JP4297313B2 - ディスクドライブ用サスペンション - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばパーソナルコンピュータなどの情報処理装置に内蔵されるディスクドライブ用サスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクドライブ用サスペンション(以下、単に「サスペンション」と称する。)のベースプレートは、ロードビームの一端に溶接され、ベースプレートはサスペンションをキャリッジアームに取り付けるために用いられている。これらのサスペンションは、キャリッジアームと各ディスクの表面との間の垂直方向に配置されており、全体の高さが高くなり、コンパクト化には限界があった。
【0003】
これに対し、特許第3089360号に記載された図16,図17に示すようなものがある。この図16,図17に示すものは、サスペンション101のロングベースプレート103にロードビーム105が溶接されたものである。ロングベースプレート103は、ピボット孔107を有している。ピボット孔107は、キャリッジの図示しない軸受けに精度良く嵌合して軸支持されている。従って、この図16,図17の例では、ロングベースプレート103が前記従来のキャリッジアームを兼ね、ディスク109に対してサスペンション101の全体の高さを低くすることができ、よりコンパクト化等を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造では、ロングベースプレート103に直接ピボット孔107を設けるものであるため、ロングベースプレート103の平面度に問題を招く恐れがあった。すなわち、ロングベースプレート103は上記のようにキャリッジアームを兼ねるため剛性を確保しなければならず、ある程度の板厚を有している。従って、ピボット孔107をエッチング処理で形成すると、その精度に限界を招くため、ピボット孔を含めてロングベースプレート103全体をプレス成形する必要があった。
【0005】
このため、プレス成形後の残留変形によって、ロングベースプレート103の平面度に問題を生ずる恐れがあった。
【0006】
本発明は、精度の高いピボット孔を有しながら、ロングベースプレート側の平面度を高めることのできるディスクドライブ用サスペンションの提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、キャリッジの回転中心となる支持部に嵌合して軸支持され、前記キャリッジのキャリッジアームを兼ねる支持プレート手段と、少なくとも剛体部を有して前記支持プレート手段に弾性支持され、先端のスライダに負荷荷重を与えるロードビームとを備えたディスクドライブ用サスペンションにおいて、 前記支持プレート手段を、少なくとも2層のプレートで形成し、該プレートの少なくとも一方をエッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚に形成し、前記一方のプレートに、前記支持部に嵌合させるピボット孔をエッチング処理により形成し、前記他方のプレートに、前記ピボット孔よりも大きな遊嵌孔を前記ピボット孔とほぼ同心に形成するか、前記ピボット孔と同心同径のピボット孔を形成するかの一方としたことを特徴とすることを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載のディスクドライブ用サスペンションであって、前記他方のプレートは、樹脂層と金属層とからなり、前記樹脂層を前記一方のプレートと前記金属層との間に介在させて前記支持プレート手段を3層構造としたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のディスクドライブ用サスペンションであって、前記一方のプレートは、前記他方のプレートと共に前記キャリッジアームを兼ねるロングベースプレートを構成することを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3記載のディスクドライブ用サスペンションであって、前記ロードビームの剛体部を前記支持プレート手段に支持するばね部材を有し、前記ばね部材の一端部は、前記剛体部の端部に重ねて固定され、同他端部は、前記ロングベースプレートの端部に重ねて固定されたことを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項3記載のディスクドライブ用サスペンションであって、前記ロードビームは、剛体部及び該剛体部を前記支持プレート手段に弾性支持するばね部を有して一枚のプレートで一体に形成され、前記ロードビームの端部は、前記ロングベースプレートの端部に重ねて固定されたことを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1又は2記載のディスクドライブ用サスペンションであって、前記一方のプレートは、前記ロードビームと一体に形成され、前記他方のプレートは、前記キャリッジアームを兼ねるロングベースプレートを構成することを特徴とする。
【0013】
