JP4286091B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば電子カメラ等に適用される固体撮像装置に係り、特に複数種類の信号を用途に応じて同時に読み出すことが可能な固体撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラは高画素化が進み、搭載される撮像素子は数百万画素を有するものが多くなっており、この画素数の増加に伴い1フレームの信号を読み出す時間が長くなっている。このような高画素の撮像素子を用いた場合、動画記録やビューファインダー表示する動画撮像を行おうとすると、単位時間(秒)あたりのコマ数が少なく、動画の画質としては耐えられないものとなる。これを改善するために、撮像素子のからの信号読み出し動作を間引いて行うことにより、1フレームあたりの画素数を減らし、秒あたりのコマ数を増やすことにより動画の画質を向上させることが行われている。
そして、動画撮像時のAF方法としては、撮像素子を用いた山登り方式が一般的に使用されている。同方式では、合焦の判断を撮像信号の高周波成分を利用して行う。従って、撮像信号を間引いて動画撮像を行うとAF精度が低下するといった問題が生じる。
ここで、AFの精度を向上させる技術としては、例えば特許文献1に、2次元に配列された画素部のうち一部をAF用の信号を出力するように構成し、AFに適した信号を得ることにより精度を向上させるX−Yアドレス型の固体撮像装置に関する技術が開示されている。この技術は、光学系により結像された光学像を電気信号に変換する光電変換セルが2次元に配列された固体撮像装置であって、光電変換セル群のうちの一部が、画像信号を形成するため以外の信号、即ち測距のための信号を出力するように構成されている。
特開2000−156823号公報
しかしながら、特許文献1に係る技術では、AFの精度は向上するものの画素部の一部に画像形成用の画素とは異なるAF用画素を配置するため、画像形成においてはAF用画素の信号を補間するなどの処理が必要となり、画像処理部の負荷が大きくなってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成を維持しつつ、フレームレートを向上させた高速読み出し、低消費電力化を実現し、更には用途に応じた複数種類の信号を1のフレームで同時に読み出すことが可能な固体撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様では、2次元に配列された複数の画素からなる光電変換部と、上記光電変換部の読み出し対象となる画素行を選択する垂直走査回路と、上記各画素の出力信号線に接続され、転送信号により駆動制御される転送スイッチと、この転送スイッチを介して画素から転送される画素信号を記憶するラインメモリと、水平選択信号を出力する水平走査回路と、この水平選択信号により駆動制御される水平選択スイッチと、この水平選択スイッチを介して画素信号を読み出す複数の出力チャンネルと、を具備し、上記垂直走査回路及び水平走査回路の制御により、1のフレームで画素の中央部連続信号の読み出しと画素の全領域間引き信号の読み出しとを同時に行うことを特徴とする固体撮像装置が提供される。この態様によれば、簡易な構成を維持しつつ、フレームレートを向上させた高速読み出し、低消費電力化を実現し、更には用途に応じた複数種類の信号を1のフレームで同時に読み出すことが可能である。
本発明の第2の態様では、上記第1の態様において、上記中央部連続信号の読み出しにおいて選択される画素行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される画素行とは共通しており、更に選択された各画素行について、中央部連続信号としては中央部の画素信号を読み出し、全領域間引き信号としては所定画素づつ間引いた画素信号を読み出すことを更に特徴とする固体撮像装置が提供される。この態様によれば、用途に応じた複数種類の信号を1のフレームで同時に読み出すことが可能である。
本発明の第3の態様では、上記第1の態様において、上記中央部連続信号の読み出しにおいて選択される画素行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される画素行とは異なり、中央部連続信号の読み出しと全領域間引き読み出しとで転送スイッチが導通するタイミングをずらすことで、出力信号線での画素信号の混合を防止することを更に特徴とする固体撮像装置が提供される。この態様によれば、出力信号線での画素信号の混合を防止することができる。
本発明の第4の態様では、2次元に配列された複数の画素からなる光電変換部と、上記光電変換部の読み出し対象となる画素行を選択する垂直走査回路と、上記各画素の出力信号線の一端、他端にそれぞれ接続され、第1、第2の転送信号によりそれぞれ駆動制御される第1、第2の転送スイッチと、上記第1、第2の転送スイッチを介して画素から転送される画素信号をそれぞれ記憶する第1、第2のラインメモリと、第1、第2の水平選択信号をそれぞれ出力する第1、第2の水平走査回路と、上記第1、第2の水平選択信号によりそれぞれ駆動制御される第1、第2の水平選択スイッチと、上記第1、第2の水平選択スイッチを介して画素信号を読み出す第1、第2の出力チャンネルと、を具備し、上記第1の水平選択信号により第1の水平選択スイッチを駆動制御することによる画素の中央部連続信号の読み出しと上記第2の水平選択信号により第2の水平選択スイッチを駆動制御することによる画素の全領域間引き信号の読み出しとを、1のフレームにおいて同時に行うことを特徴とする固体撮像装置が提供される。この態様によれば、簡易な構成を維持しつつ、フレームレートを向上させた高速読み出し、低消費電力化を実現し、更には用途に応じた複数種類の信号を1のフレームで同時に読み出すことが可能である。
