JP4275789B2 - 印刷装置のインキ供給制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置の印刷ドラムの内部にインキを供給するインキ供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷装置では、多孔性の支持円筒体の外周にメッシュスクリーンを巻付けて構成した印刷ドラムの内部に、ドクタローラとインキローラとでインキだまりを形成し、このインキだまりからインキローラを介して印刷ドラムの内周面にインキを搬送している。そしてこの搬送されたインキを、印刷ドラムの外周面から同外周面に巻付けた製版済みのマスタの孔を通して、搬送されてくる印刷用紙の表面に転移して印刷画像を形成するようになっている。インキだまりへのインキ供給は、印刷ドラムや印刷装置本体に対して着脱可能なインキ容器からインキポンプの吸引と送り出し動作によって、通常、印刷ドラムが回転してインキローラも回転している状況で行われる。これは印刷ドラムの軸線と平行な方向における、インキだまりのインキ量の均一化を促進させるためである。また、印刷ドラムの内部には、インキだまりのインキ量を一定に保つために、その量を検出するインキ検出手段が設けられている。一般に印刷ドラムに巻付けられるマスタは、製版手段によって穿孔製版される合成樹脂フィルムとインキ通過性の和紙ベースとが貼り合わされている。
【0003】
このような印刷装置において、製版手段を有している場合には、製版動作を開始する製版スタートキーが押されると、まず印刷ドラムに巻付けられた使用済みのマスタを排版手段で排版し、製版手段で新しく製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻付け、その後、給紙部から印刷用紙を1枚だけ給紙する版付けを行い、新しく巻付けられたマスタにインキを馴染ませている。ここで問題となるのは、印刷ドラムの外周面のメッシュスクリーンに保持されているインキが、排版時に使用済みのマスタに付着して一部除去されて廃棄されてしまうことである。これにより、新しいマスタを巻付ける際には、廃棄されたインキと新たに巻付けられたマスタに対するインキとを供給する必要がある。このように排版、給版、版付け時には、印刷時に比べるとインキの消費量が多くなり、印刷時よりも遥かに多くのインキ供給が必要とされているのが現状である。
【0004】
この結果、版付けが行われた直後においては、印刷ドラム内のインキだまりのインキ量が急激に減少してしまうので、通常はその後、すなわち版付け後の印刷時にインキポンプを駆動して印刷しながら徐々にインキをインキだまりに供給している。
【0005】
しかし、インキポンプの駆動源は、印刷ドラムの回転駆動源と同一であるので、インキ供給は必ず印刷ドラムが回転している時にしか行えなかった。このため、排版、製版、給版中は、印刷ドラムは印刷時のように頻繁に回転するのではなく、たまにした回転しないので、この期間中インキポンプを駆動してインキを印刷ドラム内に十分に供給(補給)することは難しかった。
【0006】
このような印刷装置において、小部数の繰返し印刷時のように排版、給版、版付けが繰返し行われたりすると、インキポンプの動作によるインキだまりへのインキ供給が迫いつかなくなってしまう。このため印刷ドラムの内部のインキが一時的に不足する状態が発生することが有り、画像がかすれて良好な印刷物を得られない場合があった。
【0007】
この対策として、版付け終了後、印刷スタートキーが押されたら、まずはインキだまりへのインキ供給動作を行い、インキだまりのインキが十分に供給されたことをインキ検出手段で検出してから、設定した印刷枚数に相当する印刷動作を行うようになっているものがある。ここでのインキ供給動作では、インキポンプを駆動してインキ供給を行いつつ印刷ドラムを回転して、印刷ドラムの外周面側にインキを供給している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のインキ供給の方式では、印刷スタートキーが押されてもインキ供給のための時期が設けられているため、印刷動作がすぐにスタートせずに、印刷ドラムが空転しながらインキポンプの動作によるインキ供給が行われ、それが終了してやっと実際の印刷動作がスタートするので、インキ供給に時間(長い場合には10秒以上)を要してしまい、ファーストプリントまでの所要時間や、印刷に対するオペレータの待ち時間が長くなってしまうという問題点があった。
