JP3294364B2 - 製版機能付き孔版印刷装置 - Google Patents

製版機能付き孔版印刷装置

Info

Publication number
JP3294364B2
JP3294364B2 JP04542093A JP4542093A JP3294364B2 JP 3294364 B2 JP3294364 B2 JP 3294364B2 JP 04542093 A JP04542093 A JP 04542093A JP 4542093 A JP4542093 A JP 4542093A JP 3294364 B2 JP3294364 B2 JP 3294364B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stencil
printing
ink
plate cylinder
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04542093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06255223A (ja
Inventor
繁樹 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP04542093A priority Critical patent/JP3294364B2/ja
Publication of JPH06255223A publication Critical patent/JPH06255223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3294364B2 publication Critical patent/JP3294364B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製版機能付き孔版印刷
装置に関し、特にインキ通過構造の版胴を含む製版機能
付き孔版印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製版機能付き孔版印刷装置として、孔版
原紙に製版を行う製版手段と、前記製版手段により製版
された孔版原紙を外周面に巻き付け装着され内筒部にイ
ンキスキージング機構を有し自身の中心軸線周りに回転
駆動されるインキ通過構造の版胴と、前記インキスキー
ジング機構に印刷インキを計量供給する印刷インキ供給
手段と、前記版胴の外周面に巻き付け装着された孔版原
紙に印刷用紙を押し付けるプレスローラと、前記版胴と
前記プレスローラとの間に印刷用紙を一枚ずつ供給する
給紙手段とを有し、操作パネルに設けられた製版印刷ス
タートボタンがユーザ操作されることにより、前記製版
手段により孔版原紙に製版を行なって製版済みの孔版原
紙を外周面に巻き付け装着し、版胴を回転駆動して前記
印刷インキ供給手段、前記プレスローラ、前記給紙手段
を各々動作させて印刷用紙に孔版印刷を自動的に行う構
成された製版機能付き孔版印刷装置が既に知られてお
り、これは、例えば特公昭62−30117号公報に示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き製版機能付
き孔版印刷装置においては、版胴の内周側よりインキス
キージング機構により印刷インキがインキ通過性の多孔
構造部に押し込まれ、この多孔構造部に版胴が所要容量
の印刷インキを含浸保有して版胴外周面、即ち孔版原紙
装着面に印刷インキが滲み出ることにより孔版印刷が行
われるから、新品の版胴の使用に際しては、版胴が多孔
構造部に所要容量の印刷インキを含浸保有すべく版胴に
印刷インキを馴染ませるブレークインを行う必要があ
る。
【0004】このブレークインは製版印刷スタートボタ
ンが操作されたことにより開始される上述の如き通常の
印刷モードにて、白紙原稿による製版により無穿孔の孔
版原紙を外周面に巻き付け装着し、版胴を回転駆動して
前記印刷インキ供給手段、前記プレスローラ、前記給紙
手段を各々所定時間に亘って動作させることにより行わ
れ得るが、しかしこの場合は、給紙手段も通常通り動作
して必ず給紙が行われるため、印刷用紙が無駄になるこ
とがあり、またこれらの特殊な作業をユーザに強いるこ
とはユーザ負担を大きくし、製版機能付き孔版印刷装置
の操作性を低減することになる。
【0005】このため、従来一般には版胴のブレークイ
ンはメーカの工場にて専用機などにより行われている。
しかし、版胴のブレークインがメーカにて行われてこれ
が在庫品として長期間に亘って放置状態にあると、印刷
インキの経時変化により印刷インキが劣化し、出荷、販
