JP4333260B2 - 車輌の制動力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車輌の制動力制御装置に係り、更に詳細には所謂電子制御式の制動力制御装置に係る。
自動車等の車輌の制動力制御装置の一つとして、例えば本願出願人の出願にかかる下記の特許文献1に記載されている如く、マスタシリンダ圧力やブレーキペダルの踏み込みストロークに基づき運転者の制動操作量を検出し、運転者の制動操作量に基づき各車輪の目標制動圧を演算し、各車輪の制動圧が目標制動圧になるよう各車輪の制動圧を制御する制動力制御装置が従来より知られている。
特開2002−316630号公報
上述の如き制動力制御装置に於いては、各車輪の制動圧が目標制動圧になるよう各車輪の制動圧が制御されるので、各車輪の制動圧を検出する圧力センサに異常が生じると、当該車輪の制動力を運転者の制動操作量に応じて適正に制御することができなくなる。そのため制動力の制御中に何れかの車輪の圧力センサに異常が生じたときには、当該車輪の制動圧の制御を一旦停止し、しかる後異常時の代替制御へ移行することが考えられる。
しかし制動力の制御中に何れかの車輪の圧力センサに異常が生じると当該車輪の制動圧の制御が停止される場合には、当該車輪の制動力が急激になくなるので、車輌全体の制動力が急激に低下することに起因して車輌の減速度が低下し車輌の制動距離が長くなるという問題がある。
本発明は、運転者の制動操作量に基づき各車輪の目標制動圧を演算し、各車輪の制動圧が目標制動圧になるよう各車輪の制動圧を制御する従来の制動力制御装置に於いて、制動力の制御中に車輪の制動圧を検出する圧力センサに異常が生じた場合に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、車輪の制動圧を検出する圧力センサに異常が生じた車輪の制動力をできるだけ有効に利用することにより、圧力センサに異常が生じた場合に運転者の制動操作量に応じて当該車輪の制動力を適正に制御することができなくなる虞れを低減しつつ、車輌の減速度の低下及びこれに起因する車輌の制動距離の延長を効果的に抑制することである。
上述の主要な課題は、本発明によれば、請求項1の構成、即ち運転者の制動操作量に基づき各車輪の目標ホイールシリンダ圧力を演算し、圧力センサにより検出される各車輪のホイールシリンダ圧力が対応する目標ホイールシリンダ圧力になるよう各車輪に対応して設けられた増減圧制御弁を制御することにより車輪の制動力を制御する車輌の制動力制御装置に於いて、前記圧力センサに異常が生じたか否かを判定し、車輪の制動力の制御中に何れかの車輪の前記圧力センサに異常が生じたと判定したときには、前記圧力センサに異常が生じたと判定した時点より所定の時間が経過する、及び前記圧力センサに異常が生じたと判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力と当該車輪の目標ホイールシリンダ圧力との偏差が基準値以上になる、の少なくとも一方を終了条件として、前記終了条件が成立するまで当該車輪の前記増減圧制御弁を閉弁状態に維持することを特徴とする車輌の制動力制御装置によって達成される。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前記所定の時間は前記圧力センサに異常が生じたと判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力若しくは目標ホイールシリンダ圧力が高いほど長くなるよう、前記圧力センサに異常が生じたと判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力若しくは目標ホイールシリンダ圧力に応じて可変設定されるよう構成される(請求項2の構成)。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1又は2の構成に於いて、当該車輪及び左右反対側の車輪の前記増減圧制御弁を閉弁状態に維持するよう構成される(請求項の構成)。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1乃至3の何れか一つの構成に於いて、前記終了条件が成立すると、少なくとも当該車輪について圧力センサに異常が生じているときの代替制御を行うよう構成される(請求項4の構成)。
上記請求項1の構成によれば、車輪の制動力の制御中に何れかの車輪の圧力センサに異常が生じたと判定したときには当該車輪の増減圧制御弁が閉弁状態に維持されるので、当該車輪の制動力を維持することができ、これにより車輪の制動力の制御中に圧力センサに異常が生じたと判定されると当該車輪の制動力の制御が停止される場合に比して、車輌の減速度の低下及びこれに起因する車輌の制動距離の延長を確実に抑制することができる。
