JP4345394B2 - 車両の運動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の運動制御装置に関し、特に、一対のホイールシリンダを含む液圧系統のうちの少なくとも一方のホイールシリンダに対するブレーキ液圧を制御し、過度のオーバーステア及び/又はアンダーステアを抑制して車両運動時の安定性を維持する車両の運動制御装置に係る。
車両の運動制御装置としては、例えば、下記の特許文献1に記載のように、車両の目標ヨーレイトを設定し、車両の実ヨーレイトとの比較結果に応じて制動力を制御し車両運動時の安定性を維持する車両運動制御装置が知られている。
そして、例えば下記の特許文献2には、車両状態に応じてオーバーステア抑制制御及びアンダーステア抑制制御に供する目標スリップ率を設定し、この目標スリップ率に基づき各ホイールシリンダに供するブレーキ液圧を制御する装置が開示されている。
一方、下記の特許文献3には、一般の車両は前輪の方が後輪より先にロックする傾向にあるため、高横加速度旋回中の急制動時にアンダーステア傾向となることを問題とし、これを防止すべく、旋回中の制動時に外側車輪の制動力を内側車輪の制動力より小さくしてアンダーステア傾向を打ち消すヨーモーメントを車両に与えるようにするアンチスキッド制御装置が提案されている。その具体的手段として、横加速度旋回が大きくなるほど外側車輪に係るアンチスキッドアクチュエータの設定スリップ率を内側車輪に係るそれより小さくする構成が提案されている。
特許第3058172号公報 特開平10−129441号公報 特許第2884789号公報
前掲の特許文献1及び2に記載の車両の運動制御装置は、車両運動時の安定性を維持する制御(以下、車両の安定化制御という)を行なうものであり、例えば一対のホイールシリンダを含む液圧系統のうちの一方のホイールシリンダに対するブレーキ液圧制御によって、過度のアンダーステアを抑制することができる。即ち、過度のアンダーステアを抑制するためには、一般的に、旋回内側の車輪のホイールシリンダに対しブレーキ液圧が付与されるが、例えば旋回内側の車輪が路面から離れ、浮いた状態にあるときには、旋回内側のホイールシリンダに対するブレーキ液圧の付与はアンダーステア抑制制御には寄与しないことになる。従って、このような場合には、旋回外側の車輪のホイールシリンダに対し適切なブレーキ液圧を付与することによって減速効果を増大させ、この結果として過度のアンダーステアを抑制することが望ましい。
ここで、前掲の特許文献1及び2に記載の運動制御装置は、必ずしもブレーキペダルが操作されたときに開始するものではなく、ブレーキペダル操作が制御開始条件とされるものではない。一方、前掲の特許文献3はアンチスキッド制御装置に係るものであり、特許文献1及び2に記載の運動制御装置に包含され得るものの、この運動制御に要請される種々の課題に対し、アンチスキッド制御特有の解決手段をそのまま適用しても、解決し得ない場合が多い。
例えば、前掲の特許文献3においては、車両旋回中の急制動時にアンダーステア傾向となることが課題とされ、外側車輪の設定スリップ率を内側車輪の設定スリップ率より小さくするという対策が講じられているが、特許文献1及び2において、車両旋回中にアンダーステア抑制制御を行う場合に、例えば旋回内側の車輪に制動力を付与することとは直接関係するものではなく、このようなアンダーステア抑制制御における前述の車輪が浮いた状態での問題の解決には適用し得ない。
そこで、本発明は、簡単な構成で適切に車両の安定化制御を行うと共に、車両旋回時にアンダーステア抑制制御を行い、旋回内側の車輪が浮いた状態となったときには、円滑に減速制御へ移行し得る車両の運動制御装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、請求項1に記載のように、車両の各車輪に装着するホイールシリンダと、該ホイールシリンダに連通する液圧系統を、夫々一対のホイールシリンダを含む第1及び第2の液圧系統に二分し、該第1及び第2の液圧系統に対しブレーキペダルの操作に応じてブレーキ液圧を供給するマスタシリンダと、該マスタシリンダと前記第1及び第2の液圧系統の各々における一対のホイールシリンダとの間に介装し、前記ホイールシリンダの各々に供給するブレーキ液圧を調整する液圧調整手段と、前記車両の状態量を検出する車両状態量検出手段と、該車両状態量検出手段の検出結果に基づき前記第1の液圧系統における一対のホイールシリンダに装着された一対の車輪のうち前記車両の旋回方向に対し内側に位置する旋回内側車輪か外側に位置する旋回外側車輪かを判定する旋回判定手段と、該旋回判定手段が旋回内側車輪と判定した車輪の接地状態を判定する接地状態判定手段と、少なくとも該接地状態判定手段の判定結果に基づき、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に対する制御目標を設定する制御目標設定手段であって、前記第1の液圧系統における旋回内側車輪が接地していないと前記接地状態判定手段が判定したときには、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に対する制御目標を前記液圧調整手段の制御が開始する所定値に設定し、前記第1の液圧系統における旋回内側車輪が接地していると前記接地状態判定手段が判定したときには、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に対する制御目標を、前記第2の液圧系統における一対のホイールシリンダに装着された一対の車輪のうちの少なくとも一つの車輪に対する制動状態に応じて設定する制御目標設定手段と、該制御目標設定手段が設定した制御目標と前記車両状態量検出手段の検出状態量の比較結果に応じて前記液圧調整手段を制御して前記旋回外側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整する制御手段とを備えることとしたものである。