請求項7の発明は、請求項1〜3の何れかに記載のディスクドライブ用サスペンションであって、前記一方のプレートに、前記剛体部を前記支持プレート手段に弾性支持するばね部が一体に形成され、前記ロードビームの端部は、前記ばね部の端部に重ねて固定されたことを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の発明では、支持プレート手段を少なくとも2層のプレートで形成し、該プレートの少なくとも一方をエッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚に形成したので、前記一方のプレートに前記ピボット孔をエッチング処理により形成することができる。従って、ピボット孔の精度を高くすることができる。
【0015】
しかも、他方のプレートの板厚が厚くてもピボット孔よりも大きな遊嵌孔をピボット孔とほぼ同心に設けることにより遊嵌孔に精度が必要なくなり、他方のプレートもエッチングで成形することができる。又、他方のプレートもエッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚とした場合には、他方のプレートもエッチング処理によって形成することにより精度の高いピボット孔を得ることができる。
【0016】
このようにして精度の高いピボット孔がキャリッジの支持部に精度良く嵌合して、精度の高い軸支持を行うことができる。又、支持プレート手段の少なくとも2層のプレートのいずれもエッチング処理で形成することができるため、支持プレート手段側の平面度を向上させることができる。
【0017】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記他方のプレートは、樹脂層と金属層とからなり、前記樹脂層を前記一方のプレートと前記金属層との間に介在させて前記支持プレート手段を3層構造としたため、一方のプレート側の主振動系に対し、他方のプレートの樹脂層のばね定数及び減衰と金属層の質量とにより副振動系が構成され、ディスクドライブ用サスペンション全体の振動特性を向上することができる。
【0018】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記一方のプレートは、前記他方のプレートと共に前記キャリッジアームを兼ねるロングベースプレートを構成することができるため、ロングベースプレートを構成するプレートをエッチング処理によって形成することにより、ピボット孔の精度を高めることができ、キャリッジの支持部に精度良く嵌合して軸支持させることができる。また、ロングベースプレートの平面度を向上させることができる。
【0019】
請求項4の発明では、請求項3の発明の効果に加え、前記ロードビームの剛体部を前記支持プレート手段に支持するばね部材を有し、前記ばね部材の一端部は、前記剛体部の端部に重ねて固定され、同他端部は、前記ロングベースプレートの端部に重ねて固定されたため、ロードビームの剛体部に対しばね部を別部品によって構成することができる。このため、剛体部及びばね部それぞれに適した材料と板厚とを選定することができ、剛体部に要求される性能(例えば高剛性)と、ばね部に要求される性能(例えば低ばね定数)とを両立させることが容易となる。ばね部材に、精度の高い材料を使用することで、安定した低ばね定数のばね部を得ることができる。
【0020】
更に、剛体部の板厚を大きくするれば、剛体部に曲げ縁やリブを設けることなく高剛性化が可能となる。従って、空気の流れを円滑にし、ディスクが高回転しても風乱による影響を抑制し、サスペンションフラッタ(風によるサスペンションのばたつき)の発生を抑制することができる。
【0021】
請求項5の発明では、請求項3記載の発明の効果に加え、前記ロードビームは、剛体部及び該剛体部を前記支持プレート手段に弾性支持するばね部を有して一枚のプレートで一体に形成され、前記ロードビームの端部は、前記ロングベースプレートの端部に重ねて固定されたため、構造を簡単にすることができる。
【0022】
請求項6の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記一方のプレートは、前記ロードビームと一体に形成され、前記他方のプレートは前記キャリッジアームを兼ねるロングベースプレートを構成することができる。従って、プレートをエッチング処理によって形成することにより、ピボット孔の精度を向上することができると共に、ロードビームと一体に形成された一方のプレート及びロングベースプレートを構成する他方のプレートの平面度を向上することができる。また、一方のプレートをロードビームと一体に形成することができるため、製造をより簡単にすることができる。
【0023】