特に上記請求項の構成に於いて、圧力センサに異常が生じたと判定した時点より所定の時間が経過することが終了条件である場合には、車輌の減速度の低下及びこれに起因する車輌の制動距離の延長を効果的に抑制しつつ、当該車輪の制動力が過剰に長く維持されることを確実に防止することができる。
また上記請求項の構成に於いて、圧力センサが異常であると判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力と当該車輪の目標ホイールシリンダ圧力との偏差が基準値以上になることが終了条件である場合には、当該車輪の目標制動力に近い制動力を確実に維持することができると共に、当該車輪について目標制動力よりも過剰に高い制動力が不必要に維持されることを確実に防止することができる。
また上記請求項1の構成に於いて、圧力センサが異常であると判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力と当該車輪の目標ホイールシリンダ圧力との偏差が基準値以上になり且つ圧力センサに異常が生じたと判定した時点より所定の時間が経過することが終了条件である場合には、当該車輪の制動力が過剰に長く維持されたり早期に維持が解除されたりする虞れを低減することができ、これにより車輌の運転者が不必要な制動力により引きずり感を感じたり、制動力の不足感を感じたりする虞れを低減することができる。
また上記請求項2の構成によれば、所定の時間は圧力センサに異常が生じたと判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力若しくは目標ホイールシリンダ圧力が高いほど長くなるよう、圧力センサに異常が生じたと判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力若しくは目標ホイールシリンダ圧力に応じて可変設定されるので、運転者の制動要求が高いほど圧力センサに異常が生じていると判定された車輪の制動力を長く維持することができ、従って所定の時間が一定である場合に比して運転者の制動要求に応じて制動力の維持時間を適正に制御することができる。
また上記請求項の構成によれば、当該車輪及び当該車輪とは左右反対側の車輪の増減圧制御弁が閉弁状態に維持されるので、左右の車輪の制動力を同一に制御することができ、これにより当該車輪について制動力が維持されることに起因して車輌に不必要なヨーモーメントが作用することを確実に防止することができる。
また上記請求項4の構成によれば、終了条件が成立すると、少なくとも当該車輪について圧力センサに異常が生じているときの代替制御を行うので、当該車輪の制動力が過剰に長く維持されることを防止することができると共に、当該車輪の制動力をできるだけ運転者の制動要求に応じて制御することができる。
[課題解決手段の好ましい態様]
本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至4の何れか一つの構成に於いて、車輪の制動力の制御中に圧力センサに異常が生じたか否かを判定するよう構成される(好ましい態様1)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1乃至4の何れか一つの構成に於いて、増減圧制御弁はホイールシリンダ圧力を増圧又は保持するための増圧制御弁と、ホイールシリンダ圧力を減圧するための減圧制御弁とよりなるよう構成される(好ましい態様2)。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を好ましい実施例について詳細に説明する。
図1は本発明による車輌の制動力制御装置の実施例の油圧回路を示す概略構成図及び制御系を示すブロック図である。尚図1に於いては、簡略化の目的で各弁のソレノイドの図示は省略されている。
図1に於いて、10は電気的に制御される油圧式のブレーキ装置を示しており、ブレーキ装置10は運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作に応答してブレーキオイルを圧送するマスタシリンダ14を有している。ブレーキペダル12とマスタシリンダ14との間にはドライストロークシミュレータ16が設けられている。
マスタシリンダ14は第一のマスタシリンダ室14Aと第二のマスタシリンダ室14Bとを有し、これらのマスタシリンダ室にはそれぞれ左前輪用のブレーキ油圧供給導管18及び右前輪用のブレーキ油圧制御導管20の一端が接続されている。ブレーキ油圧制御導管18及び20の他端にはそれぞれ左前輪及び右前輪の制動力を制御するホイールシリンダ22FL及び22FRが接続されている。