【0009】
インキポンプの動作速度を速くすれば、このような問題点をある程度抑制することは可能であるが、インキポンプに対して高出力が求められることになり、モータの大型化やコストアップを招いてしまう。加えて、近年の技術の進歩により製版速度自体が高速化されてきており、製版中でのインキ供給に十分なインキ供給時間がとれなくなってきている。
【0010】
また、版付け直後にインキ供給を行わないで、例えば自動原稿送り装置(ADF)に複数枚の原稿をセットして1原稿あたり10以下の印刷、すなわち、小部数印刷を連続して行った場合には、インキポンプの動作によるインキ供給がインキ消費に迫いつかなくなって画像濃度が薄くなり、かすれ画像の原因となってしまう。
【0011】
本発明は、インキポンプの大型化を抑えつつインキ供給にかかる不要な待機時間をなくして低コストでインキ不足を解消して良好な印刷を行える印刷装置のインキ供給制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、如何にして版付け時や印刷時におけるインキ不足を解決するかという技術的課題に即し、版胴の内周面へのインキ供給時期について着目したものである。
【0014】
請求項1記載の発明は、印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にインキ容器内のインキを供給するインキポンプと、印刷ドラムの内部のインキ量を検出するインキ検出手段とを有し、設定された印刷枚数に応じた印刷動作を行う印刷装置において、印刷動作が終了した時点におけるインキ検出手段からの信号がインキ不足を示す場合にインキポンプを駆動制御する制御手段を備えた構成としている。このため、印刷動作終了時にインキが不足している場合には、インキポンプが駆動されてインキ容器内のインキが印刷ドラム内に供給されるので、次の排版動作前には印刷ドラムの内部に十分なインキが供給された状態となる。
【0015】
請求項2記載の発明では、印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にインキ容器内のインキを供給するインキポンプと、印刷ドラムの内部のインキ量を検出するインキ検出手段とを有し、設定された印刷枚数に応じた印刷動作を行う印刷装置において、印刷動作が開始される時点におけるインキ検出手段からの信号にかかわらず印刷動作を開始すると共に、印刷動作が終了した時点におけるインキ検出手段からの信号がインキ不足を示す場合には、このインキ不足信号の出力がなくなるまでインキポンプの駆動動作を制御する制御手段を備える構成としている。このため、印刷動作は、印刷ドラム内のインキ量にかかわらず開始されるので従来の待機時間がなくなると共に、印刷動作終了時にインキが不足している場合にはインキ容器内のインキが供給されるので、次の排版動作前には印刷ドラムの内部に十分なインキが供給された状態となる。
【0016】
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載の印刷装置のインキ供給制御装置において、印刷ドラムを回転する駆動手段と、ストップキーとを有し、制御手段が、印刷動作の終了前にストップキーが押された場合には、その時点におけるインキ検出手段からの信号にかかわらず直ちに印刷ドラムを定位置で停止すべく駆動手段の駆動動作を制御する構成としている。このため、ストップキーが押されると、印刷状況にかかわらず印刷ドラムの回転が停止され、オペーレータの意志が反映され装置の無駄な動作や不具合がなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は、印刷装置の一例である孔版印刷装置を示す。この孔版印刷装置は、装置内に内蔵された製版手段50で穿孔製版されて搬送される製版済みのマスタ6B(以下、「マスタ6B」と記す)が巻付けられる印刷ドラム3と、印刷ドラム3に対して近接/離間可能に設けられた押圧部材としての周知のプレスローラ22と、使用済みのマスタ6A(以下、「マスタ6A」と記す)を印刷ドラム3の外周面3bから剥離して廃棄する排版手段70と、制御手段となる制御装置7とを備えている。図示を省略しているが、孔版印刷装置には、図2に示す印刷用紙40を積載する給紙トレイと、印刷後の印刷用紙40を搬送する排紙搬送ユニット及び、印刷後の印刷用紙40を積載する排紙トレイと、原稿の画像を光学的に読み取る周知の露光走査系やCCDを備えた原稿読取装置とを備えている。孔版印刷装置としては、この原稿読取装置や製版手段50を持つ製版、印刷一体型の印刷装置ではなく、製版機能を持たない孔版印刷装置であってもよい。
