JP3899669B2 - 車輌の制動力制御装置の異常判定装置 - Google Patents

車輌の制動力制御装置の異常判定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌の制動力制御装置に係り、更に詳細には車輌の制動力制御装置の異常判定装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車輌の制動力制御装置に於ける異常を判定するセンサの異常判定装置の一つとして、例えば特開平5−184007号公報に記載されている如く、ブレーキランプスイッチがオフであるにも拘らずペダル踏力センサの出力が所定値以上であるときには、ペダル踏力センサが異常であると判定するよう構成された異常判定装置が従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公開公報に記載されている如く、同種の状態量を検出する複数のセンサの出力の間に論理的矛盾があるか否かを判定し、論理的矛盾があるときには何れかのセンサが異常であると判定することは従来より当技術分野に於いても公知である。
【0004】
かかる複数のセンサによる異常判定の応用として、マスタシリンダの圧力を検出する一つのマスタシリンダ圧力センサ及びブレーキペダルの踏み込みストロークを検出する二つのストロークセンサの出力に基づき異常部位を特定する異常判定装置が考えられるが、この異常判定装置によっても制動力制御装置の異常部位を特定することができない場合があることがわかった。
【0005】
例えば制動力制御装置がマスタシリンダと、加圧液体供給源と、各輪のホイールシリンダに対する加圧液体の給排を制御する制御弁と、マスタシリンダと各輪のホイールシリンダとの連通を制御する開閉弁と、通常時には開閉弁を閉弁状態に維持すると共に、各輪のホイールシリンダの圧力が目標制動圧になるよう制御弁を制御する制御手段とを有する制動力制御装置である場合には、マスタシリンダ圧力センサが異常である場合及びホイールシリンダより開閉弁を経てマスタシリンダへ高圧の液体が漏洩することに起因してブレーキペダルのストロークが異常である場合の何れの場合にも、二つのストロークセンサの検出値の差が所定値以内であり且つ二つのストロークセンサの検出値がマスタシリンダ圧力センサの検出値に基づく基準値よりも小さくなることがあるため、かかる状況に於いてはマスタシリンダ圧力センサが異常であるのかブレーキペダルのストロークが異常であるのかを判別することができない。
【0006】
本発明は、一つのマスタシリンダ圧力センサ及び二つのストロークセンサの検出値に基づき制動力制御装置の異常を判定するよう構成された従来の異常判定装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、マスタシリンダとホイールシリンダとが連通接続されるとマスタシリンダ圧力とホイールシリンダ圧力とが互いに等しくなることを利用し、従来の異常判定装置によっては特定できなかった異常部位を特定することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の主要な課題は、本発明によれば、請求項1の構成、即ちマスタシリンダと、加圧液体供給源と、各輪のホイールシリンダに対する加圧液体の給排を制御する制御弁と、前記マスタシリンダと各輪のホイールシリンダとの連通を制御する開閉弁と、前記制御弁及び前記開閉弁を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は通常時には前記開閉弁を閉弁状態に維持すると共に、各輪のホイールシリンダの圧力が目標制動圧になるよう前記制御弁を制御する制動力制御装置の異常判定及び異常箇所の特定を行う異常判定装置にして、マスタシリンダの圧力を検出する一つのマスタシリンダ圧力センサと、ブレーキペダルの踏み込みストロークを検出する二つのストロークセンサと、ホイールシリンダの圧力を検出するホイールシリンダ圧力センサと、異常判定手段とを有し、前記異常判定手段は前記二つのストロークセンサの検出値の差が所定値以内であり且つ前記二つのストロークセンサの検出値がマスタシリンダ圧力センサの検出値に基づく基準値よりも小さいときには前記開閉弁を開弁し、前記マスタシリンダ圧力センサの検出値と前記ホイールシリンダ圧力センサの検出値とを比較することにより、前記マスタシリンダ圧力センサの異常及び前記ホイールシリンダより前記開閉弁を経て前記マスタシリンダへ高圧の液体が漏洩することに起因する前記ブレーキペダルのストローク異常の何れであるかを特定することを特徴とする異常判定装置によって達成される。
【0008】