ブレーキ油圧供給導管18及び20の途中にはそれぞれ常開型の電磁開閉弁(マスタカット弁)24L及び24Rが設けられ、電磁開閉弁24L及び24Rはそれぞれ第一のマスタシリンダ室14A及び第二のマスタシリンダ室14Bと対応するホイールシリンダ22FL及び22FRとの連通を制御する遮断弁として機能する。またマスタシリンダ14と電磁開閉弁24FLとの間のブレーキ油圧供給導管18には常閉型の電磁開閉弁(常閉弁)26を介してウェットストロークシミュレータ28が接続されている。
マスタシリンダ14にはリザーバ30が接続されており、リザーバ30には油圧供給導管32の一端が接続されている。油圧供給導管32の途中には電動機34により駆動されるオイルポンプ36が設けられており、オイルポンプ36の吐出側の油圧供給導管32には高圧の油圧を蓄圧するアキュムレータ38が接続されている。リザーバ30とオイルポンプ36との間の油圧供給導管32には油圧排出導管40の一端が接続されている。リザーバ30、オイルポンプ36、アキュムレータ38等は後述の如くホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RR内の圧力を増圧するための高圧の圧力源として機能する。
尚図1には示されていないが、オイルポンプ36の吸入側の油圧供給導管32と吐出側の油圧供給導管32とを連通接続する導管が設けられ、該導管の途中にはアキュムレータ38内の圧力が基準値を越えた場合に開弁し吐出側の油圧供給導管32より吸入側の油圧供給導管32へオイルを戻すリリーフ弁が設けられている。
オイルポンプ36の吐出側の油圧供給導管32は、油圧制御導管42により電磁開閉弁24Lとホイールシリンダ22FLとの間のブレーキ油圧供給導管18に接続され、油圧制御導管44により電磁開閉弁24Rとホイールシリンダ22FRとの間のブレーキ油圧供給導管20に接続され、油圧制御導管46により左後輪用のホイールシリンダ22RLに接続され、油圧制御導管48により右後輪用のホイールシリンダ22RRに接続されている。
油圧制御導管42、44、46、48の途中にはそれぞれ常閉型の電磁式のリニア弁50FL、50FR、50RL、50RRが設けられている。リニア弁50FL、50FR、50RL、50RRに対しホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RRの側の油圧制御導管42、44、46、48はそれぞれ油圧制御導管52、54、56、58により油圧排出導管40に接続されており、油圧制御導管52、54の途中にはそれぞれ常閉型の電磁式のリニア弁60FL、60FRが設けられ、また油圧制御導管56、58の途中にはそれぞれ常閉型の電磁式のリニア弁よりも低廉な常開型の電磁式のリニア弁60RL、60RRが設けられている。
リニア弁50FL、50FR、50RL、50RRはそれぞれホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RRに対する増圧弁(保持弁)として機能し、リニア弁60FL、60FR、60RL、60RRはそれぞれホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RRに対する減圧弁として機能し、従ってこれらのリニア弁は互いに共働してアキュムレータ38内より各ホイールシリンダに対する高圧のオイルの給排を制御する増減圧制御弁を構成している。
尚各電磁開閉弁、各リニア弁及び電動機34に駆動電流が供給されない非制御時には電磁開閉弁24L及び24Rは開弁状態に維持され、電磁開閉弁26、リニア弁50FL〜50RR、リニア弁60FL及び60FRは閉弁状態に維持され、リニア弁60RL及び60RRは開弁状態に維持される(非制御モード)。またリニア弁50FL〜50RR、リニア弁60FL〜60RRの何れかが失陥し、対応するホイールシリンダ内の圧力を正常に制御できなくなった場合にも各電磁開閉弁等は非制御モードに設定され、これにより左右前輪のホイールシリンダ内の圧力は直接マスタシリンダ14により制御される。
図1に示されている如く、第一のマスタシリンダ室14Aと電磁開閉弁24Lとの間のブレーキ油圧制御導管18には該制御導管内の圧力を第一のマスタシリンダ圧力Pm1として検出する第一の圧力センサ66が設けられている。同様に第二のマスタシリンダ室14Bと電磁開閉弁24Rとの間のブレーキ油圧制御導管20には該制御導管内の圧力を第二のマスタシリンダ圧力Pm2として検出する第二の圧力センサ68が設けられている。ブレーキペダル12には運転者によるブレーキペダルの踏み込みストロークStを検出するストロークセンサ70が設けられ、オイルポンプ34の吐出側の油圧供給導管32には該導管内の圧力をアキュムレータ圧力Paとして検出する圧力センサ72が設けられている。