前記制御目標設定手段は、請求項2に記載のように、前記第1の液圧系統における旋回内側車輪が接地していると前記接地状態判定手段が判定した場合において、前記第2の液圧系統における一対のホイールシリンダに装着された一対の車輪のうちの少なくとも一つの車輪に対しアンチスキッド制御が開始したときには、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に対する制御目標を、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に付与される制動力が大となる側に補正するように構成することができる。
前記車両状態量検出手段は、請求項に記載のように、前記各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段の検出車輪速度に基づき前記各車輪における前記車両の車体速度を推定する車体速度推定手段と、該車体速度推定手段の推定車体速度と前記車輪速度検出手段の検出車輪速度に基づき前記各車輪の実スリップ率を演算する実スリップ率演算手段とを備えたものとし、前記制御手段は、前記旋回外側車輪に対する制御目標として目標スリップ率を設定する外側目標スリップ率設定手段と、該外側目標スリップ率設定手段が設定した目標スリップ率と前記実スリップ率演算手段が演算した実スリップ率との偏差を演算する外側スリップ率偏差演算手段とを備え、該外側スリップ率偏差演算手段の演算結果に応じて前記液圧調整手段を制御し、前記旋回外側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整するように構成することができる。
また、前記車両状態量検出手段は、請求項に記載のように、前記車両の実ヨーレイトを検出するヨーレイト検出手段を備えたものとし、前記制御手段は、前記旋回内側車輪に対し目標ヨーレイトを設定する目標ヨーレイト設定手段と、該目標ヨーレイト設定手段が設定した目標ヨーレイトと前記ヨーレイト検出手段が検出した実ヨーレイトとの偏差を演算するヨーレイト偏差演算手段と、該ヨーレイト偏差演算手段の演算結果に基づき、前記旋回内側車輪に対する制御目標として目標スリップ率を設定する内側目標スリップ率設定手段と、該内側目標スリップ率設定手段が設定した目標スリップ率と前記実スリップ率演算手段が演算した実スリップ率との偏差を演算する内側スリップ率偏差演算手段とを備え、該内側スリップ率偏差演算手段の演算結果に応じて前記液圧調整手段を制御し、前記旋回内側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整するように構成することができる。
前記各液圧系統の液圧調整手段は夫々、請求項に記載のように、前記マスタシリンダと前記各液圧系統の一対のホイールシリンダとの間に介装し、開位置にあるときには前記マスタシリンダのブレーキ液圧を前記ホイールシリンダの各々に供給する常開の開閉弁と、該常開の開閉弁と前記ホイールシリンダの各々との間に接続し、開位置にあるときには前記ホイールシリンダの各々を減圧する常閉の開閉弁と、前記マスタシリンダと前記各液圧系統の常開の開閉弁との間に介装し、前記マスタシリンダ側の液圧と前記常開の開閉弁側の液圧との差圧を所望の圧力に調整する比例差圧弁手段と、前記マスタシリンダとは独立し前記ブレーキペダルの操作とは無関係にブレーキ液圧を発生し、前記比例差圧弁手段と前記各液圧系統の常開の開閉弁との間にブレーキ液圧を供給する自動液圧発生装置とを備えたものとし、前記制御手段は、前記各液圧系統のうちの制御対象でない車輪のホイールシリンダに接続された常開の開閉弁を閉位置とした状態で、前記制御目標と前記車両状態量検出手段の検出状態量の比較結果に応じて、前記自動液圧発生装置を駆動制御すると共に、前記制御対象のホイールシリンダに接続された常開の開閉弁を開位置とした状態で前記比例差圧弁手段を駆動制御するように構成するとよい。
尚、前記比例差圧弁手段は、前記マスタシリンダと前記各液圧系統の常開の開閉弁との間に介装し、前記制御手段によって、前記マスタシリンダ側の液圧と前記常開の開閉弁側の液圧との差圧を所望の圧力に調整する比例電磁弁と、該比例電磁弁に並列に配置し、所定の上限圧で前記常開の開閉弁側から前記マスタシリンダ側へのブレーキ液の流れを許容するリリーフ弁を備えたものとするとよい。あるいは、前記比例差圧弁手段は、前記マスタシリンダと前記各液圧系統の常開の開閉弁との間に介装し、前記制御手段によって連通位置と差圧位置を切り換え、差圧位置では前記マスタシリンダ側の液圧と前記常開の開閉弁側の液圧との差圧に応じて流路を制限し所望の圧力に調整する比例差圧弁を備えたものとしてもよい。更に、上記の車両の運動制御装置において、前記常閉の開閉弁に接続し、前記ホイールシリンダの減圧時のブレーキ液を貯留するリザーバを備えたものとし、前記自動液圧発生装置を、前記制御手段の出力に応じて前記リザーバ及び前記マスタシリンダの少なくとも一方のブレーキ液を吸入して昇圧しブレーキ液圧を出力する液圧ポンプを具備したものとすることができる。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の車両の運動制御装置においては、車両状態量に基づき旋回内側車輪か旋回外側車輪かを判定すると共に、旋回内側車輪の接地状態を判定し、少なくともその判定結果に基づき前述のように設定した旋回外側車輪に対する制御目標と車両状態量の比較結果に応じて旋回外側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整することとしているので、簡単且つ安価な構成により、適切に車両の安定化制御を行うことができると共に、車両旋回時のアンダーステア抑制制御において旋回内側の車輪が浮いた状態となったときには、曲げ制御から減速制御へ円滑に移行することができる。
