンジ軸の軸線方向)へ移動可能に、かつ回動不能に連結されている。したがって、可動部材45は、ヒンジ軸41と一体に、ひいては第2ヒンジ筒3aと一体に回動する。可動部材45は、それとヒンジ軸41との間に設けられたコイルばね46によって変換部材44側に付勢されている。可動部材45の変換部材44との対向面には、金属からなる一対の球体47A,47Bが設けられている。したがって、可動部材45は、変換部材44に一対の球体47A,47Bを介して突き当たっている。一対の球体47A,47Bは、ヒンジ軸41の軸線を中心とする一つの円周上に周方向に180°離れて配置されている。
図5に示すように、変換部材44の可動部材45との対向面には、一対の凹部44a,44bが一対の球体47A,47Bと同一円周上に180°離れて配置されている。受話ケース2が通話位置側から折畳位置側へ回動して折畳位置の所定角度だけ手前の位置、例えば20°だけ手前の位置に達すると、一対の球体47A,47Bが一対の凹部44a,44bの周方向の一側部に入り込んで、凹部44a,44bの傾斜面に突き当たる。すると、コイルばね46の付勢力が変換部材44を通話位置側から折畳位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換される。この回動付勢力によって受話ケース2が折畳位置まで回動させられるとともに、折畳位置に維持される。その一方、受話ケース2が通話位置側から折畳位置側へ回動して折畳位置の所定角度だけ手前の位置、例えば20°だけ手前の位置に達すると、一対の球体47A,47Bが一対の凹部44b,44aの周方向の他側部に入り込んで、凹部44b,44aの傾斜面に突き当たる。この結果、コイルばね46の付勢力が変換部材44を折畳位置側から通話位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換される。この回動付勢力によって受話ケース2が通話位置まで回動させられるとともに、通話位置に維持される。なお、図5においては、受話ケース2が折畳位置に位置しているときの球体47A,47Bが実線で示され、受話ケース2が通話位置に位置しているときの球体47A,47Bが想像線で示されている。
受話ケース2が折畳位置に対して所定角度だけ通話位置側に離れた位置と通話位置に対して所定角度だけ折畳位置側へ離れた位置との間に位置しているときには、一対の球体47A,47Bが、例えば図5において破線で示すように、ヒンジ軸41の軸線と直交する変換部材44の端面にコイルばね46の付勢力によって押圧接触させられている。この結果、受話ケース2が送話ケース3に対して相対回転しようとすると、一対の球体47A,47Bが変換部材44の端面上を摺動する。このとき、変換部材44及び球体47A,47Bが早期に摩耗するのを防止するために、それらが金属によって形成されているのである。球体47A,47Bが変換部材44の端面上を摺動すると、それらの間に摩擦抵抗が発生する。この摩擦抵抗により、受話ケース2を送話ケース3に対して所望の位置に停止させることができるようになっている。したがって、この実施の形態では、コイルばね46、一対の球体47A,47B及び変換部材44の球体47A,47Bが接触する端面とによって摩擦抵抗発生手段7が構成されている。
ヒンジ軸41、コイルばね46、可動部材45、変換部材44及び取付部材43は、それらの軸線上を連結軸48によって貫通されている。ヒンジ軸41は、コイルばね46によって連結軸48の一端部に形成された頭部48aに突き当てられている。取付部材43は、連結軸48の他端部を加締めることによって形成されたストッパ部48b(図4において想像線で示す。)に突き当てられている。この結果、ヒンジ軸41、コイルばね46、可動部材45、変換部材44及び取付部材43が連結軸48を介して一体化され、それらの部材全体によってヒンジユニット4が構成されている。
図3及び図4に示すように、第1ヒンジ筒2aの内周面の両端部(一端部のみ図示)には、環状をなす装着凹部2bがそれぞれ形成されている。この装着凹部2bの第2ヒンジ筒3a側の一側部は開放されている。したがって、装着凹部2bは、底面2cと、第2ヒンジ筒3aの端面と対向する他側面2dとによって区画されており、断面矩形をなしている。
装着凹部2bには、環状をなすシール部材5が装着されている。シール部材5は、ゴム等の摩擦係数の高い弾性材からなるものであり、この実施の形態ではゴム製のOリングが採用されている。シール部材5は、断面円形の素材によって構成されており、その素材の外径は、装着凹部2bの幅(第1ヒンジ筒2aの端面から他側面2dまでの距離)より大きく設定されている。したがって、シール部材5は、それ自体の弾性により一側部が装着凹部2bの他側面2dに押圧接触するとともに、他側部が第2ヒンジ筒3aの第1ヒンジ筒2aとの対向面に押圧接触している。これにより、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの互いに対向する端面間がシールされている。