それぞれ電磁開閉弁24L及び24Rとホイールシリンダ22FL及び22FRとの間のブレーキ油圧供給導管18及び20には、対応する導管内の圧力をホイールシリンダ22FL及び22FR内の圧力Pfl、Pfrとして検出する圧力センサ74FL及び74FRが設けられている。またそれぞれ電磁開閉弁50RL及び50RRとホイールシリンダ22RL及び22RRとの間の油圧制御導管46及び48には、対応する導管内の圧力をホイールシリンダ22RL及び22RR内の圧力Prl、Prrとして検出する圧力センサ74RL及び74RRが設けられている。
電磁開閉弁24L及び24R、電磁開閉弁26、電動機34、リニア弁50FL〜50RR、リニア弁60FL〜60RRは電子制御装置78により制御される。電子制御装置78はマイクロコンピュータ80と駆動回路82とよりなっている。尚マイクロコンピュータ80は図1には詳細に示されていないが例えばCPUとROMとRAMと入出力ポート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続された一般的な構成のものであってよい。
マイクロコンピュータ80には、圧力センサ66及び68よりそれぞれ第一のマスタシリンダ圧力Pm1及び第二のマスタシリンダ圧力Pm2を示す信号、ストロークセンサ70よりブレーキペダル12の踏み込みストロークStを示す信号、圧力センサ72よりアキュムレータ圧力Paを示す信号、圧力センサ74FL〜74RRよりそれぞれホイールシリンダ22FL〜22RR内の圧力Pi(i=fl、fr、rl、rr)を示す信号が入力される。
マイクロコンピュータ80は、後述の如く図2に示されたフローチャートによる制動力制御ルーチンを記憶しており、ブレーキペダル12が踏み込まれると電磁開閉弁26を開弁すると共に、電磁開閉弁24L及び24Rを閉弁し、その状態にて圧力センサ66、68により検出されたマスタシリンダ圧力Pm1、Pm2及びストロークセンサ70より検出された踏み込みストロークStに基づき各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Pti(i=fl、fr、rl、rr)をマスタシリンダ圧力Pm1、Pm2よりも高い値に演算し、各車輪の制動圧Piが目標ホイールシリンダ圧力Ptiになるよう各リニア弁50FL〜50RR及び60FL〜60RRを制御する。
以上の説明より解る如く、マイクロコンピュータ80は運転者の制動操作量に基づき各車輪の目標ホイールシリンダ圧力を演算し、電磁開閉弁24L及び24R、電磁開閉弁26、電動機34、リニア弁50FL〜50RR、リニア弁60FL〜60RR、電子制御装置78、圧力センサ66等の各センサと共働して高圧の圧力源の圧力を使用して電磁開閉弁24L及び24Rを閉弁させた状態で各車輪のホイールシリンダ圧力が対応する目標ホイールシリンダ圧力になるよう制御する制御手段を構成している。
図示の実施例に於いては、マイクロコンピュータ80は車輪の制動力が制御されている状況に於いて、各車輪のホイールシリンダ圧力Piを検出する圧力センサ74FL〜74RRの何れかに異常が生じているか否かを判定し、何れかの圧力センサに異常が生じていると判定したときには、圧力センサに異常が生じる直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力Piと現在の目標ホイールシリンダ圧力Ptiとの偏差ΔPoiが基準値以上になり且つ圧力センサに異常が生じていると判定した時点より所定の時間が経過するまで、当該車輪の増圧弁としてのリニア弁50FL〜50RR及び減圧弁としてのリニア弁60FL〜60RRを閉弁状態に維持し、これにより当該車輪の制動力を圧力センサに異常が生じていると判定した時点の制動力に維持する。
次に図2に示されたフローチャートを参照して実施例に於ける制動力制御について説明する。尚図2に示されたフローチャートによる制御はマイクロコンピュータ80が起動されることにより開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。またフラグFai(i=fl、fr、rl、rr)はそれぞれ左前輪、右前輪、左後輪、右後輪のホイールシリンダ圧力Piを検出する圧力センサ74FL〜74RRに異常が生じているか否かに関するものであり、1は圧力センサに異常が生じていることを示している。
まずステップ10に於いてはフラグFaiが0であるか否かの判別が行われ、何れかのフラグFaiが1である旨の判別、即ち圧力センサ74FL〜74RRの何れかに異常が生じていると判別されたときにはステップ20に於いて当技術分野に於いて公知の異常時の制御、例えば圧力センサが異常な車輪について当該車輪とは左右反対側の車輪と同一の制御が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ30へ進む。