請求項7の発明では、請求項1〜3の何れかの発明の効果に加え、前記一方のプレートに、前記剛体部を前記支持プレート手段に弾性支持するばね部が一体に形成され、前記ロードビームの端部は、前記ばね部の端部に重ねて固定されたため、少なくとも剛体部に適した材料と板厚とを選定することができ、剛体部に要求される性能(例えば高剛性)を確実に確保することができる。また、ばね部が一体に形成された一方のプレートは、他方のプレートとの調整により、ばね部に適した材料と板厚とを選定することが可能であり、ばね部に要求される性能(例えば低ばね定数)を確実に確保することもできる。このため、剛体部及びばね部それぞれに適した材料と板厚とを選定することも可能であり、剛体部に要求される性能(例えば高剛性)と、ばね部に要求される性能(例えば低ばね定数)とを両立させることも容易となる。さらに、ばね部が、支持プレート手段の一方のプレートに一体に形成されているため、構造を簡単にすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るサスペンションの全体斜視図を示している。この図1のように、サスペンション1は、ロングベースプレート3と、ロードビーム5と、該ロードビーム5に一体のプレート7とを備えている。この構成により、本実施形態では、キャリッジの支持部に軸支持されキャリッジアームを兼ねる支持プレート手段を少なくとも2層のプレート3,7で形成している。すなわち、ロングベースプレート3はプレート7と共にキャリッジアームを兼ねるもので、キャリッジの支持部から前記ロードビーム5側へ長く設定されている。
【0025】
前記プレート3は、例えばステンレス鋼で形成され、その板厚は、本実施形態においてt1=0.15mmに設定されている。プレート3には、図2(a)の平面図をも参照すると、キャリッジの支持部に対応した箇所に遊嵌孔9が形成されている。遊嵌孔9の直径は本実施形態においてφ1=9.1mmに設定されている。プレート3には、さらにプレート7との位置合わせ用の孔11が設けられている。
【0026】
前記ロードビーム5及びプレート7は、例えばステンレス鋼で形成され、その板厚は、本実施形態においてt2=0.051mmに設定されている。従って、プレート7はエッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚に形成された構成となっている。このロードビーム5及びプレート7と前記プレート3とのアッセンブリ状態で全体の厚みはt=0.201mmとなっている。本実施形態において、ロードビーム5及びプレート7の板厚の最大値はt2=0.064mmである。この場合でも全体の厚みはt=0.201mmとなるようにプレート3の厚みが設定される。
【0027】
前記ロードビーム5は、図1のように長さL1で示す剛体部13及び長さL2で示すばね部15を有している。このばね部15は、前記剛体部13を前記支持プレート手段(プレート3,7)に弾性支持する構成となっている。このロードビーム5及びこれと一体のプレート7は、図2(b)の平面図をも参照すると、まずロードビーム5の剛体部13に曲げ加工によって曲げ縁17,19が立ち上げられている。この曲げ縁17,19により剛体部13の剛性を保持しながら軽量化を図ることができ、周波数特性及び振動特性を向上させることができる。又、剛体部13には、フレキシャ21の位置合わせを行うための孔23,25と、フレキシャ21のタング部45に当接するディンプル27とが設けられている。前記ロードビーム5のばね部15には、ばね定数を設定するための開口部29が設けられている。
【0028】
前記プレート7には、キャリッジの支持部に精度良く嵌合するピボット孔31が設けられている。ピボット孔31の直径は、前記遊嵌孔9の直径φ1=9.1mmよりも小さく、本実施形態においてφ2=9mmに設定されている。また、プレート7には、前記プレート3との位置合わせを行う孔33が設けられている。
【0029】
図1のように前記フレキシャ21は、ばね性を有する薄いステンレス鋼圧延板などの金属基板35の表面に電気絶縁層を介して導電路37を形成したものである。導電路37の一端は、ヘッド部39の端子に導通され、同他端は前記プレート7上の端子41に導通している。前記ヘッド部39は、スライダ43を有し、スライダ43はフレキシャ21のタング部45に支持されている。タング部45は、図2(b)で示す剛体部13の前記ディンプル27上に当接している。
【0030】
このようなサスペンション1は、次のようにして製造される。まず、プレート3と、プレート7一体のロードビーム5とをそれぞれエッチング処理により形成する。この形成によってプレート3では遊嵌孔9及び位置決め用の孔11も形成されることになる。又、プレート7一体のロードビーム5では、ピボット孔31、位置決め用の孔23,25,33、開口部29も形成されることになる。その後、ロードビーム5では、プレスによって曲げ縁17,19及びディンプル27が形成される。
【0031】
こうして形成されたプレート3と、プレート7一体のロードビーム5とは、図2(c)の底面図のように重ね合わされる。この重ね合わせに際し、孔11,33にピンが差し込まれて両者の位置決めがなされることになる。この状態でプレート3に対しプレート7の部分がレーザ溶接などによって固定される。尚、プレート3に対するプレート7の部分の固定は、接着などによっても行うことができる。
【0032】
次に、位置決め用の孔23,25を用いてフレキシャ21をロードビーム5の剛体部13上に位置決めし、フレキシャ21をレーザ溶接などによって剛体部13に固定する。このとき前記のようにフレキシャ21のタング部45がディンプル27上に乗ることになる。
【0033】
そして、プレート3に対しプレート7が固定された状態では、ピボット孔31及び遊嵌孔9がほぼ同心に配置され、ピボット孔31が遊嵌孔9に対し内包される形態となり、ピボット孔31を有効に機能させることができる。但し、ピボット孔31が遊嵌孔9に対し内包され、ピボット孔31が有効に機能できる限りは、ピボット孔31及び遊嵌孔9の心は多少ずれてもよいものである。従って、ピボット孔31をキャリッジの支持部に精度良く嵌合させて軸支持させることにより、プレート3は、プレート7と共にキャリッジアームを兼ねることができる。