【0020】
製版手段50では、原稿読取装置からの画像信号に基づき原稿画像に対応する製版画像を未製版のマスタに対して穿孔製版し、マスタ6Bを製作している。原稿読取装置を備える場合には、原稿読取部に対して原稿を自動搬送する自動原稿送り装置(ADF)を備えるようにしてもよい。また、製版手段50では、パソコン等の外部入出力装置からの画像信号を基に製版するようにしてもよい。本形態では、加熱穿孔の開始から終了までを製版動作とする。
【0021】
印刷ドラム3は、多孔性支持円筒体の外周に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複層巻装して構成されていて、図示しない中心軸を中心に回転自在とされている。印刷ドラム3は、印刷ドラムの駆動手段としての速度調整可能なメインモータ21と、図示しないプーリとベルト23を介して連結されており、この形態では時計周り方向に回転駆動される。メインモータ21の近傍に、印刷ドラム3の回転の有無を検出するドラム回転検出手段としての回転検出センサ71が配置されている。
【0022】
給版ローラ19,20は、一方を駆動ローラ、他方を従動ローラとして構成されていて、図示しない給版駆動部によって製版動作時から給版動作終了時まで回転駆動されるように構成されている。このため、製版手段50で製版されたマスタ6Bは、給版ローラ19,20により製版動作及び給版動作時に搬送され、印刷ドラム3に設けたクランパ12でその先端を把持され、図示しない切断装置によって所定の長さに切断されることで印刷ドラム3の外周面3bに巻付けられる。本形態では製版されたマスタ6Bが給版ローラ19,20で搬送されてクランパ12に把持されるまでを給版動作とし、製版されたマスタ6Bの印刷ドラム3の外周面3bへの巻付けが終了するまでを巻付け動作とする。
【0023】
排版手段70は、図1において印刷ドラム3の左側に配置されていて、互いに圧接した状態で回転駆動される排版ローラ4,5と、この排版ローラ4,5によって印刷ドラム3の外周面3bから剥離されるマスタ6Aを収納する排版ボックス18とを備えている。排版ローラ4,5は、図示しない移動機構と排版駆動部によって印刷ドラム3の外周面3bに接離可能に設けられており、排版時となると、印刷ドラム3の外周面3bに接触して、これに巻付けられているマスタ6Aの後端をローラ対の間で挟待して、排版ボックス18へ搬送するようになっている。この排版時には、印刷ドラム3が印刷時の回転速度よりも低速回転されると共にクランパ12も開放され、マスタ6Aを印刷ドラム3の外周面3bから剥離して廃棄するようになっている。本形態では、排版ローラ対4,5が印刷ドラム3の外周面3bに対して接触動作して巻着されたマスタ6Aを外周面3bから剥離して排版ボックス18へ収納するまでの一連の動作を排版動作とする。本形態での印刷ドラム3の定位置とは、クランパ12が印刷ドラム3の略真上に位置するホームポジションを示す。
【0024】
印刷ドラム3の内部には、インキローラ30と、インキローラ30の外周面と僅かに間隔を設けて配置されたドクタローラ24とが設けられている。インキローラ30とドクタローラ24との楔状空間には、インキだまり14が形成されている。インキローラ30は、図示しない印刷ドラム3の一対のフランジ間に回転自在に支持されており、図示しない動力伝達手段となる周知のギヤやベルト等により印刷ドラム3と同期、かつ同方向に回転駆動される。インキだまり14のインキは、インキローラ30の回転により流動しながらインキローラ30とドクタローラ24との間で広がりながら細長い円柱状に形成されることで、インキローラ30の外周面を経て印刷に必要な適量のインキが印刷ドラム3の内周面3aに供給される。
【0025】