本発明の第5の態様では、上記第4の態様において、上記中央部連続信号の読み出しにおいて選択される画素行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される画素行とは共通しており、更に選択された各画素行について、中央部連続信号としては中央部の画素信号を読み出し、全領域間引き信号としては所定画素づつ間引いた画素信号を読み出すことを更に特徴とする固体撮像装置が提供される。この態様によれば、用途に応じた複数種類の信号を1のフレームで複数の出力チャンネルより同時に読み出すことが可能である。
本発明の第6の態様では、上記第4の態様において、上記中央部連続信号の読み出しにおいて選択される画素行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される画素行とは異なり、中央部連続信号の読み出しと全領域間引き読み出しとで第1、第2の転送スイッチが導通するタイミングをずらすことで読み出しのタイミングを異ならせ、出力信号線での画素信号の混合を防止することを更に特徴とする固体撮像装置が提供される。この態様によれば、出力信号線での画素信号の混合を防止することができる。
本発明によれば、簡易な構成を維持しつつ、フレームレートを向上させた高速読み出しや低消費電力化を実現し、更には用途に応じた複数種類の信号を1のフレームで同時に読み出すことが可能な固体撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態に係る固体撮像装置は、用途に応じた複数種類の信号を同時に読み出すものである。例えば、電子カメラ等に適用される場合には、例えばファインダモード時の画像表示の為の画素全体の間引き読み出しと、AF等の演算処理のための画素中央部の連続読み出しを1のフレームで同時に行うことを特徴とするものである。
先ず、図1には本発明の第1乃至第4の実施の形態に共通する固体撮像装置の構成を示し詳細に説明する。但し、第3,4実施の形態では、詳細は後述するが、垂直走査回路30として、図10に示されるような構成を採用することになる。
図1において、符号P11〜Pmn(m,nは自然数)は、2次元状に行列配置(マトリクス配置)されたm×n個の画素を示している。
固体撮像素子(光電変換部)1は、これら複数画素P11〜Pmnからなる。
垂直走査回路30は、ライン40−1〜40−nを順次走査するものであり、各ライン40−1〜40−nに対応した複数のユニット30−1〜30−nで構成されている。
水平走査回路10,20は、各画素P11〜Pmnから出力信号線50−1〜50−mに導出された電気信号を画素毎に水平方向に順次読み出すためのものである。
この水平走査回路10,20は、各出力信号線50−1〜50−mに対応した複数のユニット10−1〜10−m,20−1〜20−mからなる。
尚、各画素P11〜Pmnには、ライン40−1〜40−n、出力信号線50−1〜50−m以外の他のラインも接続されているが、ここでは図示を省略する。
そして、この出力信号線50−1〜50−mの水平走査回路10側の一端には、トランジスタ13−1〜13−m、ラインメモリ12−1〜12−m、トランジスタ11−1〜11−mが、それぞれ図示の如く1組ずつ配設されている。
一方、この出力信号線50−1〜50−mの水平走査回路20側の他端には、トランジスタ23−1〜23−m、ラインメモリ22−1〜22−m、トランジスタ21−2〜21−mが、それぞれ図示の如く1組ずつ配設されている。
トランジスタ13−1〜13−m,23−1〜23−mは、垂直走査回路30により選択された画素行の信号をラインメモリ12−1〜12−m,22−1〜22−mに転送するための転送スイッチとしての役割を担うものであり、制御用のクロックCKT1,CKT2によりオン/オフ制御されるように構成されている(以下、このトランジスタ13−1〜13−m,23−1〜23−mを「転送スイッチ」と称する)。
さらに、ラインメモリ12−1〜12−m,22−1〜22−mは、転送スイッチ13−1〜13−m,23−1〜23−mを介して画素P11〜Pmnから転送される画素信号を一時的に記憶するための容量素子からなる。トランジスタ11−1〜11−m,21−1〜21−mは、ラインメモリ12−1〜12−m,22−1〜22−mに記憶された画素信号を選択するための水平選択スイッチとしての役割を担うものである。
トランジスタ11−1〜11−m,21−1〜21−mは、水平走査回路10,20の出力信号によりオン/オフ制御されるように構成されている(以下では、このトランジスタ11−1〜11−m,21−1〜21−mを「水平選択スイッチ」と称する)。
この他、水平選択スイッチ11−1〜11−mを介して画素信号を読み出すための出力チャンネルCH1と、水平選択スイッチ21−1〜21−mを介して画素信号を読み出すための出力チャンネルCH2とを備えている。
尚、請求項記載の転送信号とはクロックCKT1,CKT2に相当し、転送スイッチとは転送スイッチ13−1〜13−m,23−1〜23−m等に相当し、ラインメモリとはラインメモリ12−1〜12−m,22−1〜22−m等に相当し、水平走査回路とは水平走査回路10,20等に相当し、複数の出力チャンネルとはCH1,CH2等に相当する。また、請求項に記載の第1、第2の転送信号とはクロックCKT1,CKT2に相当し、第1、第2の転送スイッチとは転送スイッチ13−1〜13−m,23−1〜23−m等に相当し、第1、第2のラインメモリとはラインメモリ12−1〜12−m,22−1〜22−m等に相当し、第1、第2の水平走査回路とは水平走査回路10,20等に相当し、第1、第2の出力チャンネルとはCH1,CH2等に相当する。