【0034】
尚、本実施形態において、プレート7の部分はプレート3の補強を行うことになり、キャリッジアームとしての機能をより確実に奏することができながら、プレート3の板厚そのものも薄くすることが可能となり、プレート3のエッチング処理による形成をより容易にすることができる。
【0035】
そして、本実施形態においては、ピボット孔31をエッチング処理によって形成することができるため、ピボット孔31の精度を大幅に向上させることができる。また、遊嵌孔9は精度を必要としないから、プレート3がプレート7一体のロードビーム5の板厚t2に比較して厚い板厚t1を有していても、プレート3をエッチングによって形成することができ、プレート7一体のロードビーム5側のエッチングによる形成と併せ、プレート3側全体の平面度を大幅に向上することができる。
【0036】
更に、本実施形態においては、プレート7がロードビーム5と一体であるため、部品点数が少なく、製造、取り扱いも容易である。
(第2実施形態)
図3,図4は本発明の第2実施形態を示している。図3はサスペンション1Aの全体斜視図、図4はサスペンション半成品とばね部材とを示す斜視図である。尚、図1の第1実施形態のサスペンション1に対し、対応する構成部分には同付号を付して説明する。
【0037】
本実施形態においては、前記エッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚を有する一方のプレート7Aは、他方のプレート7Bと共にロングベースプレート30を構成している。ロングベースプレート30は、本実施形態において支持プレート手段を構成している。すなわち、本実施形態においても支持プレート手段を少なくとも2層のプレート7A,7Bで形成した構成となっている。
【0038】
そして、前記他方のプレート7Bは、ステンレス鋼等で形成され、その板厚は、本実施形態において、例えばt1=0.101mmに設定されている。前記一方のプレート7Aは、ロードビーム5Aと共にステンレス鋼等で形成され、その板厚はt2=0.100mmに設定されている。従って、ロングベースプレート30のトータルの板厚はt=0.201mmとなっている。前記一方のプレート7Aにピボット孔31が形成され、他方のプレート7Bに遊嵌孔9が形成されている。
【0039】
又、本実施形態においては、ロードビーム5Aの剛体部13を前記支持プレート手段(ロングベースプレート30)に弾性支持する別体のばね部材47を有している。前記剛体部13の厚さは、前記ばね部材47の板厚よりも厚く形成され、本実施形態において、前記プレート7Aと同一の板厚をなっている。この剛体部13には、その厚み方向に貫通する開口部49が形成されている。
【0040】
前記ばね部材47は、例えば、ばね性のある薄いステンレス鋼圧延板からなり、その一端部47aは前記剛体部13の端部13aに重ねた状態でレーザ溶接などによって固定されている。このばね部材47の他端部47bは、前記一方のプレート7Aの端部であるロングベースプレート30の端部30a上に重ねてレーザ溶接などによって固定されている。又、ばね部材47の中央部には開口部47cが設けられ、この開口部47cの両側が低ばね定数のばね部15として機能するようになっている。さらに、ばね部材47の一部を折り曲げることによって、折曲部47dが形成されている。
【0041】
図4は、前記剛体部5A及び一方のプレート7Aを形成するサスペンション半成品51を示している。このサスペンション半成品51は、ロングベースプレート30を構成する一方のプレート7Aと、ロードビーム5Aの剛体部13と、これらプレート7Aと剛体部13とを繋ぐ左右一対の連結部53とを備えている。前記連結部53は、図3に示すように、ばね部材47をロングベースプレート30と剛体部13とに重ねたときに、ばね部材47の両側に張り出すようになっている。
【0042】
そして、サスペンション半成品51の剛体部13と、プレート7Aの双方に渡ってばね部材47を重ね、例えばレーザ溶接などによってばね部材47をプレート7Aと剛体部13とに固定する。その後、プレス等によって連結部53を剛体部13及びプレート7Aから切り離す。
【0043】
次に、プレート7Aにプレート7Bを位置合わせしてレーザ溶接などにより固定し、さらにフレキシャ21を取り付けることによって、サスペンション1Aが完成する。
【0044】
こうして、本実施形態においても、エッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚t2を有するサスペンション半成品51をエッチング処理により形成することによって、ピボット孔31を形成することができ、ピボット孔31の精度を著しく高めることができる。
【0045】
前記ロングベースプレート30を構成する他方のプレート7Bには遊嵌孔9が形成され、この遊嵌孔9は前記のように精度が要求されないので、板厚がt1と若干厚くてもエッチング処理により形成することができる。
【0046】