インキだまり14には、インキ容器10内のインキがインキポンプモータ8により駆動されるインキポンプ9によって、インキポンプ9の供給口9aから供給される。インキポンプ9には、インキ容器10が、その口金部10aで密着するようにセットされている。インキだまり14の上方には、インキだまり14のインキ量を検出するインキ検出手段としてのインキセンサ15が設けられている。インキセンサ15は、インキだまり14のインキに接触することでインキ量を検出する触針式のもので、インキだまり14が低くなって触針とインキとの接触がなくなるとオンされてインキ不足信号を出力するようになっている。
【0026】
プレスローラ22は、インキローラ30と対向する位置に配置されていて、図示しない接離機構によって印刷ドラム3の外周面3bに対して接離自在に設けられており、印刷ドラム3の外周面3bとの間に印刷部を形成している。プレスローラ22は、版付けと印刷時にクランパ12が印刷部を通過する際や、排版、製版、給版中においては、印刷ドラム3の外周面3bから離間する位置を占めるように接離機構によって動作される。
【0027】
本形態における版付け動作とは、給版及び巻付け動作で印刷ドラム3にマスタ6Bを巻付けた後に、図2に示すように印刷用紙40を印刷部に1枚だけ通紙し、印刷ドラム3を1回転させる動作を指す。
【0028】
図1に示すように、孔版印刷装置の操作パネル1には、製版動作を開始させる製版スタートキー2と、所定印刷枚数を入力設定するテンキー11と、所定印刷枚数に対する印刷動作(実印刷動作)を開始させるプリントスタートキー13と、各動作を停止させるストップキー17と、入力された設定印刷枚数に対する印刷残り枚数を表示するカウンター表示部16とが設けられている。これら製版スタートキー2、テンキー11、プリントスタートキー13、カウンター表示部16、ストップキー17は、それぞれ制御装置7に電気的に接続されていて、制御装置7との間で各種信号の送受信を行っている。
【0029】
制御装置7は、周知のマイクロコンピュータからその要部を構成されていて、図示しないメモリに各種動作プログラムが記憶されている。本形態においては、製版スタートキー2が押されてオンすると、排版、製版、給版、版付けまでの一連動作が開始されて、プリントスタートキー13が押されてオンすると、設定印刷枚数に対する印刷動作が開始されるようになっている。
【0030】
以下、本発明の制御動作を説明する。図3は、版付け動作後に行われる印刷動作時のインキ供給制御を示すフローチャートである。
図3において、版付け動作終了後にオペレータがテンキー11で設定印刷枚数を入力後、プリントスタートキー13が押されると、ステップA1においてインキだまり14のインキの量にかかわらず、給紙搬送動作とドラム回転実印刷動作を実行する。ここでは、図示しない給紙部から印刷用紙40を印刷部に向かって給紙搬送しつつ、メインモータ21を駆動して印刷ドラム3を回転しプレスローラ22を所望のタイミングで接離動作して印刷用紙40に印刷を行う。印刷動作が実行されると、カウンター表示部16に表示される印刷残り枚数がカウントダウンされ、ストップキー17がステップA2で押されなければステップA3に進み、カウンター表示部16の枚数(印刷残り枚数)が「0」になるまで、すなわち、入力された設定印刷枚数相当の印刷が終了するまで印刷動作が実行される。
【0031】
ステップA3でカウンター表示部16の数値が「0」になると、印刷動作が終了したものとして、ステップA4に進んでインキだまり14のインキ量がインキセンサ15からの信号によって判断される。この時、インキだまり14のインキが十分にあってインキセンサ15がインキ「有り」を検出していればステップA5に進み、インキ供給動作は実行されず、メインモータ21の駆動が制御されて印刷ドラム3をホームポジションに停止すると共に、印刷装置の印刷動作を停止して制御を終える。
【0032】
ステップA4でインキだまり14のインキが少なくてインキセンサ15がインキ不足信号を検出すると、ステップA6に進みメインモータ21を駆動して印刷ドラム3を回転すると共に、インキポンプ9を動作すべくインキポンプモータ8を駆動してインキ容器10内のインキをインキだまり14に供給する。このインキ供給動作は、インキセンサ15からのインキ不足信号がなくなるまで継続され、インキだまり14に十分なインキ供給が行われると停止する。また、ステップA2において、ストップキー17が押されると、印刷動作やインキ供給動作は実行されず、直ちにホームポジションに印刷ドラム3を位置させるべく印刷ドラム3の回転を停止し、印刷動作も停止して制御を終える。