シール部材5全体の外径は、装着凹部2bの内径(底面2cによって形成される内周面の直径)より若干大径に設定されている。したがって、シール部材5の外周部は、それ自体の弾性によって底面2cに押圧接触している。この結果、シール部材5と底面2c(第1ヒンジ筒2aの内周面)との間がシールされている。しかも、シール部材5の外径が装着凹部2bの内径より大径であるので、受話ケース2と送話ケース3とをヒンジユニット4によって連結する際には、シール部材5を装着凹部2bに装着しておくことにより、第1、第2ヒンジ筒2a,3a間に容易に配置させておくことができる。シール部材5全体の内径は、ヒンジ軸41の外径より若干小径になっている。したがって、シール部材5の内周部は、それ自体の弾性によってヒンジ軸41の外周面に押圧接触している。ただし、ヒンジ軸41の外周面には、ヒンジ軸41を第2ヒンジ筒3aに回動不能に連結するための溝部41b(図4参照)が形成されているため、ヒンジ軸41の外周面とシール部材5の内周面との間は、溝部41bにおいて封止されておらず、水分が通過可能になっている。勿論、溝部41bを形成せずに、シール部材5をヒンジ軸41の外周面に全周にわたって押圧接触させるようにしてもよい。
第2ヒンジ筒3aの第1ヒンジ筒2a側と逆側の端部には、化粧板6が嵌合されている。しかも、化粧板6は、第2ヒンジ筒3aの内周面に接着等の手段によりってシール状態で固定されている。第2ヒンジ筒3aの内周面と化粧板6の外周面との間は、Oリング等のシール部材によってシールしてもよい。
上記構成の折畳式携帯電話機1においては、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの互いに対向する端面間がシール部材5によってシールされているから、当該対向面間から水分が侵入することがない。よって、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの内周面とヒンジ軸41の外周面との各間に第1、第2ヒンジ筒2a,3aの互いに隣接する端部側から水分が侵入するのを確実に防止することができる。
また、この実施の形態では、ヒンジユニット4に摩擦抵抗発生手段7を設けることにより、受話ケース2を折畳位置と通話位置との間の所定の範囲内では任意の位置に停止させることができるようになっているが、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの端面とシール部材5との間にも受話ケース2の回動を阻止しようとする摩擦抵抗が発生するので、受話ケース2をより一層確実に停止させることができる。換言すれば、摩擦抵抗発生手段7の摩擦抵抗をシール部材5と第1、第2ヒンジ筒2a,3aとの間に発生する摩擦抵抗の分だけ小さくすることができる。シール部材5と第1、第2ヒンジ筒2a,3aとの間に発生する摩擦抵抗は、それだけで受話ケース2の送話ケース3に対する回動を阻止し得る大きさにしてもよい。そのようにした場合には、摩擦抵抗発生手段7を省くことができる。
次に、図6〜図9に示すこの発明の他の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態については上記実施の形態と異なる構成についてのみ説明することとし、上記実施の形態と同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この実施の形態のヒンジユニット4においては、ヒンジ軸41の外周面にキー部41cが形成されている。このキー部41cは、上記実施の形態の溝部41bに代わるものであり、連結軸48の頭部48a側におけるヒンジ軸41の一端部にのみ形成されている。そして、キー部41cが第2ヒンジ筒3aの内周面に形成されたキー溝3bに挿入されることにより、ヒンジ軸41が第2ヒンジ筒3aに回動不能に嵌合されている。
また、ヒンジ軸41の他端部外周面には、二つの環状凹部41d,41dがヒンジ軸41の軸線方向へ互いに離れて配置形成されている。各環状凹部41dには、Oリング等からなるシール部材5A,5Bがそれぞれ装着されている。シール部材5A,5Bは、ゴム等の弾性と摩擦抵抗とを有する材質からなるものであり、環状凹部41dの底面の直径より小さい内径を有している。したがって、シール部材5A,5Bの内周部は、それ自体の弾性により環状凹部41dの底面に押圧接触している。シール部材5A,5Bの外周部は、環状凹部41dから外部に突出しており、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの各内周面にそれぞれ押圧接触している。この場合、シール部材5Aは、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの互いに対向する端面の近傍において第1ヒンジ筒2aの内周面と押圧接触しており、シール部材(第2シール部材)5Bは、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの互いに対向する端面の近傍において第2ヒンジ筒3aの内周面と押圧接触している。