売時には版胴が含んでいる印刷インキの性能が低下して
いる場合がある。
【0006】特に、色変えなどのために各色毎に専用の
版胴が準備され、これが、特公昭62−28758号公
報に示されている如く、カートリッジ式に印刷装置本体
に対して交換可能に装着される場合、販売店が各色の版
胴を即納できるよう、ブレークイン済みの各色の版胴を
在庫として保有している場合には、売れ残りにより版胴
が長期間に亘って放置状態に置かれる可能性が高くな
り、出荷、販売時には版胴が含んでいる印刷インキの性
能が既に低下していると云う問題が大きくなる。
【0007】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、専用機や面倒な操作、印刷用紙の無
駄な消費を必要とすることがなく版胴のブレークインが
ユーザに対する納品段階で簡便に行われ得るよう改良さ
れ、販売店などにおける版胴の放置期間に拘らず早期の
ブレークインによる弊害を解消する製版機能付き孔版印
刷装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、孔版原紙に製版を行う製版手段と、前記製
版手段により製版された孔版原紙を外周面に巻き付け装
着され内筒部にインキスキージング機構を有し自身の中
心軸線周りに回転駆動されるインキ通過構造の版胴と、
前記インキスキージング機構のインキ溜まり部に印刷イ
ンキを計量供給する印刷インキ供給手段と、前記インキ
溜まり部の印刷インキ容量が所定値以上であるか否かを
検出し、その印刷インキ容量が所定値以下のときはオフ
信号を出力するインキ量センサと、前記版胴の外周面に
巻き付け装着された孔版原紙に印刷用紙を押し付けるプ
レスローラと、前記版胴と前記プレスローラとの間に印
刷用紙を一枚ずつ供給する供給手段とを有する製版機能
付き孔版印刷装置において、通常の印刷モードとブレー
クインモードとを選択設定するモード設定操作手段と、
通常の印刷モードが設定されているときには、前記製版
手段により孔版原紙に製版を行って製版済みの孔版原紙
を外周面に巻き付け装着し、版胴を回転駆動して前記印
刷インキ供給手段、前記プレスローラ、前記供給手段を
各々動作させて印刷用紙に孔版印刷を行う一連の制御を
行い、ブレークインモードが設定されているときであっ
て、かつ、前記インキ量センサの出力がオフ信号のとき
は、未製版の孔版原紙を版胴の外周面に巻き付け装着
し、版胴を回転駆動して前記印刷インキ供給手段および
前記プレスローラを動作させ印刷インキを版胴に馴染ま
せる制御を行う制御手段とを有していることを特徴とす
る製版機能付き孔版印刷装置によって達成される。
【0009】
【作用】上述の如き構成によれば、通常の印刷モードが
設定されると、従来と同様の通常の孔版印刷が行われ
る。これに対し、ブレークインモードが設定されると、
未製版の孔版原紙が版胴の外周面に巻き付け装着され、
版胴を回転駆動して前記印刷インキ供給手段および前記
プレスローラを動作させて印刷インキを版胴に馴染ませ
る動作、即ち版胴のブレークインが通常使用機にて自動
的に行われる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0011】図1は本発明による製版機能付き孔版印刷
装置の一実施例を示している。製版機能付き孔版印刷装
置は、原稿読み取り部11と、製版部13と、印刷部1
5とを有している。
【0012】原稿読み取り部11は、イメージスキャナ
であり、副走査方向に搬送される原稿の画像の読み取
りを行うラインイメージセンサ17と、原稿を副走査方
向に搬送する原稿送りローラ(プラテンローラ)19と
を有している。
【0013】製版部13は、原紙ロール部21と、横一
列に配置された複数個の点状発熱体により構成されたサ
ーマルヘッド23と、原紙送りローラ(プラテンロー
ラ)25および原紙送りローラ27と、原紙案内ローラ
29、31、33と、原紙カッタ35とを有し、サーマ
ルヘッド23の複数個の点状発熱体が各々個別に選択的
に発熱することにより、感熱性の孔版原紙Mにドットマ
トリックス式に感熱穿孔製版を行い、原紙カッタ35に
より製版後の孔版原紙Mの切断を行うようになってい
る。
【0014】印刷部15は自身の中心軸線周りに図にて
反時計廻り方向へ回転駆動される多孔構造のインキ通過
性の版胴37を有し、版胴37は、外周部に原紙クラン
プ装置39を有し、原紙クランプ装置39により孔版原
紙Mの先端をクランプして孔版原紙Mを巻き付け装着さ
れる。尚、従来と同様に版胴37は原紙クランプ装置3
9の配置部分などを除いた印刷有効領域のみを多孔構造
とされている。
【0015】版胴37内には、自身の中心軸線周りに回