更に、制御目標設定手段を請求項に記載のように構成すれば、他の車輪の制動状況に応じて更に制動力を増大させ、減速制御への移行を迅速に行うことができる。
そして、前記車両状態量検出手段を請求項及びに記載のように構成すれば、容易に前記液圧調整手段を駆動制御し、適切にブレーキ液圧を調整することができる。また、前記液圧調整手段は請求項に記載のように簡単な構成とすることができ、安価な装置を提供することができる。
以下、本発明の望ましい実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る車両の運動制御装置の構成を示すもので、ホイールシリンダに連通する液圧系統が二分された液圧系統のうちの一方の液圧系統(HC1)を示し、これと実質的に同一の他方の液圧系統(HC2)は省略している。図1において、ブレーキペダルBPの操作に応じて各液圧系統にブレーキ液圧を供給するマスタシリンダMCと、車輪RL及びFRに装着されたホイールシリンダWrl及びWfrの各々とマスタシリンダMCとの間に夫々、常開の電磁開閉弁(以下、常開弁という)NOrl及びNOfrが介装され、これらと後述する比例電磁弁SC1を介して、ホイールシリンダWrl及びWfrの各々にブレーキ液圧が供給されるように構成されている。
また、常開弁NOrl及びNOfrとホイールシリンダWrl及びWfrの各々との間が夫々、常閉の電磁開閉弁(以下、常閉弁という)NCrl及びNCfrを介してリザーバRS1に接続されている。而して、これらの常閉弁NCrl及びNCfrが開位置とされると、ホイールシリンダWrl及びWfrが夫々減圧される。そして、マスタシリンダMCと常開弁NOrl及びNOfrとの間に比例電磁弁SC1が介装されている。この比例電磁弁SC1とリリーフ弁RV1によって比例差圧弁手段PD1が構成されており、比例電磁弁SC1を駆動制御することによって、リリーフ弁RV1の設定上限圧の範囲内で、マスタシリンダMC側の液圧と常開弁NOrl及びNOfr側の液圧との差圧を所望の圧力に調整することができる。
更に、ブレーキペダルBPの操作とは無関係にブレーキ液圧を発生し、本発明の自動液圧発生装置として機能する液圧ポンプHP1が配設され、その出力液圧が比例電磁弁SC1と常開弁NOrl及びNOfrとの間に供給されるように構成されている。本実施形態では、液圧ポンプHP1の吸込側はリザーバRS1に接続されると共に、常閉の電磁開閉弁で構成された吸込弁SI1を介してマスタシリンダMCに接続されている。而して、比例電磁弁SC1、常開弁NOrl等によって、各ホイールシリンダに供給するブレーキ液圧を調整する液圧調整手段が構成されている。
本実施形態の制御手段MBは、車両の状態量を検出する車両状態量検出手段SDの検出結果に基づき、一対のホイールシリンダに装着された一対の車輪のうち車両の旋回方向に対し内側に位置する旋回内側車輪か外側に位置する旋回外側車輪かを判定する旋回判定手段MBと、これによって旋回内側車輪と判定された車輪の接地状態を判定する接地状態判定手段ETを備えている。而して、少なくともこの接地状態判定手段ETの判定結果に基づき、旋回外側車輪に対する制御目標(例えば、後述する目標スリップ率)が設定され、この制御目標と車両状態量検出手段SDの検出状態量の比較結果に応じて旋回外側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧が調整されて車両の減速制御が行われる。
また、本実施形態では、図1に示すように、車両状態量検出手段SDは、各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段WSと、この検出車輪速度に基づき各車輪における車体速度を推定する車体速度推定手段VSと、これによって推定した推定車体速度と検出車輪速度に基づき各車輪の実スリップ率を演算する実スリップ率演算手段SAを備えている。そして、制御手段MBは図1に破線で示すように、旋回外側車輪(例えば図1のFR)に対する制御目標として目標スリップ率を設定する外側目標スリップ率設定手段ST1と、旋回外側車輪(FR)の目標スリップ率と実スリップ率との偏差を演算する外側スリップ率偏差演算手段SL1を備えており、この演算結果に応じて、上記常開弁NOfr等で構成される液圧調整手段を制御し、旋回外側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整するように構成されている。
更に、車両状態量検出手段SDには、ヨーレイト検出手段YDによって車両の実ヨーレイトが検出され、その検出結果が制御手段MBに供給され、図1に破線で示すように旋回内側車輪に対し目標ヨーレイトを設定する目標ヨーレイト設定手段MYと、ここで設定した目標ヨーレイトとヨーレイト検出手段YDで検出した実ヨーレイトとの偏差を演算するヨーレイト偏差演算手段MDと、この演算結果に基づき、旋回内側車輪(例えば図1のRL)に対する制御目標として目標スリップ率を設定する内側目標スリップ率設定手段ST2を備えている。一方、制御手段MBは図1に破線で示すように、旋回内側車輪(RL)の目標スリップ率と実スリップ率との偏差を演算する内側スリップ率偏差演算手段SL2と、この演算結果に応じて、上記常開弁NOrl等で構成される液圧調整手段を制御し、旋回内側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整するように構成されている。