ここで、図2には各画素P11〜Pmnの構成例を示し、図3には各信号の状態に係るタイミングチャートを示し、その構成及び作用について更に詳細に説明する。
先ず、図2に示されるように、各画素P11〜Pmnは、フォトダイオード(以下、PDと称する)60と、当該PD60をリセットするためのトランジスタTr1と、PD60の信号を増幅するトランジスタTr2と、この増幅した信号を垂直信号線に読み出すためのトランジスタTr3が、図示のように接続されて構成されている。電流源61は、各画素P11〜Pmnの列毎に設けられており、当該電流源61とトランジスタTr2でフォロアアンプを構成している。その他、VDDは電源である。尚、画素P11〜Pmnとしては、この他、種々のタイプを採用することができることは勿論である。
このような構成において、図3のタイミングチャートに示されるように、垂直同期信号VDの立ち下がりに同期して、画素選択信号Vs1が“H”レベルになると、選択用のトランジスタTr3がオンされる。次いで、この画素選択信号Vs1の立ち下がりに同期して画素リセット信号Vr1が“H”レベルになると、リセット用のトランジスタTr1がオンされ、PD60の電荷がリセットされる。すなわち、ノードNの電位はPD60の電位になるが、リセットが入るとPD60は電源レベルにリセットされる。その後、PD60に光が入射すると発生した電荷で放電され、そのレベルは徐々に下がる。そして、次のフレームで画素選択信号Vs1が“H”レベルとなると、PD60の電位は垂直信号線に読み出される。なお、次のフレームで画素選択信号が“H”レベルとなる前に再度画素リセット信号Vr1を“H”レベルにすると、電荷がリセットされ、当該タイミングから再び蓄積動作、即ちシャッタ動作がなされることになる。この場合の信号変化を図3では破線で示している。
そして、本発明の第1乃至第4の実施の形態では、上記構成、作用により全画素画素P11〜Pmnを順次に読み出すこともでき、間引いて読み出すこともできる。
以下、図4のタイミングチャートを参照して、上記構成である第1乃至第4の実施の形態に係る固体撮像装置の全画素P11〜Pmnの順次読み出しについて説明する。
先ず、動作説明に先立ち、図4で用いる各符号の意味内容を定義する。図4中、VDは垂直同期信号、HDは水平同期信号をそれぞれ意味している。CKT1は転送スイッチ12−1〜12−mのオン/オフを制御する転送信号を意味している。CKT2は、転送スイッチ22−1〜22−mのオン/オフを制御する転送信号を意味している。
V1〜Vnは、垂直走査回路30より出力される行選択信号を意味している。H1−1〜H1−mは、水平走査回路10の各ユニット10−1〜10−mから出力され、水平選択スイッチ11−1〜11−mを制御する水平選択信号を意味している。H2−1〜H2−mは、水平走査回路20の各ユニット20−1〜20−mから出力され、水平選択スイッチ21−1〜21−mを制御する水平選択信号を意味している。以上の他、CH1,CH2は、各出力チャンネルから出力される画素信号を併せて意味する。
さて、水平ブランキング期間T1内に行選択信号V1が“H”レベルとなると、1行目の画素P11〜Pm1が選択される。この間、転送信号CKT1及びCKT2が“H”レベルである。この為、1行目の画素P11〜Pm1の画素信号は、ラインメモリ12−1〜12−m,22−1〜22−mに記憶されることになる。この後、水平有効期間T2内に水平走査回路10,20を動作させる。水平走査回路10では、奇数番目の水平走査回路ユニット10−1,10−3,…,10−(m−1)のみから順に水平選択信号H1−1,H1−3,・・・,H1−(m−1)が出力され、当該出力に同期して、奇数番目のラインメモリ12−1,12−3,・・・,12−(m−1)に記憶された画素P11,P31,…,P(m−1)1の画素信号が順次出力チャンネルCH1より出力される。水平走査回路20では偶数番目の水平走査回路ユニット20−2,20−4,・・・,20−mのみから順に水平選択信号H2−2,H2−4,・・・,H2−mが出力され、当該出力に同期して偶数番目のラインメモリ22−2,22−4,・・・,22−mに記憶された画素P21,P41,・・・,Pm1の画素信号が順次出力チャンネルCH2より出力される。
続いて、次の水平ブランキング期間T3内に行選択信号V2が“H”レベルとなると2行目の画素P12〜Pm2が選択されることになる。この間、転送信号CKT1及びCKT2が“H”レベルである。従って、選択された画素P12〜Pm2の画素信号は、ラインメモリ12−1〜12−mに記憶されることになる。その後、水平有効期間T4内に水平走査回路10,20を動作させる。水平走査回路10では、奇数番目の水平走査回路ユニット10−1,10−3,・・・,10−(m−1)のみから順に水平選択信号H1−1,H1−3,H1−(m−1)が出力され、当該出力に同期して、奇数番目のラインメモリ12−1,12−3,・・・,12−(m−1)に記憶された画素P12,P32,・・・,P(m−1)2の画素信号が順次出力チャンネルCH1より出力される。また、水平走査回路20では、偶数番目の水平走査回路ユニット20−2,20−4,・・・,20−mのみから順に水平選択信号H2−2,H2−4,・・・,H2−mが出力され、当該出力に同期して偶数番目のラインメモリ22−2,22−4,・・・,22−mに記憶された画素P22,P42…Pm2の画素信号が順次出力チャンネル2より出力されることになる。