上記請求項1の構成によれば、二つのストロークセンサの検出値の差が所定値以内であり且つ二つのストロークセンサの検出値がマスタシリンダ圧力センサの検出値に基づく基準値よりも小さいときには、マスタシリンダとホイールシリンダとが連通接続され、マスタシリンダ圧力センサの検出値とホイールシリンダ圧力センサの検出値とが比較されることにより、マスタシリンダ圧力センサの異常及びホイールシリンダより開閉弁を経てマスタシリンダへ高圧の液体が漏洩することに起因するブレーキペダルのストローク異常の何れであるかが特定されるので、確実に異常の内容が特定される。
【0009】
【課題解決手段の好ましい態様】
本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、異常判定手段はマスタシリンダ圧力とホイールシリンダ圧力とを実質的に等しくするに足る短時間のみ開閉弁を開弁するよう構成される(好ましい態様1)。
【0010】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様1の構成に於いて、左右両輪の開閉弁を同時に開弁するよう構成される(好ましい態様2)。
【0011】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、制御手段はマスタシリンダ圧力センサの検出値若しくは二つのストロークセンサの検出値に基づき目標減速度を演算し、目標減速度に基づき各輪の目標制動圧を演算するよう構成される(好ましい態様3)。
【0012】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様3の構成に於いて、異常判定手段はマスタシリンダ圧力センサの検出値若しくは二つのストロークセンサの検出値に基づきストロークセンサが異常であるか否かを判定するよう構成される(好ましい態様4)。
【0013】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様4の構成に於いて、制御手段はマスタシリンダ圧力センサ及び二つのストロークセンサが正常であるときにはマスタシリンダ圧力センサの検出値及び二つ又は一方のストロークセンサの検出値に基づき目標減速度を演算し、マスタシリンダ圧力センサが異常であるときには二つ又は一方のストロークセンサの検出値に基づき目標減速度を演算し、一方のストロークセンサが異常であるときにはマスタシリンダ圧力センサの検出値及び他方のストロークセンサの検出値に基づき目標減速度を演算するよう構成される(好ましい態様5)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を好ましい実施形態について詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明による異常判定装置が組み込まれた制動力制御装置の一つの実施形態の油圧回路及び電子制御装置を示す概略構成図である。
【0016】
図1に於て、10は油圧式の制動装置を示しており、制動装置10は運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作に応答してブレーキオイルを圧送するマスタシリンダ14を有している。マスタシリンダ14には左前輪用のブレーキ油圧制御導管16及び右前輪用のブレーキ油圧制御導管18の一端が接続され、これらのブレーキ油圧制御導管の他端にはそれぞれ左前輪及び右前輪の制動力を制御するホイールシリンダ20FL及び20FRが接続されている。またブレーキ油圧制御導管16及び18の途中にはそれぞれ常開型の電磁開閉弁22FL及び22FRが設けられている。
【0017】
マスタシリンダ14にはストロークシミュレータ24及びリザーバ26が接続されており、リザーバ26には油圧供給導管28及び油圧排出導管30の一端が接続されている。油圧供給導管28の途中には電動機32により駆動されるオイルポンプ34が設けられており、油圧供給導管28の他端は左前輪用の油圧供給導管36FL及びブレーキ油圧制御導管16の一部を介して左前輪のホイールシリンダ20FLに接続され、右前輪用の油圧供給導管36FR及びブレーキ油圧制御導管18の一部を介して右前輪のホイールシリンダ20FRに接続され、左後輪用の油圧供給導管36RLを介して左後輪のホイールシリンダ20RLに接続され、左後輪用の油圧供給導管36RLの一部及び右後輪用の油圧供給導管36RRを介して右後輪のホイールシリンダ20RRに接続されている。
【0018】