ステップ30に於いては運転者による制動要求があるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ40へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ50へ進む。尚運転者による制動要求があるか否かの判別は、例えば圧力センサ66、68により検出されたマスタシリンダ圧力Pm1及びPm2の平均値Pmaが開始基準値Pms(正の定数)以上であるか又はストロークセンサ70により検出された踏み込みストロークStが開始基準値Sts(正の定数)以上であるか否かの判別により行われてよい。
ステップ40に於いては電磁開閉弁26が閉弁されると共に、電磁開閉弁24L及び24Rが開弁され、これによりマスタシリンダ14とウェットストロークシミュレータ28との連通が遮断されると共に、マスタシリンダ14と各車輪のホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RRとが連通接続される。ステップ50に於いては電磁開閉弁26が開弁され又は開弁状態が維持されると共に、電磁開閉弁24L及び24Rが閉弁され又は閉弁状態が維持され、これによりマスタシリンダ14とウェットストロークシミュレータ28とが連通接続されると共に、マスタシリンダ14と各車輪のホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RRとの連通が遮断される。
ステップ60に於いては圧力センサ66により検出されたマスタシリンダ圧力Pm1を示す信号等の読み込みが行われ、マスタシリンダ圧力Pm1及びPm2の平均値Pmaに基づき図3に示されたグラフに対応するマップよりマスタシリンダ圧力に基づく目標減速度Gptが演算される。
ステップ70に於いてはストロークセンサ70により検出された踏み込みストロークStに基づき図4に示されたグラフに対応するマップより踏み込みストロークに基づく目標減速度Gstが演算される。
ステップ80に於いては前回の最終目標減速度Gtfに基づき図5に示されたグラフに対応するマップより目標減速度Gptに対する重みα(0≦α≦1)が演算されると共に、下記の式1に従って目標減速度Gpt及び目標減速度Gstの重み付け和として最終目標減速度Gtが演算される。尚図示の実施例に於いては、重みαは前回の最終目標減速度Gtfに基づき演算されるようになっているが、目標減速度Gpt又はGstに基づき演算されるよう修正されてもよい。
Gt=α・Gpt+(1−α)Gst ……(1)
ステップ90に於いては最終目標減速度Gtに対する各車輪の目標ホイールシリンダ圧力の係数(各車輪のブレーキ効き係数を考慮した正の係数)をKi(i=fl、fr、rl、rr)として、下記の式2に従って各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Pti(i=fl、fr、rl、rr)が演算される。
Pti=Ki・Gt ……(2)
ステップ100〜150は例えば左前輪、右前輪、左後輪、右後輪の順に各車輪について実行され、ステップ100に於いては当該車輪の圧力センサ74FL〜74RRが正常であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ120へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ110に於いて当該車輪のホイールシリンダ圧力Piが目標ホイールシリンダ圧力Ptiになるよう油圧フィードバックにより制御されると共に、当該車輪のフラグFaiが0にリセットされる。
ステップ120に於いては圧力センサ74FL〜74RRに異常が生じる直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力PiをPoiとして、当該車輪のホイールシリンダ圧力Poiと現在の目標ホイールシリンダ圧力Ptiとの偏差ΔPoiが基準値ΔPo(正の定数)以上であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ140へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ130へ進む。
ステップ130に於いては当該車輪の圧力センサ74FL〜74RRに異常が生じた時点よりの経過時間Taiが基準値Tao(正の定数)以上であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ140へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ150へ進む。
ステップ140に於いては当該車輪のリニア弁50FL〜50RR及び60FL〜60RRが閉弁され又は閉弁状態に維持されると共に、フラグFaiが0にリセットされる。ステップ150に於いては当該車輪のリニア弁50FL〜50RR及び60FL〜60RRへの通電が停止されることにより制動力の制御が終了されると共に、フラグFaiが1にセットされる。