そして、接地状態判定手段ETにて旋回内側車輪が接地していない、即ち、浮いた状態と判定されたときには、旋回外側車輪(FR)に対する制御目標(目標スリップ率)は、前記液圧調整手段の制御が開始する所定値(例えば、所定のスリップ率Stm)に設定され、旋回内側車輪(RL)が接地していると判定されたときには、旋回外側車輪(FR)に対する目標スリップ率は、旋回内側車輪(RL)及び旋回外側車輪(FR)を除く少なくとも一つの車輪に対する制動状態に応じて設定される。例えば、ブレーキペダルBPが操作されてストップスイッチBSがオンとされたときには、所定のスリップ率St0に設定される。更に、旋回内側車輪(RL)及び旋回外側車輪(FR)を除く少なくとも一つの車輪に対しアンチスキッド制御が開始したときには、旋回外側車輪(FR)に対する目標スリップ率は、旋回外側車輪(FR)に付与される制動力が大となる側に補正される。例えば、アンチスキッド制御開始車輪が一つの車輪(例えばFL)であれば目標スリップ率はSt1(>St0)に、二つの車輪(例えばFL及びRR)であればSt2(>St1、且つ <Stm)に、夫々設定される。
而して、制御手段MBにより、液圧ポンプHP1が駆動されると共に、ホイールシリンダWfrに接続された常開弁NOfrが閉位置とされる。この状態で、内側スリップ率偏差演算手段SL2の演算結果に応じて比例電磁弁SC1が駆動制御されると共に、ホイールシリンダWrlに接続された常開弁NOrl及び常閉弁NCrlが駆動制御され、車両の安定性が維持される。一方、この制御中に旋回内側車輪(RL)が路面から離れ、浮いた状態となったときには、旋回外側車輪(FR)は、外側スリップ率偏差演算手段SL1の演算結果に応じてホイールシリンダWfrに接続された常開弁NOfr及び常閉弁NCfrが駆動制御されるが、これについては図6及び図7を参照して詳述する。
図2は、上記図1の構成を含む車両制御システムを示すもので、そのブレーキ液圧系は例えば図3に示すように構成されている。図2において、エンジンEGはスロットル制御装置TH及び燃料噴射装置FIを備えた内燃機関で、スロットル制御装置THにおいてはアクセルペダルAPの操作に応じてスロットル開度が制御される。また、図1の制御手段MBを構成する電子制御装置ECUの出力に応じて、スロットル制御装置THのスロットル開度が制御されると共に、燃料噴射装置FIが駆動され燃料噴射量が制御されるように構成されている。
図2において、車輪FLは運転席からみて前方左側の車輪を示し、以下車輪FRは前方右側、車輪RLは後方左側、車輪RRは後方右側の車輪を示しており、車輪FL,FR,RL,RRには夫々ホイールシリンダWfl,Wfr,Wrl,Wrrが装着されている。本実施形態においては、エンジンEGは変速制御装置GS及びディファレンシャル装置DFを介して車両後方の車輪RL,RRに連結されており、電子制御装置ECUの出力に応じて変速制御装置GSを制御し、自動的にシフトダウンすることによってエンジンブレーキを付与し、車体速度を低下させることができる。尚、図2では所謂後輪駆動方式が構成されているが、本発明は前輪駆動方式あるいは四輪駆動方式の何れにも適用でき、後輪駆動方式に限るものではない。
車輪FL,FR,RL,RRには車輪速度センサWS1乃至WS4が配設され、これらが電子制御装置ECUに接続されており、各車輪の回転速度、即ち車輪速度に比例するパルス数のパルス信号が電子制御装置ECUに入力されるように構成されている。更に、ブレーキペダルBPがストロークしたときオンとなるストップスイッチBS、車両の操舵角を検出する操舵角センサSR、ヨーレイトセンサYS、横加速度センサYG、及びスロットルセンサ(図示せず)等が電子制御装置ECUに接続されている。而して、電子制御装置ECUによってエンジンEG及び/又はブレーキ液圧制御装置BCが駆動されるように構成されている。尚、ブレーキ液圧制御装置BCの具体的な構成及び作用については図3を参照して後述する。
電子制御装置ECUはマイクロコンピュータCMPを有し、図2に示すように、入力ポートIPT、出力ポートOPT、プロセシングユニットCPU、メモリROM及びメモリRAM等がバスを介して相互に接続されている。上記車輪速度センサWS1乃至WS4、ヨーレイトセンサYS、横加速度センサYG、操舵角センサSR、ストップスイッチBS等の出力信号は増幅回路(代表してAMPで表す)を介して夫々入力ポートIPTからプロセシングユニットCPUに入力されるように構成されている。また、出力ポートOPTからは駆動回路(代表してACTで表す)を介してスロットル制御装置TH及びブレーキ液圧制御装置BCに夫々制御信号が出力されるように構成されている。マイクロコンピュータCMPにおいては、メモリROMは図4等に示したフローチャートに対応したプログラムを記憶し、プロセッシングユニットCPUはイグニッションスイッチ(図示せず)が閉成されている間当該プログラムを実行し、メモリRAMは当該プログラムの実行に必要な変数データを一時的に記憶する。而して、電子制御装置ECU内に図1の制御手段MBが構成されており、後述のように処理される。
次に、上記のブレーキ液圧制御装置BCを含むブレーキ液圧系について、図3を参照して説明する。本実施形態においては、ブレーキペダルBPの操作に応じてバキュームブースタVBを介してマスタシリンダMCが倍圧駆動され、低圧リザーバLRS内のブレーキ液が昇圧されて車輪FR,RL側及び車輪FL,RR側の液圧系統にマスタシリンダ液圧が出力されるように構成されている。本実施形態のマスタシリンダMCはタンデム型のマスタシリンダで、二つの圧力室が夫々第1及び第2の液圧系統HC1及びHC2に接続されている。即ち、第1の圧力室MCaは車輪FR,RL側の第1の液圧系統HC1に連通接続され、第2の圧力室MCbは車輪FL,RR側の第2の液圧系統HC2に連通接続される。尚、本実施形態では所謂X配管が構成されているが、前後配管としてもよい。