これ以降、前述したのと同様に、水平ブランキング期間中に3行目からn行目までの画素が選択され、水平有効期間中に、その画素信号の内の奇数列画素信号が出力チャンネルCH1より出力され、偶数列画素信号が出力チャンネルCH2より出力される。尚、前述した水平走査回路20の動作タイミングは、水平走査回路10の動作タイミングに対して位相が180度ずれている。従って、出力チャンネルCH1とCH2とから出力された画素信号を後に混合する際に、処理を確実に行うことができる。
なお、ここでは、出力チャンネルCH1とCH2の両方を用いて全画素信号を出力する場合を示したが、どちらか一方のみで全画素信号を読み出すことも可能である。
以下、前述したような固体撮像装置の構成及び作用を前提として、第1乃至第4の実施の形態の特徴的な動作について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
以下、図5乃至図7を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置について詳細に説明する。尚、図5は全領域間引き信号の読み出しパターン例を示しており、図6は中央部連続信号の読み出しパターン例を示しており、図7はこれら信号を1フレームで同時に読み出すタイミングを説明するためのタイミングチャートである。
この第1の実施の形態に係る固体撮像装置では、図5,6に示されるような中央部連続信号の読み出しと全領域間引き信号の読み出しを同時に行う。そのとき中央部連続信号の読み出しにおいて選択される行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される行とは共通している(この例では1,4,7行目を順番に選択する)。更に各行について、中央部連続信号としては中央部の画素(この例では7〜12列)のみの信号が読み出され、全領域間引き信号としては2画素づつ間引いた画素(この例では1,4,7,10,13,16列)の信号が、それぞれ読み出される。
以下、図7のタイミングチャートを参照して、第1の実施の形態に係る固体撮像装置による特徴的な読み出し動作について更に詳細に説明する。
先ず、動作説明に先立ち、図7で用いる各符号の意味内容を定義する。
図7中、VDは垂直同期信号を意味している。HDは水平同期信号を意味している。CKT1,2は転送スイッチ12−1〜12−m,22−1〜22−mのオン/オフを制御する転送信号を意味している。V1〜Vn(ここではn=9)は、垂直走査回路30より出力される行選択信号を意味している。以上の他、CH1,CH2は、各出力チャンネルから出力される画素信号を併せて意味する。
さて、動作を開始すると、垂直走査回路30は、各ユニット30−1,30−2,・・・,30−nの配列方向に沿って先ず1行目について走査を行う。即ち、水平ブランキング期間(水平同期信号HDが“L”レベルの期間)内で垂直走査回路30より出力される行選択信号V1が“H”レベルとなると、1行目の画素P11〜Pm1が選択される。
この間、転送スイッチ13−1〜13−m、23−1〜23−mに入力されるクロックCKT1,CKT2が“H”レベルである為、選択された画素P11〜Pm1の画素信号は、ラインメモリ12−1〜12−m及び22−1〜22−mに記憶される。
その後、水平有効期間(水平同期信号HDが“H”レベルの期間)内で水平走査回路10の各ユニットのうち10−1,10−4,10−7,10−10,10−13,10−16より水平選択信号を出力し、1行目の画素P11〜m1のうち選択された1,4,7,10,13,16列目の画素の画素信号が、水平選択スイッチ11−1,11−4,11−7,11−10,11−13,11−16を介して出力チャンネルCH1より出力される。これと同時に、水平有効期間(水平同期信号HDが“H”レベルの期間)内で水平走査回路20の各ユニットのうち20−7〜20−12より水平選択信号を出力し、1行目の画素P11〜m1のうち選択された7〜12列目の画素の画素信号が、水平選択スイッチ21−7〜21−12を介して出力チャンネルCH2より出力される。
これ以降、同様に水平ブランキング期間中に4行目、7行目の画素が順次に選択され、水平有効期間中に行毎の選択された列(1,4,7,10,13,16列、及び7〜12列)の画素信号が出力されることで、図5,6に示されるような読み出しが同時になされることになる。
以上説明した第1の実施の形態によれば、高画素の場合には画素信号を一度に出力するとフレームレートに問題が生じるが、全領域の間引き信号の読み出し(例えば表示用)と中央部連続信号の読み出し(例えばAF用)とを、1のフレームで異なる出力チャンネルから同時に読み出すことにより、用途に応じた出力を簡易に得られる。
(第2の実施の形態)
以下、図8及び9を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置について詳細に説明する。尚、図8は中央部連続信号の読み出しパターン例を示しており、図9は図5,8に示した信号を1フレームで同時に読み出すタイミングを詳細に説明するためのタイミングチャートである。以下では、図5を適宜参照する。
この第2の実施の形態に係る固体撮像装置では、図8に示されるような中央部連続信号の読み出しと全領域間引き信号の読み出しとを、1のフレームで同時に行うことを特徴としている。そのとき、中央部連続信号の読み出しにおいては垂直方向に間引かずに中央部(9,10列)を読み出す。
以下、図9のタイミングチャートを参照して、第2の実施の形態に係る固体撮像装置による特徴的な読み出し動作について更に詳細に説明する。
先ず、動作説明に先立ち、図9で用いる各符号の意味内容を定義する。