かくして図示の実施例によれば、全ての車輪の圧力センサ74FL〜74RRが正常である状況に於いて、運転者により制動操作が行われると、ステップ10及び20に於いて肯定判別が行われ、ステップ60〜90に於いて運転者の制動操作量に応じた各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが演算され、ステップ100に於いて肯定判別が行われ、ステップ110に於いて各車輪のホイールシリンダ圧力Piがマスタシリンダ圧力Pm1、Pm2よりも高い目標制動圧Ptiになるよう、電磁開閉弁24L及び24Rが閉弁された状態でブレーキバイワイヤ式に制御される。
これに対し制動力の制御中に何れかの圧力センサ74FL〜74RRに異常が生じると、ステップ100に於いて否定判別が行われ、ステップ120及び130に於いて肯定判別が行われるまで、即ち圧力センサに異常が生じる直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力Poiと現在の目標ホイールシリンダ圧力Ptiとの偏差ΔPoiが基準値ΔPo以上になり且つ圧力センサに異常が生じていると判定した時点より所定の時間Taoが経過するまで、当該車輪の増圧弁としてのリニア弁50FL〜50RR及び減圧弁としてのリニア弁60FL〜60RRが閉弁状態に維持され、これにより当該車輪の制動力を圧力センサに異常が生じていると判定した時点の制動力に維持される。
従って圧力センサに異常が生じていると判定したときには即座に当該車輪の制動力の制御が停止される場合に比して、車輌全体の制動力の低下を抑制することができ、これにより車輌の減速度の低下及びこれに起因する車輌の制動距離の延長を確実に抑制することができる。
特に図示の実施例によれば、圧力センサに異常が生じていると判定する直前のホイールシリンダ圧力Poiと現在の目標ホイールシリンダ圧力Ptiとの偏差ΔPoiが基準値ΔPo以上になり且つ圧力センサに異常が生じていると判定した時点より所定の時間Taoが経過するまで、当該車輪の制動力が圧力センサに異常が生じていると判定した時点の制動力に維持されるので、当該車輪の制動力が過剰に長く維持されたり早期に維持が解除されたりする虞れを低減することができ、これにより車輌の運転者が不必要な制動力により引きずり感を感じたり、制動力の不足感を感じたりする虞れを低減することができる。
以上に於いては本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば上述の実施例に於いては、ステップ120に於いて圧力センサに異常が生じていると判定する直前のホイールシリンダ圧力Poiと現在の目標ホイールシリンダ圧力Ptiとの偏差ΔPoiが基準値ΔPo以上であると判定され、且つステップ130に於いて圧力センサに異常が生じていると判定した時点より所定の時間Taoが経過したと判定されるまで、当該車輪の制動力が圧力センサに異常が生じていると判定した時点の制動力に維持されるようになっているが、ステップ120及び130の何れか一方の判別が省略され、ステップ120及び130の何れか一方に於いて肯定判別が行われた場合にステップ150へ進むよう修正されてもよい。
また図6に修正例1として示されている如く、ステップ120に於いて圧力センサに異常が生じていると判定する直前のホイールシリンダ圧力Poiと現在の目標ホイールシリンダ圧力Ptiとの偏差ΔPoiが基準値ΔPo以上であると判定され、又はステップ130に於いて圧力センサに異常が生じていると判定した時点より所定の時間Taoが経過したと判定されるまで、当該車輪の制動力が圧力センサに異常が生じていると判定した時点の制動力に維持されるよう修正されてもよい。
また図7に修正例2として示されている如く、ステップ130の前に実行されるステップ125に於いて圧力センサに異常が生じていると判定する直前のホイールシリンダ圧力Poi又は目標ホイールシリンダ圧力Ptoiに基づき図8に示されたグラフに対応するマップより基準値Taoが演算され、その基準値Taoを使用してステップ130が実行されるよう修正されてもよい(このことは修正例1についても同様である)。この修正例によれば、運転者の制動要求が高いほど圧力センサに異常が生じていると判定された車輪の制動力が長く維持されるので、所定の時間が一定である場合に比して運転者の制動要求に応じて制動力の維持時間を適正に制御することができる。
また上述の実施例に於いては、ステップ120に於いて圧力センサに異常が生じていると判定する直前のホイールシリンダ圧力Poiと現在の目標ホイールシリンダ圧力Ptiとの偏差ΔPoiが基準値ΔPo以上であるか否かが判別されるようになっているが、ホイールシリンダ圧力の偏差ΔPoiが負の基準値ΔPo1以下であるか又は正の基準値ΔPo2以上であるか否かが判別されるよう修正されてもよく、その場合基準値ΔPo1及びΔPo2の絶対値は同一であってもよい。