同様に油圧排出導管30の他端は左前輪用の油圧排出導管38FL、左前輪用の油圧供給導管36FLの一部及びブレーキ油圧制御導管16の一部を介して左前輪のホイールシリンダ20FLに接続され、右前輪用の油圧排出導管38FR、右前輪用の油圧供給導管36FR及びブレーキ油圧制御導管18の一部を介して右前輪のホイールシリンダ20FRに接続され、左前輪用の油圧排出導管38FLの一部、左後輪用の油圧排出導管38RL及び左後輪用の油圧供給導管36RLの一部を介して左後輪のホイールシリンダ20RLに接続され、左後輪用の油圧排出導管38RLの一部及び右後輪用の油圧排出導管38RR及び右後輪用の油圧供給導管36RRの一部を介して右後輪のホイールシリンダ20RRに接続されている。
【0019】
油圧供給導管36FL、36RL、36RL、36RRの途中にはそれぞれ常閉型の電磁流量制御弁40FL、40FR、40RL、40RRが設けられており、油圧排出導管38FL、38RL、38RL、38RRの途中にはそれぞれ常閉型の電磁流量制御弁42FL、42FR、42RL、42RRが設けられている。ブレーキ油圧制御導管16及び18にはそれぞれ対応する制御導管内の圧力をホイールシリンダ20FL及び20FR内の圧力Pfl、Pfrとして検出する圧力センサ44FL及び44FRが設けられており、油圧供給導管36RL及び36RRにはそれぞれ対応する導管内の圧力をホイールシリンダ20RL及び20RR内の圧力Prl、Prrとして検出する圧力センサ44RL及び44RRが設けられている。
【0020】
更にブレーキペダル12にはその踏み込みストロークSp1、Sp2を検出するストロークセンサ46A及び46Bが設けられ、マスタシリンダ14と右前輪用の電磁開閉弁22FRとの間のブレーキ油圧制御導管18には該制御導管内の圧力をマスタシリンダ圧力Pm として検出する圧力センサ48が設けられている。またオイルポンプ34の吐出側の油圧供給導管28には該制御導管内の圧力をポンプ供給圧力Pp として検出する圧力センサ50が設けられている。
【0021】
電磁開閉弁22FL、22FR、電動機32及び電磁流量制御弁42FL、42FR、42RL、42RRは後に詳細に説明する如く電子制御装置52により制御される。電子制御装置52はマイクロコンピュータ54と駆動回路56とよりなっており、マイクロコンピュータ54は図1には詳細に示されていないが例えば中央処理ユニット(CPU)と、リードオンリメモリ(ROM)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、入出力ポート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続された一般的な構成のものであってよい。
【0022】
マイクロコンピュータ54の入出力ポート装置には、圧力センサ44FL〜44RRよりそれぞれホイールシリンダ20FL〜20RR内の圧力Pi (i=fl、fr、rl、rr)を示す信号、ストロークセンサ46A及び46Bよりブレーキペダル12の踏み込みストロークSp1、Sp2を示す信号、圧力センサ48よりマスタシリンダ圧力Pm を示す信号、圧力センサ50よりポンプ供給圧力Pp を示す信号が入力されるようになっている。
【0023】
またマイクロコンピュータ54のROMは後述の異常判定及び制動力制御フローを記憶しており、CPUはホイールシリンダ20FL〜20RR内の圧力Pi 、ブレーキペダル12の踏み込みストロークSp1、Sp2及びマスタシリンダ圧力Pm に基づき後述の如く異常判定を行い、異常があるときにはその異常を示す警報を警報装置58に表示する。
【0024】
またマイクロコンピュータ54のCPUは、踏み込みストロークSp1、Sp2若しくはマスタシリンダ圧力Pm に基づき車輌の目標減速度Gt を演算し、目標減速度Gt に基づき各輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiを演算し、各輪のホイールシリンダ圧力が目標ホイールシリンダ圧力Ptiになるようホイールシリンダ圧をフィードバック制御する。尚制動力の制御自体は本発明の要旨をなすものではなく、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて行われてよい。
【0025】
次に図2に示されたフローチャートを参照して図示の実施形態による異常判定装置の作動について説明する。尚図2に示されたフローチャートによる制御は図には示されていないイグニッションスイッチがオンに切り換えられることにより開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。またイグニッションスイッチがオンに切り換えられると、ステップ10に先立ち電磁開閉弁22FL、22FRが閉弁されることによりマスタシリンダ14とホイールシリンダ20FL、20FRとの連通が遮断される。