従って、プレート7A,7Bの双方ともエッチング処理によって形成することができ、ロングベースプレート30の平面度を大幅に向上させることができる。しかも、本実施形態においては、ロードビーム5Aの剛体部13に対しばね部15が別部品のばね部材47によって構成され、それぞれに適した材料と板厚を選定できるため、剛体部13に要求される性能(例えば高剛性)と、ばね部15に要求される性能(例えば低ばね定数)とを両立させることが容易となる。ばね部材47には、精度の高い圧延材を使用することで安定した低ばね定数のばね部15を得ることができる。
【0047】
更に、本実施形態では、剛体部13及びプレート7Aの板厚をt2=0.1mmとしたため、剛体部13に十分な剛性を持たせることができる。また、剛体部13に曲げ縁やリブを設ける必要がなく、空気の流れを円滑にし、ディスクが高回転しても風乱による影響を抑制し、サスペンションフラッタ(風によるサスペンションのばたつき)の発生を抑制することができる。
【0048】
尚、前記一方のプレート7Aと他方のプレート7Bは図5のように上下逆にして配置形成することもできる。
【0049】
図6は、上記第2実施形態の他の変形例にかかる実施形態を示している。図6はサスペンション1Bの全体斜視図である。本実施形態では、ロングベースプレート30の構成が前記図3の第2実施形態のサスペンション1Aとほぼ同一構成であり、ロードビーム5Bの構成が前記第1実施形態のサスペンション1とほぼ同一構成である。従って、図1,図3と対応する構成部分には同符号を付して説明する。
【0050】
図6の実施形態において、ロードビーム5Bは、剛体部13及び該剛体部13を前記支持プレート手段(ロングベースプレート30)に弾性支持するばね部15を備え、該剛体部13及びばね部15が一枚のプレートで一体に形成された構成となっている。前記ロードビーム5Bの端部であるばね部15の一側15aは、前記ロングベースプレート30の端部30aに重ねてレーザ溶接などにより固定されている。
【0051】
本実施形態においても、一方のプレート7Aは、エッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚t2に形成されている。このプレート7Aをエッチング処理により形成することによって、ピボット孔31を形成することができ、ピボット孔31の精度を著しく高めることができる。
【0052】
前記ロングベースプレート30を構成する他方のプレート7Bには遊嵌孔9が形成され、この遊嵌孔9は前記のように精度が要求されないので、板厚がt1と若干厚くてもエッチング処理により形成することができる。
【0053】
従って、プレート7A,7Bの双方ともエッチング処理によって形成することができ、ロングベースプレート30の平面度を大幅に向上させることができる。しかも、本実施形態においては、ロードビーム5Bの剛体部13及びばね部15が、一枚のプレートで一体に形成されているため、構造を簡単にすることができる。
【0054】
上記各実施形態では、一方をピボット孔31とし、他方を遊嵌孔9としたが、少なくとも2層のプレートを双方ともエッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚に形成することにより、双方にエッチング処理によりピボット孔を精度良く形成する構成にすることもできる。
(第3実施形態)
図7〜図12は本発明の第3実施形態を示している。図7はサスペンション1Cの全体平面図、図8は同拡大側面図、図9は図7のSA−SA矢視断面図、図10は図7のSB−SB矢視断面図、図11は図7のSC−SC矢視拡大断面図、図12は加工工程の一部を説明する工程図である。尚、図1の第1実施形態のサスペンション1に対し、対応する構成部分には同符号を付して説明する。
【0055】
図7,図8のように、本実施形態のサスペンション1Cは、ロードビーム5と、該ロードビーム5に一体の一方のプレート7Cと、該一方のプレート7Cに重ねて設けられた他方のプレート3Aとを備えている。前記他方のプレート3Aはロングベースプレートとして構成され、プレート7Cと共にキャリッジアームを兼ねるもので、キャリッジの支持部から前記ロードビーム5側へ長く設定されている。
【0056】
前記ロードビーム5及びプレート7Cは、例えばステンレス鋼で形成され、その板厚t3は、本実施形態においてt3=0.040〜0.200mmの何れかの寸法にに設定されている。従って、プレート7Cはエッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚に形成された構成となっている。
【0057】
前記プレート3Aは、図7,図8,図9のように、樹脂層3Aaと金属層3Abとからなっている。樹脂層3Aaは、ポリイミド、エポキシ等の樹脂で形成され、所定のばね定数と減衰とを備えている。樹脂層3Aaの板厚t4は、本実施形態においてt4=0.50〜0.100mmの何れかの寸法に設定されている。前記金属層3Abは、例えばステンレス鋼で形成され、その板厚t5は、本実施形態においてt5=0.100mmに設定され、振動系の質量として機能する。 これらの構成によって、本実施形態においても、キャリッジの支持部に軸支持されキャリッジアームを兼ねる支持プレート手段は、プレート3A,7Cからなり、支持プレート手段を3層構造としている。また、他方のプレート3Aは、前記ロードビーム5及びプレート7C側を主振動系とする副振動系を構成している。
【0058】