転可能に配置され版胴37の内周面に摺接するスキージ
ローラ41と、スキージローラ41に微少間隔をおいて
固定配置されスキージローラ41と共にインキ溜まり部
43を形成するドクタローラ45とによるインキスキー
ジング機構が設けられている。
【0016】版胴37内にはインキ供給源であるインキ
ボトル47が交換可能に配置されており、インキボトル
47の印刷インキは、インキ供給ポンプ49により吸い
出され、デリバリパイプ51によりインキ溜まり部43
へ送り出される。
【0017】インキ溜まり部43にはインキ溜まり部4
3における印刷インキの容量が所定値以上であるか否か
を検出するインキ量センサ53が設けられており、イン
キ量センサ53は後述の制御系に検出結果を示す信号を
出力する。このインキ量センサ53は実公平3−283
42号公報に示されている如き静電容量型のものであっ
てよい。
【0018】版胴37の下方にはプレスローラ55が設
けられており、プレスローラ55は、図示されていない
カム機構により版胴37の回転に同期して実質的に上下
動し、版胴37の多孔構造領域に対応する範囲で版胴3
7の外周面に巻き付け装着されている孔版原紙Mに印刷
用紙Pを押し付ける作用を行う。
【0019】印刷部15の一方の側には給紙部57が、
印刷部15の他方の側には排紙部65が各々設けられて
いる。
【0020】給紙部57は、印刷用紙Pを積み重ね載置
される給紙台59と、給紙台59より印刷用紙Pを一枚
ずつ取り出すピックアップローラ61と、印刷用紙Pを
版胴37とプレスローラ55との間に所定のタイミング
にて送り出すタイミングローラ63とを有している。
【0021】排紙部65は、印刷用紙Pを版胴37より
はぎ取るはぎ取り爪67と、排紙送りベルト部69と、
印刷済みの印刷用紙を積層される排紙台71とを有して
いる。
【0022】また印刷部15の一方の側には使用済みの
孔版原紙Mを版胴37より引き剥してこれを排版ボック
ス73内へ送り込む排版ローラ75を含む排版部77が
設けられている。
【0023】図2は上述の如き構成よりなる製版機能付
き孔版印刷装置の制御系の一実施例示している。この
制御系は、マイクロプロセッサなどにより構成されたC
PU81と、制御プログラムを格納したROM83と、
入力情報などを随時記憶するRAM85とを有し、イン
キ量センサ53、その他、図示されていない各種セン
サ、スイッチが出力する信号および操作パネル87のキ
ー操作による信号を入力し、原稿読み取り部11、製版
部13、印刷部15、給紙部57、排紙部65、排版部
77の各々へ動作指令を出力する。
【0024】CPU81は、インキ量センサ53よりイ
ンキ溜まり部43における印刷インキの容量が所定値以
上であるか否かに関する情報を入力し、インキ溜まり部
43における印刷インキの容量が所定値以上でない場合
にはインキ供給ポンプ49の駆動モータ49mを駆動す
る指令を出力し、インキ溜まり部43における印刷イン
キの容量が所定値以上である場合にはインキ供給ポンプ
49の駆動モータ49mを駆動を停止する指令を出力す
る。これによりインキ供給ポンプ49の運転がインキ溜
まり部43における印刷インキの容量に応じて制御さ
れ、インキ供給ポンプ49により印刷インキがインキ溜
まり部43へ計量供給される。尚、このインキ供給制御
は、版胴37が回転駆動され、これに伴いスキージロー
ラ41が回転している時にのみ有効に行われる。
【0025】操作パネル87には、製版印刷スタートキ
ー89、印刷枚数設定キー91以外に、通常の印刷モー
ドとブレークインモードとを選択設定するモード設定キ
ー93が設けられており、この操作パネル87はユーザ
により操作されるモード設定操作手段をなしている。
【0026】CPU81は、制御プログラムを実行し、
基本的には、モード設定キー93により通常の印刷モー
ドが設定されているときには、原稿読み取り部11によ
り原稿画像を読み取り、この原稿画像に基づいて製版部
13により孔版原紙Mに製版を行い、製版済みの孔版原
紙Mを外周面に巻き付け装着し、版胴37をメインモー
タ37mにより回転駆動してプレスローラ55、給紙部
57、排紙部65を各々動作させて印刷用紙Pに孔版印
刷を行う一連の制御を行い、ブレークインモードが設定
されているときには、製版部13の原紙送りローラ2
5、27を動作させて未製版の孔版原紙Mを版胴37の
外周面に巻き付け装着し、版胴37をメインモータ37
mにより回転駆動してインキ供給ポンプ49、プレスロ
ーラ55を動作させて印刷インキを版胴37に馴染ませ
る制御を行う。
【0027】図3は本発明による製版機能付き孔版印刷
装置の動作フローを示している。この動作フローにおい
ては、先ずモード設定キー93によりブレークインモー