図9中、VDは垂直同期信号を意味している。HD1は全領域間引き信号に対する水平同期信号を、HD2は中央部連続信号に対する水平同期信号を意味している。そして、CKT1,2は転送スイッチ12−1〜12−m,22−1〜22−mのオン/オフを制御する転送信号を意味している。V1〜Vn(ここではn=9)は、垂直走査回路30より出力される行選択信号を意味している。以上の他、CH1,CH2は、各出力チャンネルから出力される画素信号を併せて意味する。
さて、動作を開始すると、垂直走査回路30は、各ユニット30−1,30−2,・・・,30−nの配列方向に沿って先ず1行目について走査を行う。即ち、期間T1内で垂直走査回路30より出力される行選択信号V1が“H”レベルとなると、1行目の画素P11〜Pm1が選択される。
この間、転送スイッチ13−1〜13−m、23−1〜23−mに入力されるクロックCKT1,CKT2が“H”レベルである為、選択された画素P11〜Pm1の画素信号は、ラインメモリ12−1〜12−m及び22−1〜22−mに記憶される。
その後、全領域間引き信号における水平有効期間(HD1が“H”レベル期間)内で水平走査回路10の各ユニットのうち10−1,10−4,10−7,10−10,10−13,10−16より水平選択信号を出力し、1行目の画素P11〜m1のうち選択された1,4,7,10,13,16列目の画素の画素信号が、水平選択スイッチ11−1,11−4,11−7,11−10,11−13,11−16を介して出力チャンネルCH1より出力される。一方、水平走査回路20においては各ユニットのうち20−9,20−10より水平選択信号を出力し、1行目の画素P11〜m1のうち選択された9,10列目の画素の画素信号が、水平選択スイッチ21−9,21−10を介して出力チャンネルCH2より出力される。
次に、垂直走査回路30は、各ユニット30−1,30−2,・・・,30−nの配列方向に沿って2行目について走査を行う。即ち、期間T2内で垂直走査回路30より出力される行選択信号V2が“H”レベルとなると、2行目の画素P12〜Pm2が選択される。
この間、転送スイッチ13−1〜13−m、23−1〜23−mに入力されるクロックCKT1が“L”レベル,CKT2が“H”レベルである為、選択された画素P12〜Pm2の画素信号は、ラインメモリ22−1〜22−mにのみ記憶される。その後、水平走査回路20の各ユニットのうち20−9,20−10より水平選択信号を出力し、2行目の画素P12〜m2のうち選択された9,10列目の画素の画素信号が水平選択スイッチ21−9〜21−10を介して出力チャンネルCH2より出力される。
3行目については、2行目と同様、出力チャンネルCH2からのみ9,10行目の画素信号が読み出される。4行目以降については、1〜3行目と同様の動作が繰り返されるので、4,7行目については、出力チャンネルCH1から1,4,7,10,13,16列目の画素信号が読み出され、出力チャンネルCH2からは、9,10列目の画素信号が読み出される。5,6,8,9行目については、出力チャンネルCH2からのみ9,10列目の画素信号が読み出され、図5,8に示されるような読み出しが1のフレームで同時になされる。
以上説明した第2の実施の形態によれば、水平方向も垂直方向もある程度の解像度とすることができることになる。さらに、高画素の場合には、画素信号を一度に出力するとフレームレートに問題が生じるが、本実施の形態によれば、全領域の間引き信号の読み出し(例えば表示用)と、中央部連続信号の読み出し(例えばAF用)を、1のフレームで異なる出力チャンネルから同時に読み出すことにより、用途に応じた出力を簡易に得られる。
(第3の実施の形態)
以下、図10乃至12を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る固体撮像装置について詳細に説明する。尚、図10は第3の実施の形態に係る固体撮像装置が採用する垂直走査回路30の構成例を示しており、図11は中央部連続信号の読み出しパターン例を示しており、図12は図5,11に示したような信号を1フレームで同時に読み出すタイミングを詳細に説明するためのタイミングチャートである。以下、図5を適宜参照する。
第3の実施の形態に係る固体撮像装置では、1のフレームで図11に示されるような中央部連続信号の読み出しと全領域間引き信号の読み出しとを同時に行う。
ここで、図10に示される垂直走査回路30は、行選択信号V1〜VnとしてV1−1又はV1−2,・・・Vn−1又はVn−2のいずれかを選択出力するユニット30−1,・・・,30−nからなる。例えば、ユニット30−1は、サブユニット30−1−1と30−1−2とOR回路30−1−3からなり、サブユニット30−1−1の出力V1−1又はサブユニット30−1−2の出力V1−2のいずれかがOR回路30−1−3で選択されて行選択信号V1として出力されることになる。
以下、図12のタイミングチャートを参照して、第3の実施の形態に係る固体撮像装置による特徴的な読み出し動作について更に詳細に説明する。
先ず、動作説明に先立ち、図12で用いる各符号の意味内容を定義する。図12中、VDは垂直同期信号を意味している。HDは水平同期信号を意味している。CKT1,2は転送スイッチ12−1〜12−m,22−1〜22−mのオン/オフを制御する転送信号を意味している。V1〜Vn(ここではn=9)は、垂直走査回路30より出力される行選択信号を意味している。以上の他、CH1,CH2は、各出力チャンネルから出力される画素信号を併せて意味する。
さて、動作を開始すると、垂直走査回路30は、各ユニット30−1,30−2,・・・,30−nの配列方向に沿って先ず1行目について走査を行う。即ち水平ブランキング期間(水平同期信号HDが“L”レベルの期間)内で垂直走査回路30より出力される行選択信号V1が“H”レベルとなると、1行目の画素P11〜Pm1が選択される。