【0033】
このように印刷装置を制御することで、印刷ドラム3の内部のインキ量となるインキだまり14のインキ量にかかわらず印刷動作が開始されるので、印刷動作前の待機時間がなくなり、ファーストプリントまでの時間を早められる。また印刷動作終了後にインキだまり14のインキが不足している場合には、インキだまり14のインキが十分なインキ量となるまで、インキポンプ9からインキ供給されると共に、印刷ドラム3も回転するので、印刷動作終了時にインキだまり14のインキが十分でないまま印刷装置が停止することがなくなる。よって、排版動作前には印刷ドラム3の内部に十分なインキが供給された状態となり、インキポンプ9やインキポンプモータ8を大型化しなくても良く、コストの上昇を抑えられる。
【0034】
印刷動作終了後でも印刷ドラム3の回転とインキポンプ9の動作だけは継続しているが、設定印刷枚数に対する印刷は既にステップA3において終了しているので、印刷物を図示しない排紙トレイから取り出することができ、オペレータの印刷全体に対する待機時間を低減することができる。
【0035】
また、印刷ドラム3に巻付けたマスタ6Bに対する印刷枚数が少ない小部数印刷、すなわち1原稿あたりの印刷枚数が少なく(10枚以下)、このような小部数印刷を連続して行い、1原稿に対する印刷時間が短かい場合でも、印刷動作終了後にインキだまり14のインキが十分な量となるまでインキ供給が行われるので、次の排版動作が開始される前に、必ずインキだまり14に十分なインキが確保されるので、たとえ1原稿あたりの印刷枚数が少ない小部数印刷を繰り返しても印刷画像が簿くなるのを防止することができる。
【0036】
この実施の形態では、印刷動作が開始される時点におけるインキセンサ15からの信号にかかわらず印刷動作を開始するようにしたが、インキセンサ15からインキ検知信号が有るときに、印刷動作を開始するようにしてもよい。また、印刷動作が終了した時点におけるインキセンサ15からの信号がインキ不足を示す場合にインキポンプ9を動作したが、インキセンサ15からのインキ不足信号の有無にかかわらず、印刷動作が終了したときに、インキポンプ8を動作させ所定量のインキをインキだまり14に補給(供給)するようにしてもよい。あるいは、インキだまり14に対するインキ供給は、印刷動作終了時点ではなく、印刷動作が終了するとき、例えば設定印刷枚数まであと数枚という印刷動作終了の直前や、必要十分なインキ量をインキだまり14に供給でき得る印刷動作終了前の時点からインキポンプ9を動作してインキ供給動作を行うようにしてもよい。
【0037】
図4は、本発明の別な制御の形態を示すフローチャートである。この制御の形態では、製版スタートキー2が押されてから版付けが完了するまでの間、印刷ドラム3の回転の有無にかかわらず、つまり、印刷ドラム3が回転していても、いなくても印刷ドラム3の内部にインキを供給すべくインキポンプ9の駆動動作を制御装置7で制御するものである。
【0038】
図4において、オペレータにより操作パネル1上の製版スタートキー2が押されると、まずはステップB1で排版動作、ステップB2で製版動作、ステップB3でマスタ6Bの給版及び巻付け動作、ステップB4で版付け動作がそれぞれ実行されると共に、これら動作と並行してステップB12でインキ補給(供給)動作が実行される。
【0039】
排版動作では、メインモータ21を駆動して印制ドラム3を印刷時よりもゆっくり回転させ、排版ローラ4、5も回転させてマスタ6Aの排版剥離搬送を行う。製版動作では、排版動作と略同時に図示しない原稿読取装置での原稿読み取りと未製版のマスタヘのサーマルヘッドによる製版穿孔動作とを行う。給版、巻付け動作では、マスタ6Bを給版ローラ19,20で搬送しつつ、クランパ12を開閉動作してマスタ6Bの先端を把持しメインモータ21の駆動による印刷ドラム3の回転にともない印刷ドラム3の外周面3bにマスタ6Bを巻付け、所定の長さで切断する。版付け動作では、マスタ6Bの巻付け後に図2に示すように印刷用紙40を1枚だけ給紙して巻付けたマスタ6Bに対してインキを馴染ませると共に、印刷用紙40に画像を転写する。
【0040】