ドが設されているか否かを判別する(ステップ10)。
ブレークインモードでない場合はモード設定キー93に
より通常の印刷モードが設定されているか否かを判別す
る(ステップ20)。
【0028】通常の印刷モードが設定されていれば、次
に製版印刷スタートキー89が操作されることを監視し
(ステップ30)、製版印刷スタートキー89が操作さ
れれば、排版部77を動作させて版胴37に装着されて
いる使用済みの孔版原紙Mを版胴37より剥ぎ取り、こ
れを排版ボックス73内に廃棄搬送する排版処理を行い
(ステップ40)、原稿読み取り部11により原稿画像
を読み取り、この原稿画像に基づいて製版部13により
孔版原紙Mに製版を行う原稿読み取り・製版処理を実行
する(ステップ50)。
【0029】次に製版された孔版原紙Mを原紙送りロー
ラ25、27により版胴37へ送り、孔版原紙Mの先端
を原紙クランプ装置39によりクランプし、この孔版原
紙Mのクランプ完了後にメインモータ37mにより版胴
37の回転を開始し、孔版原紙Mを版胴37の外周面に
巻き付け装着する着版処理を行う(ステップ60)。な
お、この着版過程において孔版原紙Mは所定長さにて
カッタ35により切断される。
【0030】着版が完了すると、メインモータ37mに
よる版胴37の回転駆動のもとにプレスローラ55、給
紙部57、排紙部65を各々所定の要領にて動作させて
印刷用紙Pに孔版印刷を行う通常印刷処理を従来と同様
に行う(ステップ70)。この通常印刷処理は印刷枚数
設定キー91により設定された印刷枚数の印刷が完了す
るまで続けられ、印刷枚数の印刷が完了すると、印刷動
作を停止する(ステップ80、90)。
【0031】尚、この通常印刷過程においては、従来と
同様に、インキ量センサ53がインキ溜まり部43の印
刷インキの容量を監視しており、インキ量センサ53が
検出するインキ溜まり部43の印刷インキの容量に応じ
て駆動モータ49mによるインキ供給ポンプ49の駆動
が制御され、インキ溜まり部43の印刷インキの容量が
適正値に保たれる。
【0032】ブレークインモードが設定されれば、先ず
インキ量センサ53の出力信号がオンであるか否か、即
ちインキ溜まり部43における印刷インキの容量が所定
値以上であるか否かを判別する(ステップ100)。イ
ンキ量センサ53の出力信号がオンであるとき、即ちイ
ンキ溜まり部43における印刷インキの容量が所定値以
上あるときは、既にブレークインが行われ、改めてブレ
ークインを行う必要がないので、このブレークインモー
ドの設定をキャンセルする。
【0033】これに対しインキ量センサ53の出力信号
がオンでない場合は、次に製版印刷スタートキー89が
操作されることを監視し(ステップ110)、製版印刷
スタートキー89が操作されれば、サーマルヘッド23
を動作停止状態に保って未製版の孔版原紙Mを原紙送り
ローラ25、27により版胴37へ送り、孔版原紙Mの
先端を原紙クランプ装置39によりクランプし、この孔
版原紙Mのクランプ完了後にメインモータ37mにより
版胴37の回転を開始し、孔版原紙Mを版胴37の外周
面に巻き付け装着する着版処理を行う(ステップ12
0)。なお、この着版過程においても孔版原紙Mは所定
長さにて原紙カッタ35により切断される。
【0034】着版が完了すると、メインモータ37mに
よる版胴37の回転駆動のもとにプレスローラ55を動
作させる。このときには給紙部57、排紙部65は動作
されず、給紙は行われない。従ってプレスローラ55は
版胴37の外周面に巻き付け装着された未製版の孔版原
紙Mに圧接する。また未製版の孔版原紙Mを版胴37の
外周面に巻き付け装着するために版胴37が回転駆動さ
れている時からインキ量センサ53がインキ溜まり部4
3の印刷インキの容量を監視しており、このブレークイ
ン開始時にはインキ溜まり部43に印刷インキがないの
で、インキ量センサ53はオフ信号を出力する。これに
よりブレークイン開始時には駆動モータ49mによりイ
ンキ供給ポンプ49が駆動され、インキボトル47の印
刷インキがインキ溜まり部43へ供給される(ステップ
130)。
【0035】インキ溜まり部43に供給された印刷イン
キは、スキージローラ41により版胴37の内周面に送
られ、プレスローラ55が動作している状態にて版胴3
7の多孔構造部にスキージングによって押し込まれる。
【0036】インキ量センサ53は引き続きインキ溜ま
り部43の印刷インキの容量を監視おり(ステップ14
0)、版胴37の多孔構造部に所要容量の印刷インキが
含浸すると、これより以降、インキ溜まり部43のイン
キ容量が増大するようになり、インキ溜まり部43のイ
ンキ容量が所定値まで増大すると、駆動モータ49mに