【0026】
まずステップ10に於いてはストロークセンサ46により検出されたブレーキペダル12の踏み込みストロークSp1、Sp2を示す信号等の読み込みが行われ、ステップ20に於いてはストロークセンサ46A又は46Bが異常であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ60へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ30へ進む。
【0027】
尚ストロークセンサ46A又は46Bが異常であるか否かの判別は本発明の要旨をなすものではなく、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて行われてよく、例えば踏み込みストロークSp1及びSp2の一方が図6に示されたグラフに対応するマップのIIゾーンにあり、踏み込みストロークSp1及びSp2の他方が図6に示されたグラフに対応するマップのIゾーン又はIII ゾーンにあり、踏み込みストロークSp1及びSp2が図7に示されたグラフに対応するマップのIゾーン又はIII ゾーンにあるか否かの判別により行われてよい。また図6及び図7に於いて、破線は標準値を示している。
【0028】
ステップ30に於いては踏み込みストロークが図6に示されたグラフに対応するマップのIゾーン又はIII ゾーンにあるストロークセンサ46A又は46Bが異常である旨の判定が行われると共に、該ストロークセンサが異常であることを示す警報が警報装置58に表示され、ステップ40に於いては車輌の目標減速度Gt を演算するための踏み込みストロークSp が正常なストロークセンサ46A又は46Bにより検出された踏み込みストロークSp1又はSp2に設定され、ステップ50に於いては図3に示されたルーチンに従ってマスタシリンダ圧力Pm 及び踏み込みストロークSp に基づき車輌の最終目標減速度Gt が演算される。
【0029】
ステップ60に於いてはマスタシリンダ14が昇圧異常であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ90へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ70に於いてマスタシリンダ14が昇圧異常である旨の判定が行われると共に、マスタシリンダが昇圧異常であることを示す警報が警報装置58に表示され、ステップ80に於いて車輌の目標減速度Gt を演算するための踏み込みストロークSp が踏み込みストロークSp1及びSp2の平均値に設定され、しかる後ステップ190へ進む。
【0030】
ステップ90に於いてはマスタシリンダ圧力Pm 及び踏み込みストロークSp1が図6に示されたグラフに対応するマップのIII ゾーンにあり、且つマスタシリンダ圧力Pm 及び踏み込みストロークSp2が図6に示されたグラフに対応するマップのIII ゾーンにあり、且つ踏み込みストロークSp1及びSp2が図7に示されたグラフに対応するマップのIIゾーンにあるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ110へ進み、否定判別が行われたときにはステップ100に於いて車輌の目標減速度Gt を演算するための踏み込みストロークSp が踏み込みストロークSp1及びSp2の平均値に設定され、しかる後ステップ50へ進む。
【0031】
ステップ110に於いては電磁開閉弁22FRが開弁されることによりマスタシリンダ14とホイールシリンダ20FRとが連通接続され、ステップ120に於いてはマスタシリンダ圧力Pmとホイールシリンダ圧力Pfrとが実質的に等しくなるに足る時間(例えば0.5秒程度)経過後に右前輪のホイールシリンダ20FR内の圧力Pfr及びマスタシリンダ圧力Pmを示す信号の読み込みが行われると共に、圧力Pfrがマスタシリンダ圧力Pm と実質的に同一であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ160へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ130へ進む。
【0032】
ステップ130に於いてはブレーキペダル12のストロークが異常である旨の判定が行われると共に、ブレーキペダル12のストロークが異常であることを示す警報が警報装置58に表示され、ステップ140に於いては電磁開閉弁22FRが閉弁され、ステップ150に於いては図4に示されたルーチンに従ってマスタシリンダ圧力Pm に基づき車輌の最終目標減速度Gt が演算される。
【0033】