本実施形態の車輪FR,RL側の第1の液圧系統HC1においては、第1の圧力室MCaは主液圧路MF及びその分岐液圧路MFr,MFlを介して夫々ホイールシリンダWfr,Wrlに接続され、主液圧路MFには比例電磁弁SC1が介装されている。また、第1の圧力室MCaは補助液圧路MFcを介して後述する逆止弁CV5,CV6の間に接続され、補助液圧路MFcには吸込弁SI1が介装されている。
更に、比例電磁弁SC1に対して並列に、マスタシリンダMCから下流側(ホイールシリンダWfr,Wrl方向)へのブレーキ液の流れを制限し、下流側のブレーキ液圧がマスタシリンダMC側のブレーキ液圧に対し所定の差圧以上大となったときにマスタシリンダMC方向へのブレーキ液の流れを許容するリリーフ弁RV1と、下流側(ホイールシリンダWfr,Wrl方向)へのブレーキ液の流れを許容し逆方向の流れを禁止する逆止弁AV1が介装されている。リリーフ弁RV1は、液圧ポンプHP1から吐出される加圧ブレーキ液がマスタシリンダMCの出力液圧より所定の差圧以上大となったときに、マスタシリンダMCを介して低圧リザーバLRSにブレーキ液を還流するもので、これにより液圧ポンプHP1の吐出ブレーキ液が所定の圧力以上に上昇しないように調圧される。本実施形態においては、このリリーフ弁RV1と比例電磁弁SC1によって比例差圧弁手段PD1が構成されており、電子制御装置ECUによって比例電磁弁SC1が制御され、リリーフ弁RV1で設定される所定の上限圧の範囲内で、マスタシリンダMC側の液圧と常開弁NOfr及びNOrl側の液圧との差圧が無段階で所望の圧力に調整される。尚、逆止弁AV1の存在により、比例電磁弁SC1が閉位置であっても、ブレーキペダルBPが踏み込まれた場合にはホイールシリンダWfr,Wrl内のブレーキ液圧が増圧され得る。
分岐液圧路MFr,MFlには夫々、常開弁NOfr及びNOrlが介装されている。また、これらと並列に夫々逆止弁CV1,CV2が介装されている。逆止弁CV1,CV2は、マスタシリンダMC方向へのブレーキ液の流れを許容しホイールシリンダWfr,Wrl方向へのブレーキ液の流れを制限するもので、これらの逆止弁CV1,CV2及び第1の位置(図示の状態)の比例電磁弁SC1を介してホイールシリンダWfr,Wrl内のブレーキ液がマスタシリンダMCひいては低圧リザーバLRSに戻されるように構成されている。而して、ブレーキペダルBPが解放されたときに、ホイールシリンダWfr,Wrl内の液圧はマスタシリンダMC側の液圧低下に迅速に追従し得る。また、ホイールシリンダWfr,Wrlに連通接続される排出側の分岐液圧路RFr,RFlに、常閉弁NCfr及びNCrlが介装されており、分岐液圧路RFr,RFlが合流した排出液圧路RFはリザーバRS1に接続されている。
車輪FR,RL側の第1の液圧系統HC1においては、常開弁NOfr及びNOrlの上流側で分岐液圧路MFr,MFlに連通接続する液圧路MFpに、液圧ポンプHP1が介装され、その吸込側には逆止弁CV5,CV6を介してリザーバRS1が接続されている。また、液圧ポンプHP1の吐出側は、逆止弁CV7及びダンパDP1を介して夫々常開弁NOfr及びNOrlに接続されている。液圧ポンプHP1は、液圧ポンプHP2と共に一つの電動モータMによって駆動され、吸込側からブレーキ液を導入し所定の圧力に昇圧して吐出側から出力するように構成されている。リザーバRS1は、マスタシリンダMCの低圧リザーバLRSとは別に設けられるもので、アキュムレータということもでき、ピストンとスプリングを備え、種々の制御に必要な容量のブレーキ液を貯蔵し得るように構成されている。
マスタシリンダMCは補助液圧路MFcを介して液圧ポンプHP1の吸込側の逆止弁CV5と逆止弁CV6との間に連通接続されている。逆止弁CV5はリザーバRS1へのブレーキ液の流れを阻止し、逆方向の流れを許容するものである。また、逆止弁CV6,CV7は液圧ポンプHP1を介して吐出されるブレーキ液の流れを一定方向に規制するもので、通常は液圧ポンプHP1内に一体的に構成されている。而して、吸込弁SI1は、図3に示す常態の閉位置でマスタシリンダMCと液圧ポンプHP1の吸込側との連通が遮断され、開位置でマスタシリンダMCと液圧ポンプHP1の吸込側が連通するように切り換えられる。
車輪FL,RR側の第2の液圧系統HC2においても同様に、比例差圧弁PD2を構成するリザーバRS2及び比例電磁弁SC2をはじめ、ダンパDP2、吸込弁SI2、常開弁NOfl及びNOrr、常閉弁NCfl及びNCrr、逆止弁CV3,CV4,CV8乃至CV10、リリーフ弁RV2並びに逆止弁AV2が配設されている。液圧ポンプHP2は、電動モータMによって液圧ポンプHP1と共に駆動され、電動モータMの起動後は両液圧ポンプHP1,HP2は連続して駆動される。上記比例電磁弁SC2、吸込弁SI2、常開弁NOfl及びNOrr、並びに常閉弁NCfl及びNCrrは前述の電子制御装置ECUによって駆動制御され、車両の安定化制御が行なわれる。
上記の構成になるブレーキ液圧系において、通常のブレーキ作動時においては、各電磁弁は図3に示す常態位置にあり、電動モータMは停止している。この状態でブレーキペダルBPが踏み込まれると、マスタシリンダMCの第1及び第2の圧力室MCa,MCbから、マスタシリンダ液圧が夫々車輪FR,RL側及び車輪FL,RR側の液圧系統に出力され、比例電磁弁SC1,SC2並びに常開弁NOfr,NOrl、NOfl,NOrrを介して、ホイールシリンダWfr,Wrl,Wfl,Wrrに供給される。