前記プレート7Cには、図7,図10のように、キャリッジの支持部に精度良く嵌合するピボット孔31が設けられている。ピボット孔31の直径φ3は、本実施形態においてφ3=9.0mmに設定されている。前記プレート3Aの樹脂層3Aaと金属層3Abとには、前記ピボット孔31とほぼ同心の遊嵌孔9A,9Bが形成されている。遊嵌孔9A,9Bの直径φ4は、本実施形態においてそれぞれφ4=9.1mmに設定されている。
【0059】
前記ロードビーム5は、図1の実施形態と同様に、図7,図8,図11のように長さL1で示す剛体部13及び長さL2で示すばね部15を有している。このロードビーム5の剛体部13には、前記同様に曲げ加工によって曲げ縁17,19が設けられるなど、図1の実施形態とほぼ同様な構成となっている。前記ばね部15は、前記剛体部13を前記支持プレート手段(プレート3A,7C)に弾性支持する構成となっている。
【0060】
図7のようにフレキシャ21も図1と同様に設けられている。一端がヘッド部39の端子に導通された導電路37の他端は、端子41に導通している。端子41は、前記プレート7Cから側方へ一体に突設された支持部42上に配置されている。
【0061】
このようなサスペンション1Cは、次のようにして製造される。まず、図12(a)のように、前記プレート7C,樹脂層3Aa、金属層3Abに対応した厚みの平板状の基材55,57,59を形成する。樹脂層3Aaに対応する基材57には、両面に接着層57a,57bが形成されている。プレート7Cに対応した基材55を基材57の接着層57a側に重ね、金属層3Abに対応した基材59を基材57の接着層57b側に重ねる。重ねた基材55,57,59を熱圧着により結合し、3層構造とする。次いで、前記3層構造の基材55,57,59をエッチング処理し、図7,図8に対応したロードビーム5,プレート3A,7Cの部分の基本形状の半成品を形成する。
【0062】
次に、前記ピボット孔31,遊嵌孔9A,9Bは、図12(b)〜(g)に示すように形成される。まず、図12(b)のようにレジスト61を基本形状のプレート7Cに当て、レジスト63を基本形状のプレート3Aの金属層3Aaに当てる。前記レジスト61には孔65が備えられている。この状態でエッチング処理し、図12(c)のようにプレート7Cのピボット孔31を形成する。
【0063】
次に、図12(d)のようにレジスト67をプレート7Cに当て、レジスト69を基本形状のプレート3Aの金属層3Abに当てる。前記レジスト67には突部71が備えられている。突部71は、既に形成されているプレート7Cのピボット孔31に密に嵌合する。前記レジスト69には孔73が備えられている。この状態でエッチング処理し、図12(e)のようにプレート3Aの金属層3Abに遊嵌孔9Bを形成する。
【0064】
次に、図12(f)のようにレジスト67はプレート7Cに当てたままとし、前記図12(d)のレジスト69を基本形状のプレート3Aの金属層3Abから外す。この状態でエッチング処理し、図12(g)のようにプレート3Aの樹脂層3Aaに遊嵌孔9Aをさらに形成する。
【0065】
その他、開口部29等もエッチング処理により第1実施形態と同様に形成される。その後、ロードビーム5では、プレスによって曲げ縁17,19及びディンプル等が形成される。また、フレキシャ21等も第1実施形態と同様に装着される。
【0066】
そして、本実施形態においても、ピボット孔31及び遊嵌孔9A,9Bがほぼ同心に配置され、ピボット孔31が遊嵌孔9A,9Bに対し内包される形態となり、ピボット孔31を有効に機能させることができる。但し、ピボット孔31が遊嵌孔9A,9Bに対し内包され、ピボット孔31が有効に機能できる限りは、ピボット孔31及び遊嵌孔9A,9Bの心は多少ずれてもよいものである。こうして、ピボット孔31をキャリッジの支持部に精度良く嵌合させて軸支持させることができ、プレート3A、7Cはキャリッジアームを兼ねることができる。
【0067】
一方、本実施形態では、前記のように他方のプレート3Aが、前記ロードビーム5及びプレート7C側を主振動系とする副振動系を構成し、サスペンション1B全体の振動特性を向上することができる。即ち、3層構造によるダンピング効果によって、風の影響や高速駆動等による起振入力があってもロードビーム5及びプレート7C側の上下或いは左右方向等の振動を抑制し、前記振動特性の向上を確実に行わせることができる。
(第4実施形態)
図13は本発明の第4実施形態を示し、図3の第2実施形態の変形例である。図13はサスペンション1Dの全体斜視図である。尚、図3の第2実施形態のサスペンション1Aと対応する構成部分には同付号を付して説明する。
【0068】
本実施形態においては、前記エッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚を有する一方のプレート7Aは、他方のプレート7Dと共にロングベースプレート30を構成している。ロングベースプレート30は、本実施形態において支持プレート手段を構成している。プレート7Dは、樹脂層7Daと金属層7Dbとからなっている。この樹脂層7Da及び金属層7Dbは、前記第3実施形態の樹脂層3Aa及び金属層3Abと同様な構成となっている。すなわち、本実施形態においてもサスペンション1Dの支持プレート手段を3層構造としている。