ステップ160に於いてはマスタシリンダ圧力Pm を検出する圧力センサ48が異常である旨の判定が行われると共に、圧力センサ48が異常であることを示す警報が警報装置58に表示され、ステップ170に於いては電磁開閉弁22FRが閉弁され、ステップ180に於いては車輌の目標減速度Gt を演算するための踏み込みストロークSp が踏み込みストロークSp1及びSp2の平均値に設定され、ステップ190に於いては図5に示されたルーチンに従って踏み込みストロークSp に基づき車輌の最終目標減速度Gt が演算される。
【0034】
ステップ200に於いては最終目標減速度Gt に対する各輪の目標ホイールシリンダ圧力の係数(正の定数)をKi (i=fl、fr、rl、rr)として、下記の式1に従って各輪の目標ホイールシリンダ圧力Pti(i=fl、fr、rl、rr)が演算される。
Pti=Ki Gt ……(1)
【0035】
ステップ210に於いては各輪のホイールシリンダ圧力Pi が目標ホイールシリンダ圧力Ptiになるようフィードバック制御される。この場合、運転者によりブレーキペダル12が踏み込まれておらず、最終目標減速度Gt が0であるときには、オイルポンプ34は駆動されず、電磁流量制御弁42FL、42FR、42RL、42RRも図1の位置に維持され、従って各輪に制動力は与えられない。
【0036】
これに対し運転者によってブレーキペダル12が踏み込まれ、最終目標減速度Gt が正の値であるときには、各輪のホイールシリンダ20FL〜20RR内の圧力Pfl〜Prrが目標ホイールシリンダ圧力Ptfl 〜Ptrr になるよう、必要に応じて電動機32によりオイルポンプ34が駆動されると共に、電磁流量制御弁42FL、42FR、42RL、42RRがフィードバック制御され、これにより各輪の制動力が運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作に応じて制御される。
【0037】
図3に示された最終目標減速度Gt 演算ルーチンのステップ52に於いては、図8に示されたグラフに対応するマップより踏み込みストロークSp に基づく目標減速度Gstが演算され、またステップ54に於いては図9に示されたグラフに対応するマップよりマスタシリンダ圧力Pm に基づく目標減速度Gptが演算される。
【0038】
ステップ56に於いては前回演算された最終目標減速度Gt に基づき図10に示されたグラフに対応するマップよりマスタシリンダ圧力Pm に基づく目標減速度Gptに対する重みα(0≦α≦1)が演算され、ステップ58に於いては下記の式2に従って目標減速度Gpt及び目標減速度Gstの重み付け和として最終目標減速度Gt が演算される。
Gt =αGpt+(1−α)Gst ……(2)
【0039】
図4に示された最終目標減速度Gt 演算ルーチンのステップ152に於いては、図9に示されたグラフに対応するマップよりマスタシリンダ圧力Pm に基づく目標減速度Gptが演算され、ステップ154に於いては最終目標減速度Gt が目標減速度Gptに設定される。
【0040】
同様に、図5に示された目標減速度Gt 演算ルーチンのステップ192に於いては、図8に示されたグラフに対応するマップより踏み込みストロークSp に基づく目標減速度Gstが演算され、ステップ194に於いては最終目標減速度Gt が目標減速度Gstに設定される。
【0041】
図示の実施形態の制動装置10に於いて、マスタシリンダ圧力を検出する圧力センサ48に異常が発生すると、圧力センサ48により検出されるマスタシリンダ圧力Pm 及びストロークセンサ46A、46Bにより検出される踏み込みストロークSp1、Sp2は図6に示されたグラフに対応するマップのIゾーン又はIII ゾーンにあり、踏み込みストロークSp1及びSp2は図7に示されたグラフに対応するマップのIIゾーンにある。
【0042】
また例えば電磁開閉弁22FR若しくは22FLに異物が介在し、ホイールシリンダ20FR若しくは20FLの側より電磁開閉弁22FR若しくは22FLを経てマスタシリンダ14へ高圧のオイルが漏洩することに起因してブレーキペダル12のストロークの異常が発生すると、マスタシリンダ圧力Pm 及び踏み込みストロークSp1、Sp2は図6に示されたグラフに対応するマップのIII ゾーンにあり、踏み込みストロークSp1及びSp2は図7に示されたグラフに対応するマップのIIゾーンにある。
【0043】
従ってマスタシリンダ圧力Pm 及び踏み込みストロークSp1、Sp2が図6に示されたグラフに対応するマップのIII ゾーンにあり、踏み込みストロークSp1及びSp2が図7に示されたグラフに対応するマップのIIゾーンにあるときには、図6及び図7に示されたグラフに対応するマップのゾーンの判別によっては異常が圧力センサ48の異常であるのかブレーキペダル12のストロークの異常であるのかを判別することができない。