この間、転送スイッチ13−1〜13−mに入力されるクロックCKT1が“H”レベルである為、選択された画素P11〜Pm1の画素信号は、ラインメモリ12−1〜12−mに記憶されることになる。その後、水平有効期間(水平同期信号HDが“H”レベルの期間)内で水平走査回路10の各ユニットのうち10−1,10−4,10−7,10−10,10−13,10−16より水平選択信号を出力し、1行目の画素P11〜m1のうち選択された1,4,7,10,13,16列目の画素の画素信号が水平選択スイッチ11−1,11−4,11−7,11−10,11−13,11−16を介して出力チャンネルCH1より出力されることになる。
また、垂直走査回路30は、同じ水平ブランキング期間内で、各ユニット30−1,30−2,・・・,30−nの配列方向に沿って4行目について走査を行う。即ち、垂直走査回路30より出力される行選択信号V4が“H”レベルとなると、4行目の画素P14〜Pm4が選択される。この間、転送スイッチ23−1〜23−mに入力されるクロックCKT2が“H”レベルである為、選択された画素P14〜Pm4の画素信号は、ラインメモリ22−1〜22−mに記憶される。
その後、水平有効期間(水平同期信号HDが“H”レベルの期間)内で水平走査回路20の各ユニットのうち20−7〜20−12より水平選択信号を出力し、4行目の画素P14〜m4のうち選択された7〜12列目の画素の画素信号が、水平選択スイッチ21−7〜21−12を介して出力チャンネルCH2より出力されることになる。
この第3の実施の形態では、垂直信号線の画素信号が混合するのを防止すべく、上記したように中央部連続信号の読み出しと全領域間引き信号の読み出しのタイミング(転送信号CKT1,CKT2の“H”レベルとするタイミング)をずらしている点に特徴の一つがある。これ以降は、同様に4行目と5行目、7行目と6行目の画素信号が同時にCH1,CH2からそれぞれ読み出されることで、図5,11に示されるような読み出しが1のフレームで同時になされる。
なお、この実施例では、全領域間引き信号と中央連続信号とで同じ行が異なる時間で選択されるため(4行目)、その行については蓄積時間が他の行と異なる場合が生じるが、その場合は電子シャッタを用いて全行蓄積時間を揃えることができる。
以上説明した第3の実施の形態によれば、水平方向も垂直方向もある程度の解像度とすることができることになる。さらに、高画素の場合には、画素信号を一度に出力するとフレームレートに問題が生じるが、本実施の形態によれば、全領域の間引き信号の読み出し(例えば表示用)と、中央部連続信号の読み出し(例えばAF用)を、1のフレームで同時に行うことにより、用途に応じた出力を簡易に得られる。
(第4の実施の形態)
以下、図13、14を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る固体撮像装置について詳細に説明する。尚、図13は中央部連続信号の読み出しパターン例を示しており、図14は図5,13に示した信号を1フレームで同時に読み出すタイミングを詳細に説明するためのタイミングチャートである。以下では、図5を適宜参照する。
この第4の実施の形態でも、垂直走査回路30として図10の構成を採用する。
第4の実施の形態に係る固体撮像装置では、1のフレームで図13に示されるような中央部連続信号の読み出しと全領域間引き信号の読み出しとを同時に行う。
以下、図14のタイミングチャートを参照して、第4の実施の形態に係る固体撮像装置による特徴的な読み出し動作について更に詳細に説明する。
先ず、動作説明に先立って、図14で用いる各符号の意味内容を定義する。図14中、VDは垂直同期信号を意味している。HDは水平同期信号を意味している。CKT1,2は転送スイッチ12−1〜12−m,22−1〜22−mのオン/オフを制御する転送信号を意味している。V1〜Vn(ここではn=9)は、垂直走査回路30より出力される行選択信号を意味している。以上の他、CH1,CH2は、各出力チャンネルから出力される画素信号を併せて意味する。
さて、動作を開始すると、垂直走査回路30は、各ユニット30−1,30−2,・・・,30−nの配列方向に沿って先ず1行目について走査を行う。即ち水平ブランキング期間(水平同期信号HDが“L”レベルの期間)内で垂直走査回路30より出力される行選択信号V1が“H”レベルとなると、1行目の画素P11〜Pm1が選択される。
この間、転送スイッチ13−1〜13−mに入力されるクロックCKT1が“H”レベルである為、選択された画素P11〜Pm1の画素信号は、ラインメモリ12−1〜12−mに記憶されることになる。その後、水平有効期間(水平同期信号HDが“H”レベルの期間)内で水平走査回路10の各ユニットのうち10−1,10−4,10−7,10−10,10−13,10−16より水平選択信号を出力し、1行目の画素P11〜m1のうち選択された1,4,7,10,13,16列目の画素の画素信号が水平選択スイッチ11−1,11−4,11−7,11−10,11−13,11−16を介して出力チャンネルCH1より出力されることになる。
続いて、垂直走査回路30は、同じ水平ブランキング期間内で各ユニット30−1,30−2,・・・,30−nの配列方向に沿って3行目について走査を行う。即ち、垂直走査回路30より出力される行選択信号V3が“H”レベルとなると、3行目の画素P13〜Pm3が選択される。この間、転送スイッチ23−1〜23−mに入力されるクロックCKT2が“H”レベルである為、選択された画素P13〜Pm3の画素信号は、ラインメモリ22−1〜22−mに記憶される。