ステップB12で実行されるインキ補給(供給)動作では、製版スタートキー2が押されると、制御装置7からの指令によってインキポンプモータ8が駆動されてインキポンプ9が動作することで、初期のインキ供給動作が行われるが、このインキ供給動作は、印刷ドラム3の回転の有無にかかわらず実行される。この実行する期間は、製版スタートキー2が押された瞬間から、版付け動作後までの期間である。印刷ドラム3の回転の有無は、メインモータ21に対するオン/オフ信号で制御手段7が判断すれば良いし、あるいは図1に示すように回転検知センサ71を設け、このセンサでメインモータ21の回転を検出したり、印刷ドラム3の回転を直接検出するようにしてもよい。
【0041】
版付け動作が終了すると、ステップB5においてメインモータ21の駆動が停止され、印刷ドラム3をホームポジションで停止する。ここで、オペレータが版付け時に排出された印刷物を確認して、この印刷物が所望する印刷状態であると、テンキー11によって所定印刷枚数を入力し、ステップB6でプリントスタートキー13が押されてオンすると、所定印刷枚数に対する印刷動作がステップB7でスタートされ、ステップB8でインキだまり14のインキ量がインキセンサ15で検知される。そしてインキが十分でなければ、ステップB9に進んでインキセンサ15からのインキ不足信号がなくなるまでインキポンプモータ8を駆動して、インキポンプ9でインキ容器10内のインキをインキだまり14に供給し、インキセンサ15からのインキ不足信号がなくなると、インキポンプモータ8の駆動を停止し、インキポンプ9の動作を停止してインキ供給動作を終了する。
【0042】
ステップB7で印刷動作がスタートされると、ステップB10に進んでカウンター表示部16の数値(印刷残り枚数)が「0」になるまで、すなわち、設定印刷枚数相当の印刷が終了するまで印刷動作が実行され、カウンター表示部16の数値(印刷残り枚数)が「0」になると、ステップB11で印刷終了としてこの制御を終える。
【0043】
このように、印刷ドラム3の回転の有無にかかわらず製版スタートキー2が押された瞬間から、その時のインキだまり14のインキ量の有無にかかわらず、強制的にインキ供給を開始し版付け終了まで継続してインキ供給を行うことで、インキ消費の多い排版、給版巻付け、版付け時に十分なインキをインキだまり14に供給することができる。このため、小部数印刷を行う場合でも、版付け動作終了時まで十分なインキをインキだまり14に供給できるので、印刷画像が簿くなってしまうという不具合を抑制することができる。また、印刷動作時にインキだまり14のインキ量が少なくなった場合には、インキ供給を行うので、印刷動作時におけるインキ不足を解消でき、良好な印刷物を得られる。
【0044】
このように制御することで、プリントスタートキー13が押された後に実行される印刷動作前に行われていた従来のインキ供給動作がなくなるので、印刷動作前の待機待ち時問がなくなり、プリントスタートキー13が押されると直ちに印刷動作が始まるので、ファーストプリントまでの時間を従来のものよりも短縮することができる。
【0045】
図5、図6は本発明の更に別な実施の形態を示す。なお、この形態において、上述した形態の構成部材と同一機能を有する部材には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
この実施の形態は、メインモータ21と個別に、印刷ドラム3の内部に設けたインキローラ30を回転駆動するために、専用のインキローラ駆動手段となるインキローラ駆動専用モータ34(以下「インキモータ34」と記す)を設けている。
【0046】
印刷装置の構成としては、インキローラ30近傍の構成が異なる以外は、図1に示す構成と同一であるので、ここでは図5を用いてインキローラ30近傍の構成についてだけ述べる。印刷ドラム3は、その多孔性支持円筒体に円板状のフランジ25が固定されている。フランジ25は、図1に示すメインモータ21と駆動力伝達機構によって連結されており、ブラケット39に設けた中心軸26の周りで回転駆動される。このフランジ25の回転は、通常、すなわち印刷ドラム3の回転時には、フランジ25に設けられた歯車27とインキローラ30の軸31に設けられ歯車29及び、歯車27,29に噛合する歯車28によってインキローラ30に伝えられる。これによりインキローラ30は、印刷ドラム3と同一方向に回転するようになっている。
【0047】