【0069】
従って、本実施形態においても前記第2実施形態とほぼ同様な作用効果を奏することができると共に、前記第3実施形態と同様に3層構造によるダンピング効果によって、サスペンション1D全体の振動特性を向上することができる。
【0070】
尚、本実施形態においても、前記第2実施形態と同様に、図5のプレート7Bを前記プレート7Dに代えて適用することができる。
(第5実施形態)
図14は、本発明の第5実施形態を示している。図14は、サスペンション1Eの全体斜視図である。本実施形態では、ロングベースプレート30Aの構成が前記図6の第2実施形態のサスペンション1Bのロングベースプレート30とほぼ同一構成であり、ロードビーム5Cの構成が前記図1の第1実施形態のサスペンション1のロードビーム5とほぼ同一構成である。従って、図1,図6と対応する構成部分には同符号を付して説明する。
【0071】
図14の実施形態において、ロードビーム5Cは、剛体部13を備えている。本実施形態では、前記剛体部13を前記支持プレート手段(ロングベースプレート30A)に弾性支持するばね部15Aが、ロードビーム5Cではなくロングベースプレート30Aに備えられている。ばね部15Aは、ロングベースプレート30Aの一方のプレート7Eに一枚のプレートで一体に形成されている。前記ロードビーム5Cの端部5Caは、前記ロングベースプレート30Aの一方のプレート7Eの端部であるばね部15Aの端部15Aaに重ねてレーザ溶接などにより固定されている。
【0072】
本実施形態においても、一方のプレート7Eは、エッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚t2に形成されている。このプレート7Eをエッチング処理により形成することによって、ピボット孔31を形成することができ、ピボット孔31の精度を著しく高めることができる。
【0073】
前記ロングベースプレート30Aを構成する他方のプレート7Bには、遊嵌孔9が形成されている。この遊嵌孔9は前記のように精度が要求されないので、プレート7Bの板厚がt1と若干厚くてもエッチング処理により形成することができる。 前記プレート7E,7Bの双方ともエッチング処理によって形成することができ、ロングベースプレート30の平面度を大幅に向上させることができる。
【0074】
しかも、本実施形態においては、前記ロングベースプレート30Aの一方のプレート7Eに、前記ばね部15Aが一体に形成され、前記ロードビーム5Cの端部5Caが、前記ばね部15Aの端部15Aaに重ねて固定されたため、少なくとも剛体部13に適した材料と板厚とを選定することができ、剛体部13に要求される性能(例えば高剛性)を確実に確保することができる。
【0075】
また、ばね部15Aが一体に形成された一方のプレート7Eは、他方のプレート7Bとの調整により、ばね部15Aに適した材料と板厚とを選定することが可能であり、ばね部15Aに要求される性能(例えば低ばね定数)を確実に確保することもできる。このため、剛体部13及びばね部15Aそれぞれに適した材料と板厚とを選定することも可能であり、剛体部13に要求される性能(例えば高剛性)と、ばね部15Aに要求される性能(例えば低ばね定数)とを両立させることも容易となる。
【0076】
さらに、ばね部15Aが、ロングベースプレート30Aの一方のプレート7Eに一枚のプレートで一体に形成されているため、構造を簡単にすることができる。
【0077】
図15は、図14の第5実施形態の変形例に係る実施形態である。図15はサスペンション1Fの全体斜視図である。尚、図14の第5実施形態のサスペンション1Eと対応する構成部分には同付号を付して説明する。
【0078】
本実施形態においては、前記エッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚t2を有する一方のプレート7Eは、他方のプレート7Dと共にロングベースプレート30Bを構成している。ロングベースプレート30Bは、本実施形態において支持プレート手段を構成している。プレート7Dは、樹脂層7Daと金属層7Dbとからなっている。この樹脂層7Da及び金属層7Dbは、前記第3実施形態の樹脂層3Aa及び金属層3Abと同様な構成となっている。すなわち、本実施形態においてもサスペンション1Fの支持プレート手段を3層構造としている。
【0079】
従って、本実施形態においても前記第5実施形態とほぼ同様な作用効果を奏することができると共に、前記第3実施形態と同様に3層構造によるダンピング効果によって、サスペンション1F全体の振動特性を向上することができる。
【0080】
上記各実施形態では、一方をピボット孔31とし、他方を遊嵌孔9としたが、少なくとも2層のプレートを双方ともエッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚に形成することにより、双方にエッチング処理によりピボット孔を精度良く形成する構成にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るサスペンションの斜視図である。
【図2】第1実施形態に係り、(a)はロングベースプレートの平面図、(b)はプレート一体のロードビームの平面図、(c)は結合状態の底面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るサスペンションの斜視図である。