よるインキ供給ポンプ49の駆動を停止し、またメイン
モータ37mによる版胴37の回転駆動を停止する共に
プレスローラ55の動作を停止させ、ブレークインを完
了する(ステップ150)。
【0037】
【0038】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による製版機能付き孔版印刷装置によれば、ブレークイ
ンモードが設定されると、未製版の孔版原紙が版胴の外
周面に巻き付け装着され、版胴を回転駆動して前記印刷
インキ供給手段および前記プレスローラを動作させて印
刷インキを版胴に馴染ませるブレークインが通常使用機
にて自動的に行われるから、専用機や面倒な操作、印刷
用紙の無駄な消費を必要とすることがなく版胴のブレー
クインがユーザ先において実際の使用開始直前に簡便に
行われ得るようになる。このこにより販売店などにおけ
る版胴の放置期間に拘らず早期のブレークインによる弊
害が発生するが回避される。またこの版胴のブレークイ
ンは通常の印刷を行う通常の製版機能付き孔版印刷装置
において特別な部品、装置を追加することなく行われ、
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製版機能付き孔版印刷装置の一実
施例を示す概略構成図。
【図2】本発明による製版機能付き孔版印刷装置の制御
系の一実施例を示す概略構成図。
【図3】本発明による製版機能付き孔版印刷装置の動作
フローを示すフローチャート。
【符号の説明】
11 原稿読み取り部 13 製版部 15 印刷部 23 サーマルヘッド 35 原紙カッタ 37 版胴 41 スキージローラ 47 インキボトル 49 インキ供給ポンプ 53 インキ量センサ 55 プレスローラ 57 給紙部 65 排紙部 77 排版部 81 CPU 87 操作パネル 93 モード設定キー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔版原紙に製版を行う製版手段と、前記
    製版手段により製版された孔版原紙を外周面に巻き付け
    装着され内筒部にインキスキージング機構を有し自身の
    中心軸線周りに回転駆動されるインキ通過構造の版胴
    と、前記インキスキージング機構のインキ溜まり部に印
    刷インキを計量供給する印刷インキ供給手段と、前記イ
    ンキ溜まり部の印刷インキ容量が所定値以上であるか否
    かを検出し、その印刷インキ容量が所定値以下のときは
    オフ信号を出力するインキ量センサと、前記版胴の外周
    面に巻き付け装着された孔版原紙に印刷用紙を押し付け
    るプレスローラと、前記版胴と前記プレスローラとの間
    に印刷用紙を一枚ずつ供給する供給手段とを有する製版
    機能付き孔版印刷装置において、 通常の印刷モードとブレークインモードとを選択設定す
    るモード設定操作手段と、 通常の印刷モードが設定されているときには、前記製版
    手段により孔版原紙に製版を行って製版済みの孔版原紙
    を外周面に巻き付け装着し、版胴を回転駆動して前記印
    刷インキ供給手段、前記プレスローラ、前記供給手段を
    各々動作させて印刷用紙に孔版印刷を行う一連の制御を
    行い、 ブレークインモードが設定されているときであって、か
    つ、前記インキ量センサの出力がオフ信号のときは、未
    製版の孔版原紙を版胴の外周面に巻き付け装着し、版胴
    を回転駆動して前記印刷インキ供給手段および前記プレ
    スローラを動作させ印刷インキを版胴に馴染ませる制御
    を行う制御手段とを有していることを特徴とする製版機
    能付き孔版印刷装置。
JP04542093A 1993-03-05 1993-03-05 製版機能付き孔版印刷装置 Expired - Lifetime JP3294364B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04542093A JP3294364B2 (ja) 1993-03-05 1993-03-05 製版機能付き孔版印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04542093A JP3294364B2 (ja) 1993-03-05 1993-03-05 製版機能付き孔版印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06255223A JPH06255223A (ja) 1994-09-13
JP3294364B2 true JP3294364B2 (ja) 2002-06-24