インキローラ30の軸31の一部には、一方向クラッチ32を介してタイミングプーリ33が設けられている。タイミングプーリ33には、インキモータ34の出力軸に設けられたタイミングプーリ35との間でタイミングベルト36が掛け渡されており、インキモータ34からの回転駆動力が伝達されるように構成されている。一方向クラッチ32は、印刷ドラム3の回転により軸31が回転する場合には、タイミングプーリ33を滑らせ、インキモータ34側から回転駆動力がタイミングプーリ33に伝達される場合には、タイミングプーリ33をロックして軸31と一体回転するように構成されている。また、インキモータ34は、制御装置7に接続されている。このような構成によって、インキローラ30は、印刷ドラム3の回転と個別に回転可能となっている。すなわちフランジ25の回転の有無に関わらずに、インキモータ34を駆動すればインキローラ30を回転駆動することができる。
【0048】
図6は、インキモータ34を有する印刷装置のインキ供給に係る制御の形態を示すフローチャートである。図6において、ステップC1〜C5及びC6は、図4に示すステップB1〜B5及びB12と同一の内容であるので詳細な説明は省略する。つまり、この制御の形態においては、製版スタートキー2が押されてからステップC4の版付け動作が完了するまでの間に、印刷ドラム3の回転にかかわらずに製版スタートキー2が押された瞬間から、その時のインキだまり14のインキ量の有無にかかわらずに、ステップC7においてインキモータ34を回転駆動すると共に、ステップC6で強制的にインキだまり14に対するインキ供給を開始し、版付け動作終了までずっとインキ供給を続けることになる。これにより、インキ消費の多い排版、給版巻付け、版付け時に十分なインキ量をインキだまり14に供給することができる。よって、小部数印刷を行う場合でも版付け動作終了時まで十分なインキをインキだまり14に供給でき、印刷画像が簿くなってしまうという不具合を抑制することができる。
【0049】
図6におけるステップC5の後に、図4に示すステップB6からステップB11までの印刷動作や、インキ供給動作を実行するようにすれば、印刷動作時にインキだまり14のインキ量が少なくなった場合でもインキ供給を行えるので、印刷動作時におけるインキ不足を解消でき、良好な印刷物を得られる。よって、プリントスタートキー13が押された後に従来行われていたインキ供給動作がなくなるので、印刷動作前の待ち時問がなくなりファーストプリントまでの時間も短縮できる。
【0050】
図3に示す制御を実行する前に、図4に示すステップB1からステップB5及びステップB11や、図6に示すステップC1からステップC7を実行するようにしても良い。但し、ステップC1からステップC7を実行するには、図5に示す構成を付加することが必要となる。
【0051】
ここで、インキ供給量について説明する。
上述したインキポンプ9は、専用のインキポンプモータ8を備えているので、排版、製版、給版中において、印刷ドラム3が回転していない場合でもインキポンプモータ8でインキポンプ9を駆動することで、インキだまり14に対するインキ供給を行える。しかし、この場合でもインキローラ30が回転していないと、図7(a)に示すように、インキだまり14に供給されるインキが、インキだまり14と供給口9aとの周辺でインキ塊50となってしまう。これでは、インキを供給してもインキセンサ15が正確にインキ量を検出できず、また、インキ塊50の発生後にインキローラ30を回転してもインキの流動が妨げられてしまうことになる。
【0052】
このため、排版、製版、給版中で印刷ドラム3がたまにしか回転しないときに、インキポンプモータ8を駆動させる場合でも、インキセンサ15でインキ有りになるまでインキポンプモータ8を駆動するのではなく、上述のようなインキ塊50を発生させることのないインキを供給できる、インキポンプ9の駆動時間や回数を予め設定しておき、その設定された時間や回数だけインキポンプ9を駆動制御するとよい。
【0053】
例えば、インキポンプ8が一往復動作で約5gのインキを供給できる場合では、通常5g程度のインキがインキだまり14へ供給(補給)できれば、図7(b)に示すように、供給されるインキによってインキだまり14と供給口9aの周辺でインキ塊50が発生することはない。したがって、排版、製版、給版中には、インキだまり14のインキ量や印刷ドラム3の回転の有無にかかわらず、必ずインキポンプ9を一往復動作分だけ動作させるようにすればよい。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、印刷動作終了時にインキが不足している場合には、インキポンプが駆動されてインキ容器内のインキが印刷ドラム内に供給されて、次の排版動作前には印刷ドラムの内部に十分なインキが供給された状態となるので、インキポンプの大型化を抑えつつインキ供給にかかる不要な待機時間をなくして低コストでインキ不足を解消して良好な印刷を行える。