【0044】
図示の実施形態によれば、ステップ90に於いてマスタシリンダ圧力Pm 及び踏み込みストロークSp1が図6に示されたグラフに対応するマップのIII ゾーンにあり、且つマスタシリンダ圧力Pm 及び踏み込みストロークSp2が図6に示されたグラフに対応するマップのIII ゾーンにあり、且つ踏み込みストロークSp1及びSp2が図7に示されたグラフに対応するマップのIIゾーンにあるか否かの判別が行われる。
【0045】
そしてこのステップ90に於いて肯定判別が行われたときにはステップ110に於いてマスタシリンダ14とホイールシリンダ20FRとが連通接続されることにより、マスタシリンダ圧力Pm とホイールシリンダ圧力Pfrとが等しくされ、ステップ120に於いて右前輪のホイールシリンダ20FR内の圧力Pfrがマスタシリンダ圧力Pmと実質的に同一であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ130に於いてブレーキペダル12のストロークが異常である旨の判定が行われ、否定判別が行われたときにはステップ160に於いて圧力センサ48が異常である旨の判定が行われる。
【0046】
従って図示の実施形態によれば、ブレーキペダル12のストロークの異常及びマスタシリンダ圧力Pm を検出する圧力センサ48の異常を区別して確実に判定することができる。尚マスタシリンダ14とホイールシリンダ20FRとが連通接続される時間はごく短時間であるので、ホイールシリンダ20FR内の圧力が低下することによる制動性能や車輌の運動に与える影響は軽微である。
【0047】
特に図示の実施形態によれば、ステップ90の判別に先だってステップ20に於いてストロークセンサ46A又は46Bが異常であるか否かの判別が行われ、またステップ60に於いてマスタシリンダ14が昇圧異常であるかであるか否かの判別が行われるので、これらの判別が行われない場合に比して高精度にブレーキペダル12のストロークの異常及び圧力センサ48の異常を判定することができる。
【0048】
また図示の実施形態によれば、異常の内容に応じて正常なセンサにより検出されたマスタシリンダ圧力Pm 若しくは踏み込みストロークSp1、Sp2に基づき最終目標減速度Gt が演算されるので、各輪の制動力を運転者の制動要求に応じて正確に制御することができる。
【0049】
以上に於いては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0050】
例えば上述の実施形態に於いては、ステップ110に於いて圧力センサ48が設けられた系統である右前輪の電磁開閉弁22FRが開弁されるようになっているが、ステップ110に於いて左前輪の電磁開閉弁22FLが開弁され、ステップ120に於いてホイールシリンダ圧力Pflがマスタシリンダ圧力Pm と所定の関係にあるか否かが判別されてもよい。また車輌に不必要なヨーモーメントが作用しないよう左右両輪の電磁開閉弁22FR及び22FLが開弁されてもよく、電磁開閉弁の開弁と同時に後輪の制動圧が増大されてもよい。また電磁開閉弁の開弁に先立ち、車速や操舵角等が検出され、前輪の制動力の瞬間的な低下が車輌の運動に大きい悪影響を及ぼさない状況に於いてのみ電磁開閉弁が開弁されるよう修正されてもよい。
【0051】
また上述の実施形態に於いては、正常なセンサにより検出されたマスタシリンダ圧力Pm 若しくは踏み込みストロークSp1、Sp2に基づき最終目標減速度Gt が演算され、最終目標減速度Gt に基づき各輪の目標制動圧Ptiが演算されるようになっているが、目標制動圧の演算自体は本発明の要旨をなすものではなく、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて行われてよい。
【0052】
また上述の実施形態に於いては、目標減速度Gptに対する重みαは前回演算された最終目標減速度Gt に基づき演算されようになっているが、重みαは目標減速度Gpt又は目標減速度Gstに基づき演算されてもよい。
【0053】
また上述の実施形態に於いては、マスタシリンダ圧力Pm に基づく目標減速度Gptは図9に示された線形のマップより演算されるようになっているが、目標減速度Gptを演算するためのマップは図9に於いて破線にて示されている如く、非線形のマップより演算されてもよい。
【0054】
また上述の実施形態に於いては、ステップ200に於いて最終目標減速度Gt に基づき各輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiを演算するための係数Ki は定数であるが、これらの係数Ki は例えば車輌の走行状態や走行環境に応じて可変設定されてもよい。