これに対し、例えばアンチスキッド制御が開始し、例えば車輪RLに付与される制動力が制御される場合には、他方の車輪FR側の常開弁NOfrは閉位置とされて保持状態とされる。そして、減圧モードでは、常開弁NOrlが閉位置とされると共に、常閉弁NCrlが開位置とされる。これにより、ホイールシリンダWrlは常閉弁NCrlを介してリザーバRS1に連通し、ホイールシリンダWrl内のブレーキ液がリザーバRS1内に流出し減圧される。
ホイールシリンダWrlがパルス増圧モードとなると、常閉弁NCrlが閉位置とされた後に常開弁NOrlが開位置とされ、マスタシリンダMCからマスタシリンダ液圧が開位置の比例電磁弁SC1及び常開弁NOrlを介してホイールシリンダWrlに供給される。そして、常開弁NOrlが駆動制御され、ホイールシリンダWrl内のブレーキ液は増圧と保持が繰り返されてパルス的に増大し、緩やかに増圧される。ホイールシリンダWrlに対し急増圧モードが設定されたときには、常閉弁NCrlが閉位置とされた後、常開弁NOrlが開位置とされ、マスタシリンダMCからマスタシリンダ液圧が供給される。そして、ブレーキペダルBPが解放され、ホイールシリンダWrlの液圧よりマスタシリンダ液圧の方が小さくなると、ホイールシリンダWrl内のブレーキ液が逆止弁CV2及び開位置の比例電磁弁SC1を介してマスタシリンダMC、ひいては低圧リザーバLRSに戻る。このようにして、車輪毎に独立した制動力制御が行なわれる。
一方、車両安定化制御においては、制御対象のホイールシリンダに対して上記のような常閉弁を開位置として減圧するような減圧制御が行われることはなく、常開弁は開位置で常閉弁は閉位置という通常時の状態で、比例電磁弁が車両状態に応じて駆動制御されることによって、制御対象のホイールシリンダ液圧が調整されるように構成されている。例えば、ホイールシリンダWrlが車両安定化制御の制御対象であるときには、同一の液圧系統で非制御対象となるホイールシリンダWfr側の常開弁NOfrが閉位置とされるが、常開弁NOrl及び常閉弁NCrlはそのまま(図3に示す常態位置)で、比例電磁弁SC1が車両状態に応じて駆動制御され、ホイールシリンダWrl内が所望の液圧に調整される。
上記のように構成された本実施形態においては、電子制御装置ECUにより、図4に示すように車両安定化制御が行なわれる。イグニッションスイッチ(図示せず)が閉成されると、先ず図4のステップ101にて初期化が行なわれ、各種の演算値がクリアされた後、ステップ102以降に進み、ステップ102乃至108の処理が所定の周期で繰り返される。ステップ102においては、車輪速度センサWS1乃至WS4、ヨーレイトセンサYS、横加速度センサYG、操舵角センサSR、ストップスイッチBS等の検出信号で、車両状態量を表わす車輪速度Vw、ヨーレイトYa、横加速度Gy、操舵角As等が読み込まれ、適宜フィルタ処理され、順次メモリに格納される。
次に、ステップ103に進み、車輪速度センサWS1乃至WS4の出力信号(Vw)に基づき、各車輪の基準車輪速度Vrが演算され、これが微分されて車輪加速度が演算される。尚、本実施形態においては、各車輪に関し、車両の重心位置での速度に換算された後、各車輪の基準車輪速度Vrが演算される。続いて、ステップ104にて推定車体速度Vsが演算され、ステップ105にて実スリップ率Sa(=(Vs−Vr)/Vs、あるいは車輪スリップ)が演算される。尚、これらステップ103乃至105の処理の詳細は前掲の特許文献2に記載されている。
更に、ステップ106に進み、上記の車両状態量に基づき、目標ヨーレイトが演算される。ここでは、オーバーステア抑制制御用の目標ヨーレイトYtoと、アンダーステア抑制制御用の目標ヨーレイトYtuが次のように設定される。先ず、目標ヨーレイトYtoは上記の横加速度Gy及び推定車体速度Vに基づき、Yto=Gy/Vに設定される。そして、目標ヨーレイトYtuは、上記の横加速度Gy、操舵角As及び推定車体速度V等に基づき次のように設定される。
Ytu=Gy/V+C[(V・As)/{N・L・(1+K・V2)}−Gy/V]
ここで、Nはステアリングギヤ比、Lはホイールベース、Kはスタビリティファクタ、Cは重み付け係数を表わす。
続いて、ステップ107において、ヨーレイトセンサYSによって検出された実ヨーレイトYaと目標ヨーレイトYtoとのヨーレイト偏差ΔYto(=Yto−Ya)、又は目標ヨーレイトYtuとのヨーレイト偏差ΔYtu(=Ytu−Ya)が演算され、これらに基づきステップ108にて車両安定化制御が行なわれる。即ち、過度のオーバーステア及び/又は過度のアンダーステアを抑制するための制御が行なわれるが、これについては図5を参照して後述する。尚、ヨーレイト偏差ΔYtoが負の値であるときにはオーバーステアと判定され、それ以外ではアンダーステアと判定される。
図5は、車両安定化制御の処理を示すもので、ステップ201において必要に応じ開始特定制御が行なわれた後、ステップ202にて、偏差ΔYtoの絶対値が所定の基準値Koと比較され、基準値Ko以上であると過度のオーバーステアと判定され、ステップ203に進みオーバーステア抑制制御が行なわれる。ステップ202にてヨーレイト偏差(以下、単に偏差という)ΔYtoの絶対値が所定の基準値Ko未満と判定されると、ステップ204に進み、偏差ΔYtuが所定の基準値Kuと比較され、基準値Ku以上であると過度のアンダーステアと判定され、ステップ205に進みアンダーステア抑制制御が行なわれる。本実施形態では、一つの液圧系統の中で、車両の旋回方向を基準に、前方外側の車輪(例えばFR)が旋回外側車輪(非制御輪)とされ、これに対し対角線上に位置する後方内側の車輪(例えばRL)が旋回内側車輪(制御輪)とされ、後者に制動力が付与され、所謂、対角制御が行なわれるように構成されている。即ち、通常の旋回状態では、旋回外側の車輪(FR)のホイールシリンダ液圧は保持状態とされ、旋回内側の車輪(RL)のホイールシリンダWrlのホイールシリンダ液圧が制御される。これらの制御終了後、ステップ206にて終了特定制御が行なわれ、図4のメインルーチンに戻る。