上記構成の折畳式携帯機器においては、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの対向面間から第1ヒンジ筒2aの内周面とヒンジ軸41の外周面との間、及び第2ヒンジ筒3aの内周面とヒンジ軸41の外周面との間にそれぞれ水分が侵入するが、その水分は、シール部材5A,5Bによって止められ、シール部材5A,5Bの配置箇所を越えて第1、第2ヒンジ筒2a,3aの奥側(第1、第2ヒンジ筒2a,3aの対向する端面から離れる側)へ侵入することがない。また、ヒンジ軸41が第1ヒンジ筒2aに対して相対回転するときに、シール部材5Aと第1ヒンジ筒2aの内周面及びヒンジ軸41の外周面との間に摩擦抵抗が発生するので、上記の実施の形態と同様に、受話ケース2を所定の回動範囲において確実に停止させることができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、第1、第2ヒンジ筒2a,3aの対向する端面間にシール部材5を配置することにより(前者の実施の形態)、あるいはシール部材5A,5Bを第1、第2ヒンジ筒2a,3aの内周面とヒンジ軸41の外周面との間に設けることにより(後者の実施の形態)、第1ヒンジ筒2aの内周面とヒンジ軸41の外周面との間、および第2ヒンジ筒3aの内周面とヒンジ軸41の外周面との間のいずれに対しても、水分が第1、第2ヒンジ筒2a,3aの互いに隣接する端部側から所定の位置を越えて侵入するのを防止ようにしているが、第2ヒンジ部材3aの内部に水分が侵入するのを防止する必要がほとんどなく、第1ヒンジ筒2aの内部に水分が侵入するのを防止することだけが必要である場合、例えば第1ヒンジ筒2aのヒンジユニット4より内部側にのみ水分を嫌う部品が収容されているような場合には、第1ヒンジ筒2aの内周面とヒンジ軸41の外周面との間にだけ水分が侵入するのを防止するようにしてもよい。これは、例えば後者の実施の形態であれば、シール部材5Bを省き、シール部材5Aだけを設けることによってそのようにすることができる。
また、上記の実施の形態においては、ヒンジユニット4を、ヒンジ軸41を含む複数の部材によって構成しているが、ヒンジ軸41だけでヒンジユニットを構成してもよい。その場合には、ヒンジ軸41を中実にしてもよい。
この発明の一実施の形態たる折畳式携帯電話機を、その受話ケースを折畳位置に回動させた状態で示す側面図である。 同折畳式携帯電話機を、その受話ケースを通話位置に回動させた状態で示す側面図である。 図2のX−X線に沿う一部省略拡大断面図である。 同折畳式携帯電話機の要部を示す分解斜視図である。 同携帯電話機において用いられているヒンジユニットの変換部材に設けられた凹部と可動部材に設けられた球体との関係を示す図である。 この発明の他の実施の形態における図3と同様の断面図である。 同実施の形態において用いられているヒンジユニットの斜視図である。 同ヒンジユニットの正面図である。 同ヒンジユニットの平面図である。
符号の説明
1 折畳式携帯電話機(折畳式携帯機器)
2 受話ケース(第1ケース)
2a 第1ヒンジ筒
2b 装着凹部
2c (装着凹部の)底面
2d (装着凹部の)他側面
3 送話ケース(第2ケース)
3a 第2ヒンジ筒
4 ヒンジユニット
5 シール部材
5A シール部材
5B シール部材(第2シール部材)
7 摩擦抵抗発生手段
41 ヒンジ軸

Claims (3)

  1. 第1ヒンジ筒を有する第1ケースと、上記第1ヒンジ筒と軸線を一致させた第2ヒンジ筒を有する第2ケースと、一端部と他端部とが上記第1ヒンジ筒と上記第2ヒンジ筒とにそれぞれ挿入され、上記第1、第2ヒンジ筒を回動可能に連結するヒンジ軸を有するヒンジユニットとを備えた折畳式携帯機器において、
    上記第1ヒンジ筒の内周面と上記ヒンジ軸の外周面との間に、上記第1ヒンジ筒における上記第2ヒンジ筒側の端部から所定の部位を越えて水分が侵入するのを阻止する環状のシール部材をさらに備え
    上記第1ヒンジ筒の内周面における上記第2ヒンジ筒側の端部に、上記第2ヒンジ筒側の一側部が開放された装着凹部が形成され、この装着凹部に上記シール部材が装着され、上記シール部材の軸線方向の両側部が上記装着凹部の他側面と上記第2ヒンジ筒の端面とにそれぞれ押圧接触させられ、それによって上記第1、第2ヒンジ筒の互いに対向する端面間がシールされ、上記シール部材の外周面と内周面とが上記装着凹部の底面と上記ヒンジ軸の外周面とにそれぞれ押圧接触させられ、それによって上記第1ヒンジ筒の内周面と上記ヒンジ軸の外周面との間がシールされていることを特徴とする折畳式携帯機器。
  2. 上記シール部材とそれに接触する部材との間に上記第1ケースと上記第2ケースとの相対回転を阻止するように作用する摩擦抵抗が発生するよう、上記シール部材がゴム等の摩擦抵抗の大きな材質で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折畳式携帯機器。
  3. 上記ヒンジユニットが上記第1ヒンジ筒に回動不能に挿入され、かつ上記ヒンジ軸に回動可能に連結された回動部材をさらに備え、上記ヒンジ軸と上記回動部材との間に摩擦抵抗を発生させる摩擦抵抗発生手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の折畳式携帯機器。
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