Family

ID=12718782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04542093A Expired - Lifetime JP3294364B2 (ja) 1993-03-05 1993-03-05 製版機能付き孔版印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3294364B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4774277B2 (ja) * 2005-11-07 2011-09-14 東北リコー株式会社 孔版印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06255223A (ja) 1994-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2828473B2 (ja) 製版印刷装置
GB2208279A (en) Printer device using a mimeograph
JP3779847B2 (ja) 孔版印刷装置
US7441498B2 (en) Image forming system
EP0943448B1 (en) Method for predicting printing density in stencil printing and device for the same
JP3294364B2 (ja) 製版機能付き孔版印刷装置
JP2004243725A (ja) 画像形成方法および装置並びに消耗品
JP2001246828A (ja) 孔版印刷装置及び該孔版印刷装置の孔版原紙への皺防止方法
JP2006062376A (ja) 孔版印刷装置
US7536950B2 (en) Stencil printing system with print pressure controlling means
JPH1120296A (ja) 製版印刷装置
JP3827902B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2001246827A (ja) 孔版印刷装置及び孔版印刷方法
JP2002086885A (ja) 印刷制御装置、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体、印刷システム
JP2019038131A (ja) 印刷装置及び印刷圧力制御方法
JP3441023B2 (ja) 多色印刷方法およびそれを用いた多色印刷装置
JP2001162916A (ja) 孔版印刷装置
JP2000190443A (ja) 製版印刷装置
JP2002144690A (ja) 孔版印刷装置および孔版印刷方法
JP4921030B2 (ja) 孔版印刷装置
WO2005072969A1 (ja) 孔版印刷装置およびインク容器
JP2000343803A (ja) 孔版印刷装置
JP2004299156A (ja) 画像形成装置
JP2000218918A (ja) 印刷装置のインキ供給制御装置
JPH09174992A (ja) 孔版印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020304

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090405

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100405

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110405

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120405

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130405

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term