本実施形態においては、上記ステップ205にて行なわれる旋回内側車輪(制御輪)に対するアンダーステア抑制制御中に同車輪が浮いた状態となると、旋回外側車輪(非制御輪)に対してもブレーキ液圧(ホイールシリンダ液圧)調整が行なわれる。先ず、図6のステップ301にて車両がアンダーステア抑制制御中か否かが判定され、制御中であればステップ302に進み、現在の制御対象が旋回外側の車輪か否かが判定され、旋回内側の車輪であれば、ステップ303内のマップに基づき、ヨーレイト偏差ΔYtuに応じて旋回内側の車輪(例えばRL)の制御に供する目標スリップ率Stuが設定され、ステップ304に進み、ステップ105で求められた実スリップ率Saとのスリップ率偏差(Stu−Sa)が演算されて、図5のルーチンに戻る。尚、旋回内側か旋回外側かの判定は、例えば左右の車輪速度を比較して両者の差が所定値を越えたときに、車輪速度大の側を外側、小の側を内側と判定することができる。あるいは、操舵角の中立点(0点)に対して正側又は負側の何れに操舵されているかを判定し、操舵方向に対して反対側の車輪を外側と判定することとしてもよい。その他、公知の判定方法であってもよい。
一方、ステップ302において現在の制御対象が旋回外側車輪(例えばFR)と判定されると、ステップ305に進み、旋回内側車輪(RL)が接地しているか否か、換言すれば浮いた状態にあるか否かが判定される。この判定方法も既に知られているが、図7を参照して後述する。そして、旋回内側車輪(RL)が接地しておれば、ステップ306内のマップに基づき、旋回外側車輪(FR)の目標スリップ率が設定される。例えば、通常時の目標スリップ率は零とされ旋回外側車輪(FR)のホイールシリンダ液圧は保持状態とされ、ブレーキペダルBPが操作されてストップスイッチBSがオンとされたとき(a)には目標スリップ率St0に設定される。更に、例えばアンチスキッド制御が一つの車輪(例えばFL)について開始しておれば(b)、目標スリップ率はSt1に設定され、二つの車輪(例えばFL及びRR)について開始しておれば(c)、目標スリップ率はSt2に設定された後、ステップ307に進み、ステップ105で求められた実スリップ率Saとのスリップ率偏差が演算されて図5のルーチンに戻る。
そして、ステップ305において旋回内側車輪(RL)が接地していないと判定されたときにはステップ308に進み、旋回外側車輪(FR)に対する目標スリップ率は、前記制御手段による前記液圧調整手段の制御が開始するしきい値以上のスリップ率Stm(最大値)に設定される。従って、ステップ309に進み、ステップ105で求められた実スリップ率Saとのスリップ率偏差が演算されると、液圧制御の開始条件を充足する値となって図5のルーチンに戻る。
次に、上記のステップ305における旋回内側車輪の接地判定について、図7を参照して説明すると、例えば図7に旋回外側車輪の車輪速度Vwoを1点鎖線で示し、旋回内側車輪の車輪速度Vwiを2点鎖線で示すように、車両の旋回運動時に生ずる内外車輪速度差Vdに基づいて求めた判定基準値(Dsとする)が所定値(Dkとする)を超えたとき(図7のta時)に、旋回内側車輪が路面から離れて浮いた状態となっていると判定される。この場合において、判定基準値Dsは、トレッド長をLtとして、(Vs・Vd/Lt)で表す推定横加速度が用いられ、所定値Dkは横加速度センサYGの検出横加速度Gyに所定のマージンGmを加算した値(Gy+Gm)が用いられる。従って、Ds(=Vs・Vd/Lt)>Dk(=Gy+Gm)となったときに、旋回内側車輪が浮いた状態と判定される。尚、図7において実線は横加速度Gyを示し、破線は判定基準値Dsを示している。
本発明の車両の運動制御装置の一実施形態を示す構成図である。 本発明の一実施形態に係る運動制御装置の全体構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態におけるブレーキ液圧系を示す構成図である。 本発明の一実施形態における車両の運動制御全体の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における車両安定化制御の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるアンダーステア抑制制御の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における旋回内側車輪の接地判定状況を示すグラフである。
符号の説明
EG エンジン
YS ヨーレイトセンサ
ECU 電子制御装置
BP ブレーキペダル
BS ストップスイッチ
MC マスタシリンダ
FR,FL,RR,RL 車輪
Wfr,Wfl,Wrr,Wrl ホイールシリンダ
HC1,HC2 液圧系統
PD1,PD2 比例差圧弁手段
SC1,SC2 比例電磁弁
RV1,RV2 リリーフ弁
NOfr,NOfl,NOrr,NOrl 常開弁
NCfr,NCfl,NCrr,NCrl 常閉弁

Claims (5)