その後、水平有効期間(水平同期信号HDが“H”レベルの期間)内で水平走査回路20の各ユニットのうち20−7〜20−12より水平選択信号を出力し、3行目の画素P13〜m3のうち選択された7〜12列目の画素の画素信号が、水平選択スイッチ21−7〜21−12を介して出力チャンネルCH2より出力されることになる。
この第4の実施の形態では、垂直信号線の画素信号が混合するのを防止すべく、上記したように中央部連続信号の読み出しと全領域間引き信号の読み出しとのタイミング(転送信号CKT1,CKT2の“H”レベルとするタイミング)をずらしている点に特徴の一つがある。これ以降は、同様に4行目と5行目、7行目と6行目が同じ水平ブランキング期間中に選択され、これらの画素信号が水平有効期間中にCH1,CH2から同時に読み出されることで、図5,13に示されるような読み出しが1のフレームで同時になされる。
尚、この実施の形態では、全領域間引き信号と中央部連続信号とで選択する行が異なるため、第3の実施の形態で記述した蓄積時間が異なる行が生じるという現象はない。
以上説明した第4の実施の形態によれば、水平方向も垂直方向もある程度の解像度とすることができることになる。さらに、高画素の場合には、画素信号を一度に出力するとフレームレートに問題が生じるが、本実施の形態によれば、全領域の間引き信号の読み出し(例えば表示用)と、中央部連続信号の読み出し(例えばAF用)を、フレーム毎に交互に繰り返すことにより、用途に応じた出力を簡易に得られる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、MOS型固体撮像装置において通常行われるFPNキャンセルを設けたり、全領域の間引き信号の読み出しを偽信号を抑圧するため混合するなど、本発明はこれに限定されること無くその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能である。
本発明の上記実施の形態では、水平走査回路及び垂直走査回路を間引き走査が行えるような動作につき説明したが、このような動作を行うためにはデコーダ回路を使用したものや、走査回路にシフトレジスタを用いたものとしては、例えば特開平9−163245号公報に記載した間引き走査の方法で実現することができ、順次走査を行うことで全画素を順次読み出しすることが可能であることは勿論である。
ここで、図15には、順次走査及び間引き走査を行う為の走査回路に用いるシフトレジスタの構成例を示し説明する。
ここでは、1/3間引き走査を例に挙げて説明する。
図15において、1段分のシフトレジスタユニット300は、サブユニット101及び102からなる第1のシフトレジスタユニット100と第2のシフトレジスタユニット200とで構成されている。この第1及び第2のシフトレジスタユニット100及び200の入力端は共通に接続されている。また、第1のシフトレジスタユニット100の出力端は、次段のシフトレジスタユニットの入力端に接続されており、第2のシフトレジスタユニット200の出力端は、2段後ろのサブユニット102の入力端に接続されている。そして、第1のシフトレジスタユニットのサブユニット101,102は、それぞれ駆動パルスφ1−1,φ1−2により駆動され、第2のシフトレジスタユニット200は、駆動パルスφ2により駆動されることになる。
このような構成のシフトレジスタにおいて、駆動パルスφ1−1とφ1−2に駆動信号を与え、駆動パルスφ2は、第2のシフトレジスタユニット200が非動作となるような状態として、シフトレジスタのスタートパルスφSTを入力すると、入力信号は図16に一点鎖線で示したようにシフトレジスタ内をシフトしていくので、シフトレジスタからはSRout1,SRout2,SRout3,…という順番で信号が出力され、順次走査が行える。
一方、このシフトレジスタにおいて、駆動パルスφ1−2とφ2に駆動信号を与え、駆動パルスφ1−1は、サブユニット101が非動作となるような状態として、シフトレジスタのスタートパルスφSTを入力すると、入力信号は図17に一点鎖線で示したようにシフトレジスタ内をシフトしていくので、シフトレジスタからは、Srout3,Srout6,…という順番で信号が出力されので、1/3間引き走査が行える。
以上のように、図15のような構成のシフトレジスタを走査回路に用い、駆動パルスを制御することで、順次走査及び間引き走査の切換えが可能となる。尚、順次走査及び間引き走査の切換えは駆動パルスの制御で行えるので、走査の途中で駆動パルスを変えることで走査の途中で順次走査と間引き走査の切換えが可能となり、遮光画素領域は順次走査を行い、有効画素領域は間引き走査を行うといった走査も可能である。
本発明の第1乃至第4の実施の形態に共通する固体撮像装置の構成図。 図1の各画素P11〜Pmnの構成例を示す図。 図1の構成に関する各信号のタイミングチャート。 本発明の第1乃至第4の実施の形態に係る固体撮像装置の全画素P11〜Pmnの順次読み出しに関するタイミングチャート。 本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置による全領域間引き信号の読み出しパターン例を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置による中央部連続信号の読み出しパターン例を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る固体撮像装置による特徴的な読み出し動作について更に詳細に説明するタイミングチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置による中央部連続信号の読み出しパターン例を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る固体撮像装置による特徴的な読み出し動作について更に詳細に説明するタイミングチャート。 