また上述の実施例に於いては、ステップ100〜150は例えば左前輪、右前輪、左後輪、右後輪の順に各車輪について実行されるようになっているが、何れかの車輪の圧力センサ74FL〜74RRが異常であると判定されたときには、当該車輪及びそれとは左右反対側の車輪のリニア弁50FL〜50RR及びリニア弁60FL〜60RRが閉弁状態に維持され、これにより車輌に不必要なヨーモーメントが作用することが防止されるよう修正されてもよい。
また上述の実施例に於いては、各車輪の目標制動圧Ptiは運転者の制動操作量を示す値としてのマスタシリンダ圧力Pm1、Pm2の平均値Pma及びブレーキペダルの踏み込み量Stに基づいて運転者の要求減速度Gtが演算され、各車輪の目標制動圧Ptiは運転者の要求減速度Gtに基づいて演算されるようになっているが、制動力の制御自体は本発明の要旨をなすものではなく、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて実行されてよい。
また上述の実施例に於いては、各車輪のホイールシリンダ圧力Piを制御する増減圧制御弁は増圧制御弁としてのリニア弁50FL〜50RR及び減圧制御弁としてのリニア弁60FL〜60RRよりなっているが、これらの弁は増減圧及び保持の機能を備えた制御弁に置き換えられてもよい。
更にマスタシリンダ圧力は二つの圧力センサ66及び68により検出されるようになっているが、マスタシリンダ圧力は一つの圧力センサにより検出されるよう修正されてもよい。
本発明による車輌の制動力制御装置の実施例の油圧回路を示す概略構成図及び制御系を示すブロック図である。 実施例に於ける制動力制御ルーチンを示すフローチャートである。 マスタシリンダ圧力の平均値Pmaと目標減速度Gptとの間の関係を示すグラフである。 ブレーキペダルの踏み込みストロークStと目標減速度Gstとの間の関係を示すグラフである。 前回の最終目標減速度Gtfと目標減速度Gptに対する重みαとの間の関係を示すグラフである。 修正例1に於ける制動力制御ルーチンを示すフローチャートである。 修正例2に於ける制動力制御ルーチンの要部を示すフローチャートである。 修正例2に於ける圧力センサに異常が生じていると判定する直前のホイールシリンダ圧力Poi又は目標ホイールシリンダ圧力Ptoiと基準値Taoとの間の関係を示すグラフである。
符号の説明
10 ブレーキ装置
12 ブレーキペダル
14 マスタシリンダ
22FL〜22RR ホイールシリンダ
24F、24R、26 電磁開閉弁
50FL〜50RR リニア弁
60FL〜60RR リニア弁
66、68 圧力センサ
70 ストロークセンサ
72、74FL〜74RR 圧力センサ
78 電子制御装置

Claims (4)

  1. 運転者の制動操作量に基づき各車輪の目標ホイールシリンダ圧力を演算し、圧力センサにより検出される各車輪のホイールシリンダ圧力が対応する目標ホイールシリンダ圧力になるよう各車輪に対応して設けられた増減圧制御弁を制御することにより車輪の制動力を制御する車輌の制動力制御装置に於いて、前記圧力センサに異常が生じたか否かを判定し、車輪の制動力の制御中に何れかの車輪の前記圧力センサに異常が生じたと判定したときには、前記圧力センサに異常が生じたと判定した時点より所定の時間が経過する、及び前記圧力センサに異常が生じたと判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力と当該車輪の目標ホイールシリンダ圧力との偏差が基準値以上になる、の少なくとも一方を終了条件として、前記終了条件が成立するまで当該車輪の前記増減圧制御弁を閉弁状態に維持することを特徴とする車輌の制動力制御装置。
  2. 前記所定の時間は前記圧力センサに異常が生じたと判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力若しくは目標ホイールシリンダ圧力が高いほど長くなるよう、前記圧力センサに異常が生じたと判定する直前の当該車輪のホイールシリンダ圧力若しくは目標ホイールシリンダ圧力に応じて可変設定されることを特徴とする請求項1に記載の車輌の制動力制御装置。
  3. 当該車輪及び当該車輪とは左右反対側の車輪の前記増減圧制御弁を閉弁状態に維持することを特徴とする請求項1又は2に記載の車輌の制動力制御装置。
  4. 前記終了条件が成立すると、少なくとも当該車輪について圧力センサに異常が生じているときの代替制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の車輌の制動力制御装置。
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