  1. 車両の各車輪に装着するホイールシリンダと、該ホイールシリンダに連通する液圧系統を、夫々一対のホイールシリンダを含む第1及び第2の液圧系統に二分し、該第1及び第2の液圧系統に対しブレーキペダルの操作に応じてブレーキ液圧を供給するマスタシリンダと、該マスタシリンダと前記第1及び第2の液圧系統の各々における一対のホイールシリンダとの間に介装し、前記ホイールシリンダの各々に供給するブレーキ液圧を調整する液圧調整手段と、前記車両の状態量を検出する車両状態量検出手段と、該車両状態量検出手段の検出結果に基づき前記第1の液圧系統における一対のホイールシリンダに装着された一対の車輪のうち前記車両の旋回方向に対し内側に位置する旋回内側車輪か外側に位置する旋回外側車輪かを判定する旋回判定手段と、該旋回判定手段が旋回内側車輪と判定した車輪の接地状態を判定する接地状態判定手段と、少なくとも該接地状態判定手段の判定結果に基づき、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に対する制御目標を設定する制御目標設定手段であって、前記第1の液圧系統における旋回内側車輪が接地していないと前記接地状態判定手段が判定したときには、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に対する制御目標を前記液圧調整手段の制御が開始する所定値に設定し、前記第1の液圧系統における旋回内側車輪が接地していると前記接地状態判定手段が判定したときには、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に対する制御目標を、前記第2の液圧系統における一対のホイールシリンダに装着された一対の車輪のうちの少なくとも一つの車輪に対する制動状態に応じて設定する制御目標設定手段と、該制御目標設定手段が設定した制御目標と前記車両状態量検出手段の検出状態量の比較結果に応じて前記液圧調整手段を制御して前記旋回外側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整する制御手段とを備えたことを特徴とする車両の運動制御装置。
  2. 前記制御目標設定手段は、前記第1の液圧系統における旋回内側車輪が接地していると前記接地状態判定手段が判定した場合において、前記第2の液圧系統における一対のホイールシリンダに装着された一対の車輪のうちの少なくとも一つの車輪に対しアンチスキッド制御が開始したときには、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に対する制御目標を、前記第1の液圧系統における旋回外側車輪に付与される制動力が大となる側に補正するように構成したことを特徴とする請求項1記載の車両の運動制御装置。
  3. 前記車両状態量検出手段が、前記各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検出手段の検出車輪速度に基づき前記各車輪における前記車両の車体速度を推定する車体速度推定手段と、該車体速度推定手段の推定車体速度と前記車輪速度検出手段の検出車輪速度に基づき前記各車輪の実スリップ率を演算する実スリップ率演算手段とを備え、前記制御手段が、前記旋回外側車輪に対する制御目標として目標スリップ率を設定する外側目標スリップ率設定手段と、該外側目標スリップ率設定手段が設定した目標スリップ率と前記実スリップ率演算手段が演算した実スリップ率との偏差を演算する外側スリップ率偏差演算手段とを備え、該外側スリップ率偏差演算手段の演算結果に応じて前記液圧調整手段を制御し、前記旋回外側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整するように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両の運動制御装置。
  4. 前記車両状態量検出手段が、前記車両の実ヨーレイトを検出するヨーレイト検出手段を備え、前記制御手段が、前記旋回内側車輪に対し目標ヨーレイトを設定する目標ヨーレイト設定手段と、該目標ヨーレイト設定手段が設定した目標ヨーレイトと前記ヨーレイト検出手段が検出した実ヨーレイトとの偏差を演算するヨーレイト偏差演算手段と、該ヨーレイト偏差演算手段の演算結果に基づき、前記旋回内側車輪に対する制御目標として目標スリップ率を設定する内側目標スリップ率設定手段と、該内側目標スリップ率設定手段が設定した目標スリップ率と前記実スリップ率演算手段が演算した実スリップ率との偏差を演算する内側スリップ率偏差演算手段とを備え、該内側スリップ率偏差演算手段の演算結果に応じて前記液圧調整手段を制御し、前記旋回内側車輪のホイールシリンダのブレーキ液圧を調整するように構成したことを特徴とする請求項3記載の車両の運動制御装置。
  5. 前記各液圧系統の液圧調整手段が夫々、前記マスタシリンダと前記各液圧系統の一対のホイールシリンダとの間に介装し、開位置にあるときには前記マスタシリンダのブレーキ液圧を前記ホイールシリンダの各々に供給する常開の開閉弁と、該常開の開閉弁と前記ホイールシリンダの各々との間に接続し、開位置にあるときには前記ホイールシリンダの各々を減圧する常閉の開閉弁と、前記マスタシリンダと前記各液圧系統の常開の開閉弁との間に介装し、前記マスタシリンダ側の液圧と前記常開の開閉弁側の液圧との差圧を所望の圧力に調整する比例差圧弁手段と、前記マスタシリンダとは独立し前記ブレーキペダルの操作とは無関係にブレーキ液圧を発生し、前記比例差圧弁手段と前記各液圧系統の常開の開閉弁との間にブレーキ液圧を供給する自動液圧発生装置とを備え、前記制御手段が、前記各液圧系統のうちの制御対象でない車輪のホイールシリンダに接続された常開の開閉弁を閉位置とした状態で、前記制御目標と前記車両状態量検出手段の検出状態量の比較結果に応じて、前記自動液圧発生装置を駆動制御すると共に、前記制御対象のホイールシリンダに接続された常開の開閉弁を開位置とした状態で前記比例差圧弁手段を駆動制御するように構成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両の運動制御装置。
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