【0055】
更に上述の実施形態が適用される制動装置10のマスタシリンダ14にはブースタは設けられていないが、本発明の異常判定装置はマスタシリンダにブースタが設けられた制動装置に適用されてもよく、またブレーキ油圧はオイルポンプ34が必要に応じて電動機32によって駆動されることにより供給されるようになっているが、図1に於いて仮想線により示されている如く、制動装置10にアキュムレータが設けられてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上の説明より明らかである如く、本発明の請求項1の構成によれば、従来の異常判定装置によっては異常部位を特定することできなかった状況が生じたときには、マスタシリンダとホイールシリンダとが連通接続されマスタシリンダ圧力とホイールシリンダ圧力とが互いに等しくなることを利用して異常部位が特定されるので、マスタシリンダ圧力センサの異常及びホイールシリンダより開閉弁を経てマスタシリンダへ高圧の液体が漏洩することに起因するブレーキペダルのストローク異常を確実に区別して特定することができ、従って異常部位に応じて適切に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による異常判定装置が組み込まれた制動力制御装置の一つの実施形態の油圧回路及び電子制御装置を示す概略構成図である。
【図2】図示の実施形態による異常判定及び制動力制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図示の実施形態に於けるステップ50の目標減速度Gt 演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図示の実施形態に於けるステップ150の目標減速度Gt 演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図示の実施形態に於けるステップ190の目標減速度Gt 演算ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】マスタシリンダ圧力Pm 及び踏み込みストロークSp1、Sp2の正常ゾーン(II)及び異常ゾーン(I、III )を示すグラフである。
【図7】踏み込みストロークSp1、Sp2の正常ゾーン(II)及び異常ゾーン(I、III )を示すグラフである。
【図8】ブレーキペダルの踏み込みストロークSp と目標減速度Gstとの関係を示すグラフである。
【図9】マスタシリンダ圧力Pm と目標減速度Gptとの関係を示すグラフである。
【図10】前回演算された最終目標減速度Gt と目標減速度Gptに対する重みαとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10…制動装置
12…ブレーキペダル
14…マスタシリンダ
20FL〜20RR…ホイールシリンダ
44FL〜44RR…圧力センサ
46A、46B…ストロークセンサ
48、50…圧力センサ
52…電子制御装置

Claims (1)

  1. マスタシリンダと、加圧液体供給源と、各輪のホイールシリンダに対する加圧液体の給排を制御する制御弁と、前記マスタシリンダと各輪のホイールシリンダとの連通を制御する開閉弁と、前記制御弁及び前記開閉弁を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は通常時には前記開閉弁を閉弁状態に維持すると共に、各輪のホイールシリンダの圧力が目標制動圧になるよう前記制御弁を制御する制動力制御装置の異常判定及び異常箇所の特定を行う異常判定装置にして、マスタシリンダの圧力を検出する一つのマスタシリンダ圧力センサと、ブレーキペダルの踏み込みストロークを検出する二つのストロークセンサと、ホイールシリンダの圧力を検出するホイールシリンダ圧力センサと、異常判定手段とを有し、前記異常判定手段は前記二つのストロークセンサの検出値の差が所定値以内であり且つ前記二つのストロークセンサの検出値がマスタシリンダ圧力センサの検出値に基づく基準値よりも小さいときには前記開閉弁を開弁し、前記マスタシリンダ圧力センサの検出値と前記ホイールシリンダ圧力センサの検出値とを比較することにより、前記マスタシリンダ圧力センサの異常及び前記ホイールシリンダより前記開閉弁を経て前記マスタシリンダへ高圧の液体が漏洩することに起因する前記ブレーキペダルのストローク異常の何れであるかを特定することを特徴とする異常判定装置。
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