本発明の第3,4の実施の形態に係る固体撮像装置が採用する垂直走査回路30の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る固体撮像装置による中央部連続信号の読み出しパターン例を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係る固体撮像装置による特徴的な読み出し動作について更に詳細に説明するタイミングチャート。 本発明の第4の実施の形態に係る固体撮像装置による中央部連続信号の読み出しパターン例を示す図。 本発明の第4の実施の形態に係る固体撮像装置による特徴的な読み出し動作について更に詳細に説明するタイミングチャート。 本発明の第1乃至第4の実施の形態に係る固体撮像装置にて順次走査及び間引き走査を行う走査回路として適用可能なシフトレジスタの構成例を示す図。 図14の構成による順次走査を説明する概念図。 図14の構成による間引き走査を説明する概念図。
符号の説明
1・・・固体撮像素子、P11〜Pmn・・・画素、10・・・水平走査回路、11−1〜11−m・・・水平選択スイッチ、12−1〜12−m・・・ラインメモリ、13−1〜13−m・・・転送スイッチ、20・・・水平走査回路、21−1〜21−m・・・水平選択スイッチ、22−1〜22−m・・・ラインメモリ、23−1〜23−m・・・転送スイッチ、30・・・垂直走査回路。

Claims (6)

  1. 2次元に配列された複数の画素からなる光電変換部と、
    上記光電変換部の読み出し対象となる画素行を選択する垂直走査回路と、
    上記各画素の出力信号線に接続され、転送信号により駆動制御される転送スイッチと、
    この転送スイッチを介して画素から転送される画素信号を記憶するラインメモリと、
    水平選択信号を出力する水平走査回路と、
    この水平選択信号により駆動制御される水平選択スイッチと、
    この水平選択スイッチを介して画素信号を読み出す複数の出力チャンネルと、
    を具備し、上記垂直走査回路及び水平走査回路の制御により、1のフレームで画素の中央部連続信号の読み出しと画素の全領域間引き信号の読み出しとを同時に行うことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 上記中央部連続信号の読み出しにおいて選択される画素行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される画素行とは共通しており、更に選択された各画素行について、中央部連続信号としては中央部の画素信号を読み出し、全領域間引き信号としては所定画素づつ間引いた画素信号を読み出すことを更に特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 上記中央部連続信号の読み出しにおいて選択される画素行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される画素行とは異なり、中央部連続信号の読み出しと全領域間引き読み出しとで転送スイッチが導通するタイミングをずらすことで、出力信号線での画素信号の混合を防止することを更に特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 2次元に配列された複数の画素からなる光電変換部と、上記光電変換部の読み出し対象となる画素行を選択する垂直走査回路と、上記各画素の出力信号線の一端、他端にそれぞれ接続され、第1、第2の転送信号によりそれぞれ駆動制御される第1、第2の転送スイッチと、上記第1、第2の転送スイッチを介して画素から転送される画素信号をそれぞれ記憶する第1、第2のラインメモリと、第1、第2の水平選択信号をそれぞれ出力する第1、第2の水平走査回路と、上記第1、第2の水平選択信号によりそれぞれ駆動制御される第1、第2の水平選択スイッチと、上記第1、第2の水平選択スイッチを介して画素信号を読み出す第1、第2の出力チャンネルと、を具備し、
    上記第1の水平選択信号により第1の水平選択スイッチを駆動制御することによる画素の中央部連続信号の読み出しと上記第2の水平選択信号により第2の水平選択スイッチを駆動制御することによる画素の全領域間引き信号の読み出しとを、1のフレームにおいて同時に行うことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 上記中央部連続信号の読み出しにおいて選択される画素行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される画素行とは共通しており、更に選択された各画素行について、中央部連続信号としては中央部の画素信号を読み出し、全領域間引き信号としては所定画素づつ間引いた画素信号を読み出すことを更に特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 上記中央部連続信号の読み出しにおいて選択される画素行と全領域間引き信号の読み出しにおいて選択される画素行とは異なり、中央部連続信号の読み出しと全領域間引き読み出しとで第1、第2の転送スイッチが導通するタイミングをずらすことで読み出しのタイミングを異ならせ、出力信号線での画素信号の混合を防止することを更に特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置。
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