【図4】第2実施形態に係り、サスペンション半成品とばね部材とを示す斜視図である。
【図5】第2実施形態に係り、変形例に係るサスペンションの斜視図である。
【図6】第2実施形態に係り、他の変形例に係るサスペンションの斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るサスペンションの平面図である。
【図8】第3実施形態に係り、サスペンションの拡大側面図である。
【図9】第3実施形態に係り、図7のSA−SA矢視断面図である。
【図10】第3実施形態に係り、図7のSB−SB矢視断面図である。
【図11】第3実施形態に係り、図7のSC−SC矢視拡大断面図である。
【図12】第3実施形態に係り、サスペンションの加工工程の一部を説明し、(a)は基材熱圧着の工程図、(b)はピボット孔形成の工程図,(c)はピボット孔の形成状態の断面図,(d)は金属層への遊嵌孔形成の工程図,(e)は金属層への遊嵌孔形成状態の断面図,(f)樹脂層への遊嵌孔形成の工程図,(g)樹脂層への遊嵌孔形成状態の断面図である。
【図13】本発明の第4実施形態に係るサスペンションの斜視図である。
【図14】本発明の第5実施形態に係るサスペンションの斜視図である。
【図15】本発明の第5実施形態の変形例の実施形態に係るサスペンションの斜視図である。
【図16】従来例に係るヘッドディスクドライブアッセンブリの斜視図である。
【図17】従来例に係る断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F ディスクドライブ用サスペンション
3,3A,7B,7D 他方のプレート(支持プレート手段)
3Aa,7Da 樹脂層
3Ab,7Db 金属層
5,5A,5B,5C ロードビーム
5Ca ロードビームの端部
7,7A,7C,7E 一方のプレート(支持プレート手段)
9 遊嵌孔
13 剛体部
15,15A ばね部
15a ばね部の一側(ロードビームの端部)
15Aa ばね部の端部
30,30A ロングベースプレート(支持プレート手段)
30a 端部
31 ピボット孔
43 スライダ
47 ばね部材
47a 一端部
47b 他端部

Claims (7)

  1. キャリッジの回転中心となる支持部に嵌合して軸支持され、前記キャリッジのキャリッジアームを兼ねる支持プレート手段と、
    少なくとも剛体部を有して前記支持プレート手段に弾性支持され、先端のスライダに負荷荷重を与えるロードビームとを備えたディスクドライブ用サスペンションにおいて、
    前記支持プレート手段を、少なくとも2層のプレートで形成し、
    該プレートの少なくとも一方をエッチング処理により精度良く孔を形成可能な板厚に形成し、
    前記一方のプレートに、前記支持部に嵌合させるピボット孔をエッチング処理により形成し、
    前記他方のプレートに、前記ピボット孔よりも大きな遊嵌孔を前記ピボット孔とほぼ同心に形成するか、前記ピボット孔と同心同径のピボット孔を形成するかの一方としたことを特徴とするディスクドライブ用サスペンション。
  2. 請求項1記載のディスクドライブ用サスペンションであって、
    前記他方のプレートは、樹脂層と金属層とからなり、
    前記樹脂層を前記一方のプレートと前記金属層との間に介在させて前記支持プレート手段を3層構造としたことを特徴とするディスクドライブ用サスペンション。
  3. 請求項1又は2記載のディスクドライブ用サスペンションであって、
    前記一方のプレートは、前記他方のプレートと共に前記キャリッジアームを兼ねるロングベースプレートを構成することを特徴とするディスクドライブ用サスペンション。
  4. 請求項3記載のディスクドライブ用サスペンションであって、
    前記ロードビームの剛体部を前記支持プレート手段に支持するばね部材を有し、
    前記ばね部材の一端部は、前記剛体部の端部に重ねて固定され、同他端部は、前記ロングベースプレートの端部に重ねて固定されたことを特徴とするディスクドライブ用サスペンション。
  5. 請求項3記載のディスクドライブ用サスペンションであって、
    前記ロードビームは、剛体部及び該剛体部を前記支持プレート手段に弾性支持するばね部を有して一枚のプレートにより一体に形成され、
    前記ロードビームの端部は、前記ロングベースプレートの端部に重ねて固定されたことを特徴とするディスクドライブ用サスペンション。
  6. 請求項1又は2記載のディスクドライブ用サスペンションであって、
    前記一方のプレートは、前記ロードビームと一体に形成され、
    前記他方のプレートは、前記キャリッジアームを兼ねるロングベースプレートを構成することを特徴とするディスクドライブ用サスペンション。
  7. 請求項1〜3の何れかに記載のディスクドライブ用サスペンションであって、
    前記一方のプレートに、前記剛体部を前記支持プレート手段に弾性支持するばね部が一体に形成され、
    前記ロードビームの端部は、前記ばね部の端部に重ねて固定されたことを特徴とするディスクドライブ用サスペンション。
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