【0056】
請求項2記載の発明によれば、印刷動作は、印刷ドラム内のインキ量にかかわらず開始されるので従来の待機時間がなくなると共に、印刷動作終了時にインキが不足している場合にはインキ容器内のインキが供給されるので、次の排版動作前には印刷ドラムの内部に十分なインキが供給された状態となり、インキポンプの大型化を抑えつつインキ供給にかかる不要な待機時間をなくして低コストでインキ不足を解消して良好な印刷を行える。
【0057】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の印刷装置のインキ供給制御装置において、ストップキーが押されると、印刷状況にかかわらず印刷ドラムの回転が停止されるので、排版動作前には印刷ドラムの内部に十分なインキが供給された状態となり、インキポンプの大型化を抑えつつインキ供給にかかる不要な待機時間をなくして低コストでインキ不足を解消して良好な印刷を行えると共に、オペレータの意志が反映され装置の無駄な動作がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態を示す印刷装置のインキ供給制御装置の概略構成図である。
【図2】印刷用紙の通紙状態を示す図である。
【図3】インキ供給制御装置による制御の一形態を示すフローチャートである。
【図4】インキ供給制御装置による制御の別な形態を示すフローチャートである。
【図5】インキローラ近傍構成の変形例を示す部分拡大断面図である。
【図6】図5に示す構成を備えた印刷装置のインキ供給制御装置による制御の形態を示すフローチャートである。
【図7】(a)はインキだまりにおける不具合を示す拡大図、(b)はインキだまりの不具合解消状態を示す拡大図である。
【符号の説明】
2 製版スタートキー
3 印刷ドラム
3a 印刷ドラムの内周面
3b 印刷ドラムの外周面
6A 使用済みのマスタ
6B 新しいマスタ(製版済みマスタ)
7 制御手段
9 インキポンプ
10 インキ容器
15 インキ検出手段
17 ストップキー
21 印刷ドラムの駆動手段
30 インキローラ
34 インキローラ駆動手段
50 製版手段
70 排版手段
Claims (3)
- 印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にインキ容器内のインキを供給するインキポンプと、上記印刷ドラムの内部のインキ量を検出するインキ検出手段とを有し、設定された印刷枚数に応じた印刷動作を行う印刷装置において、
上記印刷動作が終了した時点における上記インキ検出手段からの信号がインキ不足を示す場合に上記インキポンプを駆動制御する制御手段を備えたことを特徴とする印刷装置のインキ供給制御装置。 - 印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にインキ容器内のインキを供給するインキポンプと、上記印刷ドラムの内部のインキ量を検出するインキ検出手段とを有し、設定された印刷枚数に応じた印刷動作を行う印刷装置において、
上記印刷動作が開始される時点における上記インキ検出手段からの信号にかかわらず上記印刷動作を開始すると共に、上記印刷動作が終了した時点における上記インキ検出手段からの信号がインキ不足を示す場合には、このインキ不足信号の出力がなくなるまで上記インキポンプの駆動動作を制御する制御手段を備えたことを特徴とする印刷装置のインキ供給制御装置。 - 請求項2または3記載の印刷装置のインキ供給制御装置において、
上記印刷ドラムを回転する駆動手段と、ストップキーとを有し、
上記制御手段は、上記印刷動作の終了前に上記ストップキーが押された場合には、その時点における上記インキ検出手段からの信号にかかわらず直ちに上記印刷ドラムを定位置で停止すべく上記駆動手段の駆動動作を制御することを特徴とする印刷装置のインキ供給制御装置。
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